蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

エウレカセブンAO 第10話「リリース・ユア・セルフ」感想

2012-06-23 19:22:11 | エウレカセブンAO
パイド・パイパーにまつわるお話だった第10話。

パイド・パイパーとはイビチャ一人が背負い込んだ思いのことだけのことではなく、人々を導くという意味でチーム・パイド・パイパーなんだろうね。
リリース・ユア・セルフというサブタイトルは、イビチャへあてたものなのかもしれない。

今回のお話は簡単に言ってしまうと、パイド・パイパーの名前の由来について、だったね。

後はイビチャとレベッカの過去と現在の微妙な関係性。

レベッカは上司としてイビチャを信頼しているだけでなく、過去の自分たちの作戦によりイビチャの祖国を地図から消すことになったことを後悔していたり、その他にも色んな感情があって、ちょっと複雑な関係性だよね。

何気なく世界情勢を絡めてくるあたりがエウレカセブンっぽいところではあるけれど、舞台を近未来の地球に設定していて、アオたちが沖縄出身というのもその辺を視聴者へ問題提起しているってことなんだろうね。

ところで、さっき手元にエウレカセブンAOのBlu-ray第1巻が届きました。

早速インタビュー欄を読むと今回は京田監督ではなく、メインキャラデザの吉田健一さんでした。

アオやナルのデザインについて語ってくれています。

インタビュー中で明言はされていないけれど、アオの父親はやっぱりレントンなんだろうなぁ。

本編も中盤に差し掛かってきたので、そろそろ起承転結の起と承は終わって、転に移って欲しいところですね。
謎を詰め込んで情報過多にしている状態なので、そろそろ情報の開放が始まって欲しいかな、ってところです。

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エウレカセブンAO 第9話「イン・ザ・ダーク・ウィー・リヴ」感想

2012-06-09 17:58:00 | エウレカセブンAO
更に謎は深まるばかりの第9話。
第1クールは謎を畳み掛けて視聴者を情報過多にする感じなのかもしれないね。

今回のお話のポイントは3つあると思っていて、


・日本の今の位置づけとスタンスについて
・トゥルースについて
・アオの能力について


どれも結論に至るような情報は得られず、しかしながら謎情報だけがどんどん追加されていくって感じ。
ゲネラシオン・ブルにしても、なぜクォーツを収集しているのか、ということについて触れられてないしね。

1つずつ今後のために整理してみると、

■日本の今の位置づけとスタンスについて

沖縄は独立していて、日本本土は軍を持っていて、というのが序盤に紹介された情報だったわけだけど、そこから追加された情報としては、

・東京は壊滅して消失までしているっぽい
 ※第1話あたりでもそんなシーンは描かれていたような気がします。
  現時点の首都は名古屋。新幹線は我々の知る新幹線とは違って普通の特急みたいな感じ。これは意味あるのかな?
・東京が消失したのは70年前のスカブバーストが原因らしい
・日本が経済的にビハインドを抱えているのは70年前の敗戦(多分第二次世界大戦)に加えて、スカブバーストにより首都が喪失したかららしい
・日本にはプラントコーラルが無い、というか作らせてもらえないらしい
 日本が経済的に復活しないことによって世界のバランスをとってるらしい

という推測状況があって、

この状況を良しとする勢力と、良しとしない勢力があるみたい。

この状況を良しとしない勢力=ナカムラさんたちは、こう考えました。

・日本経済を立て直すにはプラントコーラルの建設が必要
・70年前のスカブバースト時のダメージド・コーラルを再活性化して、プラントコーラルを擬似的に建造

ここにファイアー・クラッカー(トゥルース)からの情報を得て、実験を進めた、という感じなのかな。

結局実験は失敗に終わった感じなんだけど(何が成功で何が失敗か、微妙に分からなかった)、日本には保守派と改革派がいるってことが分かりましたね。

ここで謎の男、トゥルースです。

■トゥルースについて

全くもって謎の男です。
目的も行動も一貫性があるのか無いのか、今のところ良く分かりません。
※本人的には「真実」って言葉で一貫しているのですが、視聴者としてはまだまだ謎に包まれたままです。

ただ、何かしらのアクションを取ることで、世界の枠組みを壊そうとしていることだけは何となく見えてきたところです。

今回の日本でも、保守派よりも改革派をリードするような動きをしてみたり。
※でもナカムラさんを殺そうとしたり、とこの辺が良く分かりませんねぇ。
 単純に用済みってことなんですかね?

まあ、分かっていることといえば、

・トゥルース視点では、この世界は間違っているらしい
・「真実」を追い求めているらしい
・ニルヴァーシュとエウレカのことは知ってるらしい
・人間じゃない(っぽい)

何かしら自分の中の目的に沿って行動しているとは思われるので、第2クールの中盤あたりかなぁ、その辺で真意や行動原理が公開されていくんじゃないかと予想。
多分それまでは謎*謎みたいな感じで視聴者を混乱させていくんだろうねぇ。

状況的に(予想や理解が)難しくなってるナルも絡んでくるはずなので、結構詰め込んでる感ありますね。

こういう展開でいくと、ナルは何らかの巫女的ポジションになることが予想されるんだけど、OPでは母親の後を追って飛ぼうとするアオを引き留める役をするシーンもあるので、やっぱりまだちょっと分からないね、どうなるか。

謎は溜めて溜めて、その後一気に花開いていくのが面白いので、この辺は情報整理しながら楽しみにしたいですね。


■アオの能力について

アオが他の人たちと決定的に違うのは、可視光線の見える領域が広いだっけ?確か普通の人には見えないスペクトルが見えるらしいので、恐らく今回の描写でも明らかなんだけど、アオにはトラパーの波が見えるんだろうね。

これがトゥルースの言う「真実」を見ることにつながってくるかどうかはまだ分からないけど、恐らくこの能力は母親譲りなんだろうね。

能力者ゆえに、泳げないって言うエレナのワンピースネタは今回お話の最後にニルヴァーシュがエネルギー切れで溺れちゃうって言う展開できちんと回収されてるんですけどね(笑)。
※エレナのネタが回収されたのは初めてじゃないか?


謎だらけなので、分かる部分だけちょっと整理してみましたが、第1クールはどんどん情報だけ追加して???状態にしていくんじゃないかと勝手に予想。
ただ、膨らみすぎた伏線は回収が大変になるので(笑)、ジグソーパズルのピースが揃っていくように気分良く拾って行って欲しいですね。
もちろん核心部分は一気に展開して欲しいですけど。

今回のサブサブタイトルのエネミー・ビロウは、水面下の敵って意味以外に何かあるのだろうか?
そこだけは良く分からなかったな。

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エウレカセブンAO 第8話「ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ」感想

2012-06-06 22:40:30 | エウレカセブンAO
焦るアオとフレアの過去、一枚上手な大人たち、な第8話。

子供目線と大人目線の対比。
結果オーライで収まるところに収まったかな。


行方不明になったナルについて、きっと焦っているであろうアオ。
動けないがゆえに、何か結果を出そうと気がせいている感じ。

そんなところに出撃命令と帰還命令。

気がはやるアオ、子供視点で真っ直ぐ。
救える命が目の前にあるのに、動けないもどかしさ。

そんな中、父親との不和でシンパシーを感じるアオとフレア。


フレアの過去。


フレアも気持ちのやり場が無いんだね。
自分が助かったことに負い目を感じていて、そのやり場の無い気持ちを父親にぶつけているんだね。

やり場の無い焦りを持つアオと、やり場の無い悲しみを持つフレア。
シンパシー。


でも二人の違う点は、自分への負い目を持つフレアが自暴自棄に走りそうな危うさを持つのに対して、父親への怒りを糧に自分が負けるわけには行かないと意地を張るアオ。
今回はフレアのブレーキ役としてアオが今回役に立ったわけだ。


自分たちがやってやったと思った子供たち。

でも世論を動かしたのは社長。
帰還命令が出ても戻らなかったチーフ。

一枚上手な大人たち。

子供の目線と大人の目線の交差点。

収まるところに収まって、結果オーライ。

呼び捨てで呼び合う仲になって、二人の距離感も大分縮まった感じだね。


・・・ちょっと感想の文体を変えてみたんだけど、上手くいかないなぁ。

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