蒼穹のぺうげおっと

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グレンラガンパラレルワールド 略して グレパラ

2008-06-29 08:11:00 | グレンラガン
僕が大好きな「天元突破グレンラガン」の劇場版「紅蓮編」の公開も2008年9月6日と決まり、いろんな情報も入るようになってきました。
楽しみですね~。

劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮編 公式HP

最近僕が忙しくて?グレンラガンのメルマガもさらっと読んでしまったのでスルーしてしまっていたのですが、うちのブログを読んで頂いている方からメールを頂きまして、こんなの始まってますよ、というのを教えてもらいました。


グレパラ(グレンラガンパラレルワークス)


劇場版HPのコンテンツとして配信されているんですが、これがまた面白いんです。

グレンラガンは本放送中、本当に僕は大好きで、毎回泣きながら見てたんですが、グレンラガンの面白さは、やはり制作スタッフがグレンラガンを本当に愛してるというところに尽きるのかもしれません。
#これはDVDのオーディオコメンタリーとか聞くと本当によく分かります。
#DVD最終巻のスタッフオーディオコメンタリーとか凄かった(笑)。

あと、制作には関われなかったけど、たくさんのプロのイラストレーターさんや漫画家さんまでいろんなイラストを寄稿されてましたよね。
愛されてるなぁ、グレンラガン。

その愛の結晶?みたいなのがこのグレパラ(笑)。

グレンラガンはその音楽も凄く良くて、岩崎琢さんの音楽、ほんとサイコーでした。

その岩崎琢さんの音楽に合わせて、本編ではありえなかったシーンをミュージッククリップで作り出してる、まさにパラレルワールド。

とりあえず、今、というか、本日までの限定配信でSUEZENさんが「BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?」をテーマに、すっげー笑えるミュージッククリップを作ってくれているので、グレンラガンファンの人は要チェックです。

グレンラガンといえば、ラスト付近での確立変動弾とか、アーク・グレンの中のテッカンのモニターが実はパチンコ台になってたりと、パチンコネタが隠されていたわけですが、そのネタを遺憾なく発揮しております。

とにかくこれは今日までなんで、グレンラガン好きな人は見てね。

僕はもう既に第1回のグレパラを見逃してるんで、皆さんもお見逃しなきよう。

ああ、グレンラガン、大好きだ。

天元突破 グレンラガン DVD第9巻(最終巻) 感想

2008-03-28 23:09:33 | グレンラガン
ついに最後となった『天元突破グレンラガン』のDVD第9巻(最終巻)、観終わって、改めて泣けた、感動した、そして燃え尽きました。

ほんっと、面白かったです。
何かもうずっと語っていたいくらい大好き。

第1話の最初の最初、このシーンの意味が明かされるのはもっとずっと後なんだけれども、そこで語られた言葉、



天の光はすべて敵



から始まった物語が、ラストシーンでは



天の光はすべて星



この言葉になって結ばれる。


最高にカッコいいラストでした。


このDVD第9巻に収録されているお話は、どのエピソードをとっても秀逸で、最後の最後までぶっ飛ばし続ける気合そのものを画面から感じるくらいに凄かったです。

そして中でも最終話。

他のエピソードを観ても熱くなったり、感動したり、泣いたりすることも多かったけれども、この最終話については、リアルタイム放送時、ほぼ最初から最後まで泣きっぱなしで、そしてこのDVDの最終話を見ても、やはり最初から最後まで泣きっぱなしでした。

すげー、イイよ。
ほんと、イイよ。

グレンラガンは、台詞も、作画も、音楽も全部最高に好きなんだけれども、この最終話は特に凄かったですね。


ニアとアンチスパイラルが対峙するときに”Libera me from hell”という曲がかかるのですが(この曲はキタンの最期のシーンでもかかるあの曲ね)、この曲がまた最高に凄くて、その曲がかかってニアが頑張るシーンから既に号泣。

そして中盤、絶対絶命の状況において、ロシウが、彼らがこのまま終わるわけがない、と言った瞬間にあの忘れるはずもないギターサウンドが始まって、グレン団の大反撃とともに、このグレンラガンの象徴のようなOP曲『空色デイズ』がかかるわけじゃないですか。


何これ!!

何この神演出!!

感動通り越して、号泣でした。


そしてここで


シモーン!!

ここは任せて貰おうか



という渋い声とともにすしおカットで登場するロージェノム、そしてラゼンガン・オーバロード!!


ちょ、ちょっとこれ、カッコよすぎ!!
何このカッコよさ。
尋常じゃないよ。ほんとにまったくもう!


そしてドリルを折りながらの大激突。

そこで叫ぶシモン。



俺たちは

1分前の俺たちよりも進化する

1回転すれば ほんの少しだが前に進む

それがドリルなんだよ!!



何この台詞回しのカッコよさ。
しびれまくるよ、まったくもう!!



覚えておけ

このドリルは この宇宙に風穴を開ける

その穴は 後から続く者の道となる

倒れて行った者の願いと

後から続く者の希望

二つの想いを二重螺旋に織り込んで

明日へと続く道を掘る

それが 天元突破

それが グレンラガン

俺のドリルは

天を創るドリルだ!!




。・゜・(ノД`)・゜・。


ここでまた『空色デイズ』の歌詞部分がスタート。

しびれた。

しびれまくった。

もう最高すぎる。


本当に素晴らしいよね。

またこの激闘のシーン、アンチスパイラルを演じた上川隆也さんの演技がまたかっこいんだ、これが。
すげーよ。ほんと。
#これはDVDのオーディオコメンタリーを聞く限り、このアフレコも相当カッコよかったらしい。


で、激闘の末、地球に帰ってきたグレン団。

そしてニアとシモンの結婚式。


。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。


。・゜・(ノД`)・゜・。


。・゜・(ノД`)・゜・。


。・゜・(ノД`)・゜・。


ニア……。


なんという頑張りやさん。・゜・(ノД`)・゜・。


なんという……。・゜・(ノД`)・゜・。


去っていくシモンにリーロンが言う、楽しかったわよ、シモン、という言葉は、オーディオコメンタリーで制作スタッフの人たちの言葉の代弁だ、と言っているように、これは僕ら視聴者の声の代弁でもあったんじゃないかなぁ。

そして20年後。


20年後のシモンの声は、あのナレーションの声の人(「これは、~男の物語である」のアレね)、つまりこの物語は最初からシモンのモノローグのような形で語られてきた、という形を取って終わっていくことになるんですよね。

これは今石監督がオーディオコメンタリーでも語っているんだけど、最初からそういう風に(物語の終着が)なったらやりたかった、と意図したものになっていたんですね。

天の光はすべて敵



から始まった物語が、ラストシーンでは



天の光はすべて星



この言葉になって結ばれる。

こういう事だったんだよね。

すげーな。ほんと凄いよ。


グレンラガンはこういう台詞の一つ一つが本当にカッコいいんだけれども、その中でも最終話は別格でした。

脚本の中島かずきさん、本当に凄いなぁ。

最終話の感想を自分で読み返して見ると、キャラの感動的な台詞の引用が多いこと、多いこと(笑)。

多分、当時はもうこれ全台詞書いてしまいたい!!とかくらい思ってたに違いないし、今DVDで観ても全く同じことを思っているくらい。


「天の光はすべて敵」と「天の光はすべて星」の対比の台詞もそうなんだけれども、個人的には第24話「忘れるものかこの1分1秒を」で、ゾーシィたちオリジナル大グレン団のメンバーが言う言葉、これが凄く響きましたね。


アンチスパイラルとの決戦を前に、


たまんねぇな、どこまで行くんだ? 俺たち


決まってんだろ どこまでもさ




そしてその大グレン団のメンバーたちが散っていく、その最初の一人であるゾーシィが、最期に問いかける言葉、



俺、どこまで行けた?



これがぐっと来た。

このシーンについては奈須きのこさんも言及されていたんだけれども、このグレン団のメンバーはサブキャラなんだけれども、地下から始まって、ロージェノム倒して、近代化して、そして宇宙まで来て、と途方も無いスピードで展開していくこのグレンラガン、その熱意と超スピードの中で、このグレン団のメンバーの姿は、このグレンラガンに携わった制作スタッフの人たちを投影していると言っても過言ではないんじゃないか、と思うわけです。


だから、


たまんねぇな、どこまで行くんだ? 俺たち


決まってんだろ どこまでもさ



俺、どこまで行けた?


というのは、制作スタッフの人の気持ち、気合、情熱のような気がしてなりません。


このDVD最終巻のオーディオコメンタリーを聞くとよーく分かるのですが(各話についてる)、制作スタッフの人たちは、本当にグレンラガン大好きなんですよ。
ああ、この作品の熱気の理由って、ここにあるのか、と素直に思えるほどに。

特に第25話のオーディオコメンタリーが僕は個人的に大好きなんだけれども(笑)、原画をやってるすしおさんとか、今石監督とかが、思いっきりはっちゃけてて、

キングキタンは俺が乗る!!いや、俺が乗る!!スペースキングキタンは俺ね!!

とか、取り合いしてるし(笑)。

キングキタン、大人気だな。

とか、

ダリーは俺が描く、とか取り合いになってたりとか(笑)。


最後に進むにつれて、エンドクレジットの原画のところをみると、凄い大勢の名前が入ってるわけですよ。
それだけ気合入れて作ってた、というのが普通に画面からも伝わるけれども、このオーディオコメンタリー聞くとよーくわかっちゃう。

最終話なんて、これまで作画監督やった人たちが数カットでもイイから描かせて、と言ってオールキャストくらいで描いちゃってる。

エヴァの貞本さんも描いてるんだよね(オーディオコメンタリー聞いて初めて分かったけど、ほんとだ、貞本さんの絵だ!!)。

とにかく、本当にスタッフに愛されている、グレンラガン。

もちろん僕も大好きだけどね(そんなところで張り合うなよ)。

すしおさんには負けるかもしれない(笑)。

すしおさん、すげー面白い人だなぁ。


この最終巻は既にもう何度も観帰してしまっているくらい大好きなんだけれども、何回観ても飽きない。ほんとに飽きない。

またこのOPも何回観ても飽きない。
#これもまたオーディオコメンタリーでも制作スタッフの人も言ってるんだよね。

すっごく良かったです。
大好きだ、グレンラガン。
#ほんとは、このブログのサブタイトルにファフナーとエウレカとグレンラガン大好きの~と書きたいんだけれども、字数オーバーで入らない(笑)。


これでひとまず大きな感想というのは僕の中では終わり…かもしれないけれど(いやいや、語りたいことはもっとたくさんあるんだ)、ひとまずココで締めたいと思います。

では、最後はこの台詞で、皆さんご一緒に。



因果の輪廻に囚われようと(ニア)

残した想いが扉を開く(ヨーコ)

無限の宇宙が阻もうと(リーロン)

この血のたぎりが定めを決める(ヴィラル)

天も次元も突破して(シモン)

掴んでみせるぜ 己の道を(大グレン団)

天元突破 グレンラガン!!(シモン)

俺たちを誰だと思っていやがる(大グレン団)




またここのシーンでかかる曲“Libera me from hell”がまたカッコイイんだよな~。

もう1回観よう(無限ループ)。


劇場版も期待してます!!


天元突破グレンラガン DVD第9巻(最終巻)

天の光は全て星だ

とにかく制作スタッフの熱意が凄い。ほんと凄い。
それだけで感動できます。
グレンラガン、ありがとう。

最後のグレンラガン、届いたっす

2008-03-27 23:52:44 | グレンラガン
グレンラガンのDVD最終巻が届いた。


。・゜・(ノД`)・゜・。


すげーイイ。

ほんとすげーイイよ、グレンラガン。


大好きだ。


そして第25話のスタッフオーディオコメンタリー、最高(笑)。

これは、ほんと凄い作品だったよ。


ああ、まだまだ書き足りない。書き足りないぞー!!

もっと、もっと、ドリルが必要なんだ!!(意味不明)

・・・・・・というわけで、全部観たら、また感想書きます。

参考:最終話「天の光はすべて星」感想


天元突破グレンラガン DVD第9巻(最終巻)

天の光は全て星だ

とにかく制作スタッフの熱意が凄い。ほんと凄い。
それだけで感動できる。

天元突破 グレンラガン 劇場映画化プロジェクト始動!

2008-03-20 23:44:16 | グレンラガン
ここ1年くらいの期間で、僕が心底好きな作品の一つに『天元突破グレンラガン』があって、本当に今も大好きなんですが、そのDVDも残すところあと最終巻の第9巻を残すのみ、となりました。

もちろん、これまで全部初回限定でDVDは購入しているので、あと1巻揃えば特典がもらえる、というのもひそかな楽しみの一つだったんですよね。

同時に、そうなるとサントラも買っちゃったし、DVDはこれで終わっちゃうし、どんなに好きな作品でも、こうやってひとつひとつ終わっていくのはどこか寂しい思いがつきまとってしまうのもまた事実。

そんなとき、こんなニュースがあったんですよ。


『天元突破グレンラガン』劇場映画化プロジェクト始動!


コメント欄でも教えてもらったのですが、公開は2008年の秋を予定している模様。

しゃあ!

これであと3年戦える!!
#何と戦うんだ。


どの辺の物語を組み込むのか?というのも気になるところで、その後の時代をやるのか、それともカミナが生きていた時代をやるのか、もしくは総集編的なものをやるのか、とか色々と考えるのもまた楽しいものです。
#できればオリジナルで映画化して欲しいっす。
#大穴でロージェノムが若かった頃のアンチスパイラルとの戦いとかね(笑)。

やっぱりグレンラガン、僕は大好きです。

天元突破グレンラガン DVD第8巻

ヨマコ先生!!

天元突破グレンラガン DVD第9巻(最終巻)

天の光は全て星だ

。・゜・(ノД`)・゜・。

忘れてなんかいないんだからね

2008-01-25 00:51:06 | グレンラガン
おかしいなー、もう届いてるはずなんだけどなー、と思いながら帰宅。

たまにズレることもあるかもしれないなー、配送日。

グレンラガンのDVD7巻を心待ちにしていたんですよ。


天元突破グレンラガン DVD7巻



念のためにアカウントサービスで確認してみたら・・・、


注文し忘れていた(笑)。


大急ぎで注文。
ふぅー。

自分の中で勝手に予約したことになっていたみたい。あはは。

今後こういうことが無いように、今回9巻(最終巻)まで予約しておきましたよ。
これで一安心(財布の中身は安心できないけれども)。

ちなみにDVD8巻はアマゾンでまだ今日時点でジャケット公開されてないけれど、7年後ヨーコ&ヨマコ先生だぜ(素敵過ぎるジャケットだぜ)。


DVD7巻はこれまで隠されていた世界の謎が解き明かされていくとともに、また新たな謎が超スピードで展開していくという、毎週・毎週度肝を抜かれながら、いったい、僕は何個度肝を持っていればいんだと(つか、そもそもそういう使い方はしないだろ!)思ったものです。

それにしてもほんと驚愕展開の連続だったなぁ。そして切ないのな。

第3部の各話タイトルはロシウの言葉なんだけれども、まさにロシウくん受難のとき!!

うーん、しびれるぜ。

<参考感想>
第18話 『聞かせてもらうぞこの世界の謎を』 感想
第19話 『生き残るんだどんな手段を使っても』 感想
第20話 『神はどこまで僕らをためす』 感想

第20話のキタンはカッコよすぎ。
思えばキタンが制作サイドも思いも付かなかったくらい化けたといっていたのは、たぶんこの辺から。
姪っ子を守る姿に男を見た(泣)。

あと、第18話のニア。
黒ニアさまになって超・切ないんだけど、だから余計にあの留守電のメッセージが好き。


ごきげんよう ニアです
ただいま電話に出られません

ただいまって言っても おうちに帰ってきたわけではありません

おうちに帰ってきたら 携帯よりも家の電話を使いたいと思っています




やっぱりこれがニアちゃんだ(笑)。


天元突破グレンラガン オリジナル・サウンドトラック

完全版とも呼べるサントラの発売は2008年2月6日。

天元突破 グレンラガン サントラ発売決定

2008-01-16 01:22:57 | グレンラガン
いきなりですが、


天元突破グレンラガンの新しいサントラ、出ます(2008年2月6日)。

天元突破グレンラガン オリジナル・サウンドトラック



グレンラガンのサントラと言えば、キャラソンまで含めてOP・EDのCDもついたBest Soundが発売されていたわけですが、

天元突破グレンラガン オリジナル・サウンドトラック


こちらはこちらで僕は今でも凄く良く聴いてるんですけど、それでも最初は「あー、あの曲は入ってないんだ、残念」とか思ったものです。


でも、今回でる天元突破グレンラガン オリジナル・サウンドトラックは倍以上の曲数で勝負、みたいな感じなんで、多分僕が思っていたあの曲なんかも入っているに違いありません。

うはー、楽しみ。

最近グレンラガンの本では「基礎工事編」とか買っちゃったし(祝・重版)、まだまだまだまだ僕の中のグレンラガンは終わりません。


天元突破 グレンラガン DVD第3巻 感想(再放送:第8話カミナ追悼の意を込めて)

2007-12-01 00:10:46 | グレンラガン
グレンラガンの本放送は終わってしまったけれども、あの作品の持っていた熱っていうのはそう簡単に消えるわけもなく、むしろ今DVDを見返したりすることによって、またまた炎が燃え上がっちゃうぜ、くらいの熱さと感動がまだ残ってるグレンラガン。

本当に大好きですね。この作品。超好き。

時間があればDVDの全巻感想も行くぜ!と思っていたのですが、時間がなかなか取れなかったことと、丁度素晴らしいタイミングで再放送が始まったこともあって、再放送のタイミングに合わせて書いていこう!なんて思ってたんです(ちょっと逃げ入ってマスね)。

そしてもし書くとしたら、このタイミングしかない。
そう、そういうタイミングなんです。

第8話。

『あばよ、ダチ公』

ここしかない。

ここを逃したら僕はグレンラガンの感想をこれまで書いてきた意味がない。
#ちゃんと本放送で感想を書いたのは第12話からなんだよね。だから第8話から第11話までは絶対書きたかったのね。

そういう意味でこのDVD第3巻。
カミナがジャケットを飾るこの第3巻は改めて観ても個人的に永久保存版にクレジットしたいくらいの出来ですよ。

ちなみに僕はこの第3巻を観て、第6話のDVD版は別としても、第7話のOPから何か涙腺がウルウルきちゃって、結構号泣に近い感じでそのまま第8話に突入して、二度目にも関わらず大号泣。

ラストまで一度観終わって、さらに見返すとですね、この作品の奥深さというか、凄さというか、単純にして、そしてめっちゃ繊細さ・丁寧さに改めて感心・感動しちゃうんですよ。

そういう意味でのこのDVD第3巻感想。

元突破グレンラガン3



もし再放送でまだこの第6話・第7話・第8話を観ていないという方、そしてこれからDVDを借りる・購入して観るという方はこの感想はまだ読まない方が良いです。
で、絶対に観て欲しい。

そしてラストまで観て、またここに戻って来て欲しい。
カミナの勇姿とその背中を見に。

というわけでDVD第3巻、感想です。


■第6話(解放版)『見てえものは見てえんだ!!』

これはもう一言。
DVD版を観てくれ!!(笑)。

放送版とコンセプトは一緒なんだけど、解放版というだけあって、もうこっちの方がなんつーかタイトル通り!!みたいな。

放送時には色々とたぶん経緯があったんだろうけど、今石監督だったか大塚さんだったか、ブログかインタビューかで答えられてましたけど、放送版は改めて観ちゃうと結局総集編みたいになっちゃって……、みたいな話をされてましたね。

だからコレだ!!

俺たちがやりたかったのはこういうもんなんだ!!

みたいな。

つか、詰まるところこのグレンラガンってのは、制作サイドのこの魂がね、最後の最後まで燃え尽きることなく発揮された、それに触発されて僕らも一緒に熱くなった、そういうことなんじゃないかなって思うんですよ。

俺たちが作りたいもの、描きたいものはコレだ!!

で、今回見たいものはこれだ!!

がこの温泉の話(笑)。

ここから続いていく超・超・展開の中でのインターバル。
そんな中でもやりたいことをやってる制作スタッフ。
すげーよ、みんな。
だから大好き。

ちゅーことで解放版は是非DVDでご覧あれ。


■第7話『それはお前がやるんだよ!』

改めてOPからウルウル状態に。
グレンラガンのOPがしょこたんの『空色デイズ』とばっちりマッチしてて、素晴らしいOPになっているというのもあるんだけど、改めて見るとそこにカミナがいて、ヨーコがいて、シモンがいて、グレン団のメンバーがいて、日の出とともに起きだして、っていうOPがほんと良くできてたな、なんて。

そう、この第7話はまさに嵐の直前。
というか、もう嵐に突っ込んでる状態。

落ち着いてOPを見れた最後の回と言っても良いくらい。

ここから物語は超・急加速していきます。
つか、第3部・第4部はもっと加速するけど。

でも、そのきっかけはこの回から。

ヴィラルの口から語られる「都」、そしてそられを統べる「螺旋王」の存在。
さらに登場する強敵。四天王チミルフ。

物語の輪郭と、そしてさりげなく張られるカミナへの伏線。

大グレン団の結成。

実はこの第7話、そして続く第8話というのは今にして思えば最もグレンラガンらしいと言っても過言ではない回だったのかもしれない。

やはり第1部を引っ張ったのは他でもない、カミナ、その人だったわけですから。

四天王チミルフの登場。

そして超巨大ガンメン「ダイガンザン」になす術もなくやられていくカミナとシモン。

ここでラストまで見終わっている僕は、改めて思うわけですよ。

この絶対絶命のピンチの中。

ヨーコが退けと言う。ロシウが体制を立て直そうと言う。シモンも無理だと言う。

言い方は違っても、このタイミング、みんな無理だと思ってるんです。

あの素晴らしい成長を遂げるシモンなんか、この時、無理!!しか言わないんですよ。
#そうなんだよね、あのシモンがこの時点ではすっごいネガティブなんだよね。改めて見ると。

でもね。

カミナだけは分かってる。

ここで退いたら、きっと次もまた退く。
ここで勝てなかったらずっと勝てない。
二度と勝てない。

実力とかそんなんじゃなく気持ちが。

ここで現実の仕事と僕はオーバーラップ。
成功に導くのが困難なプロジェクトに対して、無理とかそんな条件じゃできないとかネガティブ意見しか出てこない、そういう人はたくさん居る。
でも困難プロジェクトを成功させる人っていうのは、ちょっと違う。
そんなの無理って分かっていても、それも飲み込んで、歯ぁ食いしばって、超・劣勢に立たされながらも、ちくしょう!とか思いながらもじっと勝機を待って足掻く。
#最初にネガティブ発言をしていた人も成功させた人は結局最後はこういう感じになってることが多いと思う。


ヤバイときほど前のめり。
気持ちが後ろ向きになったときほどヤバイものはない。
スキーも一緒でしょ。
前のめりになったらみんなやるしかないんだから。
後ろ体重にしてたらつけ込まれるし、相手に差し込まれるよ。


僕の大ボスが言った言葉がオーバーラップ。

カミナの背中。

カミナの言葉。

そしてそれに応えるシモン。

アニキを生きて帰すためだったら何だってやる!

ちくしょう!とか思いながらもじっと勝機を待って足掻いた。

その結果の勝利。

そこに集まる仲間/大グレン団。

この結果と、そしてここからラストまでの道のりを思い出して、ここで涙腺決壊。

普通に観てたら泣くとこじゃなくて、超・燃えるところなんだけど、今回僕は改めて見て燃えながら泣いてる、みたいな。

常に前のめりな漢、カミナ。

その結果の大グレン団結成。

泣けた。

そして、ここに集まった、キタン、ゾーシィ、キッド、バリンボー、ジョーガン、アイラック。

彼らの生き様を思い出して、また泣いた。

マッケンとレイテを見つけて、また泣いた。

この第7話ってのは、改めて見ると本当に熱くて、ほんとうに素敵な回だったと思うんですよ。
これぞグレンラガン!みたいな。

そしてかすかな不安を残して運命の第8話へ。


■第8話「あばよ、ダチ公」

本当に凄い回でした。

グレンラガンは本気だ。
制作スタッフは本気だ。

むしろ嘘だと言って欲しい。

始まったばかりじゃないか!
これからだったんじゃないのかよ!


アニキーーーーー。・゜・(ノД`)・゜・。


初めて観たときの感想/これに尽きます。・゜・(ノД`)・゜・。。


そう、言ってみればこの感想自体も、本放送時にはできなかったカミナ追悼感想でもあるわけです(何それ)。

そんな熱い男、グレン団の魂、カミナに合掌。
ありがとう、カミナ。
あんた、すげー男だったよ。


。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。




シモン、お前、自分を誰だと思ってやがる

お前のドリルは

天と地と

明日を貫くドリルじゃねーか!!




。・゜・(ノД`)・゜・。



俺を

俺たちを

誰だと思ってやがる!!




。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。



いいか、シモン 忘れんなぁ

お前を信じろ

俺が信じるお前でもない

お前が信じる俺でもない

お前が信じる お前を信じろ





。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。




あばよ ダチ公



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。




アニキーーーーーーー!!。・゜・(ノД`)・゜・。




目ぇ、覚めたか?

お前が迷ったら必ず俺が殴りに来る

だから安心しろ

お前の側には俺がいる

お前を信じろ

俺が信じるお前を信じろ





そう言ったじゃないですか?
みんなあんたを慕って集まってきたんだよ?

それが何だよ。

嘘だと言ってよ。

そんなの信じたくねーよ!!

アニキーーーーー!!



。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



ああー、もうほんとこのシーンは何回観ても泣ける。
つか、号泣。


そして今も思い出します。
あの最初に観終わった直後の呆然とした感覚。

嘘……だろ?

みたいな。

今回も改めて観てそのときの記憶をしっかりと思い出しましたよ。

たぶん、再放送から観た人とかDVDで見てる人はきっと僕と似たような感覚になったりする人もいるんじゃないかな、と思うんですよ。

でもね。

ラストまで観てから観るとまた違うんですよね。
カミナの死は本当にショックなんだけれども、今はすべて納得できる。

ここしかなくて、このタイミングしかない。

これ以上早くても、これ以上遅くてもいけない。

ここしかないんです。

それはこの作品が凄く丁寧に、凄く考えられて作られているからなんです。

脚本の中島かずきさんがインタビューで答えられていたんですが、グレンラガンというのは「少年の成長物語」ではなくて「男の成長物語」なのだ、と。
カミナという男が退場するタイミングというのは考えに考えた結果こうなったわけで、主人公シモンにとってカミナという男は頼れるアニキであり、いつかは男としてその背中を越えていかないといけない存在だったんですよね。

少年期の終わりまでを描くならば、きっともっと後でも良かったんです。

そうじゃないんです。

グレンラガンは「男の成長物語」という言葉に偽りは無くて、ラストシーンまで含めてそれは証明されていることなんです。

だからシモンという男を描ききるには、このタイミングしかなかった。

今では納得のタイミング。
思えば、カミナの父親が第2話のラストにして既に亡くなっていることが判明するじゃないですか。
いずれピンチになったらカミナの父親がかっこよく登場して助けてくれるんじゃないか?とか、視聴者的には期待したりもしたじゃないですか。

それがいきなりの死亡判明。

実はこれもグレンラガンって物語はそうなんだ、ということを分かってもらうために最初に持ってきた、と言うわけですよ。
つまりカミナが退場していくのも(視聴者的には全くこの時点で想像もしてないけど)制作サイドからは既にこういう物語を作っていく、という意思表示をされていたんですよね。

凄い。
改めて、この物語の構成の凄さに圧倒されちゃいますよ。



グレンラガンは一言で言うと、熱い!!、じゃないですか。
グレン団のトレードマークは炎だし。

その炎はまさにカミナだったわけです。

その炎が消えてしまった今、いったいどうしたらいんだよ!?と思うわけです。

でも、種火はしっかりと残った。
しっかりと。

サントラを購入した人はご存知と思いますが、カミナにはテーマソングがあるんです(作中でもかかってます)。


『ラップは漢の魂だ! 己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』(長っ!!)


なんですが、

実際作中で最も流れるのは、


『ラップは漢の魂だ! 無理を通して通りを蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』


で、これは「大グレン団」のテーマなんです。


そう、これを聞き比べると分かるんですが、作曲の岩崎さんが言っているように「カミナのテーマが一人でラップしているのに対し、グレン団のテーマでは合いの手のラップの人数を増やすことで、カミナの魂がグレン団に広がっていく、そういう演出的要素を追加している」こういうことなんですよ。

そう、カミナの魂は消えない。

こういうのを音楽のサイドからもやっている。
本当に凄いと思った。
#サントラの感想はこちら:天元突破グレンラガン BEST SOUND

グレンラガン、本当に今でも大好きです。
ありがとう。


さあ、この第8話のラストを締めくくるのは、当時忘れていましたが、何とニアちゃん。

予告のナレーションはニアちゃんだったんですね。

希望の光は差すのか!?

DVDだけで観てる人とか、この1ヶ月ほんとにしんどいよね。
本放送、再放送は1週待てばいいけど、DVD派の人は辛い。1ヶ月は辛いよね。
#でも今はもう出てるから大丈夫(笑)。

そんな気になるDVD第4巻のジャケットはニアちゃん(このジャケは超・カワイイ、是非見開きで観るべし)。

元突破グレンラガン4


そしてグレンラガンは第2部へ。
この第2部も凄い。最高。

では、みなさま、またDVD第4巻のレビューで会いましょう!!


元突破グレンラガン5【完全生産限定版】

第2部もすっげー面白かったよなー(しみじみ)。
ニアちゃん、最高です。

天元突破 グレンラガン 再放送開始!!

2007-10-04 01:50:49 | グレンラガン
まだまだグレンラガンの最終話の余韻に浸っている燕。です、こんにちは。
#サントラ聴いちゃうとすっごい浸れる。幸せ。

例えそうでなくても感動、感涙の最終話放送の熱が覚めやらぬ、という感じですが、なんとなんと、この大好きな『天元突破 グレンラガン』がもう今週(10/4)から再放送開始するじゃないですか!!

おおー、拍手!!

なんか再放送なんだけどめっちゃ嬉しい。

これは皆さんに是非観て欲しいなぁ。
#それぞれの作品っていうのは好き嫌い含めて個人の趣味の占める割合が殆どなので、僕がお勧めさせて頂いたからと言って気に入ってもらえるかどうかは全く別次元の話なんですけれども、それでも多分うちのブログを見て頂いている方の中には『交響詩篇エウレカセブン』のときから読んで頂いている方もいるんじゃないかと思うんです。
#そういう方には是非お勧めなんだよなぁ。
#方向性やテイストは違うけど、何かしら気に入ってもらえる気がする…(大事にしている部分の方向性が似ている気がする)。

つか、そういうの関係なく、やっぱり僕は大好きな作品なんで観て欲しいな。

特に第1話~第3話のカミナとシモン、そしてヨーコが旅立つまでを描いた起承転結で言うところの「起」は必見。
この出来は素晴らしいよ。
僕は一発で引き込まれました。

第1話の冒頭なんかもこの最終回を見終わって気が付くことがたくさん。
#最終話コメントですっごく良いコメントを貰っているので、そういう対比も非常に素敵。

僕はDVDも購入しているんですが、それでもまた観てしまいそう(笑)。


放送局はこんな感じ

テレビ東京   毎週木曜日 26:15~26:45 (10月4日~)
              ※10月4日は26:35~放送開始
テレビ大阪   毎週金曜日 27:05~27:35 (10月5日~)
テレビ愛知   毎週金曜日 26:58~27:28 (10月5日~)
テレビ北海道  毎週月曜日 26:30~27:00 (10月8日~)
テレビせとうち 毎週火曜日 25:58~26:28 (10月9日~)
TVQ九州放送   毎週水曜日 26:38~27:08 (10月10日~)



何度も言っちゃいますが、第1話~第3話の出来は非常に秀逸なので、是非観て頂きたく(そして一緒に語ろうぜぃ)。

参考:天元突破グレンラガン DVD第1巻 感想

僕もDVDレビューしていくつもりだし、今石監督とか中島さんのインタビュー記事(映像)とかも折に触れて紹介できればいいなと思っています。
#インタビューはなるほどー、と思うことが多いですよ。

天元突破 グレンラガン 『天元突破グレンラガン BEST SOUND』

2007-10-03 22:38:03 | グレンラガン
raw! raw!

fight the power!




今はこのフレーズを聞いただけで熱くなれます。



raw! raw!

fight the power!




そう、このフレーズこそ、『天元突破 グレンラガン』の随所でかかる音楽の一節。

あるときはアイキャッチのときに、またあるときは仲間と共にスタートを切るときに、晴れやかな気分になって聞こえてくるこのフレーズ。

それこそが実は「大グレン団」のテーマ曲であり、その名も



『ラップは漢の魂だ! 無理を通して通りを蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』



です。

無駄に長いです(笑)。
#無駄に長い理由もちゃんとありますよ。

そしてこの曲こそが、『天元突破グレンラガン BEST SOUND』の記念すべき第1曲目を飾る曲なのです。

まさにこれしかないでしょう!!という感じ。
もうすぐに口ずさんでしまいます。




僕はこれが出るのをずっと待ってたんですよね。
ほんとに放送中に発売して欲しいくらいでしたよ(笑)。

でも今こうして、あの最終回を観終えていろんな余韻に浸りながら、またこうやって音楽でグレンラガンの世界を楽しめるわけですから、もう幸せだ。・゜・(ノД`)・゜・。

大好きな作品のサントラっていうのは、普通のアルバムとは違って、あああの時こうだったよな、とか、あのシーンであの曲がかかったときは超・燃えたよなぁ、とか、あの曲がかかったときはもう号泣だったよ。・゜・(ノД`)・゜・。、とか、そのときの感動を一緒に呼び起こしてくれる、そういう何倍にも、何回も感動をありがとう、と思える効果を与えてくれる、そういう相乗効果を伴ったアルバムになっているんですよね。

だからこの


raw! raw!

fight the power!



のフレーズを聞いただけで、爽快な気分になっちゃうんですよね。
ああ、ほんと素晴らしい作品だったよ、グレンラガン。


そういう意味では、


6曲目の『BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?』なんかは、まさに「強敵現る!!」みたいな、チミルフが初めて登場したときみたいな感じ?を思わせるような、うおー、これだよ、これ!!まさにグレン団のピンチだよ、すっげー強いのが出てきちゃったよ!!そんな感じをひしひしと感じながら、それでいてカッコイーと思いながら聴いてしまうし、



7曲目の『Nikopol』は何と言っても「ヴィラルのテーマ!!」だよね。
序盤ではおなじみのギターがハードな曲で、ヴィラル登場!!これかかると燃えるぜ!!みたいな。



12曲目の『おまえら全員燃えてしまえっ!!!』なんかは超・大好きな曲のひとつで、これもグレン団ピンチ!!ってときにかかる曲。
超・緊迫感があって、放送時のピリピリした緊張が伝わってくるよ!って感じ。
個人的にはテッペリン攻略!!でも難攻不落!!みたいな、そんな感じ(分かるかよ、そんなんで!!)。
いやー、これいいわぁー。



そしてその後にかかる13曲目の『合体なんてクソくらえ!!(合体挿入曲第一番 ハ長調アレグロK2564)』。
もうこれはグレンラガンには絶対外せない曲。
そう、グレンラガンが合体するときにかかるあのハードギターの曲です。
まじ燃・え・る!!


さらに第3部に入ってからのガラッと雰囲気の変わる曲調ももちろん収録されていて、



17曲目の『The Blue monday e"r"ectrical parade』は第3部に入ってすぐ、ムガンがいきなり空中から現われて、あの無機質な物体とグレンラガンが高速で空中戦を繰り広げる、あの曲ですよ。
もうシーンが目の前にあるかのごとく蘇ります。


そして、究極の泣かせる曲


それは第4部に入って、次々とグレン団のメンバーが散っていく、特に印象的なのはキタンの名シーン、それを象徴したようなあの曲



19曲目『"Livera me" from hell』



。・゜・(ノД`)・゜・。



raw! raw!

fight the power!




。・゜・(ノД`)・゜・。



ここでかかるこのフレーズはまた一味違います。


ソプラノが歌っているのは「Libera me」というミサの典礼文の一節だそうで、「我を解放したまえ」という意味になります。


作曲者である岩崎琢さんのインタビューに記載されているんですが、これは最終決戦のために書いた曲で、上から押さえつけるようなソプラノの威圧に対して、(この曲は途中からラップが入ってきて)、ラップが(威圧に)抵抗していく、という構造をとっている、つまり「我を解放したまえ」という言葉(とは裏腹にそのソプラノ威圧的で)と、それに呼応するかのようにラップが(その威圧を)解放していく、というダブルバインドになっている、と言っているんです。

すっげー。

ほんとに感心しきりです。

またこの曲が好きになりました。

そもそも



raw! raw!

fight the power!




このグレン団を象徴するフレーズはもともとカミナのテーマ曲である10曲目『ラップは漢の魂だ! 己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』(長っ!!)のフレーズで、つまるところ、カミナの魂の曲、フレーズだっちゅうことになります。


この曲についてはこう解説されていて、カミナのテーマが一人でラップしているのに対し、グレン団のテーマでは合いの手のラップの人数を増やすことで、カミナの魂がグレン団に広がっていく、そういう演出的要素を追加している、というじゃないですか!!


驚愕。

すっげー。

ほんとすげー。

なんか鳥肌たちますね。


そもそも僕はこのグレンラガンの音楽は第1話を見たときから「カッコイー!!」と感嘆していたわけですが、何がカッコよかったって、グレンラガンはともすればベタで熱いを通り越して暑苦しいになりかねない怖さがあるところを、この音楽がめっちゃスタイリッシュに、そして何よりアニメーションとリンクした疾走感、そして開放感を共有させてくれていたからだと思います。
#エウレカセブンの音楽が映像を助けたと京田監督が言っていたように、グレンラガンでもそういう現象があったんじゃないかと僕は思っています。

そんなバッチリはまったと思っていた音楽も、一度は岩崎さんはお断りをしているそうで、アニメっぽい音楽を作ることに疑問があったから、という思いがあったそうなのですが、逆に大人でも満足できる音楽として欲しい、という制作サイドからのリクエストにより、引き受けられたそうです。
意外だ。うん。


インタビューではこう続きます。


(当初本人曰く苦戦しながらも)今の形ができあがったのは、映像と音楽を喧嘩させる、カミナの魂=反骨精神を(その象徴として)ラップに託した、そういう中からベースが出来上がって、ラップが困難を突破しようとして足掻き、抗い、拮抗していく、そういう象徴として、またそのラップが様々に意味を変えて登場し、音楽のストーリーを作っていく、それはあたかも中島さんのストーリーに呼応するかのように、というじゃないですか。

もう感動しちゃったよ。

なんかこのインタビュー読んでから聴くとまたすっごいいいね。


サントラっていうのはただのBGM集じゃなくて、こういう作り手の想いとか、場面場面の感動とか、それまで築き上げてきた感動がストーリーを作っている、そういうものになっちゃってるんですよね。

いやー、ほんと良いわ、これ。
大好き。


この他にもインタビューでは、タイトル付けのこだわりや、楽曲の長さ、構成についても言及されていますので、是非読んで頂きたいですね。



最後の曲は『お前のxxxで天を衝け!』

これは次回予告の曲です。
これを最後にもってくるのはいいよねぇ。


ああ、グレンラガン、大好きです。

#再放送決定です。おめでとうございます。
#グレンラガンを見逃した皆様、是非見てください。
#この熱さ、絶対クセになりますよ。


元突破グレンラガン3

カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。
だからこそ、最終回がまた泣ける。ニアちゃん。・゜・(ノД`)・゜・。

天元突破 グレンラガン 第27話(最終話)『天の光はすべて星』 感想

2007-10-02 02:23:28 | グレンラガン
熱かった、本当に熱かった物語もこれにて終幕。
切ない余韻を残しつつ、最後は静かにその幕を閉じる。

すっごい良かったです。

これは個人的に近年稀に見る傑作の一つだったんじゃないかと思います。
ここ最近でこんなに毎週、毎週続きが気になって仕方ない作品ってたぶん無かったんじゃない?というくらい。
最後の最後まで熱いドリル=魂を見せつけてくれた監督はじめ全ての制作スタッフの皆様に拍手を。

そして何より最も熱い魂=ドリルを見せ付けてくれたグレン団に拍手を。

* * *

この最終回が気になって仕方がない、でもこれを観たらこの物語は終わっちゃうってことだよな、なんて矛盾した想いを感覚で見始めましたよ。

前回の不確定な未来の中から自分の進むべき道を選んで行く、それが現実であり、自分達の現在である、というテーマを熱く昇華してくれたこの物語の先に、あとどんなことが待っているのか?もう実質前回が最終回だったんじゃないの?とか思ったこともありました。

でも、全然違った。

更にダメ押しのように、これでもかと言わんばかりに言いたいことが詰まってました。

これを言わずに終われるか!!くらいの勢いで。

そのハジマリがこれだ。



因果の輪廻に囚われようと

残した想いが扉を開く

無限の宇宙が阻もうと

この血のたぎりが定めを決める

天も次元も突破して

掴んでみせるぜ 己の道を

天元突破 グレンラガン!!

たちを誰だと思っていやがる





大グレン団全員での大口上。
「俺を」じゃない、「俺たちを」誰だと思っていやがる!!
ですよ。

このアバンタイトル。
既に涙腺ウルウルでした。


* * *


そして迎えるアンチスパイラルとの最後の激突。
男と男のバトルってのはこうやるんだぜ!!くらいの勢いのど突き合い。
もうやりたいことは全部やってやるぜ、くらいの。

そこで明かされる一つの真実。

アンチスパイラルも実は元は螺旋族だった!!みたいな。

これは何となく予想していたんですよ。
ロージェノムがかつてそうであったように、きっとアンチスパイラルも何かをせき止めるために、止まってしまったんだろうな、と。
それがスパイラル・ネメシスという言葉が明らかになった時点で何となくそういう気がしたんですよね。

でもね。

というか、だから、か。

ここでの戦いっていうのは、前回の不確定な未来でも、自分の決めた道を進むことが現在であり、現実である、という答えを出したシモンたちに対する最終確認になっているんですよね。

アンチスパイラルは元同族。

それが自分達の螺旋力を危惧して、進化することを、否、前に進むことをやめてしまった存在。

人類が進んだかもしれない、可能性の未来の一つ。

つまりここでの戦いは、


究極の自己否定であり、究極の自問自答


なんですよね。


だから戦う価値がある。
倒す価値がある。
前に進む価値がある。


今回のしびれたポイントはココ。


自分たちがもしかしたら陥ったかもしれない、進むことを諦めたらそうなってしまうかもしれない、アンチスパイラルも一つの答えかもしれない。

この戦いはそういう自分との戦いってことなんだよね。

それって先週やった自分の可能性の未来という自分ベースのミクロ視点から、もうちょい進めて、人間ってのはなぁ!!くらいの勢いのマクロ視点での戦いになっていて、それが最終回で突きつける究極の自己否定であり、自問自答になってるんですよね。

だからこそ価値がある。

だからここから始まる反撃に意味がある。
#「俺の嫁は宇宙一スウィング!!」(笑)


俺たちが 俺たち自身が

無限の宇宙から選び出した

俺達の明日だ

俺たちは戦い抜く

戦い抜いて この宇宙を守る

スパイラルネメシスも止めてみせる



その答えがこれ。

ずっと一貫してきた答え。
それをこれでもか、と伝える。
それが最終回。

でも、そこで終わらないのも最終回。
ピンチの連続はグレンラガンの十八番。
絶体絶命のピンチ。


空を、宇宙を見上げるみんなの視線


まだだ まだやれる


ここでかかる曲と言えば


『空色デイズ』


。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


分かってるね。・゜・(ノД`)・゜・。


そして畳み掛けるように、


シモン!!ここは任せてもらおうか


ロージェノムとラゼンガン・オーバロード!!


。・゜・(ノД`)・゜・。


仮初の体が螺旋の命の明日を創るなら本望だ


この瞬間光るニアちゃんの体。・゜・(ノД`)・゜・。
そういうことなのね。・゜・(ノД`)・゜・。
しかもその意味をシモンも理解してたのね。・゜・(ノД`)・゜・。



そんなシモンが、ノーガードの打ち合いの最中、放つ言葉



俺たちは

1分前の俺たちよりも進化する

1回転すれば ほんの少しだが前に進む

それがドリルなんだよ




それこそが滅びへの道

螺旋族の限界

何故気付かぬ!!




それは貴様の限界だ!!

この閉ざされた宇宙で

王様気分で他の生命を封じ込めた

貴様自身の限界に過ぎない!!




そう 人間にだってもっともっと大きな奴がいたわ

その人のためにも 私たちは前に進む!!



その心は無限!!

その大きさに私も賭けた



。・゜・(ノД`)・゜・。


覚えておけ

このドリルは この宇宙に風穴を開ける

その穴は 後から続く者の道となる

倒れて行った者の願いと

後から続く者の希望

二つの想いを二重螺旋に織り込んで

明日へと続く道を掘る

それが 天元突破

それが グレンラガン

俺のドリルは

天を創るドリルだ!!




そしてラガンインパクト!!


カタルシスMAXだよ!!


ここだけでもかなりのカタルシスなんだけれども、最後にアンチスパイラルが


ならば この宇宙 守れよ


と言うのも渋い。
それは自分たちが出来なかったこと。
自分たちが諦めたこと。
自分たちで天井を作ってしまったこと。

だから、天を創ると言ったシモンに賭けた。

そんなラスト。

いやー、しびれた。

つか、中島かずきさんの口上に何度となくしびれた。
この人、凄いわ。


* * *



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


ニア お前のことは忘れない

この宇宙が滅んでも



バカね 滅びないわ

そのためにみんな頑張ったんじゃない



ああ そうだったな


愛してるわ シモン


ああ 俺もだ

愛してる



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


なんという頑張り屋さん。・゜・(ノД`)・゜・。

なんという

なんという……。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

切ねーーーー。・゜・(ノД`)・゜・。


* * *


更に泣かせる20年後。

この物語は足掛け27年。

男の成長の物語は27年の歳月を要した。


天の光は全て星だ


。・゜・(ノД`)・゜・。


これはワンショットを切り取った少年の成長の物語じゃなく、男の成長の物語としてそのカッコよさを描いた、そういう作品でした。

最後は、男の引き際ってのはこんな感じだぜ。
でも、悪くないだろう?
みたいな。


このグレンラガンという物語の面白さについては、これまでの感想でずっと積み重ねて書いてきたので、最後にまとめて、なんてことは出来もしないんだけれども、本当に熱くて、そして面白かったです。
最後の最後まで前向きで、そして上を向いて歩く、そういう物語でした。

今みたいなこういう時代だからこそ、こういうバカがつくほど熱く、そしてまっすぐに、ベタだけれども、それを真剣にやっちゃう、何よりどんなにかっこ悪くても、粘って粘って諦めずにちょっとでも前に進む、そういう姿勢が実は一番カッコいいぜ!!みたいなところは、僕個人としても非常に共感するところだし、それを全編を通じて伝えてくれた制作スタッフの皆さんには本当に感謝です。

ニアとのラストは、ニア大好きの僕にとっては非常に切ないことこの上無かったんですが、これもグレンラガンを作った人たちが、無数の可能性の未来の中から選んだ現在であり、現実だったわけで、これまで僕らを魅了してくれたこの作品であり、それがテーマの一つだったのだから、何も言えるはずもありません。
#でもやっぱ切ねー。・゜・(ノД`)・゜・。今、DVD4巻のニアちゃん見たら確実に泣けるね。・゜・(ノД`)・゜・。


だからこそ、ラストの満点の星空が静かに沁みるのかもしれませんね。


素晴らしい作品でした。

本当にありがとう。
#再放送決定です。おめでとうございます。
#グレンラガンを見逃した皆様、是非見てください。
#この熱さ、絶対クセになりますよ。


元突破グレンラガン3

カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。
だからこそ、この最終回がまた泣ける。ニアちゃん。・゜・(ノД`)・゜・。

天元突破グレンラガン BEST SOUND(DVD付)

これが出るのをずっと待っていた!!
グレンラガンは音楽もかなり良いのでほんとに待ってました、という感じ。
今回も出だしから最後まで音楽最高!!グレンラガンは音楽も世界観の一つだよね。
それだけじゃなく、OP/ED、挿入歌だけじゃなく、キャラソンまで収録の大ボリューム。
これを聞いてグレンラガンの世界にもう少しだけ浸ります。