蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週のジャンプ 26号 感想

2005-05-31 13:32:29 | ジャンプ感想
新連載が一気に増えてきて何となく落ち着かない雰囲気ですが、こんなにバトルマンガが増えて大丈夫なのかなぁと思いつつ、ならばいっそのこと「タカヤ」はラブコメ路線で行くってのはどうでしょうか?
まあ僕は弥子ちゃんとリナリーたん(あと最近完全に行方不明中のハルちゃん)がいれば問題ないんですけどね。

■ブリーチ
こぼれるとしたら、どんな風にこぼれるのだろう・・・。
この時僕はしばしページをめくる手を止めて考え込んだ。

・・・などということをやったりやらなかったりしていたのですが、日常のインターバルというのも息抜きには良いかなって感じです。
こういうのは単行本の番外編でもちっとやってくれたりしないもんですかね?
#いや、単行本買ってないんですけどね(ぎゃー)。

ルキアがいなくなったわけですが、お姉ちゃんのお墓参りとかじゃないですか?
#全然緊張感なしな自分。

それにしてもこぼれるっていったいどういうこt(殴)。

追記:有無さんのパロディは最高だなぁ。ほんと。げんしけんで来たよ!

■ワンピ
あんなラーメンは絶対嫌です。
でもしばらくラーメンを見たらワンゼを思い出しそうです(嫌ぁ~!!)。

■デスノ
レムに比べて何て頭の悪そうな死神なんでしょう!!すげー好きかも(笑)。
しばらく様子見だった第2部ですけども、この死神の登場で(個人的には)ぐっときましたよ。
#最近推理考察とか全然しなくなった気がするのですが、その考え自体忘れたいと思います。

■ムヒョとロージー
あの札の刻印はやはりエンチューなんでしょうかね。
てことは、まずビコが独断専行して潜入してやられてて、実はビコが成り代わられている!!なんて。
最近当たらないのでこの辺にしておきます。

■銀魂
「ジェダイの騎士か?」
「40代のオッサンだ」
爆笑。

■Dグレ
もうストーリーそっちのけでリナリーたん最高です。
「リナリーにパンチラなし」とは良くぞ言ったものです(納得そして感心)。

■ネウロ
例によって心の琴線に触れたのはもちろん推理部分ではなく、ここ。

この番組は明るい未来と暗い過去を作る黒住化粧品とご覧のスポンサーの提供でお送りしました

もう大好きです。

気になる弥子ちゃんなんですが、いつもお世話になっているりょくさんがこんなものを作ってました。



何ですか?このピンポイントで僕を直撃してくる文字列は(笑)。
お言葉に甘えて遠慮なく持って帰ってきましたよ。
もちろんこれって盟主はりょくさんでいいんですよね(笑)。

■いちご
美鈴のミニスカサンタ・・・カワイイ。カワイイよぅ。
#照れた顔は最高でし。
美鈴のミニスカサンタは外せないとしても、ここ最近のいちごのストーリー展開は非常に良いですね。
つか、最初からそういう風に作ればよかったのになんて思うのですが、ポストいちごが育ってない現状ではやはりいろいろと注文をつけられているんでしょうか。
何となくもう自由にやってみたらいかが?などと思ったりしてます。

個人的には数年後にある映画のエンドロールが流れていて、そこに脚本:東城綾(能登麻美子)、監督:真中淳平(鈴村健一)というクレジットが出てフェードアウト、そんな最終回が見たいかなぁ。
#何故C.V.が?という質問は単純に僕が能登好きだからです。

■ハルちゃん
ロンシャン登場から現在行方不明になっているハルちゃんですが、我々同盟員も地下に潜った生活が続いており、その方が居心地が良いなとか思い始めています。

さて、話は変わりますが、皆さんは「ジャンプメモ」という存在をご存知か?
有無のムーさん、@amのイノウエさん、Snow SwallowのYukimiさんが協同執筆されているめちゃ面白いネタ帖なのですが、

概要:週刊少年ジャンプ連載中作品を対象としたメモです。

この言葉に騙されてはなりません。
つか、自分は爆笑しながら熟読してしまいました。

つか、自分は爆笑しながら熟読してしまいました。
ハ行にくるまでは。
いや、正確にはハ行に記載されている「~同盟」の文字を見るまでは。

ハルちゃん同盟 (はるちゃんどうめい)
【分類】 [組織/団体] [家庭教師ヒットマンREBORN!] [その他/語句]


乗ってるよ!!ぎゃー。
地下潜行中の同盟までピックアップしてくれて本当にありがとうございます(土下座)。


交響詩篇エウレカセブン 第7話「アブソリュート・ディフィート」 感想

2005-05-31 01:11:11 | エウレカセブン
見せてもらおうか、笑いの神がどっちに微笑むかを

レントンって最高だなぁ…としみじみ思う今日この頃、エウレカセブンはほんと面白いです。
#土曜の6:00の凹み具合をいい感じに癒してくれました、ありがとうレントン!

今回は笑いの中にもデューイ中佐サイドでミステリ部分を並行させる仕掛けでこれもまた満足でした。
脚本はエウレカセブンのシリーズ構成をしている佐藤大さんと同じく「攻殻機動隊S.A.C.」で脚本を担当していた菅正太郎さんでしたが、何か分担して担当してるのに皆さん凄いクオリティですね。
#「攻殻」自体が大人向けにきっちり仕上げた作品だったし、そういう作品を手がけた人たちが子供から大人まで分かりやすくかつ深い作品を作れるというのは何か納得かも。

つか、OPにまた新カット入ってるよ!!ぎゃー。

■成長の流れ
さて、今回は「アブソリュート・ディフィート」ということで「完全なる敗北」、いくつか意味がかけられてたかなと思います。
一応、これまでの予想としては、レントンの成長を描くにあたり
1.エウレカ、ホランドとの交流
2.マシュー、ヒルダの中立派
3.モーリス、メーテル、リンクの年下・反抗派
4.ギジェット、ムーンドギーの年齢近いけど好意持ってない派
の順に描かれるんじゃないかなぁみたいなことを第5話の感想で思ってたんですが、しっかり順を追って描いてくれてるあたり個人的には非常に嬉しいですね。
公式にあったムーンドギーがレントンに好意を抱いていないってのはそういう意味だったのか!と思って笑いましたが。
今回ギジェットはそれほど出てなかったので、近いうちに彼女にもスポットが当たるかな?

■笑いの中にもしっかりと
今回のドッキリ大作戦、ゲッコーステートのメンバーが誰しも通るという儀式みたいなものなんですが、レントンの天然が爆発した感じで美味しい奴だなと思わせるに十分でしたね。

いやーレントン観てると、ほんと色々思い出しますね。
入社1年目の頃、確かNTのWorkstation(98だったかなぁ)使ってたのですが、ある朝出社して起動すると見たこと無い警告メッセージが大量発生してOSが起動しないよ!みたいな状況が発生。
#しかも警告メッセージはよく読むと微妙に笑える内容になってる!!
#そしてご丁寧に「触るな!!」とまで書いてある(笑)。
しばらく考えて、これはお手上げと思って先輩達に相談。
先輩たちは真剣に考える(ふりをし)て全員がお手上げ状態に。
途方に暮れる入社1年目社員に、先輩がコマンド1発入力。
そしたら普通にOSが起動。
そのとき初めて「やれらた~」と気が付いたわけです。

つまるところautoexec.batに細工されていただけなんですが、これが手が込んでて言われてみてようやく気が付くみたいな。
#つか、メッセージも洒落が利いてるし。気が付いてから読むとマジ笑えた。
実はこれ、新入社員に毎年仕掛ける恒例行事だったんですね。
完全に引っかかりました(笑)。

常にお互いがイタズラを牽制している職場なので、今となってはイタズラアンテナが異常に発達している僕達ですが、何気にそうやって技術を磨いたことは今となっては財産です。
ファイル管理の方法とかね。
(ちゃんとイタズラするときは)バックアップを取って復旧できるように手順をちゃんとしなくちゃいけない、なんていうのは現場でも実際多様しますからね。
こうやって先輩から後輩へ身を持って受け継がれて行くのでした。
#そして今も手を変え品を変え続いていることは新入社員には内緒です。ふふふ。

・・・かなり脱線が激しくなりましたが、今回レントンが最後に締めた台詞なんですが、あれは結構まじめな台詞になってましたよね。
第4話の感想でレントンの感じる息苦しさは所在の無さにあるんじゃないか?と書いたのですが、やっぱりそういう部分をきちんと描いてきてくれて本当に嬉しいですね。

俺まだ何もやり切れてないのに
一人で勝手に落ち込んで
すいません
俺恥ずかしいです
自分の立場を軽く見てました
俺怖かったんです
誰かの手にこれを届けることで罪の無い人が傷付くかもしれないって
でもそれじゃあ駄目なんですよね
俺ガキでした
俺月光号に乗り込んだとき決めたんです
例え世界中を敵に回したとしてもエウレカの力になるって
あなたおかげでやっと決心が付きました
厳しさの中に本当の優しさ
ありがとうドギー兄さん


ドギー兄さんで笑いを取ってますが、こういう笑いの中にしっかりとしたレントンの成長を少しずつ散りばめているのが非常に良いですね。
エウレカセブンの後味の良さっていうのはこういうところにあるんですよね。

またこの後、ホランドが呟くんですよ。

だせぇな・・・俺

これが結構意味深で、一つはホランドはレントンに昔の自分を重ねてみているのかな?とも思える部分かなと。
ホランドが昔アドロックあたりに、全く同じ台詞を言ってたりすると面白いですね。
もしくは、今のホランドの立場を重ねているのかもしれないですね。
ホランドやハップ、タルホ姉さんは叛乱を起こして軍抜けしているんですが、その理由や目的なんかは今のところ明らかにされていないし、ただ今は逃げている、決心できていない、そういう状態なのかも。
これはどっちかなぁ。ストーリーが進むのに任せたいと思います。

■アブソリュート・ディフィート
一応、この「完全なる敗北」は直接的にはムーンドギー、そして間接的には儀式を開催した運営本部(?)なのかなと。
レントンの天然加減が皆の予想を上回ったということで。
#ホランドも意味深に考えるならそうかな・・・。
#冒頭のKLF小隊も「完全なる敗北」でしたが。

レントンにとっては本人は「アブソリュート・ディフィート」だと思っているようですが、結果的には「トライアンフ=大勝利」って感じだったんじゃないですかね。

レントンってすごいね
レントンが来てからみんな変わったよ
関わることがすごく楽しそう
喜んでるのはニルバーシュだけじゃないんだね


エウレカからもこう言われるし、結果として皆をハッピーにするキャラとして確立されたんですから(笑)。
ほんと愛すべきキャラです。

■さて、ミステリ部分ですが・・・

彼らにとって指揮官は情報が集積するポイントにすぎない
自らの習性に従いそこに群がっているだけです
ゆえに我々が旧来の組織形態を維持し続けたとしたら
彼らとの戦闘において勝機はないと
そして本当に大切なことは戦いの大義を常に示す三賢人の存在であります
彼らは進化などしていない
なぜなら彼らは目覚めてもいないのですから
彼らコーラリアンはねぇ


デューイ中佐のこの言葉なんですが、ところどころ「金枝篇」を意識した言葉になっています。
「金枝篇」はようやく第1巻を読み終えたところでそのうちレポートしますが、ここで押さえておくポイントは2つかな。

1つは「王」もしくは「三賢人」の存在
「三賢人」というのは今のところ「金枝篇」には出てこないので、エウレカセブンのオリジナルかもしれませんが、基本的に「金枝篇」の著者:フレイザーは森の王である司祭を殺すことで新たな司祭が生まれるという風習に興味を抱いて膨大な世界の民俗学を研究したのだと思われるのですが、それについてはデューイ中佐からも語られましたね。

恐らくその風習は森の神であり、豊穣の女神であるディアーナ=ダイアナ(アルテミスとも代替できる=つまり月の女神)を木に見立て、その枝を守ることから始まった(と今読んだとこまでから)思うのですが、それを守るのは常に強者じゃなければならない、そうじゃないと豊穣が約束されない、そういう背景から成立したんじゃないかと思うんですね。
ゆえに、デューイ中佐はここで三賢人=強者たれ、と言ってるのかなと。

もう一つは、金枝篇ではそういう司祭的立場の人間は主に魔術・呪術に秀でるとあるのですが、フレイザー本人は魔術・呪術は否定した上で、何故そういう魔術・呪術が信奉されてきたかを論理的に説明するために金枝篇を編纂している(と思う)のですが、司祭の地位にいる人間は人を騙すことに秀でてもいる、またそういう立場にいるとしています。
ここで、デューイ中佐が「旧来の組織形態を維持し続けたとしたら」と言っているのは、真実であり詭弁ともとれます。
彼の本意がどこにあるのかは現時点では定かではありませんが、そういう可能性も否定できません。

ただ、フレイザーは司祭の地位にあるものはその欺瞞を公共の福祉に役立てるものに使う傾向があり、それが魔術・呪術を信奉が成立する所以であり、その司祭が後世の王という立場になっているとしています。
ゆえに余計微妙ですね(笑)。

■コーラリアン
コーラリアン=「珊瑚(人?)」って表現と今回のKLF隊長機が「珊瑚」まみれになっていたのは偶然ではないと思うんですね。
そう言われて見ると、セブンスウェル現象も、そもそもこの世界全体も珊瑚の模様に見えなくもないですよね。
特にリフスポットはその印象が強いですし、トラパーも何か関係してそうです。
コーラリアンとは先住民族みたいなものかなぁ。

・・・となると、OPの新カットですよ!!!

あれってエウレカですよね。
そしてその背景には珊瑚のような模様が・・・。

・・・てことはつながった気がします。
エウレカとコーラリアンというキーワードが。
#先走りすぎ?

機械の声が聞こえたり、エウレカが他の人たちを「人間」と読んだり、トラパーを感じることが出来たり、何よりもエウレカの持つ不思議な雰囲気、これはやはり・・・。
ここで第4話のタルホ姉さんの「もし本当の子供だったら」の問い掛けが効いてきます。
これは「子供」の部分の問い掛けを「普通の人間じゃなかったらそれでも好きでいられるか?」という問いになるんじゃないのかな?

それに僕は応えられなかった
何かいい言い方があることは分かっていたんだけど
このときの僕にはそれが思いつかなかったんだ


これが第4話でのレントンの回想なんだけど、それが最後には今回言った決心

俺月光号に乗り込んだとき決めたんです
例え世界中を敵に回したとしてもエウレカの力になるって


ここに帰ってくるような展開だったら熱いなぁ。
#今回の僕、先走り過ぎでしょうか?誰か止めて(笑)。

■お勧めなのです
エウレカセブン、ここ数年の作品の中でもか・な・り・お勧めなのです。
日曜日の朝7:00ですが、僕は録画で観てます。
そしてインターネットで配信もしてるし、なんと再放送も深夜にすぐやってるので、ほんとにお勧めです。
大人向けにも十分練られたストーリーなので、何かこう見終わった後にエネルギーを残してくれる、そんな作品です。
観てください(笑:シャクティ風に)。


交響詩篇エウレカセブン 1
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予約期間中は20%OFFらしい

2005/7/22発売
第1話 第2話を収録
お勧めです!!



大阪

2005-05-30 16:57:18 | Weblog
現在、大阪出張中の燕。です、こんにちは。

日帰りなのですが、今回の出張のプランニングはプレゼンまで含めて時間配分完璧です。

その理由が日本橋にあるというガンダム館に挑戦する時間を捻出するためだというのは内緒です。
ちなみにお好み焼きを食べる時間も折り込み済みです。

さらにちなみに超がつくほど方向音痴なので迷う時間も折り込み済みです。

ガンダムSEED DESTINY 第32話 「ステラ」 感想

2005-05-29 03:36:41 | ガンダムSEED DESTINY
・゜・(ノД`)・゜・。

こんな感じの第32話「ステラ」。
マユたち家族を失ったとき「力が欲しい」と思ったのに、「力を手に入れた」今もまた大切なものを「守れなかった」という同じ思いを繰り返してしまうシン。
理解しあうことで向け合った銃を下ろすことができたのに、守りたいものへの思いと失うことの恐怖から再び銃を取った結果散ってしまったステラたん。

スーパーコーディネーターであっても一人の少女フレイを守れなかったキラと、今のシン、二人は違っているようでどこか似ているのかもしれません。

■・゜・(ノД`)・゜・。
色々と覚悟しながら観たのですが、それでもやはり涙を流しながら、恐怖と戦いながら、一度は正気を取り戻しながら、それでも戦ってしまうステラたんが切なくて、切なくて・゜・(ノД`)・゜・。

彼女もまたネオを「守りたい」という一心で戦っていたと思うのですが、戦争のひとつの要因として知らないもの・理解できないものへの脅威、恐怖がひとつのトリガーとなって、その脅威、恐怖は「力をもって排除」しなければならないという衝動に駆られちゃう。
こういう構図は結果として守りたいものも守れない、そういう象徴になってしまったのかもしれません。

■愛だろ、愛・゜・(ノД`)・゜・。
シンとステラたん、二人ともこれまで積み重ねてきた因果がこういう悲劇という形で帰結してしまったのですが、そうは言っても二人はつかの間とはいえ、銃を下ろしあうことができたんですよね。
シンとステラたん、二人はそういう意味でSEEDから続くテーマの一つ、戦わないで済む方法の一つの形を実践したわけですよ。

ただやはり二人とも「守る」ために「力」を使って脅威を排除してきた、それを積み重ねてきた結果、その因果が自らに返ってきてしまうわけで、非常に切ないながらも納得して見れたような気はします。
だから最期にこの台詞に救われたかも。

シン、会いに来てくれた
シン、ステラ守るって
シン、好き・・・


ぎゃー、やっぱ切ないよ・゜・(ノД`)・゜・。

■シンとキラ
キラとアスランは互いに殺しあうことで悟りを開いたわけで、普通ならシンも今回の件で何か悟ってもよさそうなものですが、今回の件は結果的にフリーダムがデストロイにとどめを刺した形になったので、逆恨み的にキラに憎しみの刃が向かいそうな気配が濃厚ですね。
ここでシンとキラ対決へ向けた流れが出来上がるということですか・・・。
シンの修羅の道はまだしばらく続きそうです。

それにしても今回のシン・ステラたんを見て、カミーユとフォウよりもキラとフレイの関係性を重ねながら観ていました。
守りたいと思う人を守れる力があったとしても、目の前の本当に大切な人を守ることが出来なかった二人は、対決という構図を睨みつつも、非常に状況としては似ているんですね。

そういう後悔を持っているからこそ行動を起こしているキラと、まだその皮肉に気が付いていないシンの対決はやはり一つのクライマックスであり、その後に何が来るのか?本当にシンは救われるのか?という点も見逃せないですね。

第4期ED「君は僕に似ている」、これがシンとキラを描くことになると思いたいですね。
個人的にはシンには思うことは同じ場所に辿り着いたとしても、キラやアスランとは違う道を進んで欲しいと思ったりもしているんですけどね。
シン、頑張れ。

■ネオとオクレ兄さん
ネオのこれまでの行動は連合のためというよりは、自分達の居場所を作るため、ステラたん・スティング・アウルたちを守るための行動だった感じですね。
ゆえにAA収容後もその3人がいないのであれば、また自分の居場所も無くなったのであれば、そのままネオ合流となりそうな感じ。

またアウルの時に薄々感じて心のどこかで否定していたのですが、今回も強化人間は兵器として生み出された人間の悲しさを象徴する存在だったのですね。ブロックワードも出ずじまいで悲しい・゜・(ノД`)・゜・。

個人的にはファントム・ペイン自体が離脱するという展開を希望していたのですが、残念。
AAに収容されたネオとマリューさんの物語がどうなるか見守りたいと思います。

■バーミリオン小隊(違)の面々
祝ムラサメ活躍、でもオクレ兄さん散るみたいな・゜・(ノД`)・゜・。
今ならマクロの空も貫けそうです(意味不明)。

■カガリ
今回のカガリたちオーブ軍の出陣はマリューさんの表情にもあったように今後問題視されるという感じでしょうね。
オーブは現時点ではまだ地球連合サイドにいるわけで、それが非合法組織とはいえルージュ・ムラサメで出撃して、連合機と戦ったということはオーブ本国としては結構まずいですもんね。

これはひとつカガリ帰国に際しての問題点を明確化させるという試みなんでしょうが、やはり今後カガリがどうやってオーブをまとめていくのか?今回ここをさりげなくネタ振りしているんですが、要注意にして実はかなり期待しています。
「立て、国民よ!」くらいの熱い演説とかやってくれませんかね?

■それにしても
シンとステラたんは一瞬とは言え作中テーマとしての答えに辿り着いただけに切ないなぁ・゜・(ノД`)・゜・。

■それにしても2
ステラかわいいよステラ同盟に入りそびれますた・゜・(ノД`)・゜・。

明日に向けて前夜祭ですよ

2005-05-27 13:50:05 | Weblog
明日から劇場版「Zガンダム-星を継ぐ者-」公開ですね~。楽しみです。

さて、僕のいるチームは全員で25名ほどいるのですが、そのうち7名がガノタ(ガンダムオタク)です(多っ)。
#女性を抜くと20名中7名がガノタ(笑)。
つか、普通にガンダム好きというレベルじゃなくて、みんなガノタというところが濃いです。

4月にチーム編成があってこういうチームになったのですが、先日、親睦を兼ねて都合が合った人だけで飲みに行きました。
チーム構成はこんな感じ。

先輩Aさん:34歳
先輩Bさん:33歳
燕。 :30歳
後輩Cくん:23歳

簡単に言うと、ファーストは全員共通認識があるのですが、30歳以上のメンバーは平成ガンダムの時にガンダムから遠ざかっていた世代なんで、G、V、W、X、ターンAとか弱めです。
それに比べて80年代生まれのCくんは凄まじいです。
Gはもちろん、ガンダムはSD(SEED DESTINYではない)から入りました!というツワモノで、全作品網羅しているという最強戦士です。

さて、予約していたお店に入るとさっそく乾杯です。
もちろん乾杯の音頭は「ジーク・ジオン!!」です。
#「ザフトのために!!」という案もあったのですが、これは次回に回すことにしました。

最初はガンダムの話をしていたわけですが、ここでも最強戦士Cくんの知識度はズバ抜けていて、もはや師匠と呼んでいる状態でした。
つか、Cくんはこの日僕らに対抗するために「ガンダム・モデル進化論」を購入・読破して、我々が得意とする当時の歴史分野までをカバーしてきていたのです。
もはや完敗としか言い様がありません。
もともとは三人でCくんに「坊やだからさ」と言ってあげるつもりが、逆に坊や扱いです。

そんな圧倒的負け戦にも転機が訪れます。
#SDガンダムについて全く無知な僕らにCくんが説明をしてくれています。

Cくん「SDはいいですよ。是非見て下さいよ先輩方。」
Bさん「うーん、でもナイトガンダムとかよくわかんないよ。」
Cくん「先輩、発音が違います。続けて言っちゃ駄目なんですよ。ナイト・ガンダムですから。」
三人 「は、すみません、師匠。」

この辺まではまだまだ負けペースです。

Aさん「つーことはDESTINYに出てくるのもナイト・ジャスティスになるのか?」
(注意)この時点ではインフィニットじゃなくてナイトジャスティスという名称だった。
Cくん「いや、あれはナイトジャスティスでいいんです。分かってませんねぇ。」
三人 「はい、すいません、師匠。」

Bさん「でもDESTINYはこれからどうなるんだろうねぇ?」
燕。 「やっぱり、あれですよ、ラクスが今回は歌で戦争を止めるってのはどうですか?」
Aさん「いいねぇ、プロトカルチャーだよね、やっぱり。」
三人 「プロトカルチャー最高!!」

Cくん「・・・あの、プロトカルチャーって何ですか?」

#この辺から急に風が変わったのを実感したと後にこの会に参加したメンバーは語ったかどうかは定かではない。
#ともかく70年代生まれの三人は何かを感じるものがあったらしい。

Aさん「ほんとにプロトカルチャーしらないの?」
Bさん「マクロスだよ、マクロス、超時空要塞だよ?」
燕。 「小白龍(シャオパイロン)だよ、シャオパイロン」←(一人だけ意味不明)

Cくん「・・・なんですか、シャオパイロンって?」←(悪影響)

Aさん「あれだね、これが世に言うデカルチャーってやつだね。」
Bさん「まさにデカルチャーだね。」
燕。 「ヤックですよ、ヤック」←(またもや一人だけ意味不明)

三人 「デカルチャー最高!!」

Cくん「だからデカルチャーって何なんですかぁーーー!!!」

この後、当初の目的を忘れてマクロスとは何ぞやという話になりCくんにプロトカルチャーを教えるためにカラオケに直行したことは想像に難くありません。
ちなみにAさんは大のマクロスファンであり、最初の曲が「愛・おぼえていますか」でした(笑)。

<後日談>
次の週、出社したCくんの机にAさんが持ってきたマクロス全話のDVDが置かれていた事は想像に難くないわけで、それがゴールデンウィークの宿題となったのでした。

* * *

さて、明日から劇場版「Zガンダム-星を継ぐ者-」公開ですね~。楽しみです。

という訳で、今日はこの回のメンバー+1名(30歳)を加えて銀座あたりで「Zガンダム-星を継ぐ者- 前夜祭」を開催する予定です。
一応、個室を取っていますが、そういう会話が聞こえた際には、どうかそっとして置いてください(懇願)。

そういうお祭りとは別にガンダムの影響で家庭に危機が訪れようとしているかもしれない話はまた今度。

エウレカセブンにみるパラダイムシフトの予感

2005-05-26 17:50:30 | エウレカセブン
最近個人的にイチオシなのが「交響詩篇エウレカセブン」ですが、放送初日の朝日新聞TV欄の試写室に記事が掲載されていたのは記憶に新しいところです。
#あと「フタコイオルタナティブ」もイチオシですがその話はまた今度。

さて、そんな「交響詩篇エウレカセブン」ですが、本日の「日経新聞」にも記事が掲載されていましたね。
しかもTV欄じゃなくてちゃんと経済欄で。

放送当初から日曜日の朝7:00というのは厳しいんじゃないか?という声もあるのですが、僕個人としてはHDレコーダーで録画して観ているのでそれほど困ったことは無いんですが、やはりこの時間帯に設定したのは、色々とチャレンジな部分もあるようですね。

■タイムシフト視聴
日経新聞で取り上げられていたのは、「タイムシフト」という考え方で、通常タイムシフトというと「追いかけ再生」なんかの考え方になると思うのですが、それとはちょっと違って、放送時間帯に対する視聴率とCM(収入)に関するパラダイムシフト的考え方ですね。

通常、テレビ局の収入はCM収入になりますが、その金額はいわゆる「ゴールデン」などの時間帯によって変わってきますよね。
それが「ネット配信」や「HDレコーダー」の普及により、リアルタイム性が薄れ、CM収入の考え方が変わってくる、というものです。

■パラダイムシフトは起こるのか?
「タイムシフト」の考え方が今すぐ浸透するか?というと、さすがにそういうことは無いと思いますが、大手広告宣伝会社の方は「杞憂に過ぎない」とコメントしているようみたいですね。

じゃあ、ほんとに「杞憂」か?というと、HDレコーダーやストリーミング配信を実際に利用している僕らなんかからすると実際CMカットしたりするし(でもCMも大事な情報源として観てますけどね)、HDレコーダーの普及がもっと進めばそれなりに無視できない状態になるかもしれませんね。
そしてその普及スピードはかなり速いんじゃないかと思いますよ。
#実際HDレコーダーはEPG予約含めて超便利だし、画質を考えてももうビデオに戻れないというのが僕の本音。

■エウレカセブンの試み メディアの融合
そういう中でこの「交響詩篇エウレカセブン」の試みは面白いなと思います。
朝7:00という時間帯の設定はプロデューサーである「竹田青滋氏のコメント」の記事でも書いたのですが、子供の感性を侮ってはいけないという意思に基づいて挑戦しているというのもありますが、ビジネス的には以下の手法を取っているんですね。
これはある意味常識破りです。

1.放送直後からインターネットで無料配信
2.深夜時間枠に再放送

こういう手法を取っている番組は少なくとも観たことないんですが、コミックス1巻にもDVDで第1話を収録しているし、ネットやメディアと融合することで、「交響詩篇エウレカセブン」という作品全体をフルに使ってビジネスしましょう、という試みは面白いと思います。
結果的に評判を呼べば視聴率も上がるわけで、いわゆるTV局と制作サイドでWin-Winの関係を築けることになりますから。
#HDレコーダーが普及しても本当に好きな作品はリアルタイムで観ますからね。僕も。エウレカは起きれないだけで(笑)。

■他にも
GONZOの社長もこれに近い感じをもっていると思われます。
この社長がビジネスマンとして非常に優秀な方なんですが、今の深夜枠のアニメ時間帯を「DVD販売のためのプロモーション」と考えているそうです。
これも面白い考え方だなと。

深夜枠のCM料は安いわけで、リアルタイムで観る人もいればHDレコーダーで録画する人も増えている点に着目しているんですね。
それがHPやブログで評判を呼べばDVDが売れて、CM料(この場合制作費)を支払っても結果として儲かるというビジネスモデルですね。

■そうは言っても
露骨なガンプラ販売戦略を作中に反映しなくちゃいけないような状況はどうかなと思うのですが、お金が動かないことには作品も出来上がらないので、販売サイドの人には「なら買うしかないじゃないか!」と思わせるような自然な販売戦略をお願いしたいところです。

■さらにそうは言っても
基本は作品が面白いかどうか?という最も基本で大事なところに帰結するはずなんですよね。
そういう意味ではこの「交響詩篇エウレカセブン」現在までのところ期待していた以上に面白いです。
つか、か・な・り・良いです。
#特に画はもちろん、脚本部分は秀逸!!

こういう作品が世にたくさんあると幸せだなぁというのが偽らざる気持ちですね。

圧縮

2005-05-26 00:59:00 | Weblog
この記事のタイトルを見て冲方丁さんの日本SF大賞受賞作マルドゥック・スクランブルの第1巻を思い浮かべた方、僕は決してそういう人は嫌いではありません、つか、むしろ積極的に仲良くさせて頂きたいのですが、今回は冲方丁さんの記事ではありません。
#それはまた別の機会に。

さて、最近僕の中でその冲方丁さんと同じくらい好きな作家さんに福井晴敏さんがいるのですが、どうやら映画「亡国のイージス」の公開日が決まったみたいですね。
7月30日ということで、これはちょっと行ってみようかなと思っています。

福井晴敏さんの映画と言えば、「亡国のイージス」の前に「戦国自衛隊1549」の方が先に6月11日から公開されますな。
こちらも何気に楽しみにしております。

* * *

福井作品には女性ファンも多いのではないか?という持論を持っているのですが、今日も会社で福井作品好きのお姉さんと話しをしておりました。

姉さん「おーい、戦国自衛隊1549のキャスト見た?」
燕。 「ええ、一応チェックしましたよ。亡国のイージスの時はそれでネタバレして痛い目を見ましたけど(実話)。」

姉さん「(同じ福井作品の)Twelve Y.O.にさ、的場って人出てたの覚えてる?」
燕。 「うーん、Twelveだと平さんとか東馬さんしか思い出せないっすねぇ。誰でしたっけ?」
姉さん「海兵旅団を創設した人だよ。」
燕。 「あー、あの行方不明になった人ですね。思い出しました。どうなったんでしょうね、彼。」
姉さん「で、戦国自衛隊のキャスト見たよね?的場っているよねぇ。」

燕。 「・・・あっ、あっーーーーーー、あぅーーーーーー、あのタイムスリップして武将になってる人も的場(鹿賀丈史)!!」

姉さん「そう、その通り。ふふ。」

燕。 「なるほどーーー、それで当時行方不明になったのかぁ、おいおいどこまでつなげるんだって感じっすね。」
二人 「恐るべし福井晴敏!!」

とまあ、ひとしきり驚いたわけですが、今回の「戦国自衛隊1549」は昔あった映画の「戦国自衛隊」とちょっと設定が違っていて、一度タイムスリップしてしまった陸上自衛隊の1個小隊を現代から助けに行くという、もんの凄い設定から始まるみたいなんで、これはこれでちょっと楽しみですね。

* * *

ちなみにこのお姉さんとはその気になると、必要最低限の単語のみで会話が成立します。
例えば戦国自衛隊の後の会話で、

姉さん「4月1日に出た本あったよね。」
燕。 「(手帳を見ながら)ああ、あれですね。あれは良かったですよ~、ほんとに。」
姉さん「7月1日に出るらしいよ。まだタイトル未定らしいけどね。」
燕。 「・・・マジですか!?・・・マジですか!?」(二回言った、そして手帳に書き込む)

これだけの会話でマリみての新刊の話をしているとは誰も分かるまいってことですよ。
このお姉さんとは、人間どこまで会話を圧縮できるか?に挑戦してみたいと思っているのですが、この人はそこまで酔狂な人ではない常識をわきまえた方だということを念のため書いておきます。
・・・ここでようやくこの記事のタイトルに辿り着くわけですが、前振りが異常に長く全く関係ない記事だったことはここだけの秘密にしておいてください(長っ、つか、タイトルにすること自体おかしいよ)。
#ちなみにこのお姉さんとは「テニプリは最後にはきっとラケットを一度も振らずにラリーが続くに違いない」という共通の読みをしています。

今週のジャンプ 25号 感想

2005-05-24 13:12:37 | ジャンプ感想
恐らくメインターゲット(小中学生)以外のジャンプ読みの皆様の中で、今回から新連載となった「あててんのよ」を心待ちにしていた方が実は結構いるんではないかと思ったり思わなかったりするのですが、少なくとも僕はそんな心待ちにしていた一人です(つか、タイトル違)。

■あててんのよ(違)、タカヤ
・・・何か画が上手くなってます、劇的に。
名言「あててんのよ」については、過剰な期待を寄せてしまいがちだったのですが、インパクトを落とした分、個人的にはエ○度が上がっていたとおもいまs(略)。
#恥じらいは大事ですかr(殴)。
金未来杯の時に1点だけ嫌だった部分があって、それは渚ちゃんが容赦なく殴られてしまうシーンだったのですが、あれが凄く嫌だったので、今回の連載時にそこのシチュエーションが変更になっていてホッとしました。
#つか、渚ちゃんが耐える分エ○度が上がっていたとおもいまs(略)。
良くも悪くも渚ちゃんにかかっていると思うので、新連載是非頑張って頂きたいところです。
#僕はツンデレマンセーなんで、許してください(ペコリ)。

■ワンピ
「そげキング」(笑)。

■ブリーチ
白哉の独白の前に、カラーで紹介されていた織姫フィギュアが気になってしかたなかったことは内緒にしてください。
緋真と白哉の過去が明らかになって、ルキアが実は本当に(義理ではあるが)妹だったというのはビックリかつ、それはそれで良いなと思いました。
ただ掟に対するこだわりだとか、緋真との出会いとか、緋真の存在がどう白哉を変化させていったかとか、緋真のことをどれほど大切に思っていたか、なんていうのを過去編でも良いから掘り下げて欲しいなと素直に思います。
#今回は本当に妹だったというのを告白することと、一護への感謝が示される点にポイントがあったと思うので、次のシリーズへ入るインターバルとかで2話くらいでやってくれないかなぁ。

それより織姫にスポットが当たってきましたね。
副隊長クラスの治癒能力まで持っているなんて、まだまだ人間サイドもスポットあたりそうです。
#つか、そうなると石田どうすんだよ。奴にも復活ありそうかもしれないですね。

■アイシールド21
面白い!!
こういう展開大好き!!

■デスノ
後手に回るライトなんて見たくない!と皆思ってると思いますが、僕もそんな一人です。
一応、この後手後手状態も伏線なんだろうけど、とりあえず八つ当たりされるミサミサが好きです(ヲイ)。

■Dグレ
リナリーたんとアレンが手を取るシーンとか美しいですねぇ。
特にリナリーたんのカットだけは3回読みました。
たぶん帰ったらもう1回読むと思います。そこだけ。

■ムヒョとロージー
これはあれだ、ムヒョ流の育成方法なんだね。
乙女ロージーに試練を与えつつ、乙女ロージーを育成する手法なんですよ(時事ネタ的にはよろしくないですな、つか、そういってる自分が一番良くない)。
・・・えーと、現時点ではロージーがムヒョを頼ってしまっているため、ロージーの真の力が発揮できない、そういう展開なんだろうな。
心の力が魔法具に反映する、そういうところかな。
そういう意味で今回ムヒョが魔法律を使って、(ロージーの)退路を絶ってしまったというのは、クライマックスでロージーの真価解放への伏線だと思われ。

■ネウロ
今回は弥子ちゃんの弄ばれ方が少なく、何かこう消化不良です。
#激しくこのマンガの楽しみ方を間違ってます、自分。

■いちご
先週の感想でも思ったのですが、真中があの映像を撮れたのは東城の脚本、東城の主演だったからで、東城も真中が映像化することを念頭に書くからいいものが書ける、そういう二人の関係性が描かれたんじゃないかと思うのです。
そして、つかさサイドもやはり意図的に留学ネタは落としておいたんだなと納得。
これはもう、いっそのこといちご3部作とかやりましょう。
第1部は今の展開で卒業まで。決着はつかずみたいな。
第2部は大学卒業まで。
真中は奇跡的に補欠で大学に合格し、偶然にもそれが東城と同じ大学で、入学式に誰かのスカートが風に舞い、いちごパンツを目撃する真中、顔をあげると東城だったという展開から始まるのですよ。
で、休みのたびに日本に戻ってくるつかさを巡ってまた4年、この展開が続きます。
第3部はそれぞれ社会に出た状態で。
真中は映画製作会社で、東城はシナリオライターとして、つかさはパティシエとして、果てしなくこの展開が続くのはどうでしょうか。
・・・駄目ですね。すみません。

交響詩篇エウレカセブン 第6話「チャイルドフッド」 感想

2005-05-23 18:00:00 | エウレカセブン
いやー、ほんとエウレカセブン面白いですね。大きく貼られた伏線の中で、今週は「ここ」を魅せてやるぞ、みたいな意気込みが制作サイドからひしひしと感じられて、少年の成長を描きつつも良質のエンタメ作品に仕上がってますよね。

また子供の成長だけでなく、それを支える周りの大人たち、その大人たちがちゃんと自分たちが大人じゃなくちゃ子供に示しがつかないだろ、という姿勢を見せるのはカッコイイし、親の視点としてぐっときますね。
分かりやすいのに深いっていうテーマやコンセプトは作品をつくる上でとても重要なファクターなんだなと改めて納得。

■バッドサイクルからグッドサイクルへ

そうなんですよ
俺はエウレカが好き
だから子供達と仲良くなりたい
で、怒らない
舐められる
イタズラが続く
エウレカと二人きりになれない
悪循環


論理思考の研修課題とかにでてきそうな見事なバッドサイクルなんですが、いわゆる論理思考(クリティカル・シンキング)系の課題では本質的な問題を見つけて、最も効果の出そうなところ(レバレッジポイント=てこの原理の作用点)に対策を打つ、というのが定石ですね。

そんな中でイタズラに対して、より大きなイタズラで子供達の分までかぶってやるってのはいかにもレントンぽくって良かったです。
結果として、グッドサイクルを回すことになっているので、やはり問題点をチャンスと捉えて解決する、これはオードドックスですが、仕事でも基本ですもんね。
レントン、やっぱり愛すべきキャラです。

■今回のポイントは
イタズラされて頭にきてる、そんなレントンを走らせたのが、子供達への寂しさの共感だったというのがまた良くて、

・母親を失いたくない子供たちの本音
・それを見て自分を省みるレントン
・そのレントンを見て大人たろうとするホランドたち

今回のお話のポイントはこの3つだったと思っていて、凄く分かりやすくしっかり描かれてましたよね。
深いテーマを分かりやすく、そして今回の見せ場はここだ!みたいな描き方、ほんと爽快です。

今回の脚本はネギま!のシリーズ構成やキングゲイナーの大河内一楼さんだったんですが、さすがに上手かったなぁと感心してしまいました。
#ネギま!は、やはりオリジナル要素含めて非常に構成が上手いなと思っていたので今回納得。

シリーズ構成の佐藤大さんにしても前回の野村さんにしても、今回の大河内さんにしても若い脚本家さんだと思うのですが、すごいレベルですな。こういう若い才能がエウレカセブンを作ってるのかと思うと楽しみで今後も仕方ないですね。

■母親への思慕、そして思慕の共感
前回の感想で、こんな風に書いたのですが、

>この3人としては自分たち以外にホランドを除いては笑顔を見せないママ(エウレカ)が、冴えない子供であるレントンを気にかけているのが気に入らないなんですね。
>まるでママを取られちゃうんじゃないか、という感じで。
>だから何かとレントンを遠ざけようとするんですね。

>小さい子にとってはママという存在って絶対的なものだから、自分の娘を見てもそうだし、妙に納得な部分はありますね。


ここは素直にモーリス、メーテル、リンクからこの言葉が出てきて、僕個人としては非常に満足というか泣けてしまいました。

約束したじゃないか
レントンにも誰にもママはあげないんだ
僕らのママなんだ


ごめんリンク
約束したよね
レントン船から追い出そうって
ママを守ろうって


このパート、僕は完全に1児の親として見ていて、子供にとって母親の存在というのは絶対なものだと身近で感じるだけに、子供たちの切なさや、切実さが心に沁みて泣きそうになってしまいました。

だからそこに自分を当てはめて、イタズラをされた屈辱なんか置いておいて、子供達のケツを拭いてやろうと行動しちゃうレントンがまた良くて、お姉ちゃんに対する想いがまた切なくて、またしてもレントンが好きになってしまいました。

ここからのピンチ展開からエウレカが飛び込んで来るまでの描写はさ・す・が・という爽快感で、きっちり見せ場を作ってくれましたよね。
もう毎回楽しませて頂いております。
#ニルバーシュの複座が後ろで繋がってるってのがポイント(笑)。

■なら大人はどうなんだ?

ニルバーシュの無断使用
単独出撃
子供達を乗せたこと
どれもガキのイタズラじゃぁすまねぇ問題だ

あいつには大人がいなかったんだ
きちんとしかってくれる大人が
だから
俺たちがやらなきゃいけない
俺たちが大人としてレントンに罰を与えなきゃいけないんだ


またここがぐっと来る台詞、親として大きく頷くところであり、泣けるところでもあります。
第1話からずっと思っているのですが、各話の終わりに来るホランドの言葉は物語の持つメッセージとして語られているんですよね。
少年の成長物語とは言っても、放っといてただ成長していくというわけでなく、大人が大人の役目を放棄するんじゃなくて、きちんと果たさないといけないだ、それじゃないと子供に示しがつかないだろ、というメッセージ、しっかり伝わりました。

そしてここのホランドの台詞はダブルミーニングだと思います。
もう一つの意味、それは贖罪ではないかと思っているんです。

あいつには大人がいなかったんだ

何故?
ホランドの師匠はレントンの父親であるアドロックなわけですよね。
恐らくホランドの叛乱はアドロックの死(つかほんとに死んでるのか?行方不明なだけ?)に関係していると思うし、そもそもアドロックは軍関係やニルバーシュに関係することでサーストン家から出て行ってしまったはずなので、ホランドは個人的に責任を感じているとも取れます。

またアドロックだけでなく、今回ダイアンに思いを馳せるレントンが描写されましたが、やはりダイアンが親代わりになっていたわけで、ホランドとダイアンに過去何らかの関係があるとするならば、それについてもホランドはレントンからダイアンを奪ってしまった呵責を感じることがあるのかもしれない。
#そもそもダイアンが家を出たのは父親であるアドロックを探しに出たわけで、ルーツとしても繋がるし。

さて、どうでしょう?

■レントン・サーストン・・・だからかな

どうして言わなかったの?
あの子達がシステムを壊したこと
大人だから?
男だから?


レントン・サーストン・・・だからかな

よく分からない

俺も

でもレントンの気持ちは子供達には伝わったね、レントン。
だから子供はかわいいんですよ。
またエウレカ自身も子供をしかれなかったことについて反省して一緒に入るあたり普段無表情なだけに効果アリって感じです。

寒いね、ここ

そうでもないよ

最終カット、エウレカたちと並んで座るカット、良かったなぁ。
ほんとこれは良作です。

■気になる点は
ホランドも金枝篇読んでる!?
公式を見るとホランドも元は軍に所属していたわけだし、デューイ中佐はホランドの叛乱の責任を取って幽閉されたとある。
しかもアドロックはホランドの師匠だと言ってるし、そのアドロックの意思をついでアゲハ計画を遂行したとあるわけです。
やはり金枝篇とアゲハ計画は関連がありそうですよね。
#やっと金枝篇読みはじめました。

また、どうしてエウレカは母親をやろうとしているんでしょうか?
誰に教えてもらったんでしょうか?
この辺、まだまだ謎ですね。

(同じ営倉入りでもこうも描き方が違うのかと思ったりしましたが(笑))、エウレカセブン、次週も楽しみです。


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2005/7/22発売
第1話 第2話を収録
お勧めです!!



ガンダムSEED DESTINY 第31話 「明けない夜」 感想

2005-05-22 03:08:31 | ガンダムSEED DESTINY
今回はこれから動き出す展開を前にそれぞれの立ち位置を再確認させるような台詞が散りばめられた凄く重要な回だったように思えた第31話「明けない夜」。
また因果応報を意識しているSEEDシリーズにあって、その因果の帳尻に照準が合って来てしまっているシンとステラたん。
これはマズイよぅ・゜・(ノД`)・゜・。

■シン

司令部にも、オレの事分かってくれる人はいるみたいです
アナタの言う正しさが、全てじゃないって事ですよ


アスランの「それじゃあ何の解決にもならない」という問いに対して答えを持たないまま、シン自身は上層部がシンを認めたという事実に、(アスランという過去のエースよりも)今は自分がエースであり、自分が正しい、自分は正しいことをしたんだ、と本質を捉えきれぬまま増長してしまうシン。

これはマズイです。
SEEDの時から今までずっとこの作品は一貫して因果応報はある程度きちんと描いている(というかむしろテーマを描くためにそこはきちんとしてきている)ので、完全に因果の照準にロックオンされています。

シン的正しさとは?
上層部の決定はステラたんを逃がしたことに対して証明されたということではないわけで、シンが自分で言っているように軍人なんだから(それを覚悟して)敵を撃つ、そちらの正しさが証明されてしまう、つまりそれがシン的正しさの帰結する道になってしまっているというのが皮肉です。

これまでシンの戦闘描写がキラ・アスランと徹底して比較して描かれてきただけに、敵ならば討つ、として描いてきただけに、次週のステラたんとの再会はシン本人が知っていようがいまいが、その因果応報の一点に収束していく、これを描くために30話を費やしたと言っても過言ではない状況に突入しそうな気配濃厚です。

ここからは余談に近いですが、シンを無罪放免にした議長ですが、やはりこれはシンを対キラ用の駒として温存したい、そういう思惑が見えますよね。
いずれ邪魔になってくるであろうキラへの対抗の駒、それが議長から見たシンの位置付けなんでしょうね、今のところ。
デストロイとの悲劇対決はフリーダムも噛んで三つ巴になりそうな気配ですが、ストライクフリーダムへの改修がタイミングがあるとするならば、そしてデスティニーへの乗り換えのタイミングがあるとするならば、この三つ巴の結果によりそうですね。
シンがキラに逆恨みして、ストライクフリーダムとデスティニーの対決(それを煽るように議長がシンにデスティニーを渡す)という展開は何となく考えられるところ。

■レイ
ただ祈って明日を待つだけだ、俺たちは

シンとアスランの感情と理論の答えの出ない口論に釘を刺したレイの一言。
これはクルーゼの諦念に通じる台詞なんですが、これは後々の対比表現になってくるんじゃないかと。

特に今回はカガリの台詞とキラとマリューさんの会話から「諦めない」という言葉が出ているだけに、レイという存在を通じて作中何らかの対比が行われてくると思われますね。

第29話で「FATES」というタイトルで総集編をやった意味を考えると、運命に抗う、運命を切り拓いていく、というのがポジティブメッセージとするなら、今回のレイは運命に流される、そのまま受入れるというネガティブメッセージとして対比される可能性がありますね。

ただクルーゼ自身も自分の生に何らかの意義を見出そうと足掻いていた姿と、諦念を見せつつもステラたんを逃がすシンに手を貸すあたりに、やはり似たものを感じますね。
おそらく「諾々と受入れているだけ、流されているだけ」でいいのか?というような問い掛けがくるんじゃないかと思うのですが、これはラストあたりで再度レイに議長絡みでスポットが当たってくる大きな伏線じゃないかと思ったり。

■カガリ

まだ間に合うというのなら
お父様のように常に諦めぬ良き為政者となることによって


今回初めてカガリの口から「為政者」というキーワードが出てきました。
第2話感想の時から僕は個人的に今作ではカガリの「為政者」として成長を見てみたいとずっと言ってきたので、今回これほど嬉しいことはない、そんな気持ちでした。
やっぱり「オーブの獅子を越えて行け」なわけですよ。
#先週のシャワーシーン、タリアさんだと言う意見が大勢を占める中で僕はあれはカガリだったと思いたい。
#(それは胸がでかくなったカガリが良いという意味ではなく(笑))あれはカガリが「為政者」として起つことを決めた決意の表情だったと理解したいので。

また、嬉しいことに「時が来たら」という表現にもあるように、(オーブ軍の人が言った)セイランを討つとか、連合を討つでは解決しないということをちゃんと理解していて、まだ自分の中にもその答えが出ていないことを自覚しているんですよね。
#今力を借りても、今回の二の舞だみたない。

つまりカガリのシンデレラカーブの上昇はここから始まるわけで、第4クールあたりはかなり盛り上がること間違いなし。
レイの「祈るしかない」に対して、「常に諦めぬ」という対比表現、ここもポイントになってくると思われます。

個人的にこういうのをやって欲しいと言っていた中で、
・個人レベルのカテゴリ脱却から国レベルでのカテゴリ脱却が見たい
 この部分は第5話の感想あたりからずっと言ってて、第30話でやってくれたので、これは鳥肌立つくらい嬉しかった。

・カガリの為政者としての成長が見たい
 これもシンデレラカーブは上昇局面に入ってきたので期待大。

そして是非やって欲しいとずっと思っているのが、

・国と国をつなぐ、そして立ち上がる、そういう展開がみたい
#今回スカンジナビア王国が出てきたのもポイントで、これも最初からの布石にはなっていると思うんです。

SEEDの時は3隻しか集まらなかった。
なら、DESTINYをやるならば、「想いを同じくした人」を集めて、それが国レベルで描かれるとするならば、これほど熱い展開はないと思うんですよね。
第11話あたりからずっと思ってるんですが、やってくれないかなぁ、これ。

今作では「想いを同じくする人を集めて」というキーワードが議長やトダカさんからも聞かれているので、前作では個人レベルで脱却してきたカテゴリを、今作ではもっと大きい単位で実現して欲しい、そう思ってます。
#それが成ったときはたぶん泣くと思います。

■キラとマリューさん

僕達が間違ってるんですか?

キラが悩んでいる姿は好印象。
やはりキラにはこういう悩みながらの描写が必要だと思っていたので、今回は特にセイバーを討ったことを気にしていたわけですね。

そこを支える大人としてのマリューさんが素敵。

でも大切な誰かを守ろうとする事は
決してバカげた事でも、間違った事でもないと思うわ

でもね、大切な人がいるから世界も愛せるんじゃないかって、私は思うの
きっと、みんなそうなのよ
だから頑張るの
戦うんでしょ
ただちょっとやり方が、というか思う事が違っちゃう事もあるわ
その誰かがいてこその、世界なのにね

アスラン君もきっと守りたいと思った気持ちは一緒のはずよ
だから余計難しいんだと思うけど
いつかきっとまた手を取り合う時が来ると思うわ
あなた達は
だから諦めないで
あなたはあなたで頑張って


DESTINYにおけるマリューさんはポジションが確立していることもあって、非常に良いですね。
迷っているときにこういう大人からの言葉は重要ですからね。

そしてここでも「諦めないで」という言葉が出てきましたね。
これこそ「FATES」に抗って、「DESTINY」へ変えていく、そういうキーワードなんですよね。
それを作中大人ポジションとしてマリューさんに語らせるというのが熱いです。
#「あの時は本当慌てたわよ」は絶対ラクスを返したシーンのことですよね。ふふ。

■ステラたんとデストロイ

やっつけなきゃ
怖いものは
全部


因果の帳尻が合ってきてしまう、あそこまでやって許されるわけがない、シンの因果との照準が今ピタリと重なってしまうよ・゜・(ノД`)・゜・。
というのが今回の偽らざる感想。

シンのところでも書きましたが、けっこう因果応報はきちんと描くSEEDシリーズ。
今回やばいです。あそこまでやったんですか。やばいです・゜・(ノД`)・゜・。
#つか、ボナパルトでロシアの組み合わせがそもそも何かを暗示しているとしてか思えない。
#でもボナパルトって言ったら士郎正宗のドミニオンだよね、と思ったのは内緒です。

それにしてもデストロイ凄いな・・・。
ビグザムとジオングと巨神兵を足して3倍したような破壊力ですね。
ほんとに7日間くらいあったら世界を火の海にしそうです(作品違)。
つか、OSの文字からして強烈。

■最後にネオ

ステラの方が効率が良いと・・・
データ上でな


ここ、BGMも切ないんですが、語尾から察するにネオ自体はそろそろ自分の行動に不信感というか、納得できない感じが募ってきてますね。
ひょっとすると強化人間を一番人間として扱っているのはネオなのかもしれないですね。
強化人間は戦場でしか(設備も投薬も無しでは)生きられないから、ならせめて生き残らせようとするのかも。
これはまたシンとは違うアプローチですよね。
これを大人ととるか?それともそんな大人というカテゴリは納得できないと離反してくるか?
ここにもまたひとつドラマありそうです。
#マリューさんの台詞の中に「大切な人」のところにムゥの回想が入るのは泣けます。
#やはりこれはそういう伏線なんだろうなぁ。

つか、第1話の感想書いた時からフォウのようだと言っていたのが現実になりそうでかなり欝です・゜・(ノД`)・゜・。