改めて各メンバーの戦う理由にフォーカスがあたった第4話。
なるほど、2ndシーズンになって新キャラも増えたけれども、それよりも継続メンバーの動機も実は微妙に変化して、変にソレスタルビーイングとは?みたいな大上段に構えた動機から割りと自分に素直な、こうしたいという動機にシェイプされてきた感じ。
#ある意味歪みがなくなった?
1stシーズンと比較すると、1stシーズンの特に初期はメンバー間の連携よりも各個人という方が目立っていて、ロックオンがその結節点になっていたけれども、2ndシーズンではそのロックオンを失ったことにより(またそれに至るまでの経緯により)、より仲間を意識した、仲間を救うため、失わないための動機付けに昇華されたという感じなんだろうね。
メンバーの動機付が明かされてからの出撃はなかなかに燃える展開でしたし、仲間を意識したことによって、ガンダムチームの連携もしっくりした感じになってきたのも燃える要因のひとつだったんじゃないでしょうか(役割分担が明確になって、仲間がこうするであろうから自分はこうする、みたいな)。
弟ロックオンの方は弟の方で何かしら兄に対しても思うところがあるのかもしれないし、(刹那たちに同行しちゃうことによって戦場や現在の世界を目の当たりにしていくであろう&なし崩し的にある意味仲間化していく?)沙慈くんに至っては、戦うかどうかは別としてルイスを中心としてこの世界との関わり方、みたいなのを視聴者目線でこれから構築していくんではないかとも思わせますよね。
また戦う理由については、ソレスタルビーイングのメンバーだけでなく、シーリンやアロウズの側にもあるよ、みたいな。
ミスター武士道だけじゃなく、新たにビリー・カタギリにも戦う理由ができてしまった(悲しいよね)。
#ある程度の愛憎劇は僕はガンダム的にアリだと思うので(特にサブキャラはね)歓迎ですが。
それにしてもアヘッドは設定画ではあんなにかっこ悪いのに、宇宙戦闘で見せたデザインもかっこよかったし、ミスター武士道の人なんかのアヘッドは僕的にはかなりストライクだったんですが、いったいどうなってるんでしょうか(笑)。
#ソーマのデザインも何気に良かったですしね。うーん、侮れない。
ルイスは莫大な遺産を相続したけれども、それをアロウズに寄付する形にしたんだろうね。
だから(表向きには)彼女はエリート部隊のアロウズに席ができたのかもしれないね(実際はリボンズが何かしら絡んでいるんだろうけれども)。
彼女は本当に心配ですよ・・・。
沙慈くんには頑張って欲しいところです。
■戦う理由
アレルヤから始まる回想シーンで、本人曰く洗礼だった、というマリーとの出会い。
マリーと出会うことで世界が色づく、灰色の何もない世界からの脱却、それに対する祝いの言葉「アレルヤ」、そんな誕生の瞬間。
1stシーズンで超兵開発機関を壊滅させたことが彼の新たなる誕生日であったとすれば、マリーとの出会いはそれ以前のアレルヤを作った誕生日であった、という比較演出も憎いところです。
マリーを取り戻したい、というのはかなーり個人的な願望ですが、アレルヤにとっては非常に重要なことだし、恋愛が動機付ってのは馬鹿にできるもんじゃぁありません。
罪を償うと覚悟した=戦う理由も無くなったアレルヤが、再びアリオスに乗ると決めるには十分なのかも。
ただしソーマはソーマで、セルゲイさんの元にいた4年間で大分人間らしく変わっていっていると思うので、ソーマ・ピーリスとしての生活と、その前身となるマリーとのハザマで揺らめく、というのが僕としても見たいところなんだけれどもね。
他のメンバーについてはイアンさんからざくっと解説はあったけれども、そういう中でティエリアが戦う理由を自分が求めるようになるとは・・・的な発言をしたのは嬉しいところ。
彼はヴェーダの予想を実行するためのマシン的なところがあったのだけれども、ロックオンの死により明確にその辺が変化して自分がこうしたいから、仲間を失いたくないから、という理由に変化してきているところが面白いところ。
#今回のお話のポイントは、従来メンバーの動機付に言及していて、それが変化しているところなんだよね。
またそれはスメラギさんにしても同じで、彼女が1stシーズンでもずっと陰を残しながら作戦指揮を行ってきた(陽気に振舞うのは弱気を隠すため?)けれども、そこには自分のエゴのために周囲を巻き込んでいる、という後ろめたさがあった、と懺悔するわけです。
#それをアレルヤの前でする、というのも演出的には憎いところです。
#1stシーズンで彼の誕生日を祝ったのはスメラギさんですし、祝福の名を持つアレルヤの前で懺悔、というのも気が利いている?
それが今度は仲間を守るため、という過去の失敗を帳消しにしようという自分本位の動機ではなく、これまで築いてきた絆によってスメラギさん自身が再生される、というスタートになったわけですよ。
で、その懺悔の儀式を通過して初めてソレスタルビーイングの制服に身を包む、というわけだ。
#サイズがきついのはもはやお約束です(笑)。そしてイアンさんに1票!!
しかし同時にもうひとりの男にも戦う理由を作っちゃった。罪作りな人です。
武士道の人もガンダムに恋しちゃってますが、愛が憎しみに変わっちゃうと怖いねぇ。
ビリーさん、どんな感じになっちゃうんでしょうか。
シーリンについてはある程度予想通りだったのだけれども、彼女のラストの台詞はえらいかっこよかったですねぇ。
なかなかの名啖呵です。
またカタロンに行ったことによって、行動するしかなくなってるので、王宮にいて毒を吐いている頃よりも可愛くなった?感じがするのは僕だけ?
#というかマリナに優しくなった気がする。でも本人を前にしたら「べ、別にあんたのためにやってるんじゃないだからね!」みたいな・・・。
マリナさんはマリナさんで更に国内情勢は悪化しているし、彼女の不幸はどこまで続くのか、というところなんだけれども、刹那とマリナは恋人か?という無理やりフラグ立てにも二人シンクロで「違う」と(笑)。
そういう中で戦うことでしか変えられない、自分にはそれしかできないと言っていた刹那が、戦いの直前にマリナの言葉を思い出す。
これって、頑なに戦いに身を置いていてそれしかできないと言っている刹那に芽生えたもうひとつの希望、そういう風にも感じるんですよね。
他のメンバーや登場人物たちが動機を明確にしていく中で、刹那は揺れた、というのが面白いところだし、逆にそれは新たなる動機の芽生えなのかもしれない、というのが今後を見るうえで僕の楽しみなところかな。
沙慈くんのように、これからそれを見出していくんじゃないか、という期待感とともに、ここは沙慈くんとダブル主人公としてその更なる変化を楽しみにしたいところです。
ダブルオーは2ndシーズン、面白いですね。
■機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 (Blu-ray Disc)
■機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1
なるほど、2ndシーズンになって新キャラも増えたけれども、それよりも継続メンバーの動機も実は微妙に変化して、変にソレスタルビーイングとは?みたいな大上段に構えた動機から割りと自分に素直な、こうしたいという動機にシェイプされてきた感じ。
#ある意味歪みがなくなった?
1stシーズンと比較すると、1stシーズンの特に初期はメンバー間の連携よりも各個人という方が目立っていて、ロックオンがその結節点になっていたけれども、2ndシーズンではそのロックオンを失ったことにより(またそれに至るまでの経緯により)、より仲間を意識した、仲間を救うため、失わないための動機付けに昇華されたという感じなんだろうね。
メンバーの動機付が明かされてからの出撃はなかなかに燃える展開でしたし、仲間を意識したことによって、ガンダムチームの連携もしっくりした感じになってきたのも燃える要因のひとつだったんじゃないでしょうか(役割分担が明確になって、仲間がこうするであろうから自分はこうする、みたいな)。
弟ロックオンの方は弟の方で何かしら兄に対しても思うところがあるのかもしれないし、(刹那たちに同行しちゃうことによって戦場や現在の世界を目の当たりにしていくであろう&なし崩し的にある意味仲間化していく?)沙慈くんに至っては、戦うかどうかは別としてルイスを中心としてこの世界との関わり方、みたいなのを視聴者目線でこれから構築していくんではないかとも思わせますよね。
また戦う理由については、ソレスタルビーイングのメンバーだけでなく、シーリンやアロウズの側にもあるよ、みたいな。
ミスター武士道だけじゃなく、新たにビリー・カタギリにも戦う理由ができてしまった(悲しいよね)。
#ある程度の愛憎劇は僕はガンダム的にアリだと思うので(特にサブキャラはね)歓迎ですが。
それにしてもアヘッドは設定画ではあんなにかっこ悪いのに、宇宙戦闘で見せたデザインもかっこよかったし、ミスター武士道の人なんかのアヘッドは僕的にはかなりストライクだったんですが、いったいどうなってるんでしょうか(笑)。
#ソーマのデザインも何気に良かったですしね。うーん、侮れない。
ルイスは莫大な遺産を相続したけれども、それをアロウズに寄付する形にしたんだろうね。
だから(表向きには)彼女はエリート部隊のアロウズに席ができたのかもしれないね(実際はリボンズが何かしら絡んでいるんだろうけれども)。
彼女は本当に心配ですよ・・・。
沙慈くんには頑張って欲しいところです。
■戦う理由
アレルヤから始まる回想シーンで、本人曰く洗礼だった、というマリーとの出会い。
マリーと出会うことで世界が色づく、灰色の何もない世界からの脱却、それに対する祝いの言葉「アレルヤ」、そんな誕生の瞬間。
1stシーズンで超兵開発機関を壊滅させたことが彼の新たなる誕生日であったとすれば、マリーとの出会いはそれ以前のアレルヤを作った誕生日であった、という比較演出も憎いところです。
マリーを取り戻したい、というのはかなーり個人的な願望ですが、アレルヤにとっては非常に重要なことだし、恋愛が動機付ってのは馬鹿にできるもんじゃぁありません。
罪を償うと覚悟した=戦う理由も無くなったアレルヤが、再びアリオスに乗ると決めるには十分なのかも。
ただしソーマはソーマで、セルゲイさんの元にいた4年間で大分人間らしく変わっていっていると思うので、ソーマ・ピーリスとしての生活と、その前身となるマリーとのハザマで揺らめく、というのが僕としても見たいところなんだけれどもね。
他のメンバーについてはイアンさんからざくっと解説はあったけれども、そういう中でティエリアが戦う理由を自分が求めるようになるとは・・・的な発言をしたのは嬉しいところ。
彼はヴェーダの予想を実行するためのマシン的なところがあったのだけれども、ロックオンの死により明確にその辺が変化して自分がこうしたいから、仲間を失いたくないから、という理由に変化してきているところが面白いところ。
#今回のお話のポイントは、従来メンバーの動機付に言及していて、それが変化しているところなんだよね。
またそれはスメラギさんにしても同じで、彼女が1stシーズンでもずっと陰を残しながら作戦指揮を行ってきた(陽気に振舞うのは弱気を隠すため?)けれども、そこには自分のエゴのために周囲を巻き込んでいる、という後ろめたさがあった、と懺悔するわけです。
#それをアレルヤの前でする、というのも演出的には憎いところです。
#1stシーズンで彼の誕生日を祝ったのはスメラギさんですし、祝福の名を持つアレルヤの前で懺悔、というのも気が利いている?
それが今度は仲間を守るため、という過去の失敗を帳消しにしようという自分本位の動機ではなく、これまで築いてきた絆によってスメラギさん自身が再生される、というスタートになったわけですよ。
で、その懺悔の儀式を通過して初めてソレスタルビーイングの制服に身を包む、というわけだ。
#サイズがきついのはもはやお約束です(笑)。そしてイアンさんに1票!!
しかし同時にもうひとりの男にも戦う理由を作っちゃった。罪作りな人です。
武士道の人もガンダムに恋しちゃってますが、愛が憎しみに変わっちゃうと怖いねぇ。
ビリーさん、どんな感じになっちゃうんでしょうか。
シーリンについてはある程度予想通りだったのだけれども、彼女のラストの台詞はえらいかっこよかったですねぇ。
なかなかの名啖呵です。
またカタロンに行ったことによって、行動するしかなくなってるので、王宮にいて毒を吐いている頃よりも可愛くなった?感じがするのは僕だけ?
#というかマリナに優しくなった気がする。でも本人を前にしたら「べ、別にあんたのためにやってるんじゃないだからね!」みたいな・・・。
マリナさんはマリナさんで更に国内情勢は悪化しているし、彼女の不幸はどこまで続くのか、というところなんだけれども、刹那とマリナは恋人か?という無理やりフラグ立てにも二人シンクロで「違う」と(笑)。
そういう中で戦うことでしか変えられない、自分にはそれしかできないと言っていた刹那が、戦いの直前にマリナの言葉を思い出す。
これって、頑なに戦いに身を置いていてそれしかできないと言っている刹那に芽生えたもうひとつの希望、そういう風にも感じるんですよね。
他のメンバーや登場人物たちが動機を明確にしていく中で、刹那は揺れた、というのが面白いところだし、逆にそれは新たなる動機の芽生えなのかもしれない、というのが今後を見るうえで僕の楽しみなところかな。
沙慈くんのように、これからそれを見出していくんじゃないか、という期待感とともに、ここは沙慈くんとダブル主人公としてその更なる変化を楽しみにしたいところです。
ダブルオーは2ndシーズン、面白いですね。
■機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1 (Blu-ray Disc)
■機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 1