9月8日(日)14時から神戸の兵庫県民会館ホールで開催された「斎藤知事の辞職を求める緊急県民集会」に参加して来ました。同集会の内容は後日ブログで報告しますが、それに先立ち、この知事の不正(パワハラ・おねだり・贈収賄・事前運動・公金横領・公益通報保護法違反・個人情報漏洩等)告発の元になった文書の全文が集会で配布されました。今更、隠し立てする内容でもないし、むしろ斎藤知事の不正を全て出し切る為には、この文書の内容が広く有権者に共有される必要があると考えます。よって、ここにその全文を公開します。以下がその全文です。(難読氏名にルビ添付、明らかな日付の間違いを注で訂正した以外は原文をそのまま転載しました)
齋藤元彦兵庫県知事の違法行為等について(令和6年3月12日現在)
①五百旗頭真(いおきべ・まこと)先生ご逝去に至る経緯
令和6年3月6日に五百旗頭真先生が急逝されました。その死に至る経緯が次のとおりです。
先生は現在、ひょうご震災記念21世紀研究機構の理事長をされています。井戸敏三兵庫県前知事から懇願され、兵庫県立大学理事長をはじめ兵庫県行政に深く関わってこられました。
令和3年8月に知事が反井戸の齊藤元彦氏に交代してからは知事はじめ県幹部との関係に溝が出来ていたようです。とにかく齊藤氏は井戸嫌い、年長者嫌い、文化学術系嫌いで有名です。
お亡くなりになられた日の前日ですが(注)、齊藤知事の命を受けた片山安孝副知事が五百旗頭先生を訪問。要件は機構の副理事長をされている御厨貴先生、河田惠昭先生のお二人の解任についての通告です。相談ではなく、通告です。
来年1月は阪神淡路大震災から30年の区切りの時を迎えます。機構の役割・使命を果たす事実上最後の大きな契機であると言っても過言ではないと思います。御厨、河田の両先生はまさにこの分野における第1人者であり、井戸前知事が要請し、兵庫県政に関わってこられました。五百旗頭理事長もお二人には全幅の信頼を寄せておられているにも関わらず、このタイミングでの副理事長解任はハッキリ言って、五百旗頭先生と井戸前知事に対する嫌がらせ以外の何ものでもありません。
あまりに突然の県からの通告に、先生はその時点では聞き置くに止め、片山氏にはお引き取り願ったそうです。その日、帰宅されてからも、齊藤知事のあまりの理不尽な仕打ちに憤慨され、夜も眠れなかったそうです。翌日、機構に出勤されてからも、周囲の職員に同様の胸の内を明かされたそうです。そして、その日の午後に機構の理事長室で倒れられ、急性大静脈解離で急逝されました。
急性大静脈解離は激昂などの情動的ストレスがトリガーになることもあると言います。齊藤知事、その命を受けた片山副知事が何の配慮もなく行った五百旗頭先生への仕打ちが日本学術界の至宝である先生の命を縮めたことは明白です。
(注)片山副知事が訪問したのは、実際は五百旗頭先生が亡くなる前日ではなく、6日前だったそうです。
②知事選挙に際しての違法行為
令和3年7月18日執行の兵庫県知事選挙に際して、兵庫県職員である井ノ本知明、原田剛治、小橋浩一、三宅隆之は、選挙期間以前から齋藤元彦立候補予定者について、知人等に対する投票依頼などの事前運動を行った。三宅氏は自分の居住地である三木市役所幹部等に対して「自分は選挙前から齋藤のブレーンだった。お前ら言うこと聞けよ」と恫喝している。
○公職選挙法違反、地方公務員法違反
また、選挙公約の作成、選挙期間中の運動支援など、多岐にわたり選挙運動を手伝った。
○地方公務員法違反
その時の論功行賞で、この4人はそれまでの人事のルール無視でトントン拍子に昇任。結果的に彼らが行ったことを裏付けすることとなっている。
③選挙投票依頼行脚
令和5年下半期から齋藤元彦兵庫県知事は、次回知事選挙時の自分への投票依頼を始めている。産業界については原田剛治産業労働部長が随行。
具体的には、令和6年2月13日に但馬地域の商工会、2月16日に龍野商工会議所へ出向き、投票依頼したことを確認している。その他の市町の商工会議所、商工会へも働きかけを行っている様子。
○公職選挙法違反、地方公務員法違反
④贈答品の山
齋藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名。知事の自宅には贈答品が山のように積まれている。
(例1)
令和5年8月8日、兵庫型奨学金返済支援制度利用企業の視察として訪れた加西市の株式会社千石(アラジンのトースターで有名)における出来事。周囲にマスコミがいるため、千石の幹部から贈呈されたコーヒーメーカーをその場では「そんな品物は頂けません」と辞退。一方、随行者の原田剛治産業労働部長に向かって「みんなが見ている場所で受け取れるはずないやろ。失礼な。ちゃんと秘書課に送るように言っておけ!」と指示。後日、無事にコーヒーメーカーをゲットしている。片山副知事のご子息が千石で勤務しているという話もある。
(例2)
令和5年7月にトレック・ジャパン株式会社と兵庫県はスポーツ連携協定を結んだ。そして、ヘルメット着用のキャンペーンを展開している。そのPR用の写真はトレックのロードバイク(約50万円)に跨がる知事。そのバイクは撮影の後、知事へ贈呈された模様(偽装的に無償貸与の形をとる、ほとぼりが冷めるまで県庁で保管するなどの小細工がなされているかも知れません)。特定の営利企業との包括協定は、企業にとっては絶好のPRとなり、その見返りとしてのロードバイクの贈呈となると完全な贈収賄である。
これらは全て井ノ本県民生活部長のアレンジ。
(例3)
神崎郡市川町からは、特産品のゴルフのアイアンセット(約20万円)が贈呈されている。しかも、使いにくいからと再度、別モデルをおねだりしたという情報もある。特別交付税(市町振興課所管)の算定などに見返りを行った可能性がある。
現市町振興課細川敬太課長は知事と同じ総務省からの出向にも関わらず、知事から考えられないぐらい冷遇されているが、その辺りを忖度しなかったことへの面当てかも知れない。
(例4)
知事は脅威の衣装持ち。特にスポーツウェア。メーカーにすれば知事は動く広告塔。これも貸与だと言えるのかどうか。特定企業(例えばアシックス)との癒着には呆れるばかりである。
そもそも、視察先やカウンターパートの企業を選定する際には、"何が貰えるか"が判断材料だとか。企業リストには備考欄があって、“役得"が列記されているとか。
そして、とにかく貰い物は全て独り占め。特産品の農産物や食品関係も全て。あまりの強欲、周囲への気配りのなさに、秘書課員ですら呆れているという噂。もちろん、出張先での飲食は原則ゴチのタカリ体質、お土産必須。そのため、出張先では地元の首長や利害関係人を陪席させて支払いをつけ回す。出張大好きな理由はこれ。現場主義が聞いて呆れる。
⑤政治資金パーティ関係
令和5年7月30日の齋藤知事の政治資金パーティ実施に際して、県下の商工会議所、商工会に対して経営指導員の定数削減(県からの補助金カット)を仄めかせて圧力をかけ、パー券を大量購入させた。実質的な実行者は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課福田靖久課長。
また、兵庫県信用保証協会古川理事長、岡専務理事による保証業務を背景とした、企業へのパー券購入依頼も実行された。古川理事長は片山副知事から県職員OBによる齋藤知事後援活動の責任者を依頼され、交換条件として厚遇の信用保証協会理事長に異例の抜擢をされていた。
この件は準公的な機関である保証協会を舞台にした政治活動なのでさすがに危険を感じたのか、古川理事長は1年で退任し、みなと銀行の監査役へ行くようである。みなと銀行の服部会長と片山副知事は白陵高校の先輩後輩。
今後、県からみなと銀行へなにがしかの利益供与があるものと思われる。
⑥優勝パレードの陰で
令和5年11月23日実施のプロ野球阪神・オリックスの優勝パレードは県費をかけないという方針の下で実施することとなり、必要経費についてクラウドファンディングや企業から寄附を募ったが、結果は必要額を大きく下回った。
そこで、信用金庫への県補助金を増額し、それを募金としてキックバックさせることで補った。幹事社は但陽信用金庫。具体の司令塔は片山副知事、実行者は産業労働部地域経済課。その他、神姫バスなどからも便宜供与の見返りとしての寄附集めをした。パレードを担当した課長はこの一連の不正行為と大阪府との難しい調整に精神が持たず、うつ病を発症し、現在、病気療養中。しかし、上司の井ノ本は何処吹く風のマイペースで知事の機嫌取りに勤しんでいる。
○公金横領、公金の違法支出。
⑦パワーハラスメント
知事のパワハラは職員の限界を超え、あちこちから悲鳴が聞こえてくる。
執務室、出張先に関係なく、自分の気に入らないことがあれば関係職員を怒鳴りつける。例えば、出張先の施設のエントランスが自動車進入禁止のため、20m程手前で公用車を降りて歩かされただけで、出迎えた職員・関係者を怒鳴り散らし、その後は一言も口を利かなかったという。自分が知らないことがテレビで取り上げられ評判になったら、「聞いてない」と担当者を呼びつけて執拗に責めたてる。知事レクの際に気に入らないことがあると机を叩いて激怒するなど、枚挙にいとまがない。
また、幹部に対するチャットによる夜中、休日など時間おかまいなしの指示が矢のようにやってくる。日頃から気に入らない職員の場合、対応が遅れると「やる気がないのか」と非難され、一方では、すぐにレスすると「こんなことで僕の貴重な休み時間を邪魔するのか」と文句を言う。人事異動も生意気だとか気に入らないというだけで左遷された職員が大勢いる。
これから、ますます病む職員が出てくると思われる。
○(職員からの訴えがあれば)暴行罪、傷害罪
※ この内容については適宜、議会関係者、警察、マスコミ等へも提供しています。
しかし、関係者の名誉を毀損することが目的ではありませんので取扱いにはご配慮願います。兵庫県が少しでも良くなるように各自のご判断で活用いただければありがたいです。よろしくお願いします。(完)