蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

交響詩篇 エウレカセブン 第40話「コズミック・トリガー」感想

2006-01-29 13:01:35 | エウレカセブン
最高の新オープニングで始まった『交響詩篇エウレカセブン』第4クール、レントンとエウレカに想いを乗せて、もう後はラストまで突っ走るしかありません。

それにしても先行配信を見たときから感動してしまった新オープニングですが、改めて画面で観ると、いや、改めて観ても最高ですね。
もう何度観たか分かりません。そして、たぶん今日はまた何度も観ると思います。

第1クールのオープニングを初めて観たときのような嬉しい感動を、第4クールにまた感じることが出来て本当に嬉しいです。

* * *

エウレカセブンではこれまで、各クールの最初の回にひっそりと、かつかなりたくさんの伏線を張って、そのクールの方向性を示唆するという手法を取ってきていると思っているのですが、第4クールの最初にあたる今回はこれまでと少し違っていて、もちろん方向性を指し示す伏線はたくさん入っていたと思うけれども、もうラストまで突っ走ります、みたいな、そういう印象でした。
#ニルヴァーシュでヴォダラ宮に突っ込んでいくあたり、もう後には退けず、突っ込むのみ、みたいな、そんな感じです。

本編の方も次週、ノルブとサクヤの過去=レントンとエウレカのIF(だと僕は思っています)、をやってくれるみたいなんで、俄然面白くなってきそうです。

そういう中で今回僕の中ではポイントが3つあって、2つはこれまで作り上げてきた丁寧な人間関係性の描写部分と、1つはこの物語の世界観を作るSF要素の部分でした。

■人間って凄いね


人間って凄いね
だって、命を自分の体に宿せるんだもの



このシーンを娘と奥さんの家族3人で見ていたのですが、これは素直にそう思います。
僕と同じ父親世代の人は分かるんじゃないでしょうか。
そしてこれから親になっていく人もきっとこの感覚を感じるときが来ると思うんです。

エウレカセブンの面白さっていうのは、SF的な面白さや人間関係性にあると思うんですが、中でも家族的な雰囲気をベースに丁寧に描いているところが個人的にはとても好きです。

テーマとしてはたくさん背負ってるところもあるんですが、基本はボーイ・ミーツ・ガール。
でもその二人は異なる種。

エウレカセブンっていうのは、そんな二人の相互理解の物語なんですよね。

だから種を越えてどうやって二人が理解しあっていけるのか?
二人が理解しあえるかどうか?
そこにこの世界の運命を託していく、収斂させていく。
エウレカセブンのストーリーの紡ぎ方って、やっぱり第1話からずっとそうやって丁寧に丁寧に重ねてきてるんですよ。

そして、サブキャラを絶対に無視しないつくり。
それもまたこの作品を好きな理由ですが、これまでたくさんのサブキャラに隠れたテーマを重ねて表現させてきました。

その重要なサブキャラとしてホランドとタルホ姉さんがいるわけですが、この最も身近な二人に「子供」という新しい生命の誕生を描いていくことで、それがこの世界の将来・未来に繋がっていくきっかけを作り、それをエウレカに理解させていくことが出来る。
いきなり「愛」だ「新しい生命」だ、というのではなく、これまできちんと積み重ねてきたからこそ、観ているこっちもぐっと来てしまう。

この積み重ねがやっぱりエウレカセブンの面白さだと思うんです。

「新しい生命」が未来を作っていく。

これがやっぱり第4クールの指し示す方向性、いや、これまでボーイ・ミーツ・ガールの物語りを中心に積み重ねてきたエウレカセブンとしての辿り付く先であって欲しいですね。

僕の個人的なラスト予想としては、1万年後に「海」に満たされたこの惑星で、エウレカとレントンの子孫とも思える二人がリフじゃなくて、サーフィンをやっている、そういうラストカットで締めて欲しいなぁ。
ゆえにこの時代の二人がどうなったか?というのは視聴者の想像に任せる、で、答えは1万年後、みたいなのでも嬉しいです。


別に、俺らは有名になんなくたっていいですよ


レントンはこう言うわけですよ。
僕もそう思うし、この時代で有名になる必要なんてない、未来があればそれに越したことは無いのだから。

■選んだ道


そう、これがあなたの選んだ道なのね


このシーン、DVD7巻のライナーノーツを読んでおくと、ぐっと来ます。

DVD7巻のライナーノーツではサブキャラの解説が入っていて、ティプトリーおばさんも今回短いながらも解説されています。
その中で、ティプトリーさんがあの「聖水」をホランドに託したのは、あの時点で既にエウレカが辿るであろう道を予測してのことだった、というわけなんですよ。
#きっとそれはノルブとサクヤの物語のことを知っていたからかもしれませんね。

ゆえに、エウレカの傷跡を見て


そう、これがあなたの選んだ道なのね


と、全てを理解してしまうわけなんですね。
エウレカの苦悩も、そしてどんな経緯を辿ったのかも、そして今どんな心境でこの場に立っているかも。

エウレカもそれが分かったからティプトリーおばさんの前で泣いてしまう、いろんなわだかまりがあったのに、口に出せず、でも泣いてしまう。
それこそ贖罪の涙のように。

短いですが、このシーンがぐっときました。
これが今回のポイントの2つ目で、この贖罪の涙なくして次には進めなかった気もするので、さりげないシーンでしたが、良いシーンでした。

■デューイの会話
もう一つのポイントはこの世界の世界観のお話で、ボーイ・ミーツ・ガールなストーリーを盛り立てるSF的演出部分でした。
アドロックが予想するアゲハ計画のラスト部分が語られたわけですが、僕なりに解釈するとこんな感じ。

1.スカブコーラルはこの惑星以前にもどこかの惑星に住んでいたが、結局「クダンの限界」を迎えた。
2.結果としてその惑星で得た情報をコピーして、その惑星を捨て違う惑星を探した(結果ここにいる)。
3.このまま行くと、再び同じことが発生する。つまり物理宇宙は崩壊する。

ということですかね?
この惑星にどちらが先に来たかと言えばスカブコーラルだと思うのですが、デューイとしてはこの「惑星」に対する侵略という意味で捉えた、ということかな。
#人類が居ても「クダンの限界」までは行かないだろうが、スカブコーラルが一緒ではいずれ「クダンの限界」を超えてしまう。
#ゆえにスカブコーラルには退場願う、そういうことですかね。

デューイとしては、この惑星を「約束の地」として定住した我々がこの星を追われるのは納得がいかない、ということでしょうね。
ゆえに「クダンの限界」を迎える前に、殲滅、と。

ということは、やっぱり、殲滅でも、共生だけでも、「クダンの限界」を回避することは難しい。
第3の道を選ぶ、これが必要なんじゃないか?というのが、第3クール終盤からの僕の考えなんですが、この辺は新オープニングを見てひょっとしたらひょっとするか?という希望をもってしまいました。

で、ようやく新オープニングについて。

■最高の新オープニング
これは本当に素晴らしいオープニングでした。
つか、オープニング観ただけで、感動しちゃったのって今まであっただろうか?

あのオープニングにはこのエウレカセブンの全てが入ってる、そう言っても良いんじゃないの?
これまでとこれからの物語も、そしてスタッフがこの作品にかける情熱とか、そういうものが全て入ってる、そしてそれが観てるほうにも伝わってくる、ポップなのにそういう心揺さぶる感動的なオープニングでしたよ。

絵コンテは絶対、京田監督が切ったんだろうな、と予想していたらズバリその通り!!
自ら絵コンテを切らせたら自分が一番と豪語するだけある、とほんとに思いましたよ。

「Amazing Grace」をサンプリングしたイントロ、それをバックに空へ登っていく光り輝くニルヴァーシュ。
開始5秒でこんなにドキっとしたことあったけかな?

もう最初の「夜明け」のシーンから感動的でした。
#もちろん髪が伸びたエウレカも可愛いんですが(笑)。
この作品は朝7時ということもあるんですが、朝日がほんとに良く似合う。

そこからもう一つのヒロイン、アネモネへ。
泣き顔ですよ。
そしてドミニク。

やっぱりこの二人、ここがもう一つのポイントなんでしょうねぇ。
サビに入るところで映るLFOってあれ、ニルヴァーシュじゃないですよね?
#スローで何回も確認したけど、あれってやっぱりType The ENDのSpec2なんじゃないの?
#あれば、の話なんだけど、Type ZEROがSpec2になったとき、こっちもSpec2にならないかな?と思ったので期待です。

ということはやっぱりアネモネにも大きな出番があると信じてよいですか?

後は第1クールと同じく、意味深なカットが複数入って来るシーン。
これこそエウレカセブンって感じ。
ほんとに意味深で。

あの琥珀の中にある指輪?は?
あの光は?
アドロックとダイアンは?
デューイの持つ首輪は?

楽しみすぎる!!

何よりも、ユルゲンス艦長!!
僕はユルゲンス艦長、実は結構好きなんで、ドミニクの背中を押してあげるのはユルゲンス艦長であってほしいっす(怒声とともに(笑))。

そして、ラスト。
観た?観ました?

あの二人、エウレカとレントンがロングボードに乗り、飛び立ったかと思うと、両手を繋いでニルヴァーシュに飛び乗る。
最高のシーン、最高に感動的なシーンですよ。

そして最後に映るカット。
飛行形態になったニルヴァーシュが「虹色の光」を振りまきながら、「海」の無かった惑星の上を飛ぶ。
そこに現われる「蒼い惑星」。

それって、それって「海」ってことじゃないの?
「海」が無い惑星、と言っていたこの星に、「海」が満ちているんですよ。

これまで第37話のコメント欄第38話の感想で「海」をエンディングに繋げて欲しいと言ってきた僕にとって、これほど嬉しいことはありません。
#まだ空振りする可能性も高いんですが(笑)。
#そのときは許してください(ペコリ)。

その「蒼い惑星」をレントンとエウレカ、そして子供たちが笑顔で持っている、これほど嬉しいカットはないですよ。
ああ、久しぶりに、というか、初めてかも、オープニングでここまで感動したのは。

素晴らしいオープニングを作ってくれたスタッフに一視聴者として感謝したいです。

あと、歌詞も最初は「さよならFALLING LOVE」なんですが、そこから「涙全て忘れて 今すぐFALLING LOVE」なんですよ。
これって、僕が一番心配していた第1クールのOP・EDの歌詞と似ているようで、ラストが違うんです。

そう、これって、今までを覆す歌詞なんですよ。

もうこれで僕の中でHAPPY END確定です。
つか、最初からそう思ってるけど、それでも心配だったんです。

僕の中のハッピーエンドはこの時代でのハッピーエンドじゃなくて、その先、未来でのハッピーエンドを期待してるんで、厳密には違うのかもしれないけれど、これでもう(バッドエンドの)心配なくなった(笑)。
#単純だ、自分。

とりあえず、ニルギリスのCDは予約しておこう。
さて、もう一回オープニング観ようかな。

エウレカセブン 第4クールOP曲『sakura』

■DVD第7巻は超お勧め
DVD第7巻のCMを見ているだけで涙腺が刺激されるのですが、感動の第26話が収録されているDVD7巻はマジでお勧めです。
チャールズ、レイが登場して一気にクライマックスへ持っていくシーンは全話お勧め。
メインアニメータの吉田健一さんも第26話だけは見てといっているくらい気合入ってます。

交響詩篇エウレカセブン
DVD第7巻
2006/1/27発売
超・感動の第23話~第26話を収録
この巻は絶対お勧めです!!
チャールズとレイ、最高でした



交響詩篇 エウレカセブン コミックス第3巻

2006-01-28 08:26:01 | エウレカセブン
明日(1/29)から第4クールに突入する『交響詩篇エウレカセブン』ですが、OPを先行配信で見ましたが、そのあまりの出来の良さにOP見てるだけで感動してしまいました。
ということで、激動になるであろう第4クール、めっちゃ楽しみです。

あと、エウレカセブンのDVD7巻が到着したのですが、初回特典にこれまでのDVDジャケットを掲載した卓上カレンダーが付いていて、しばし小躍り。
初回特典を意識せずに購入していたので、これは嬉しいおまけでした。
つか、DVD7巻に収録されている4話は、それぞれどれも秀逸なお話しですし、特に第26話は最高なんで、個人的には超・お勧めです。

* * *

さて、個人的にはえらい盛り上がっている『交響詩篇エウレカセブン』ですが、これも放送当初から色々とメディアミックス戦略を取ると言っていて、その中でもかなり侮れない存在になっていると思うのがコミックス版。

これが面白いんです。

第1巻は原作(アニメ)を意識して、それほど違いは無いというか、(コミックス化による)尺の短さを上手くまとめてきちんと感動ポイントと燃えポイントを描いてくれたな、という印象でした。

第2巻は以前の感想でも紹介した通り、これまた面白く、かつ、コミックス独自路線をここから徐々に取り始めたのが良く分かります。
エウレカにしても感情表現が豊かな感じで(それが第3巻への伏線だったのかもしれない!)、特にアネモネにスポットが当たっているのも良いですね(つか、これこそが第3巻への伏線だった!!)。
あと、パンチャの実のエピソードは美しく仕上がっていて、コミカルなんだけど、しっかり感動ポイントは押さえている、そんな感じです。

* * *

そして、今回、先日発売されたばかりの第3巻を購入してきました。

これ、凄く面白いです。

原作(アニメ)を、繊細な線がいくつも折り重なって強靭で美しいラインを描いているとすると、こちらのコミックス版はぶっとく、ストレートなラインで熱く描かれている、そんな違いを感じます。

アニメ版は毎週放送されていきますが、それに対してコミックス版は月刊誌ということもあって、展開をそのままやったのでは追いつけない、ゆえにオリジナルの要素を取り入れていたんですが、ここ第3巻に来て、そのオリジナル要素が大開花!と言う感じです。

アニメ版とコミックス版をやるならば、舞-乙HiMEもそうですが、これくらい違ってくれたほうが、どちらも楽しみに出来るので正直嬉しいですね。
しかも、コミックス版の展開も十分に面白い。

尺が短い分展開を早めないといけないのですが、そこをとても上手く使ってる感じで、ストレートに勝負してるところが「もうひとつのエウレカセブン」って感じで、個人的には大好きです。

つか、アネモネに限って言えば、この描き方はコミックス版の方が色んな意味で凄いと思います。

ということで、エウレカセブンを好きな方、これは両方楽しんだ方が得策なんじゃないかなと思います。

アニメ版では非常に丁寧な主人公たちの成長物語とそれを取り巻く人間関係を描いてくれていますから、コミックス版ではもっと感情的に、ストレートに描いてくれているところがあるんで、補完しながら楽しんでいくと、更に面白さ倍増だと思います。

巻を増すごとに絵もすっごく上手くなってきてるんで、これからも期待です。

交響詩篇エウレカセブン 第3巻


■DVD7巻は超・お勧め(感動の第26話「モーニング・グローリー」は必見です)


舞-乙HiME 第16話 「約束だよ!」

2006-01-28 07:51:42 | 舞-乙HiME
OPも新しくなり、更に面白くなりそうな気配がひしひしと伝わってきましたよ。
それもひとえに、黒トモエさん、あなたのおかげです。

* * *

第1クールはほぼ乙-HiMEって何?とか、この国の情勢は?とか、それに板ばさみになる乙-HiMEについて、とか、それでも頑張ってマイスターを目指す、というのがポイントでしたが、第2クールからはそれをしっかりと踏まえて、大バトルに発展していきそうなんで、楽しみ、楽しみ。

特にOPでも雲霞の如く押し寄せてくるスレイブの大群がいたので、乙-HiMEの超・戦闘力を考えると、ああいうやられキャラが大量にいないとスカッとしない(笑)。

ということで、何となく誰が仕掛けて、巻き込まれて大戦争か?みたいな雰囲気は出てきたので、緊迫感が徐々に増してきていい感じです。

それを助長、というか、個人的に面白くしてくれてると思ってるのが、黒トモエさん、否、黒トモエ様と呼ぼう。
これは結構初期から小さい伏線で来るか、大きい伏線で来るか、どっちかな、大きかったら面白いな、と思っていたので、つまるところシュバルツサイドに回ったら面白いなと思っていたので、期待通りで楽しみですね。

* * *

OPはガンダムっぽくて良いですね(つか、雰囲気狙ってるのかもね)。
舞衣もシルエットじゃなくて、ばっちり「炎綬の紅石」をまとって登場!!燃えますね、燃えてます。
シズルもローブを着てたし、もちろん黒トモエ様も着てたし、この先が色々と楽しみですね。

後はアスワド衆がマシロっちと一緒にいるシーンなんかみても、やっぱり仲間化はありそうですね。
これはこれで楽しみです。

で、キラとアスランの対決、じゃない、アリカとニナの対決は番組当初からきっとそうなるという予想のもとなんで、対決のその先をどう描くか、これも楽しみですね。
たぶん、アリカ、ニナ、マシロっちの3人の関係性のお話しが最後までメインになると思うので、大バトルを展開しつつも、この3人のお話に帰着してくれると満足しそうです。

恐らく色んな意味で3人という人数が鍵になると思うんですが、トリアスも3人というのはきっと意味があって、あの鍵盤の兵器とかも3人いないと動かないわけで、古来より3人にすることに意味を持たせているんじゃないかな。
アリカとニナがあの歌の歌詞をそれぞれ違って知っているとなると、3番もあって、それをマシロっちが知ってたら面白いんですが、それは考えすぎかなぁ。

何か楽しみ、楽しみ、ばっかり言ってますが、だって、本当に楽しみなんだもん。
色々心の準備しながらこの先の展開を待ってます。
#でもやっぱり心の準備は必要(笑)。

舞-乙HiME DVD 第2巻


ノエイン もう一人の君へ 第15話 「シャングリラ」 感想

2006-01-27 00:57:34 | ノエイン
第2クールになっていよいよ色んなことが表面化してきましたね~。
とは言っても、まだまだ分からないことたくさんなんですが、これはきっと最終話くらいまで明らかにされないことも結構あるかもね。

というノエインですが、やっぱりストーリーは静かに進みながらも、そんな雰囲気が僕は結構好きで、今回はタイトルを見た瞬間から奮えそうになりましたね。
だって「シャングリラ」ですから。

シャングリラっていうのが一体何なのか?何が目的なのか?
殆ど分からない状態で、フクロウの死を境に何か物語の均衡が破れた感じで、その始まりを「シャングリラ」というタイトルを持ってきてるんで自然と興味が、て感じです。

結局はあまり分からなかったんですが(笑)、ノエインという「存在」は、唯一無二的な、何かを超越してる存在っぽいですね。
何となくハルカとは対極にいる感じです。
ゆえにハルカを求めるんでしょうか?

ノエインは分岐(未来)を収束させるのなら、ハルカは分岐(未来)を肯定する、そういう存在なのかも。

今週も静かな中で、色々と激しく動いたりと、面白かったです、ノエイン。


後は、トビくんの作中ポジションがようやく見えてきた感じ。

彼?は「模索者」なんですね。きっと。
だから、彼が「模索」したこと、悩んだこと、そこから出てくるのが作中メッセージになっていて、トビくんはそういう意味で代弁者にもなってるんですね、きっと。
「選べない未来なんてない」みたいなところをきっとこれからも担ってくれそうですね。

では、今週のトビくん(笑)。


それは違うよ。

観測することによって存在は確定されるんだ。

カラスはハルカを見つけた。
だからハルカは存在する。

そして、ハルカもカラスを見つけた。
だからカラスは、ここにいるんだよ。



量子力学の「観測」における不安定さと自分の存在の不安定さを呟くカラスに、これまた量子力学の「観測」の意味を用いて今の状況、悲観することの無い現実を語るトビくんが素敵な感じでした。
色々と難しい用語が使われてるんだけど、それは世界観や雰囲気を作るためのギミックで、やっぱり作中メッセージをそういうギミックから現実や「今」に落とし込んでくるところが個人的には好きなポイントです。

うん、ノエイン、面白い。

あと、eufoniusが歌う主題歌『Idea』も凄く好きです。
eufoniusは実は個人的に凄く好きなんです。
#フタコイオルタナティブのEDも好きだったし、かしましのも結構好き。
eufoniusとノエインの作中イメージは凄くあってると思うなぁ。

『Idea』 eufonius


自分を例えるならバトン

2006-01-25 23:56:25 | Weblog
バトンっていうのは、やっぱり同じ時期に身近なところで回るもので、僕が日参しているブログの皆様も答えられていた「自分を例えるならバトン」が「あっけらかん、と。」のエッジさんから僕のところにも回ってきました。
では、早速。

■自分を色に例えると?
エッジさんからは僕のイメージを#0000a0=ウェストミンスターとして頂いたのですが、これは実は嬉しいです。
ブログのサブタイトル(こんなとこ読んでる人は殆どいないと思いますが(笑))は「in the AZURE」とあるように「青」を現す言葉を使っているからですね。

しかし、さらにサブタイトルを読んでいくと、「ファフナーとエウレカ好きのサイト」とあります。
#サブタイトルネタで行くらしいです。

「AZURE」はもちろん「蒼穹のファフナー(FAFNER in the AZURE)」から。

では、もう一つの「エウレカ」とはもちろん「交響詩篇エウレカセブン」のこと。

ファフナーがこのブログの「心」とするならば、エウレカセブンはこのブログの「体」。

そこがどこに表現されているか?というと……。
よーく見ると分かるのですが、いや、見るとかそういうことじゃなくて、このブログはこんな色で出来ています。

ファフナーがこのブログの「心」とするならば、エウレカセブンはこのブログの「体」。

そう、つまり、


体はトラパーで出来ている


……僕も今知りました。
ということで、このブログはトラパー色なんですね~(えー)。

■自分を動物に例えると?
自分の向いにいる新入社員の子に聞いてみました。
すると、こんな答えが。

「小鳥かライオンです」

わ、分からねぇ……orz。

ちなみに動物占いでは「小鹿」でした。

で、結論は、小鳥+ライオン+小鹿=……キ、キメラ?

いや、それ動物じゃねーし。

■自分を好きなキャラに例えると?
エウレカセブンのレントンをみていると新入社員時代の自分を思い出してノスタルジーな感じになることもしばしばですが(笑)、同じくエウレカセブンのキャラで行くならばストナーの方がより近いかも。観察者。
もしくは調整事も多いし、新入社員育成も兼ねてるので絶チルの皆本。
プロジェクトにおける色んなバランスを保つことを何よりも重要視しているので、そういうバランサータイプのキャラがいるといいなぁ……(思いつかなかった)。

■自分を食べ物に例えると?
今が冬だということもあるんですが、おでん。
おでんの中の何よ?と言われると答えられません(笑)。
色々取り揃えてますんで、温まって行ってください(何者よ、自分)。

ああ、おでん食べたい。
#自分が食べたいだけかよ!

■次に回す5人を色で例えると?
いつもは自分で勝手にゴールしちゃうんですが、今回はこの方たちの色に個人的に興味があるので、ドキドキで渡してみたいと思います。

●「制限時間の残量観察」のりょくさん
りょく=緑と思わせておいて、サイトのイメージは白か黒、それに淡い青を混ぜた感じ。
いつもお世話になってます。酒バトン、待ってます(笑)。

●「真・問わず語り的空飛び日記」の和井八凪さん
和井八凪さんのブログのバックに使われている切り絵が好きで、いつも楽しみにしています。
そんな和井八凪さんの色は#FFAEB9#FFEC8B#BBFFFFの3色。混ぜるんじゃなくてそれぞれ独立で。

ということで、5人じゃなくて2人なんですが(笑)、お二人とももし良かったら貰ってやってくださいませ。
もちろん、スルー、打ち返し(なんじゃそれ)OKです。

では。

ラジオの色は何色でしょう?

2006-01-24 01:17:56 | Weblog
いつもお世話になっている、というかうちのブログのかなり初期段階から仲良くして頂いている「蒼い髪と黒いノートと黄色いドロボウ」のシータさんが、満を持してねとらじを開催されるとのこと。

これは一も二も無く応援せねばってことで、


ネコソギラジオ

~蒼い髪と黒いノートと白い炭酸飲料~

日程:1月26日(木) 22:00~23:30




思わず「あんたほんとは一体何色なんだっ!!」と突っ込みたくなるところですが、ここはその答えが出るかどうかも含めて当日ねとらじを聞いてみましょう~。

……しかし、個人的に問題が2つ。

1.指定教材=デスノート単行本全巻

シータさんはデスノ考察界(って名前で良いのか?)における大御所。
そんなシータさんが指定教材にデスノを選ぶのは至極当然。

……しかし。

うちでは奥さん用に単行本買ってたんですが、L退場とともに奥さんもデスノートをパタリと読まなくなってしまったので、単行本もLがいる期間までしかないです。いやーん。
記憶だけが頼りだ。

2.放送時間

……その時間、普通に仕事してる可能性大、否、特大(泣)。
#つか、今日もこんな時間に帰ってきてるし(えー、まだ月曜なの?ぎゃー)。

頑張って仕事を片付けるか、いっそのこと朝から会社休むか(えー)。

ということで、シータさん、頑張って下さいませ。
#戯言ネタなら食いつきますよ。
#帰宅してれば、だけどね(笑)。

交響詩篇 エウレカセブン 第4クールOP先行配信中!!

2006-01-22 15:07:22 | エウレカセブン
来週から第4クールに突入する『交響詩篇エウレカセブン』ですが、SONY MUSIC”ANIME”SONGSにて、OPの先行配信を現在行っているみたいです。

期待しながら視聴してみたんですが……、


ぶっ飛んだ。
あまりの出来の良さにぶっ飛んだ。


これは良いね。これは凄く良いですよ。
ホントに良いですよ。

光り輝くニルバーシュ、「Amaging Grace」をモチーフとしたイントロ、開始5秒からばっちり心を掴まれました。

曲も凄く合ってるし、

作画が本当に素晴らしい。

作画が本当に素晴らしい。

曲も凄く合ってるよ!!

詳しくは次週、本編での放送後にじっくりと大きい画面で見たいと思いますが、既に何度も観ちゃいましたよ。

ああ、OPでこんなにも感動しちゃったのはいつ以来?
ひょっとして初めて?
いや、たぶん「交響詩篇エウレカセブン」の第1クール以来なんだ。

これは本当に良いOPですよ。
来週が最高に楽しみです。

交響詩篇 エウレカセブン 第39話「ジョイン・ザ・フューチャー」感想

2006-01-22 08:41:56 | エウレカセブン
スカイ・ラブ・ハリケーンかよ!!
#もちろん次藤くん役はホランドで、その後のツインシュートはまさにお約束(笑)。
キャプテン翼を見てサッカーを始めた世代の僕には、ある意味爆笑でした。

今回は第3クールの締めにあたる部分だったんで、どんな風になるのかな?と思っていたのですが、実質は第38話で感じたように、前回が本当の第3クールの「結」だったんですね。
#第38話できっちり納まっていたので、どうやって締めるのかなぁ?なんて思っていたのですが、インターバルだったのね。

今回はゲッコーステートのメンバーが色々とノルブの思惑に右往左往するという内容でしたが、僕ら視聴者もあまり深く真意は考えずに、いや、もしくはゲッコーステートのメンバーのように、色々考えて(視聴者が)遊んでね、でもいいかもしれないですね。

そういう遊びに乗ってみるとして、個人的には今回2つくらいポイントを考えてみました。

■ゲッコーステートが置かれている状況
1つ目は、グレートウォールに行ったら後はレントンとエウレカ次第、全て二人にかかっている、という状況と、サッカーで34対0で負けている(ちなみに対デューイ的にも世間体としてこれくらい大差が付いている)状態の対比で、


お前一人でこんな展開にならんだろう?

そう!
これはもうレントンの問題でもエウレカの問題でもなぁい!
ゲッコーステートのプライドの問題だぁ!!

作戦を変える!!

ま・も・ら・ね・ぇ!!



……一瞬の間が笑いのポイントだったりもするんですが(笑)、そこに比較するならば、今の状況はエウレカとレントンだけの問題じゃないし、自分たちは月光号に乗り込んだメンバーで、この状況を打破するのはレントンとエウレカも含んだ自分たちゲッコーステイト。
どんなに負けてても、一矢報いずに負けるわけにはいかないし、そんな(対デューイの)状況で守っていても仕方がない、もう攻めるしかない、って状況でもあるんだなぁなんて。

だからレントンとエウレカだけの問題じゃないし、守らねぇ!!なんだよなぁ。

何気にゲッコーステートが置かれている状況と、これからの展開のお話しだったんじゃないですかね。

それが「ジョイン・ザ・フューチャー」。

■もう訪れないであろう日常パート


もう一度、ここに戻ってこよう
で、もう一度今日の奴らと対戦しよう

誰一人欠けることなく

ゲッコーステート全員で!!



普通ならカッコよく決まるはずの台詞なんですが、土台がギャグパートなんで、ゲッコーステートのメンバーの反応もその通りですね(笑)。

しかしながら、ここでこの日常パートをやったということは、もう第4クールでは日常パートはきっと無いんだろうと思います。
(実質あまっちゃった回なのかもしれないけれど)恐らく第4クールはかなり激しく動くんじゃないかと思っているんで、こういう感じで現状の再確認、笑い混じりの決意表明っていうのは、これが最後。


何かを見つけた奴はそれで良いし
何も見つけられなかった奴もそれで良い

そんなことよりも

面白かったろう?



ノルブも別に大きな意味を持ってサッカーやれって言ったわけじゃなくて、日常パートがあるからこそ、非日常パート(つまるところ戦闘パート)から自分たちは戻ってこれる、楽しい場所があるから戦場から戻ってこれるんでしょ、みたいな意味だったんじゃないかな。
どうせ、この先(第4クール)は、この星の命運をかけた戦いに否が応でも突っ込んで行かなきゃならないんだから、そこに行く途中、その間だけでも束の間の休息を取って置けよ、もうこの先そんなことできないぞ?で、終わったらみんなでここに戻ってくるんだろう?みたいな。

何かここまで書いていて思い出したのが、蒼穹のファフナーでした。
確かファフナーでも、大人たちが日常を大事にしようと守っているのは、戦いだけじゃ戻ってこられなくなるからだ、戻ってくる場所を守るために日常を守ろうとしているんだ、ということにパイロットたちが気が付くシーンがあるんですよね。
そこが分かって初めてファフナーの前半戦(11話まで)の意味に気が付く、そんなシーンなんですが、やっぱり日常と非日常の切り分けと、そこに戻るというのは物語として普遍的に大切な部分なんで、エウレカセブンでもそういうシーンを入れたのは個人的には嬉しいところかもしれません。

というのが、今回の僕が遊びで考える2点かな。

■信じる力は現実になる
で、最後はやっぱりこの言葉で締めて欲しいところ。
信じる力は現実になる、というのが第1話からの言葉でもあるんで、第4クールでは是非それを体現して欲しいっす。


信じてるって

思い出したの
大事なとき レントンはいつだって奇跡を起こしてくれるって
だから



ここから後、クライマックスまでに是非ともレントンにこの言葉を思い出して欲しいですね。
「エウレカは言ったんだ、俺を信じてるって」というような台詞とともに、エウレカともども一視聴者としてレントンの起こす奇跡に期待して最後の第4クールを待ちたいと思います。

■DVD第7巻は超お勧め
DVD第7巻のCMを見ているだけで涙腺が刺激されるのですが、感動の第26話が収録されているDVD7巻はマジでお勧めです。
チャールズ、レイが登場して一気にクライマックスへ持っていくシーンは全話お勧め。
メインアニメータの吉田健一さんも第26話だけは見てといっているくらい気合入ってます。

交響詩篇エウレカセブン
DVD第7巻
2006/1/27発売
超・感動の第23話~第26話を収録
この巻は絶対お勧めです!!
チャールズとレイ、最高でした




舞-乙HiME 第15話 「アリカ、泣く。」

2006-01-21 01:20:58 | 舞-乙HiME
ここ数話は何か心臓に悪いです(笑)。
#多分前作の影響でいつ欝傾向になっても良いように身構え過ぎなんだな、きっと。

今回はセルゲイ、よく押し留まった!と言いたいところ。
しかし、気になるワード頻出で、何か終盤めっちゃ大変なことになりそうな気配ですね。

やっぱりセルゲイの「レナの娘でもないのに」というのが気になりますね~。
この一言で僕の頭は大分混乱しちゃったんだけど、誰が誰の子か?というのが本当に分からない。
アリカ=本当の王女なら、ニナ=レナの娘も有りじゃないの?と思ったり。
#元女官はレナの子を預かったけど、行方不明になったとか。
#であのひったくりの女の子がニナと同じ目をしていて、それをあの元女官が哀れに思って引き取ったとかね。

……となると、アリカのお母さんが乙-HiMEだった、というのは実はブラフで、そう言っておけばアリカは必然的にガルデローベを訪ねる=真の王女だと気付く人が現われるかもしれない、というのがばっちゃの考えだったのかもね。
ただ、蒼天の青玉を持つ者=真の王女ということを知っているのは今となってはセルゲイだけってこと。
普通はアリカのお母さんはレナだと思うもんね。これも偽装の一つになるし。
ここが明かされるところが、セルゲイとアリカのクライマックスかもね。

あと、今回一番見てて辛かったのは、何気にアリカとマシロの二人。
マシロは多分この後、本当の王女になるために色々頑張るんだろうけど、頑張ってそして、アリカとの信頼が深まれば深まるほど、アリカが本当の王女だったときのショックが大きくなっちゃうから。
自分も頑張ったのに、アリカのことも大好きで信頼しているのに、マスターとマイスターで契約までしているのに、実は本当の王女がアリカだった、と分かったときの衝撃はこの二人が仲良くなればなるほど大きくなるんですよね。
ここは多分一番の見せ場になるんじゃないかと予想。

ここにプラスして舞衣が入ってくると、もう余計分からんって感じ(笑)。

大分伏線が込み入ってきた舞-乙HiMEですが、今回は終盤あたりに一気に山を持ってくる可能性もあるかもですね。

ポイントはアリカ、ニナ、マシロ+舞衣の4人の動き(心情、友情、愛情)だと思うんで、そこを外さないように見ないとなぁなんて思います。
はうあぁぁ、僕らはまた辛い思いをするんだろうか(笑)。

ラストは全部を吹き飛ばして超前向きなアリカが見られることを期待したいっすね。

舞-乙HiME DVD第1巻

ノエイン もう一人の君へ 第14話 「キオク」 感想

2006-01-20 01:25:49 | ノエイン
冒頭のアトリとトビくんにぶっ飛んだ(笑)。

* * *

個人的には今回から第2クールに入って物語りも新しい軸で始まった感じと受け取りました。
#やっぱり先週は第1クールのエピローグと捉えて良さそう。

もちろん、これまでの設定はそのままで、未来軸だけじゃなく、過去軸の話も入ったし、それだけじゃなく、今回からシャングリラとの接点が描かれていくっぽいんで、ずっと気になっていた未来のハルカがどうなったのか?というのにそろそろ触れて欲しいっすね。

ポイントはやっぱり、過去は変えられないってとこですね。
だからこそ逆に過去を背負って現在を生きるからこそ、未来は現在から変えられる、選べない未来なんて無い、となるんだろうな。
それを肯定的に受け止めて安心するハルカを見て、こっちもちょっと安心、みたいな。

静かに始まった第2クール、その静かさがノエインの特徴で、その雰囲気が好きなんですが、じわりじわりと来る感じがイイですね。

つか、最後のハルカの電話、気になりすぎ(ぎゃー)。

* * *

それにしても冒頭のアトリとトビくんにはぶっ飛ぶよ(笑)。

ノエイン もうひとりの君へ 第1巻