旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

通訳案内士☆二度目の二次試験

2017年12月30日 | 徒然なる日々
今年の二次試験は、去年と同じ会場だったし、集合から解散までの流れはわかっているし、特に雰囲気に圧倒されるということはありませんでした。

それに、去年とは違って、今年はかなり入念に準備しているので、そこはかとない自信はありました。

でも、どんなお題に当たるかはわかりません。
「運」の要素もかなり大きいのが
この試験の特徴かもしれません。


長い待ち時間には、何回も場所を移動して、最後は試験室の前の廊下で待ちます。


中から日本語で「お入りください」
と言われて、部屋に入ります。

最初の印象も大切なので、ここはにこやかに。
Good afternoon. Nice to see you.


外国人試験官は、ちょっとクセの強い英語を話す、ちょっと強面のおじさん。多分アメリカ人。

日本人面接官は、にこやかな感じの良い通訳案内士っぽい女性。
とても可愛らしい雰囲気だけど、
私よりちょっと若いくらいかな?


外国人から
名前と誕生日は?

と聞かれて
名前を言ってから
今日は私の誕生日なんですーー!
誕生日が良い日になるよう願ってます!
って大袈裟な感じに言いました。

すると、まあ、おめでとうとか
なんとなく会話が続いて、

最後に「で、誕生日は?」と確認されたので

あっ、まずは言わなきゃいけなかったな、と思い
December the 3rd, 19○○
と言いました。

では、試験を始めます。

日本人が、適度な速さで日本文が読まれました。

「屋形船は、屋形が乗った船です。元々は貴族の娯楽で、船の上で飲食を楽しんでいましたが、その後庶民にも広がりました。
今は、春には花見、夏には納涼や花火を楽しみます」

というような内容でした。

途中、庶民にも広がりました。
辺りがぼやけてしまったかもしれませんが、最後までしっかり訳せたと思います。

日本人が「うんうん」と笑顔で頷いてくれたので、まあ良かったのかな。

次にカードを三枚渡されました。

宮内庁
コミックマーケット
満員電車

私は「満員電車」にしました。

内容は
「packed train」
都心部の住居費は高いので
郊外に住みます。
平均通勤時間は約1時間半です。
なので、朝7-9時の電車はとても混雑していて、電車に乗り込むときは無理やり身体を押し込みます。電車の中では身動きは取れません。
しかし、日本人はこの状況に慣れているので、満員電車の中でも通勤時間を楽しんでいます。
スマホゲームをやったり、音楽を聞いたり、中には仕事する人もいます。

もし機会があれば、是非、日本の満員電車に乗ってみてください。
きっと、日本ならではの思い出深い経験ができますよ!


みたいなことを話しました。


満員電車の通勤時間は苦しいのですが、あまりネガティブなことは言わない。事実を述べた上で楽しい雰囲気にする。外国人向けの観光目線も入れる。

という組み立てにしました。

去年は短すぎたと思うので
今年はとにかくストップがかかるまでしゃべる意気込みで話していると、
外国人が何度も相づちうってくれたりして、興味深そうに聞いてくれました。

プレゼンが終わると質疑応答です。

何聞かれるかと思ったら、突然

「九州のオススメ観光地教えてくれる?」

は?九州ですか???

普通は、私のプレゼンに関することを聞かれるのですが、いきなりの九州でびっくり。

ちょうど直前に、我が家でプチ熊本フェアーが開催されていたので
まずは熊本が頭に浮かび
一度、寮の熊本出身のルームメイトのお家に遊びに行ったときに連れて行ってもらった、阿蘇の話をしました。
最後に、去年熊本で大きな地震があって、現在復興中です。
今は観光客には危険なことはありません。みんなで熊本を応援していきましょう。

というようなことも付け加えました。

次に
「九州の美味しい食べ物は?」

そりゃもう、ラーメンでしょ!
スープは豚骨でこってりしてて
麺は細めでおいしいよ!!

と力説。


質問は5-10問くらいあると思っていたら、以上で終了でした。


プレゼン長すぎて、質問時間がなくなっちゃったのかな?


でも、なんとなくの手応えは感じて試験は終了しました。


もともとこの試験を受けようと思ったのは、寮の滋賀出身のルームメイトとの会話からで、
試験の質疑応答では、熊本出身のルームメイトに助けられた感じで
なんだか不思議なご縁みたいなものを感じました。


先ほども申し上げましたが
「運」も良かったと思います。

逐次通訳、プレゼン共に
専門用語は必要なくて
自分の知っている難しくない言葉と構成で話せる内容でした。
(それは去年も同じですが…)



試験日は誕生日
合格発表日はクリスマス

思い出深い年となりました。


この資格を取ったからといって
すぐに何かできるわけでもないし、
これからさらに勉強して、いろんな研修に参加して、
いつか何かの形で活動できたらいいな、と思っています。

通訳案内士☆リベンジ二次試験

2017年12月28日 | 徒然なる日々
一次試験合格の翌年のみ、一次試験免除で再度二次試験受験できます。

なので、今年は絶対に合格したい!


去年、独学では無理だということがわかったので
(もちろんほとんどの方が独学でやってらっしゃると思うのですが、私には無理…)
今年はスクールに通うことにしました。


逐次通訳5回
プレゼン10回のコース

逐次通訳の授業では、メモの取り方や
長い文章への食らいつき方、
回りくどい日本語をいかにシンプルな英語にするか、
など、いろいろなテクニックを学びました。

いろんな日本語の文章を自分で読んで
スマホのボイスレコーダーに録音して
メモを取る特訓と、もちろん英訳を何度も何度も繰り返し、とにかく練習しました。


プレゼンの授業は、
地理、気候、文化、歴史、ポップカルチャー、時事問題などなど日本について多岐に渡っていて、
最初はなんとなーく勉強のために聞いていたのですが、
あまりにも自分が知らないことばかりで、いろんなことが目からウロコで
楽しくて楽しくて、
前のめりになってきいていました。


日本において、神道がいかに大切か
稲作が日本人の心と体と共同体を支えているか、
祭はなんのためにあるのか
日本食はなぜ美しいのか

とにかく、今まで知らなかった日本について、知れば知るほど、
日本ってこんなにも奥深くて、美しい国なんだ、と実感したんです。


そういう裏付けがあるから、プレゼンも内容が深くなるし、説得力も持つ用になるんですね。


もちろん、試験のためのテクニックも教えてくれます。

例えば、
去年ならバラバラに暗記しようとしていたけど、

お正月
おせち料理
初詣

これらは結局全部同じところに結びつけられます。


邪気
節分
恵方巻き

これも、結局全部同じ内容。

私の場合は、歴史が特に苦手なので
3枚のカード全てが歴史ということはないので、歴史は選ばない!と決めて
他2枚で勝負しようと、
必死で練習しました。

お題を決めて
2分タイマーかけて、何パターンも話してみる。

最後の方は、喉がカラカラになるまで
とにかく話す。

私は緊張すると早口になるので
ゆっくり話す。

緊張すると怖い顔になるので
笑顔で話す。

そんなことを繰り返していたら、
今年勉強始めたころは、「今年も無理…」と思っていたのが
「できる気がする!」と自信がついてきました。

通訳案内士☆ダメダメな二次試験

2017年12月27日 | 徒然なる日々
去年8月に一次試験受験して、結果がわかるのは11月。

二次試験は12月なので、結果わかってから二次の勉強始めても遅いので、
9月くらいから、ボチボチと二次試験の勉強は始めました。

二次は、逐次通訳と2分間のプレゼン。

試験官は日本人と外国人の2人。

まずは、日本人が日本語の文章(日本の文化や歴史などについて)を読み上げて、それをすぐに英訳します。
(制限時間は1分)

プレゼンは、3枚のテーマカードが与えられて、その中から1つを選んで
30秒で考えて、2分間のプレゼンをします。
そして、その後、プレゼン内容について外国人からの質疑応答。

合計約10分で、いかに自分をアピールできるかが勝負です。



でも、どうせ一次ダメだろう、と思っていたし
もともと日本のこと何も知らないので、文章読んだり覚えようとしても
全然身に付かないの。

去年は、とにかく力業で、とにかく暗記しようとしていたんですよね。


神道や仏教
稲作の大切さ
祭や年中行事の意味
日本食の奥深さ
季節や地理や自然

そんな大切なことを何も考えないで、ただ文章を暗記して、英語で喋ればいい、と思っていました。

二次試験は
ガイドとしての資質を見る試験なのに
今思えば、去年の私は、英語の試験だと勘違いしていたんですよね。


なんとなく、受かるんじゃないかなーと甘い気持ちで望んだ去年の二次試験。


通訳問題は

「山梨県は、果物の産地として有名です。周囲を山に囲まれた盆地で、
朝晩の気温差が大きく、夏は暑く冬は寒いです。
そのため、果物が甘くおいしくなります。
また、日照時間や、きれいな水も果物の成長には大切です。」

というような文章でした。

自分が想定していたより、ものすごく長くて、メモを取るだけで必死になってしまい、後から見直しても何書いてあるかわからない…。

そして、「盆地」???
そこでつかえてしまい、もたもたしていたら時間切れになってしまいました…。


気を取り直してプレゼンに臨むも、
動揺は抑えられません。

3枚のカードを見ると、その中に「お盆」!
さんざん練習した「お盆」だったので
これはいける!
と思ったものの
緊張のあまり早口になってしまい
多分、1分半も喋らず終わりにしてしまったんだと思います。

試験官が「あれ?」みたいな顔してましたから…。

プレゼンが短いと、その分質疑応答が長くなります。

そこはなんとか頑張れたとは思うのですが、

お盆・仏教・先祖崇拝・墓参り

といった、基本的なことを理解せず
表面的なことだけ話そうとしているので、いろいろあやふやで…。


試験終わった瞬間に

「あぁ、ダメだろうな…」

と思いました。


で、当然不合格。



翌年のみ、一次試験免除になるので
一年浪人して、来年また受験しよう。

通訳案内士☆受験の動機

2017年12月25日 | 徒然なる日々
オバサンの私が、今更なんで「通訳案内士」などという難しい試験に挑戦しようと思ったかというと…。

ロンドンに住んでいる学生時代の友達が、一年に一度ダーリンと帰国するのですが、その時にロンドンでも日本への観光旅行への熱を感じる
って言っていて
一緒に何かできたら楽しいよねー
って話に。

それで、調べたら、実は「有償で」外国人に外国語で日本国内を案内する場合には、「通訳案内士」という資格が必要だと初めて知りました。


2020年の東京オリンピックもあるし、
こういう資格持っていたら、何かできるかもしれない。

ボランティアだって、資格があれば、より採用してもらえるかもしれない、と思って、
とにかくやってみよう!

と決意したんです。

それが二年前。

2016年8月の一次試験に向けて準備を始めました。

英語は、英検1級、またはTOEIC840点以上で試験免除となるので、
TOEICを受けることにしました。

多分、難しさでは
英検1級>通訳案内士の英語試験>>TOEIC840点

だと思います。


ずーっと昔、860点取ったことあったので、ちょっと勉強すれば今でも840点行けるかな?と思っていたら、
何が起きたのか、自分でもビックリの940点取れてしまい!!
とりあえず、英語試験は免除となりました。


でも、歴史と地理と一般常識は受験しなくてはならないので、
お勉強しました。

地理はもともと好きなので、地図みたり、特産品覚えたりと、やる気になるし
一般常識は、旅行系の統計とか新聞読んだりで、まあなんとかなるんですけど、
問題は、歴史。

私、本当に日本史に興味なくて、知らないし、覚えられないんです。
時代劇も嫌いだから、全く見ないし。

でも、息子のティガーが中学受験のとき、なんとかわかりやすく教えてあげようと、自分なりにまとめたり、図説したりしたことがあって、
結局、歴史も地理も、ほぼ中学受験の知識のみで臨みました。



一次、受からないよなーーー

と思っていたら、奇跡的に合格!!!


たまたま2016年の問題は、私の少ない知識の引き出しと合っていたんです。

今でも、去年の一次合格は、本当にラッキーだったと思います。


通訳案内士☆合格!!!

2017年12月25日 | 徒然なる日々
12月始めに受験した
「通訳案内士」試験に合格しました!

本当に頑張って勉強したので
めちゃくちゃ、ものすごく、とにかく嬉しいです!!!



「通訳案内士」について説明すると…。


日本国内で、外国人に有償で通訳をしながら、案内するためには、「通訳案内士」という資格が必要です。
(一応、国家資格です。)

通訳だけ、案内だけ、なら必要ないのですが、通訳&案内となると、
この資格がないと違法ガイドとなります。

(もちろん、ボランティアならこの資格は必要ありません。)


しかし、オリンピックにむけて、有資格者が足りないし、有資格者のほとんどが英語(私も含む)であり、
需要と供給のバランスが悪く
法改正が行われ、年明けからは、
この資格無しでも、通訳&案内できるようになります。

ただし、「通訳案内士」と名乗れるのは国家試験合格者のみということです。


試験は一年に一度。

8月に筆記一次試験
英語・地理・歴史・一般教養

12月に口述二次試験
通訳・プレゼン


合格率(英語)は
一次が約30%→二次が約65%
トータルで20%ほどで
なかなかの狭き門です。


かなり難しい試験ですが、
この資格を取得して「食っていく」のはかなり厳しい「割に合わない資格」
として君臨しています(笑)。


では、なぜ私がこの試験を受けようと思ったか、
受験のために何をしたかをお話したいと思います。