旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

親子で夏山登山

2009年08月24日 | 徒然なる日々

この夏休みはどっこにもお出かけしていませんが、6年生のマリリンとともに登山をいたしました。

そう、「天王山」という山にアタックです!!

004 夏休みが始まって、マリリンと私は天王山を目指して歩き始めました。

まだ小学生なので、子供だけで「さあ、登りなさい!」っていうのは無理なんですよね。

親も一緒に登らなくちゃ。

 

 

 

 


 

 

 

005 でも、途中には誘惑がいっぱいです。

思わずフラ~ってどっかへ行ってしまいそうなマリリンの手をひっぱって、とにかく前へ進みます。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

008 でも、なにしろ初めての登山なので道に迷うことも多く、立ち止まって考えてみたり…

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

006 途中、母の方が疲れてしまったり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

007 いつまでも続く暗い森の中を歩いていると気分がふさいでしまったり、そのうちに視界が開ける場所に出るんじゃないかとがんばって歩いても光が見えずあきらめそうになったり。

登ってるはずなのに、実は下っていてがっかりしたり。

何度も何度も泣いて投げだしそうになりました。

 

 

 


 

 

009 ほんとに山を登っているのか、実は親子で遭難してるんじゃないかと心配したこともありました。

 

 

 

 

 

 

 

けど、なんとか天王山の山頂までたどり着くことができたような気がします。

実際に山頂に届いたかどうか、目指していた高さまで来たのかどうかは疑問ですが、一応乗り越えた感じはします。

 

山の険しさや高さはみんなそれぞれに違うだろうけど、みんなそれぞれに頑張った夏だったんじゃないでしょうか。

天王山の先にはさらに過酷な谷やら崖っぷちやらあるんだろうけれども、あと5か月登山マラソンは続きます。

ひとまず、マリリン、お疲れ様でした。

母も一緒に山登りを楽しんだ夏でした。

そろそろ登山の疲れが出てきそうです…。


終戦の日

2009年08月16日 | 徒然なる日々

夏休みになると、戦争についてのドラマとかドキュメンタリーとかテレビでやりますよね。

そういうの見るたびに、戦争の恐ろしさと浅はかさを思い知らされます。

子供にも戦争の怖さを伝えなくてはいけません。

001 去年のことです。

3年生のティガーが

「音読の宿題があるんだー。聞いててねー。」

私は家事の片手間にティガーの音読を聞くことにしました。

 

 

 


 

 

 

 

002 その日の宿題は

あまんきみこ作 

「ちいちゃんのかげおくり」

ティガーはいかにも面倒くさそうに読み始めました。

 

 

 

 


 

 

 

003 戦争のお話でした。

ちいちゃんのお父さんは戦争へ行き、お母さんとお兄ちゃんと暮らしています。

ある日の激しい空襲で逃げ惑う中、ちいちゃんは転んでお母さんとお兄ちゃんとはぐれてしまいます。

『たくさんの人に追いぬかれたり、ぶつかったり―、 ちいちゃんはお母さんとはぐれました。

「お母ちゃん、お母ちゃん。」  ちいちゃんはさけびました。』

この辺りまで読んで突然ティガーの声が聞こえなくなりました。

 

 

004 漢字が読めないのかと思ってティガーを見てみたら…

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

005 ティガーが泣いていました。

あまりにもちいちゃんがかわいそうで、あまりにも怖くて、涙があふれ出していたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

006 「ボク、もう読めないっ」

と言って泣き崩れてしまいました。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

007 私はびっくりしてティガーの元に駆け寄り、泣き続けるティガーにかわって、私が続きを読んであげることにしました。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

008 ちいちゃんは焼け落ちた家でお母さんとお兄ちゃんが来るのを1人で待ちます。

そうして、とうとう迎えに来てくれました。

天国からお父さんとお母さんとお兄ちゃんが…。

『一面の空の色。ちいちゃんは、空色の花畑の中に立っていました。見回しても、見まわしても、花畑。

「きっと、ここ、空の上よ。」 と、ちいちゃんは思いました。

「ああ、あたし、おなかがすいて軽くなったから、ういたのね。」

そのとき、向こうから、お父さんとお母さんとお兄ちゃんが、わらいながら歩いてくるのが見えました。

「なあんだ。みんな、こんな所にいたから、来なかったのね。」

ちいちゃんは、きらきらわらいだしました。わらいながら、花畑の中を走りだしました。

夏のはじめのある朝、こうして、小さな女の子の命が、空に消えました。』

もう、私まで一緒に号泣です。

3年生の教科書に載っているお話ですから、簡単で分かりやすい文章です。

だからこそ、子どもの心に響いたのでしょう。

「戦争はこわい」

どう怖いかなんて、今の子供に分かるわけがないんです。

お母さんとはぐれてしまう。 一人でお母さんを待つ。 一人で死んでしまう。

難しいことを言わなくても、それだけで戦争の恐さを肌で感じることができるのでしょう。

もちろん私だって、「戦争は恐ろしくて悲しいだけ」って漠然と感じているだけです。

でも、もっと簡単に「お母さんが子供を守ってあげられないのが戦争なのかもしれない。」

って思ったら、もっと胸に迫りますよね。

親子で戦争の恐怖を共感できた出来事でした。

009 そして、先日テレビで「蛍の墓」やってましたね。

「ちいちゃんのかげおくりで号泣」から一年たち、これは絶対にティガーに見せなくては。

また号泣確実間違いなし。

さあ、戦争の中でけなげに生きる兄妹の姿を通して、戦争の恐さを感じてちょうだい!

←ティガー、こうやって泣きたかったんだけど…

 

 


 

 

010

ごめん…

私が先に泣き過ぎました。

嗚咽して泣く私の姿に、ティガーすっかり冷静になってしまいました…。

映画館でもいるよね。

1人号泣して周りを白けさせてしまう人。

 

 

 


 

 

 

011 何度も何度も見てるのに、毎回号泣してしまう私…。

そうよ、私、ドロップの缶を見るだけで泣けてくるのよ。

 

 

 


キッザニア再び

2009年08月13日 | 日帰りレジャー

日々受験勉強に励むマリリンですが、たまには息抜きも必要です。

塾のお盆休みにキッザニアに行ってきました。

今回は、小6のマリリンと、小4のティガーと、私の妹の子供である甥っ子のキョーチャンも一緒です。

念願の 『午前の部』 の予約が取れました。

午前の部は午前9時~午後3時までの6時間。午前の部のほうが滞在時間が1時間長いのよね。

で、一体何時に行けばいいのか?

私は早起きは得意だし、早めに着いて並んで待つのも嫌いじゃないので、6時半に家を出て7時過ぎには豊洲のららぽーとに到着しちゃいました。

 

 

Dsc00668_2 9時からなのに、7時過ぎに到着って張り切りすぎですか…?

 

ショッピングセンターはまだオープンしていませんが、エントランスから入るとキッザニア用の列がすでに結構な長さになっていました。

私たちで60番目くらいってとこでしょうか。

さあ、今からあと1時間半もあるよ、なにしようか?

まずは朝ごはんを食べて、暇つぶし用に本とかDSとかカードゲームとかもってきていたんだけど、そんなものを広げるヒマないくらいあっという間でした。

 

 

 

 

 

 


 

Dsc00669_2 7:40 3階のキッザニア前に移動。

 

8:00 チケットカウンターでチェックイン。(子供は列に並んだまま親だけがカウンターでチェックインする。)

並んでいる間に腕に入場者ブレスレットをつけてもらう。

8:30 オープン!

9時からですが、8時半から中に入れます。

みんなそれぞれのお目当てのお仕事に向かってダッシュです。

マリリンは動物病院へ、ティガーとキョーチャンはパイロットに一番に並びました。 

ちなみに、こんなに早く行っても一番人気の「ハイチュー工場」はすでに1時間待ち。 次はハイチュー工場に一番で入れるくらい早く来てやろうじゃないのさ。

でもね、こんなに早くい行ったところで、一番に並べる特権は最初の一回だけ。

あとは全部並ばなきゃいけないわけだから、冷静に考えると、こんなに早く行く必要はないような気もするんだけどね…。

まあ、イベントして並ぶのも悪くないかって感じ…?

Dsc00671_2

動物病院

犬の骨折の手術です。

患者さん(患犬さん?)は超リアルなラブラドールですか? 痛々しい…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

Dsc00673

ガソリンスタンド

 

ティガーとキョーチャンは憧れのパイロットを体験した後はガソリンスタンドです。

(パイロットとキャビンアテンダントはお仕事の様子はモニターでしか見れないので写真は撮れません…。)

ガソリンスタンドでは、お客様がいらっしゃったら、大きな声で「オーライ、オーライ!」

 

 

 

 

 

 


 

Dsc00676 ガソリンを入れて、入念に車をふいて、タイヤのチェックまでします。

いまどきこんな丁寧なガソリンスタンドないわよね。

ちなみに、車を運転しているのは、5キッゾ払ってレンタカーを借りた子供たち。

レンタカーを借りるには8キッゾ払って運転免許を取らなくてはいけません。

 

 

 


 

 

Dsc00678 最後は深々と頭を下げます。

そうそう、お仕事って言うのはお客様への感謝の気持ちが大切なのよ。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

Dsc00690_2

警察官

警察は3人そろってやりました。

3人一組で捜査に出かけて、事情聴取したり証拠品を集めたり。

そして、署に戻ったらパソコンで指紋照合をして犯人を特定するようです。

結構楽しそうでした。

 

 

 


 

 

Dsc00702 消防士

ティガーとキョーチャンがやりました。

消防署で消防士としての訓練を受けて、火事の知らせを聞くと消防車に飛び乗り、燃え上がるマンションの消火活動をします。

キッザニアの中でも一番見応えがあってわかりやすいお仕事かもしれませんね。

 

 

 

 


 

Dsc00697 その後は、キョーチャンはどうしても運転免許を取って運転をしたいというので、1人で運転免許のお勉強+試験に臨み、晴れてレンタカーを借りて運転をしました。

運転免許とレンタカーまでやると、待ち時間も含めて1時間以上かかります。

その間にマリリンとティガーはちょっと大人っぽいお仕事に挑戦しました。

←新聞記者

取材に出かけて、記事をパソコンで打ち込んで新聞を作ります。

ティガーは消防署に取材に行きました。

なかなかサマになっていますね。

(新聞記者は何人一組という活動ではなく、来た人がそれぞれに取材に出かけるので、待ち時間はほとんどありません。)

 

 

 


 

Dsc00708 カメラマン

本格的な一眼レフカメラでキッザニアの街の写真を撮って、パソコンでプリントアウトします。

一番お気に入りの一枚をもらえます。

 

 

 

 

 

 


 

 

Dsc00721 裁判所

あんまり人気ないのか、最低5人集まらないと「開廷」できないので、やりたい子は人が集まるまで待たなくてはいけません。

たまたまあと一人募集していたのでマリリンも参加しました。

くじ引きで裁判長、弁護人、被告、原告、証人などを決めます。

マリリンは裁判長でした。

裁判の台本を読んでいくんですが、最後にそれぞれの意見を言って判決を決めるようです。

白熱した裁判だったのか(?)一時間近くかかりました。 

これはなかなかいい疑似体験だったと思います。

マリリンも思ったよりも楽しかったと言っていました。

Dsc00727 もう一つ意外と楽しかったのはツアープランナー

オーストラリアの紹介パンフレットを作ります。

午前の部が3時までですが、ほとんどのお仕事が2時前には受付終了になってしまいますが、ここだけがギリギリ滑り込めたんです。

たまたま入ったけど、すごくおもしろかったようです。

 

 

 

 


 

Dsc00726_2 キョーチャンは最後に自動車整備士

タイヤを交換したり、エンジンを点検したり楽しそう。

私個人的には、コスプレとしてはこれが一番かわいいと思います。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

最後に銀行に口座を作って今日いただいたお給料を貯金して、終了♪

 


 

 

Dsc00672 今回のお仕事

マリリン お仕事7つ

動物病院→内視鏡手術→警察官→新聞記者→カメラマン→裁判所→ツアープランナー

そのほかにシール工房でシール作りもしたようです。 

ティガー お仕事7つ

パイロット→ガソリンスタンド→警察官→新聞記者→内視鏡手術→消防士→ツアープランナー

キョーチャン お仕事5つ+その他2つ

パイロット→ガソリンスタンド→警察官→消防士→運転免許→レンタカー→自動車整備士

みんな大満足のキッザニアでした。

私は3人の様子を見たくてあっち行ったりこっち行ったりでクタクタでした…。


麦茶の入れ物

2009年08月10日 | 徒然なる日々

麦茶の入れ物はどんなのを使っていますか?

ずっと前はガラスの容器を使っていました。

ガラスのほうが見た目もお洒落だし、長く使える感じがするし。

でも、夜中にのどが渇いて冷蔵庫の麦茶を飲んで、寝ボケ眼のまま冷蔵庫の棚に入れたつもりがキチンと入ってなくて、ガラス容器はあっけなく床に打ちつけられてコッパみじんに。

マンパンに入っていた麦茶とともに部屋中にガラス片が広がりそれはそれは大変なことになったことがあります。

当時子供はハイハイをしているときだったので、夜中に数時間かけて泣きながら必死で片づけて掃除をしました…。

なので、それ以来、麦茶の容器はプラスチックと決めています。

私は麦茶は、麦茶パックを入れ物にポンとほおりこんで水出ししてるんだけど、その日は急いでいたので、お湯で軽く煮出してから容器に入れました。

そしたら、プラスチックの容器がぺッコリとゆがんでしまいました…。

決して熱湯じゃなかったから、大丈夫だと思ったのに…。

ま、いい加減な私のやりそうなことです。

そこで、仕方なく麦茶の入れ物を買いに行きました。

006_2 なんてことはない普通の入れ物です。

でも、この入れ物の特徴は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

007_2 横にして冷蔵庫に入るんです!

これって、画期的ですよね。

ずっと前から欲しかったんです。

麦茶の入れ物って冷蔵庫のドアポケットにいまいち収まりがよくなかったりしませんか?

大きすぎたり、形がピタッと来なかったり。

これなら冷蔵庫の棚に寝かせて入れられるからスペースも有効利用できるわ!

もちろん、ふたにも持ち手がついていて取り出しやすそうだし!!

そう思って張り切って購入してきたんですけど…

使ってみると意外と使いにくいことがわかりました。

まずは、横に寝た状態で冷蔵庫に入っているために、一瞬探すせいか冷蔵庫を開けてる時間が長くなる。

ドアポケットみたいに一目瞭然じゃないので、いたしかたないのかもしれませんね。

でもまあ、それは慣れてくれば瞬時に見つけて素早く取り出せるようになるとは思います。

もっともっと重要な困ったことというのは、横に寝させるためにふたが異常に固いんです。

かなりギュッとしめないと、隙間からポタポタともれて、冷蔵庫の中に麦茶の水たまりができてしまうんです。

そして、ギュッとしめてあるために、子供の力ではふたを開けることが難しいです。

さすがに我が子は4年生と6年生なので、慣れてきたら開けることはできるようになりましたが、小さいお子さんだと難しいと思います。

麦茶くらい自分で入れて自分で飲んでほしいじゃないですか。

そして、開けるのももちろんですが、閉める方がさらに難しいかも…?

適当に閉められて、適当に横にされたらそれはそれは大変なことになってしまします。

だったら、立てて冷蔵庫のドアポケットに入れたらいいじゃない? と思うのですが、横に寝かせて冷蔵庫にいれることを前提としているので、大きすぎてドアポケットに入らないんですね。

というわけで、便利そうに見えて意外と使いにくいというのが正直な感想です。

でも、普通に麦茶の容器としては持ち手もしっかりしてて持ちやすいし注ぎやすいので使いますけどね。


庭にいたのは…?

2009年08月06日 | 徒然なる日々

001 庭の片隅で小さいながら「畑」をやっています。

今年もキュウリ、プチトマト、ピーマンなどが実っています。

でも日照不足の影響か、プチトマトがなかなか赤くならないうちにはじけちゃったり、キュウリが長くなりきれなかったりしています。

天候不順で雨が多くて、しばらく畑をほっておいたので、晴れた日に久し振りに畑のお手入れに精を出しました。

雑草を抜いたり、トマトの脇芽を切ったり、支柱を立て直したり。

 

 

 

002 ものすっごく暑い日で、ヘトヘトになって家に入ろうと思った時に、バジルの群生地の向こうに真夏の太陽のもと鈍く輝く「なにか」が見えました。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

004 その「なにか」は直径25cmくらいの鏡餅みたいなもので、黒緑に不気味に輝いていました。

私はとっさに

「馬糞? バフン? なんでこんなところに????」

と思ったのです。

色といい、形といい、まさにバフンだったんですよね…。

それで、近づいてみました。

 

 

そしたら、そしたら、そしたら、なんと、なんと、なんとぉ~~~ ヘビだったんですっっっ!

緑っぽい黒っぽいヘビがとぐろを巻いてバジルの陰でお休みなさっていたんですぅぅぅぅ~~~!!

005 私は、ジョーロもスコップもほおりだして、家の中に猛ダッシュで駆け込み、あまりの恐ろしさに毛布をかぶって1人震えていました。

なんで、なんで、うちにヘビがいるのよぉ?

今冷静に考えると、ヘビよりバフンのほうがよっぽどありえないんですけどね…。

 

 

 

 


 

 

 

 

006 でも、良く考えてみて?

近くに山や林があるわけでもない住宅地にヘビがいるわけないじゃない?

そうよ、きっとあまりの暑さに私どうかしちゃったのよね。

ただの土の山がヘビに見えちゃったのよね?

もう一回、見に行ってみよう!

 やっぱりヘビでした…。

ど、ど、ど、どうしたらいいの、私?

えーっと、こういうときは、ちゃんと住民税も払っている善良な市民を助けてくれる役所にお電話よね?

私「あのー、庭にヘビがいるんですけどぉ…」

役所「少々お待ちください。」

散々待たされて、「ヘビ対策室?」につながりました。

「あっ、あの、ヘビが庭にいるんですけどどうしたらいいですか?」

「大丈夫ですよ~、ほっとけばいなくなりますから。」

「ほっとくって、いつまでほっとくんですかっ?」

「数日様子を見てください。」

「すっ数日もみなきゃいけないんですかっ?」

「いつからそのヘビはそこにいるんですか?」

「2-3日庭に出ていなかったのでわかりませんが、ずっといるわけではないと思うんですけど…」

「巣、作ったりしてます?」

「は? 巣?ですか? ヘビの巣っていったいどんなんなんですか?」

「卵産んだりしてますか?」

「は? 卵?ですか? とぐろ巻いてるのでわかりませんっ!!!!」

このあたりから、役所の方の冷静な対応とは裏腹に、私はだんだん熱くなってきてしまいました。

「明らかにヘンな色だったり、巨大だったりしてませんか?」

「は? ヘビには詳しくないので、どんなのだとヘンだとか大きいとかわかりませんっ。」

そりゃ、キングコブラが鎌首もたげていたらわかるかもしれないけど。

「こんな住宅地なのに、一体どこからヘビなんてくるんですか?」

「普段は地中や軒下なんかに住んでたりするんですよ。」

「は? うちの地下にヘビがすんでるっていうんですかっ?」

この辺になってくると、私ただのモンスター住民です。

で、結局ヘビを威嚇すると攻撃してくることがあります。

そのままほっておけば、そのうちにいなくなります。

役所としては、毒蛇とか外来種とかじゃないならば駆除はできない、とのことでした。

モンスター住民な私も、最後は冷静になって、お礼を言って、電話を切りました。

でも、外にヘビがいることには変わりありません。

いてもたってもいられなくて、夫に「庭にヘビがいる」 とメールしてみました。

007

 

返ってきた返事は

写真撮って送って。

どんな種類か調べてあげるから。毒蛇だったら大変だし。」

この私にヘビの写真を撮れと?

ヘビに近づいて写真を撮れと?

 

 

 


 

 

008

 

でもやっぱり写真撮ってみよう。

携帯じゃあ、ヘビの種類を特定できるような写真は撮れないし、第一ものすごく近づかないと撮れません。

なので、ケニアのサファリにも持っていった一眼レフに超望遠レンズをつけて、へっぴり腰でこわごわ外に出てみました。

でもヘビがいるのはバジルの林の向こう側。回り込まないと写真とれないわ…。

とにかく抜き足差し足で近寄って見ると…

いませんでした。

私が最初に発見してから、2時間くらいのできごとです。

いなくなったはいいけど、一体どこへ行ってしまったの?

あのヘビはまさか道路をにょろにょろと這って行ったのでしょうか?

まさか、我が家の地中にものすごい速さで穴掘って埋もれていったとか…?

まさか、バジルの畑の下に…?

もう恐ろしくて、そのあたりには近づけません…。

009 夕方、子どもたちに

「庭にヘビがいた」

と言ったら、マリリンが動物事典をもってきて、どれだった?と聞きました。

私のそのページを熟読しろと…?

細かく見て種類を特定しろと…?

役所の人と言い、夫と言い、マリリンと言い、みんななんでそんなに冷静沈着なのさ?

興奮してるのは私一人よ…

 

とにかく、ものすごく見たくないページでしたが、やっぱり気になるので、マリリンに特徴を述べながらチラ見した結果、「アオダイショウ」であることが判明しました。

もちろん毒はなくて、緑っぽい黒っぽいまさにヘビらしい外見。

長さは1~1.2m。 とぐろを巻いたバフン状態で直径25cm。 まさにそれくらいな感じですね。

ティガーは、「お母さん夢でも見たんじゃないの? こんなところにヘビいるわけないじゃん。」

「写真撮っておいてくれたら信じたけどさ~。 見たかったな~。」と。

 

あれ以来こわごわ庭に出ているのですが、ヘビは現れません。

友達に「うちにヘビがいてさー」

というと、必ず言われることが

「そりゃ、きっと幸せがやってくるよ。」

「宝くじ買ったら?」

ヘビは家の守り神とか聞いたことはあるけど、私はいないほうがいいです…。

「じゃあ、マリリンちゃん、合格間違いなしだねっ!!」

マリリンの入試まであと半年あるんだけど、ヘビの有効期限ってそんなに長いの?