ほんとにカガリ奪取が実現しちゃったよという驚きとともに、再び世界の命運を握るべく出航したアーク・エンジェルに、そしてその運命の艦に願いを託す人々に奮えつつ、ある確信を抱いた第14話。
毎週言ってるかもしれませんが、今週も泣くかと思いましたよ。
■頼むぞアーク・エンジェル、カガリ様とこの世界の末を
アーク・エンジェルという艦がもはや一戦艦としてではなく、デュランダル議長だけでなく、オーブの国民からも世界が歪もうとしている時にたとえ逆風が吹こうとも正しい方向を模索して進む人々の希望の象徴として捉えられて、それを託される存在になっていることがめちゃめちゃ熱く、涙出るかと思いましたよ。
トダカ一佐が非常にナイスなおじさまだということは前回で分かっていましたが、今回はアーク・エンジェルを敬礼で送り出す人々がそれだけに留まらず、指揮官級のおじさまたち全員であったことからもオーブ国民が実は(政治部分はいざ知らず)世界がおかしな方向へ流れていこうとするのにうんざりしているんだと理解しました。
ひいてはこのオーブ国民の想いはおそらくオーブに留まらず「世界」の想いにつながって行くのではないか?
全てをこの想いにすることは不可能かもしれないけれど、デュランダル議長曰く「思いを同じくする人には共に起って欲しいのだ」というように少なくともこう考えている人々が集まって来るんではないか?
SEEDでは三隻しか集まらなかった仲間が、DESTINYでは世界単位で仲間が集まって来るのではないか?
アーク・エンジェルという艦を目指して、そしてオーブ国民が願いを託したカガリを中心に。
この「明日への出航」を観て、僕はこう思わずにはいられませんでした。
■カガリとアスランはやはり今回も模索者ポジション
カガリの回想シーンを観ながら「SEEDにおけるアスランとカガリの物語はテーマ性として申し分ないくらい素晴らしかったな」と(涙腺緩みながら)色々思い出していたんですが、やはり前作からこの二人は手探りで正しい方向はどこなのかを互いに見つけていこうとする模索者ポジションにいたわけです。
SEED最終回においてはコーディネータ・ナチュラルというカテゴリーに囚われず理解しあう二人の姿に前作のテーマ昇華の一つの形がありましたね。
いったんそういう形で昇華した二人ですが、今作でも模索者ポジションにいる、しかも今回は二人が離れ離れの状態から模索を始めていくというのがまた熱い。
■カガリのテーマ
今回カガリの回想シーンで前述のアスランとの模索プロセス以外にも、今回のカガリのテーマが投影されていたんではないかと思うんですよね。
一つは亡き父が持つ理想であり、そしてもう一つがシンが見せるその理想の犠牲になった現実との対比。
恐らくこれはカガリとしては両方とも正しいと考えていて、今のカガリにはどちらかを選ぶことも、それ以外の選択肢を考えることもできず、車中で見せた涙はアスランへの気持ちと、そういった何もできず(ユウナたちが進める一方の選択肢しか選べなかった)自分への悔し涙だったんではないかなと。
第13話の感想でも書いたのですが、ユウナたちの選択は既にオーブという国の理念を捨て去っていますよね。
コーディネータもナチュラルも訳隔てなく受け入れるという国だったオーブが理念を捨てるということに国民感情もやはり戸惑っていて、作中でカガリはもともと国民から人気があったという背景もありますし、ユウナたちのスタンドプレーが透けて見えたのかもしれません。それが今回のトダカ一佐たちの行動に反映されているとも取れます。
ゆえにカガリはやはりオーブに再び戻って来て欲しい、というのが個人的希望なんですけどね。
もしくは今居るオーブ国民で「思いを同じくする人」たちを率いて欲しいところです。
そして、シンに代表される奇麗事だけじゃ守れないと思っている人々の象徴がオーブからプラントへ流出したコーディネータの人々となるわけですが、ここもまた大きなテーマなんですよね。
今はどちらの道も、そしてその他の道も選べず、悔し涙を流さざるを得なかったカガリがどう答えを模索していくのか、これが第1話からずっと楽しみで仕方ありません。
■アスランのテーマ
これは来週以降さらに明らかになっていくと思うのですが、彼の場合やはり「力」の使い方だと思うんですよね。
SEEDでは憎しみだけでは争いは終わらないというステップまで進んだ彼が、今度はどうやってその「力」を使っていくのか、ここが次週以降のポイントなんでしょうね。
ほんとにこの二人には模索者ポジションという言葉が当てはまるなぁ。
今は離れ離れになっている二人ですが、正しい方向を模索する中、アスランが再びカガリの力となって戻ってくるという展開を想像するだけで激燃えしてしまうのです。
つか、切にそういう展開を希望します。
■戻るべき場所
キラの旅立ちにおける母親との会話、妙に引っかかりました(良い意味でですよ)。
こういう感覚のときって必ず大きな伏線になってると思ってるんですが、これもやはり作中テーマなのか?
前作でラクスがキラの最終出撃に際して戻るべき場所を示したように、かなり大きなスケールでここに戻ってくるかもしれませんね。
本編では描写されませんでしたが、キラのお母さんは月に居るときユニウス・セブンに居たアスランのお母さんと仲良くて、アスランの面倒も見ていたんですね(だからキラとアスランは兄弟のように育ったわけです)。
この人はナチュラルでキラと血のつながりもないんですが、そういうの関係なくアスラン含めて愛情を注いでいるわけで、この人だけで実はテーマとして完結しているんではないかと思ったり。
何にせよ、今回キラは初めて母親に自分の決意を告げて旅立つわけですが(これで既に熱かったんですけど)、そんな息子に帰るべき場所を示す母親の偉大さをみた気がします。
■向かうべき場所
今のところ全然わからないんですが、南アメリカ合衆国あたりとか、そういう地球連合に対して独立しようとしている国があるんで、そういう共同体あたりを結んでいく役目とかあったりすると面白そうですよね。
マルキオさんはもともとそういうつなぎの役目を担ってるところもあるんで、それをアーク・エンジェルが実践していくというのも見てみたい気がします。
■しかし本当に
噂には聞いていたんですけどカガリの奪取、やると思ってませんでした(笑)。
国家元首の誘拐ってアリですか?
ユウナには全く同情できませんでしたけど(笑)。
これは結構火種になりそうなんですが、やはりそこも伏線ってことなんですかね。
ほんとエンターテイメントに徹してるんだなぁ、とむしろ燃えてしまいましたよ。
■OP・ED
さて、本編の感想はこの辺までとして、新OP・ED、曲だけでなく画もかなり変えてきましたね。
もうこれだけで妄想のし甲斐があるってもんです(妄想大好き)。
妄想天国開始です。
まずOPから。
■マリューさん
やっぱりネオとマリューさん、絶対ありますよね、この二人の邂逅は。
ここで銃を向け合ってるのが現時点でのポイントですよね。この関係性は主役キャラたちの動向と同じくらい興味ありますよ。
そして恐らく虎との三角関係がある、そう見るのは読みすぎですか?
#個人的に最近マリューさん株、急上昇中です。
■そして虎!
うおお、乗るんだMS!
しかも金色?百式ですか?何気に思いっきり変形とかしそうなんですけど!
■オレンジの機体
ザフト・レッドに新キャラ入ってましたね。
あのめちゃめちゃ強かったオレンジのザクのパイロットですよね、きっと。
■ストライク・ルージュ
やっぱり出てきてくれそうですね。もうアーク・エンジェルに積んでます、みたいな。
■ステラたん!!
あの表情にナイフでつか・・・、やり過ぎです、そしてやられ過ぎです(自分が)。
■ミリィ
最初OP落ちか?とも思ったんですが、横スクロールに入って最初のカガリの後ろにいるのミリィか?
残念ながらEDは落ちてたんで、第2クールは顔見せ程度なのか?
■武器を持たないアスラン
ルナマリアも持ってないんですがあのミニスカ・フトモモが武器です(えー)。
他のキャラが銃とかナイフ持ってるのに対し、武器を持たないアスランがカッコよいです。
#アスランのパイロットスーツは紫なの?フェイズだから?
■新型ガンダム
恐らく第2クールでは出てこないと思うけど、これも楽しみの一つです。
名称を早速妄想するに「ディスティニー・ガンダム」、ありそうですよね。
キラとアスランの乗り換えも同時に希望です!
■デンドロビウム?
敵に回したくねぇ~。
でEDですが、
■対比構造
だいたいの所についてはこの感想をここまで通して色々と対比構造を妄想してきたので、大体予想通りなんですけど、ひとつだけ気になりますね。
ルナマリアとメイリン、これが反対サイドにいるのは・・・。
考えすぎですか?
#アウルとスティングは単にバランスの問題だと思います(笑)。
「PRIDE」、「Life Goes On」ともに初めて聴いたんですが個人的には結構良かったです。
#確かにT.M.Rとか玉置成実とかは前作からなんで、あそこまでのはまり方はまだ感じないんですが、慣れるとかなりしっくりきそうな気配です。
さて、OP・EDも変わったしカガリも飛び出したし、かなり面白かった今回、いつものように皆様のコメント・妄想、お待ちしております。お気軽にどうぞ。
毎週言ってるかもしれませんが、今週も泣くかと思いましたよ。
■頼むぞアーク・エンジェル、カガリ様とこの世界の末を
アーク・エンジェルという艦がもはや一戦艦としてではなく、デュランダル議長だけでなく、オーブの国民からも世界が歪もうとしている時にたとえ逆風が吹こうとも正しい方向を模索して進む人々の希望の象徴として捉えられて、それを託される存在になっていることがめちゃめちゃ熱く、涙出るかと思いましたよ。
トダカ一佐が非常にナイスなおじさまだということは前回で分かっていましたが、今回はアーク・エンジェルを敬礼で送り出す人々がそれだけに留まらず、指揮官級のおじさまたち全員であったことからもオーブ国民が実は(政治部分はいざ知らず)世界がおかしな方向へ流れていこうとするのにうんざりしているんだと理解しました。
ひいてはこのオーブ国民の想いはおそらくオーブに留まらず「世界」の想いにつながって行くのではないか?
全てをこの想いにすることは不可能かもしれないけれど、デュランダル議長曰く「思いを同じくする人には共に起って欲しいのだ」というように少なくともこう考えている人々が集まって来るんではないか?
SEEDでは三隻しか集まらなかった仲間が、DESTINYでは世界単位で仲間が集まって来るのではないか?
アーク・エンジェルという艦を目指して、そしてオーブ国民が願いを託したカガリを中心に。
この「明日への出航」を観て、僕はこう思わずにはいられませんでした。
■カガリとアスランはやはり今回も模索者ポジション
カガリの回想シーンを観ながら「SEEDにおけるアスランとカガリの物語はテーマ性として申し分ないくらい素晴らしかったな」と(涙腺緩みながら)色々思い出していたんですが、やはり前作からこの二人は手探りで正しい方向はどこなのかを互いに見つけていこうとする模索者ポジションにいたわけです。
SEED最終回においてはコーディネータ・ナチュラルというカテゴリーに囚われず理解しあう二人の姿に前作のテーマ昇華の一つの形がありましたね。
いったんそういう形で昇華した二人ですが、今作でも模索者ポジションにいる、しかも今回は二人が離れ離れの状態から模索を始めていくというのがまた熱い。
■カガリのテーマ
今回カガリの回想シーンで前述のアスランとの模索プロセス以外にも、今回のカガリのテーマが投影されていたんではないかと思うんですよね。
一つは亡き父が持つ理想であり、そしてもう一つがシンが見せるその理想の犠牲になった現実との対比。
恐らくこれはカガリとしては両方とも正しいと考えていて、今のカガリにはどちらかを選ぶことも、それ以外の選択肢を考えることもできず、車中で見せた涙はアスランへの気持ちと、そういった何もできず(ユウナたちが進める一方の選択肢しか選べなかった)自分への悔し涙だったんではないかなと。
第13話の感想でも書いたのですが、ユウナたちの選択は既にオーブという国の理念を捨て去っていますよね。
コーディネータもナチュラルも訳隔てなく受け入れるという国だったオーブが理念を捨てるということに国民感情もやはり戸惑っていて、作中でカガリはもともと国民から人気があったという背景もありますし、ユウナたちのスタンドプレーが透けて見えたのかもしれません。それが今回のトダカ一佐たちの行動に反映されているとも取れます。
ゆえにカガリはやはりオーブに再び戻って来て欲しい、というのが個人的希望なんですけどね。
もしくは今居るオーブ国民で「思いを同じくする人」たちを率いて欲しいところです。
そして、シンに代表される奇麗事だけじゃ守れないと思っている人々の象徴がオーブからプラントへ流出したコーディネータの人々となるわけですが、ここもまた大きなテーマなんですよね。
今はどちらの道も、そしてその他の道も選べず、悔し涙を流さざるを得なかったカガリがどう答えを模索していくのか、これが第1話からずっと楽しみで仕方ありません。
■アスランのテーマ
これは来週以降さらに明らかになっていくと思うのですが、彼の場合やはり「力」の使い方だと思うんですよね。
SEEDでは憎しみだけでは争いは終わらないというステップまで進んだ彼が、今度はどうやってその「力」を使っていくのか、ここが次週以降のポイントなんでしょうね。
ほんとにこの二人には模索者ポジションという言葉が当てはまるなぁ。
今は離れ離れになっている二人ですが、正しい方向を模索する中、アスランが再びカガリの力となって戻ってくるという展開を想像するだけで激燃えしてしまうのです。
つか、切にそういう展開を希望します。
■戻るべき場所
キラの旅立ちにおける母親との会話、妙に引っかかりました(良い意味でですよ)。
こういう感覚のときって必ず大きな伏線になってると思ってるんですが、これもやはり作中テーマなのか?
前作でラクスがキラの最終出撃に際して戻るべき場所を示したように、かなり大きなスケールでここに戻ってくるかもしれませんね。
本編では描写されませんでしたが、キラのお母さんは月に居るときユニウス・セブンに居たアスランのお母さんと仲良くて、アスランの面倒も見ていたんですね(だからキラとアスランは兄弟のように育ったわけです)。
この人はナチュラルでキラと血のつながりもないんですが、そういうの関係なくアスラン含めて愛情を注いでいるわけで、この人だけで実はテーマとして完結しているんではないかと思ったり。
何にせよ、今回キラは初めて母親に自分の決意を告げて旅立つわけですが(これで既に熱かったんですけど)、そんな息子に帰るべき場所を示す母親の偉大さをみた気がします。
■向かうべき場所
今のところ全然わからないんですが、南アメリカ合衆国あたりとか、そういう地球連合に対して独立しようとしている国があるんで、そういう共同体あたりを結んでいく役目とかあったりすると面白そうですよね。
マルキオさんはもともとそういうつなぎの役目を担ってるところもあるんで、それをアーク・エンジェルが実践していくというのも見てみたい気がします。
■しかし本当に
噂には聞いていたんですけどカガリの奪取、やると思ってませんでした(笑)。
国家元首の誘拐ってアリですか?
ユウナには全く同情できませんでしたけど(笑)。
これは結構火種になりそうなんですが、やはりそこも伏線ってことなんですかね。
ほんとエンターテイメントに徹してるんだなぁ、とむしろ燃えてしまいましたよ。
■OP・ED
さて、本編の感想はこの辺までとして、新OP・ED、曲だけでなく画もかなり変えてきましたね。
もうこれだけで妄想のし甲斐があるってもんです(妄想大好き)。
妄想天国開始です。
まずOPから。
■マリューさん
やっぱりネオとマリューさん、絶対ありますよね、この二人の邂逅は。
ここで銃を向け合ってるのが現時点でのポイントですよね。この関係性は主役キャラたちの動向と同じくらい興味ありますよ。
そして恐らく虎との三角関係がある、そう見るのは読みすぎですか?
#個人的に最近マリューさん株、急上昇中です。
■そして虎!
うおお、乗るんだMS!
しかも金色?百式ですか?何気に思いっきり変形とかしそうなんですけど!
■オレンジの機体
ザフト・レッドに新キャラ入ってましたね。
あのめちゃめちゃ強かったオレンジのザクのパイロットですよね、きっと。
■ストライク・ルージュ
やっぱり出てきてくれそうですね。もうアーク・エンジェルに積んでます、みたいな。
■ステラたん!!
あの表情にナイフでつか・・・、やり過ぎです、そしてやられ過ぎです(自分が)。
■ミリィ
最初OP落ちか?とも思ったんですが、横スクロールに入って最初のカガリの後ろにいるのミリィか?
残念ながらEDは落ちてたんで、第2クールは顔見せ程度なのか?
■武器を持たないアスラン
ルナマリアも持ってないんですがあのミニスカ・フトモモが武器です(えー)。
他のキャラが銃とかナイフ持ってるのに対し、武器を持たないアスランがカッコよいです。
#アスランのパイロットスーツは紫なの?フェイズだから?
■新型ガンダム
恐らく第2クールでは出てこないと思うけど、これも楽しみの一つです。
名称を早速妄想するに「ディスティニー・ガンダム」、ありそうですよね。
キラとアスランの乗り換えも同時に希望です!
■デンドロビウム?
敵に回したくねぇ~。
でEDですが、
■対比構造
だいたいの所についてはこの感想をここまで通して色々と対比構造を妄想してきたので、大体予想通りなんですけど、ひとつだけ気になりますね。
ルナマリアとメイリン、これが反対サイドにいるのは・・・。
考えすぎですか?
#アウルとスティングは単にバランスの問題だと思います(笑)。
「PRIDE」、「Life Goes On」ともに初めて聴いたんですが個人的には結構良かったです。
#確かにT.M.Rとか玉置成実とかは前作からなんで、あそこまでのはまり方はまだ感じないんですが、慣れるとかなりしっくりきそうな気配です。
さて、OP・EDも変わったしカガリも飛び出したし、かなり面白かった今回、いつものように皆様のコメント・妄想、お待ちしております。お気軽にどうぞ。