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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

戦争も人権抑圧もNO!万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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早速アラブ料理を堪能してきた

2016年01月27日 17時21分03秒 | 職場人権レポートVol.3


 職場の外国人労働問題の続編のそのまた続編です。数少ないアラブ料理のレストランを見つけて、さっそく味見に行ってきました。
 大阪市中央区の玩具問屋街・松屋町(まっちゃまち)にある「ミスター・ハラル」というお店が、そのレストランです。最寄駅は地下鉄長堀・鶴見緑地線の松屋町ですが、堺筋線の長堀橋からも徒歩で行く事が出来ます。松屋町の問屋街から東横堀川を渡ったオフィス・マンション街の一角に、そのお店はありました。マンションには厨房だけが入居し、店舗はマンション前の広場にビニールハウスを広げて、その中に椅子と机を配置する形になっていました。
 定休日は月曜日で、11時から14時がランチタイム、17時から22時半までがディナータイムです。ランチメニューには、バスマティ・ライスというお米のカレーやビリヤニ(炊き込みご飯)、ケバブ(焼肉)やチキン・魚などのセットメニューが800~1200円の価格で並んでいました。(写真左上がディナーも併せた全体のメニュー、右上がランチのみのメニュー)



 私はその中のカレー・コンボ(800円)を注文しました。すると、ほどなくしてアラブ人と思しき店員が、チキンと野菜の二種類のカレーとサラダが乗ったご飯をお皿に盛りつけて持ってきてくれました(左上写真)。
 ご飯は前述のバスマティ・ライスです。ジャポニカ種(日本のお米)と違って長粒種のインディカ米なので、舌触りがサラッとしています。日本食に例えると、お米とソーメンの中間みたいな、非常にあっさりした舌触りです。ベトナム料理のレストランで食べたお米とも違う触感です。それがカレーとマッチして、日本とはまた違うカレーを堪能する事が出来ました。

 そして、帰りがけにポケットサイズの店のチラシをもらいました(右上写真)。そこに載っていたアラブ庶民料理の定番メニューについて、とりあえずネットで調べた内容を次にまとめておきます。
 まずファラフィル(ファラフェルとも言う)ですが、これはヒヨコ豆やソラ豆のコロッケです。豆にパセリやコリアンダーなどの香草や様々な香辛料を混ぜて揚げたものだそうです。
 次にハモス(ホムス、フムス、フンムスとも言う)ですが、これはヒヨコ豆のペーストです。ゆでたヒヨコ豆に、ニンニク、練りゴマ、オリーブオイル、レモン汁などを加えて、すり潰したものだそうです。それをお皿の上に、土手鍋の味噌みたいにドーナツ状に盛り、真ん中にオリーブ油を垂らして、ピタパンなどに付けて食べるのだそうです。日本食に例えれば納豆みたいなものなのでしょうか?
 ここでピタパンについて説明しておくと、ピザ生地のような丸い形のパンで、中東ではこれを主食として食べます。イースト菌を加えないのでパン自体はパサパサしています。だから、ハモスなどを付けて食べるようになったのでしょう。
 最後にカブサ(カブセとも言う)ですが、鶏肉の炊き込みご飯です。ご飯はもちろん前述のバスマティ・ライスです。
 いずれも、ウィキペディアやイーフードなどのサイトに載っていた記述を私なりにまとめました。もし内容に誤りがあれば、教えていただければ助かります。

Dinner with the Saudis


 なお、このイーフードのHPには、サウジの食事風景や市場の様子を映した上記の動画も掲載されていました。その動画では、サウジは絶対王政のイスラム教国家で、女性の人権が侵害されているという割には、女性の服装や表情が意外と垢抜けていたのが印象的でした。
 そして、イーフードのリンクから、「サウジアラビア滞在記」という、まさに今の私にうってつけのHPにもたどり着く事が出来ました。そのHPを読むと、女性のベールや一夫多妻制についても、「必ずしも女性蔑視ではない。むしろ女性を保護する為のものだ。一夫多妻制も、元は戦争未亡人の救済制度として始まったものであり、夫にはどの妻も平等に扱わなければならないよう義務付けられている」という記述があります。だから、動画に出てくる女性の表情が垢抜けていたのかも知れません。
 しかし、その一方で、フィリピンからサウジに出稼ぎにきた家政婦が、主人から暴行されそうになって、やむなく正当防衛で主人を殺してしまっても、サウジでは一方的に女性だけが悪者にされ、死刑判決が下され実際に処刑されてしまい国際問題になったというニュースも、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのHPに載ったりしています。一体どちらの言い分が正しいのか、今の私には判断が付きません。
 これは、最近のIS(イスラム国)を巡る報道についても言える事ですが、必ずしも日本や欧米のメディアが流す情報が正しいとは限りません。しかし、だからと言って、近代以前の伝統なるものを、そのまま現代に当てはめようとしても土台無理です。現代のルールは、あくまでも個人の人権を尊重するものでなくてはならないと思います。
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たった一人のアラブ人

2016年01月27日 10時06分12秒 | 職場人権レポートVol.3


 職場の外国人労働問題の続報です。
 私の勤め先で働いている外国人男女10名のうち、9名がベトナム人で、残りの1名だけがアラブ諸国(サウジアラビア)から来た女性です。このアラブ人女性とコミュニケーションを取るのに苦労しています。別に業務指示を聞かない訳でも、仕事でトラブルになった訳でもないので、私の方で勝手に気疲れしているだけかも知れませんが。
 だって、そうでしょう。同じ国の人間がまだ何人もいれば、私もその国の事を勉強して、相手に話しかけたり、その国の人間の輪の中に入って雑談の一つでも出来るのですが、異国の人間がたった一人だけでは、私も何から話したら良いか全然分かりません。

 しかも、相手の国がサウジアラビアなので、余計に始末が悪いのです。サウジと言えば、ニュースやビジネスの話にはよく出てくる中東の大国ですが、日本の一般庶民にとっては、「油田、砂漠、イスラム教の聖地メッカ」ぐらいしかイメージが湧かない、謎の国でしかありません。後は映画「アラビアのロレンス」ぐらいか(右上写真)。それならまだ、最貧国ながらも世界遺産が一杯あって、内戦ぼっ発までは観光客もそこそこ多かった隣国のイエメンの方が、まだ興味も引いて知ろうという気にもなります。
 サウジについても少し調べましたが、出て来る情報はマイナスイメージの物ばかり。いわく、いまだに議会も選挙もない専制君主制国家で、女性の人権が制限されている。女性には選挙権はおろか自動車の運転免許も与えられない。近年になってようやく、地方議会が置かれ女性にも選挙権が認められるようになったが、議会と言っても名ばかりの国王の諮問機関にしか過ぎず何の権限もない。なのに、米国も日本も他の国も、北朝鮮や中国には人権問題でやかましく言うのに、サウジに対しては石油欲しさに見て見ぬふり・・・そんな情報しか出てこないじゃないですか。(ウィキペディアのサウジアラビアのページ参照)
 では、食生活からアプローチしようとしても、大阪にはアラブ料理のレストランなんて全然ありません。ネットで調べても、ヒットするのはトルコ料理のレストランばかり。それに、アラブ諸国と言っても、西端のモロッコと東端のオマーンでは、同じアラブ人でも食べ物も生活習慣も全然違うじゃないですか。最近になって知られるようになったクスクスやタジンも、あれは全部モロッコやチュニジア限定の料理でしょう。アラビア語についても、あんなミミズが這った跡のような文字では、まるで勝手が違い、荷が重すぎて、とても覚えようという気にはなりません。

 それを社員に言ったら、「うちの会社の方からは、派遣会社にバイトの国籍指定までは出来ない。そんな事をしたら民族差別になってしまう。日本語ではコミュニケーション取りにくいのであれば、英語でコミュニケーションを取ればどうか」と返されました(呆)。いやいや、民族差別する気なぞ全然ないです。別にどこの国の人でも構わないから、たった一人だけ雇うのではなく、せめて二人以上で雇って欲しい、その方が当人の為になるし、私の方も変に気を使わなくて済むし、会社の方でも仕事がスムーズに回るはずなので。
 彼女の場合も、別に日本語が通じない訳ではなくて、一応は通じるのですが、他に雑談を話しかけようとしても、サウジについての私の知識が何もない(前述の様に悪い情報しか知らない)状態では、一体何から話しかけて良いか分からない。だから、このサウジ女性に対しては、他のベトナム人とは違って、ただ業務指示をするだけの味気ない関係しか持てない。彼女は英語はペラペラで、本当は私よりもはるかに優れた能力の持ち主である事も薄々は分かっています。そんな女性が、なぜ、より近い欧米ではなく、わざわざ遠い日本に一人でやって来たのか。知りたい事は彼女に対しても山ほどあるのです。最近ニュースになっている、サウジ・イラン両国対立の行方も気がかりです(下記のニュース解説参照)。
 しかし、サウジに関する知識が決定的に欠けており、ネットで探しても碌な情報しか出てこないので、どう話しかけて良いのか見当がつかないのです。まさか、いきなり「お宅の国では、いまだに中世さながらに石打ちの刑が行われているのですか?」なんて失礼な事なぞ聞けないでしょう。それで、「どうしたら良いか?」と社員に相談したのに。「そもそも、一バイトにしか過ぎない私が、なぜこんな事まで心配しなければならないのか。本当は社員のお前こそが、もっと心配しなければならない事だろうが!」という気持ちを、ぐっと抑えながら。

以下、イランとサウジアラビアが国交を断絶(ヤフー・ニュース)より。

●中東が一気に緊張状態
 2016年1月、サウジアラビアが国内のデモを主導したイスラム教シーア派指導者ニムル師を処刑したのに、シーア派 を国教とするイランが激しく反発し、市民が国内のサウジ公館などを襲撃したのを受けて国交断絶を宣言 しました。中東が一気にきな臭くなってきました。
 イスラム教徒の9割を占めるスンニ派の盟主で預言者ムハンマドが生まれた聖地メッカがあるサウジアラビアは近年、シリア情勢などでイランと対立してきました。ただこの地域の緊張はそれだけでははかれないようです。
 シリアに関してはアラウィー派(シーアの分派)を信奉するアサド政権をイランが、国民の多数派であるスンニ派の反体制組織をサウジアラビアがそれぞれ支持していて敵対関係にあります。アサド政権はロシアが、反政府勢力はアメリカが支持しているため、背後に米ロの綱引きも垣間見えます。

●イランはアメリカを敵視
 1979年の革命以来、イランはイスラエルを支えるアメリカを敵視してきました。サウジは91年の湾岸戦争で同盟関係を結んで以来、親米です。ところが以後のアメリカの政策が少なくとも結果的にはサウジに好ましからぬ結果を残してきました。
 1つは2003年に始まったイラク戦争の結果です。独裁者のフセイン政権を倒したのはいいとしても、後にイラクでは多数派のシーア派政権が誕生してしまってイランとの緩衝地帯の意味合いもあったイラクが一挙にイラン寄りになってしまい、警戒を強めてきました。
 そして2015年のイラン核問題の最終合意です。アメリカなど国連安全保障理事会常任理事5か国にドイツを含めた交渉団がイランと話し合い、核兵器に転用可能なウラン濃縮の能力を大きく制限して厳しい監視下に置くのを条件に、これまで課されてきた経済制裁を解除するという合意です。核拡散を防ぐという意味では画期的な内容ながら、サウジからみれば、宿敵と同盟国が妥協したように映るのは当然です。経済制裁はイランを締め上げていたので解除となれば発展が見込めます。また両国とも有数の産油国なのでイラン原油の増産は相対的にサウジの地位を危うくします。
 したがって合意前からサウジは強く反発してきました。皮肉にもサウジともイランとも悪いイスラエルまで強烈に不満を表明しています。ここで気になるのは「アメリカは誰の味方なのか」という不信感でしょう。
 日本にも経験があります。13年に習近平氏が中国の国家主席に就任した際、オバマ大統領は訪米先で厚遇しました。この時も「オバマ大統領は日米より米中を重視する気ではないのか」と不安の声が挙がったものです。

●サウジにとっても重要なイランの存在
 サウジの体制維持という面でもイランの存在は重要です。サウジはサワード王家による世界でも珍しい絶対王政です。イランは西欧の民主主義とはまったく異なるとはいえ共和国で選挙もあります。ここに11年からの「アラブの春」がやってきました。チュニジア、エジプト、イエメン、リビアの独裁政権は倒されました。バーレーンにも波は及び同国少数派のスンニ派政権が多数のシーア派のデモに脅かされました。この時サウジは軍を出して政権を守ります。イエメンでは独裁者退場後に登場した暫定政権をフーシ派(シーアの一派)が追い詰めており、ここでもサウジが暫定政権を救うべく出兵しています。
 民主化運動とシーア派が連動して力を持つと絶対王政のサウジ王政へと矛先が向きかねません。サウジにも15%ほどのシーア派がいて処刑されたニムル師もその1人でした。多くは東部に住んでいます。
 加えて近年の原油価格暴落がサウジ王政を揺るがしています。国王は建国者の息子達が順に継いでおり、近年は高齢化が目立ちます。一夫多妻のため、同じ王族でも多数の派閥があって次世代がどうなるのか常に注目されてきました。さまざまな矛盾や反発を抑え込んできたのが、オイルマネーでシーア派対策にも使われてきたようです。そこが危うくなってきたので絶対王政を揺るがすような大きな動きが出てきてもおかしくない雰囲気が一部で漂い始めています。
 アメリカの中東政策は典型的な二重基準といわれています。民主主義の旗手を自認しているのに中東親米国にはそれを求めません。言い換えるとサウジに民主化運動が起きてもアメリカは止められないとなります。
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身を切る改革とか言っている奴が最も私腹を肥やす

2016年01月24日 04時42分40秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな


衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」
 甘利明TPP担当大臣(66)と公設秘書に、政治資金規正法とあっせん利得処罰法違反の疑いがあることが週刊文春の取材でわかった。千葉県内の建設会社の総務担当者が週刊文春の取材に応じ、メモや録音を基に金銭の授受を証言した。
 この男性によれば、独立行政法人都市再生機構(UR)が行っている道路建設の補償を巡り、甘利事務所に口利きを依頼。過去3年にわたり、甘利大臣や地元の大和事務所所長・清島健一氏(公設第一秘書)や鈴木陵允政策秘書に資金提供や接待を続け、総額は証拠が残るものだけで1200万円に上るという。
 2013年11月14日には、大臣室で甘利大臣に面会。桐の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に、封筒に入れた現金50万円を「これはお礼です」と渡したという。
 面会をセットした清島所長は、週刊文春の取材に「献金という形で持ってきたのではないですか」と回答した。ただ、甘利氏の政治資金収支報告書に記載はない。
 元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎氏は、一連の金銭授受は政治資金規正法違反、あっせん利得処罰法違反の疑いがあると指摘した。
 TPPが国会承認を控える中、甘利大臣の適格性を問う声が上がりそうだ。(以上、週刊文春1月28日号掲載の当該記事より)

 遅まきながら、上記の甘利疑獄スクープ記事が載っている週刊文春最新号を書店で買って読みました。右寄り週刊誌の文春を買うのに少し躊躇(ちゅうちょ)しましたが、不正を暴くのに右も左もないと思いなおして、思い切って買いました。マスコミはいまだにSMAPの分裂騒動ばかり取り上げていますが、芸能ゴシップ記事よりもはるかにこちらの方が重大なニュースなのに、なぜこちらをもっと取り上げないのかといぶかしく思います。

 早速その甘利疑惑の記事を読ませてもらいましたが、甘利もその秘書も、まるでハイエナみたいな奴らだと感じました。
 千葉ニュータウン開発に伴う土地収用でトラブルになった建設会社が、甘利事務所に泣きつき開発を請け負ったUR(都市再生機構)との仲介を頼み、謝礼に幾ばくかの金額を包んだら、甘利も秘書もそれにつけ込み、更に賄賂(わいろ)を要求してきた。その図々しさに建設会社の総務担当がとうとう業を煮やして、自分も贈賄罪に問われるのも承知の上で告発に及んだ。それがこの疑惑の内容です。賄賂で渡した紙幣のコピーやその場の会話の録音記録なども揃っているようです。
 この件で自民党参院議員の山東昭子がこの総務担当の事をゲス呼ばわりして問題になっていますが、ゲスはむしろ山東の方です。総務担当も贈賄罪に問われるのは当然ですが、甘利との関係では、むしろ収賄事件を告発した公益通報者として保護されるべき存在です。より大きな不正をかばい立てて告発者だけを悪者にする。そんな事がまかり通る様になれば、もうこの国は終わりです。

 それにつけても、普段は「規制緩和」や「身を切り改革」とか言っている奴らが、実は一番汚職や不正にまみれていたというのが、この甘利大臣の件でも白日の下に晒されました。その典型が、政務活動費で高級車購入などの私腹肥やしが目立つ大阪維新の政治家ですが、「地盤・看板・鞄」に物を言わせて政界に進出してきたという点では、同じ金権保守の自民党も同じ穴のムジナです。
 TPP交渉で一時はNHKニュースの顔ともなった看板閣僚の甘利明も、二言目には「農協利権を打破しろ」とか「日本農業は過保護だ」とか言っておきながら、実は当の自分自身が一番過保護で利権まみれだったとは、もう皮肉としか言いようがありません。
 
 今回の件で思い出した事があります。我が家では毎年、家族が集まり新年会をするのですが、その席上で、大阪維新の熱烈な信者である兄貴が、またいつものように「霞が関の利権をぶち壊すために、橋下を応援しなければならない」と演説をぶち始めました。
 ただそれだけなら「またか」と思って聞き流せば済むのですが、兄貴の場合はその自分の考えを他人にも強要して、相手が賛同するまで同じ話を延々と何度も繰り返すのです。そのくせ、少しでも反論したら一々それに噛みついて来るのです。
 自分の意見ばかり言って他人の意見には一切耳を傾けない。まるでネトウヨ(ネット右翼)そのものです。それに対して、親父は同じ保守系という事で、兄貴に便乗すれこそ、それを諫めようとは全然しない。議論になっても、兄貴には何も言わず、いつも私だけを黙らせようとする。エコヒイキそのものです。だから、私はこの新年会に出るのが嫌でたまらないのです。

 そんな感じで、兄貴は今年の新年会でも、橋下礼賛演説をひとしきりぶった後、今度は「株は底値の今こそ買い得」とか言い出したので、私が「世界大恐慌やバブル崩壊みたいな事になったらどうする?」と茶々を入れたら、それに対しても「大損する奴はそいつが悪いのだ。そいつの自己責任だ。それが資本主義と言うものだ」とか言い出しました。
 あんまりしつこいので、「自分さえ儲かれば、他の人間はどうなっても良いのか。まるで拝金主義の戦争成金やブラック企業の経営者みたいな考えだな」「どうでも良いけど、自分の意見ばかり他人に押し付けるな。自分の意見を言いたいのであれば他人の意見もちゃんと聞け。それが本当の民主主義だろう。そんな事も分からないなら、もう議論する資格なぞ無い。うるさい、黙れ!」と、遂に一喝してやりました。
 すると、何と兄貴の嫁さんも、「そうや、本当にしつこい。何度も何度も同じ話ばかりして」と、私に加勢してくれたのです。普段はこんな政治的な話題には加わらなかった兄貴の嫁さんですが、一緒に暮らしているので、私以上に息苦しい思いをして来たのでしょう。さすがに嫁さんからも言わるとは思っていなかったようで、これでようやく兄貴の演説も少しは止むようになりました。

 思えば、兄貴が拉致問題でいきなり北朝鮮を悪しざまに批判し出した時も、それまでの生活保護バッシングの言説との余りの落差に驚かされたものでした。国の政治の犠牲者という点では、生活保護受給者も拉致被害者も同じなのに、なぜ前者を叩き後者にだけ同情できるのか、ずっと疑問に思っていました。でも、今から思うと、本当は拉致問題なぞどうでも良くて、ただ「勝ち馬」に乗って世間と一緒になって「悪者」を叩く事で、鬱憤(うっぷん)晴らしをしたいだけだったのではないでしょうか。(参考記事
 私ほどではないにしても、昔はそれなりにリベラルな考えの持ち主だった兄貴も、地方銀行を退職して脱サラ自営の道に進み、商売で挫折を経験してからは、次第に考え方が保守的になると共に、前述のような「上から目線」で弱肉強食、拝金主義の考え方に染まるようになって行きました。親父とはまたタイプが異なるものの、偏狭さにかけては今やどっちもどっちです。昔のリベラルだった頃の兄貴は一体どこに行ってしまったのでしょうか…。
 
 最後は少し愚痴めいた話になってしまい、申し訳ありませんでした。
 しかし、いずれにしても、安倍晋三や橋下徹を筆頭に、普段は、やれ「生活保護に我々の税金が食い物にされている」とか、「官僚の利権をぶっ壊さなければならない」とか、「それに抵抗する奴は既得権益擁護の旧守派だ」とか言っている奴らこそが、実は最も自分勝手なエゴイストであり、「自分さえ良ければ他の奴はどうなっても構わない」という金権保守の私利私欲の徒である事を、今回の甘利スキャンダルでも改めて思い知らされました。
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俺の年金を返せ!

2016年01月23日 07時50分44秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな


 今まで若い若いと思っていましたが、気が付けば私も50歳を超え、老後の心配をしなければならない歳になっていました。一応、厚生年金には加入して、既に年金をもらえるだけの保険料も払っていますが、私の場合は途中で正規雇用から非正規雇用に変わってしまったので、将来もらえる年金額はごくわずかしかありません。社会保険庁が今の日本年金機構に改組される直前の時期に、近くの社会保険事務所で自分の将来もらえる年金額を試算してもらった事がありますが、月10万円あるかないかという返事でした。

 だから、今年に入って生命保険会社から、「あなたの今までかけていた生命保険が満期を迎えたのでどうしますか?」という問い合わせがあった時も、色々考えた末に、払い戻しの保険金を全て個人年金に繰り入れる事にしました。そうして、今から10年間、厚生年金とは別に個人年金の保険料を払い続けた後に、その次の10年間で、厚生年金と個人年金を併せて、ようやく今と同じぐらいの年金収入を確保できるようにしました。それでも月18万円ぐらいにしかなりませんが。
 では、その個人年金の支給期限が過ぎる20年後以降はどうするのか?後はもう厚生年金のわずか月10万円未満の収入に頼るしかありませんが、その時にはもう自分が生きているかどうかも分からないのですから、今そんな事を考えるよりも、まずはこの先10~20年間をどう食っていくかの方を優先しました。

 但し、生命保険の手続きの関係で、初年度の個人年金保険料だけは生命保険からの払い戻しをそのまま充当する事が出来ないので、自分のなけなしの預金からウン十万も引き出して、今年の保険料支払いに充てなくてはならなくなりました。自分の預金はほとんどが定期預金なので、ウン十万も引き出したら普通預金はマイナスになります。定期預金と合わせればまだ幾ばくかの預金はありますのでトータルとしては黒字ですが、普通預金だけで見れば赤字です。
 もう若くはないのに、この歳になって赤字のマイナスの付いた普通預金口座の通帳を目にするとは思いもよりませんでした。そりゃあ、トータルではまだ自分の預金は黒字です。そして、引き出した預金も、別に放蕩(ほうとう)する訳ではなく、自分の個人年金保険料に充当するだけなので、長い目で見れば損はしていません。でも、たった数百万(400万未満とだけ言っておきますw)しかない自分の預金から、一度にウン十万も引き出して、赤字になった普通預金口座の通帳を見ると、さすがにガックリ来ます。それで、言い訳になりますが、この間ブログ更新が少し滞っていました。

 これを機に、今まで自分には縁遠いと思っていた年金運用や株式市況の動きについても、少し調べてみました。そうしたら、ここでも安倍はとんでもない事をやらかしていました!
 日本年金機構が保有する国民の年金資産を、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という所が運用しています。年金資金で国債や株を買い、その運用益で保険金支払いの原資を確保しているのです。国債や株をどれだけ買うかという割合も決まっています。その割合を基本ポートフォリオというのですが、安倍政権がこのポートフォリオを大幅に組み替えた為に、少なく見積もっても7兆円もの損失を計上していたのです。
 今のGPIFの基本ポートフォリオは、国債(国内債券)35%、国内株式と海外株式がそれぞれ25%、外債が15%となっています(左上の円グラフ参照)。ところが、以前は国債が6割以上を占めていました。株の様に運用益は多くないが、大きく目減りもしない国債で、手堅く運用していたのです。ところが安倍は、「それでは投資家が儲からない」という事で、国債の占める割合を60%超から35%にまで引き下げ、株や外債の割合を増やしたのです。

 では、現在、株価は一体どうなっているのか?それが、1月20日付の日刊ゲンダイが報じた日経平均株価の推移グラフです(右上の折れ線グラフ参照)。
 問題の本質をより分かりやすくする為に、バブルが崩壊した1989年末当時の推移と比べられるように表示しています。赤の折れ線が、昨年2015年6月24日の日経平均株価20868.03円を100として、その前後の推移を現したものです。それに対して、水色の折れ線が、バブルがはじけた1989年12月29日の日経平均株価38915.87円を100として、その前後の推移を現したものです。田代秀敏(シグマ・キャピタルのチーフエコノミスト)という人が作ったグラフだそうですが、赤と水色の折れ線グラフがほとんど重なり合っている事が分かります。
 アベノミクスで無理やり演出してきた株価バブル(赤の折れ線)が、この間の中国経済の減速や原油安、イランとサウジアラビアの対立などで急速に冷え始め、頂点だった20868円から、今年1月18日には16955円にまで下がりました。株価の動きも、円高バブル当時(水色の折れ線)の下落率や、それまでの推移と見事なまでに一致しています。
 これは何を意味するか?数年前のサブプライムローンが破たんして日本でも派遣切り難民が多数出た時と、同じような事がまた起こるという事に他なりません。

 そんなものに安倍は入れ揚げていたのです。「アベノミクス」とやらの株価バブルで、「黒田バズーカ」だ何だと煽って、投資家を儲けさせる為に。
 本来なら、そんな物に手を出さずとも、手堅く国債を中心に資金を回し、それで足らない分だけを株や外債でまかなえば、国民に支払う年金額ぐらいなら充分にまかなえたものを。もっと言えば、国がしっかりしていたら、公的年金だけで十分暮らせるのです。わざわざ私が、屋上屋を重ねるような形で、個人年金にも加入して自衛手段を講じる必要もないのです。
 少なくとも国債は、株価ほどには乱高下しないのだから。それを「少子高齢化でますます老人が増える下では、国債だけではまかないきれない」とか言って、株や外債にどんどん資金をつぎ込んでいったのです。銀行預金の金利が少ないからと言って、その穴埋めにギャンブルに金をつぎ込むようなものです。

 それが自己責任だと言うのであれば、年金は一体何の為にあるのか?国は一体何の為にあるのか?社会保障は一体何の為にあるのか?肝心な時に全然機能せず、自分たちの私利私欲しか考えない国なら、そんな国なぞむしろ無い方がマシです。
 私なぞはまだ恵まれています。個人年金に加入できるだけまだマシです。世間には、そんな金すらない、その日暮らしの人も大勢います。むしろ、そういう人たちの方が多いでしょう。でも、その人たちが働き支払う税金や保険料で、健康保険も年金も、国の仕事も成り立っているのです。安倍政権が年金を運用できるのも、そういう人たちがいればこそです。「勝ち組」だけで国が成り立っている訳ではありません。それを忘れて、国民には「国益」がどうたら「愛国心を持て」とか偉そうにほざきながら、甘利や安倍を筆頭に、自分たちの懐を肥やす事ばかり考えている政府や、それを支持する投資家ども(大資本家やワタミのようなブラック企業経営者)には、徹底的にお灸をすえてやらねばなりません。 

(参考資料)

・損失額は21兆円に倍増…年金資産の運用見直しは大失敗(日刊ゲンダイ)
 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156399/2
・年金運用損10兆円のGPIFに「参院選の争点にするべき」の声(同上)
 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173917
・溶けた年金7兆円。GPIFの「分散投資」が逆効果になったワケ=元ファンドマネジャー・近藤駿介
 http://www.mag2.com/p/money/5286
・安倍自民党政権が溶解させる日本の年金への危機感を、世代を超えて共有しよう。(村野瀬玲奈の秘書課広報室)
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6851.html
・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の国民の年金資金が、安倍政権の都合のよい会社に使われる。(Everyone says I love you !)
 http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/17b988e60d6edaf51130d569ddf7ef95
・アベ首相は法改正で年金を堂々と自分のサイフにする(田中龍作ジャーナル)
 http://tanakaryusaku.jp/2016/01/00012753
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今度は業務改善発表会に応募する事にしました。

2016年01月17日 21時10分18秒 | 職場人権レポートVol.3



 報告が遅くなりましたが、昨年受けた正社員登用試験の結果について書いておきます。やはり不合格でした。応募動機の中の会社批判の部分が幹部の癇に障ったのでしょう。私を推薦してくれた所長や次長も、その点については非常に残念がっていました。その代わりと言う事でもないでしょうが、「今年3月に行われる、『改善大賞』という名の全社規模での業務改善発表会に、この間の私の業務改善の取り組みを出してみてはどうか」と、所長から勧められたので、下記の要領で応募する事にしました。

改善大賞応募用紙

(1)会社名: (略)
(2)事業所名: (略)

(3)改善テーマ(改善の要点を簡潔に記入してください): 外国人バイトの作業精度・モチベーション向上に向けて
(4)応募区分(「安全衛生」「作業効率」「物流品質」「その他」の4択の中から選択): 物流品質

(5)発案者(複数可): (私の本名)
(6)実行推進者(代表者): 同上
(7)実行者(複数名可。部門名・チーム名等): (私とその同僚の計3名の氏名)

(8)事例の対象となる業務の内容(職場全体に関わる内容の場合は未記入でも可):

 ①対象人数:4名(私と同じ部署で働いている外国人バイト=ベトナム人3名、サウジアラビア人1名の氏名)
 ②業務内容:農産PC加工品の仕分け、出荷、備品管理

(9)改善前の状況・問題点:

 私の職場では、数ヶ月前から大勢のベトナム人留学生バイトが現場に配属されるようになりましたが、彼らは日本語を片言しか喋れず、文字も基本的に平仮名・カタカナしか読めません。そんなベトナム人バイトに対して、どうしたら仕事をきちんと教える事が出来るか思い悩みました。
 私たちの担当業務は、農産PC(プロセッシングセンター)で加工されたカット野菜やカットフルーツを、店舗別に台車に積み揃えて出荷する作業です。言ってしまえば「ただ商品を分けるだけの仕事」ですが、実際はそんな単純なものではありません。
 商品の詰め方、ラベルの貼り方、備品・道具の管理等について細かなルールが存在します。いずれも必要なルールばかりですが、内容が細かいので、口頭による一回切りの説明だけでは、とてもきちんと教える事なぞ出来ません。如何に、それらの内容をベトナム人バイトにも分かるように教えるか。私たちは、それまで外国人と一緒に働いた事なぞほとんど無かったので、一体どうして良いか途方に暮れてしまいました。

(10)改善内容:

 ベトナム人バイトは一応、片言でも日本語で日常会話はでき、文字も平仮名・カタカナだけなら一通り読めます。だったら、小学校高学年ぐらいの子供でも理解できる平易な文章で、全ての漢字にルビを振ったマニュアルを作れば、何とかなるのではないかと考えました。実際、外国人にとって習得が難しいとされる日本語も、他の言語と比べれば、発音自体はそんなに難しくはありません。
 そこで、「やはり漢字の読み書きがネックになっているのではないか」と考えました。それに対し、担当業務をいくつかの作業工程に分解し、それぞれの工程について写真付きで丁寧に解説した作業マニュアルを作業場に貼り出しました。それと共に、「ベトナム人に我々の仕事を覚えてもらう為には、我々も、もっとベトナムの事を知らなければならない」と思い、ベトナムの国土・言語・歴史についてまとめた資料も、併せてマニュアルの横に貼り出しました。その後、サウジアラビアからも女性が1名来日して私の部署で働くようになりましたが、ゆくゆくは彼女の国の言語や文化についても、勉強して語れるようにならなければならないと感じています。

(11)特に工夫した点、苦労したポイント:

 作業マニュアル作成に際して、特に以下の点に苦労しました。
 ①実際の作業に即して使用する必要上、一工程一ページで完結する形でまとめなければならない。
 ②同様の理由で、ページ数も余り増やせない。
 ③外国人にも分かる様に、漢字には全てルビを振り、平易な表現に努めなければならない。
 ④仮に文字が読めなくても目で見て理解できる様に、説明用の写真も入れなければならない。
 ⑤教育用のマニュアルなので、限られた紙数の中でも、手順を踏む理由は必ず書かなければならない。
 また、ベトナム紹介資料の作成に際しては、特に以下の点に苦労しました。
 ①参考文献が少ないので探すのに苦労した。
 ②ベトナムは多民族国家で、各地域で異なる歴史を歩んできたので、まとめるのに苦労した。
 ③ベトナム語も発音が難しく、覚えるのに苦労した。
 ③単なる「国の紹介」だけに終わっては意味がない。是非とも日越友好に結びつく様な内容にしたかった。

(12)改善後の効果(可能な限り定量表現に努めてください):

 細かくデータを取った訳ではありませんが、農産PC部門については、配送先にも迷惑をかける様な大きな事故やミスはまだ一度も起こしていない筈です。今回の年末も、約10日間もの間、日本人の学生バイトも含め、多くの応援作業者に対応しなければなりませんでしたが、外国人向け作業マニュアルを使ってOJT(職場内教育)を行う事で、場当たり的な対応に陥る事なく、比較的スムーズに業務遂行が出来たと思います。

(13)改善結果に対する得意先の評価:

 前項でも述べた通り、得意先様からも大きなお叱りは受けておりません。いわば「当たり前の事を当たり前に、普通にやっただけ」ですが、外国人バイトを使うのは初めての経験であるにも関わらず、無事に業務を遂行できた事が何よりも良かったと思います。

(14)改善にかかったコストの詳細:

 マニュアル、ベトナム紹介資料とも、現場に掲示する為に、A3サイズの拡大コピーを取らなければなりませんでした。見てくれるような写真にする為には、カラーで印刷しなければなりません。また、現場で見てもらう為には、A3サイズ程度の大きさにしないと訴求力がありません。そのカラーコピー代がバカになりませんでした。最低でもA3サイズのカラーコピー1枚80円×のべ15枚=1200円。内容を更新すれば更にお金がかかります。

※注:多分、この質問項目では、カラーコピー代だけでなく、印刷の用紙代・インク代や、マニュアル作成に要した時間当たりの人件費も含めた一切合切(いっさいがっさい)のコスト総額を聞いているのでしょう。でも、そんな所までいちいち控えを取っていませんでしたし、どうせ請求しても認めてくれないでしょう。
 カラーコピーすらも、会社のコピー機でカラー印刷するには社員のIDコードを入力しなければならず(バイトは白黒コピーしか使用できない)、コピー1枚取るのにも、いちいち社員に頼むのも煩わしいので、コンビニでコピーする他なかったのです。
 そりゃあ、できる事なら人件費や印刷代も含めて全部請求したいですよ。マニュアル作成なんて本来なら社員の仕事なのに、社員が横着かまして何もしてくれないから、バイトの私が渋々肩代わりしてきたのです。でも、今更いちいち全部ひっくるめてコスト計算するのも面倒なので、ここは、マルチコピー機の領収書で確実に請求できそうなカラーコピー代だけを載せるようにしました。そして、コピー代については実際に請求して首尾よく受け取る事ができました。

(15) 今回の改善に関する当該者による感想・意見・今後の展望:

 まず、マニュアルの必要性について。通常の特売日等での応援作業者教育については、せいぜい一日で完結する場合が大半なので、その場しのぎの対応でも間に合うかも知れません。しかし、年末繁忙期の様に、一週間から10日前後に渡る比較的長期間もの間、大勢の応援作業者を戦力として活用しなければならない場合については、その場しのぎではなく、安全教育の整備や作業マニュアルの作成も含めた計画的な対応が求められると思います。
 次に、外国人バイトへの対応について。日本の少子高齢化や経済の国際化が進むにつれて、今後ますます職場に外国人労働者が増えてくるでしょう。しかし、外国人も生身の人間です。新自由主義、利益至上主義の風潮の中で、外国人労働者を単なる低賃金の捨て駒の様に扱うだけでは、諸外国から反発を買うだけです。特に日本では、在日コリアンへのヘイトスピーチ(差別扇動)にみられるように、アジア蔑視の根強い風潮があります。まずは私たち自らが、在日外国人の事を理解し、相手の人格・人権を尊重できる様にならなければ、21世紀の国際社会で生きていく事は難しいと思います。

※注:ここが私の一番言いたかった事です。
 経済の国際化、グローバリゼーションの進展によって、外国人雇用の分野は今後ますます拡大していくでしょう。その点については、私も会社も考えている事は同じです。
 でも、そこから先が違います。会社は、外国人をあくまでも使い捨ての駒と見なしているのに対し、私は、日本人も在日外国人も、共に人権が尊重され共存できる社会を目指しています。「世界が幸福にならなければ自分も幸福になれない」と言った宮沢賢治の言葉を今一度思い起こすべきです。まあ、こんな事ばかり言っているから、社員登用試験でも面接で落とされ、今回の応募も多分採用されないでしょうけれど。

(16)参考資料:

 左上写真:作業マニュアル P5(作業場の整理整頓)
 右上写真:ベトナム紹介資料 P2(ベトナム語の挨拶)
 下段写真:作業マニュアル・ベトナム紹介資料 掲示場全景
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これの一体どこが枝葉末節なのか?

2016年01月14日 05時06分21秒 | 戦争法ではなく平和保障法を




例の「パート月収25万」答弁で、「25万はあくまでたとえ話で、パートに出る人が増えるほど景気が上向いてきた事を言いたかっただけだ」と安倍は言い訳。しかし、不況で賃金が下がり、夫の給料だけでは食べて行けなくなったからこそ、主婦もパートに出なければならなくなったと考えるのが普通では?

安倍は拉致問題でも「政治利用だ」と言われて逆ギレしたそうだが、政治利用は拉致問題だけに止まらないだろう。新国立競技場の設計見直し問題も、橋下一派との野合も、軽減税率も、衆参ダブル選挙も、名護市長の頭越しでの辺野古への札束攻勢も、税金使ってのマスコミ接待も、全て政治利用じゃないか!

非正規雇用が増えれば実質賃金の平均値は当然下がる。我々はその非正規雇用の低賃金を問題にしているのに、安倍は「雇用は増えた、野党は揚げ足取りばかり」とはぐらかし、ネトウヨ(ネット右翼)は「格差問題なぞ枝葉末節」と見下し。幾ら国益や天下国家がどうのと論じても、国民不在のブラック国家なぞ有害無益。

右翼作家の百田尚樹も、小説「永遠の0」の中では、「こんな素晴らしい方をむざむざ犬死にさせるような国なら一層の事滅んでしまえ」と、同僚の特攻隊員に喋らせておいて。自分は安倍の太鼓持ち宜しく、国民に「お国の為に死ね」と扇動w。そんな天下国家論なぞ糞食らえだ。俺はお前らの奴隷ではない。

安倍は一体誰の為に政治をしているのか?若者が生涯ハケンで一生を過ごさねばならなくなり、中高年がブラック企業のリストラにおびえ、デリヘルがシングルマザーの駆け込み寺と化し、下流老人が貧困ビジネスの餌食になる。日本をそんな国にしまって、何が「美しい国」か「絆」か、ふざけるな!

「国民生活が第一」と聞けば今風に聞こえるが、こんなもの大正デモクラシー当時の民本主義のスローガンと同じじゃないか。「パンがなければケーキを食え」とマリー・アントワネットが言ってフランス革命の引き金になった。今でも安倍を支持している奴らは、大正時代やフランス革命当時の民衆以下だ。

西アフリカにブルキナファソという国がある。そこでトーマス・サンカラという男が大統領になり、汚職撲滅と国民生活向上に本気で取り組み「アフリカのチェ・ゲバラ」とまで言われるようになった。残念ながら同志の裏切りで暗殺されてしまったが、資源も何もない小国でもやればこれだけの事ができるのだ

ところが安倍はどうだ。昨年2月の山梨豪雪でも、県全域が孤立し県知事がSOSを出している時も、側近と高級料亭で天ぷらに舌鼓を打っていたではないか。そして、戦争法(安保法制)・原発再稼働反対、辺野古移設ノーの民意を機動隊を使って抑えつけ、金の力でマスコミをねじ伏せ。俺は安倍を絶対に許さない。

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労働ダンピングの上にあぐらをかく安倍政権

2016年01月09日 22時22分30秒 | 職場人権レポートVol.3
 前にも書いた通り、私の今の仕事は商品の仕分けです。ただ商品出荷先の店名・店番号ラベルを見て、商品のケースをカゴ車やドーリーに振り分けていくだけです。そこだけを見れば、誰でも直ぐにできる仕事です。だから、会社の方でも、外国人バイトや年末応援の学生バイトを、何の事前説明もなく、現場で作業している私たちレギュラーのバイトにどんどん押し付けてくるのでしょう。
 でも、たかが仕分けと言えども、やはり固有の作業手順やルールが存在します。商品の積み方、ラベルの貼り方、検品の仕方などについて、それなりに決まり事があります。それらの決まり事の中には、確かに余り意味のない物もありますが、大抵は、それなりに理由があって決められた物です。
 それらの決まり事を、いきなりやって来たズブの素人の応援バイト相手に、最初の通り一遍の口頭説明だけで周知しようとしても無理です。そんな時間もないし、説明される方も、これだけの内容を、いきなり一度に言われても頭に入る物ではありません。とりあえずは最初の手順だけ説明して、後は作業しながら覚えてもらうしかありません。
 でも、そんな場当たり的なやり方にばかり頼っていると、必ず漏れる部分が出てきます。「大事な事なのに説明していなかった」「その説明が漏れた為に、大きなミスをしてしまったり、労災事故を引き起こしてしまった」という事も、過去に何度もありました。
 それを防ぐために、下記のような作業マニュアルを現場の壁に掲示し、レギュラーのバイトにはコピー配布もして、周知徹底させてきたのです。これだけの内容を、いきなり現場にやってきたズブの素人の応援バイトに、最初の通り一遍の口頭説明だけで、周知させる事が果たして可能かどうか。会社の方でよく考えてもらいたいと思います。



農産PC仕分け作業マニュアル
目次
チェックは確実に行う!-------------------1
詰め合わせも間違えないように!-----------2
ドーリーを運ぶ時は必ず縦向きに-----------3
危険箇所に注意!-------------------------4
作業場の整理整頓-------------------------5
仕分けは検品が終わってから---------------6
「加工中」の商品を移動したい場合---------7
店の看板は丁寧に扱おう-------------------8 
もし店の番号が分からない場合は?---------9
バーコードシールを貼らなくてもよい店----10
サンキャリーの使い方--------------------11

チェックは確実に行う!
チェックを怠ると、積み間違いを見逃してしまい、後でまた商品を届け直さなくてはならなくなります。
チェックは、10段積むごとに、1段ずつ確実に行って下さい。そして、誰がチェックしたか分かるように、チェックした人の名前をサインし、同じ店のバーコードシールを1番上のケースの真ん中上側に、剥がれないようにしっかりと貼ります。



詰め合わせも間違えないように!
少ないケース同士は詰め合わせて、できるだけ多くトラックに積み込めるようにしましょう。
AとA、BとB等、同じ種類の商品は詰め合わせる事ができます。AとB等、違う種類の場合は詰め合わせできないので注意して下さい。
詰め合わせる時は、同じ店の商品か必ず確認した上で、ケースからあふれ出ないように詰め合わせ、元のラベルは少しずらして貼って下さい。

ドーリーを運ぶ時は必ず縦向きに
ドーリーを、横向きのまま押すと、直ぐに後ろに倒れてしまいます。
その結果、商品を潰してしまったり、人を怪我させてしまったら、大変な事になります。
ドーリーは、どんな時でも、必ず縦向きに運んで下さい。
そして、前方や左右の安全をしっかり確認しながら運ぶようにして下さい。



危険箇所に注意!
床がへこんだり傾いたりしている場所にはテープで×印がしてあります。また、それ以外にも、へこんだり傾いたりしている場所があるかも知れません。
そのような場所を通る時は、運んでいる荷物を倒したり、転んで怪我したりしないように、特に気をつけて下さい。

作業場の整理整頓
作業場に空ケース等の備品が散らかっていると事故や怪我の元になります。
また、日頃から備品を整理し、数量を把握しておかなければ、イザという時に備品が足らなくなります。
ドーリー(オレンジの台車)は10台ずつ
クレート(グリーンのケース)は20枚ずつ
きちんと分け揃えて、それぞれ決められた場所に保管しておきましょう。



仕分けは検品が終わってから
まだ検品していない商品を勝手に仕分けしないように!もし、そんな事をしてしまったら、後で商品が余ったり足らなくなっても、調べにくくなります。
検品が終わった商品から仕分けるようにして下さい。「加工中」の札がかかった商品も、まだ検品できませんので、勝手に動かしたり仕分けしたりしないで下さい。

「加工中」の商品を移動したい場合
「加工中」の札がかかっている商品も検品が終わるまで勝手に動かす事はできません。しかし、どうしても邪魔な時は、下記のように、札に載っている表に、引込数と引込者の名前を必ず書いて下さい。そうすれば、後の出来上がり数に引込数を足せば、元々あった数が分かるので検品できます。



店の看板は丁寧に扱おう。
ケースを積んだら、店の看板もケースと一緒に上の方に掛け直して下さい。看板をいつまでもドーリーに差し込んだままにしておくと、ケースの重みで看板が抜けなくなります。無理に引き抜くと看板が壊れ、シールも用意できなくなります。
看板は、なるべく、下から2段目よりも上のケースに掛け直すようにして下さい。

もし店の番号が分からない場合は?
もし、店のシールが剥がれ落ちてしまって、どこの店か分からないケースが出てきても、中の袋を見ればOK!袋にも店の番号が書かれたシールが貼られています。
但し、中には店の番号シールが貼られていない袋もあるので、その時は、直ぐに社員かベテランのバイトに報告し、その人たちの指示に従って下さい。



バーコードシールを貼らなくてもよい店
次の一部の店については、元々数が少ない等の理由で、午後からの分については、バーコードシールを貼らなくても良い事になっています。
●2番、5番、72番、135番
●その他の100番台の店

サンキャリーの使い方
オレンジ色のドーリーがない時は、写真のサンキャリー(青色と水色のドーリー」を代わりに使います。但し、サンキャリーのツメは片側(水色の方)にしかないので、①商品を積む時は必ず水色の方を左にして、②商品を運ぶ時も必ず水色の方から手前に引っ張る。青色の方にはツメがないので、絶対に水色の方から青色の方へは押さない事

 以上が、私が自分で作成して現場に掲示した作業マニュアルの全文です。片言の日本語しか喋れない外国人バイトの方にも読めるように、漢字には全てフリガナを付け、小学5・6年生ぐらいの子供でも理解できる文章で、分かりやすく説明するよう心がけて作りました。
 それで、今まではこのマニュアルで何とか対応でき、年末も無事に乗り切る事が出来ました。ところが、年明け早々、私が予想もしない事が起こりました。
 何と、日本語を全く喋れない外国(ベトナム)人バイトを、派遣会社が私の担当する現場に回してきたのです。今までなら、たとえ片言でも日本語が通じたので、今のレギュラーのベトナム人バイトとも、意思疎通を図りながら仕事をする事が出来ました。でも、先日来た彼は、日本語が一切喋れませんでした。私がマニュアルの文章を指さして、平仮名が読めるかどうか確認しても、全く読めませんでした。

 さすがにこれでは、私のマニュアルもお手上げです。私は副所長を呼んで、その彼には別の部署にお引取り願う事にしました。しかし、その別の部署の作業も一段落付くと、もう他にさせる仕事もないので、また私の所に回って来ました。幾ら日本語が喋れなくても、それだけで以て「帰れ!」と言うのも酷な話なので、もう仕方なく、ベテランのベトナム人バイトPさんに、マニュアルの文章をベトナム語に通訳してもらう事にしました。
 それでどうにか、その日は無事に仕事を終える事が出来ましたが、私はもう怒り心頭です。だって、私もベトナム人のPさんも、同じたった時給900円のバイトにしか過ぎないのに、そんな低待遇のまま、なぜ通訳みたいな事までさせられなければならないのか!

 それ以前に、そもそも、彼らベトナム人バイトは、表向きは、あくまでも留学生として日本に働きに来ている事になっています。日本国内で技術を習得して、将来、自分の国に帰れば、祖国で次代のリーダーとして活躍してもらうべく、日本で仕事を覚えてもらうというのが、留学生制度の建前です。ところが実際は、たった時給900円で、わざわざ日本に来なくてもベトナムでも幾らでも習得できる単純労働の商品仕分け業務に従事させた上、ベトナム人の通訳みたいな事までさせているのです。英会話スクールの講師ですら、時給1500円から2000円はもらっていると言うのに。

 これが、安倍政権が推進する「経済のグローバリゼーション」(国際化・自由化・民営化)の実態です。「TPP(環太平洋経済連携協定)で関税などの規制を取っ払い、人と物の往来を促す」という美名の下に、「労働ダンピング」(労働力の値踏み、買い叩き)を行っているのです。安倍政権が鳴り物入りで宣伝する「アベノミクス」や「1億総活躍社会」も、所詮は「外国人労働者や非正規労働者を安くこき使って搾取した金で、富裕層が株価バブルにうつつを抜かし、大企業正社員をわずかばかりの賃上げで手なずけている」だけでしかないのです。それを今更ながら身を以て思い知らされた今年の年末でした。
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職場のマナー・モラル・人権感覚が問われている

2016年01月06日 21時19分15秒 | 職場人権レポートVol.3



 改めて新年明けましておめでとうございます。
 ところで、流通業界やサービス業はどこもそうですが、年末も年始も普段と全然変わりません。むしろ、世間が休みの盆や正月こそ逆に、いつもより忙しかったりします。私の勤務先の某スーパー物流センターも、年末・年始は大忙しで、バイトは公休日以外、休みなしでした。それどころか、一部の社員に至っては、連日会社に泊まり込みで自宅に帰れなかった人もいたようです。タイムカード前に置かれた鏡餅の飾り付けだけが、お正月気分を味わえる唯一の物でした。

 ここで今一度、年末の業務を振り返ってみたいと思います。
 まず、12月に入るやいなや、正月用のしめ飾りの入荷が始まります。最初は週末の一日(たいてい金曜日)だけの入荷にとどまっていましたが、やがて連日入荷するようになります。このしめ飾りですが、やたらでかいダンボール箱で入荷するので、カゴ車に1個か2個しか積む事が出来ません。作業場は、しめ飾りを積んだカゴ車で、次第に身動きが取れなくなります。

 その次にクリスマス用のケーキの出荷が始まります。クリスマス用のケーキなので、配送中にデコレーションが崩れないように、何重にも梱包して出荷しなければなりません。出荷作業そのものよりも梱包に時間がかかります。また、特売商品なので出荷間違いも許されません。3人1組でチームを組み、1人が出荷先のリストを読み上げ、その読み上げた順に2人目がケーキを振り分けていき、3人目は間違いなく出荷された事を確認して、その場ですぐに梱包してしまうのです。取り扱うのはごく普通のケーキで、そんなに重たい荷物ではありません。それに、慎重さが要求される作業なので、どうしても時間がかかってしまいます。寒い作業場で、ゆっくりとしか動けないので、身体が芯から冷えてきます。

 やがて、クリスマスも終わり、いよいよ正月商品の仕分けが本番を迎えます。
 まず最初にやって来るのが正月用の蒲鉾の仕分けです。実際に百貨店などでバイトした人は分かると思いますが、蒲鉾の種類が何十種類とあるのです。そのどれもが、同じような名前で、箱の大きさや形も非常によく似ています。梱包用のテープの色で違いを識別するしかありません。慣れればそんなに難しい作業ではありませんが、最初はみんなそれで戸惑います。

 それが終わると、いよいよ際物(きわもの)の入荷です。際物とは、数の子やおせちなどの、代えが効かない商品の事です。日配品などは賞味期間(保存期間)が短く、おせちも高価な商品なので、出荷には細心の注意が必要です。農産物も、化粧箱に入った商品や、縁起物で横倒しに積めない商品が一杯入ってきます。いくら長細い箱でも、縦にしか積めないので、積載効率はグンと悪くなります。ゴソゴソのカゴ車が現場に一杯溢れかえる事になります。その一方で、大きい荷姿の商品も一杯入ってきます。

 元旦までは、そんな感じで業務が進みます。元旦には約半数の店が休業するので、その分は「翌日配送分」の貼り紙をして、当日出荷分と区別して、倉庫の中に仮置きしておかなければなりません。その振り分けにも神経を使います。そうして、松の内が明けて、ようやく荷物の量も落ち着いて来ます。正月明けは一転して荷物の量が少なくなります。ここで、ようやく一息つく事ができます。

 もちろん、この正月の期間は、繁忙期という事で、応援の社員や臨時で雇われたバイトも一杯やって来ます。特に今年は、学生バイトが大勢来てくれましたので、むしろ肉体的には普段よりも楽だったぐらいです。取り扱う荷物の量が倍近くになっても、それ以上の人数のバイトが来てくれましたから。
 ただ、結構神経は使いました。応援バイトはみんなズブの素人ですから。しかも、そのズブの素人を、うちの社員ときたら、ろくに作業の説明もせずに、どんどん現場に放り込んで来るのです。作業手順の説明も安全教育も、全てそこのバイト任せにして。

 そりゃあ、我々レギュラーのバイトも、ある程度まではちゃんと教えますよ。そうしなければ、自分たちも仕事がこなせませんから。でも、バイトだけでは限界があります。そこを社員もちゃんとフォロー出来てこそ、初めて社員としての真価が問われるのではないでしょうか。
 たとえば、自分も作業をこなしながら、ズブの素人の応援バイトにせっかく懇切丁寧に教えても、また別の部署に引っこ抜かれたのでは、貴重な時間を割いて教えた意味がありません。また、応援バイトを入れるなら入れるで、一度にまとめて入れてくれたら、こちらも効率よく教える事が出来るのに、最初に二人、後また少しして三人という形で放り込まれたのでは、同じ事を何度も説明しなくてはならなくなります。

 要するに、やる事なす事全てが場当たり的なのです。さすがに軍手だけは応援バイトにも装着させてましたが、チェック用のサインペンも持たせずに、いきなり現場に放り込んで、トイレの場所も教えない、食堂の場所も教えないでは、無責任にも程があります。私がどれだけサインペンの補充に事務所と現場の間を往復したと思っているのか。
 入れ替わり立ち替わりで何人も応援バイトが来るので、「このままでは誰が来ているのか全然分からない。簡単な物で良いから、せめて名札ぐらい付けさせろ」と社員に言ったら、何とその社員は、応援バイトの腕にテープを巻いて、そこにマジックで名前を書き始めました(上記写真)。これにはさすがに苦笑を禁じえませんでした。

 いくら臨時のバイトと言えども、雇う以上は雇用責任や安全配慮義務が会社にはあるのですから、せめて名前ぐらいは知っておかないと、こちらも人の動きを管理・把握できません。それに、相手は人間なのだから、「あんた」や「おい、そこのお前」ではなく、ちゃんと名前で呼んであげなければ、仕事する気にもなれないでしょう。自分も同じような扱いをされたら腹が立つでしょう。
 そんな事も分からない社員では、ただの「呼び子」でしかありません。ただ人を連れてきて、「はい、あんたはここ」と放り込むだけでは、ピンサロのボーイと同じです。
 相手を「あんた」や「お前」ではなく、ちゃんと「〇〇君」「××さん」と名前で呼ぶ事は、職場としての最低限のマナー・モラルであり、人権問題でもあると思います。相手をちゃんと一人前の個人、労働者、人間として尊重しているのか、それとも、ただのモノとしかみなしていないのか。それが最もよく分かるのが、この相手を呼ぶ時の場面です。

 その姿勢が、仕事の教え方にも如実(にょじつ)に現れます。私たちの仕事は、一言で言えば「商品を分けるだけ」です。入ってくる商品が発注数どおり揃っているかどうか検品して、商品や箱に貼られたラベルを見て、その店の番号や店名どおりに商品をカゴやドーリーに積んで出荷していくだけです。
 でも、たったそれだけの作業でも、細かく言えば10通り以上もの工程に分かれるのです。種類によっては一緒に詰め合わせ出来ない物もあるし、縦や横にしか積めない商品もある。クリスマス用のケーキや正月用の蒲鉾のように、細心の注意を払わなければならない商品も少なくありません。どれも、きちんと説明しなければならない大事な事です。決して「ただ商品を分けるだけ」ではないのです。

 それが分かっていたら、こんな「せっかく教えたのにまた別の部署に引っこ抜く」「場当たり的にバラバラに人を放り込む」「最低限度の必要備品も用意しない」「トイレや食堂の場所も教えない」「名札も用意しない」という事にはならないはずです。「人権問題」と言えばオーバーに聞こえますが、もし、これを異常と思わない、異常である事にも気付かないとしたら、自分も同じように扱われても、一切文句は言えない事になってしまいます。もし、自分が動物扱いされても、文句は一切言えない事になってしまいますが、果たしてそれでも良いのでしょうか。
 我々は、ともすれば「人権問題」と言うと、問題とかホームレスの問題のように、自分とはまるで別世界の問題であるかのように捉えがちですが、今私がここに書いた事も、それと同等以上に、立派な「人権問題」ではないでしょうか。

コメント (2)
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謹賀新年

2016年01月01日 04時46分25秒 | 戦争法ではなく平和保障法を


新年明けましておめでとうございます。

―追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているのである。ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。すでに勝利は確定している。真の問題は、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、ということにほかならない。―
 白井聡「『戦後』の墓碑銘」より


 今日の元旦も私は通常通り早朝から出勤です。朝が早いので、朝食も雑煮を食べるのは諦め、いつも通りパンとコーヒーで済ますしかないかと思っていましたが、何と親父が午前4時に起きて雑煮を作ってくれました。普段は価値観や政治観の違いで衝突する事も多かった親父ですが、それでもやはり親の恩は有難いものだと実感しました。

 去年は違憲の戦争法(安保法制)が強行採決されてしまい、今年の参院選の結果次第では改憲国民投票まで行きかねい情勢ですが、上記の白井聡さん(京都精華大学専任講師)も仰っているように、追い詰められているのは、寧ろ、焦ってもはや禁じ手にすがるしかない安倍政権の方です。2016年こそ逆転勝利の年にと、思いを新たにしています。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 2016年 元旦
 ブログ「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」 プレカリアート
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