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旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

6日目 ロング・サファリ * 草原で朝ごはん

2007年10月10日 | 2007年夏休み ケニア

朝、いつものように厚着をして、サファリカーに乗り込む。

今朝はいつもにも増して気合が入っている。

だって、今日は楽しみにしていたロングサファリに出かけるんだもん♪

今日も一番の目的は豹、またはチーターを見つけること。

さあ、どんな1日になるんだろう?

Img_0732 まずは、ダチョウの夫婦に出会いました。

左の黒いほうがオス、右のグレーっぽいのがメス。

ダチョウとアカシアの木と言えば、『かたあしだちょうのエルフ』 (おのきがく作 ポプラ社) という絵本。

エルフは若くて強いダチョウでした。

草原の動物の子供達の人気者で、みんなを守ってくれていました。

ある日ライオンに襲われ、みんなを助けるために闘って、片足をなくしてしまいます。

しばらくは他の動物たちもエサをくれたりして助けてくれるけど、

自然の中でハンディを背負って生きていくのは難しく、

だんだん弱っていきます。

そんなとき、黒豹が子供達を襲ってきます。エルフは自分のことを省みず、懸命に闘い、こどもたちを守り抜きます。

 

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そして、エルフは一本の大きな木になったのです…

 

 

 

 

 

 

 


 

 

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ヌーの群れ。木の向こうに点々と続くのもヌーの列。

さすがにかなり遠くまで来たので、周りには他の車もなく、360度の地平線を独り占め!

いや、4人とフィリップさんも含めたら5人占めです。

子供達は、車に箱乗りで、朝のまだちょっと冷たい風に吹かれながらどこまでも続く草原を眺めます。

 

そろそろおなか減ってきたね。

フィリップさんが朝食ポイントを探しますが、なかなかこれと言った場所が見つかりません。

風が強かったので、風を遮る木があるところで、もちろん動物が周りにいなくて安全な場所。

ウロウロと走り回っていたら、なんとこんな大草原の真ん中で、ミカプンさんファミリーと会っちゃいました。

ミカプンさんファミリーもこれから朝食を頂くところだったので、ご一緒することにしました。子供達は大喜びです。

 

P8260111 朝食は、ゆで卵、ベーコン、ソーセージ、パン、フルーツ。

オレンジジュース、コーヒー、紅茶、ホットチョコレートまで用意してくれました。

おなかもペコペコだし、まさかマサイマラの草原の中でピクニックで朝ごはんを食べるなんてすごい贅沢! 

普段小食の子供達もモリモリ食べます。

そうそう、このゆで卵、黄身が白いの。白身の中にまた白身。そういえば、キャンプで食べたオムレツも白かったっけ。

 

 

 

Img_0766 ご飯を食べ終わると、子供達はすぐに遊び始めました。

石を投げたり、追いかけっこしたり。

アフリカでも家の近所の公園でも子供の遊ぶ情熱は変わらないのです。

 

 

 

 


 

 

 

P8260113 朝ごはんを食べ終わる頃(9時半くらい)には、急に気温が上がってきます。

朝テントから出るとき、あんなに寒かったのがウソのようです。

当然、着てきたものをドンドン脱いでいき、そのうちに車の中に服の山ができあがります。

脱いだ服を入れるようのバッグは、ダイビングで使うメッシュバッグ持って行けば良かったと思うほどでした。

ただし、暑くても長袖は着ていないと、腕がとんでもないことになりますので、気をつけましょう。

あと、車に箱乗りしてると、ずっと手でバーをつかんでいるので、手がめちゃくちゃ焼けます。

よく真夏でもひじまでの手袋してる人いるでしょ? アレ、いいかも~!

朝寒いときは防寒の手袋として、そして昼間は日焼け対策の手袋として。

まあ、ケニアであの手袋もヘンだと思うけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 


1日3回のサファリは忙しい!

2007年10月05日 | 2007年夏休み ケニア

マサイの村に行った10時半からのサファリは、帰り道に思いがけずライオンのハンティング(未遂)に遭遇したので、

キャンプに戻ったのは、1時半くらい。

それからランチを食べて、一息ついたら、すぐに3時半のサファリ。

テントでのんびりしたり、バーで飲み物でも飲みながらマラ川をゆったり眺める時間なんてありません。

 

もちろん、時間をずらしてもらったり、思い切ってサファリをパスするというのも自由ですが、せ

っかくここまで来てサファリを削るなんてこと、貧乏性の我が家にはできません。

なので、今日のところは、早朝、午前、午後の3回のサファリに行きましたが、

明日からは早朝に朝食を持って出かけて、ランチまでに戻ってくる『ロングサファリ』をお願いしました。

時間が長ければ、その分遠くまでいけるし、いろんな動物に会うチャンスも広がります。

それに、なんと言っても、朝から出かけて、お昼に戻ってくるので、午後からのフリータイムが増えるのでちょっとリラックスできるし。

 

というわけで、午後の3時半からのサファリは多少グズリモードの子供達を車に乗せて、ガバナーズ近くの林の中に潜む豹探しに出かけました。

 

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もちろん、豹はそう簡単に姿を現すことはありません。

かわりに、林の中の草や木の葉を食べながら悠々と歩く象のファミリーと会いました。

象はおっとりしてるように見えてかなり暴れん坊で、象の歩いたあとは木の枝はボキボキだし、木の皮もハゲハゲです。

三頭のファミリーは、食べて歩いて、また食べて歩く。

一体何の目的を持って歩いているのか?

それは生きるため。

生きることが目的なのです。

 

 

夫は、双眼鏡を片手に木の上、枝の間にいるかもしれない豹を探します。

フィリップさんも、鋭い目つきで豹の姿を探します。

そうしているうちに辺りは夕陽で赤く染まっていきました。

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今日は豹は見つからなかったけど、明日があるさ。

3回のサファリでクタクタになって、夜8時からの夕食はほとんど寝ながら食べて、そのまま倒れこむようにベッドで眠りました。

日の出とともに起きて、1日動き回って、お腹がすくからいっぱい食べて、日が沈み暗くなったら眠る。

人間は本来こうあるべきなのです。

 


ライオンのハンティング!

2007年10月03日 | 2007年夏休み ケニア

マサイの村からの帰り道、何台かの車がエンジンを切って、固唾をのんで草むらをにらんでいます。

ライオンだ!

フィリップさんが 「これからハンティングが始まるよ!!」

ええ~?

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よく見たら、こちらに一匹、反対側に一匹のメスライオンが草むらの中に潜んでいます。

ライオンは、それほど足が速くないし、長距離走ることができないから獲物のなるべく近くまで近づいて、一気に襲い掛かるのです。

しかも、今回のようにメスのチームプレー。

こっちのライオンに気づかれて獲物が走り出したら、あっちで別のライオンが待ち構えると言う、なかなか策士です。

 

Img_0684 なるべく身を低くしてソロリソロリとシマウマに近づいていくライオンを見ていたら、カメラのシャッターの音はもちろん、自分の心臓の音さえもライオンの邪魔になるんじゃないかと思うほどの静けさです。

(シマウマには申し訳ないけど、このときはライオンを応援していました…)

しかし、草むらの中からのライオンの睨みに気づいたシマウマは何頭かで声を掛け合いながら逆にライオンを睨み返し、

「捕まってたまるかよ。」

と言わんばかりに、ライオンをシッポで追い払うかのように振りながら駆け足で逃げて行き、このハンティングは未遂に終わったのでした。

 

 

その一部始終を見守っていた人間達は、ガッカリしたような、ほっとしたような表情でカメラを下ろし、

何事もなかったかのように車は動き出しました。

 

あのライオンとシマウマの眼の飛ばし合い、

広くてのんびりした草原の中でそこだけ切り取られように張り詰めた緊張感は、

「生きる事は闘いなんだ」 と思わせる瞬間でした。

 

 


5日目 マサイ族の村へ

2007年09月16日 | 2007年夏休み ケニア

超充実のモーニング・サファリから帰って、アウトドアの気持ちの良いレストランで朝食をいただいたら、すぐに10時半からのサファリです。

フィリップさんから 『マサイ・ヴィレッジに行ってみる?』 と聞かれたので、行くことにしました。

マサイ・ヴィレッジは、ガバナーズから15分ほどのところ。

村の前では、代表の若い男の人、モーゼスさんが待っていて、この人に入場料というか、見学料を一人10ドル(我が家は4人で40ドル)払います。

このお金は学校に使われるそうです。

モーゼスさんは私達から受け取ったお金を村の長老に渡していました。

Img_0678  

村はサークル状態に作られていて、周りはとげとげの木で塀で囲まれています。

これはもちろん、動物の侵入を防ぐため。

そして、中に入ると、その塀にそって、丸く家が建っています。

そのサークルの中には、昼間放牧している牛やヤギを入れるそうです。

当然、そこは牛やヤギのウ○コだらけ…

なぜか裸足でサンダルで行ってしまったティガー…

さっきまでウ○コのネタで笑っていたバチがあたったのでしょう。 

まさにウ○コのたたりです!

『あなた、なにじん?』

『うん、国際人!!』 *「うん」の次の「、」は無しにして、一気に読みましょう!

それにしても、ウ○コネタで盛り上がる我が家。

夫もつるつる滑っています。しかし、ここで転んで手を着いたらそれこそ一大事。

腹筋でなんとかこらえます。

「そういえば、オレの同級生、犬のウ○コふんじゃって、それ以来 フミオ君 って呼ばれてたな~」 

Img_0664 ウ○コに気を取られていたら、村の女性達の歓迎の歌が始まっていました。

みなさん、鮮やかな布の重ね着に首飾りもいっぱいでお洒落です♪

 

 

 

 


 

 

 

Img_0666 男性からは歓迎のダンス。

昔、確か名高達郎だったと思うけど、「鍛えれば、全身バネになる!」とかいうコマーシャルがあって、マサイ族の驚異的なジャンプ力を見せ付けられたのを今でもハッキリと覚えている。

そのジャンプを次々に披露してくれるメンズの皆様。

真ん中のお2人はライオンのたてがみのかぶりものをしていますが、これはライオンを仕留めた印で、「強い男」の印です。

もちろん、今はライオン狩りは禁止ですが。

赤い色は動物が嫌いな色だから、放牧などで外に出る男性は赤い布をまとうんだそうです。

 

Img_0669_2 今回、案内をしてくれたモーゼスさんはご自宅を見せてくれました。

中は意外と広くて、入ってすぐの所には、産まれたばかりの子ヤギの部屋があって、その奥には、食料などを置く倉庫。

部屋は真中にかまどのようなものがあり、その両側に夫婦のベッド(といっても土)と子供のベッド。

モーゼスさんは、23歳にして、3人の子持ち。

そして、牛を50頭持っているそうです。

すごく自慢げに言っていたから、きっと多いのでしょう。

奥さんは、子育てとビーズなどのアクセサリーを作ったりしています。

すごいのは、2km先まで毎日水を汲みにいくんだって。

重いし、遠いし、大変だ~

放牧で外に出たついでに旦那さんに取ってきてもらうっていうわけにはいかないんだろうか…?

子供達は4km先にある学校に歩いて通います。

村の子供みんなで「集団登校」するらしいけど、登校途中にライオンやバッファローに襲われる心配もなきにしもあらずです。

今や日本の子供達も登下校が危ないけれども、それとは次元の違う危険がいっぱいなのです。学校に通うのも命がけ…?

学校では、スワヒリ語、英語、算数、科学、などなど、かなりしっかりとした教育を受けることができるそうです。

確かに、案内役のモーゼスさんの英語は、すごくきれい。かなりちゃんと勉強したんだと思われます。

 

Img_0672 一通り見学したあとは、裏側のお土産コーナーへ。

こちらはウ○コはないので、安心してお土産を見ることができます。

これは全部村の人たちの手作りで、収益は学校に寄付するそうです。

ここではさすがに「必殺値切り人」になるつもりはないけども、モノにはそれなりの適正価格ってもんがあります。

交渉の結果、マリリンとティガーはビーズのネックレス、私はシマウマのネックレス、夫はビーズのキーホルダーを購入しました。

 

(入場料がドル払いだったから、お土産代もドルで持って行ったのですが、ケニアシリングのほうがいいみたいです。)

なかなか楽しい、マサイ村訪問でした。

子供達も、こういう生活をしている人がいるんだ~と勉強になったと思います。

 

 


5日目 モーニング・サファリ

2007年09月16日 | 2007年夏休み ケニア

昨夜は、超興奮しながら夕方の初サファリから帰ってきたのが7時過ぎていて、

フラフラの半寝状態で夕食を食べ、そのまま湯たんぽでぬくぬくのベッドで倒れこむように寝てしまった。

 

爆睡したので、体力も回復。 

今日からのサファリ・ライフを、満喫できそうだ!!

朝6時のモーニング・コールのコーヒーとホットチョコレートで体を温めたら、まだ暗い道をセキュリティの方と一緒に歩いていきます。

(カバがいるかもしれないので、暗いときには勝手にテントから出てはいけないのです。)

 

朝は息が白いくらい寒いのです。

半袖ティシャツ・長袖ティシャツ・フリース・ウインドブレーカー。

ジーンズの上にもシャカシャカパンツを重ねました。

 

 

Img_0554 息を呑むほど美しい朝陽です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Img_0553 朝陽を受け赤く染まる我が子にウットリする親バカな私。

ここでは、立ち乗りはもちろん、車の座席の上、つまり背もたれの上に座って『箱乗り』もOK.

子供達は大喜びでした。

 

 

 


 

 

 

Img_0003_14 遠くに気球が見えました。

ご一緒した「みかぷんさんファミリー」は今朝は5時に起きてバルーン・サファリだって言っていたから、あれに乗っているのでしょう。

気持ち良さそうです。

 

 

 

 


 

 

 

Img_0556_1 ハイエナのファミリーがいました。

赤ちゃんハイエナは、好奇心いっぱいで車に近づいてきて、タイヤをかじってみたり、バンパーを触ってみたり。

そんないたずらっ子の子供達をお母さんが遠くから見守っています。

お話の中では悪者のイメージの強いハイエナですが、なかなか愛嬌のあるかわいい動物でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こちらをじっと見つめるインパラの親子。

 

 

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360度の地平線に囲まれて、見たこともない大草原の中で、次々と姿を現す動物たちに、ただただ感動するばかり。

子供達も感激のあまり言葉を失っていた………わけもなく、2人でお下劣なギャグを飛ばしまくっていた。

ティガー 『ねえ、そのカレーおいしい?』

マリリン 『うん、このカレーおいしい』 

~爆笑~

* 「うん、この」 の「、」をなしで一気に読んでください。

マリリン 『いい病院知ってる?』

ティガー 『うん、国際病院!』

~爆笑~

 「うん、こくさいびょういん」は一気に読んでください。

ずっとこんな調子で、2人で大笑い。

ったく、アフリカの大自然の中で一体なにやってんのよ~

いかにも小学生らしい、お下劣なギャグ。

ティガーはいいとして、マリリン4年生女子。 大丈夫か…?

しかし、そんなくだらない会話も衝撃のライオンの登場と共に吹っ飛んだ。

 

 


 

Img_0606 ライオンが獲物を食べていた。

ガリガリと音をたてて、貪り食っていた。

獲物となったのは、シマウマでした。

これこそが、弱肉強食の自然の掟なのです。

ライオンが食べ、ハゲタカが残りをつつき、ハイエナが骨まで食い尽くす。

これには、子供達も言葉を失っていました。

キャンプに戻る途中、ヌーの川渡りのポイントに寄ってみました。

ヌーは、8月頃に新たなる草を求めて、決まったポイントから川を渡っていくのです。

川にはワニもいるし、溺れる危険もあり、命がけの川渡りなのです。

 

 

私はこの川渡りこそが、マサイマラで一番見てみたいと夢みていた、なかなか見ることができない貴重なシーン、のはず…

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行ったら渡ってました…

どっぽん、どっぽんと次々と飛び込み、やすやすと渡ってました…

あれ…?

これには拍子抜け…