今月は『おおきく振りかぶって』の3巻とか『のだめカンタービレ』の11巻だとか秀作が多くて大満足していたんですが、1月も最後という日にもの凄く面白いかつ非常に感慨深いマンガを読んでしまいました。
最近新聞や雑誌等でも紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれませんがこれは手放しでお勧めしたいというほど良かったマンガ、それはこちら。
タイトルの通り国際結婚をした二人が一緒に生活するなかで何気ない違いや、価値観の違いを面白おかしく、そして独特のふんわりとしたタッチで紹介しているマンガです。
語り口調や絵柄、全てツボなんですが、面白いだけじゃなくて「違っていること」について、そしてそれを「理解」して「受け入れる」ことが非常に大事なんだよ、ということを教えてくれる秀作だと思います。
■国際結婚とはどういうものか?
というのを紹介するのが第1巻なんですが、個人的には第2巻に感銘を受けました。
僕個人が思うには、このマンガを「国際結婚ってどうよ?」というのを期待して読むと外れるかなと。
それよりもむしろこのマンガが素晴らしいと思うところは、ほのぼのした生活の中で語られる「違っているのは当たり前」とお互いが認識していて、その中で互いに理解できる点を探したり、楽しく過ごすためにはどうしたらいいのか?というのを時には喧嘩しつつも自然に探せている点が素晴らしいなと。
うちのブログを見て頂いている方はガンダムSEED DESTINYを観ている方も多いと思うのですが、そのテーマの主軸となっている「相互理解」ってどういうことか、というのがこういったほのぼのしたマンガの中に散りばめられているんですよ。
いや、これほんと面白いです。
■旦那さんのトニーは語学オタク
このトニーという旦那さんが非常に変わっていて面白いわけですが、またそんな彼が語学オタクというのが激しくツボ。
日本語のこういうところが美しいとか、こういうところが難しいとか、まじめに(傍からみたら面白く)語るわけですが、こういった外国人の視点から日本語や日本の文化を見直すってのは新たな発見があって非常に面白いんですよ。
普段私たちがどういう視点で見られているかというのをふと考えてみるのも面白いですよね。
■マンガ読みとしてはこれは主張したい
著者である奥さんはマンガ家さんなんですが、当然の如くトニーのお友達なんかと合うとその中にはマンガ批判をする方がいるわけですね。
この話はよく聞く話で「マンガは子供が読むもの、日本では電車の中で大人がマンガを読むのはおかしいだろ、自分の母国では考えられない」ってやつですね。
これについては私も持論があるのですが、この著者は「日本のマンガを読んだことが無い人ほど日本のマンガに文句を言う人が多い」という意見に非常に賛成したいところ。
つか、これはマンガに限った話ではないんですが、「無知」であることは罪にはならないけれど「知ったかぶり」して相手を非難することは罪にあたると思うわけです。
この辺、トニーも同じことを言ってるんで非常に納得。
相手のこと(文化など含む)よく知りもしないのに、自分の意見だけ通そうとする人がごくまれにいるんですが、僕は基本的に相手にしないことにしています。
それでも食って掛かるようなら論殺することにしていますけど、あまり気分が良いものではないのでお勧めはしません。
#話はそれますが、詭弁に騙されないような論理思考を身に付けるならあいばさんが紹介している『論理トレーニング』などの記事を読んでみると良いですよ。
ということでマンガ最高です(全然論理的じゃねぇ)。
■そう言えば・・・
僕は最近仕事で中国の方と毎日のように打ち合わせをしているんですが、一緒にプロジェクトを成功させようと思うなら互いに理解しあおうとすることがやっぱり大事、つかそうしたから苦しい状況を打破することができたと思うんですよ。
こういうののバックグラウンドには学生時代に何度かホームステイした時のホストファミリーがそういう「違っている点」を尊重してくれたということにあるのかな、なんて思うんですがその時受けた恩を今違う形で違う人たちに返せているのかな、とも思ったり。
■ということで
このマンガほんとにお勧めです。
そして最後に語学オタクであるトニーの名言をご紹介したいと思います。
抜かれるなら、度肝が良いよね(トニー)
最近新聞や雑誌等でも紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれませんがこれは手放しでお勧めしたいというほど良かったマンガ、それはこちら。
小栗佐多里 『ダーリンは外国人』(1) |
タイトルの通り国際結婚をした二人が一緒に生活するなかで何気ない違いや、価値観の違いを面白おかしく、そして独特のふんわりとしたタッチで紹介しているマンガです。
語り口調や絵柄、全てツボなんですが、面白いだけじゃなくて「違っていること」について、そしてそれを「理解」して「受け入れる」ことが非常に大事なんだよ、ということを教えてくれる秀作だと思います。
■国際結婚とはどういうものか?
というのを紹介するのが第1巻なんですが、個人的には第2巻に感銘を受けました。
僕個人が思うには、このマンガを「国際結婚ってどうよ?」というのを期待して読むと外れるかなと。
それよりもむしろこのマンガが素晴らしいと思うところは、ほのぼのした生活の中で語られる「違っているのは当たり前」とお互いが認識していて、その中で互いに理解できる点を探したり、楽しく過ごすためにはどうしたらいいのか?というのを時には喧嘩しつつも自然に探せている点が素晴らしいなと。
うちのブログを見て頂いている方はガンダムSEED DESTINYを観ている方も多いと思うのですが、そのテーマの主軸となっている「相互理解」ってどういうことか、というのがこういったほのぼのしたマンガの中に散りばめられているんですよ。
いや、これほんと面白いです。
■旦那さんのトニーは語学オタク
このトニーという旦那さんが非常に変わっていて面白いわけですが、またそんな彼が語学オタクというのが激しくツボ。
日本語のこういうところが美しいとか、こういうところが難しいとか、まじめに(傍からみたら面白く)語るわけですが、こういった外国人の視点から日本語や日本の文化を見直すってのは新たな発見があって非常に面白いんですよ。
普段私たちがどういう視点で見られているかというのをふと考えてみるのも面白いですよね。
■マンガ読みとしてはこれは主張したい
著者である奥さんはマンガ家さんなんですが、当然の如くトニーのお友達なんかと合うとその中にはマンガ批判をする方がいるわけですね。
この話はよく聞く話で「マンガは子供が読むもの、日本では電車の中で大人がマンガを読むのはおかしいだろ、自分の母国では考えられない」ってやつですね。
これについては私も持論があるのですが、この著者は「日本のマンガを読んだことが無い人ほど日本のマンガに文句を言う人が多い」という意見に非常に賛成したいところ。
つか、これはマンガに限った話ではないんですが、「無知」であることは罪にはならないけれど「知ったかぶり」して相手を非難することは罪にあたると思うわけです。
この辺、トニーも同じことを言ってるんで非常に納得。
相手のこと(文化など含む)よく知りもしないのに、自分の意見だけ通そうとする人がごくまれにいるんですが、僕は基本的に相手にしないことにしています。
それでも食って掛かるようなら論殺することにしていますけど、あまり気分が良いものではないのでお勧めはしません。
#話はそれますが、詭弁に騙されないような論理思考を身に付けるならあいばさんが紹介している『論理トレーニング』などの記事を読んでみると良いですよ。
ということでマンガ最高です(全然論理的じゃねぇ)。
■そう言えば・・・
僕は最近仕事で中国の方と毎日のように打ち合わせをしているんですが、一緒にプロジェクトを成功させようと思うなら互いに理解しあおうとすることがやっぱり大事、つかそうしたから苦しい状況を打破することができたと思うんですよ。
こういうののバックグラウンドには学生時代に何度かホームステイした時のホストファミリーがそういう「違っている点」を尊重してくれたということにあるのかな、なんて思うんですがその時受けた恩を今違う形で違う人たちに返せているのかな、とも思ったり。
■ということで
このマンガほんとにお勧めです。
そして最後に語学オタクであるトニーの名言をご紹介したいと思います。
小栗佐多里 『ダーリンは外国人』(1) | |
小栗佐多里 『ダーリンは外国人』(2) |