2017.01.14(土) 今年5回目の山行 天候 曇り時々雪 単独
[行程] 地下鉄松ケ崎駅ー雲母坂ー大比叡ー東塔ー悲田谷ー行者橋ー八王子山ー三石岳ー横川ー横高山ー水井山ー仰木峠ー野村別れバス停
今日から今季最強の寒波が来るらしい。ピークは明日のようなので今日出掛ける事にした。行先は比叡山系である。
当初は北から南下する積りだったが積雪の横高山の激降りを避けるために逆行する事にした。
地下鉄松ケ崎駅を出ると北山通りはちらちらと小雪が舞っている。最近は梅谷道が多いので久し振りに雲母坂を行く。
雲母坂はこんなにキツかったかなと昨夜の飲み会を思い出して喘ぎながら登って行く。
水飲み対陣跡には梅谷からの道が合流している。そこを通過する頃には何とか身体も慣れて来た。
梅谷北尾根分岐に着いた。ここまでスタートから1時間30分。これは昨年12月に北尾根道から登って来た時とほぼ同じだった。
ケーブル比叡分岐の手前でケーブル関係の人と行き会う。冬季休業中でも点検は欠かせないのだろう。
山頂駐車場は銀世界で轍もなく全くの無人だった。今日は比叡五山を巡る予定である。始めのピーク大比叡に着いた。風も有りここまで来るとさすがに寒い。ここまで2時間25分。エネルギー補給をして東塔に下る。
阿弥陀堂のトイレは暖房が効いて暖かい。降雪で濡れたウインドブレーカーを脱ぎ、フリースを1枚着てその上にカッパを着た。これで最後まで歩き通した。
阿弥陀堂から延暦寺会館横の本坂に行く途中、坂本から来たらしいハイカー3人に出会った。今日出会ったハイカーはこれだけであった。
本坂は亀堂までが急な下りの舗装道路である。うっすらと雪が積もっている。滑らないように気を付けて下る。亀堂まで9分も掛かった。
悲田谷道は比較的歩き易かった。雪が少なかった事もあるが亀堂までとは大違いだった。
大宮林道に出る手前の少し傾斜している板橋を渡るのには気を使った。
その後、薄く雪を纏った行者橋を渡るのには緊張した。滑って落ちれば今日はこれまである。
最大の難所を無事に渡り終え、続く行者道もやや難路だったが積雪も無かったので問題なく神宮寺舊趾に着いた。
神宮寺道を奥宮に向かう。途中ショートカットで八王子山に行けるが廻り道をした。
奥宮から琵琶湖の展望を期待したのだが、散らつく小雪が視界を妨げ殆ど見えなかった。ここで簡単にパンとコーヒーの昼食を摂った。さすがにビールを飲む気にはなれなかった。
八王子山は写真を撮るだけで通過した。次は三石岳である。鉄塔傍の変形四辻から林道に出るまでが結構しんどい。
変形四辻から登りが20分程続いた。林道に出ると緩い登りなので楽になる。広場を通過6分後三石岳に取り付く。9分で三石岳に着いた。
西側の林道から三差路に出て横川に向かう。中尾根分岐で時間を確認する。ここで2時を過ぎていればここから坂本に下山する積りだった。
1時40分なので予定通り横川から横高山、水井山に向かう事にする。
横川中堂に来ても観光客はいない。全く人影も無い。静まり返っている。雪の駐車場には一台も無い。ケートを出る時、係の人と顔を合わし挨拶する。
競合い地蔵まで峰道を急いだ。遅くともバス停に5時頃着くために水井山に3時までには着きたかった。
せり合い地蔵から横高山の登りは一人だけだが踏み跡も有って比較的登りやすかった。この頃から風雪が強まり樹木を揺らす風の音が凄かった。
水井山の登りは風で踏み跡が消され、足を置く位置が難しく何度もずり落ちそうになった。
ようやく水井山に着き、ここで始めて四本爪アイゼンを付けた。何度もアップダウンを経て横川分岐に着いた。
ここからは東海自然歩道なので歩き易すいだろうとアイゼンを外した。確かに歩き易すかったのは仰木峠、戸寺分岐までだった。
積雪が無ければ戸寺に降りる積りだった。安全の為に傾斜の緩い東海自然歩道を野村別れバス停に向かう事にした。
途中からこの道は悪路の連続で歩き難かった。中途半端な積雪でゴロつく石に足を取られ疲れた足は悲鳴を上げた。
最後に少し間違って遠回りしたが、仰木峠からバス停までコースタイム40分のところ1時間も掛かった。
野村別れバス停には16時31分に着いて、今日のロング縦走は無事に終える事が出来た。
歩行時間 7時間55分 休息 34分 合計 8時間29分 歩行距離 22.1km
コースタイム
松ケ崎駅発 8.02
雲母橋 8.39-41
バイパス始点 8.53
終点 9.08
水飲み対陣碑 9.15-17
梅谷北尾根分岐 9.32
ケーブル比叡分岐 9.55
山頂駐車場 10.20
大比叡 10.27-34 エネルギー補給
阿弥陀堂 10.54-11.03 寒くて衣服調節
本坂 11.12
悲田谷分岐 11.26
大宮林道 11.50
行者橋 11.51
神宮寺舊趾 12.04
奥宮磐座 12.14-23 簡単に昼食
八王子山 12.28
四辻鉄塔 12.34
広場 13.03
三石岳取付 13.09
三石岳 13.18-20
三差路 13.28
横川中堂 13.49-51
横川駐車場 13.55
競合い地蔵 14.19
横高山 14.29
水井山 14.48-51 4本爪付ける
横川分岐 15.21 アイゼン外す
仰木峠 15.33
戸寺分岐 15.43
防獣柵 16.17
野村別れバス停着16.31
地下鉄松ケ崎駅発 8:02
雲母橋 8:39-41
雲母坂登山口 8:43
バイパス取付 8:53
バイパス尾根道
雲母坂城跡 9:07
メイン道に復帰 9:08
平坦路に出て少し楽になる
雲母坂らしい抉れた道
水飲み対陣碑 9:15-17 左から梅谷からの道が合流している
再び抉れた道
梅谷北尾根分岐を振り返る 9:32 ここまで1時間30分
旧道分岐 9:47 左を行けばケーブル比叡にやや近道
植林の間を行く
ケーブル比叡分岐 9:55 直進して大比叡へ
登りが続く
開けた所 地味な樹氷が
旧スキー場に出る 10:08 直進しても行けるが右折して大比叡へ
山頂駐車場手前の舗装道路ツルツルに凍結
山頂駐車場 10:20 全くの無人
大比叡 10:27-34 一等三角点 848.3m エネルギー補給する
東塔へ降る ゴツゴツして歩き難い
雪を纏った東塔が見える
阿弥陀堂 10:54-11:03 寒くて衣服調節する
東塔
戒壇院
大講堂
延暦寺会館横から本坂を下る 11:12 急な降り坂
法然堂 11:18
亀堂 11:21 僅かな距離に9分も
本坂を下る
悲田谷分岐 11:26
悲田谷道を下る
途中何ケ所も有る石塔群
悲田谷道を下る
石塔群
滑らないように慎重に渡る 11:49
大宮林道に出る 11:50
大宮川に架かる行者橋を真剣に渡る 11:51
渡り終えてホッとする
急斜面を登る
登ぼりきって行者道を行く 11:55
やや難路のトラバース道
神宮寺舊趾 12:04
三差路 12:05 左は行者橋、鉄塔へ 右の神宮寺道を行く
鉄塔からの道が合流
神宮寺道
ここから八王子山の近道は行かず奥宮へ
奥宮が見える
小雪がちらつく奥宮 12:13
磐座 12:14-23 簡単な昼食を摂る
八王子山 12:28 381m
下る
変形四辻 12:34
すぐ側の鉄塔
分岐 12:36 直進
分岐 12:42 右折
上の道へ
林道に出て右斜め前の小道に入る 12:51
林道に出る 12:55
三石岳に取り付く 13:09
何となく分かる道なりに行く
笹の中を行く
真直ぐ行くと西の林道に行くのでこの辺りで左の高みを目指して行く
狙い通り三石岳に着いた 13:18-20
三等三角点 675.7m 信じられないが15年前にはここから琵琶湖が展望できたらしい
西の林道に出る 13:22
三差路 13:28 以前はここからピストンしていた
中尾根分岐 13:40 14:00を過ぎていたら坂本に降りる積りだった
恵心院
横川中堂 13:49-51
無人の横川駐車場 13:55
峰道を競合い地蔵に急ぐ
トンネルを潜る
競合い地蔵 14:19
横高山への登り 写真では表現できないが実際は激登り
横高山 14:29 767m 風雪が激しくなって来る
水井山の登り 難渋する
何とか水井山に到着 14:48-51 三等三角点 794.1m ここで4本爪アイゼン付ける
アップダウンをしながら降る
横川分岐 15:21 ここでアイゼン外す
さすが東海自然歩道は歩き易いと思ったが
仰木峠 15:33
東海自然歩道
戸寺分岐 15:43
いよいよ悪路の始まり
この中途半端な倒木には閉口した
悪路は続く
やっと防獣柵に 16:17
まるで雪国
登山口 16:21 この後、道を間違い遠廻りする
野村別れバス停着 16:31