蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週のジャンプ 43号 感想

2005-09-29 01:08:25 | ジャンプ感想
先週末福岡にいたのですが、何故か博多駅で土曜日にジャンプが売っていました。
あれー?と思ってすぐ買ったのですが、感想を書くのは今に至ってます(駄目じゃん)。

■アイシールド21
いや・・・!
小早川 瀬那!!

おおおぉぉぉ、カッコいいよ!!
しかもここまで武蔵の「自分の名前にかけて」の部分もきれいな伏線になってるし、まもり姉のところは先週からのつなぎになってるし、アイシールドを剥ぎ取る場面から登場シーンまでカッコよすぎ。
つか、感動した。

後は地味に佐々木小次郎ならぬ、佐々木コータローと武蔵の巌流島キック対決(違)も何気に楽しみだったりして。
#つか名前でいくと既に負けてるけど(笑)。

■ブリーチ
私の心に居る貴様は――――
そういう男だ
一護!!!

いや、こっちもこっちでやっぱり感動した。
あれだけ凹んでいた中から一護によって救い上げられたルキアが、今度は一護を逆に救い上げる展開、やっぱりこれはルキア効果(ってどんな効果だよ)。
しかもそれを一瞬でやってのけるあたりが逆に爽快。
一護はきっと内なる虚といずれ決着を着けなくちゃいけないんだろうけど、やっぱりそれはそれで前を向いてないとね。

■ムヒョとロージー
どう見てもロージーがセクハラされているようにしか見えない(笑)。

■銀魂
最近金曜ロードショーだったかな?「魔女の宅急便」を観ました。
僕はあれ観るといつも最後のシーンでよく頑張った、と思って涙ぐんでしまうんですよ。

・・・つか、時期的に絶対空知先生、「魔女の宅急便」観たでしょ、しかも金曜ロードショーで(笑)。

■ネウロ
女性秘書さん・・・、まず名前から聞こうか。
つか、みんなぶっちゃけ過ぎ(笑)。
つか、子供ホッとしてるし!

■もて王サーガ
ディ・モールト面白い!
もうネタも結構忘れてるのもあるんだけど、ここまで正面切ってやられるともう何も言うことがありません。

つか、何気に倫民明(リンミンメイ)書房館に反応してしまう僕はマクロスも好きです。

■切法師
最終回にはなりましたが、ここ数回の展開、見せ方、読ませ方は非常に面白かったと思います。 ウンディゴ達との会話から、ラストの子供が駆け寄って来るシーンに至るまではかなり良くて、読後感も非常に良かったです。
残念ながら終わってしまったけれども、ラスト付近のようにこういう物語が描けるなら、この作者の作品をまた読んでみたいなと思います。

F.S.S. DESIGNS 1 EASTER ; A.K.D.

2005-09-27 00:33:17 | コミックス 感想
F.S.S. DESIGNS 1 EASTER ; A.K.D.


やっと画像が出てました(嬉)。

ということで「ファイブスター物語」のオールカラー設定集をゲットしてきました。

つか、これファンなら絶対買って損はしないんではなかろうか?

ざっと流し読みしましたが、それだけで既におなかいっぱい、これを熟読したら一体何日かかるんでしょうか(笑)。
ていうか流し読みだけで圧倒されたっすよ。

それにしても相変わらず美しすぎるデザインです、永野護先生。
(全てを追いかけているわけではないので何とも言えませんが恐らく)新規カットがかなりあったと思いますよ。

何か既に買ったことに満足してしまった自分がいる(笑)。

というわけで、(一応)年内に出ると言われている第12巻、こちらも楽しみでございますね。
#ファンとしては「年度内」くらいで期待しておりますよ。

交響詩篇 エウレカセブン 第23話「ディファレンシア」感想

2005-09-26 23:55:01 | エウレカセブン
今回もしみじみ面白かった、十分面白かった、ほんとに物語の見せ方っていうのが上手いなぁエウレカセブンは。
特にタイトルの意味がやっぱり素晴らしくて、レントン少年の持っている世界観の中の正しいと思っていた価値観と、世界・世間の中にある価値観とその多様性との違いを身を持って思い知る、こんなに真正面からやってくれるなんて、ほんと丁寧に心理描写してるなぁ。
しみじみ面白いです。

■ディファレンシア
ディファレンシア=本質的な差異、単なる相違点ではなく、自分の世界の小ささと、その違いを思い知ってしまうという、そんな大きな相違点。
この境地に到達するまでに積み重ねられてきたレントン少年の心理描写、それに前から気付いてたけれど昔の自分を見ているようで嫌悪していたホランドの描写など、この一点に到達するまでに丁寧に丁寧に物語を進めてきた構成はほんと素晴しいと思うし、少年の中にある世界と、現実の世の中の価値観の相違をここまで残酷に、ここまで明確に、30分という枠の中で表現しきるってほんと凄い。

あの娘はきっと僕を恨んでいるでしょうね・・・
あの娘の気持ちなんてこれっぽっちも考えず
助けなきゃって勝手に思い込んで
それが正しいことなのかすら僕は考えもしなかった・・・

結局僕のやったことは人を助けるどころか人を傷つけただけだ
傷つく必要の無い人を
もう十分傷ついている人を
もっともっと深く傷つけてしまっただけだ!

きっと今までだって僕は・・・
ゴメン・・・


今回はレントン少年の行動に歯がゆい思いをした人も多かったんじゃないかと思うんですよね。
何でそんなことも分からないんだ、という感じで。
これって作中でのメッセージ性の理解をしやすくするための表現なんで余計にそう思えるところなんですが、スケールダウンして考えてみると、僕個人としては新入社員時代に仕事の中でこういう自分の価値観とその暴走と、後でやっぱり自分の世界は狭かったと痛感することもあったりとで、いつもながら笑えない(笑)。

新入社員というか入社2・3年目で、自分のやり方にそれなりに自信持ってきて、これが正しいんだ、何故PMはそれをやらないのか?と喧嘩腰になったりと、色々ありましたが、それってやっぱり若気の至りというか、経験の無さから来るところなんですよねぇ・・・。
ああ恥ずかしい・・・。
経験積んだ今だからこそ、そういう状況にある人のことを理解できるというか、そうじゃないだろ、と初めて言えるというか。
またこういう入社2・3年目の後輩がいるからまた笑えない(笑)。

といつもながらレントン少年には新入社員時代の自分を思い出させられて辛いんですが(笑)、そういう脱線は置いておいて、14歳の少年がこの心境に辿りつくというのは正直辛いよなぁ、と思いつつ、こういう表現を逃げることなく描いている制作スタッフに脱帽です。

あまりこういうことは言わないようにしようと思っていたのですが、僕個人としてはDESTINYでのシンにはこのプロセスを歩んで欲しかったなと、今回の放送を見ながら正直思いました。
物事の多面性、多様性、価値観の違い、本人が正しいと思っていることが本当に正しいのか?このテーマを描くにあたって、今回のエウレカセブンの30分は本当にきっちりと、1分の隙もなく描いてくれたなぁと思います。
DESTINYではDESTINYでしか描けないテーマがあった、だからそのプロセスを明示しなかったのかもしれないですし、単純にこの作品との比較というのはあまり意味が無いのですが、むしろ両方の作品を見ることで一つのメッセージ性が見てくるのかもしれないですね。

こうしてレントン少年は大人に一歩ずつなっていくのですね。
うんうん、頑張れ、レントン少年!!

■経験者は語る
今回はレントン少年が自分の価値観との相違点に気付いていくところが最大のポイントでもあったわけですが、もう一つ見逃せないのがやっぱりホランド。
マシューの家出話の「経験者は語る」自体が伏線になっているとは。
そう、ここで言う経験者は語る、というのは他でもない、ホランド自身のことだったんじゃないかなと。

うるせぇんだよ、テメェ等!!
アイツは寂しさや気まぐれ誤魔化すために出て行ったんじゃねぇ!!
本気で出て行ったんだ!!


デューイから逃げた、そんな台詞がタルホさんからあったような気もしましたが、昔からホランドはレントン少年のことを自分の出来の悪いイミテーションのようい昔の自分を重ねてしまうところがあるんじゃないかと思うんですよね。
だからいつもイライラしてしまうし、レントン少年の青臭い正義感が鼻についたり(かつて自分もそうだったんじゃないかと思うし)、家出したレントン少年の気持ちが一番分かってしまうんじゃないかと思うんですよね。

第2クールっていうのは、レントン少年とエウレカが自分の心と向き合うためのパートだ、なんて言ってましたが、やっぱりここにはホランド自身が自分の心(レントン少年)と向き合うという意味合いも多分に含まれているのかもしれないですね。

■お客さんか仲間か
ビームス夫妻の待遇と、ゲッコーステートでの待遇が明らかに異なるように描かれているわけですが、これも一つの多様性というか、場所が変われば人も風も変わるという意味なんですよね。
でも、僕はやっぱりもう一つ意味があるんじゃないかなと思っているんですが・・・。

ビームス夫妻がゲッコーステートのメンバーよりも大人に描かれている(これも上手いんですが)ということもありますが、ビームス夫妻としてはレントン少年を息子のように思っているところもありますよね。
この時点で既にゲッコーステートとは扱いが違っているんですが、実はこの扱いの違いも(制作サイドとしては)狙いのうちなんじゃないかなと。

ゲッコーステートではレントン少年は下っ端扱いですが、メンバーは「仲間」としてレントン少年を見ているんじゃないかなと。
そしてその「仲間」という関係性が鍵になって、レントン少年がゲッコーステートへの復帰を遂げる、そういう展開も見てみたいなぁ。
#もちろん、その背景の主たる要因は、今回レントン少年が「傷つけてしまった」と気が付いたエウレカにあることは間違いないと思いますが。

■年頃の息子を持つってのは

悪くないよね?

ああ、悪くねぇ・・・

ほんとうにこの作品はしみじみいい作品だ・・・。
こんなイイ台詞を持ってこられたら、この後きっと来るであろう、レントン少年との別れやゲッコーステートとの衝突が辛くなるじゃないかぁ(涙)。

■レントン、会いたいよ・・・
主人公同士を物理的に遠ざけることで互いの関係性を再確認させるというのは王道中の王道ですが、これはほんと参った(笑)。
何ていうですか、第2クールって内省のテーマを担ってるから暗かったじゃないですか。
そういう中でこういう展開ですよ。
もうきっちりタメられた分、これからの展開が楽しみで仕方ないじゃないですか!?

物語がきちんと積み上げられていく実感がある。
しかも丁寧に。
これがやっぱりエウレカセブンの一番の面白味なんじゃないかと思う今日この頃。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第4巻
2005/9/23発売
第11話~第14話を収録



ガンダムSEED DESTINY 第49話 「レイ」 感想

2005-09-25 21:11:01 | ガンダムSEED DESTINY
1年間続いてきたガンダムSEED DESTINYも早いもので現時点で残すところ最終話のみとなりました。
そして今回はテーマ的な部分については着地しているので、個人視点での今作キャラの帰結を描いて欲しい、と思い続けていた部分を描いてくれた第49話「レイ」。
意図的な部分があるとは思うのですが、最後までキャラ同士に相反する視点を持たせつつ、かつ一方的な善・悪を描かない、どちらとも取れる物事の「映り方」については最後まで視聴者に任せるというスタンスで描かれる物語。
どちらか一方に感情移入してラストバトルを楽しみたいよ、と思う反面、こうなったら最後まで制作サイドにつきあって見届けるしかない、とこちらも一視聴者として相反する視点で葛藤中(笑)。
最終回はまさに「相克する螺旋で待つ(空の境界より)」という心境です。

■救いはあった レイ・ザ・バレル
先週の第48話「新世界へ」の感想で、残り少ない寿命の中でレイとうい人物にも救いが有ればいいな、と書いたところの回答が今回だったんじゃないかなと思いました。

先週に引き続いての彼のモノローグ、これを語ることこそが彼自身の作中においての救いになってるんじゃないかなと。
やっぱり自分の生まれてきた理由を問い、その存在の理由を問い、クルーゼというもう一人の自分を見つめながら自分で考えて出した答え、それが議長の創ろうとする世界だった、だから自分が生きてきた意味、証を残す、そして二度と自分のような思いをする「ヒト」を作り出す必要がない世界を望む、それをレイ自身の口から語ること、これが僕が2つあると思うレイの救いの1つなんじゃないかなと。

ずっとこのDESTINYでの大きなテーマの一つは「自立」にあるんじゃないかと思ってきたわけですが、レイが選んだ道というのは議長に促されたわけでもなく、周りがそう思っているから流されたわけでもなく、自分で考えて自分で行動している、選んだ道の先に何があるのかという点は人によって違うにせよ、レイ自身は最初から自立志向のキャラだったわけで、これで完全に彼の物語としては帰結した気がします。

もっと信じてやれ
彼女は強い


そういう意味ではこの台詞、既にレイというキャラのエピローグなんじゃないか、と思うほどに効果有り。
こういう風にされたらどちらか一方に感情移入なんかできないじゃないか(笑)。

そして最終話に向けてはキラという存在だけは許せない、とクルーゼとシンクロしてくるあたり演出的に上手いなと思いながら見ていたのですが、ここまでは自分よりこれからの世界を考えて行動し続けてきたレイが、この最後の部分からのみ個人としての感情、個人としての復讐になっているんでここから先は世界が味方しない戦いになりそうです。
やはり最期はキラとの一騎打ちというのが前作からの流れを受けても自然ですし、ここは続編の醍醐味でしょうね。
#個人的にはレイとシンという対決を予想していましたが、レイとキラ、シンとアスラン、この対決の方がしっくりきますね。

■もうひとつのテーマ
大きなテーマ的には第46話「真実の歌」でほぼ着地したと思っていたのですが、前作から続くテーマとしてオーバーテクノロジーへの警鐘、モラルハザードへの警鐘という視点においても、レイというキャラの台詞を使って提言してきていましたね(これでもかと言うほどに)。
これを伝えることがレイというキャラのもう一つの救いであり、作中の意義なのかなと。

前作ではクルーゼというキャラを使って描かれた部分。
ここからはまたキャラ視点に戻ってしまうんですが、

クルーゼは虚無論者としてヒトの世に絶望し、世界の終わりを願った。
それを見ていたレイは同じくヒトの世に絶望しつつも、新しい世界の創出を願った。

全く違う答えを出したのに、行き着く先としてはどちらもヒトの種としての終わりを選んでいるあたりが切ないところです。
ここに対する答えの部分、前作ではキラはクルーゼを論破することができなかったわけですが、今回は同じ「終結の回答」を出したレイに対してキラが回答することができるのか?レイと同じく、自分の意思でスーパーコーディネータになったわけではないキラがどのように答えるのか?答えを出すのか?その辺も注目ですよね。

■ルナとメイリンたん
ルナの物語の帰結はこれは最終話に持ち越された感じがあるんですが、やはりもう一回転機が来て欲しいところ。
メイリンたんの自立物語としては第36話「アスラン脱走」で帰結していると個人的には思っているんですが、ルナの自立物語としてはまだ帰結していないと思っているんですよ。

これでいいのよね?シン・・・

やっぱりここは自分の考えで出した答えではないからこその迷いなわけで、だからメイリンたんの

なんで戦うの?
なんで戦うのよ!?


に心揺れ動かされてしまうわけですよね。
ゆえに最後の最後にルナには自分で出した答え、自分の道を選んで欲しい、そう思ってなりません。

それにしてもエターナルのオペレータ席に座るメイリンたんは良かったぁ・・・。
ということで僕は個人的に最後までメイリンたんを応援しております。

#あっちゃさんのメイリンを応援する同盟を応援しています(笑)。

■タリアさん
ミネルバ離脱を考えていたのですが、この流れでは難しそう。
今作キャラとしての帰結、きっと彼女にも描かれると思っているのですが、彼女は母親としてのスタンスを明確化させた気がします。
自分の子供の将来を守る、このシチュエーションでこの選択をするのは自分も親として頷けるところだし、この決断を非難する権利は僕にはありません(いや、ほんとに)。

この決断が彼女の自分で考えた結論だとするなら、それはそれで僕個人としては有りだとも思います。
だとすると残る今作キャラ、ギルバート・デュランダル議長、彼個人の物語の帰結はどう描かれるのか?
僕個人としては、ラクスと議長との何らかの対決、そしてその後に議長の行動原理となったタリアさんとの物語に収斂させてきてくれると嬉しいところです。

■イザークとディアッカ
いや、最高でした、この二人(笑)。
ザフト復隊の恩義を議長に感じている二人が、この先どういう判断をしていくのか?というのは第11話あたりから気になっていたのですが、既に前作で(ザフトや軍という)カテゴリー脱却という名の自立を果たしているのは伊達じゃなかった。

前作キャラの個人レベルの帰結については既に安心してみている自分がいるのですが、やはりイザーク、ディアッカはデスティニー・プランを議長が公表したとしても、現在の状況を自分たちで考えて判断し、行動しているわけで、ここにも自立の物語があったのは何気に熱い。
素直じゃないイザークは違った意味で熱い(笑)。

■ネオ→ムゥ
この記憶蘇りイベントは丁度本編感想(うーん何話だったか忘れた)のコメント欄でみんなで予想していたところだったので的中って感じでしたね。
改めてコメント欄に記入してくれてる皆さんに感謝。
うちのブログは皆さんのコメントで成り立っているようなものです(ほんとありがとうございます)。

■ネオ ジェネシス
エヴァかと思いました(笑)。
やっぱり議長の新世紀を創るという思いにひっかけているのかな?

■シン
個人的にはルナ、タリアさんの物語も最終回へ持ち越されていると思っているのですが、やはり最後は主人公シン。
これはもう一回来ると信じているのですが、どうでしょうか。
#しかし今回の台詞は自分で色んなことを考えて出した答えだったので、このまま行くというのも考えられますが、それでも最後に一回、デスティニーでの最終激燃え出撃を見せて欲しい。

そしてその答えを出すきっかけを作るのが予告からしても、これまでの流れからしてもアスランというのはやっぱり熱い。
第37話「雷鳴の闇」でアスランを倒し、
第43話「反撃の声」では引き分け、
やはり最後は3度目の勝負から答えを見出していくというのであればやはり熱い。
最後はここ、シンの自立物語を描ききって欲しい、そこをやってくれれば満足、そんな自分がいます。


長かった物語も残すところあと1話。
どういうラストになるのか、もはや見守るしかないわけですが、最後まで楽しんで見て行きたいと思います。
そう、楽しむためには今回一つ注意事項が。
最終回は放送時間が17:30からとのこと。
録画設定を毎週録画にしている方はご注意ですよ。
#僕も危険を回避するため、即EPGで予約しておきましたよ。
#ここで見逃したら色んな意味で泣くに泣けないです(笑)。

不在なのであります。

2005-09-22 01:53:54 | Weblog
今週はマガジンもいつも通り面白く、順調に感想も書けるかなぁ、他にも書きたいネタがたくさんあるから、と思っていた矢先に急に大事な用事が出来ました。
#先々週あたりから覚悟はしていたのですが。
ということで今から管理人はしばらく不在になってしまいます。

ほんとに終局に差し掛かっているDESTINYの感想も遅れると思います(早ければ日曜日には何とかなるかもしれません)。
#というか、前作の例を考えると第49話は危険なので、心の準備・整理が出来ないと書けないかもしれませんが。
#その前にいっつも感想上げるの遅いし、自分。

ということで日曜日までなんですが、ちょっと行ってきます。

なのなの、くろなの

2005-09-21 07:02:15 | Weblog
つい先日、ようやく欲しかったものが到着いたしました。

やっぱりHDD系も捨てがたいよな~、やっぱり無印かミニかな~、でも資金的に余裕無いしなぁ~、と迷ってるうちにこれが出ちゃったものだから、何も考えずに飛びついてしまいました。

■Apple iPod nano 2GB ブラック [MA099J/A]


本命はやっぱり4GBかな~、と思いつつも値段の手頃さに負けて2GBにしてしまいました。
#いや、きっと2GBに物足りなさを感じる頃にはきっと「iPod ピコ」とか出てるに違いないと自分を納得させつつ(駄目じゃん)。

つか、これめっちゃ薄い、小さい、軽い。
あまりのカッコよさに家族で感動(開けた瞬間奥さんと娘も「おお~」みたいな)。

とりあえず、せっせと曲を突っ込んでいるのですが、一番最初に入れたのが「蒼穹のファフナー」のサントラだったのは言うまでもありません。
#いや、言うまでもないとかおかしいから。もっと普通のから入れようよ、自分。

■アクセサリーとCMの再現
アマゾンの商品レビューを見ると、ブラックは傷が目立つかもというコメントが多かったのですが、まあそれでもブラックに一目惚れだから仕方あるまい、惚れた者の弱みよね、なんて思いながら購入しました。

* * *
ちょうどモノが届く前日に「iPod nano」のCMを家族で見てたんですよ。
あの手だけが出てきて、iPod nanoを取りっこするやつですね。
取れそうで取れない動きがどうやら娘はお気に入りのようでした。

* * *
商品が届いた当日、箱を開封後、娘が寄ってきて、

娘 「ねえ、パパ。CMのやつやろうよ」
燕。「ああ、あれね。いいよ~」
娘 「じゃあ、パパ追いかけてね」
燕。「(若干の不安を感じつつ)よし、じゃあやるよ~」

しばらく手だけで追いかけっこしたあと、

娘 「あっ・・・」

手から零れ落ちるiPod nanoがな・ぜ・か・スローで見えました。
そしてその薄い物体は流れるようにフローリングをすべって行きました・・・。

娘 「パパ、落としちゃった、ゴメンね、テヘっ(注1)」
燕。「テヘっとか言うなぁ!!新八に殺されるぞ!!(注2)」

(注1):テヘっ以降フィクションです(えー)。
(注2):もしホントにテヘっって言ってたらたぶんホントに声に出して読みたい日本語の一つになっていたと思います。
    つか、ジャンプ読んでない人には分からんネタですみません。

とまあ、一瞬青ざめたのですが、それはもうアマゾンレビューのおかげです。
保護シール貼ったまま遊んどいて良かった(心底ほっとした)。

ということで意外な役立ち方をしたアマゾンレビューに感謝しつつ、アップルさんには早くブラック用のTUBEも出して頂きたいなぁと思っております。



つか自分、まだまだ使い方が全然分かってない(駄目駄目じゃん)。

今週のジャンプ 42号 感想

2005-09-20 02:12:40 | ジャンプ感想
例え土曜日に発売されようが僕の感想を上げるペースにはあまり関係がありません(全然自慢にならない)。
#いや、最近水曜日の深夜アップが常態化していたので十分影響ありでした(前言撤回)。

■銀魂
予想できる展開なんだけど爆笑。
つか、エロメスちゃんって(笑)。
とりあえず「アニメ化なんて知るかァァァ!!」という新八が好きです。
#さらに少年誌なんでフワフワした描写でごまかしてくれるはず、という邪念が素敵です。

それにしても銀魂はさりげない下ネタが笑えます。
#お前が回ればすむことだろう、とか、バズーカというより波動砲ですけどねとか。
#つか、波動砲ってどんなだよ。

松平のとっつぁんにもきちんと伏線があったり、オチも上手かったりとさすが空知先生。
#でも一番さすが!と思ったのは空知先生の描く女の子は普通に可愛いと思ったところは内緒です。

■ナルト
サソリ編を引っ張っただけに、こっちは結構あっさり決着がつきそうな気配。
それにしてもカカシ先生、万華鏡写輪眼で来るとは!
つか、その後のナルトの特技を活かしたコンビネーションが少年誌王道って感じで爽快でした。
我愛羅奪還は成功したっぽいので、デイダラとの決着は持ち越しって感じかな(それともデイダラ退場までやる?)。
チヨ婆の最期の蘇生はこれで我愛羅にってとこですかね。

■ブリーチ
夜一さん、マイどんぶりっすか?デカっ!!
いやいや、今回の突っ込みどころはそこじゃない。
掛け軸の文字が「どんぶり」って(いや、そこでもないから)。

やっぱり死神組の制服姿でしょう。
#もうなんかビックリを通り越して意味も無く爆笑してしまいました。
#乱菊さん、馴染みすぎです。もちろん個人的に大歓迎ですが。
やっぱり制服着ても大丈夫そうな人選なんでしょうか。
個人的には剣八とかが出てきても・・・いや、やっぱ無理。
#違う意味でヤチルも無理か。

それにしてもやっぱりルキアの再登場。
クラスメートを完全に無視した再登場。
何故に窓から?と思ってしまう再登場。
さすがルキアです(笑)。

■ワンピ
各人の本性が顕わになった今回。
またそれによってロビン復帰の伏線にもなってるんで、ここの転換は上手いっすねぇ。
それにしても自分の指揮下にいるのが自分の人望ではないと言われても「正論だが」と答えるスパンダムは意外と大物なんだろうか。
#いや、CP9の本性を(尾田先生が)誘導するための台詞なんでたぶんそんなことはないんですけど(笑)。

■リボーン
祝!!ハルちゃん第9位。
しかも女性に限って言えば第1位です。
#つか、これでリボーンを支えている読者層が綺麗に分かってしまうんですが(笑)。

ハルちゃんの10位以内入賞はやっぱり組織票の賜物ですね(大嘘)。
#いやホントに組織票は入れてないっすよ。
うーむ、これはハルちゃん同盟拡大のチャンスだ。
ということで久々のバナー登場。


■アイシールド21
今回一番読み返しました(実話)。
水町は結構好きなキャラなんですが、今回は2つの意味でGJって感じです。
一つはセナの意識改革の部分なんですが、もう一つは「泳ぐ」か「のぞく」かのセンスにシンクロしたいと思います(えー)。

■ムヒョとロージー
陀羅尼で検索すると陀羅尼助という苦い胃薬が出てくるので、今回の五嶺と恵比寿の作戦はそこから来ているのかも。
是非、ロージーにもやって頂きたいプレイでs(殴)。
ムヒョが特別凄いんで、今までロージーはそういうプレイ(違)をすることなしに済んでいたというわけなのですね。
それにしても恵比寿がひどく苦しむ様子はやはり伏線的な要素なんでしょうね。
これは五嶺と、特に恵比寿の自立が裏テーマとしてあがったりしないかなぁ。
#恵比寿はきっと五嶺グループに頭が上がらない理由が組織が大きい意外にあったりするとそんな感じになりそうなんですけどね。

■ワン・オクロック(金未来杯読切作品)
いかん、微妙に切なすぎです。
少年誌なんで最後の旅立ちの部分は明るめに描かれていますが、やっぱり母親の命を助ける代償として記憶をというのは切ない。
母親の無意識の涙もまた切ないです。
つか、これは行方不明になった父親が契約者になっていて、互いに戦うという壮大な構想がありそうな無さそうな。
それでも物語の読ませ方としては他の金未来杯作品と比較しても上手いと思います。
ということで僕個人としては今回は「ナックモエ」とこの「ワン・オクロック」を推したいと思います。

■みえるひと
陰魄と陽魄の境界は実は非常にあいまいなのかもしれませんね。
みえるひとという物語は実際ひめのんがどこまで霊と絡んでいけるか?なんでこの境界をテーマにひとつ物語りを進めて欲しいなぁなんて。
タイトルのみえるひとは、明神を指しているようで実はひめのんだと僕は思っているので。

■ネウロ
今回の「ヒステリア」のお話は完全に笹塚さんの「噛ませ犬」だったわけですね!!
なるほどぉ(ほんとかよ)。
笛吹さんと笹塚さんの関係性の変化も、笹塚さんの過去にありそうなんで、今回はそれをネタ振りするための壮大な仕組みだったんだ(ってほんとかよ)。
ネウロは推理部分は別の楽しみ方がありますが、それは別にして物語の展開のさせ方や恐怖の相対表現なんかは非常に上手いので何気に気が抜けません。

■Dグレ
バクさんとは友達になれそうな気がします。
つか、写真分けて!!

■切法師
おお、ここ数回のバトルは正直面白いです。
特に今回のノリなんかは少年誌バトルとしては王道なんで、読んでて気持ち良いです。
やっぱり連載は作家さんの力を飛躍的に上げるんで、ほんと侮れません。
こういう感じで一旦終わらせるというのも手なのかもしれないなぁ、なんて思いつつ伸びてきたところなんでもう少し頑張って欲しいなと思うところと半々な気分です。

交響詩篇 エウレカセブン 第22話「クラックポット」感想

2005-09-19 08:39:30 | エウレカセブン
先週の感想で恐らく第21話「ランナウェイ」がストーリーライン上、レントン少年の底だろうと思っていたのですが、たぶんそれで正解。
ここからはレントン少年が自分自身を見つめ直すフェーズに入ると思われ、第2クールの転換点であるとともに、全50話においての丁度中間点・転換点になっていると感じました。

つか、今週はレントン少年の成長物語を描く中で個人的には珠玉の出来だったんじゃないかと思います。
今まで知っていた世界(ゲッコーステート)を飛び出して、初めて知るそれ以外の世界を実感して、少しずつレントン少年が変化していこうとしているあたりが非常に丁寧に描かれていて、この丁寧な脚本こそがエウレカセブンの面白いところなんだよなぁと改めて実感。
今回は30分の尺の中に無駄な時間は1分の隙たりともなく、細かい伏線・演出なんかも秀逸だなぁと思っていたら案の定脚本はシリーズ構成の佐藤大さんでした。
大野木寛さんの脚本も面白いなぁとしみじみ思いますが、個人的な趣味から行くと佐藤大さんの脚本はずば抜けて面白いなと感じてしまいます。
きっとこれからも佐藤大さんの作品は見ていくんじゃないかな、僕は。

それにしても驚くほど映像・音楽・脚本ともにハイクオリティーだなぁ。

■自分と向き合うフェーズに入りました
主人公を一人の状態にして、その状態から自分の立ち位置や、これまでの環境を省みるというのは物語の運びとしては王道。
そしてそれを14歳の少年が書置きまでして出て行くのだからこれはもう立派な家出。
#つまり帰る気持ちも実はちょっぴりあるし、ゲッコーステートのメンバーも女性は特に鋭くって反抗期だなんて(笑)。

これまでマイナス思考の枠を出れなかったレントン少年が一人で世界に出てしまうことで、しがらみ無く色々考える、そういう時間が必要なんですよね。
ゆえにここからは浮上の時間です。

リアルボーダーはウィールなんて付けないのが粋だってか?
雑誌なんかじゃそう書かれているかもしれないが
リフってのは自分が面白ければ他人の目なんか関係ないじゃねーのか?
この世の中、いつだって気持ちよくなった方の勝ち
違うか?


その通りだと思った
レイアウトに載っていたから
ホランドに憧れてたから
だから俺はそれが何でも良いことだと
考えも無く決めていたんだ


ここの会話は本当に秀逸。
これは凄いよ。
少年の成長物語と自立の物語として考えた場合、DESTINYでのテーマをここだけで全部表現しきっている。
この自分の世界をきちんと持っている大人との会話、これが少年の成長の物語には欠かせなくて、そういう人と触れ合うことで自分の世界が広がったり、自分の世界を創ることができるわけで、それをこの会話に集約しているというのがホントに素晴らしいですね。

またもう一つ秀逸なのは、この会話の趣旨と冒頭のホランドとハップの会話が対応・比較されているってことなんですよ。

ただ、あんな風に直球で憧れをぶつけられるのが辛いんだ・・・

無条件に憧れていた、そしてそれを正しいことだと信じて他を考えなかったレントン、その憧れを受けることが辛いと述懐し、実はそれが自分にも経験があることだったと思い知るホランド。
同時進行で訪れる二人の心境の変化が非常に演出上上手いんですが、こういう風に変化していくならばなお、この後この二人が合流するときが楽しみってもんじゃないですか?
二人ともレントンが船を下りる前と後では心境が違っているはずなので。
ここはエウレカとレントンの関係性の再構築と含めて楽しみなポイントになりました。

■食べるための戦い
先週では観てるこっちが吐きそうなほどお菓子を食べても満腹感を得られなかったレントン少年が、今回は涙を流しながら「美味しかった」というシーンはぐっときました。
これは色んな意味を兼ねているとは思うのですが、やっぱり「食べること」と「食べていくこと」をかけていて、きっとレントン少年は自分の中でわだかまっている部分と折り合いをつけ始めていくんじゃないかな。
たぶん、それが全てではないと割り切れない思いも持ちながら、現実部分やいろんなものを内包して成長していく、そんな浮上の予感が漂っています。

自然も人も あっという間に変わってしまう
それが俺には驚きだった
なのにこんなに安らいだ気持ちになったのは
生まれて初めてだった気がしたんだ
姉さん


これはやっぱりレントン少年の心境の変化を現していて、チャールズの波乗りの仕方、心の持ちように自分でも説明できない影響を受けているから出てくる言葉なんでしょうね。
綺麗事と現実の折り合いのつけ方、やはり来週以降はここにポイントが来るんではないかと思いますね。

■視聴者の代弁
今回爆笑だったのはヒルダの言葉ですね。
ホランドの逃げの表現は制作サイドが自分たちの逃げ場を無くすために描いている(ってそれは恥ずかしいから相当勇気がいるはず)のですが、その辺をヒルダを使って説明させるのは上手いですね。
まさに視聴者の代弁みたいな。
#また第二次性徴と成長を引っ掛けているのが上手い。
#つか、男は常に第二次性徴期です(えー)。

■やっぱりイームズだ
それにしてもこのレントン少年の家出は初代ガンダムのアムロ脱走を彷彿とさせてくれてニヤニヤしながら見てしまうのですが、やはりそこで出会うランバ・ラルとハモンさんクラスの登場人物がまた魅力的でした。
#小杉十郎太さんのC.V.もカッコいいし。

先週のコメント欄で教えて頂いたのですが、チャールズとレイの名前はやっぱり世界的インテリアデザイナーのイームズ夫妻が由来ですね。
チャールズ・イームズとレイ・イームズ。
たぶんこれが正解だと思うな。
今週、チャールズ・ヴィームス(ビームス?)だ、という紹介もあったし、船の内装が綺麗なところからもやっぱりそんな感じがします。

■細かい演出
冒頭のギジェットのうろこ雲の話から地殻変動につながる部分なんかも非常に自然な伏線。
#だからチャールズの船に(ウィールでレントンがゲッコーステートのメンバーだと確信していたとしても)レントン少年が乗ってしまうあたりまで凄く自然。
#正直上手いと思います。小さな起承転結の付けかたから大きな起承転結の付けかたまでほんと上手いです。

あと今回のコミカルな演出。
ギジェットとシンクロしてスニッ○ーズを食べるエウレカ。
チャールズとシンクロしてノリノリで踊ってるレントン。
こういうシンクロ表現も笑いを忘れないあたり素敵だ。

■余談
ハップのトイレ姿には爆笑。
大学時代、飲み会の席でトイレの使い方について議論があった(何の議論だ)。
ハップのように全裸じゃないとできないって友達がいたり、便座の上に立って座らないとできないだとか、全裸まではいかないけれどズボンを半分肩に担がないと落ち着かないなど、本当に世の中広いなと実感しました(笑)。

■ドミニク・ソレル氏
既に存在だけで笑いを誘える存在に成長(笑)。
辿り付けただけで拍手を送りたいです。

いや、ほんと今週面白かったです。
個人的には今シーズンやっている作品の中でやっぱりエウレカセブンがずば抜けて面白いっす。
#いやここ数年の作品の中でずば抜けていると思いました。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第3巻
2005/9/23発売
第7話~第10話を収録



ガンダムSEED DESTINY 第48話 「新世界へ」 感想

2005-09-18 08:01:58 | ガンダムSEED DESTINY
今週は全てを通り越してレイ・ザ・バレルというキャラに集約された、そんな切ない感じの第48話「新世界へ」。
#ゆえに今回を受けての次回タイトルが「レイ」というのもある意味納得かもです。

全体テーマ部分については既に明らかになっているということと、終局はMSバトルがメインになるであろうということ、それに伴う悲劇もある程度あるはず、と予想されることから既に先週あたりから正直感想として書くのが辛くなってきていますが、残っているポイントとしては個人レベルの物語の帰結なんで、やはり今回レイという個人に焦点が当てられたように、今作キャラを中心にSEEDで描ききれなかった側面を個人レベルで問う、そういう帰結があれば僕個人としては満足かな。

■救いの対象となるのか?レイ・ザ・バレル
僕がこの感想でよく前の感想を引き合いに出すことがありますが、大体引き合いに出す話数は決まっていて、今回終盤に入るにあたりその回数がかなり多いのが第29話「FATES」です。

半分くらいは総集編だったのですが、個人的にこの総集編は秀逸だったと思っています。
なぜならそこには議長の行動の原理が描かれていて、全てにおいて今の議長の原点になっているからだと思うんですね。

議長のデスティニー・プランやその中での「役割論」については、既に本編でも、またこのブログでも感想・コメント欄を通じて大分意見が出尽くした感じがあるので、今回はそこにはスポットは当てずに、第29話の中でもう一つポイントになった部分からレイ、クルーゼ、議長を見てみたいなと。

前作ではクルーゼの一人勝ちみたいなところがあったんですが、基本的に彼のスタンスは人類(ナチュラル・コーディネータ含めて)に絶望した虚無論者でした。
それが「FATES」においては、そんな彼も自分の生まれてきた意味を問うために仕掛けていたようにも取れるわけで、そこが何気に熱かったわけです。

議長もまたデスティニー・プランを唱えつつも、本人は運命に抗う、そういう人なわけでそこが熱かったわけです。

で、それを受けて登場するのがレイ。
クローンということを今回カミングアウトしたレイですが、そのレイが議長絶対のスタンスを崩さないのは、やはりクルーゼと議長が行った禅問答のような質疑の延長に自分の答えを見つけたからなのかもなぁなんて思いました。

自分が何のために生み出されたのか、そしてその(失敗作としての)結果ゆえに自分の寿命も短い。
じゃあ、何故自分は生み出されたのか?生まれてきた意味はあったのか?

恐らくここまではクルーゼと同じ想いだったのかもしれないけれど、クルーゼが虚無論に走ったのに対して、レイは議長のデスティニー・プランを知ることで、自分の役割を見つけた、自分の生きる意味を見つけたんじゃないですかね。
だからこその議長絶対、議長の思いを実現することこそが自分が生きてきた証、それが自分が生まれてきた意味、そういう解釈をしているのかも。

ということは、レイ自身は自分で自分の役割を見つけたことになるんじゃないかな。
つまり、それって(与えられた役割に諾々と従うことを要求される)デスティニー・プランとは対極を成す考え方なんじゃないだろうか?
と思うと意外とレイという存在も熱いなと。

第30話「刹那の夢」でレイがシンに「どんな命でも、生きられるのなら生きたいだろう」と語っているシーンもやはり熱いですね。
#そのときの感想でも終盤はレイとシンの関係性に焦点があたるんじゃないか?と言っているので、やはりラストは個人レベルの帰結を描いて欲しいですね。

となると、やはりレイという存在が生きるか死ぬか?ということになるとやはり寿命の問題もあるので結局は死しか残されていないんだろうけれども、ステラたんがシンの腕の中で死んだことに意味があったように、レイという存在にも何らかの救いを描いて欲しいなと思ってしまいますね。

レイがどう考えて今に至ったか?と言う上記部分は僕の全くの妄想ですが、レイという個人にそれなりの救いが描かれると良いなというのは本心です。
#議長のプランの成功を祈って満足しながら逝くというのもあるかもしれませんが、それはそれで彼にとっては幸せなのかも。

■集結する艦隊
DESTINY放映当初からの感想というか個人的希望として、前作では仲間が終盤に集まってくるところが熱かった、けれども結局3隻しか集まらなかった、だから今作では是非ともそれよりももっと多くの同志が集まってくる、そういうラスト展開を是非とも見てみたい、とずっと書いてきたので、今回その片鱗が見えて個人的には少し満足です。

そういう意味でメイリンたんがザフトの制服を着ているというのは混在という意味合いも持たせているのかもしれないですね。
願わくば、プラント・オーブからだけでなく、(ブルコス以外の)連合諸国、または旧中立国あたりからも増援が来る、そういう展開があると燃えるかなと。

■正直、困ります(レイ・ザ・バレル)
ここまでテーマ的な部分についてや、エンタメ作品としてかなり楽しませて頂いたDESTINY。
#アバンタイトル見ながらやっぱり面白かったなぁなんて思ってました。
しかしながらやっぱりデスティニー・プランの導入・実行部分からラストバトルまでの流れは急ぎすぎではないかなぁ。
個人的にはテーマ部分については第47話「ミーア」で終結した感じがあるので、やはり最後はシンを含めた今作キャラの個人視点での帰結へ持っていって欲しいなぁ。
ということで、ひとつよろしくお願いします(って誰に言ってるんだか)。

残り2話、もう見守るしかないわけですが、コニールが瓦礫の中から小さな花を見つけたように、そういう小さな救いが描かれることを祈っております。

今週のマガジン 42号 感想

2005-09-16 02:36:26 | マガジン(とサンデー)感想
エア・ギアがお休みだと個人的モチベーションがかなり下がるのですが、それでもマガジンは安定して面白く、色んなジャンルがあるんでお得感があるのかなぁなんて。
でも感想は3つだけ(あれ?)。

■ネギま!
これまでのどことなくギャグを入れつつのバトルとはちょっと違うせっちゃんとエヴァのマジバトル。
確か赤松先生の日記だったと思うのですが、今回のバトルにはテーマを持たせているということです。

やはりラスト付近のエヴァの「その答えを待っていた」風の微笑は、現状に満足することなく常に前に進まなければ、二つとも失ってしまうぞ、というエヴァからのメッセージだったのかも、なんて思いました。
そういう意味ではエヴァ自身も自分の魔力を失った場合に備えて体術を百年かけて研鑚していたりと意外な一面を見せているわけですよね。

またせっちゃんと自分が似ていると言っているのは、自分たちが人外の者だという点だけでなく、せっちゃんはこのかという人間を、エヴァはサウザンドマスターという人間を求めている点で似ている、その道にはやはり「敵」もいるわけで、現状に満足してしまっている状態では埋もれてしまい、守るものも守れなくなる、ということかな?

基本的には赤松先生は(こんな時代だからマンガの中だけでも)ハッピーになって欲しいと言っていた気もするので、やっぱりこのマジバトルのラストはハッピーに終ってくれる気がしますね。
最近ネギま!に感動要素が不足していたようにも思えるので、ここは個人的にちょっぴり感動要素を入れて頂けると嬉しいところ。
#とは言っても、僕はせっちゃんが出てれば結構嬉しいのですが。
#つか、最近はエヴァも良いなと、いや昔からか。
#つか、誰でもOKでs(殴)。

■絶望先生
何気に単行本1巻の表紙が良いかも、と思ってしまいました。

それにしても今回の「不安定」、自分の仕事が総合試験フェーズとかに入っていたらきっと自分が「不安定」になったに違いない。
#そして絶望したに違いない。

不安定で真っ先に思いついたもの。

・システムを安定稼動させるための不安定な保守運用
 →裏側はもう大変です。
・システムの連続運転を安定させるはずの不安定なクラスタリング
 →HA構成とったのに何故それが裏目に?クラスタリングの意味ないよ!
・バグ収束曲線を安定させるための不安定な睡眠時間
 →睡眠時間なんてあってないようなもんです。
・お客様の仕様変更を安定させるために不安定になる自分。
 →これが仕事、これが現実です。

つか、自分の仕事に絶望した・・・orz。

■もうしま
水没シーンの動画があるそうな。
いつアップされるのか何気に楽しみだったりして。

ここからはサンデー、と言ってもいつものようにひとつだけ。
■絶対可憐チルドレン
イルカの予知夢の話が出ているということは、前の短期集中連載の続きという設定で考えてほぼ間違いないかな?
#台詞もそのときのを引用しているし、薫の姿も大人バージョンだし。
そして新キャラ登場。
嫁にするとか言ってるけど、そんなの僕が認めません(えー)。
とりあえず、登場キャラが源氏物語から名前を取られているように、3人の成長物語が鍵なんでその辺の機微が楽しみです。