今朝の新聞にはその後どうなったかという、山本太郎参院議員の記事が載っていた。参院議員運営委員会の委員長が5日、責任の取り方について意見を聞き、山本さんは「辞職することはない」と議員辞職を否定したそうだ。
会見では…「一番猛省しなければいないのは陛下を悩ませることになったこと。思慮が足りなかった」と釈明した。…ということだけど、猛省すべきは…山本さんが選挙中訴えていた反原発の言葉に一票を託した選挙民の思いを、もしかしたら踏みにじることになったかもしれないということじゃないの?…とこの猛省の中身にはいささか疑問符が付く。大げさにいえば、世界観というのか、思想というのか、そういう立ち位置はどこにあるのだろうか。
原発について気になった小さな記事…少し前の10月29日…原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を地中深くに廃棄する「地層処分」について、経済産業省は28日、技術的な信頼性を再評価する作業部会をスタートさせた。東日本大震災などを踏まえ、地層処分の課題や実現性を白紙状態から議論する。
地層処分は地下300メートルより深い地中に高レベル廃棄物を捨てる方法。国内では原子力委員会が2000年、技術的に実現可能と評価。原子力発電環境整備機構[NUMO]が02年から最終処分場の候補地を公募しているが、住民の反対などがあり、見通しは立っていない。東日本大震災の発生もあり、日本学術会議が昨年、処分場実現の検討には「長期に安定した地層が日本に存在するかどうかについて、科学的根拠の厳密な検証が必要」と指摘している…(後略)…
これは危ない!!検証などといったって原子力村の御用学者が問題ないとお墨付きを与えれば、どんなに軟弱な地盤で地下水のあるようなところだって、誤魔化されてしまうからだ。幌延の建前では地層処分を”研究”しているところもどうなるかわからない。
押し付けられた方はたまったもんじゃない。ドイツでは一度地下に埋めた廃棄物を地下水が漏出して、再び地上に戻してるんだよ。まるで一周遅れのような”検証”に時間とお金を使うとは…税金のなんという無駄…