アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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醜いNHKの特別あて所配達

2022年04月29日 21時07分28秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
NHKから「特別あて所配達」という名の謎の郵便物が届きました。郵便物の中身を確認したら放送受信契約書とその手続き案内でした。契約書に記入して、5月7日の返送期日までに、NHKに送り返すように書かれていました。
 
今までNHKの受信料なんて払っていなかったので、「遂に来たるべき物が来たか」と若干焦りました。しかし同時に、「そもそも何故、他の民放には払っていない受信料をNHKにだけ払わなければならないのか?」ずっと疑問だったので、この謎の郵便物の由来について調べてみました。
 
「特別あて所配達」と書かれた封書の但書の下には、ご丁寧に「これは、住所又は居所のみを記載した郵便物です」と説明書きが書かれていました。「居所」と言うのは、下宿先や単身赴任先として、住民票の住所とはまた別の場所に住んでいる場合を指します。
 
つまり、宛先の住所(居所)だけが書かれており、宛名が書かれていない郵便物が届いたのです。私、そんな郵便物を生まれて初めて見ました。なんか変な気分です。相手の名前が分からなくても住所さえ分かれば送れる郵便物?そんな物が果たしてこの世の中に存在するのだろうか?
 
イメージとして一番近いのはダイレクトメールですか。マンションの集合ポストに毎日山のように入っているピザ屋や不動産会社、インターネット接続業者の広告。その中でも、私はもらった事はありませんが、闇金が多重債務者の名簿を基に送り付けて来るダイレクトメールなんかが、一番近いんじゃないでしょうか。これも住所だけでなく宛名も入っていますが、強いて一番近いものを上げるとすれば、これぐらいしか思い浮かびません。
 
闇金にとっては、顧客の多重債務者は全てただの金ヅル。「債務者がどんな人で、今までどういう人生を送って来て、何故闇金のお世話にならなければならなくなったのか?」なんて事は、実は闇金にとってはどうでも良くて、ただ貸金を回収できればそれで良いのですから。まさに「特別あて所配達」にピッタリの顧客じゃないですか。
 
 
受取人の氏名が不明であっても、受取人の住所または居所が分かっていれば郵便物を配達してほしいというニーズがあることなどを踏まえ、事前にご利用のお申し出をいただいた上、受取人の住所または居所が記載され、かつ、受取人の氏名が記載されていない郵便物をその住所または居所にお届けする新たな特殊取扱として、特別あて所配達郵便の取り扱いを試行します。
 
…という事が書かれていました。どこにそんな「ニーズ」があるのか?思わず突っ込みを入れたくなりますがw。
 
 
その為に、1通84円の定形郵便物の基本料金に200円の特別配達料が上乗せされた284円で、1年間の期間限定(2021年6月21日〜2022年6月20日)で、このサービスを試験的に始める事にしたそうです。
 
建前上は、NHKの受信契約締結、受信料支払督促だけでなく、それ以外の企業やサービスでも、この「特別あて所配達」を使う事が出来るようです。
 
でも、どこに、こんな1通284円もかけてダイレクトメールを送る企業があるのでしょうか?こんなバカ高いサービスを使うくらいなら、新聞の折り込み広告やDM業者、ポスティング業者のサービスを使う方が、はるかに安上がりで効率的にダイレクトメールを送る事が出来ます。
 
よくよく調べたら、このサービスは、NHK受信料回収率向上と、低迷する郵便需要の喚起を狙って、総務省が音頭を取って導入したサービスのようです。本当はNHKの受信料回収だけに使いたいのでしょうが、それを露骨に書いちゃうと、「今は日本郵政も民間企業なのに、何故NHKだけ特別扱いするのか?」と叩かれるので、こんな形にしたのでしょう。
 
そりゃあ、NHKや日本郵政にとっては、このサービスは願ったり叶ったりでしょう。
 
NHKは、今まで年間300億円もかけて、大量のアルバイトを雇って受信料集金業務をしていたが、コロナの影響で、最近は集金もままならなくなりました。それが特別あて所配達を使うと、その10分の1の費用で、契約書(請求書)の送達が出来るようになったのですから。
 
日本郵政の方も、ネットの普及で手紙を出す人が減り、小荷物配達も宅急便サービスに食われる中で、1通284円もの高額で大口の配達料収入が見込めるようになりました。
 
でも、こんな郵便物を受け取った所で、「NHKの受信料を払う気になるか?」と聞かれたら、誰もが「否」と答えるでしょう。
 
保険の外交員ですら、保険を薦める時は、相手の年齢や職業、年収を考えて、その人に一番合う保険を薦めるのに。相手の名前も氏素性も分からないまま、「ただカネさえ回収出来たら良い」と、こんな「闇金のダイレクトメール」みたいな郵便物もらって、誰が受信料払う気になりますか?
 
「NHKは、俺らを多重債務者と同じように見なしているのか?俺らはただの金ヅルか?NHKはいつから闇金に成り下がったのか?そんな扱いするなら、もう絶対にNHKの受信料なんか払わない!」となるでしょう。これでは完全に逆効果です。
 
「相手がNHKを視聴しているかどうか?」や、それ以前に「実際に人が住んでいるかどうか?」も定かでないのに、ただ実在の住所があるという理由だけで、こんなオレオレ詐欺みたいな迷惑メールを送りつけられても、逆に反感しか生まれません。
 
確かに特別はい所配達で契約書を送れば、契約・集金の営業マンを雇うよりも安い費用で契約書を送る事が出来ます。しかし、いくら契約書が届いても、視聴者が契約書にサインしなければ契約は成立しません。その肝心の視聴者が「名無し」のままで、どうやって未収金の回収をするつもりかw。どう考えても税金の無駄遣いでしかない。
 
反発食らうだけ、税金の無駄遣いで済むだけならまだ良いです。下手したらこれ、犯罪に悪用されてしまいますよ。誰かがNHKを装って、一人暮らしの高齢者をターゲットに、「NHKの受信料を払って下さい!今すぐ指定先の銀行口座に受信料を振り込んで下さい!」と、マンションの集合ポストに片っ端から投函していったら、どうなります?何も知らない高齢者の中には、慌てて金を振り込む人もいるでしょう。天下のNHKが、こんな反社みたいな事して果たして良いのでしょうか?
 
NHKが不偏不党、公正中立の公共放送として、権力におもねる事なく、真実を追求し、金儲け主義でスポンサー言いなりの民放には真似の出来ない報道をしているなら、私もNHKの受信料を払う気になります。
 
しかし今のNHKはどうか?「政府が右と言うのに左とは言えない」というような事を平気で言う会長の下で、民放と同じように、政府の顔色をうかがい、総理大臣の記者会見もそのまま垂れ流すだけで、まるで政府広報みたいな放送しかやらない今のNHKに、誰が受信料なんか払う気になるか!
 
案の定、職場の人間に聞いても、誰もNHKの受信料なんて払っていませんでした。「自分の親はNHKの集金人を不法家宅侵入で追い返した」「高校野球の中継を見ていた時に集金人が来ても、それでも追い返してやった」…そんな武勇伝を一杯聞く事が出来ました(^^)。
 
いくら放送法の条文を盾に、「公共放送だから受信料を払わなければならない」と言われても、それに相応しい仕事をしていなければ、誰も払う気にはなりません。そんなに受信料を払ってほしければ、それだけの仕事をして下さい。それが、親方日の丸まるだしで、まるで闇金みたいな態度で、反社みたいな事して。これで「受信料払え」と言われても、誰が払う気になりますか?「人をバカにするな!」と言いたいです。
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自分とこの社員をバカ呼ばわりする暇があるなら

2022年04月27日 17時27分18秒 | 職場人権レポートVol.3
物流コンサルタントの話によると、運送会社の社長の中には、自分の会社のドライバーを平気でバカ呼ばわりする人が決して少なくないそうです。くだんの物流コンサルタントが、物流システムの改善を提案しても、「うちのドライバーはバカばっかりだから、そんなシステムを提案されても、よう使いこなせない」と返されるそうです。
 
確かに、そういう一面があるのは事実です。私の勤め先も、スーパーの物流センター業務を請け負っている運送会社ですが、小学校で習うような算数の計算も出来ない人がいるのは事実です。例えば、「1段8ケースで8段積みのパレットが6枚あるので合計384ケース。伝票の数量通りで検品オーケー」と、普通はなるのですが、中には40歳を過ぎても、その程度の計算も出来ない人も中にはいるので、運送会社の社長がそう言いたくなる気持ちも分からなくはないです。
 
しかし、それでも、赤の他人が言うならまだしも、当の社長が自分の会社の従業員をバカ呼ばわりしてはダメでしょう。自社の従業員をバカ呼ばわりするという事は、その従業員を雇った自分自身や自分の会社もバカ呼ばわりするという事です。それでは「他人からバカ呼ばわりされても一切文句は言いません」と、認めてしまう事になってしまいます。
 
そして、それはあくまで一面に過ぎません。どんな仕事でも、本当にこなそうと思えば、それなりに頭を働かさなければ出来ません。トラックの運転や商品の積み方一つとっても、それは同じです。納期や道路状況によって運転の仕方やコースを変えなければなりませんし、商品の形状によって積み方を変えなければなりません。バカにも出来る仕事なぞ、本当は何もないのです。
 
この物流コンサルタント氏によると、運送会社の従業員に自己肯定感の低い人(自社の従業員をバカ呼ばわりする人)が多いのは、下記の理由によるのだそうです。
 
①従業員20人以下の小企業が多く、切磋琢磨の機会に乏しい。
②荷主の言いなりにならざるを得ない会社が多く、無理な納期や無駄な待機時間も受け入れざるを得ない中で、次第に諦め根性に染まってしまう。
③長年に渡り同じ荷主と取引する中で、どうしても「井の中の蛙」になってしまう。
 
上記の①については、我が社は既に数百人の社員を抱える中堅企業に成長したので、当てはまらないかも知れません。でも、その社員数も事業所毎に割り振れば、小規模な事業所については結構当てはまるのではないでしょうか。他の②や③の理由に至っては、まさにその通りだと思います。「自己肯定感が低い」と言うのは、平たく言えば「自信がない」心理状態の事です。劣等感に凝り固まって、「自分にはそんな事は出来ない」と、ハナから諦めてしまっている。そんな状態を指します。
 
 
昨日午後の作業でも、それを痛切に感じました。昨日私は、午後から麺つゆ等、惣菜商品の仕分け応援に入りました。麺つゆの仕上がり時刻は、最初18時ぐらいだったので、私達が仕分けに携わる事はまずありませんでした。しかし、その後、仕上がり時刻が早まるに連れて、私達も仕分けに携わる機会が増えるようになりました。
 
今は15時前後に仕上がるので、ギリギリのタイミングで作業を進めなければならなくなってしまいました。通常は数人で作業を進めるのですが、昨日は1人しか人手がいませんでした。だから私も急きょ応援に入る事になったのですが、それでも2人だけでは、どうにか終わらせるだけで手一杯です。
 
しかも、もう1人のバイトは15時上がり、私も16時までの雇用契約なので、その時刻を過ぎたら、もう毎日、残業でしのがなくてはならなくなります。商品に異常が何もなければそれでも良いですが、もし商品に納品数の間違いや、ピンホール等の異常が見つかれば、15時以降は私一人で全部対応しなければならなくなります。
 
その一方で、14時半頃までは、ほとんど何もする事がないのです。4月11日からの体制変更で、午前の作業終了時刻が13時から12時に1時間早くなりました。私達は12時に昼休みに入り、13時から午後の作業に入ります。午後からの作業で、まず最初にやるのは、仕分け用のカゴ車や台車をセットする事ですが、これらは午前中からある程度進めているので、13時半にはあらたか終わってしまいます。
 
その後すぐに商品が納品されれば何も問題はないのですが、実際は14時半過ぎにならないと、主な商品は何も入って来ません。昨日も14時半ぐらいまではそんな状態でした。だから、私はそれまで自主的に別の作業の応援に入りましたが、なかには手持ち無沙汰に掃除で時間を潰す人もいました。
 
それなら、麺つゆだけでも、もっと早く仕上げる事は出来ないものでしょうか。麺つゆは惣菜部門で自力生産している商品です。原材料と製造する人さえ揃える事が出来れば、幾らでも仕上がり時刻を早める事が出来る筈です。それも1時間も2時間も早めろと言っている訳ではありません。18時から15時まで早める事が出来たのなら、もう後30分ぐらい早める事は十分可能なはずです。
 
ところが、うちの社員は、そんな発想自体が思い浮かばないのです。「麺つゆの仕上がり時刻を決めるのは先方で、我々が注文付けれる筋合いではない」と。結果、最初は暇を持て余し、最後にバタバタと人海戦術で乗り切るしかなくなるのです。
 
結果オーライならそれでも良いでしょう。しかし、いつも結果オーライとは限りません。作業に異常や事故は付き物です。そうなっても対処出来るようにするのが社員の役割なのに、ここの社員と来たら、相変わらず奴隷根性に囚われ、相手の言いなりで、それを人海戦術や根性論で乗り切ろうとするしか能がないのです。
 
そんな姿勢で事故やミスが減るわけがないでしょう。何の為に毎日バイトに作業日報を書かせているのですか?作業にムラや無駄がないか洗い出す為に、各作業の終了時刻を記入させているのでしょう。ところが、現状は「ただ付けるだけ」に終わってしまっています。そんな無駄な作業日報なら、一層の事、廃止してしまった方がマシです。
 
 
また、何の為にヒヤリハット調査をやっているのですか?作業場に危険箇所がないか洗い出して、少しでも事故やミスを減らすのが、ヒヤリハットの目的でしょう。ところが、上の顔色をうかがうばかりで、上の耳の痛い事は何も書かず、「掃除の出来ていない箇所」の調査でお茶を濁すだけ。そんな下らない調査に時間を費やすくらいなら、ゴミの一つでも拾ったらどうでしょうか?他の者にも拾うように指導したらどうでしょうか?
 
また、うちの職場には、お茶を濁すだけでなく、何かと言えばすぐに逆ギレする奴も少なくありません。物流や運輸等のガテン系の職場で、喧嘩や揉め事が絶えないのは、決して偶然ではありません。「長いものに巻かれろ」の「社畜の奴隷根性」が染み付いた職場では、上に何も言えない鬱憤は、下に八つ当たりで晴らすしかないのです。だから、同僚同士の諍(いさか)い(争い事)やパワハラが後を絶たないのです。これは過去に私も何度も経験しました。
 
しかも会社は、それを就業規則で、「諍い禁止」と言う名の「喧嘩両成敗」で揉み消そうとします。パワハラの被害者が何故、加害者の巻き添えで処罰されなければならないのか?パワハラで罰せられるべきは、加害者であって被害者ではありません。
 
「荷主には逆らえない」と言うのも、私に言わせれば、ただの言い訳に過ぎません。いくら金を持っていても、トラックやフォークリフトを保有していても、それに乗って動かす人がいなければ、仕事は回らないのですから。自分たちの勝手な都合で、18時から15時までどんどん作業を早めておきながら、何故もう30分そこら早める事が出来ないのか?要は「改善する気があるか、どうか?」。それだけです。
 
従業員を使い捨て出来たのは昔の話。今や少子高齢化でドライバーは金の卵です。しかし、いくらそんなチャンスがあっても、上にはペコペコ、下には偉そう。社畜の奴隷根性で、何年経っても改善出来ない。いつまで経っても進歩しない・・・。そんな社員や会社が、この厳しい世の中で、生き残っていけるはずがないでしょう。
 
ちょうど今、北海道・知床半島沖の遊覧船沈没事故の話題が世間を賑わしています。今朝の朝刊各紙にも、くだんの遊覧船運航会社が、雪の重みで折れた無線アンテナの補修もせずに、悪天候の中、遊覧船を運航させていた事が報じられていました。SOSの第一報も、遊覧船保有会社ではなく、他社の無線傍受によって海上保安庁に通報されました。
 
この一件で、世間はここぞとばかりに、この遊覧船所有会社を叩きに出るでしょう。勿論、この遊覧船会社の儲け優先、保安無視の姿勢は叩かれて然るべしです。
 
しかし、それを叩く我々も、職場の問題点を見て見ぬ振りして来たという点では、この遊覧船運行会社と、五十歩百歩ではないでしょうか?本当にバカなのは、計算もできない社員ではなく、その社員を育成出来なかった社長なのです。自分とこの社員をバカ呼ばわりしている暇があるなら、少しでもバカをカシコにする方法を考えるべきでしょう。
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始発前の謎の電車

2022年04月23日 21時44分10秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

遂に「謎の電車」の撮影に成功しました!
 
今朝、ニュートラム南港口駅付近の陸橋の上から撮りました。撮影時刻は午前5時21分です。コスモスクエア行き始発電車の住之江公園駅発車時刻は午前5時36分なので、それより前の5時21分にここを電車が通る事は普通あり得ません。
 
ところが、早番勤務で自転車通勤の途中に、たびたびこの付近で電車が追い抜いていくのを目撃したので、何故こんな時刻に電車が走っているのか、ずっと謎でした。
 
そこで先日、住之江公園駅の駅員に聞いたら、始発前に始業点検電車を走らせて、線路に異常がないか確認しているとの事でした。ニュートラムは無人自動運転で運行するので、この様な形で始業点検を実施しているのです。この(仮称)始業点検電車は、コスモスクエアから住之江公園まで走らせ、またコスモスクエアまで戻る形で運行しているのだそうです。「謎の電車」の正体は、この始業点検電車でした。
 
ニュートラムの始発電車よりも前に、そんな電車が走っているなんて全然知りませんでした。これが終電の後なら、車庫に戻る回送電車が走る事はよくあります。しかし、今回のように、始発電車の走るわずか15〜20分ぐらい前に、住之江公園駅から、車庫のある中ふ頭駅にわざわざ逆戻りするような形で、回送電車を走らせるような事を、効率重視の鉄道会社がするだろうか?
 
そう思った私は、その始発より前の電車の映像をカメラに収める事にしました。しかし「言うは易く行うは難し」。ニュートラムの映像を高架の下から綺麗に撮るのは、そんなに簡単な事ではありません。撮影ポイントをあちこち探した挙句、ようやく今いるこの陸橋にたどり着きました。
 
この陸橋はニュートラムの南港口駅と南港東駅の間にあります。スロープになっていて、高架のすぐ下で住之江通りをまたいでいます。住之江公園駅を午前5時36分に出た始発電車は、この付近を5時41分に通過します。それより20分も前に、こんな所を電車が通過するなんて、普通はあり得ません。
 
ところが実際は、その「あり得ない」事が現に起こりました。午前5時21分に、「謎の電車」がここを通過して行きました。全国の鉄道ファンの中でも、始発前の電車の撮影に成功したのは、私ぐらいのものではなかろうかw
 
 
 
終電が出てから始発までの深夜の時間帯に線路を走るのは、夜行列車、貨物列車、回送電車、保線工事車両の4種類しかありません。この「謎の始業点検電車」は、分類上は保線工事車両に当たるのでしょう。
 
しかし、マルタイ(マルチプルタイタンパー)などの専用の工事用車両ではなく、普通の電車が、始業点検用に線路を走行していた点に、非常に興味を覚えました。今回は非常にニッチな鉄道撮影となりましたが、私にとっては貴重なお宝映像です。
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ただの清掃予定表と化してしまったヒヤリハット調査に物申す

2022年04月19日 22時17分42秒 | 職場人権レポートVol.3

私の勤務先は大手スーパーの物流センター業務を請け負っている会社です。私はそこの会社の契約社員です。その勤務先で先日またヒヤリハットのアンケートがありました。「ヒヤリハット」とは、本来は作業場の中で「ヒヤリ」「ハッと」するような危険個所を洗い出し、注意喚起を呼び掛けたり補修を促したりするためのアンケートです。ところが我が社では、ただの「清掃できていない場所」のアンケートに成り下がってしまっています。「いくら危険個所の補修を要請してもスーパーがなかなか重い腰を上げないので、もう補修を要請するのは止めて、清掃できていない箇所のアンケートに切り替えよう」という理由で(呆)。そのヒヤリハットのアンケートに次のように回答しておきました。(以下、回答文)

1【危険個所】(現物には簡単な添付図を付けました)

農産Cバースから2便PC仕分け場までの搬送通路上で、事務備品棚を囲っている鉄製の衝立の脚がはみ出て危険。(納品業者名省略)荷受け中に、いつ農産ドーリーを引っ掛けて転倒させてしまわないか心配。また、事務備品や農産加工室の生ゴミ積載カゴがいつも雑然と置かれている為に、荷受けの障害になっている。整理整頓に心がけてほしい。

2【提案】

制帽の素材をもっと頑丈なものに変えてほしい。カゴ車のバーが落下しても頭が怪我しないウレタン製のものに。コーナン等で千円ぐらいで売っている筈。創業120周年の置物や最初の制服(白色で汚れが目立つ為に今の青色に)、ウレタンマスク(コロナ感染防止効果がなく今の不織布マスクに)購入よりも、寧ろこちらの方が安全衛生上必要なのでは?

3【疑問】

そもそも、こんなアンケートなぞ取る意味があるのか?危険個所のアンケートならまだしも。清掃出来ていない場所なんて、わざわざアンケート取らなくても、日頃仕事していたら直ぐに分かる筈。(例)床のゴミ、紙屑、シール滓、野菜屑、醤油の染みや、便所の落書き、等々。

夜勤者やベトナム人バイト、農産加工室メンバーの中には、「掃除は自分の仕事ではない」「誰かがやってくれるだろう」と、落ちているゴミすら拾おうとしない人もいる。まずそこから変えるべきでは。こんなアンケートに記入して、それを意見集約してパソコンに入力している暇があるなら、ゴミの一つでも拾うべきだし、拾わせるべき。今のままでは、実際は何もしていないのに、「やっている感演出」「社員の保身、アリバイ工作、自己満足」の為のアンケートにしかならない。(以上、回答文)

 

(注1)カゴ車は組み立て式になっていて、中間棚や落下防止用のバーも着脱式になっている。その組み立て作業の際に、棚やバーが不意に落ちて来て、頭に当ててしまう事がよくある。大抵は痛いだけで済むが、打ち所が悪ければ大怪我する可能性がある。実際、私は過去にこの中間棚が頭に当たり、2針縫う大怪我をした。

(注2)商品は出荷用ラベル(タックシール)で仕分けする。ラベルには商品名・出荷先店名・数量が記載されている。それを見てカゴ車に商品を振り分けて行く。ラベルもカゴ車に貼り付けて行く。ところが、貼り付けた後のラベルの裏紙を、ゴミ箱に捨てずにポイポイ床に投げ捨てていく輩が後を絶たない。社員も見て見ぬふり。

そして上司に次のようなメールを送っておきました。(以下、メール文)

今回のヒヤリハット調査のやり方そのものに異議があるので、それも含めて別紙で提出させて貰います。
 
ヒヤリハット調査とは、本来は作業場の危険箇所を洗い出し、改善する為の物。厚労省でもそう定義付けている筈。ところが前回に続いて今回も、危険箇所の洗い出しは形だけで、「整理整頓出来ていない箇所・清掃出来ていない箇所」を優先的に書かせようとしています。
 
はっきり言って、そんな無駄な調査なら最初からやらない方が、無駄な事に時間を費やさなくて良いです。整理整頓や清掃出来ていない箇所なんて、わざわざアンケートに取らなくても、日常業務の中で嫌でも目に付く筈。そんな下らないアンケートに費やす時間があるなら、実際に清掃すべき。違いますか?
 
こんな本末転倒な事する会社は○○(勤務先の社名)ぐらいの物です。普通の会社ならまずあり得ません。これでは、実際は何も改善する気がないのに、さも改善活動を進めているかのように、アリバイ工作していると勘繰られても仕方ありません。
 
幾ら改善を要請しても、△△(スーパーの名前)が了承しないから、清掃活動でお茶を濁すと言うのは、社員の任務放棄です。そんな社員なら最初から居ない方がマシです。
 
2013年4月16日の労災揉み消し事件の事は今もよく覚えています。当時は商品をソーター仕分けしながら、ドーリーを後ろにリレーして送っていました。そのドーリー送りの時に、私が前の作業員の足にドーリーを当ててしまった事がありました。
 
この事故は確かに私の前方不注意によるものです。しかし、会社も、工事中の危険な箇所で、カゴ車などの障害物除去の手立ても取らずに、ドーリー送りをさせていました。これは明白な安全配慮義務違反です。
 
ところが、当時の所長は、第三者行為(従業員の不注意による事故)である事を盾に、労災申請を拒否しました。幸い、当時私が個人加盟のユニオン(労働組合)に加入していた事で、組合役員の尽力により、最終的に労災が適用される事になりましたが。
 
今回のおざなりなヒヤリハット調査のやり方を見ると、会社の姿勢は、この2013年当時から全然変わっていないと断ぜざるを得ません。従業員の安全よりも△△の顔色を見て対応している。こんな事では、またかつての様な労災揉み消しと同じ目に遭うかも知れません。
 
それでは従業員は堪った物ではありません。調査用紙の申し訳程度のスペースしかない意見記入欄では、私の言いたい事は何も書けないので、今回もヒヤリハット調査の回答は別紙の形で提出させて貰います。(以上、メール文)
 
それでも我が社は安全衛生活動よりも清掃活動に邁進するようです。数日後に最高幹部の視察があるから。上辺だけ取り繕えばそれで良しと。これではかつての武富士と同じ。
 
かつて過酷な取り立てを行ったサラ金がチワワのCMでソフトイメージを偽装。ブラック企業のワタミも「社員の幸福」を社是に掲げて同じ手法を踏襲。これと全く同じ(もう呆れて物も言えない)。
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晴れの日に傘を貸し 雨の日に取り上げる

2022年04月13日 09時12分47秒 | 新型コロナ・アベノマスク
 
自宅マンションのポストに無料PCR検査の案内が入っていたので、先週の土曜日に行って来ました。検査会場は地下鉄住之江公園駅前のマンション1階、南加賀屋郵便局の隣です。昼過ぎに行ったら私以外には誰もおらず、直ぐに検査を受ける事が出来ました。
 
体温測定の後、問診票に必要事項を記入し、検査キットを渡されました。小さな筒状の容器の中に輸送液が入っていて、その容器に備え付けの漏斗を使って唾液を入れます。筒の横に目盛が打ってあって、最低でも2.5ミリリットルの線まで唾液を入れなければなりません。輸送液が既に1ミリリットル入っているので、残りは1.5ミリリットルです。
 
しかし、唾液なんてそんなに簡単に出るものではありません。2.5ミリリットルの線まで唾液を出すのに結構時間がかかりました。それでも10分もすれば検査は無事終了。数日後には結果がメールで届く事になっています。
 
案内状には大阪府のロゴマークが入っていますが、検査会場の名義は「かいだ歯科」。そして検査マニュアルには「にしたんクリニック」の名前が。コロナで苦しむ人がいる陰で、それをチャッカリ金儲けのネタにする人もいるのでしょう。
 
 
先日、そのPCR検査の結果通知が来ました。結果は陰性でした。この結果通知は、「現時点で陰性である」というだけで、「コロナに感染していない」証明にはなりませんが、ワクチン接種済証明と併用すれば、旅行や飲食の割引が受けられるようになるかも知れません。取り敢えず、まあ陰性で良かったです。その結果通知書にも「にしたんクリニック」の名前が載っていました。
 
しかし、こんなに簡単に無料でPCR検査が出来るなら、何故今まで、もっと積極的に国民に検査を受けさせなかったのか?安倍・菅・岸田の自民党歴代総理や、大阪維新の会の吉村知事・松井大阪市長は!コロナ第一波や第二波、第三波の時に、国民全体に検査を受けさせておれば、その後の感染爆発も医療崩壊も無かったのに。これらの人たちは、何かと言えばすぐ国家がどうの、国防がどうのと言いますが、実際にやってきた事はアベノマスクやイソジン吉村などのパフォーマンスだけでした。
 
その挙句に、安倍は二度も政権投げ出してしまい、菅も無能な引きこもり総理である事がバレ、早々と逃げ出してしまいました。岸田も何もやらず逃げ回るばかり。大阪の知事や市長も、マスコミを味方につけ維新人気の浮揚を図るも、コロナ重症者数・死者数は全国トップを独走中。
 
 
それが何故、今頃になって無料検査を?私が思うに、検査機関(にしたんクリニック)や検査会場受託業者(かいだ歯科)に補助金が降りるようになったからではないか。例の「ただクリニック」も、元々コロナ専門病院ではなかったのに、ワクチン接種する度に、大阪府から補助金が降りるようになったから、ワクチン接種を進めるようになったのではないでしょうか。
 
コロナの治療は専門病院で専門の医師が行いますが、ワクチン接種やPCR検査だけなら普通の看護師でも出来ます。受付や案内だけなら派遣のバイトでも可能です。それで補助金もらえるならボロい商売です。「ただクリニック」が、維新の知事や市長にせっせと政治献金して来たのも、全てはこの「コロナ利権」を手に入れる為だったのでは。「にしたんクリニック」や「かいだ歯科」もそれと同じです。
 
庶民が本当に苦しんでいる時には見向きもせず、補助金が降りるようになってから、こんな「晴れの日に傘を貸す」ような真似して。そのくせ、肝心の「雨の日」には、酸素吸入器が必要な患者すら入院させずに、「自宅療養」の名で見殺しにしておきながら。まるで「貧困ビジネス」そのものです。あの「ミナミの帝王」ですら、高利貸しでありながら、悪を成敗する事もやっていたのに。その程度の「良心」もないのか。
 
 
調べたら、無料PCR検査も実施すれば国や大阪府から補助金もらえる事になっていました。大阪府のホームページによると、検査1件に付き最大6,500円の補助金が出る事になっています。補助金をもらうには府から登録業者として認められなければなりません。認められたら上記のステッカーが交付され、検査場所が一覧に載るようになります。
 
私が先日無料PCR検査を受けた「かいだ歯科」の「住之江公園」会場も、この一覧に載っていました。「越後屋、そちもワルじゃのう」「いえいえ、お代官様こそ」と言いながら、悪代官と悪徳商人が高笑いする時代劇のシーンそのもので。人がコロナで苦しんでいる時に、こんな「火事場泥棒」みたいな真似して、何が「国家・国民の為」か!
 
 
「PCR検査をじゃんじゃんやったら陽性者が病院に殺到して病院がパンクしてしまう。軽症者は自宅で療養してほしい」と言って、酸素吸入器が必要な重症者も自宅療養で見殺しにして来たのです。自民党も「維新の会」も。でも、マスコミは自民党は批判しても「維新の会」は批判しないので、「吉村知事ガンバレ!」と、皆だまされるのです。どちらも「同じ穴のむじな」である事は変わりないのに。
 
昔は大阪市内の各区にあった保健所を1か所に統廃合して、他は全て出先機関(保健センター)に格下げ。住吉市民病院や府立看護専門学校の閉鎖を強行し、看護師の給与も安いまま据え置き。そこにコロナが襲い掛かり、病院や介護施設でクラスター感染が拡大、医療崩壊が起こりました。大阪府が人口比でコロナの重症者や死者が全国で一番多いのも、全てこの「人災」によるものです。
 
これは誰の責任か?全て国政与党の自民党や、大阪府・市政与党の「維新の会」の責任ではないですか。肝心の土砂降りの雨の日に、患者を見殺しにしておきながら、今頃になって補助金目当てに「晴れの日に傘を貸す」ような真似をして。これでは「アベノマスクの愚」の繰り返しじゃないですか。
 
「にしたんクリニック」や「かいだ歯科」「ただクリニック」は営利企業なので、それでも一線さえ越えなければ許されます。しかし、国や大阪府などの自治体は、仮にも行政機関なのですから、営利企業と同じ論理だけで動いたらダメでしょう。「金の切れ目が命の切れ目」にならないようにするのが、行政の役割なんですから。本当に「身を切る改革」をする気があるなら、カジノ・万博利権の為の予算を、今すぐ病院増設や看護師増員に回せ!
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座敷童と桜花賞

2022年04月11日 22時01分30秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
4月10日(日)は競馬GIレースの桜花賞なので、ゲン担ぎに、また大阪・高石の座敷童の出ると噂のホテル・ステージに前日一泊しました。以前最初に泊まった時はオフシーズンの2月だったので素泊まり一泊3500円でしたが、今回は4000円。しかもトイレなしの部屋です(同じ階にある共同トイレを使用)。
 
しかし、トイレがない分、逆に広く使え、狭い部屋特有の圧迫感を感じなくて済みました。そして、フカフカのベッドに大浴場もあるので、自宅ワンルームのすのこベッドとユニットバスとは違い、ゆっくりくつろげました。
 
某心霊ユーチューバーが動画に載せた、勝手に後ろに倒れるお猿のぬいぐるみも、フロントから借りて部屋に飾りました。しかし、座敷童は今回も出ませんでした。お猿のぬいぐるみも心霊動画みたいに後ろにコテっとは倒れず、朝までびくともしませんでした。その代わり、大浴場には他の客は誰もおらず、事実上の貸切状態。夕方16時から朝9時まで入れるので、朝風呂も堪能出来ました。
 
 
競馬もまた外れました。桜花賞は前哨戦のチューリップ賞をメンバー最速の時計で勝った18番ナミュールと、前のGⅠレース・阪神ジュベナイルフィリーズ(以下JFと略す)を勝った16番サークルオブライフの2頭が人気を分け合っていました。しかし、それでもキャリアの浅い3歳牝馬同士のレースですから、何が起こるか分かりません。おまけに人気の2頭はそろって最も外側の8枠。その為、それ以外の馬も結構穴人気していました。
 
私は◎6番アルーリングウェイを本命にしました。前述の人気2頭も含め、他の多くの馬が牝馬限定レースしか走っていない中で、この馬は2走前の条件戦(万両賞)で、牡馬のマテンロウオリオン(後にGⅢ・シンザン記念1着、GⅡ・ニュージーランドトロフィー2着)にクビ差2着に迫る健闘を示し、前走のエルフィンステークスでは、マテンロウのシンザン記念勝ちタイムよりさらに1秒早い1分34秒ジャストをマークしていたからです。
 
そして、同じように別のオープン戦・GⅢで牡馬を制した〇1番ナムラクレアと、GI・阪神JF勝ち馬▲サークルオブライフを連軸の相手に選びました。この3頭は追い切り(レース前最後の調教)も良く見えましたので。その上で、内枠のナムラに、より厚い印を打ちました。
 
そして人気の★ナミュールも含めた阪神JF1~5着馬を△連下(2着・3着候補)に選び、少しでも的中確率を上げようと、3種類の馬券で勝負する事にしました。
 
◎ 3番アルーリングウェイ(牡馬と互角、好調教馬)
〇 1番ナムラクレア(同上+最内枠、フィリーズレビュー2着)
▲16番サークルオブライフ(阪神JF1着、チューリップ賞3着)
★18番ナミュール(同4着、チューリップ賞勝ち)
△ 6番ウォーターナビレラ(同3着、武豊騎乗)
△13番ラブリイユアアイズ(同2着)
 
馬券は◎の単勝1点に千円、◎〇▲★の馬連ボックス、◎〇から△の馬連流しに200円ずつ計10点、◎から他の全ての印の三連複フォーメーションに100円ずつ10点。購入金額は1000円×1+200円×10+100円×10=合計4000円。
 
しかし結果はかくのごとし。
 1着 8番 スターズオンアース 勝ちタイム1分32秒9 
 2着 6番△ウォーターナビレラ ハナ差
 3着 1番〇ナムラクレア 2分の1馬身差
 
 4着16番▲サークルオブライフ クビ差
 5着 6番 ピンハイ クビ差
 
 8着 3番◎アルーリングウェイ タイム1分33秒1(1着馬と0.2秒差)
10着18番★ナミュール タイム1分33秒2(同じく0.3秒差)
18着11番△ラブリイユアアイズ タイム1分34秒3(同じく1.4秒差)
 
タテ目に近い形で外してしまいました。少なくとも、◎アルーリングウェイの代わりに〇ナムラクレアを本命にして、馬連でなくワイドで買っていたら取れていました。しかし、私は〇ではなく、重賞勝ちの牡馬に肉薄したという理由だけで、大した決め手(ゴール前の瞬発力)もない◎を本命にしてしまいました。そして、32秒台の決め手を持つスターズオンアースを、前哨戦では格下のフェアリーステークス・クイーンカップでも2着敗退に終わったという理由で、無印にしてしまいました。
 
馬蹄形のコースで、ゴール前の直線が長く、ゴール手前には急な坂もある阪神芝1600メートルのコースでは、より短い距離で走れる内枠の馬が一般的に有利だと言われています。そして、ゴール前の直線と坂をしのげる決め手が必要です。この決め手は、単にレース最速の上りだけでなく、(ゴール前600メートル)32~33秒台の瞬発力が求められるのです。
 
1~3着馬とも、その両方の条件をクリアしていました。しかし、◎アルーリングウェイは、新馬戦こそレース最速の上りで勝っていますが、そのゴール前600メートルのタイムは34秒7で、32~33秒台をクリアしていません。競馬新聞の成績欄をもっとよく見るべきでした。
 
 
今週4月17日(日)には皐月賞があります。桜花賞(阪神芝1600メートル)が3歳牝馬限定のGIレースだったのに対し、皐月賞(中山芝2000メートル)は3歳牡馬限定のGIレースです。距離が400メートル延び、馬の負担重量も55キロから57キロに2キロ増えます。しかし、それ以外は、同じような条件で走ります。中山競馬場のコースも馬蹄形で、ゴール前に急な坂があります。但し、ゴール前の直線は阪神より短いですが。今度も決め手勝負のレースになるでしょう。今度こそ必ず取ります!
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維新クリニック潜入記

2022年04月06日 08時57分42秒 | 都構想・IRカジノ反対!
 
大阪市住之江区の「ただクリニック」が、個人経営の民間クリニックでありながら、大病院並みに大量のコロナワクチン供給を受けているという事で、週刊誌に取り上げられています。それが下記の記事です。
 
 
当該記事によると、コロナワクチン接種を行う医療機関には大きく分けて「基本型」と「サテライト型」の2種類があります。基本型は主に大病院、サテライト型は個人の開業医です。その中で、「ただクリニック」はどう見ても後者に過ぎないのに、今まで約2万回ものワクチン接種を行って来ました。この数字は他の基本型クリニックと比べても、飛び抜けて多い数字です。(他はせいぜい9千回)
 
何故そんな事が出来るのか?それは、「ただクリニック」の院長が熱心な「維新の会」の支持者で、今まで何度も「維新の会」に政治献金をして来たからだと言われています。「ただクリニック」が、近くの商業施設「オスカードリーム」で大規模接種会場を押さえる事が出来たのも、「オスカードリーム」を経営する不動産会社「キンキエステート」の社長も熱心な「維新の会」の支持者だからと言われています。
 
ワクチンを1回接種するごとに、国から2~5千円の補助金が下ります。「ただクリニック」の接種回数は約2万回ですから、合計1億円もの補助金を手にする事が出来るのです。まさに「濡れ手で粟」です。公平に選ばれるべきワクチン接種医療機関の選定が、維新への政治献金によって歪められている…というのが、この記事の大まかな内容です。
 
「ただクリニック」は私の住むマンションのすぐ近くにあります。診療科目は内科・胃腸科・整形外科・肛門科の4つです。そして2階には「みやたけ泌尿器科」という別のクリニックが入居しています。この2階のクリニックも含めると、生活習慣病を抱える中高年とリハビリ通院の高齢者という、もっとも「おいしい顧客」をカバー出来ます。
 
私は数十年来、腰痛に悩まされて来ました。最近は保険の審査が厳しくなり、整骨院では骨折・脱臼以外の治療は健康保険では賄えなくなりました。その為、今も実家近くの鍼灸院に2週間ごとに通っています。そこは完全予約制で、1回通うごとに1時間半みっちり治療してくれます。しかし、実費診療で1回に付き6千円かかるので、これ以上治療回数を増やす訳にはいきません。そこで、繋ぎにこの「ただクリニック」も通う事にしました。整形外科で受診するので健康保険も使えますから。
 
私が訪れたのは先週金曜日の夕方で、待合室は非常に混み合っていました。初診なので問診票にまず病状を記入します。「慢性腰痛の治療に伺った。腰痛は20年来の持病。ずっと生協やスーパーの物流センターで冷蔵商品の仕分け・搬送業務に従事。その結果、腰・肩・首を痛める。幼い頃にプールサイドで転倒し左首を痛めた為に、腰や肩の痛みもどちらかと言うと左半身がよりキツい」と書きました。
 
私の順番が来て、問診の後、レントゲンを何枚も撮影してもらいました。領収書には腰と首を4枚ずつ撮影とあります。撮影に携わった臨床検査技師の対応は非常に事務的でした。それから再び診察室に戻り、レントゲン撮影の結果を聞きました。「加齢による骨棘(こつきょく)が多く見られるが、今の所はまだ特に心配はいらない」と言う事でした。骨棘とは、骨がすり減ってトゲのようになった部分です。骨棘が神経に当たって痛みを発するのです。
 
ただ、整形外科は鍼灸院や整骨院とは違い、あくまでもレントゲンでしか診断してくれません。レントゲン画像で診断できるのは骨の異常だけです。硬結(筋肉のこわばり具合)については、レントゲンでは分かりません。私の場合は、骨自体には異常がなく(骨棘はあくまで加齢によるもの)、筋肉のこわばりを緩和してほしいのに。でも所詮「繋ぎの治療」なので、まあ好としましょう。
 
その後、リハビリ室で、赤外線治療と電気マッサージを受けました。赤外線治療は椅子に座って後ろから赤外線を10分間照射。電気マッサージはベッドにうつ伏せになって電気パッドで10分間の電気刺激。対応してくれた男性医師は、先程のレントゲン技師とは違い、非常に親切でした。お陰で、終わった後はすごく体が楽になりました。
 
ところが、支払い時に治療費の明細を見てビックリ。何と4千円余も請求されました。幾ら初診料やレントゲン撮影費がかさむと言っても、4千円はちと高過ぎでは?以前、実家近くの整形外科で診てもらった時は、これほどかからなかったように思います。しかし、これも後日、前述の鍼灸医さんに聞いたら「そんなものだ」と。骨の状態をきちんと診るには、前後左右からレントゲンを撮らなければならないので、最低でも1か所に付き4枚は撮影しなければならないのだそうです。
 
このクリニックの事を、週刊誌は「濡れ手に粟」と書き立てています。確かに、公平性と言う点では問題です。しかし、患者サイドからすれば、むしろ「ワクチン接種の機会を増やしてくれて有難い」という事にしかならないと思います。「お友達優遇」と言えば、安倍政権の時の森友・加計学園の例が有名ですが、これは実害が誰の目にも明らかでした。幼稚園児に軍歌を歌わせ教育勅語を丸暗記させるような偏った教育を行う学校法人の小学校新設や、分数・少数の計算も出来ないような低学力の学生を集めたFラン大学の獣医学部新設を認可しようとしたのですから。
 
それに引き換え、「ただクリニック」の場合は、クリニック自体は「ごく普通の医者」なのですから、何の問題もありません。別に西成あいりん地区の一部の医者みたいに、生活保護の患者を「検査漬け、薬漬け」で食い物にしている訳ではありません。「一クリニックに大病院並みのワクチン接種が出来るのか?」という点についても、ワクチン接種自体は、研修さえ受ければ看護師でも十分できる仕事なのですから。だから、住之江区の広報にもオスカードリームでのワクチン大規模接種の案内が堂々と掲載されています。
 
病院の周囲だけでなく街中至る所、維新のポスターだらけ。それも、おなじみの吉村知事や松井市長だけでなく、国会議員から市会議員まで色んな議員のポスターが。まるでコンビニのドミナント(集中出店)戦略さながらに。その脇に、公明党・自民党(柳本あきら)・立憲民主党(はぎはら仁)などのポスターが申し訳程度に。もう「維新にあらずんば人にあらず」みたいな感じで。いくら維新が躍起になって否定しても、これでは「昔のナチス・ドイツと同じだ」と言われても仕方ないと思います。
 
 
ただ、維新の参院議員や地方議員が、ワクチン接種の仕事をボランティアで手伝い、その様子を、まるでピクニックに行くような感じで、嬉々として動画に載せるのは、「ちょっと違うんじゃないか?」と思いますね。今も大阪では医療崩壊の状態が続いています。コロナの死者数は東京を抜いてダントツの全国1位です。(昨年12/17~今年4/3日の死者数、東京1019人に対し大阪1651人)
 
これまでも、コロナにかかっても入院できずに「自宅療養」という名の「見殺し」で命を落とした人が大勢出ました。それを自覚していたら、とてもこんな「ピクニック気分」で動画を載せる事なぞ出来ないはずです。その辺が、今も心の中に引っかかっています。「ワクチン接種の機会を増やしてくれて有難う」だけで本当に良いのだろうか?。。。と。
 
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