アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

石丸氏は人の言う事が理解できない

2024年07月19日 19時36分44秒 | 未完の政権交代

石丸市長の凄まじい仕事能力 使用済み人工芝の譲渡「売る?売らない?」で議員がギブアップ

上記動画の文字起こしをしました。令和6年(2024年)3月6日の広島県安芸高田市議会定例会における南澤市議と石丸市長(当時)の間の質疑応答の様子を記録した動画です。「公園の芝張り替え工事で要らなくなった古い人工芝を譲渡する際に、市内在住者から優先的に譲渡してはどうか」という市議の質問に対し、市長の答弁が二転三転しています。そのやり取りを下記に文字起こししました。長文になりますが、記事後半の問題提起に繋がるやり取りなので、どうか読んで下さい。質問者の南澤市議、答弁者の石丸市長それぞれの発言に通し番号を振って識別できるようにしました。南1は南澤市議の1回目の質問、石1は石丸市長の1回目の答弁です。動画の中で編集者が強調している部分については、私も当該発言部分に下線を施しました。

南1:サッカー公園人工芝改修工事に伴い、市は昨年11月に使用済み人工芝の再利用を希望される方を募り、無作為の抽選によって選ばれた方へ譲渡を行いました。市の方は処分費を削減でき、必要とされる方は運搬コストのみで入手できる、両者にとって良い事業、WinーWinの事業だったと評価しています。この事業は募集当初譲り受け対象者を市民、市内業者、市内団体等としてきましたが、途中から「市内関係者に限らない」と変更しました。サッカー公園の事業は市の税金も投入されている事業であります。市の関係者優先という考え方、そういう文言があってもしかるべきではないかというふうに考えるんですけれども、そのあたりの見解をお伺いしたいと思います。

石1:その考え方、文言は必要ありません。今回の取り組みは、そもそも人工芝の再利用を前提とした工事になっていないからです。その際に市として大事なのは、処分のコスト、ここでは時間と費用ですね、これを最小化するのが最優先事項となります。故に、市内の特定の誰かに恩恵を与えるような配慮が必要ないというのは自明だと考えます。

南2:コストを最優先させたと。その考え方は決して否定するものではなく、今後ですね、こういったような事業を行う際に、広く募ってもいいと思うんですが、市内の方がたくさん求めているんであれば、そちらを優先させると。そういう一文を加えてはどうかと思うんですが。そのあたりの考えをお伺いしたいと思います。

石2:捨てるというのが大前提になってるんです。ただ、もしかしたら要る人があるかもしれないということで、急遽(きゅうきょ)この工事の期間の中でですよ、特段の手間暇かけずにできることをやったというだけです。それを欲しがる人がいるというのもわかったので、次回もしこれを張り替えるのであれば、売るというのも、そもそも工事に含めることはできると思います。

南3:売ることもできるのではないかと。確かにそうかもしれないなと。そういったときに、募集するときにですね、市の関係者を優先しますというような一文があってもいいのではないかと。そのあたりの考え方を伺ってます。

石3:市のために以後こうした工事に最善を尽くすのであれば、当然売ることを考えるべきです。であれば、当然にして次やるべきは、全国を対象に海外、もしかしたらあるかもしれませんが、中国に輸出する業者とかね、制限なしで売りに行く、これが一番やるべき取り組みです。

南4:広く売り先を求めるというのは、それはそれでいいと思うんですが、市内の方で求める方がいらっしゃったら、そこに優先的に譲ってはどうかということを提案しているんであって、その文言が募集要項の中にあっても何ら問題はないと思うんですけれども。そうでない理由というのが、ちょっと今の答弁の中では受け取れなかったんですけれども。

石4:人工芝片付けるのが工事の大事な工程なんです。誰かにこれ売ってあげようという事業じゃないんですよ。そこに手間暇かけたら、主眼が変わってくるじゃないですか。家にある物を何か転売して儲けようという話じゃないんです。もう要らなくなったから。とにかく捨てたいんですよ。早く。じゃないと工事終わらないじゃないですか。そうしたときに市内優先ってどうやるんですか。選抜するんですか。第1次募集、第2次募集って。そこに手間暇かけるんですか。それが現実的ではないという話をしています。

南5:募集をかけて応募が来ると。市内の方がいたらそこから渡していって、まだ余っているなら、そこから外に出せばいいだけの話じゃないかと思うんですけれども。それがそのまま手間暇かかることなんでしょうか。

石5:はい、当たり前にかかります。一旦募集をして、足りなかったら追加で募集するということですよね。一回で終わらないんだから、その分かかるじゃないですか。どうやったらかからないという発想になるんですか。

南6:あのー、ちょっと話がかみ合わないなと思うんですけど。繰り返し募集する必要なくて、1回の募集で全国から受けて、その中に市内で希望される方がいたら、そこから渡していけば良いではないかというだけの話です。そういう考え方で進めてはどうかということを、再々申し上げてます。

石6:これ売買の話だと思うんですけれども。今その前提で話をしています。買いたい人、名乗りを上げさせといて、あなたは実はそういう権利がありませんでしたと、後から伝えるということでしょうか。一旦募集は募集で締め切って、市民の方限定で募集をして、そこで選んでという手順を考えていたんですけれども。それをやれというふうにおっしゃってるんでしょうか。

南7:(暫し沈黙)一定の価格でこれが欲しい人、何本欲しいですかと申し込んでくださいと。ただし選考があって手に入るかどうかは、こちらから追って連絡しますという手順じゃないかと思うんですけれども。それで何ら問題はないかと思うんですが。そのあたりはいかがでしょうか。

石7:選考すること自体にコストがかかるという話をしてきたつもりなんですけれども。そうではなくてですか。ちょっと何を言わんとしているのかが私にはわからないんですが。

南8:えー(沈黙)、無作為抽出でなく、市内の方を優先されるという作為的なものがあった上で、その後のことについては無作為でもいいんじゃないかと思うんですけれども。えー、そういうふうな選考過程を経て譲り渡すということが可能ではないかというふうに考えています。そのあたりが伝わるといいんですけれども。御見解を伺いたいと思います。

石8:何となく意味がわかりました。同時に募集をしておいて、中で区切りを置くという話ですか。私が、ごめんなさい、考えてたのはオークション形式です。だって、その方が高く売れるじゃないですか。高く売りたくないですか。

南9:オークション形式というんであれば、市長のおっしゃることはわかりましたので、この質問はここまでにして、次の質問に移ります。(以上、文字起こし終了)

「捨てるのが大前提」(石2)と言いながら「制限なしで売りに行く」(石3)、そのくせまた「売ってあげようという事業じゃない」(石4)と言いながら「オークション形式」(石8)でやるつもりだったと。石丸氏は要らなくなった人工芝を「捨てたい」のか「売りたい」のか、果たしてどちらなのか?答弁が二転三転して、最後まで論点がかみ合いませんでした。しかも答弁姿勢も非常に高圧的・挑発的です。「当然~」「~なのは自明」「ちょっと何を言わんとしているのかが私にはわからない」云々と。そこまで言われなければならない程、市議の質問は愚劣な内容だとは私にはとても思えないのですが。このやり取りを観ていると、石丸氏は、ひょっとして人の言う事が理解できないのではないか?と思わざるを得ません。

石丸氏の問題対応はこれに限った事ではありません。別のショート動画でも、控訴する理由を聞かれて「判決に不服があるから」、1週間前と何が変わったか心境の変化を聞かれて「時間が経過した」、市長時代に小学校にエアコンを設置した理由を聞かれて「暑いから」等、普通ではありえないような答え方をしています。

確かにそれらの答えも間違いではありません。でも、判決に不服があるから控訴するのは当たり前の話で、どんな不服があるのか具体的な理由をアナウンサーは聞いているのに、それが石丸氏には分からないのです。1週間前と今とでは時間が経過したのも当たり前の話で、そんな事わざわざ聞かなくても分かっています。アナウンサーが聞きたかったのは、その間にどんな心境の変化があったのか(例えば国政に打って出る決意が固まった等)を聞いているのに、そこに思いが至らない。小学校にエアコンを設置したのも「暑いから」なのは当たり前で、それでも現実には予算が確保できなくて設置できない自治体も少なくないのに、安芸高田市では何故設置出来たのか?そこを聞いているのに、石丸氏にはそれが理解できない。

普通の人はこんな答え方なぞしません。アナウンサーが何を聞きたいのか常識の範囲で理解出来るからです。でも、石丸氏にはその「常識」が欠落しているので、こんな頓珍漢な応答になってしまうのです。

これはアスペルガー症候群の典型的な症状です。知能は人並み以上にあるから「会話」は普通に出来る。だけど相手の気持ちが理解出来ないので「人とコミュニケーションが取れない」。これがアスペルガー症候群の特徴です。

改めて書くと奇異に感じるかも知れませんが、私の周囲にも必ず1人か2人は確実にそんな人がいます。今まではただ単に「変な人」で済まされて来ましたが、それらは全て脳機能障害から来る発達障害である事が最近明らかになって来ました。

アスペルガー症候群の人は他にも色々特徴があります。「特定の物事に異様に拘る」のもその一つです。毎日同じ道順で帰宅しなければ気が済まない。だからたまに飲み会に誘われて普段と違う時間・ルートで帰らなければならなくなったら途端にパニックになる。

その特性を上手く活かす事が出来れば、逆に凡人には及びもつかない才能を発揮する場合もあります。物事への異様な拘りを学術研究の分野で活かせば、素晴らしい発明が生まれるかも知れません。実際、発明王のエジソンや相対性理論を編み出したアインシュタイン博士もアスペルガー症候群だったと言われていますから。

でも、政治家としてはどうなのか?幾ら天才的な才能があっても、「人とコミュニケーションが取れない」のは、政治家としては致命的な欠陥だと思います。だから安芸高田の市長も1期で投げ出さざるを得なかったのでしょう。

問題はむしろ周囲の関係者にあります。身近に接していたら、彼にアスペルガー症候群の可能性がある事も薄々気付いていた筈です。それに気付きながら、誰も彼に注意やアドバイスをしなかったのか?政治家は人とコミュニケーションが取れないと務まらない事や、それでも政治家を志すなら、人よりも更に努力しなければならない事など、彼に誰もアドバイスしなかったのでしょうか?

もし彼にアドバイスしていたら、あんな傍若無人な態度は取れなかった筈です。多分、皆んな彼を利用する為に、彼の機嫌を損ねないように、チヤホヤするばっかりだったんじゃないでしょうか。

そう考えると、彼も哀れな「裸の王様」かも知れません。でも、その彼の言動で、精神的に追い詰められて衰弱死させられた市議の方もいるのですから、私は彼を許す事は出来ません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする