FOOTBALL LIFE

~サッカーを中心に日々の雑感など~

その後

2013年11月06日 | 雑感

 今朝の新聞にはその後どうなったかという、山本太郎参院議員の記事が載っていた。参院議員運営委員会の委員長が5日、責任の取り方について意見を聞き、山本さんは「辞職することはない」と議員辞職を否定したそうだ。

会見では…「一番猛省しなければいないのは陛下を悩ませることになったこと。思慮が足りなかった」と釈明した。…ということだけど、猛省すべきは…山本さんが選挙中訴えていた反原発の言葉に一票を託した選挙民の思いを、もしかしたら踏みにじることになったかもしれないということじゃないの?…とこの猛省の中身にはいささか疑問符が付く。大げさにいえば、世界観というのか、思想というのか、そういう立ち位置はどこにあるのだろうか。

原発について気になった小さな記事…少し前の10月29日…原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を地中深くに廃棄する「地層処分」について、経済産業省は28日、技術的な信頼性を再評価する作業部会をスタートさせた。東日本大震災などを踏まえ、地層処分の課題や実現性を白紙状態から議論する。

地層処分は地下300メートルより深い地中に高レベル廃棄物を捨てる方法。国内では原子力委員会が2000年、技術的に実現可能と評価。原子力発電環境整備機構[NUMO]が02年から最終処分場の候補地を公募しているが、住民の反対などがあり、見通しは立っていない。東日本大震災の発生もあり、日本学術会議が昨年、処分場実現の検討には「長期に安定した地層が日本に存在するかどうかについて、科学的根拠の厳密な検証が必要」と指摘している…(後略)…

これは危ない!!検証などといったって原子力村の御用学者が問題ないとお墨付きを与えれば、どんなに軟弱な地盤で地下水のあるようなところだって、誤魔化されてしまうからだ。幌延の建前では地層処分を”研究”しているところもどうなるかわからない。

押し付けられた方はたまったもんじゃない。ドイツでは一度地下に埋めた廃棄物を地下水が漏出して、再び地上に戻してるんだよ。まるで一周遅れのような”検証”に時間とお金を使うとは…税金のなんという無駄…


波紋

2013年11月04日 | 雑感

 このところ、山本太郎参議院議員が園遊会で天皇に直接手紙を手渡したというのが失礼にあたるとか、天皇の政治利用ではないかとか、議員辞職すべきだとか…大きな波紋が広がっている。擁護する側は主権回復の日の式典出席や東京オリンピック誘致の皇族スピーチも政治利用ではないか、明治時代に足尾鉱毒事件で明治天皇に直訴した田中正造の精神が蘇ったようだと称賛…

手紙の内容はどうやら…福島の子供たちが被ばくによって健康被害が出ていること、原発作業員たちが過酷な労働環境で働かされていること、そうした現状が特定秘密保護法が制定されてしまえば、隠されてしまう恐れがある…といったことが書かれていたらしい。

現在の憲法では明治憲法とは違って、天皇はあくまで象徴であり、政治問題には介入できないのだから、訴える相手を間違えている、たしかに筋違いではあるにしても、メディアが東京オリンピックに浮かれたり、景気回復の報道が先行し、福島の深刻な状況をちゃんと報道していないからやむに已まれずの行動ではないかという、これもその通りではないかと。

もしTVや新聞が連日連夜、福島の子供たちの健康被害、原発が作業員の日々被爆しながらの労働によって支えられている、そういった政府にとって都合の悪い内容が特定秘密保護法によって国民に知らされなくなるかもしれないといった内容を報道すれば、恐らく安倍政権が倒れるほどの反響があるだろう。安倍政権と一緒になって、国民をだます目くらましの報道に明け暮れる日本の御用メディア。

山本議員はその後右翼襲撃も懸念され、外出時には私服警官に警備されるほど危険な状態らしい。直情径行で子供っぽい行動ではあったけど、かといって常識的で抑制が効いていれば、権力側にとっては怖くもなんでもない。

山本議員は反原発の議員を一人でも多く国会へ送り込みたいという選挙民の期待を一身に浴びて初当選したのだから、こんなことで議員辞職に追い込まれたりしたら、選挙民を裏切ったことになる。議員活動は続けていただきたい。反原発の声を無にしないためにも…


第10節

2013年11月04日 | サッカー

 2日土曜日に行われたイングランドのプレミアリーグ、第10節、アーセナルはホームに2位のリバプールを迎えて対戦。この前の国内カップ戦ではメンバーを大きく入れ替えた試合でチェルシーに敗れ、これで緊張の糸が切れるのでは…なんていう不安が頭をもたげつつ…、それが2-0で勝利、首位をキープ。よくやったよ!!

 負傷欠場のフラミニの代わりに中盤に入ったロシツキーが開始から積極的に動き回り、早々に前線へ上がってシュートを打ち、ホームなんだから勝つ試合なんだと鼓舞するようなプレー。相手の様子見とかじゃなくて、この入り方が良かったねえ。

 19分には右サイドを駆け上がったサイドバック、サニャからのクロスにMFカソルラが頭で押し込もうとしたが跳ね返り、そのこぼれ球をあきらめずにもう一度シュート!!これが入って先制ゴール!!

後半、このまま1点差では大丈夫かなあとハラハラ見ていたところ、59分には左サイドのエジルからのボールをラムジーがミドルシュートで追加点、2-0とする。これでようやく落ち着いて見られるようになった。

 リバプールにもチームの躍進を支える好調2トップのスアレスとスタリッジがいるが、アーセナルの選手たちは攻守の切り替えの激しいスピードのある展開で全員が守備にも奔走、無失点を実現した。ロシツキーも長い走行距離に耐え、危機の芽を摘み取っていたしね。試合後、センターバックのコシルニーとメルテザッカーが抱擁するシーン、難敵相手に無失点で乗り切ったことを称えあっていたようだ。

 チェルシーが今節負けたことで2位との勝ち点差は5になったそうで、次節のリーグ戦はマンチェスターユナイテッドだから、1試合でひっくり返らない点差があれば、チームに落ち着きを与えるのではと。ここまで開幕戦以外は負け知らず。守備の意識が強くなって全員がよく走っているからねえ。

 ユナイテッド戦前にはこれも大変な試合、6日にはチャンピオンズリーグでアウェイのドルトムント戦がある。ドルトムントの選手たちは驚くような走りっぷりだから、勝とうと思えば、さらに走らねばならず。

 アルテタがいう「毎週がテスト」という試合の連続。昨季までなかった首位で居続ける重圧を受けながら、勝ち点6で3チームが並ぶ”死のグループ”を突破できるだろうか。難しい試合が続く、何とか乗り切ってほしいなあ…


第39節

2013年11月04日 | サッカー

 3日、J2第39節、コンサドーレ札幌は上位のジェフユナイテッド千葉を札幌ドームに迎えて対戦。いつ雪が降るかというこの時期、屋根付きのドームが気温20度というのはありがたい。さらに会場の熱気を一段と上昇させているのが1万2千人を上回るホームの大応援団。選手たちはそれに応えるように前半は相手の優勢に耐え、後半内村選手が奪った渾身の1点を守り抜き、貴重な勝ち点3を獲得した。

残り少ないリーグ戦も思うように勝ち点が伸びず、もう後がないという戦いになったが、一方の千葉も今季こそJ1昇格へと期待するサポーターが遠路駆けつけているというせっぱ詰まった状況。

前半は積極的な相手の速い守備にボールを奪われ、攻撃のリズムが作れず、防戦に追われるように見えたが、若いセンターバックの奈良選手もなんとか踏ん張って失点を許さず0-0で折り返す。

後半は監督の檄が効いたのか、見違えるようにパスを速く回せるようになり、岡本選手や長身のフェホを投入し、シュート数も増えていくと35分、前線でも守備に奮闘していた内村選手が相手のゆるいバックパスを見逃さず、これを懸命に追いかけ、DFより前に出て、相手GKに果敢にスライディング。

これでボールを奪うと、落ち着いて無人のネットに流し込んでしまったのだ、なんと…これが先制点という呆気にとられるような展開…。その後はJリーグ初のベトナム人、レ・コン・ビン選手も登場し、慣れないながらも必死の守備、残り時間をなんとか逃げ切って1-0で勝利。

会場には道内在住のベトナム人50人が招待され、試合前にはスタンドからベトナムの国旗を振って応援していたから、きっと喜んでくれたのでは。この勝利はそういう意味でもベトナムとの友好の一助になればというところ。よかったなあ。

次節は10日、これでJ1昇格なるかという2位ヴィッセル神戸と対戦。ホームなんだから恐れずに戦え!!もう勝つしかない!!