マタキンには海しかありません。
ものすごい立派な設備があるわけでもありません。
ただ、海を眺めて、海で泳いで、ビーチでゴロゴロして…
それ以外に特にすることはない。
けど、そんな素朴なリゾートだからこその楽しみもいろいろありました。
★お魚パンパン(魚にパンをあげること。我が家の専門用語)
ジェッティ下には、ツバメウオの幼魚が群れている。
ここで、海にパンを投げ入れると、 すんごいことが起きる。
魚の上に魚、体半分、水面に飛び出してパンに喰らいついて来る。
その迫力、半端じゃない!!
水中から見ると意外と平和そうなんだけど…
★バティック・ペインティング
親がダイビングの間、子供二人にやらせてみたんだけど、
これが意外と良かったです。
塗り絵嫌いなティガーも楽しんだみたい。
マリリンいわく、白がないから、
ピンクに塗りたいときは赤を水で薄めて色の調節をするのが難しいらしい。
額に入れて飾ると素敵な南の島の思い出が出来上がります。
★ナイト・ジャングルウォーク
夜の9時からなので、子供にはちょっと遅い時間ではあったけど、運がよければ 海亀の産卵シーンも見られるというので、
頑張って参加してみた。
グローブくらいはあろうかというヤシガニ。
このハサミ、ものすごい力強くて枝を挟ませて、
ぶんぶん振り回しても全然離れないくらい。
ジャングルを通り抜けたら、あとはビーチを歩く。
島半分分歩くわけでかなりの距離。
私も子供もヘトヘト。
この日は、ビーチに亀の足跡はいくつかあったけど、亀には会えなかった。
疲れきって、部屋に戻ったのは11時近かった…
★スパ
せっかくなのでスパも行ってみた。レストランにあるアクティビティデスクで予約。
コースは3種類。90分、120分、180分。
私は90分のアイランド・マッサージ(230RM=約7000円)というコースをお願いした。
「外のガゼボで、波の音を聞きながら~~~」って書いてあって、
そりゃ気持ちよさそうだと思ったのよ。
スパは、島の一番奥にひっそりとあります。
ちょっとドキドキしながら、スパに入ると、なぜか裸でタオルを巻いているおばさんがウロウロしてるの。
あなたは誰?客?なにしてるの?と思ったら
逆に「あんたどうしたの?」と聞かれる。
「いや、昨日から予約してるんだけどね。」
「そんなの聞いてない」
「ほら、予約のレシート」
「あらほんとだ、ちゃんと連絡してくれないんだから、まったく~」
と、連絡不行き届きにより、おばちゃんも困惑しながらも、とにかく服を着て登場。
部屋の中は、かなりお洒落な雰囲気。
うつぶせになると、穴の下にはお花が。
とにかくマッサージ開始。
あれ?外でやるんじゃあなかったのかい?
「部屋の中に決まってるでしょ」
まあいいや、細かいこと気にしても仕方ない。南の島なんだから。
と、なんだか腑に落ちないけど、マッサージ始まったら、そんなことも忘れちゃった。
このおばちゃん、意外にも(失礼?)なかなかの腕で、かなりいい感じにツボを刺激してくれる。
ただ、最初に、力加減を聞かれて「ミディアムで」とお願いしたけど、小柄な日本人にはミディアムもベリーストロングで、
結局「ベリージェントル」で丁度良いってことになった。
外にはジャグジーもあった。
前日に予約しておかないといけないみたい。
子供たちは入りたがったけど
15歳以下は立ち入り禁止って
書いてあったから、入らなかった。
★夜のショータイム
ダンスとかゲームとか、いかにもスタッフの手作りなショーがあった。
ダンスは、よくホテルである民族ダンスみたいな本格的なものじゃなくて
今スタッフが練習しましたって感じのもの。
ゲームは目隠しでお化粧したり、だんだん折りたたんで小さくなっていく新聞の上に音楽が泊まった瞬間に飛び乗ったり、
みたいな学級会でやりそうな感じのもの。
一番盛り上がったのは「ミス・マタキン・コンテスト」
男性スタッフが女装して登場するんだけど、みんなノリノリで、かわいいというかキモいというか…
我が家のテーブル担当だったロナウジーニョさんやゆう君も出てたわ。
いつもはどちらかというとおとなしそうな二人だけど、このときばかりははじけ切っていたね。
意外にもマリリンも大喜び。絵日記にも「オカマショーは最高でした」って書いてあったくらいだもん。
豪華絢爛なショーじゃないけど、こんな手作りのおもてなしもマタキンの魅力のひとつかもしれないな。