「女の命は、歯と肌と脚! 顔がブスでもなんとかなるっ!!」
娘のマリリンにもいつも口をすっぱくして言っている。
その昔、歯並びがガタガタで八重歯があれば「カワイイ」と言われた時代もあった。
が、しかし、そんな当時のアイドルだっていつの間にかトウモロコシのような完璧な歯並びになっているじゃないの。
歯並びがいいと、わらった顔の印象が全然違うの。
やっぱり歯並びがいいと、笑顔が素敵なのね。
実は私は歯並びは小さい時から超コンプレックスで、大人になってアメリカで生活していたときに矯正をしたの。26歳から30歳のとき。
今は矯正も「当たり前」だから、マリリンにも絶対に矯正をしてあげようと思う。
が、とにかく歯は大事なので、虫歯にしないように半年に一度の歯医者さんは欠かせない。
そして、肌。
女優の小雪さんは、もちろん美人だけど、彼女の最大の魅力は何と言ってもあの陶器のようなすきとおる肌にあると思う。
肌がきれいだと、それだけで美人度がかなーりアップするよね。
ちなみに私はシミだらけですけど…
そして、一番大事なのは脚!!
例えば、スーパーモデルの富永愛さんとか、杏さんとかって、お顔がものすごく美しいというよりは、なんといってもあの日本人離れしたスタイルの良さ。 つまり脚の長さにつきると思うの。
私の中での「女の命」である「歯」は矯正でなんとかなる。
「肌」もお手入れでなんとかなる、かもしれない。
けど、脚だけはなんともならない。
いくら頑張っても脚は長くはならないし、膝の位置も上がらないのだ。
幸いにも、我が娘マリリンも自慢じゃないが脚が長い。
親の私から見ても、ほれぼれする脚の長さだ。
手足がどれくらい長いかと言うと、手を後ろで組んで、その手の上に余裕でお尻が乗っかるの。
わかる?
さあ、これ、やってみて!
きっと届かないから。
ワタクシ?
もちろん届きませんわ。
どんなに体をそらしたって、腕をひっぱったって到底届きません。
私の手足の短さは半端じゃないですから。
しかも超O脚ね。
私、大人になるまで、普通に立って膝はくっつかないもんだと思っていたわ…
親として、娘の脚を長くまっすぐ育む義務があると思っているので、脚に対してはかなり厳しいです。
正座なんてとんでもないっ!
脚を組んで座るのも、横座りも禁止です。
寝てる時に、マリリンがうずくまって丸くなって脚を折りたたんでるときがあるんですよ。
寝てる時こそ脚が伸びるって言うじゃないですか。
脚を曲げて寝るなんてお母さんは許しませんよっ!!
夜中に娘の脚を引っ張る母…
ヘン、ですかね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
真っ白な歯がスカーっと並んだ爽やかな笑顔。
思わず触りたくなるようなすべすべのお肌。
スレンダーでメリハリのある長い脚。
これだけそろっていたら、絶対に美しい女性に見えると思いませんか?
多少お顔の造作が多少微妙であっても、化粧でなんとかなると思うし…
でも、こうして改めて考えてみると、「歯」も「肌」も「脚」も私のコンプレックスのもとだわ。
まあ、私どれもこれもイマイチながらも、それなりの女の人生歩んできたんだけど、でもやっぱり断言するわ。
女の命は歯と肌と脚よっ!!