ピラミッドです!!
ゲートでピラミッド観光のための入場料とクフ王のピラミッド入場料を払います。
といっても、すべて旅行代金の中に入っているので、ガイドさんから現金が支給されて、そのお金を持って並びます。
(ガイドさんは列に並ぶことは禁止されているらしいです。)
ふと、でもクフ王ピラミッド入場は基本旅行代金とは別にいわゆる「オプション」ってやつでかなりの金額を払っているんですね。
実際の入場料の10倍くらいの額ね。
(まあ、それもスルーガイドさんが付いてくれて、すべての面倒をみてくれるわけだから、自力で行くってわけにもいかず、いろいろ考えると高額なオプション料金も仕方ないかなと思います。)
だから、行ったらすぐに「クフ王ピラミッド入場確約チケット」みたいなものがもらえるのかと思っていました。
いくら「オプション料金」を払っていても、クフ王のピラミッド入場は、先着で一日何人と決まっているので、早めに行かないと入場できなくなる恐れもあります。
まあ、そんなに早く計画的に行動して、きちんと列に並んでいるのの大半は日本人ですね。
ガイドさんもそれはちゃんとわかっているので、早めの時間にゲートに並ばせるわけです。
じゃじゃ~~~ん!!
ピラミッド!!!
あまりの大きさと美しさに圧倒されます。
一個一個の石はごつごつしているのに、全体のラインは計算しつくされた直線。
←中央、人がいるところがクフ王ピラミッド入口です。
大きすぎて見上げてもてっぺんまでは見えません。
ほとんど垂直に空に向かってそそりたっているようです。
マリリンとティガーも嬉しそうです。
そりゃそうよね、ずっと憧れ続けてきたピラミッドだもんね。
「世界不思議発見」のレポーターさんも、初めてピラミッドに来たら
「とうとうピラミッドにやって来ました!」
って大感激してるもんね。
浮かれてますね~。
ちなみにティガーの身長は約140CM。
ほぼ石と同じくらいの高さですね。
さあ、クフ王ピラミッドの内部に潜入しますっ!!
内部にはカメラ持ち込み禁止。
ガイドさんも入場禁止なので、カメラはガイドさんに預けました。
ピラミッドの中の通路はあたりまえですがめちゃくちゃ狭いです。
特に大回廊へと登る上昇通路は人がすれ違うのがやっとくらいの狭さに加えて天井も低く、しゃがんだ状態で足だけ動かして階段を上るわけです。
そこへさらに下ってくる人もいるからもうそこは混雑していて全く動けない状態となります。
下ってくるアメリカ人と思われるかなり豊満な身体をしたおばさんが1人でパニックになっていて、
「暗くて降りられないのよぉぉぉ~~~!!」
「通路が狭いから降りられない!みんなどいて頂戴!!!!」
って叫んでました。
みんなどけって言われてもさ、みんな身動きできなくてその場に停滞してるわけでどけるわけないでしょ?
しばらくおばさんのわめき声を聞いてその場に停滞していたら、
マリリンが「お腹痛くなってきちゃった…」
でも、もう前にも進めないし、後ろにも戻れないし、こんなところでとんでもない事態になっちゃったら困っちゃうし、どうしたらいいのよぉぉぉ~!!
私までパニックになりそうになりました。
天井低くて立ち上がれないんだけど、立ち上がってマリリンを連れて走り出したいような、アメリカ人のおばさんと一緒に叫びたいような…。
まあ、列が動き出したら、マリリンのお腹も収まって私も落ち着いて、大回廊まで来るとピラミッドの中にいるという感激がじわじわと広がって来ました。
石を積み上げながら、よくもまあこんな大きな吹き抜けの通路を造ったもんだよね~。
大回廊の突き当たりは王の玄室です。
だだっ広くて真ん中に石の棺がおかれているだけ。
エジプトの王墓にあるような、装飾とか壁画とかキンキラとかそういうものは一切なし。
意外でした。
マリリンと夫は、ダハシュールの赤ピラミッドの中にも入場しています。
赤ピラミッドの内部は強烈なアンモニア臭につつまれていたようですが、クフ王のピラミッドは臭くはありませんでした。 よかった…。
ピラミッド内部は暑いし、埃っぽいし、パニックで叫びだす人もいるけれど、ピラミッドに行ったら、やっぱり(高いオプション料金を払ってでも)絶対にクフ王のピラミッドに入場しなきゃいけません!