蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER プロモーション動画とバトン

2006-06-11 00:52:50 | ガンダムSEED DESTINY
かなーりガンダムネタから遠ざかっていたこのブログですが、色々と動きもありましたので、久々に。

というのも、これまであまり僕はタッチしてこなかった『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』のプロモーション動画の配信がバンダイチャネルで始まったので、ちょびっと見て来ましたが、ネット配信でこういうのをやるのも面白いかなと思い(あと15分ずつなんでMSVとして気軽に観れるかなと思い)、ちょっとウォッチしてみることに。
一応、そのプロモーション動画から情報を抜粋すると、


■STAGE-1 配信期間:7/14(金) ~ 8/11(金)

■STAGE-2 配信期間:8/11(金)より配信予定

■STAGE-3 配信期間:9/15(金)より配信予定

各STAGE15分


こんな感じ。
やっぱりガンダムシリーズはMSVも面白さの一つですからね。
個人的には気軽に楽しむ感じでいきたいな~。

あと、これはDVDも発売されるみたいですね。
#発売予定日は2006/11/24ですね。

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER



あと、皆様既にご存知だとは思いますが、ガンダムSEEDは映画化もされるんですよね。
詳細はまだまだ未定ですが、こちらも結構楽しみです。

* * *

なんで久々にガンダムネタで更新か?というと、ezさんから、大分前に「指定型★バトン」というのを貰っていたんですが、そのお題が「ガンダム」だったわけですよ。
#つか、お姉さん、もっと早くやろうと思ったんですが、こんな時期になっちゃいました。ごめんなさい~。

つか、お題「ガンダム」ってでかいよ!でかすぎるよ(笑)。

さて、ではその「指定型★バトン」とは一体何なのか?


■■■ [指定型★バトン]のルール ■■■

◆廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事。


ということで、この指定が「ガンダム」だったというわけですね。

では、さっそく。

■最近思う『ガンダム』
……で、でかい。
でかいよ、お題が(笑)。

うーんとね、僕は小学生の頃からガンダム大好きだったわけですが、ちょうど大学に入った頃から結婚して最初の数年くらいまでは自分的ガンダム停滞期、というか、アニメとかいろんなものから遠ざかってた時期だったんですよ。
たぶんその頃って世間的にも(自分が気付いてなかっただけかもしれないけど)、今ほどガンダムも盛り上がってなかったような気がします。

でも今は(自分はやったことないけど)スパロボの影響や、HG、MGに代表されるガンプラ、そして賛否両論あると思うけどSEEDシリーズで、(個人の思い込みかもしれないけど)少なくとも僕が経験したような停滞期は脱している、というかやっぱりガンダム好きだよね、みたいな時期に来てる気がしますね。

新入社員とも話せるし、先輩とも話せる、こういう世代を超えて共通言語化してきてるところが最近思う『ガンダム』としての良さじゃないかな、と。

■この『ガンダム』には感動!!!!
僕の中でこれは間違いなく感動!!!!というのは『機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙』。
これは今観ても大好きですね。
つか、当時幼稚園か小学1年生か、というくらいでしたが、映画館で2回くらいみた&ラストシューティングのポスターも買って部屋にずっと飾ってたなぁ。

■直感的『ガンダム』

キュピーン!!そこっ!!

…ってことで、直感的と言えばニュータイプなり~。
#駄目ですか?

■好きな『ガンダム』
作品と捉えるか、MSで捉えるかで答えは変わってきますけど、基本的にガンダムという作品は全部好き。
逆にこうじゃなきゃいけない、とか、こういうのは駄目、という観点で僕はあまり観ないので、その時代時代にあった作品が好きです。
MSで言えば、永野デザインとぶっちーデザインが好き。
あと、単体でいけば、ストライク。
シンプルで異常に打たれ強いところが好き(笑)。
#ちなみにデザイン的にはシンプルなのが好きです。これはほんと。

■こんな『ガンダム』は嫌だ!
特にそういうのは無いんですが、敢えて言うなら勧善懲悪ものやテーマ性が薄いものかな。
逆にテーマが濃い奴は大好きです(笑)。

■この世に『ガンダム』がなかったら・・・
あはは、たぶん、まずこのブログが無かったと思います。
あいばさんに影響を受けて始めたようなものですから。

というか、やっぱり自分の趣味なんかにも多大に影響しているわけで、ガンダムが無かったら、全く違う自分が出来上がっていたんじゃないかなぁ。

■次に廻す人、4人(『指定』付きで)
むふー、今回は僕アンカーで。
でも、一応『指定』は置いておくので、好きな人がいたらバトン、持って行ってくださいませ。

指定は『ガンプラ』です(笑)。
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ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS 「選ばれた未来」 感想

2005-12-26 06:50:34 | ガンダムSEED DESTINY
個人的にはかなり満足度の高かった機動戦士ガンダムSEED DESTINY FINAL PLUS「選ばれた未来」、これを観ながらやっぱり自分はガンダム好きなんだなぁと再認識してました。
ラクスの「Fields of hope」をバックに、たくさんの信号弾が宇宙に広がって停戦へとつながっていくシーンなんかは美しくて結構ぐっときましたね。

基本的には最終話部分を再構成+アフターエピソードを追加した形になっているんですが、MS戦、艦隊戦を描いたラストバトルについてはじっくり時間を取ってくれた分満足できましたし、何より個人的に引っかかっていた部分がいくつか解消される形になっていて(見直すことで解消することが出来たというのもあります)、自分の中でようやくこのDESTINYが完結した気がします。

細かい追加なんかも随所にあって、何気に満足しちゃっているんですが、個人的には3点気になっていた部分に対する自分なりの回答を貰えた気がしています。
小さく1点と大きく2点という感じなんですが、それだけで僕の中のDESTINYは着地できた、そう思えたのでやはりこの「選ばれた未来」を観ることが出来て良かったと思います。

■ギルバート・デュランダル
まず最初の小さな1点目なんですが、最初に最終話を観たときに「あれ、議長、大分あっさりと構えてるなぁ?」と感じた部分があったのですが、ここについて今回追加カット&台詞によって生の(感覚を持つ)議長を見ることが出来て納得感が出ました。
もちろんそれには冒頭のレイ、いや、ここはクルーゼとしての語りですね、アダムとイブの知恵の実のナレーションが効いていて、最終話中盤でタリアさんとの過去について思いを馳せながら、クルーゼとの問答をする、「知りたいからさ」という部分に落ちてくるところが何気に良かったですね。
そしてクルーゼのどうしても得られない、勝てないものもある「君は気に入らないかもしれないがね」という問答の答えに対して、


ああ、気に入らないねぇ

私はゴメンだ

君のように足掻くのも

負けるのも



と、タリアさんとの過去を背景にその言葉を語る議長が何気に人間っぽくて良かったんですよ。
特に負けるのも、の部分はタリアさんとのことが原因、言わば議長という人の今を作った根幹なんで、この部分はこれまでの感想を通じてずっと僕がこだわってきた部分だっただけに、実は議長も足掻くのも、負けるのも嫌だと言って、運命論者(遺伝子論者)でありながら、それに抗っているところが垣間見える部分として個人的に納得感が得られた部分でしたね。
ここを入れてくれたおかげで、ラストの銃口を構えあう部分がぐっと良くなった気がします。

■タリア・グラディス
上記の議長のポイントを受けて、ラストで銃口を構えあう(議長、キラ、レイ、タリア(+アスラン))部分について、時間が経って自分の中で消化できたのが2つ目のポイントでした。

相変わらず自分の中では母親としてのタリアさんの行動には納得できないんですが、それでも作中の意義として改めて自分の中で整理できたのは、あのシーンでタリアさんが議長の下に駆けつけたのは、あれは今回の僕の個人的解釈でいくと議長を殺しに行くためだったんだなと思うんです。

タリアさんはタリアさんで、こういう現状になってしまった、デスティニープランに至るまでの経緯、またそもそもの原因は自分にある、と彼女もまた気付いていた、だからミネルバを失った今、その幕を下ろしに行くのも自分しかいない、そう思って銃口を構えていたんじゃないかなと。

ゆえに、議長自身もそれを自覚していたからこそ、「撃ったのは君か?タリア」という言葉を返している。
つまるところ、議長もタリアさんになら撃たれても良かった、この幕を下ろしてくれるのがタリアさんならそれでも良かった、という風にも取れるんですね。

そしてタリアさん自身も、議長を道連れにするつもりで最初からこの場に臨んだとするならば、「この人の魂は私が連れて行く」の台詞にも改めて納得ができるのかもしれない、なんて思うんです。

最期の最期にタリアさんが皮肉を交えて「運命」という言葉を口にするシーン、それに対して議長も皮肉を分かった上で「やめてくれ」と返す、このシーンは最終話の感想でも思ったのですが、運命論者を口にしながらも、運命に抗おうとした議長、最期の最期に運命論を皮肉を交えて否定するという、やっぱり秀逸なシーンだったな、とここは改めて思いましたね。

■花
最後3つ目のポイントなんですが、僕の中のキーワードは「花」でした。
ここはアフターエピソードにあたる部分の話なんですが、個人的にここだけはずっとやって欲しいと思っていた部分が今回のアフターエピソードで昇華されていて、実はかなり満足してしまいました。

というか、オーブの慰霊記念碑の前での再び行われる会話、これだけはどうしてもやって欲しかったのです。

第8話「ジャンクション」で、このときシンとキラ・ラクスはまだお互いの存在を知らない、認識していない状態で出会い、こんな会話をしてるんですね。


誤魔化せないってことかも・・・、いくら綺麗に花が咲いても人はまた吹き飛ばす


これに対して第8話「ジャンクション」での感想でこんなことを思っていました。

再びシンと再会するとき、もしくは仲間ポジションに入るとき、ラクスに「それでもまた花を咲かせるのが人なのですわ」という台詞を思わず期待してしまうところです。
ひょっとしたらシンの一言がキラを動かすのではないかと思っていたりもするんです。
「誤魔化せない」だからこそ僕は再び立ち上がらなくてはならないのかもしれない・・・なんて感じで。
これで再度シンがあの海辺で出会った青年があのキラ・ヤマトであると認識して再会するシーンが堪らなく楽しみです。


ここに対して、アフターエピソードに入ったシーンで映ったのは戦乱で荒れ果てたオーブの慰霊記念碑のシーン。

きっとシンはこの場所が、自分の家族が一瞬で散ってしまった、自分の過去を奪われてしまったこの場所が、こんなちっぽけな慰霊碑というもので片付けられてしまうのが堪らなかったのかもしれません。
だからこの場所が嫌いだったのかもしれません。
でも、荒れ果ては記念碑を見て、「こんなのはもっと嫌だ」と。

そこにトリィとともに登場するキラとラクス。
アスランから改めて紹介されるキラ。
キラから手を差し伸べられ、過去のわだかまりを持ちながらも手を取るシン。
そこで、


いくら吹き飛ばされても

僕らはまた花を植えるよ

きっと



キラ、覚えていたんだ。
あのシーン、あの台詞。

ラクスがキラになっちゃいましたが(笑)、それでもこのシーン、この台詞をほぼ1年くらい待っていたわけで、個人的にはこのアフターエピソードが入ってくれたおかげで、もう僕の中のDESTINYはほぼ着地することができました。

実を言うと、本放送終了時点ではやはり自分の中でも拭えない部分というか、消化不良な部分がいくつかあって、見返したりするのを躊躇うこともあったんですが、自分の中で今ようやく消化することができました。

ここでアスランの「これが俺たちの戦いだ」と続くわけですが、ここがキラが議長に言った言葉のアンサーになっているわけで、その言葉を受けてシンが涙を流すシーンが僕の中ではボーナストラック的に良かったんですよ。

最終話の感想で、シンに対して「50話をかけてシン・アスカがたどり着いた先、着地点はスタート地点でした」と書いたのですが、それに対してもスタートに立つことで、自分を全ての始まりである「この場所」から受け入れることが出来た、そういう描写につながっていけたんじゃないかと思うんですね。

これまでは「終わらせる」ために戦ってきた、「終わらせる」ために破壊してきた、「終わらせる」に未来を摘み取ってしまおうとしていた、そういう戦いから、シン・アスカが本当にしたかったこと、スタート地点に立って、これまでを振り返って、改めて思うこと、それは未来を植えていく、摘み取られてもまた「明日」へつながる未来を植えていく、戦うというならば、そういう戦いが本来はしたかったんじゃないのか?と、それが胸にストレートに入ってきた答えがあの涙だったんじゃないかな、なんて思うんですよね。

あの握手を受け入れられた、そしてあの涙を流せたことが、これまで感情の、想いの方向性を間違えてきたシン・アスカという主人公の成長であるし、スタート地点なんじゃないかな、と。

これまでの戦いを経て、最終話でのステラとのイメージでの対話を経て、辿りついたゴールがスタート地点だったというのは、色々あったこの物語の中でも救いにはなったんじゃないか、そういう風に思います。


この感想も1年とちょっとやってきましたが、これにて僕の中のガンダムSEED DESTINYの物語は着地することができました。
これまでたくさんの人からコメントを頂き、いろんなお話しが出来て本当に楽しかったです。
ガンダム好きな皆様とお話ができて、僕自身も改めてガンダムが好きなんだなと改めて実感&楽しむことができました。

つか、このブログは今でもそうですが、皆さんのコメントに支えられてここまでやってこれたと言っても過言ではありません。
改めまして、ガンダム感想でお世話になった皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

機動戦士ガンダム SEED DESTINY DVD 第13巻(FINAL PLUS「選ばれた未来」も収録)
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ガンダムSEED DESTINY 第50話 「最後の力」 感想

2005-10-02 17:37:48 | ガンダムSEED DESTINY
ガンダムSEED DESTINYという物語も1年という時間を経てここに終着。
純粋にエンタメを楽しんだところもあれば、色々と考えさせられることもたくさん有りましたが、最後の最後に描いたのは救いだったのかもしれないと思った第50話「最後の力」。
全体的なテーマ部分についてはほぼ結論が出ていたので、後は個人視点での帰結を描いてくれれば個人的には満足と思っていたのですが、それがどういう形であれ救いの表現がなされて帰結したことで正直僕も救われたかもしれません。

DESTINYという作品では各キャラに相反する視点に善・悪では判断しきれない部分を持たせつつ、視聴者にその判断を問いかけるスタイルをとって来たと思っているのですが、個人視点レベルでは最後の最後までそのスタンスを崩さずに描いてくれたのは良かったと思いますし、自分自身この感想を書いていく上で楽しむことをベースとしてたくさんのコメントを頂き、いろんな意見が出ていろんな見方ができた、多面性・多様性を何よりも楽しめた、このことが個人的には一番楽しかったかなと思います。
初めましての方も、常連の方も、コメント欄を支えてくださった皆様含めてお礼申し上げます。
本当にありがとうござました。

■ラストバトル
最後の最後でこのバトルエンタメの密度、作画は相当スケジュール的に厳しいという噂は聞いたことはありますが、それを踏まえても十分に手に汗握る攻防を見せてくれた制作陣に感謝を。
このバトル展開が3週くらいかけて描かれたならば・・・なんてことも思ったりしましたが、やっぱりガンダムという作品の性質上、MSの、そして最近の主流(とまではいかないか?)となりつつあるガンダム対ガンダムのバトルは素直に燃えました。
僕が個人的に期待していたデスティニーの最終激燃え出撃が無かったことは残念でしたが、気持ちと気持ちのぶつかり合いがMS戦で擬人化されたかのようなバトルはやっぱり良かったと思います。
願わくばこういった白熱バトル部分が恐らく出るであろうスペシャル・エディション等で「めぐりあい宇宙」ばりに補完されると良いなと思ったり。
お願いしますよ、偉い人(って誰に言ってんだ)。
とは言え、1年間のバトルエンタメ、楽しませて頂きました。

■個人視点での帰結
全体的なテーマ部分についてはオーブ戦が終了したあたりでほぼ提示されていたので、宇宙にあがってからの展開は恐らく個人レベルの着地点をどこに持ってくるのか?ここにポイントを絞って見て来ました。
前作キャラの着地点は早々に描かれていたので、特にポイントとしては今作キャラの着地点を前作キャラと絡めてどう持ってくるのか?ここが非常に気にかかっていました。
ということで最終話感想は今作キャラについて個人視点で書いていきたいと思います。

■レイ・ザ・バレル
特に僕が個人的に感心があった、というか救いを描いて欲しいと思っていたのがミーアとレイだったのですが、ミーアという個人の物語については第46話「真実の歌」で切なく、そして救いのあるエンドでまとめたこともあり個人的には満足していたのですが、ミーアにしてもレイにしても作中の陰の部分を背負うところが大きかったので、ここは何とか小さくても良いから救いを描いて欲しいと思っていました。
#特に第48話「新世界へ」の感想を読み返すと、レイという存在に少しでも救いを与えて欲しいなんて切実に思っていますね、自分・・・。

僕は第49話「レイ」の感想でレイのモノローグこそが、彼自身の存在証明であり救いなのかもしれない、なんて書いたのですが、そうじゃなかった。
その先にもう一つ救いが用意されていたんですよね。

ラストはレイの私怨に近い復讐劇になることを(復讐劇では救いは描かれないので)心配していたのですが、今作キャラの帰結を描くのにそれだけでは終わらなかったわけです。

そこには前作からの継続されたテーマ、ラウ・ル・クルーゼという前作で唯一独り勝ちした男との再戦という部分と、それに対するキラの回答という部分があって、そこが無ければレイにも救いが描かれないという、今作キャラと前作キャラが居てこそ初めて描かれた回答であり、救いになっていました。
この引っ張り方、このクロスするポイント、そこに地味に感動。

でも違う!
命は何にだって一つだ!
だからその命はキミだ!
彼じゃない!!


キラとレイ、異なるようでその実似ていたのかもしれない、そんな二人。
そんなキラからぶつけられた言葉。
それは、これまで新世界のために自分で考えて自分で行動してきたレイが、一番自分を殺していたということでもあり、私怨に立って復讐という個人を顕わにしたことで逆説的に、君は君だ、個人を大事にしろ、自分を大事にしろ、というメッセージが届くのが熱い。

でも僕はそれを知っている
分かっていけることも
変わっていけることも
だから明日が欲しいんだ!


望んでそう(スーパーコーディネータ、クローン)なったわけではない二人だけれども、世界を終わらせる道を選んだ自分に対して、あくまで変わっていける「明日」を選んだキラに自身のIFをみたのかもしれない、個人的にはキラとレイの間にも「君は僕に似ている」があったのかもしれない、そんな気がしました。

前作では力には力でしか対抗できず、クルーゼを結局は力で滅ぼすしかできなかったキラが、前作からの呪詛部分を受けて、レイという存在を説得したという部分で呪詛を解放することができた、そんな救いがあったんじゃないかな、と個人的には思うのです。

レイへの救い表現は作品全体への救いにも通じる部分があるんじゃないかなと思うし、今回のレイについてはそれこそ作中ジョーカー的な、自分としては嬉しい誤算だった、そんな気がします。

■ギルバート・デュランダルとタリア・グラディス
僕は第29話「FATES」に議長の行動原理があり、その行動原理の根幹はタリアさんにあるんで、議長、もしくはタリアさんの着地点を描くならこの二人はセットで描かれなくてはいけない、この二人の原点に戻ってこなくてはいけない、とずっと思っていたので、今回の着地については色々と思うところがあるものの、ある意味では納得なところです。
#離反は無かったですね、残念。

最期の最期にタリアさんが皮肉を交えて「運命」という言葉を口にするのですが、それに対して議長も皮肉を分かった上で「やめてくれ」と返す。
運命論者を口にしながらも、運命に抗おうとした議長、最期の最期に運命論を皮肉を交えて否定するあたり切なくもニヤリとする場面でした。
また、表現が難しいのですがラストのタリアさんの存在は、「救い」というより「赦し」、子供を怒り、そして「赦す」そういう存在にも見えました。
最終的にはレイをも含めて「赦し」の表現が描かれたことで、僕個人としても救われた気分になりました。

ただ、ここからは僕の超個人的意見なんで読み流して頂きたいところなんですが・・・。
子を持つ親の立場からすれば、自分の子供を置いてこういう形で死んでしまっていいのか?子供のために戦うと決意したなら、子供の下に戻ることを考えるべきだと思ったんですね、僕は。
過去も大事です。作中でも過去を与えられたから生きていけたというステラたんのメッセージがあったように、過去があるから未来がつながるんでしょう。
でも、その未来を担う子供、しかもわが子が居る中であの行動は、同じ親としてはどうしても解せない、そう思ってしまいました。
自分にも子供がいるからこそ、どうしてもここはスルーできませんでした。

とは言え、3人の着地の描き方としてはある意味美しく、原点に戻るという意味での帰結は描かれた、そういう気がします。

■シン・アスカ
50話をかけてシン・アスカがたどり着いた先、着地点はスタート地点でした。
本当にいろんな意味で長かったですね。

これまでずっと家族との死別、妹マユとの死別から、ステラたんを失ってずっとマイナス面、気持ちの負の面ばかりを先行させてきたシンが、第43話「反撃の声」を境に疑問を持ち始め、第49話では議長に対して賛成を唱えながらもマユの携帯を見て「これでいいんだよな」と自問自答。
そして最終話にきて第43話でのアスランの台詞を引き継いで

なのに未来まで殺す気かお前は!
お前が欲しかったのは本当にそんな力か!


これでようやく殻が割れた、そんな気がしました。
完全なる敗北を経て、初めて自分の中にあった本当の気持ちに辿り付けるというのは微妙に切ないところです。

あのステラたんが登場する幻想シーンですが、これはやっぱりシンの心の奥底にあった本心、ステラたんやマユが望んでいたこと、それが将来であり、それにつながる一番近い未来、明日だった、それにようやく、自分が敗北することでそれに辿りついた、今ようやマイナスからゼロになった。

自分の目の前で死んでいった大切な人たちの想いを受け取り損ねた来たシンが生き残ったのは、やはり改めてその気持ちを受け止めて贖罪を果たす、新たなスタートを切らせる、そういう明日につなげる、そういう着地点だったのかもしれませんね。

そしてルナマリア・ホーク。
彼女自身は福田監督も言っていたのですが、やっぱりもったいないキャラでした。
しかしながら、最後の最後、ゼロに戻ったシンを現実点で救っている、シンに赦しを与えている、そういう存在なのかもと思いました。
それこそ月(ルナ)のマリア像のように。

■終わりに
これまでテーマとして僕個人としては個人の「自立」部分に集約されてくるんじゃないかという感想を書いてきて、それについてはコメント欄での意見交換等を含めても大分満足しているところではあるんですが、この最終話を見て感じたところは最後の最後に自立など、運命を切り開いていく大切さ、強さというメッセージの後に来る「赦し・許し」という部分、肯定されても良いんだという、受け止めてくれる優しさみたいなものがあわせて必要なんじゃないか、そういうものがセットでこの世の中には存在して欲しいんだ、という受け止め方をしました。

これはDESTINYの感想とは関係のないレベルなのかもしれませんが、自立面という厳しさと、それを報いる優しさ、そういうバランスが、そういう多面性、それを許容する多様性がある、そういうことを考えると、やはりSEED、DESTINYを通じて描かれたのは「相互理解」というキーワードに落ちてくるのかなと。

この1年間、いろいろと思うところもありましたが、この作品には楽しませて頂きました。
それはこの作品だけというわけではなく、この作品の感想を書いていくうえで、たくさんの人たちと知り合えましたし、またコメント欄では毎週たくさんの意見を頂いたりして、非常に大きな刺激を受けることができました。
皆さんのマナーの良さもさることながら、相手がどういう意図でこのコメントを残しているかというそれこそ「相互理解」を実践するかのごとく、たくさんの意見が出て、交流して、新しい意見が生まれてきた、そういうプロセスが何よりも楽しかったです。
これもひとえにこのブログを支えて頂いた皆様のおかげです。
改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

このブログはまだ(たぶん)続くと思いますが、縁がありましたらまた他の記事でお会いしたいと思います。
そのときは気軽にコメントを残して頂ければ、この管理人は素直に喜びますので。

それでは皆さん、またお会いしましょう!
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ガンダムSEED DESTINY 第49話 「レイ」 感想

2005-09-25 21:11:01 | ガンダムSEED DESTINY
1年間続いてきたガンダムSEED DESTINYも早いもので現時点で残すところ最終話のみとなりました。
そして今回はテーマ的な部分については着地しているので、個人視点での今作キャラの帰結を描いて欲しい、と思い続けていた部分を描いてくれた第49話「レイ」。
意図的な部分があるとは思うのですが、最後までキャラ同士に相反する視点を持たせつつ、かつ一方的な善・悪を描かない、どちらとも取れる物事の「映り方」については最後まで視聴者に任せるというスタンスで描かれる物語。
どちらか一方に感情移入してラストバトルを楽しみたいよ、と思う反面、こうなったら最後まで制作サイドにつきあって見届けるしかない、とこちらも一視聴者として相反する視点で葛藤中(笑)。
最終回はまさに「相克する螺旋で待つ(空の境界より)」という心境です。

■救いはあった レイ・ザ・バレル
先週の第48話「新世界へ」の感想で、残り少ない寿命の中でレイとうい人物にも救いが有ればいいな、と書いたところの回答が今回だったんじゃないかなと思いました。

先週に引き続いての彼のモノローグ、これを語ることこそが彼自身の作中においての救いになってるんじゃないかなと。
やっぱり自分の生まれてきた理由を問い、その存在の理由を問い、クルーゼというもう一人の自分を見つめながら自分で考えて出した答え、それが議長の創ろうとする世界だった、だから自分が生きてきた意味、証を残す、そして二度と自分のような思いをする「ヒト」を作り出す必要がない世界を望む、それをレイ自身の口から語ること、これが僕が2つあると思うレイの救いの1つなんじゃないかなと。

ずっとこのDESTINYでの大きなテーマの一つは「自立」にあるんじゃないかと思ってきたわけですが、レイが選んだ道というのは議長に促されたわけでもなく、周りがそう思っているから流されたわけでもなく、自分で考えて自分で行動している、選んだ道の先に何があるのかという点は人によって違うにせよ、レイ自身は最初から自立志向のキャラだったわけで、これで完全に彼の物語としては帰結した気がします。

もっと信じてやれ
彼女は強い


そういう意味ではこの台詞、既にレイというキャラのエピローグなんじゃないか、と思うほどに効果有り。
こういう風にされたらどちらか一方に感情移入なんかできないじゃないか(笑)。

そして最終話に向けてはキラという存在だけは許せない、とクルーゼとシンクロしてくるあたり演出的に上手いなと思いながら見ていたのですが、ここまでは自分よりこれからの世界を考えて行動し続けてきたレイが、この最後の部分からのみ個人としての感情、個人としての復讐になっているんでここから先は世界が味方しない戦いになりそうです。
やはり最期はキラとの一騎打ちというのが前作からの流れを受けても自然ですし、ここは続編の醍醐味でしょうね。
#個人的にはレイとシンという対決を予想していましたが、レイとキラ、シンとアスラン、この対決の方がしっくりきますね。

■もうひとつのテーマ
大きなテーマ的には第46話「真実の歌」でほぼ着地したと思っていたのですが、前作から続くテーマとしてオーバーテクノロジーへの警鐘、モラルハザードへの警鐘という視点においても、レイというキャラの台詞を使って提言してきていましたね(これでもかと言うほどに)。
これを伝えることがレイというキャラのもう一つの救いであり、作中の意義なのかなと。

前作ではクルーゼというキャラを使って描かれた部分。
ここからはまたキャラ視点に戻ってしまうんですが、

クルーゼは虚無論者としてヒトの世に絶望し、世界の終わりを願った。
それを見ていたレイは同じくヒトの世に絶望しつつも、新しい世界の創出を願った。

全く違う答えを出したのに、行き着く先としてはどちらもヒトの種としての終わりを選んでいるあたりが切ないところです。
ここに対する答えの部分、前作ではキラはクルーゼを論破することができなかったわけですが、今回は同じ「終結の回答」を出したレイに対してキラが回答することができるのか?レイと同じく、自分の意思でスーパーコーディネータになったわけではないキラがどのように答えるのか?答えを出すのか?その辺も注目ですよね。

■ルナとメイリンたん
ルナの物語の帰結はこれは最終話に持ち越された感じがあるんですが、やはりもう一回転機が来て欲しいところ。
メイリンたんの自立物語としては第36話「アスラン脱走」で帰結していると個人的には思っているんですが、ルナの自立物語としてはまだ帰結していないと思っているんですよ。

これでいいのよね?シン・・・

やっぱりここは自分の考えで出した答えではないからこその迷いなわけで、だからメイリンたんの

なんで戦うの?
なんで戦うのよ!?


に心揺れ動かされてしまうわけですよね。
ゆえに最後の最後にルナには自分で出した答え、自分の道を選んで欲しい、そう思ってなりません。

それにしてもエターナルのオペレータ席に座るメイリンたんは良かったぁ・・・。
ということで僕は個人的に最後までメイリンたんを応援しております。

#あっちゃさんのメイリンを応援する同盟を応援しています(笑)。

■タリアさん
ミネルバ離脱を考えていたのですが、この流れでは難しそう。
今作キャラとしての帰結、きっと彼女にも描かれると思っているのですが、彼女は母親としてのスタンスを明確化させた気がします。
自分の子供の将来を守る、このシチュエーションでこの選択をするのは自分も親として頷けるところだし、この決断を非難する権利は僕にはありません(いや、ほんとに)。

この決断が彼女の自分で考えた結論だとするなら、それはそれで僕個人としては有りだとも思います。
だとすると残る今作キャラ、ギルバート・デュランダル議長、彼個人の物語の帰結はどう描かれるのか?
僕個人としては、ラクスと議長との何らかの対決、そしてその後に議長の行動原理となったタリアさんとの物語に収斂させてきてくれると嬉しいところです。

■イザークとディアッカ
いや、最高でした、この二人(笑)。
ザフト復隊の恩義を議長に感じている二人が、この先どういう判断をしていくのか?というのは第11話あたりから気になっていたのですが、既に前作で(ザフトや軍という)カテゴリー脱却という名の自立を果たしているのは伊達じゃなかった。

前作キャラの個人レベルの帰結については既に安心してみている自分がいるのですが、やはりイザーク、ディアッカはデスティニー・プランを議長が公表したとしても、現在の状況を自分たちで考えて判断し、行動しているわけで、ここにも自立の物語があったのは何気に熱い。
素直じゃないイザークは違った意味で熱い(笑)。

■ネオ→ムゥ
この記憶蘇りイベントは丁度本編感想(うーん何話だったか忘れた)のコメント欄でみんなで予想していたところだったので的中って感じでしたね。
改めてコメント欄に記入してくれてる皆さんに感謝。
うちのブログは皆さんのコメントで成り立っているようなものです(ほんとありがとうございます)。

■ネオ ジェネシス
エヴァかと思いました(笑)。
やっぱり議長の新世紀を創るという思いにひっかけているのかな?

■シン
個人的にはルナ、タリアさんの物語も最終回へ持ち越されていると思っているのですが、やはり最後は主人公シン。
これはもう一回来ると信じているのですが、どうでしょうか。
#しかし今回の台詞は自分で色んなことを考えて出した答えだったので、このまま行くというのも考えられますが、それでも最後に一回、デスティニーでの最終激燃え出撃を見せて欲しい。

そしてその答えを出すきっかけを作るのが予告からしても、これまでの流れからしてもアスランというのはやっぱり熱い。
第37話「雷鳴の闇」でアスランを倒し、
第43話「反撃の声」では引き分け、
やはり最後は3度目の勝負から答えを見出していくというのであればやはり熱い。
最後はここ、シンの自立物語を描ききって欲しい、そこをやってくれれば満足、そんな自分がいます。


長かった物語も残すところあと1話。
どういうラストになるのか、もはや見守るしかないわけですが、最後まで楽しんで見て行きたいと思います。
そう、楽しむためには今回一つ注意事項が。
最終回は放送時間が17:30からとのこと。
録画設定を毎週録画にしている方はご注意ですよ。
#僕も危険を回避するため、即EPGで予約しておきましたよ。
#ここで見逃したら色んな意味で泣くに泣けないです(笑)。
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ガンダムSEED DESTINY 第48話 「新世界へ」 感想

2005-09-18 08:01:58 | ガンダムSEED DESTINY
今週は全てを通り越してレイ・ザ・バレルというキャラに集約された、そんな切ない感じの第48話「新世界へ」。
#ゆえに今回を受けての次回タイトルが「レイ」というのもある意味納得かもです。

全体テーマ部分については既に明らかになっているということと、終局はMSバトルがメインになるであろうということ、それに伴う悲劇もある程度あるはず、と予想されることから既に先週あたりから正直感想として書くのが辛くなってきていますが、残っているポイントとしては個人レベルの物語の帰結なんで、やはり今回レイという個人に焦点が当てられたように、今作キャラを中心にSEEDで描ききれなかった側面を個人レベルで問う、そういう帰結があれば僕個人としては満足かな。

■救いの対象となるのか?レイ・ザ・バレル
僕がこの感想でよく前の感想を引き合いに出すことがありますが、大体引き合いに出す話数は決まっていて、今回終盤に入るにあたりその回数がかなり多いのが第29話「FATES」です。

半分くらいは総集編だったのですが、個人的にこの総集編は秀逸だったと思っています。
なぜならそこには議長の行動の原理が描かれていて、全てにおいて今の議長の原点になっているからだと思うんですね。

議長のデスティニー・プランやその中での「役割論」については、既に本編でも、またこのブログでも感想・コメント欄を通じて大分意見が出尽くした感じがあるので、今回はそこにはスポットは当てずに、第29話の中でもう一つポイントになった部分からレイ、クルーゼ、議長を見てみたいなと。

前作ではクルーゼの一人勝ちみたいなところがあったんですが、基本的に彼のスタンスは人類(ナチュラル・コーディネータ含めて)に絶望した虚無論者でした。
それが「FATES」においては、そんな彼も自分の生まれてきた意味を問うために仕掛けていたようにも取れるわけで、そこが何気に熱かったわけです。

議長もまたデスティニー・プランを唱えつつも、本人は運命に抗う、そういう人なわけでそこが熱かったわけです。

で、それを受けて登場するのがレイ。
クローンということを今回カミングアウトしたレイですが、そのレイが議長絶対のスタンスを崩さないのは、やはりクルーゼと議長が行った禅問答のような質疑の延長に自分の答えを見つけたからなのかもなぁなんて思いました。

自分が何のために生み出されたのか、そしてその(失敗作としての)結果ゆえに自分の寿命も短い。
じゃあ、何故自分は生み出されたのか?生まれてきた意味はあったのか?

恐らくここまではクルーゼと同じ想いだったのかもしれないけれど、クルーゼが虚無論に走ったのに対して、レイは議長のデスティニー・プランを知ることで、自分の役割を見つけた、自分の生きる意味を見つけたんじゃないですかね。
だからこその議長絶対、議長の思いを実現することこそが自分が生きてきた証、それが自分が生まれてきた意味、そういう解釈をしているのかも。

ということは、レイ自身は自分で自分の役割を見つけたことになるんじゃないかな。
つまり、それって(与えられた役割に諾々と従うことを要求される)デスティニー・プランとは対極を成す考え方なんじゃないだろうか?
と思うと意外とレイという存在も熱いなと。

第30話「刹那の夢」でレイがシンに「どんな命でも、生きられるのなら生きたいだろう」と語っているシーンもやはり熱いですね。
#そのときの感想でも終盤はレイとシンの関係性に焦点があたるんじゃないか?と言っているので、やはりラストは個人レベルの帰結を描いて欲しいですね。

となると、やはりレイという存在が生きるか死ぬか?ということになるとやはり寿命の問題もあるので結局は死しか残されていないんだろうけれども、ステラたんがシンの腕の中で死んだことに意味があったように、レイという存在にも何らかの救いを描いて欲しいなと思ってしまいますね。

レイがどう考えて今に至ったか?と言う上記部分は僕の全くの妄想ですが、レイという個人にそれなりの救いが描かれると良いなというのは本心です。
#議長のプランの成功を祈って満足しながら逝くというのもあるかもしれませんが、それはそれで彼にとっては幸せなのかも。

■集結する艦隊
DESTINY放映当初からの感想というか個人的希望として、前作では仲間が終盤に集まってくるところが熱かった、けれども結局3隻しか集まらなかった、だから今作では是非ともそれよりももっと多くの同志が集まってくる、そういうラスト展開を是非とも見てみたい、とずっと書いてきたので、今回その片鱗が見えて個人的には少し満足です。

そういう意味でメイリンたんがザフトの制服を着ているというのは混在という意味合いも持たせているのかもしれないですね。
願わくば、プラント・オーブからだけでなく、(ブルコス以外の)連合諸国、または旧中立国あたりからも増援が来る、そういう展開があると燃えるかなと。

■正直、困ります(レイ・ザ・バレル)
ここまでテーマ的な部分についてや、エンタメ作品としてかなり楽しませて頂いたDESTINY。
#アバンタイトル見ながらやっぱり面白かったなぁなんて思ってました。
しかしながらやっぱりデスティニー・プランの導入・実行部分からラストバトルまでの流れは急ぎすぎではないかなぁ。
個人的にはテーマ部分については第47話「ミーア」で終結した感じがあるので、やはり最後はシンを含めた今作キャラの個人視点での帰結へ持っていって欲しいなぁ。
ということで、ひとつよろしくお願いします(って誰に言ってるんだか)。

残り2話、もう見守るしかないわけですが、コニールが瓦礫の中から小さな花を見つけたように、そういう小さな救いが描かれることを祈っております。
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ガンダムSEED DESTINY 第47話 「ミーア」 感想

2005-09-12 01:33:55 | ガンダムSEED DESTINY
実質は総集編だったのですが、ミーアという個人視点で振り返ってくれた内容は興味深く、個人視点で描かれた物語のエピローグ、というよりは鎮魂歌(レクイエム)という感じだった第47話「ミーア」。
個人的にはSEEDキャラクター中、最も人間っぽい視点で描かれたんじゃないかと思っているのがミーアだったので、その個人としての物語の帰結としては先週描かれれた部分とセットで本当に物語として帰結した感じがします。

■ミーア
実は先週の感想の時点でミーアという個人の物語については満足してしまっている自分がいるので、今週はミーアのモノローグを普通に切なく観ていたのですが、やはりミーアというキャラはホンモノとニセモノという視点だけでなく、視聴者サイドに一番近いキャラだったんじゃないかな、もしくはSEED世界においては一番普通の人間として描かれたんじゃないかな、という思いを持ちながら観ていました。

第10話「父の呪縛」でアスランに対して、偽者でも、与えられた役割でも、それで人の役に立つならと言ったミーア。
第36話「アスラン脱走」で手を差し伸べるアスランに対して、捨て切れないモノの中で葛藤し、手を取れなかったミーア。
第46話「真実の歌」で葛藤の中から抜け出し、ようやく自立の道を歩もうとしたミーア。

個人視点でどう考えていたのか?それがどう変化していったのか?
普通の人間として描かれたミーアから見る「役割」に対する認識とその変化、そのためのモノローグだったのかなと。
#上記の3話は個人視点で描かれたテーマを振り返るには、僕個人としては非常に良かったと思うエピソードだったんじゃないかと思います。
ゆえにこれで個人視点の物語としては完結した感が強くて、個人的にはもう満足しちゃってたりして。

#惜しむらくはこのエピソードが10話とはいかないまでも、5話くらい前にやってくれると良かったなぁというのは本音としてあることも事実。
#ミーアを巡るこの2話は、エピソードとしては非常に良かっただけに残り尺を考えるともったいないなぁ、なんて。

ということでミーアの冥福をお祈りいたします。
#それにしても田中理恵さんは凄かった。
#完全に演じ分けされているわけで、しっかり違う役になってます。
#これでプリキュアのルミナスもやってるわけで、ほんとに凄いです。

■デスティニー・プラン
世界観的なテーマについては第44話「二人のラクス」でほぼ提示されてしまっているんで、後は物語を終着させるためにどうやって実行フェーズに持っていくのかなぁ?なんて考えていたら、ストレートに来ました(笑)。
#たぶん最後の何分間か、僕はきっとコニールと同じ顔して「えっ・・・!?」と言っていたと思います。

「与えられた役割」から「自立」的なテーマについては僕個人としては既に満足してしまっているので、後は展開を見守るだけなんですが、一応これは非現実的な究極論を提示して「それはさすがに違うだろう」というアンチテーゼ的なものなんでしょうね。

またこれが前作SEEDでクルーゼがキラに対して最終話で「人の業」について語る(つか独白)部分がありますが、これまでSEEDで描いた部分の反対側を描いてきたDESTINYらしく、議長と友人だったクルーゼとはまた別の方向性という対比が面白いですね。

クルーゼが「人の業」に対して諦念を持って滅ぼそうとしたのに対して、議長は「人の業」を抑制することで新しい世界を創ろうとしている、そんな感じですかね。
そう考えるとやっぱり第29話「FATES」でこの両者が会話しているシーンというのは面白いですね。

ぶっちゃけこの先、残り3話がどう展開するか(完結するかどうかも(笑))全く想像できてないんですが、議長の共同研究者らしい人がこんなことを言っていて

だが我々は忘れてはならない
人は世界のために生きるのではない
人が生きる場所
それが世界だということを


この辺に世界観のテーマとして帰着してくれたら個人的には満足かも。

後は議長と決戦で決着を着けて終わり、というようなラストではなく、今週のミーアのように、シンが今のループから抜け出す等、今作キャラの帰結がどうなっていくのか?ここを描いて欲しいなと思います。
#特にシンとデスティニー・ガンダムについては激燃えラスト出撃みたいなイベントがまだあるはず?なんで。
世界観的テーマについてはある程度回答も出ていると思うので、最後は個人視点での帰結でも良いんじゃないかと思っていたりもしています。

■余談
福田監督やプロデューサーの竹田氏はテクノロジーの進化によるモラルハザードについても警鐘を鳴らしたい、という旨のコメントをされていたように思うのですが、今回のデスティニー・プランの元ネタは色々あると思いますが、ここのコメント欄で教えて頂いた中には日本の教育の中でも遺伝子による優性論というのが現実的に検討されていたりするというのもありました。
作中のデスティニー・プランはエンタメ作品として分かりやすくするために非現実的になっていますが、それほど現実から大きく離れたところにあるわけではないのかもしれないですね。
#ということでコメント欄で色んな情報を頂いている皆様に改めて感謝です。

SFでは割と取り上げられるテーマかもしれませんが、僕が好きな作品で行くと士郎正宗さんの「アップルシード」の第1巻~第2巻あたりはこの辺の問題に近い部分を取り扱っていたと思います。
人間(ヒト)を原種として、優性遺伝子から作られたバイオロイド、そのバイオロイドに任せておけば争いは起きない、それゆえの理想郷「オリュンポス」・・・のはずだが?そのとき原種としてのヒトは?みたいなテーマが語られているんで、大分昔の作品(15年くらい前?)ですが、今読んでも十分読み応えがあります。
奇しくもどちらもSEEDという「種」を題材にしているあたり面白いですね。
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ガンダムSEED DESTINY 第46話 「真実の歌」 感想

2005-09-04 02:33:53 | ガンダムSEED DESTINY
個人の自立というテーマを巡って一つの物語が終着した、そんな思いを胸にそこにかぶさるように流れるED「君は僕に似ている」が切なくて秀逸だった第46話「真実の歌」。
そのタイトル自体もこのラストを考えると非常に切なく秀逸だなと。
そして本物・偽者という枠を超えて、最期にミーア自身が選んで決断した自立行動がラクスを救ったというのは皮肉でもあり、悲しくもあり、そしてなによりその決断が彼女自身を救っていた、そんな切なさに泣かされました。

■個人視点でのひとつの物語の終わり
ミーアにまつわる物語、描かれた回数は少なかったけれども、今更ながらに彼女が受け持つテーマとしての重要性と、そのテーマを切なくも綺麗に昇華してくれたことに個人的に非常に満足してしまいました。

第10話「父の呪縛」でアスランに対して、偽者でも、与えられた役割でも、それで人の役に立つならと言ったミーア。
第36話「アスラン脱走」で手を差し伸べるアスランに対して、捨て切れないモノの中で葛藤し、手を取れなかったミーア。
そして本当の意味でのミーアの自立が描かれた今回。
泣けました・゜・(ノД`)・゜・。

最初は偽者でもいいから、人の役に立てればそれで良かった。
けれども実際自分の夢だったステージに立って、ラクスとして歓声を浴びて、そして次第にラクスとしての役割を全うしていくことで、気が付いたときには手に入れてしまったものを手放せなくなってしまっていた。
そして与えられた役割の終焉が近づいて、その岐路に立って葛藤する。

実はSEEDキャラクターの中で一番人間っぽい視点で語られたのがミーアなんじゃないだろうかと思いつつ、僕個人としてはそんなミーアが実は好きだったかもしれないと思ったりもします。

そういうミーアというキャラだったからこそ、ラクスの言葉が響くわけで、

私達は誰も 自分以外の何にもなれないのです

でも だから、あなたも私もいるのでしょう?
ここに

だから出会えるのでしょう?
人と そして自分に

あなたの夢はあなたのものですわ
それを歌って下さい
自分のために

夢を人に使われてはいけません


ミーアがミーアとして立つことを促す、自分が自分のために立つことを促す、これはやっぱりこれまで語られてきた「自立」の物語としてはひとつのクライマックスだと思うし、個人視点レベルで描かれた物語の帰結と言って良いんではないか?と思わずにはいられません。

そして自分の足で歩こうとし始めた、そんなミーアが自分で決めて最初に取った行動がラクスを守ることだった。
・゜・(ノД`)・゜・。

ここが悲しくもあり、切なくもあり、そしてミーアというキャラが救われた、そんな瞬間でした。

私、私の歌、命
どうか忘れないで


最期の言葉、それが彼女の「真実の歌」だったというのがタイトルとオーバーラップしてまた切ない。
そして慟哭するアスラン、ミーアを抱きかかえ、何かを決意したかのように涙を流すラクスの姿に合わせて挿入されるED「君は僕に似ている」。
・゜・(ノД`)・゜・。

これはホントに個人レベルの物語が一つ終わった、そんな気持ちで一杯になりました。
#田中理恵さんは本当に凄いですね。
#SEEDの桑島さんも凄かったですが、ミーアとラクス、区別がありました。
#声優さんってホントに凄いなぁ。

■次週「ミーア」
予告レベルではどういう展開になるのか敢えて分からないようにしている気もしますが、今週にミーアとしての最大の魅せ場を持ってきての次週そのキャラの名前を冠した回というのは珍しいですよね。
今週のラストカットのラクスの表情が印象的だったので、ラクス・ミーアのラインを掘り下げるのかもしれないですね。

最終回予想は現時点では全くできていませんが、個人的には今日の放送を見て、議長との決着をつけて終わり・・・ではなく、デスティニー・プランがある程度始まったことを前提に、シンが今のループから抜け出す、そのシーンを描いて終了というラストでも良いかな、なんて思ったり。

前作のキャラの帰結はほぼ描かれたんで、今週のミーアを含め、今作キャラ達の帰結がどう描かれていくのか?
シン、ルナ、そしてレイ。
#個人的には議長とタリアさんの物語はあって欲しいですが。
既に世界観としてのテーマ提示はある程度終了しているので、個人レベルの物語に帰結してくれても良いかなと思い始めています。

■今週のメイリンたん
いや、素晴らしかった、全てが(笑)。

#あっちゃさんのメイリンを応援する同盟を応援しています(笑)。

■和みポイント
何気にコペルニクスはキラとアスランが幼年期を過ごした場所なんですよね。
今週登場したトリィに至っては、ここコペルニクスで誕生ですよ。

そんな場所で展開される、超天然カップルのショッピング。
やはりこの二人はお似合い、つか、この二人じゃないと付き合えんな、と思いました。
#付き合わされるアスランは役どころとしては似合ってますが(笑)。
#個人的にはそこにいるメイリンたんが非常に良かったです。
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ガンダムSEED DESTINY 第45話 「変革の序曲」 感想

2005-08-28 07:57:47 | ガンダムSEED DESTINY
ザフトガンダムチームとミネルバの、そして何よりルナマリアが大活躍(祝)しつつもこのチームでの大活躍はひょっとしたらこれが最後かなと思わせる第45話「変革の序曲」。
明確な敵を討つ、ここまではバトルエンタメとして素直に燃える部分ですが、明確な敵を討ってしまった後、ここから最終回までどうなっていくのか、これが楽しみです。

先週は議長サイドから見たテーマ部分の明言があり、今回はカガリサイドから「自由・自立」と、このブログでもずっとテーマじゃないかなと言ってきた部分が明言され、いよいよ最終フェーズに入っていくことを実感。
これで後は同じく放送当初から考えていた国家間の連合みたいな話が入ってきたら個人的にはかなり満足かも。

■祝!!ルナマリア
もう今回ルナが心配で心配で(笑)。
きっとこの活躍をメイリンたんが見ていたらきっと涙を流して喜んだことでしょう(嘘)。
ブラスト・インパルスとルナ嬢の活躍を一気に持ってくるなんて、ある意味最終回が近いんだなと実感(え)。

けれども僕個人としては恒例の出撃前カップルシーンがまだ腑に落ちないところがあるので、良くない伏線なんじゃないかと穿った見方をしてまた心配になってたり(笑)。
シンをそそのかすなよ、とでも言わんばかりのレイも気になるところですし、ルナ嬢、まだもう一回何かありそうな気が・・・。
ああ、もうホーク姉妹にはいつも心配させられてます(嬉しそうです、自分)。

■明確な敵を排除したその後は
今回のジブやん討伐最終決戦は、作中これまでずっと明確な敵として描かれてきたジブやんが相手だったので、視聴者サイドとしても素直にガンダムチームのバトルを楽しめたところじゃないでしょうか。

これで名実ともに議長は世界のリーダーとなったわけですが、やっぱり面白いのはここからで、明確な敵を討ってしまった後、ここから議長としてはデスティニー・プランの実行フェーズに入っていくわけで、まだ具体的にどうやっていくかは想像つかないですけど、基本的に従わない国家に対して何らかの手段が取られていくんでしょうね。

僕個人としてはユニウス・セブン落下から内乱の助長、デストロイの利用(世界へ守護者としてアピール)、レクイエムの発射まで含めて議長のシナリオだったと思っているところがあるので(「ありがとうジブリール」でほぼ確信)、この辺がミネルバサイドに、ひいては世界へ公開されていくのか、そこが気になるところですね。

ゆえにザフトガンダムチームとしての活躍は今回が最後かなぁと思いながら見ていました。
タリアさんの最後の悲しそうな表情もひとつポイントだったかなと。

■自由・自立
このテーマについては先週の議長の狙いとともに、このブログでもコメント欄含めて大分前から話をしていた部分だったので改めてカガリから明言されたというのは個人的にかなり満足なところがあります。
オーブという国を通じて「自立」のテーマについては第28話でトダカさんが散った時から考えてきたことだったんで、ここは素直に嬉しいですね。

テーマ補足的にキラとアスランの会話が挿入されているわけですが、ここも基本的には与えられた役割を諾々と受け入れて、自分で考えることをしなくなったらそこで発展・進化は望めない、役割を与えられるのではなくて、自分で役割を作っていくこと、これが自立の一つの形でしょう?みたいな。
自分で考えて、自分で判断する、当たり前のことなんですが、意外と難しい、ゆえにテーマなんですよね。

テーマ的な部分については議長の「役割」部分と、カガリの「自立」部分とに明確に分かれた形なんですが、じゃあこれを作中でどうやって具体的に対峙させていくかについては、正直殆ど想像できていないんで、ここは情報収集として月に飛び立ったアークエンジェルの行方を楽しみに待ちたいと思います。
#それにしてもEDの引き方は相変わらず秀逸で出航するアークエンジェルとそれにかぶさる「君は僕に似ている」のシンクロがカッコいいですね。

■あの時は3隻しか
今作で是非やって欲しい、なんて放送当初から言っていたことの一つに、前作では思いを同じくする人が集まってくるところが一つのクライマックスだったけど、結局は3隻しか集まらなかった、だから今作ではその枠組みが国家レベルで連携してくると熱いな、というのがあるんですが、今回カガリの台詞にオーブだけじゃなく、危惧している国はあるというのが語られたので、ひょっとしたらやってくれるのか?と密かな期待を抱いております。
#本当は連合、プラント、それ以外の平和を望む国家連合みたいな形を考えていたので、微妙に異なってはいるんですが(笑)。

■交差するポイント
今回のアスランの

いや 同じなんだ多分
でもそれを知らないんだ
オレ達はみんな


という部分にシンのカットが入ってくるのは熱いですね。
シンやアスラン、キラもそれぞれアプローチは違っているんだけど、きっと望んでいる方向性は同じ、だけれども交差するポイントが無い。
ひょっとするとシンとアスラン、キラが同じベクトルを向くのは瞬間的なことになるのかもしれないけれど、それはそれで結構熱い展開になりそうなタメですね。
こうなったら最後の最後のデスティニー激燃え最終出撃に「君は僕に似ている」をかぶせてきて欲しいなぁ。

■指輪
ここが何気に切ないですね。
指輪の意味って、アスランと「遠く離れていても近くに感じてる」という意味合いだけかと思っていたのですが、カガリの女性としての側面も担っていたんじゃないかと感じました。
この局面ではカガリ、アスランともに互いの「役割」を見出していて、そこでカガリとしては女性よりも為政者としての道を今度こそ決意する(ユウナと結婚を決めたときとは違っていて、あれは役割を諾々と受け入れただけ、今回は自立の結果としての決断)、そういう象徴として描かれたのかも。

ゆえに、最後の最後はまた指輪をしていて欲しいなとも思うんですよね。
確かキラがアークエンジェルを出航させるとき、母親のカリダさんから「お前には帰ってこれる場所があるんだよ」と言われていた気がするのですが、今回カガリが残ったのはそういう意味でアークエンジェルが帰ってくる場所を確保する、そういう意味合いもあるのかもしれないなと妄想が暴走しています。

■アカツキ
OPが変わっていたのでもしや・・・と思ったんですが、早速ロアノーク一佐へ。
いくらビームコーティングでも、もう陽電子砲の前には立たないでください(懇願)。
やっぱり肩には羽のマークが入るんでしょうか?

■メイリンたん
相変わらず可愛いです。
あのビクビク感が最高です。
つか、その前にキラに水を差されているあたりまた良いです。

ところで、僕と同じメイリンたん好きなあっちゃさんがこんな同盟を作られております。

「好きだよ、メイぽん同盟」



あまりにバナーが可愛いので使わせて頂きました(感謝)。
しかし、僕はメイリンたんのことは「メイリンたん」と呼んでいるので、この同盟に参加する資格がありません。
ですが、同じメイリンたん好きとしてこの同盟を影ながら応援しております。

つか、メイリンたんはオーブの制服着ないのでつか?
いや、久しぶりにみたザフトの制服も良かったんですけど(ってどれどもいいのか、自分)。
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ガンダムSEED DESTINY 第44話 「二人のラクス」 感想

2005-08-21 02:50:52 | ガンダムSEED DESTINY
先週までのバトルエンタメから打って変わってある意味地上編を議長の思惑、作中テーマを明示することで締めくくった第44話「二人のラクス」。
作中テーマ部分については第36話の感想あたりから「自立」部分をメインに積み重ねてきたこともあり、個人的には満足してたりします。
ラクスの演説部分から、これまで議長を盲信していた民衆やそうでない人も、改めて自分たちはどう考えるのか?という議論をし始める、ここが一つのポイントだったと思うんですよね。

さて、そんな議論が展開され始めた矢先に、本編はジブやんのレクイエムによって大惨劇が繰り返されるという急展開。
前作SEEDに被せるような、主人公サイドで何かをし始めようとした矢先の大惨劇に、(前作では間に合わなかったけれども)DESTINYではどのような帰結を持ってくるのか?この辺を素直に楽しみにしたいと思います。

■明かされる作中テーマ
ここまで明言してくるとは思っていなかったので正直意外なところもあったのですが、今回で議長の真の狙いというのが作中で明かされましたね。
ここまでの経緯については、個人的に非常に面白かったと思っている第36話「アスラン脱走」の感想以降、「自立・自律」という考えが作中のテーマじゃないかなと考えて感想を書いてきたので、デスティニー・プランの内容含めて大体あっていたかなと思うので少しホッとしました(笑)。

議長の狙い=デスティニー・プランとは、遺伝子特性によって予め決められた長所なり短所を補うような適性を「役割」として「与える」、そして「役割を与えられた」側はそれを全うすることで幸せになれるし、それを全うするならば争い自体も起こりはしない、という言わば究極論でしたね。
そしてその裏には、「与えられた役割」以外のことをしようとする、または全うできないものは排除していく、という側面を持つ考え方ということでした。

これ自体はテーマを明確にするための究極論なんで、敢えて非現実感を伴う表現になっていると思うのですが、制作サイドが伝えたいテーマとしてはデスティニー・プランをアンチテーゼとして使うことで、「そうじゃないでしょう?」ということを伝えたいんだな、というのを改めて認識。

現実的なところに目を戻すと、人から与えられた役割を諾々とこなすこと、周囲に無関心でいること、などに対する警鐘になっていて、やはり「自分で考えてみようよ」とか「自分で行動してみようよ」という自立思考へのメッセージになっているのかなと。

今回もラクスのこの一言

悪いのは
彼ら 世界 あなたではないのだと
語られる言葉の罠に
どうか陥らないで下さい


ここが結構深くて、厳しいですね(笑)。
「与えられた敵」、分かりやすく彼らが悪いのですよと「誘導された敵」を認識する前に、自分でまず考えてみてください、というあたり竹田Pがイラク戦争がこの作品の方向性を決定したと言っている部分に通じるかなと思うところもありますが、まず考えてみよう、というのが基本スタンス。

またこれを境に民衆が色々と議論を始めるのが面白いですね。
コニール達の意見に全てが賛同ではない、という描写も入っていますし、やはりここは民衆に考えさせるというのが目的なんでしょうね。

ホンモノだから信じるとか、ニセモノだから信じないというのではなくて、自分はこう思うから賛成だ、いや反対だ、という流れになってきているんじゃないでしょうかね。
ここは実は結構熱いですよね。

こういう表現はSEEDではできなかった部分でもあるし、個人的にはオーブ軍の自立を描いたパートとならんで、こういう世界に波紋を広げていく表現を見たかったので、今回は割りと満足していたりします。

また第42話「自由と正義と」でラクスが

恐いのは 閉ざされてしまう事
こうなのだ・・・ここまでだと・・・終えてしまう事です


と言っているのですが、ここで言っているのは「与えられた役割」を諾々と受け入れることによってそれ以上を求めなくなる、諦めてしまう、そういう危険性を指しているんだなと思うのですが、デスティニー・プランではそういった人としての尊厳部分を奪ってしまう可能性があるということに繋がるんでしょうね。

現実はそんなに悲観したものではないような気もしますが、仕事をしていても「与えられた仕事」と「自分で獲得した仕事」では重みも違いますし、自分たちは「与える側」に回らなくてはならない世代に入っていくし、そのためには自分で考えて行動しないと、何も切り開いて行けない、というのは実感としてあるところですね。
それはベンチャー企業なら言わずもがなでしょうし、大企業であってもその中にいれば個人差はあれ、自分で切り開いて行けない人間のほうが逆に淘汰されていく、そういう側面はありますよね。

議長の究極論に対して作中では第39話で議長と同じ研究職員の手記から

だが我々は忘れてはならない
人は世界のために生きるのではない
人が生きる場所
それが世界だということを


という強烈なアンチテーゼを行っているので、物語の帰結がこういうメッセージに落ちてくると個人的には満足しそうな気配です。

■デスティニー・プランとネオの回想
強化人間の描写については、これまでずっと腑に落ちていなかったのですが、今回のネオ(ここはあえてネオと書きますが)のステラたん達の回想シーンを見てようやく繋がった気がします。

作中テーマとしては強化人間の位置づけが単なる戦争の道具としての悲劇を訴えるというのでは、あまりにもステラたんたちが不憫だ・・・なんて思っていたのですが、デスティニー・プランが語られる中で「調整」・「淘汰」という言葉とともにステラたん達の回想シーンが入ったのは、デスティニー・プランの究極進行形が強化人間の辿る道と同じである、そういうことが言いたかったんじゃないかなと。

ステラたん達強化人間は戦うための駒としての「役割」を与えられ、その役割を全うするため記憶や感情部分などを「与えられた役割」を全うする以外のことを考えないように「調整」され、必要がなくなる、もしくはロドニアのラボのように反乱が起きると「淘汰」される。
強化人間という存在は、議長の目指す世界の裏側、というか究極進化系なんじゃないかと思ったんですよね。

だからこそ、ステラたん達に救いの表現は一切なく、その表現をするための意味合いがあったのかと思うとオクレ兄さんやアウルも浮かばれるかなぁなんてようやく(あくまで個人的にですが)納得できたかも。
そういう意味で、ステラたんの場合は最期にシンの腕の中にいたというのはせめてもの救いだったのかなと。

ゆえに、今回ムウとして参戦表明するあたりは納得で、3人の強化人間に対する思い入れと、それと議長のプランを重ね合わせて考えた結果、そんなことは望んでないとでも言うように答えるあたりは何気にカッコいいかもと思います。

■レイ
やはり彼は作中で面白いポジションですよね。
今回も議長絶対振りを発揮してくれました。

信じることは、言葉を悪く言えば、考えることをやめるのと同義でもあるんで、迷いながらも諦めずに足掻く主人公サイドとホントに対極にいるんですよね。

何故人はそれを気にする?
本物なら全て正しくて
偽物は悪だと思うからか?


これも2つの意味をかけているのか?なんて思ったりもするのですが、前述したホンモノかニセモノか?という議論よりも自分の考えが大事であるという流れと、クローンであったクルーゼ、そして自分、ホンモノ=アル・ダ・フラガという存在に対して、逆に自分の存在を主張しているかのようなこの台詞、ラスト付近で昇華されると結構美しいかなと思うのですが。

■無駄なことはしないのか?
実は結構この部分が好きです。
ここは結構自分の思っている部分と近いところがあって、それを今回明言されちゃったのでぐっときました。
#サッカーの無駄になるかもしれないフリーランニング、仕事での無駄になるかもしれないリスク対策、提案活動等、それでも足掻きたいみたない。

そしてそれを受けて、回想を交えながらのアスランの

オレはそんなに諦めがよくない!

の一言。
そして次々に賛同していくメンバー一同(特にメイリンたん)。
ここからかぶってくるED曲「君は僕に似ている」、この流れは熱いですねぇ。
ぐっときました(特にメイリンたん)。

■それにしても大惨劇
ラクスの演説直後に起こる大惨劇。
これはまた急転直下の展開なんですが、前作では力に力で対抗せざるを得なかったことを後悔していた主人公サイド、DESTINYではそれでも力を取ることを選択した主人公サイド。
前作は間に合わなかったのかもしれないと言っていた。
では今作では?
既に第一段階は終わってしまったけれども、最終カットで余裕のある議長、あれは「メサイア」にまだ何らかの余力を残しているということですよね?
#月ごと消そうとしたりして。

テーマ部分については、ほぼ提示されたと思っていて、いよいよもう終わっていくのかぁという感じですが、宇宙に上がった後、この先の帰結をどう持ってきてくれるかは現時点で全く想像が付いていないので、素直に今後の展開を楽しみにしたいと思います。

それにしてもジュール隊、無事で良かった(笑)。
馴染んできたメイリンたんが相変わらず好きです。
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ガンダムSEED DESTINY 第43話 「反撃の声」 感想

2005-08-14 16:01:07 | ガンダムSEED DESTINY
先週の熱いオーブ戦をバトルエンタメの前半とするならば、今週はまさに後編、というくらい熱いバトルエンタメを展開しつつ、Bパートではオーブ戦を終結に導く、そして待ちに待っていたカガリ、そしてラクスの演説で絶妙の引きを見せた第43話「反撃の声」。

それにしてもアスランの回想をシンの回想と重ね合わせて表現していく演出はお見事、特にアスランが過去の自分を省みつつ「お前は本当は何が欲しかったんだ!?」の台詞に集約されていくあたりはかなり奮えました。
そして満を持して登場するラクスの「私はラクス・クラインです」、EDテーマ「君は僕に似ている」をかぶせてきてのこのラストの引き、相変わらずこういう引きは秀逸です。

■アスラン

「止めろーーー!!!」

ストライク・フリーダムに照準を合わせるデスティニーに割って入り、タメにタメて登場するインフィニット・ジャスティス、猛烈にカッコいい!!!
このシーンは音楽もあいまって、バトルエンタメここに極まれり、みたいな登場シーン、やはりガンダムの登場シーンはこうでなくては、と思わせるほど燃えましたね。

しかし、本編はここすら序章に過ぎず、ここからが本当に熱かった。

もう やめろ!
自分が今何を討とうとしているのか
お前本当に分かっているのか!?

戦争を無くす
そのためにロゴスを討つ
だからオーブを討つ

それが本当にお前が望んだことか!?

聞かぬから
だから討つしかないと!?
あの国に刃を向けることが!?

思い出せ シン!!
お前は本当は
何が欲しかったんだ!?


アスランの自分の過去、自分がこれまで経験してきたことを踏まえつつ、そしてシンの回想を交互に組み合わせていく、そして最後に「本当は何が欲しかったんだ!?」の一言。
さらにそこにかぶせるように流れるシンが本当に欲しかったもの、失いたくなかったもの・・・家族、マユ、そしてステラたんのカット。

この回想シーンは個人的にSEED、DESTINY通じて最高なんじゃないかと思うほどに熱くて、切ないですね。
またこれが同じ道を既に歩んできたアスランが、再び迷って迷って、そして戻ってきたアスランからシンに語られる、これ以上ない説得シーンでした。

SEEDから含めたら90話分近くのタメたアスランの想いをここに集約した、くらいの勢いです。
このシーンは本当に良くて、何度も繰り返し見てしまいました。
ああ、秀逸でございます。

また今回のEDテーマ「君は僕に似ている」も個人的には歴代ガンダムのEDの中でもかなり好きな曲になっているのですが、「君は僕に似ている」というタイトルは、キラとアスラン、キラとシン、だけではなく、アスランとシンというように、同じ想いを持つ者同志なら自然とその意味合いがかぶってくる、そういう切ないタイトルになっていて、今回のアスランの語りはまさに「君は僕に似ている」、だから思い出せ、本当は何が欲しかったのかを、と問いかける、そんな感じでしたね。

思えばSEEDからもそうなんですが、DESTINYではMS戦中の会話、説得というのは必ず過去にそれなりに互いの想いをぶつけ合っている者同士のときにしか行ってきていなくて、それがあるから心に響くんだと思うんですね。
だから先週キラやカガリがシンに対して何も語る部分が無かったのは個人的にやはり嬉しく、そのシンに対して何かを本当に訴えることができるのは上司としてぶつかり、敵として説得を試みるも死にかけたアスランが三度目の正直のように、自分自身の迷いを吹っ切った状態のアスランしかいなかったということなんですよね。
いや、ほんと熱かったです。

■シン
先週あたりからちょっと思っていたのですが、シンは確実に最終クライマックスへ向けてタメられているんじゃないか?というのが、今回で個人的にほぼ確信できたかなと思います。

SEED(小説版含)でSEED理論の論文をエリカ・シモンズが読んだときに、種が割れるきっかけは怒りのような感情の爆発がきっかけとなることが皮肉だ、みたいなことを言っていたのですが、これまでの種割れはほぼ例外なく最初の段階は怒りをベースに割れているんですよね。
#前作のラクスはちょっと分かりません(笑)。

シンは「怒れる瞳」というようにやはり怒りが種割れのきっかけなんですが、第37話「雷鳴の闇」で種割れしたのはアスランの問い掛けに対して思考停止状態に陥って、感情を制御できなくなって種が割れるという感じでした。
今回もアスランからの問い掛けに対して、溢れる感情を制御できず種割れ、いわば逆ギレ種割れをしているわけですが、これだと迷いを吹っ切って長らく封印していた?種割れしたアスランには勝てない、というわけですよね。

つまり、シンの種割れはこれまでキラ、アスランが経験してきたように、覚悟の種割れイベントがまだ用意されているに違いないと思うのです。

キラ、カガリ、アスラン、そして今回ラクスと、前作の主要キャラ4人がここに来てようやく「迷いがない」状態に到達した。
となれば、次は今作のキャラが立ち上がるというのが道理というもの。

今回のアスランの言葉はこれまで誰も届かすことができなったシンの心に届いた(と思いたい)、それを受けてこれまで盲信していたものが壊れるとき、そこがやはり今作主人公として本当に立ち上がる、そういうタイミングなのかもしれないですね。

そういう意味でデスティニーの再出撃も必ずあるはずだと思っています。
#それも今回のインフィニット・ジャスティスを見て確信したんですが。

デスティニーの初陣はこれまでの主役機の中でも最高に後味の悪い出撃になっていたんですが、これも制作の意図としては狙い通りなのかなと。
つまり、シンの本当の覚悟イベントのときに、今回のSフリーダムしかり、Iジャスティスしかり、必ず激燃えの出撃シーンが組まれると予想します。

前作のキラのラスト出撃がラクスで一段、フレイで二段の二段構成になっていたように、シンにもそういう見せ場がきっと来ると思いますね。

個人的には前作キャラの悩みから決断までのストーリーはこのオーブ戦に帰着するように出来ていたと思っていて、これからの残り部分、特に宇宙に上がってから(になるよね?)はシン、ルナ、レイ、そして議長、タリアさんあたりに綺麗にスポットが当たってくるんじゃないかと思います。

■その方の姿に惑わされないでください

私はラクス・クラインです

このタイミング、このイベントをずーと待っておりました。
過去の感想でもずっと、今作ではバトル面ではキラ、アスラン、シンが引っ張り、ストーリー面ではカガリ、ラクスが引っ張って欲しい、そしてできるならばカガリ、そしてラクスの演説を見てみたい、とかなり初期の頃から言っていたので、もうかなり演説聞く前から満足しちゃってます(笑)。

中でもカガリとラクスのダブル演説や、ラクスとミーアのダブル演説があれば面白いなんて、コメント欄含めて楽しんでいたことがほぼ実現しそうでもうかなり来週待ち遠しいんすけど。

ニヤリとさせられる部分としては、作中議長が「オーブとは何か別の交渉手段を考えるべきかな」と言っていたのが、これが普通の交渉手段じゃなくて、既にカガリの演説を見越してそれにミーア演説をかぶせようと考えているあたりが妙にツボだったんですが、ホンモノのラクス登場でビックリする議長もツボでした(笑)。

また先週キラが「誤魔化せるし一石二鳥じゃない?」と言っていたのは、議長の目を誤魔化してラクスをオーブに降ろすということだったんですね。
ただオーブに行くだけじゃなくて、この効果を狙っていたと思うと納得です。

今回カガリの演説は中断という形になっていますが、次週ラクス&カガリのコンビプレイを炸裂させてくれるか、終盤にもう一山持ってくるか、いずれにせよ、中断の先の部分が上手い演出で語られるんじゃないかなと思っています。

ラクス対ミーアの演説では恐らくミーアは勝てないとは思うのですが、演説前に見せている涙が気になりますよね。
ここで気になっているのがアスランのことだったりするならば、ミーアにも何か起こりそうな気配ですね。
これまた色んな意味で次週の演説は楽しみです。

それにしてもSEEDからそうですが、このEDの引きの上手さは本当に秀逸。
特にED曲のかぶせ方がまた上手くて、既に来週が待ち切れないですよ。

■今週のメイリンたん
相変わらず可愛いです。
特に「大丈夫ですか?」の台詞をキラとラクスに訂正されるあたり、まだまだアスランは譲らんよ、みたいな感じで、先週のシンを巡るレイとルナの三角関係と対比してホーク姉妹の前途は多難です(笑)。
いや、僕はそこが好きなんですけどね。

■今週のルナ嬢
ルナの射撃の腕はここまで伏線が張られていたというのか(笑)。
ここも40話近くかけた伏線ですな。

■今の私は大佐ではない
クワトロ・バジーナ大尉だ、間違えんでくれよ、アポリー中尉・・・と言いたいところですが、不可能を可能にする男、ネオ・ロアノーク大佐改め、ムウ・ラ・フラガ少佐(ほぼ)帰還?おめでとうございます、マリューさん。
あの記憶の断片が前作のジョシュアの戦闘のシーンで、フラガが再びスカイ・グラスパーでアーク・エンジェルに戻ってくるシーンとかぶせるなんて、なんて泣かせる。
やっぱり記憶は消されても、本能は誤魔化せない、さすが不可能を可能にする男。
#つまり本能的にマリューさんが好みのタイプということですな(笑)。
DESTINYのマリューさんは特に良かったので、素直におめでとうございますです。

■白いグフ、黒いザク
ひょっとして白・黒コンビで出てくれるのか?
#EDの絵を見るに黒いザクはディアッカなの?
これはこれで次週楽しみですね。

■次回予告
次回予告の曲が「焔の扉」になってましたね。
これも間違いなく購入予定です。
オーブ戦の締めはこの曲フルコーラスとかならないかなぁ。

それにしても先週・今週とバトルエンタメ面、メッセージ面と2週にかけて熱い展開でかなり面白かったです。
やっぱりオーブ戦は盛り上がりますね。
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