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言論弾圧反対!漫画ぐらい自由に読ませろ!

2013年08月17日 23時45分13秒 | 監視カメラよりも自由な社会に
〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
クリエーター情報なし
汐文社


 島根県松江市で、漫画「はだしのゲン」が学校図書館で自由に読めなくなっています。図書館の本棚に並べていつでも読める「開架」扱いから、書庫に仕舞い込んで申し込まなければ閲覧できない「閉架」扱いに変えさせられました。「描写が残酷だ」というのが閲覧制限の表向きの理由ですが、あの名作の一体どこが「残酷」なのでしょうか。
 今回の事態も、またしても「在特会」が仕掛け人のようですが、街頭で「朝鮮人を殺せ」と喚き散らし、一般市民や子供にまで罵声を浴びせかけるネオナチ集団「在特会」の方が、よっぽど「非教育的」で「残酷」ではないでしょうか。普段「中国や北朝鮮には自由がない」と言っている連中が、やっている事はまるで中国や北朝鮮と同じ。「ナチスの手口」みたいに陰に隠れてこそこそと。
 その閲覧制限(言論弾圧)に反対するウェブ署名が取り組まれていますので、こちらでも紹介しておきます。

(以下転載)

宛先:松江市教育委員会
松江市教育委員会: 「はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい。

発信者:「はだしのゲン」は世界に誇る名作マンガだと思う人の集まり

私は堺市で長年、学童保育指導員をしています。毎年、学童の子ども達にゲンの絵本版を読み聞かせたり、アニメや実写版のビデオ・DVDを上映してきました。学童にはずっと10巻セットを常備しており、多くの子ども達が自ら進んで手にとって読んでいます。1年生や2年生の子ども達が、ゲンたちが戦争や原爆で辛い目にあう場面で涙を流し、しかしそれでも苦難に負けず家族や仲間達と共に力を合わせて平和な世界を築くために明るく、たくましく生きていく姿に励まされています。何よりも「戦争はぜったいに起こしてはいけない!」と子ども達の心の中に平和の芽が育っています。

朝日新聞の報道(http://digital.asahi.com/articles/OSK201308160095.html)によると、「12月の市議会教育民生委員会で審査した結果、「議会が判断することには疑問がある」と全会一致で不採択になった。複数の委員から「大変過激な文章や絵があり、教育委員会の判断で適切な処置をするべきだ」との意見が出たため、市教委があらためて協議し、閉架を決めたという。」とありますが、子ども達はしっかりと作者・中沢啓治さんのメッセージをまっすぐに受け止めています。

また「はだしのゲンをめぐっては昨年8月、「ありもしない日本軍の蛮行が描かれており、子どもたちに間違った歴史認識を植え付ける」として、小中学校からの作品の撤去を求める陳情が市民から市議会にあった。」(朝日新聞http://digital.asahi.com/articles/OSK201308160095.html)とも報道されており、この「決定」が「慰安婦はいなかった」「強制連行はなかった」など日本の戦争責任を「なかったことにしよう」とするリビジョニスト達の圧力に松江市教委が屈したものといわざるを得ません。これを放置・容認すれば、全国の小中学校にこのような「措置」が拡がるのではないかと危惧します。

もうひとつ、昨年12月中沢さんが亡くなられた後(同時期?)にこの「措置」がとられていることにも大きな疑念を抱きます。なぜ作者が存命中に正々堂々と作者と話し合わないのか?「中沢さんの妻ミサヨさん(70)によると、中沢さんは生前、「戦争や原爆を食い止めるためには、子どもにも残酷でもその悲惨さを伝えるしかない。ゲンは子ども向けに描写をやわらげたが、実際の残酷さはあんなもんじゃない」と語っていたという。松江市教委の対応について、ミサヨさんは「信じられないし、悲しい。戦争や原爆の悲惨さや痛みがわかっていないのではないでしょうか」と話した。(朝日新聞 同記事)

To: 「はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい。

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1 コメント

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ブーメラン (プレカリアート)
2013-09-11 19:13:33
「はだしのゲン」は学校教育法違反 つくる会が文科相に撤去要請(産経新聞)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/education/683327/

 なら、「麻生ナチス」の手口で焚書坑儒を画策する産経・「つくる会」は、差し詰め日本国憲法違反の「反国家」「反日」団体という事になるな。公務員には学校教育法遵守の宣誓はないが憲法遵守の宣誓が義務付けられているのだから。
 それに、そんな産経記事の理屈が通るなら、仮に憲法が改悪されても、改悪された憲法には従わなくても良い事になるな。改憲派の産経・「つくる会」も今の平和憲法には従わないと公言しているのだから。お相子だ。
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