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旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

7日目 今日もロング・サファリ

2007年10月19日 | 2007年夏休み ケニア

Img_0881_2 昨日のロング・サファリが気に入ったので、今日も朝ごはんを持ってのロング・サファリです。

  昨日の火事はまだ燃え続けていました。

フィリップさんが言っていました。「火事は道でストップするからそれほど燃え広がらないんだよ。」

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まさにフィリップさんの言葉通り道の右側は燃えちゃっていますが、左側は燃えていません。

くっきりと燃えてるエリアと燃えていないエリアが道で分かれています。

それでも、風が強かったので、火の粉が道を飛び越えてしまったところもあり道で食い止められない所もありました。

こんなに燃えちゃっても、一度雨が降れば、10日で元通りの草原になるそうです。

それに、燃えてしまった草原は草食動物にとっても、意外にも役に立つこともあるのです。

焼け残った草原エリアで草を食べると、みんな一斉に焼け野原のほうに移動してくるのです。

そこならライオンなどの敵が隠れる場所がないから安全というわけです。

またまた草食動物の知恵に感動!

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アフリカ生活も7日目ともなると、マリリンのカメラを持つ姿も様になっています。

ちなみに、マリリンが手にはめているのは、行きのエミレーツ航空の中でもらった「くつした」

これがすごく役に立ちました。

寝るとき寒いので文字通り靴下に、朝のサファリの寒いときは手袋に、昼間は日焼け防止にもなったし。

バンダナも必需品でした。

最初、子供達に帽子をかぶせていたのですが、車に箱乗りすると帽子は飛んでしまいます。バンダナなら飛ばないし、サファリっぽくてお洒落(?)です。

バンダナを首に巻けば、寒さよけと日焼け防止になるし、ホコリっぽい場所を走るときは口にあてれば砂埃を吸い込むのを防げます。

それと、この日は部屋にあったエキストラ毛布を車に持ち込みました。

子供達は朝一番は毛布にくるまっていました。一番後ろの席は風がもろに当たるので毛布があると安心です。

それに、ヌーの川渡りを腰を据えて待ちたい方は、毛布を車の上に引っ掛けておけば日よけになります。

日差しが強いので、長い時間車を止めてジリジリと直射日光を浴びているとかなり辛いので、毛布は本当に役に立ちます。


カバの襲撃

2007年10月17日 | 2007年夏休み ケニア

暗くなったらテントから勝手に出てはいけません。

なぜなら、カバがいるかもしれないから。

カバってのんびり者に見えて、実はどう猛で、あの巨体で突進されたらひとたまりもありません。

いつものように夜8時のディナーに行こうと、テントのチャックを上げて、懐中電灯を振りますが、誰もいません。

もう一度懐中電灯を振ってみたら、何か大きな物体がそこにあるような気がしました。

そう、テントのまん前にカバがいるのです!!

しかも親子。

やばっ!!!

テントのチャックを下ろして冷静になってみると、ガサガサ、ザリザリ、ゴーゴーと不穏な音がします。

いつも川にいるカバの親子が徘徊しているのです。

セキュリティの人が、テントの前の崖はカバの通り道だからね~って言っていたけど、

かなり急な崖だし、カバが上ってくるの~?なんて半信半疑でした。

でも、現実に今目の前にカバがいるのよ?

いつもディナータイムのレストランの辺りにはカバがいたけど、遠かったし、

「わあ、カバがいるんだ~」とのん気に見ていましたが、テントのまん前にいられると、迫力と言うか、大きさというか、怖さが全然違います。

我が家のテントは一番奥で、ここまでわざわざセキュリティの人が来てくれないことには懐中電灯の明かりにも気づいてもらえません。

どうしよう?

子供達もただならぬ気配を察したようで、

「どうしたの~?」

「カバがいるんだよ。テントの前にっ」

「え~?どこどこ?」 テントから外を見ようとする。

こらぁ~~~ダメだ~~~! チャックに触るな~~~!!!

 

とにかくカバがテントから離れるのを待って、静かになったところでテントから顔を出して、

「Help me~~~~~!!!!!」

すぐにセキュリティが来てくれました。

ああ、助かった。今日は夕食にいけないかと思っちゃったよ。

セキュリティと一緒にレストランに向かいますが、親子のカバは草を食べながら、キャンプの中を歩き回っています。

いやあ、ここはアフリカなんだよね~ ワイルドだわ!

そして、レストランに着くと、真っ暗の闇の向こうには、夕方見た火事の火がライン状にメラメラと燃えているのが見えました。

いやあ、ここはアフリカなんだよね~ ワイルドだわ!

そして、翌朝。

木の枝はボキボキだし、草は散乱してるし、もちろんカバの落し物がドスンドスン。

ガバナーズの奥深さを実感し、自分がアフリカにいるんだってことを改めてかみ締めることができた出来事でした。

 

 

 


雨のサファリ

2007年10月16日 | 2007年夏休み ケニア

朝からのロングサファリのあと、ゆっくりと休みたかったので通常の3時半からの午後のサファリを4時からにしてもらった。

4時に駐車場に行くと、車はフィリップさんの車一台だけ。

どんよりとした曇り空の下、まったりとした気分でサファリに出発。

夫は、絶対に豹かチーターを見つけるんだと双眼鏡を片手に草むらの中を見つめている。

私と子供達は少々疲れ気味だったので車のシートにもたれかかって、窓の外に果てしなく続くサバンナをボーっと見つめていた。

すると、突然 「き~~~~」 「わお~~~ん」 と動物の叫び声が…

それは二頭の犬がイボイノシシを襲っている戦いの声だった。

犬は、多分元マサイ族の飼い犬で、逃げ出して野生化したもので、二頭で狩をしていた。

犬はイボイノシシのお尻辺りにかみついて、イボイノシシは血を流しながらもキバを剥いて必死に立ち向かっていた。

そんな姿に、子供達は大ショックを受けた様子。

「ボクが飼う犬はこんなことしないよね?」

「ボクの犬がボクに噛み付いて血が出たらどうしよう?」  

ボクが飼いたい犬はチワワとかヨークシャテリアとかの愛玩犬だけど、犬とはもともとはオオカミ。戦闘的な本能はあるんだよ。

「もう、こんなの見たくないよ~」 

マリリンもティガーも半べそで訴えたので、その場は去ることにしたけど、遠くまでイボイノシシの甲高い叫び声が聞こえてきた。

その後もチーターなどの豹柄動物を探すも、なかなか見つからない。

Img_0854 向こうのほうは、大雨が降っているのがハッキリとわかる。 そのうちに我が家の車もその雨の中に入っていくだろう。

天井の幌をかけて、「普通の車」に変身。

普通の車になっちゃうと、窓も小さいし、外は良く見えなくて、チーター探しも諦め。

それに、雨のせいかチーターどころかいつもその辺にいる草食動物さえもどこかへ行ってしまったのか見当たらない。

 

 

 

 

Img_0866_2 すると突然、ライオンのカップルが目の前に!

フィリップさんが

「見ててごらん、They are mating.」

そう、『メイティング』なんです~

メスがシッポを振りながら色っぽい流し目で「ヘイ、カモ~ン」って言ったかどうかは知らないが、とにかくなんだか色っぽいんだよね。

オスは、メスのあとを誘われるがまま追いかけて歩いていき…

 

 

 

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おお~っと

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

Img_0869 きゃあ~~~

その日のマリリンの日記には『ライオンの結婚式』の絵が書いてありました。

オスライオンはタキシード、メスライオンはウエディングドレスを着て、象やシマウマが祝福する素敵な結婚式でした。

雨の中での神秘的な姿にドキドキしながらもウットリ。

 

 

 


 

Img_0857 そんなときでもティガーは車の中で寝てました…

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

Img_0858 帰り道、雨は上がりました。

でも遠くに煙が…

火事です。

フィリップさん曰く

「多分、心無い観光客の投げタバコのせいだろう。よくあることさ。すぐ消えるよ。」

なんて心無さ過ぎの観光客でしょう…

 

 

 


寛ぎのアフタヌーン

2007年10月10日 | 2007年夏休み ケニア

朝6時半に出発したロング・サファリですが、キャンプに戻ってきたのは1時くらいでした。

6時間以上の長いサファリは満足感いっぱいです。

次のサファリは通常は3時半からですが、4時からにしてもらったので、午後の時間は少しのんびりできます。

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バーで夫はビール、私はジンジャーエール、子供達はスプライトで、乾燥しきった喉を潤します。

「なんかエキサイティングなもの見れた?」

スタッフとのおしゃべりも楽しいです。

ランチのあとは、テントでのんびりします。

我が家はこの時間にシャワーをしました。

夜は寒いし、疲れ切っているので、シャワーが面倒なんです…

この時間なら暑いので、シャワーも気持ちいいし、明るいので暗闇の中、着替えを探して右往左往ということもないし。

シャワーしてさっぱりしてベッドで昼寝するもよし、読書にふけるのもよし。

ミカプンさんファミリーがテントに遊びに来てくれて、語り合うのも楽しかったです。

子連れでわざわざアフリカまで来るわけだから、価値観が似てて当然です。マニアックな話で盛り上がりました。

子供達は絵を描いたりしてるうちは良かったんだけど、そのうち三人でおにごっこかかくれんぼかが始まって、大騒ぎ。

ベッドの下にもぐったりしているうちに、なんとミカプンちゃんのおでこに大きな大きなタンコブが…!!

ティガーの石頭とごっつんこしたらしい。

本当にごめんね…


6日目 ロング・サファリ * 草食動物の知恵

2007年10月10日 | 2007年夏休み ケニア

長い時間、動物達を見つめていると、今まで気づかなかった動物達の様子に気づくようになります。

草食動物たちは、ヌーは大群でいますが、ガゼルとかシマウマとかは大体20頭くらいのグループでかたまっています。

その中の数頭は、ライオンなどの危険が迫っていないか、いつも周りを見回して目を光らせています。

Img これはトピ。

シロアリ塚の小高いところに2頭があっちとこっちを見て立っています。

まさに、「見張り番」

 

 

 

 

 

 

そして、夕方になって暗くなってくると、あちらこちらに散らばっていた動物達(シマウマ、インパラ、トピ などなどのいろんな動物)が集結して、

大きなまとまりになります。

こうしてまとまると襲われにくくなるのでしょう。

動物園では絶対に見られない、動物達の自己防衛の姿に感動しました。

 

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キリンが悠々と歩いていました。

そういえば、マサイマラに来て初めて見るキリンです。

マサイマラにいるのは『マサイキリン』

ナクルで見たキリンよりも茶色で細身な感じです。

Img_0831 みんなでのんびりお食事タイム。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロング・サファリは、文字通り時間が長いし、キャンプからかなり遠い所まで来られるので、

ゆったりとした気持ちでじっくりと動物を見ることができるので、超オススメです。