今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

年齢っていうのは重要なのかしら?

2015-01-22 09:44:02 | Weblog
36歳で開業した。決して早くはない年齢だ。
妻と子供ふたりを抱えるものとしてはむしろ遅い始まりだった。
と自分で勝手にそう思い込んでいた。
心は焦る。お客さんは来ない。そしてさらに心は焦る。だけどお客さんは来ない。
いろんなことを考えて考えて結局は試さず、ずっと同じことを繰り返す方法を選んだ。
結果なんとかなっているが、これが最良の方法であったかどうかはわからない。
試行錯誤を繰り返したほうが、もしかしたらもっと速く自分の思うところに行けたかもしれない。
反対に全然違う場所に立っていたかもしれないし、廃業していたかもしれない。
どっちでもいい、今続けられてるのだから、間違っては無かったと思うことにしている。

太宰治と松本清張は1909年生まれの同い年。
だけどイメージとしては太宰は昔の文豪で清張は近代の小説家というイメージがある。
それは太宰24才清張44才というデビューの年の影響が大きいと感じる。
清張がデビューする前に太宰は亡くなっているから特に思うのかしら。早熟型と晩年型。
ふたりを読んでいるといつも思う。人の生き方に正解はないんだなあと。
人は、すぐに歳のせいにする。若すぎるからダメだ、とか今からじゃもう遅いとか。
そんなことは決してないんだ。あるのは、やるかやらないか、ダメかうまくいったかだ。
人の寿命の長短は誰にもわからない。わからないから生きられるんだ。
長寿の人が早熟だと人生は長く苦しくなるのかも知れない。

人はみなそれぞれ違うペースとリズムで生きていけばいい。
それは決して、自分だけ勝手なことをするっていうのとは全く違う。
同じくらいの歳のスゴイ人を見て落ち込んだり、嫉妬したりする時間はもったいない。
その人の今と言う点だけを見ても本当のことはわからない。
それよりも自分の感情や想いから目を逸らさず真摯に向き合えばきっと力が湧いてくる。

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