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小室眞子の結婚に賛成しようが反対しようが、どのみち天皇制は廃止する他ない

2021年10月30日 23時26分15秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
【ノーカット】眞子さま小室圭さん 2人で結婚会見(2021年10月26日)
 
この間、マスコミを賑わしている小室夫妻の結婚騒動について、ツイッターで呟きました。そのツイート(呟き)をブログに書き出し、短文のツイートだけでは分からない騒動の詳しい説明も入れました。↓
 
今週日曜が衆院選の投票日だと言うのに、マスコミはいつまで経っても小室圭・眞子の結婚騒ぎ。誰が誰と結婚しようが個人の自由なんだからそっとしておいてやれば良いのに。親の借金や皇室の伝統なんて本人に何の責任もないのにバッシング。逆にこの騒動で個人をPTSDに追い込む「伝統」の不条理が露呈
 
特にこのDappiの投稿なぞ酷いものだ。小室圭氏をKK呼ばわり。普段から在日朝鮮人をチョン呼ばわりしているので地金が出たのだろう。表では天皇陛下万歳三唱の右翼が陰では醜い皇族バッシング。個人の幸福より世間体や体制維持の方が大事なんだ。天皇制廃止論者の私の方が寧ろ皇族の人権を擁護している
 
>竹田恒泰「小室圭と眞子様は云わば駆落ち。結婚関連儀式をしない=皇室は認めず小室家と親族付合いしない。陛下は悪いことしてないのでKKが嫌いでも皇室は嫌いにならないで」
有本香「母は公金詐取疑惑・KKは留学を眞子様と付合ってGet...。ここまでろくでもない人は滅多に見ない」
この意見に尽きる(以上、Dappiのツイート)
 
「小室圭をKK呼ばわりしたのは有本香で、俺はただそれを引用しただけだ」という言い訳は通用しない。批判せずにリツイート(引用)すれば、それは賛同・拡散と同じである事はもはやネットの常識。Dappiは個人のネトウヨなんかではなく、自民党から金貰って世論工作している法人企業だった事も既に露呈
 
小室・眞子の件で、何故こんな大騒ぎになっているのか全然分からず、同僚に聞いたりネットで経過を調べた。小室の母親と元婚約者との間の金銭トラブルに対して、先日の記者会見で2人が居直りとも取れる対応に終始していた事に皆怒っているのだ。「元皇族の癖に、恩を仇で返すような事して!」と
 
(注)上記の金銭トラブルとは、具体的には、小室の母親の元婚約者が、小室圭の学費等を援助する為に供与した約400万円の扱いを巡るトラブルです。「母親との結婚を前提に、息子の圭君の学費の足しにと、400万円を贈与として与えていたが、婚約を一方的に破棄され、金をむしり取られただけに終わってしまった。せめて、この金だけでも返してくれ」というのが元婚約者の言い分。それに対して、「これはあくまで贈与であって貸金ではない。借用書もないのに今頃になって返せと言われても困る」というのが母親の言い分。
 
私も最初は単なる皇族バッシングだと思っていたが、調べると確かに2人の対応にも問題はあると思う。しかし、家族間の問題に、第三者が生半可な情報を元にあれこれ詮索するのもどうかと思う。これはあくまで当事者同士で解決すべき問題。それでもし2人の婚約が破談に至っても、それは2人の自己責任
 
それとは別に、皇室イメージがここまで悪化しているとは思わなかった。「秋篠宮は眞子に一体どんな躾をしていたのか?」「こんなロクデナシの子どもしか育てられないなら、もはや皇室なんて不要だ」と言わんばかりのコメントと賛同の「いいね」数の多さに、皇室不要論者だった私も思わずたじろいだ
 
小室婚約会見のネットニュースに付いたコメントの例。DappiのツイートがKK(小室圭)だけを悪者にしていたのに対し、眞子やその父親の秋篠宮、ひいては皇室制度にまで批判の矢が及んでいる事に注意。↑
 
所詮は皇族も生身の人間だったと言う事だ。欠点も弱点もある生身の。小室圭に一目惚れした眞子もそれは同じ。これが一般人の婚約なら、よくある話で別にニュースにもならなかった。それが皇族絡みとなった途端に「理想の天皇像に傷を付けられた」と皆大騒ぎ。そんな皇室制度ならもう無い方がマシだ(以上、10月28日のツイート)
 
https://youtu.be/jGTQYSjQt-A
小室夫婦の結婚会見動画。確かに酷い。感謝の言葉は最初だけ。後はひたすら「誤った情報、いわれなき誹謗中傷」の連呼。でも相手の主張のどこが誤りなのか具体的に指摘しないので、何の説明にもならず。挙句に自分達の主張だけ一方的に喋って退出。安倍の国会答弁にソックリ

元婚約者との話し合いは「私が望んだ方向で進展している」と小室眞子。森友学園への国有地売却を「良い土地だから話を進めて」と言い放った安倍昭恵と瓜二つ。私人の自由を満喫しながら皇室の権威も利用。共産党は将来天皇制を廃止すると自民党は攻撃するが、こんな天皇制なら寧ろ廃止した方がマシ

(注)「私が望んだ方向で話し合いが進展している」と眞子が言った内容とは、恐らく「解決金=手切れ金として返す」事を指すと思われます。結婚会見でも、しきりに圭が「解決金を受け取ってほしい」と先方に呼びかけてましたから。まるで、皇室の権威をバックに、札束で相手の顔を有無を言わさず引っ叩くような対応には、流石に私も心底呆れました。

私も天皇制廃止論者で、日常生活も元号ではなく西暦を使用。皇室の事なぞ関心が無く、小室の件にも無関心だった。右翼の天皇崇拝強要だけでなく反五輪デモの天皇制廃止スローガンにも違和感を感じていた。今回の件で改めて皇室制度の矛盾を痛感。改憲するなら自衛隊明記より天皇制廃止の方が先だろう(以上、10月29日のツイート)

(注)最後に。長くなりますが、もう少しご辛抱を。何故、私が天皇制なぞ廃止すべきと考えているか?その理由を述べます。

①天皇制自体が「主権在民」や「法の下の平等」等の民主主義の原理に反するから。何と言っても。これが最大の理由です。

②日本人の宿痾とも言うべき「長い物に巻かれろ」の権威盲従、奴隷根性の国民性の根源となっているから。

③今や国民の多数意見となった選択制夫婦別姓制度の導入に、政党の中では唯一、政権与党の自民党だけが反対。こんな「恥さらし」の事態となったのも、女系天皇に反対し、女性差別を容認しているからだ。天皇制が社会進歩の足枷(あしかせ)となっているのは、もはや誰の目にも明らか。

④戦争責任に対してケジメを付けるべき。今の天皇は戦後生まれなので、確かに直接の戦争責任は無い。しかし、戦前の日本では天皇が大日本帝国の最高責任者で、統帥権(軍隊を統率する権利)を有していた以上、現天皇も先の侵略戦争で、何千万というアジアの人民を殺し、何百万もの日本人を死に追いやった責任から逃れる事は出来ない。ケジメを付けなければならないのは小室家のトラブルだけではない。

⑤現に今も、総選挙の争点そっちのけで、小室・眞子の結婚騒動にうつつを抜かす等の形で、自民党の悪政を誤魔化す隠れ蓑として国民に悪影響を及ぼしている。

⑥天皇制の存在自体が天皇の人権をも蹂躙している。天皇には一切の自由も政治的権利もない。自分の意志で生きる事を奪われ、ロボットみたいな生き方を強いられている。これ自身がもはや立派な人権侵害ではないか。

ただ、幾ら自民党や右翼が天皇を持ち上げようと、今の国民感情が必ずしも天皇崇拝一色ではない事は、小室騒動に対する反応からも明らか。その中で、ことさら、この問題で大騒ぎするのも、現実の政治・社会問題から目を逸らす事になるから余り賛同出来ない。

どちらにしても、小室夫妻の結婚に賛成でも反対でも、どのみち天皇制は廃止しなければ、また同じ様なトラブルは今後も起こります。無用なトラブルを招き、個人を不幸にするだけの「身分制度」を「国の象徴」に祭り上げる愚をいつまで続けるのか?


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