旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

バリ家具・個人輸入奮闘記 ⑥ こぼれ話

2007年06月08日 | 2007年春休み バリ島 

なにしろ、マツダさんと丸一日一緒だったので、いろんなお話をした。

マツダさんは、個人輸入の荷物を運ぶのがお仕事なので、いろんな人がいろんな国でいろんな物買ってくるのを目の当たりにしているわけ。

最近は、やっぱり私のようにバリを始めとして、ベトナムやタイから家具を買ってくる人がすごく多いらしい。

面白かった話

① インドからは大理石のテーブル。

  これが大理石だからとてつもなく重いらしい。運ぶのも大変なんだけど、もっと大変な

  のが木箱開封のときなんだって。

  インドからの荷物は大抵パッキングにワラが詰まっているらしく、開けると膨れる

  膨れる。

  風の強い日には開けられません。

② 私がかなりびっくりしたのは、中国の西安に行って、兵馬俑、しかも実物大を買って

  くる人が多いという話。

  どこに置くの? あんなのが立ってたら怖いじゃない。

  でも、意外にも人気商品らしい…

③ やはり東南アジアからは一風変わったものを買ってくる方が多いらしく、

  実物大の馬の置物とか、観音様とか。これまたどこに置くの?

 

海外からのお土産は十人十色ですね。

マツダさんがおっしゃった 

「バリの家具は、日本と気候が違うし、色あせたり、もしかしたら壊れちゃったりすることもあるかもしれない。

だけど、その旅行の思い出とか買ったときの感動とかはずっと変わらないものだからね。」

うーん、素敵な言葉です。 

こんなに頑張って運んできたバリ家具、大切に使いたいと思います。


バリ家具・個人輸入奮闘記 ⑤ 木箱との闘い

2007年06月08日 | 2007年春休み バリ島 

大井出張所 → 倉庫 → お台場の本庁 と巡った引き取りの旅もようやく終わり、これから荷物を家に運びます。

がっ、これらの家具は現在新築工事中の家に置くために買ったもので、今は置く場所がありません。

しばらく倉庫を借りようかとも思ったけど、このサイズとなると月に2~3万円くらいかかるらしく、

せっかくバリで安く買ってきた意味がありません…

それで、ちょっと、いやかなり強引に夫の母の家に無理矢理置かせていただくことにしました。

 

母の家は「団地」です。

 

その団地に2t車を横付けして、木箱をバリバリとぶち壊していると、

ご近所の皆さんの「一体何をしているの?」という好奇の、いや温かい視線を全身に浴びまくりです。

 

P6010067_1 マツダさんいわく「バリ島からの木箱はボロボロで5~10分もすれば簡単に開けられます。」

ところが、今回の業者さんはある意味、良い仕事していたというか、しすぎというか、長ーくてぶっとい釘をこれでもかというほど打ち込んであり、なかなか取れないの。

釘は10cm近くあって、でも木箱の木は柔らかいから、くぎ抜きもうまく働かず…

百戦錬磨のマツダさんでも「こんなのは初めてです。勘弁してくれ~~~~」というくらい。

結局一箱開けるのに30分ずつかかりました。

 

 

 

 

P6010068_1 箱を開けると中身はこんな感じ。

これは勉強机と、その下に椅子が寝た状態で入っていました。

バリ家具は見た目よりも軽いので、運ぶのは私でもできました。

ソファが玄関から入るかなと心配していたけど、ギリギリ何とか入れることができて良かった。

 

 

 

 

P6010066_2 それにしても、この木箱開封の作業も、とても素人だけじゃ無理だな…

第一、バールなんて持ってないし。

達人のマツダさんですら悪戦苦闘していたくらいだから、私と夫がいくら頑張ったところで無理よね。

それに、この空の木箱の処分も困る。

朝から晩まで一日ともに頑張ってくださったマツダさんの料金は2万6千円。

それに木箱の処分代が8千円。

それって、決して高くはないと思います。

だって、レンタカーしたって結構かかるし (第一、2t車なんて運転できないし)

大井埠頭の中の運転も難しいし、お台場に行くのも大変だし、木箱開けるのも大作業、その空箱の処分も困る。

ということで、マツダさんのおかげで、はるばるバリからやってきた家具を無事収めることができました。大感謝です!!

 

結局、かかった費用はこちら

家具代         75,000円

船便代         72,000円

港湾使用料など    30,000円

国内運搬料      26,000円

木箱処分代       8,000円

その他(交通費など) 5,000円

            216,000円

総額は、ちょうど家具代の3倍ってとこかな。

 

P3280093_3  というわけで、こちらの勉強机は3万6千円。

細工も凝っていて、この値段は安いです!

 

 

 


 

 

 

P3260023_3 今回の目玉、ソファセット(2人掛け、1人掛け、テーブル)は約9万円。

思ったより高かったけど、こんなに迫力のあるラタンのソファは日本では売っていないし、あったとしても、20万円は下らないと思われ、大満足です。

我ながらよく頑張ったな。うんうん (自己満足♪)

あ~早く、新しいお家で、このソファでお昼寝がしたいよ~~~!

 

 

「人とは違うアジアン家具が欲しい!」と思う方、「税関手続きもやるぞ~!!」という気合のある方、是非トライしてください。

私でもできたんですから。

 

 

 

 

 


バリ家具・個人輸入奮闘記 ④ 荷物とご対面

2007年06月06日 | 2007年春休み バリ島 

私の荷物は、月曜日に船が港に着き、その二日後くらいに荷物が倉庫に収められるので、

木曜日に倉庫に電話して荷物が入ったことを確認。

すると確認書みたいなのがファックスで送られてきます。それも大切な書類です。

 

そして金曜日、ジーンズにスニーカー、書類一式持って出陣です。

朝10時に品川駅港南口で今回の救世主、マツダさんと待ち合わせ。

いよいよ、大井埠頭に出発です!

まずは、東京税関大井出張所へ向かいます。

 

P6010055_1 ここでは

① 必要書類とパスポートを提出。

② 係員がどこかへ電話して、私の渡航記録とか別送品申告書が出ているかとか調べる。

③ 全てOKなら「外国貨物運送申告書」なる書類を出してくれる。

  ちゃんと別送品申告書が出ているし、いかにも怪しくなさそうなので、「開封検査は否」に○してくれる。

  その書類に印鑑を押して、別室へ。

④ 先ほどの「外国貨物運送申請書」という書類に、係員が書き込むのでそこで10分ほど待機。

 

 

P6010057 これで全ての書類がそろったので、いよいよ倉庫へピックアップに行きます。

(マツダさんの心遣い その一: ここからしばらくトイレに行けないから大井出張所でトイレを済ませてください。)

倉庫のオフィスに書類を提出し、順番が回ってきたら呼び出されるので、そしたら裏側に回り、荷物を運び入れます。

(マツダさんの心遣い その二: しばらく車から出られないので、車内でのんびりしててください。飲み物まで用意してくれていた!)

 

 

 

P6010059 場内はヘルメット着用なので、私は車内で待機。

木箱がたくさん積まれていて、その中を小型のフォークリフトが走り回っています。

 

 


 

 

P6010060 やっと自分の荷物に出会えました~!

なんだか感無量ですぅ~

バリからの木箱はかなりボロボロと聞いていたけど、結構しっかりしててこれなら中身も大丈夫そうね。

 


 

 

P6010056 今回お世話になった、マツダさんの「2t ロング」のトラック。

これに全ての荷物を積み込んだら、次はお台場の東京税関本庁に向かいます。

荷物はトラックに載せてもまだ、絶対に開封してはいけません。

大井出張所から本庁に、

「これからこれだけの荷物を持った○○さんがそちらに向かいます」という連絡を入れるらしく、

いくら大渋滞でも2時間以内くらいに到着しない場合は大問題となるらしい。

 

 

 

P6010064_1 税関の裏側に検査場があって、電話をするとゾロゾロと係員が登場。

家の場合、6箱の中の3箱をX線検査に通しました。

空港でスーツケース通すのがものすっごく大きくなったやつです。

それで特に問題もなく(当たり前だ!) 総額も7万円と免税額以内なので、

追加で税金とられることもなく無事終了。

 

ここでも別送品申告書がないと、全部調べられたり、時には開封検査もあったり、

消費税を取られたりするらしいので、やはり別送品申告書は偉大です。

 

ようやく全ての書類やら検査やらから開放されて、やっと荷物は「自分のもの」となりました。

 

 

ここまでやって、私ははっきりと悟りました。素人には無理だと言うことを。

 

① 埠頭はもちろんトレイラー優先で、素人がトロトロ走っていたら、どやされるだろう。

② 埠頭内はトレイラー専用レーンとか、なぜか右折とか左折禁止だったりして、

  入り口はすぐそこでも、ぐるっと回らないと入れなかったりする。

③ 倉庫が全部で50近くあるらしく、ナビがあったとしてもお目当ての倉庫にたどり着くの

  はかなり難しいだろう。

④ 大井埠頭からお台場の検査場に持って行くのも、場所もわかりづらく、かなり遠い。

などの理由から、例え引越しやとか便利屋さんとかに頼んだとしても無理があったと思われます。

マツダさんは、通関専門の運送業者さんなので、大井埠頭もお台場も庭のようなもの。

スイスイと全ての行程が終了しました。

大感謝★です!!

 


バリ家具・個人輸入奮闘記 ② まずはもちろんお買い物

2007年06月03日 | 2007年春休み バリ島 

それでは、私でもできたバリ家具個人輸入の手順をお教えしましょう。

まずはもちろん、家具を買います。

家具屋さんはクロボカンに集中してあるので、その辺りを巡るときっとお好みの家具に出会えます。

ただ、やはり木製の家具が多いので、家のようにラタンを探すとなるとちょっと苦労するかもしれません。

ラタンも最近はシンセティック・ラタンと言って、プラスチックみたいなのを編んだもののほうがモダンで長持ちもするってことで主流になりつつあるようです。

 

バリ島で家具屋さんを選ぶポイントは

① 店員さんがキビキビしてて、相談に乗ってくれる。

② 日本に送ることに慣れている。

③ ちゃんとした領収書を作ってくれる。

④ ホームページ、メールアドレスなどを必ず教えてもらう。

 

我が家なりに探して、信用できるとにらんだ店で、今回購入した家具はこちら。

 

P3260023_1 Wijaya Rattan にて。

2人掛けソファと一人チェア、それそれにクッションがつきます。

それとテーブルがセットで、現地価格は2,600,000ルピア。’約30,000円。

 

 

 

P3280093 ここからはGENEVAという木製家具屋さんです。

こちらの勉強机は細工もなかなか凝っていて豪華ですが、

お値段は意外とお手ごろで 1,200,000ルピア。

14,000円くらい。

すごいでしょ?

 

 

 

 

P3280094 デスク用の椅子。

300,000ルピア。約3500円。

 

 

 

 

 


 

P3280092_3 お庭用のテーブル。折りたたみ式です。

700,000ルピア。8,000円くらい。

 

 

 

 

 

 

 

P3280091_2 お庭用のテーブルに合わせて椅子4脚。

ぴっちり重なるところがいいですね。

こちらにはクッションがつきます。

4脚で1,400,000ルピア。16,000円くらい。

 

 

 

 

 

P3260021_2 妹のお家用のベンチ。

これかわいくて私もお気に入りです。 

425,000ルピア。 約5,000円。

 

 

これだけ買って、総額約75000円ほど。

 

私の場合は、ラタンのソファセット以外は全てGENEVAで買ったので、

ラタンのソファも全てまとめて、GENEVAのカーゴ会社から送ってもらうことにしました。

家具自体は期待したほどの値引きはしてもらえませんでした。

でも、送料は粘るとかなり引いてくれます。

もともと1キュービック=1?あたり150ドルくらいが相場みたいで、多くなればなるほど1キュービック辺の単価が安くなります。

(料金は重さは全く関係なく、大きさのみで決まります。重さも料金にからめてくる悪質な業者もいるらしいので気をつけましょう。)

家の場合、その場でざっくり計って5キュービックとなり、結局送料は600ドルで決着しました。

 

支払いはほとんどの店では現金のみ。

もしカードが使えたとしても3パーセントの手数料がかかるので気をつけましょう。

(しかも、送料のようにドル建てで値段表示してる場合は、ドルからルピアに換算され、

そこからさらに日本円に換算されて請求が来るので、かなり損をする感じがします。)

 

お店では、お金を払って、港の指定をして(家の場合は東京を指定) 住所とか電話番号とかを書いてくるだけ。

このときに、領収書は「日本の港に実際に引き取りに行く人の名前」で作ってもらいましょう。

平日の昼間(というか丸一日)に港まで行ける人。

家の場合は夫ではなく私。

私が買ったってことで私の名前の領収書(二軒の店で購入したので、必ず全部私の名前で)を作ってもらいます。

領収書の名前と違う人が取りにいく場合は「委任状」とかが必要で面倒そうです。

 

あとはカーゴ会社がそれぞれの店で商品をピックアップして、梱包して船に乗せてくれるので、バリですることは何もありません。

 

で、ここからが重要!!!!!

 

帰りの飛行機で必ず絶対なにがなんでも「別送品申告書」という黄色い紙を2枚もらってください。

 

 

内容は、住所・氏名(もちろん領収書と同じ名前)・電話番号などと、どこで何をいくらで買って、大きさはどれくらいか、みたいなことを簡単に書くだけです。

そのうち1枚は成田で税関の係員に渡し、もう1枚は大切に保管しておきます。

 

これがあるとないとでは、荷物が届いてからの税関審査の待遇が全く違うらしいので「別送品申告書」は必ず2枚もらいましょう。

そして船が到着するのをワクワクしながら待ちましょう♪

でも、やはり何度も「私の家具どうなってる?」とか「いつ船に乗るの?」とか

マメに家具屋さんだったりカーゴ会社だったりにメールするほうがいいと思います。

 

 

 

                            


バリ家具・個人輸入奮闘記 ① 運命の出会い

2007年06月03日 | 2007年春休み バリ島 

3月にバリ島で家具を買って来た。

それがもうすぐ届くと、いわゆる貿易会社から連絡があった。

私はただ単に商品のレシートとか別送品申告書とかを持って港に行って、荷物を引き取ればいいだけだろうと、

簡単に考えていたら、実はとても大変なことらしいと言うことが調べれば調べるほどに明らかになってきた…

 

 

私が今まで見たことも聞いたこともないような書類やら (初めてのことだから当たり前なんだけど) 荷物の引き取りも 

①書類を申請する場所

②引き取る倉庫 

③検査場 

と何箇所も行かなきゃならないらしい。

 

一度は全部一人でやろうと心に誓ったものの、だんだん気弱になってきて、

やっぱり代行業者に頼もうかと何社かに見積もりお願いしたところ、

家の場合4.25キュービックフィートと量が多いということもあり、手続きから送料まで含めて「15万円」と言われた。

 

ちょっと待ってよ。我が家の家具、全部で7万円 + バリから日本への船便代7万円。

手続きお願いするだけでその金額、あり得ないでしょ?

 

というわけで、手続きは自分でするとして、運送だけをおねがいするべく引越屋さんとか便利屋さんに問い合わせしてみる。

それだけの荷物となると作業員2人連れて、

朝から大井埠頭までいって、

倉庫から荷物引き取って、

それをまた検査場まで運んで、

さらに検査もどれくらい時間がかかるかもわからなくて、

となるとどこもお断りされてしまった。

もしくは10万円近い額を提示してこれだけ出すならやってやってもいいよ、みたいな態度…

 

ああ、万事休す…

 

 

やっぱり15万円払って全部やってもらうしかないのか?

(代行業者は代行するのがもともとの仕事なので運送だけはやってくれないんです。)

そこで最後の望みを託して、我が家の家具が搬入される倉庫に電話して、運送業者さんを知らないか聞いてみると…

「ご紹介はできないんですけど、うちの倉庫によく出入りしてる業者さんを知っているのでこっそり教えてあげますよ。」

みたいな感じで教えてくれたのがこちら!!

 

 

Img_34 個人輸入専門の運送会社のマツダさん。

このマツダさんとの出会いなくして、今回のバリ家具個人輸入は成し遂げられなかったかもしれないと言っても過言ではないくらい。

 

こうして、マツダさんとの運命の出会いを果たし、バリ家具へ一歩近づいたのでした。