マリリンが右手の小指を骨折して4週間。 やっとギプスが外れました~!!
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骨折の瞬間は、それこそとんでもない方向に向いていた小指ですが、ギプスで固定することにより、かなりまっすぐに戻ってきました。
それでも、毎週レントゲンで見ると、30度くらい斜め向いちゃっています。
30度ってたいしたことないように思えるけど、スキー場のゲレンデで30度って言ったら断崖絶壁に見えるように、人間の指が30度曲がっていたら小指だけ思いっきり「パー」 してるような感じに見えるんですよ。
先生も、レントゲン見ながら 「うーん… 来週まだあんまり角度が戻っていないようなら、やり直しかな…」
マリリン 「えっっっ???? またあのゴキゴキって?????」 すでに涙目。
先生 「いや、そしたら、手術です。 入院して全身麻酔で切って開いてボルトで固定します。」
こともなげにサラリと先生がおっしゃった言葉は、それはそれは恐ろしいものでした。
それから一週間マリリンの頭の中は
入院→全身麻酔→切って開いて→ボルトで固定
それらの恐怖の言葉がグルグルとうごめき、まさに何にも手につかず戦々恐々としていて、右手は一切使わないようにしていました。
翌週、ビクビクしながら病院に行くと、先週とそれほど大きく角度が戻ったとは思えないけど「これなら、大丈夫です。ちゃんと元に戻っていきますから。」
マリリン、本当に怖がっていたので、安心のあまり脱力。
私は、「本当に大丈夫なんですよねっ? 怖い手術でも、必要ならばやりますので遠慮せず言って下さいっ。 本当にまっすぐになるんですよねっ???」
5回くらい念押ししました。 治療中にマリリンが痛がるのを見て叫び、大丈夫だと言っているのに何回も聞くうるさい母親です…
そんなこんなで4週間がたち、やっとやっとギプスが取れたのです。
小指と薬指で固定していたので、指の間が水ぶくれみたいになって、真っ赤にただれていました。包帯でかぶれた手の平の痛々しい…
薬指はなんとか動かせるものの、骨折した小指は全く動きません。紅茶を飲むときに小指をピーンと立ててる人みたいです。
少しずつ動くようになってくるから、無理せず動かせる範囲で動かしてみてください。来週からリハビリしますから。
マリリン、真っ赤にただれたところも痛いし、指も思うようには動かないけど、邪魔だったギプスが取れたことが嬉しくって嬉しくって小躍りしています。
一番最初にしたことは、病院のトイレに走って行って、手を石鹸で洗ってエアタオルの風を小指と薬指の間に思いっきり当てていました。
一ヶ月間、病院で包帯を代えてもらうときに、おしぼりでちょっと拭く程度だったので、思いっきり手を洗いたい気持ち、わかる、わかるよ!!
そして、家に帰ってきて、お風呂に入るとき。 一ヶ月間スーパーの袋を手にかけてボクサー状態だったので、「3・2・1・ダ~~~ッ!!!」 とお湯に手をつける瞬間の嬉しそうなこと。
お風呂の中で鼻歌歌いながら、1ヶ月分の垢を落としていました。
それでもまだ物足りないらしく 「お母さん、韓国のあかすりのタオルないの?」
そんなものないよ。
そのあと私がお風呂に入ったら、お湯にはマリリンのあかすりの成果がプカプカと…
苦笑いしながら栓を抜き、「やっと治ったんだな… よかった…」
と安堵感に包まれながらお風呂掃除しました。
9月の初めに骨折って、4週間ギプスって聞いたときは
「そんなに長い間?? 秋はイベントも多いし、勉強にも支障が出そうだし困ったわ」
といろんなことが心配で不安でした。
でも、学校では友達がすごく助けてくれました。
率先して給食当番を代わってくれて、給食を机に運んでくれたり。
普段ちょっと意地悪な男の子も、荷物を持ってくれたり、優しい声をかけてくれたり。
今までクラスの中でちょっと浮いた存在だったマリリンも、
友達に助けてもらって感謝の気持ちを持って笑顔で接して、
友達もちょっと近寄りがたい雰囲気のマリリンも実は普通の子だって気づいてくれて、
みんなとの距離がちょっと縮まったんじゃないかな。
それに、マリリンも骨折を理由にさぼったり甘えたりすることなく、
怪我をしてても自分でできることは自分やるっていう姿勢は立派でした。
そういういろんなことを考えると、骨折は痛かったし不便でしたけど、それ以上に得たものが大きかったような気がします。
人の痛みがわかる。 周りの人に感謝する。 困難があっても自分の力で乗り越える。そんな当たり前のことをマリリンも私も学んだのでした。
ギプスが取れて脱皮した指のように、一皮向けたマリリンの姿をちょっと誇らしく思う母でした。