長かった旅行もいよいよ最終日となりました。
アマンジオのチェックアウトタイムは11時。
我が家のフライトは夕方の6時半だったので、ホテルのご好意で夕方の4時までお部屋使っていいということでした。
でも、せっかくなので、ジャワのもう1つの世界遺産。
空港近くにあるイスラム寺院遺跡のプランバナン寺院に行くことにしました。
ホテルにお願いすれば、空港までの無料送迎にプラスしてプランバナン寺院観光をアレンジしてくれます。
プランバナン寺院に行くなら2時半にはホテルを出発するとのことでした。
というわけで、2時半まではいつものようにテニスをしたりプールで遊んだりと最後の最後ギリギリまでアマンジオを満喫して、
夢のようなアマンジオ生活とお別れをしました。
プランバナン寺院は8世紀頃のイスラム寺院の遺跡で、仏教寺院のボロブドゥールと同じく世界遺産に指定されていて、「最も美しいイスラム寺院遺跡」 と言われています。
プランバナンとは「たくさんの寺院」 という意味だそうです
今はこの4棟の寺院があるだけですが、そのまわりにもたくさんの大小の寺院があったらしく、石がゴロゴロ転がっています。現在も復元作業が続いていますが、寺院で使われていたオリジナルの石は、もうほとんど残っていないそうです。それに、ジャワ島は地震が多いので、なかなか作業が進まないようです。
2006年にはジャワ島中部地震があり、せっかく復元したものがほとんど壊れてしまったとか。
上を見上げると、ただ積み上げてあるだけのような石たち…
実際、寺院の脇には大きな石が落ちていて、「これは3ヶ月前の地震で落ちてきました。」
って、怖いでしょ?こんなの当たったら死ぬでしょ?
今後は地震対策も含めての復元を行っていくとのことですが、これが完全に8世紀頃の元の姿に戻されることはあるのでしょうか…?
1000年以上前の石の群が寺院の一員として組み立てられることを願って、じっと待っています。
プランバナン寺院って、ジャワに行くまでは存在すらも知らなかったのですが、ここもまた行ってみてすごく感動しました。
「アジアの神秘の遺跡巡り」 ますます行ってみたくなっちゃいました。アマンに泊まりながらね(笑)
約1時間の寺院観光を終えると、アマンジオのドライバーさんが車でいつものように冷たいお水とレモングラスの香の冷たいおしぼりを出してくれました。
これが最後のアマンマジック。 ああ、このレモングラスの香ともお別れだわ…
空港ではアマンジオのスタッフがチェックインのお手伝いをしてくれて、楽しかったインドネシア旅行が終わろうとしています。
あ~、なんて素敵な旅だったんだろう…
と、感傷に浸ってる場合じゃないんです。
実は、この帰りのジョグジャカルタ→ジャカルタのガルーダの国内線の時間が変更になり、ジャカルタでの国際線への乗り継ぎ時間がギリギリになっちゃったんです。
JALはマイレージで取ったし、ガルーダ国内線は自分で手配してるので、たとえ乗り継ぎに遅れたとしてもなんら保障はなさそうです。
それでもジョグジャカルタのチェックインでは「ジャカルタで乗り継ぎがあるのよ。よろしくねっ!!」 とドスのきいた声で念を送りました。
私の中では 「ガルーダ= いつも遅れる」 という図式ができあがっていて、
遅れるだけならまだしも、フライト自体がキャンセルになることも珍しくないし、考えたくもないけど事故も多いし、
独断と偏見であえて言わせてもらうと「できれば乗りたくない航空会社」 という気持ちが強い。
でも今回はインドネシア国内線なので、ガルーダに乗らざるを得ない。 も
ちろんガルーダ以外でもライオンエアーとかなんとか航空とか日本では聞いたこともないような国内線がたくさん飛んでるけど、
それはなんだかもっと怖そうだ…
とにかく、時間通りに飛んでくれないと、日本に帰れなくなっちゃうのよぉ~。
ガルーダ、頼んだよぉ~~~!!
と、祈るような気持ちで空港ロビーにいたんだけど、待てど暮らせどガルーダは姿を見せない… やっぱりか…
何度見ても意味のない「ON TIME」 とかかれたフライトインフォメーションを睨みながらドキドキしていたら、20分遅れで飛行機登場。
乗ったと思ったら、すぐに離陸して、結局10分遅れくらいで意外にもすんなりとジャカルタの着きました。
たった1時間のフライトでも軽食がでたりして、それが意外とおいしかったりして、
10分くらいの誤差はインドネシアンなのんびりタイムで許すとして、ガルーダちょっと見直したよ!!
ジャカルタの乗り継ぎではターミナルの移動で迷ってしまい、空港係員に誘導してもらったけど、
1時間半前にはチェックインできて、バリ島のデューティーフリーで買ったレスポのバッグもちゃんとピックアップもして、
余ったルピアでお買い物もできて、結果的にはちょうど良い時間となりました。
こうして、バタバタと最後の時間を過ごし、夜10時ジャカルタの高層ビルのネオンを見ながら飛行機は飛び立ち、
8日間のバリ&ジャワ島旅行は終わったのでした。
飛行機で爆睡して、気づくと成田に着いていました。
8日間の間ずっと、専用運転手付きの生活を送ってきたのです。
空港に着いて 「宅の運転手はどこかしら? 荷物を運んでくださらないかしら?」
っているわけないよね。 突然現実に引き戻されます。
行きは羽田経由だったので、自分で運転する車すらもなく、リムジンバスで家路に着いたのでした。