蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

動けない同盟の活動報告

2006-07-30 17:09:02 | Weblog
異動して丁度1ヶ月が経つのですが、その間に送別会をお客様含め7回もやって頂きました。
改めてありがとうございます。

先週は水曜日に同じ担当の別の人の送別会、木曜日がお客様主催で僕の送別会、金曜日がMBAを取りに行っていた同期が戻ってきた&退職する(なんですとー!!)のでサッカー仲間の同期を集めて送別会と、実に1ヶ月に10回も飲みに行くという自分的新記録を更新いたしました、いぇーい!!(って、ちっとも嬉しくない)。

もともとお酒があまり飲めないので、こんなに飲んでどうするの?という感じですが、さすがにお客様主催の送別会は、提案のときから担当していたプロジェクトマネージャ(僕のこと)が外れるとあって、皆さん笑顔で(but目は笑ってない(たぶん))しこたま飲まされました。
#2次会のダーツバーではヘロヘロの方が点数が高いということが分かった自分に絶望しそうになりました(笑)。

うあー、もう肝臓パンパンです。
ほんとお酒弱いな、自分。

で、月曜日は今までお付き合いのあったパートナー会社の皆さんに送別会をして頂くことになっております(ってヲイ!!)。

……そろそろ仕事に支障をきたしそうです。
#転職する友よ、新天地でも頑張ってくれ!!
#つか、次は是非ともサッカーやろうぜ(フットサルでもOKよ)。

* * *

最近は、仕事も(質・内容ともに)変わったし、子供も二人になった、などなど結構ペースを掴むのが難しくて、色々と忙しい日々が続いておりました。
どんなに忙しくても、家に帰れば家族が待っており(いつも寝てるけど(笑))、一応それでリフレッシュすることができるわけで、家族には本当に感謝しております。

世間的には今の時期、ちょうど子供は夏休みの期間ですね。
うちの娘も幼稚園が夏休みに入り、本日から奥さんの実家へ帰って、おじいちゃん・おばあちゃん孝行をしてくる(はず)ことになっています。

ということで、本日は羽田空港まで家族を送って行っていたんですね。
#ターミナル1とターミナル2のパーキングの混み方を見て、どっちが儲かってるか、新聞で言われている数字以上の衝撃を受けたような気がします…。
#全然関係ないですが、僕の仕事机にはガンダムのアルティメットOPシリーズは全廃して、今はANAのCA2005年版がちょこんと立って毎朝癒し効果を発揮してくれております。

おじいちゃんとおばあちゃんに会えるのを楽しみにしてはしゃいでいた娘でしたが、手荷物検査のところでさすがに僕とはお別れで、泣き出す始末。
全く寂しくないよ!!と言われるよりは内心ちょびっと嬉しかった、そんな感じです。

ということで、奥さんと娘&子燕。よ、気をつけていってらっしゃい。

さすがに騒がしかった我が家から3人も一気に抜けると寂しいですね。
騒がしいなりにも色々と助かっていたんでしょうね。

* * *

……で、本日ただ今より、晴れてこの私、独身生活エンジョイを宣言致します(期間限定ですが)。

うおー!!ビバ独身、夢にまでみた独身、独身最高ー!!
#はしゃぎすぎです。
#つか、家族ネタの前振りしておいてそれかよ!!
#最低だ、自分。


いやー、まじで結婚はそれはそれで良いものなんですが、家族が増えるたびに自分の時間は無くなっていくわけで、24時間のうち会社以外の時間を自分のためだけに使える幸せ、それを今か噛みしめております。
#つっても、しばらくすると寂しくなりますが。
#えー、独身の皆様、自分の時間を自由に使えるって素晴らしいんです。
#人は失ってからその素晴らしさに気が付くのです。
#うん、何か今良いこと言った気がする(いや、方向性間違ってるから)。

ということで、これまで出来なかったアレやコレをやろうと色々画策中です。
#まずはエウレカセブンのDVD13巻見て、Fate/hollow ataraxiaの続きやって(ってまだ終わってねーのかよ)、TH2やって(って買ってたのかよ)、と既にこれだけで期間を消化してしまいそうです。

つか、一人になると、どんどん駄目人間になっていきそうです。
まるで佐藤くんのようです(N・H・Kにようこそ)。

* * *

さて、独身期間にしかできないことをやろうかな、ということで、タイムリーに「動けない同盟」のシータさんからメールが来ていました。


>予定が合えば是非遊びましょう


うん、そうだ、飲みに行こう!!
#つか、まだ飲むのかよ!!

ということで、かなり前振りが長くなりましたが(ほんとに長いな)、8月5日あたりにシータさんと飲みに行くので、一緒に参加したいぜ、という奇特な方を募集しております。
結構急なお誘いなのでどうかと思うのですが、ご都合の会う方は是非。

参加ご希望の方はメールでご連絡くださいませ~。
#アドレスは左の自己紹介欄をご参照くださいませ。

■日時:たぶん8月5日か6日

■場所:新宿、渋谷、池袋あたり

■メンバー:とりあえず僕とシータさんは確定(シータさんと会うのも初めてなんだけどね)。

ということでお待ちしております。

コヨーテラグタイムショー

2006-07-26 04:06:24 | アニメ 感想
コヨーテラグタイムショーって、最初はフロッグマンショーの親戚みたいなもんだと思っていました(実話)。
#全然違うんだけどね(笑)。

というわけで、最初は全く期待しないで観たのですが、これが結構面白い。
やっぱりこういうタイプのアクション作品が無いとね、みたいな。

基本的にはストーリーがどうとかテーマがどうとかではなく、何も考えずにアクションを楽しもうぜ、みたいな感じで、それがまた良く動くのでこっちもきっちり頭を使わず観ております。

つか、大塚さんの名演技が素晴らしい。
登場人物はおじさんが多いけれども、やっぱ渋いぜって感じで最近では毎回楽しみにしております。
#なんか銀行強盗のエピソードは磁気カード?現金?設計図は紙なの?とか、プチ突っ込みどころ満載でしたが、オーシャンズ11みたいな感じで観れば良いのかな~って感じでしたね。

で、エンディングを観ていて、ああ、この(人形が出てくるホワっとした感じの)形ってどこかで観たことあるなぁと思ったら『フタコイオルタナティブ』だ、と思ったらそこでようやく制作がufotableで同じだったのか、とつながったんですね。鈍いぜ、自分。

で、それでああ、12姉妹がゴスロリなのはフタコイオルタナティブでゴスロリ仮面が出てきたし、とか色々連鎖反応が。

あの12姉妹を描くのは大変だろうなぁ(笑)。
#でも、割と好みだったかも?しれないSepがたいした見せ場も無くやられたってのは納得いかんれしゅ。

ということで、ゴスロリ万歳(違います)。

個人的にはアンジェリカ&チェルシィコンビに頑張って頂きたいです。

全体的に声優さんが渋めに豪華なんで、それだけでも結構楽しめるかもしれないですね。
声優さんのパワーって凄いですな。

トラッカー毒島

2006-07-25 02:13:48 | Weblog
武装錬金では明かされなかった毒島さんの正体。
#追記:コミックスの書き下ろしで明かされたようです。
#情報ありがとうございます。

きっと中の人はこんな感じだったに違いない!!

という期待をさせてくれちゃうような「ムヒョとロージー」の毒島さん。

ぐはぁ、今井さんに続いて、個人的に素敵キャラ登場。

今井さんの抜けた(心の)穴が翌週には埋まってしまう自分ってどうよ、みたいな。
今井さんと毒島さんの合流とか、考えただけでも今から興奮(って、主人公はムヒョとロージーです)。

* * *

最近ではちょっとタイミングの問題やら何やらあって、中々更新が出来ておりませんが、PCが壊れて動けないシータさんと二人して動けない同盟を(僕が勝手に)結んでいます。

さて、それはさておき、クウラさんと西郷さんとカメリアさん、もし、この記事をご覧になっていたら、シータさん経由で連絡事項がございますので、僕かシータさんにメールくださいませ(不躾で恐縮なのです)。
#たぶん僕にメール送ってもらった方が今は確実かも。
#クウラさんからはメール頂きました。ありがとうございます。

* * *

あまりお酒が飲めない僕なのですが、それなのに、7回も送別会をして頂いてありがとうございます。
僕の肝臓はたぶん限界れしゅ。

つか、送別会してくれる人にとってはそれぞれ1回ずつなんだよね。
つか、最近では単にお酒が飲みたい口実だよね、という気がしますが、気にしない、気にしない。
つか、異動してもうすぐ1ヶ月だけど、送別会があと2回(いずれもお客様)も残っているというのはこれ如何に。
つか、それに対して歓迎会は1回というのはこれ如何に(いや、それは普通だと思う)。

そうこうしているうちに、8月1日で異動される方がいらっしゃるので、何かず~と誰かの歓送迎会をしているような錯覚に陥りますが、錯覚じゃなくてリアルだった。

* * *

ドライマン、久しぶり(笑)。
1周年突破おめでとうございます。

ハチクロ 9巻 。・゜・(ノД`)・゜・。

2006-07-19 00:13:23 | コミックス 感想
そろそろ出るかな?と思っていた『ハチミツとクローバー』の第9巻。
第8巻は割りと良い感じで終わっていたと思っていたので、楽しみにして第9巻を読んでいたのですよ。

そしたら……。


ノオォォォォォ、はぐちゃん、ノオォォォォォ。・゜・(ノД`)・゜・。

しょ、しょんなぁ……。・゜・(ノД`)・゜・。


という衝撃展開でした。

なんつーか、あれだ、連載誌の休刊と掲載雑誌移動に伴う作者の心情の現われでは無いか?と思ってしまうほどに。
#まあ、きっとそういうことは無くて、そういう展開を考えてはいたんだと思うけれども、やっぱりショックだったなぁ。

でも、あれだ。
新掲載雑誌に馴染んでくれば、それに合わせてはぐちゃんもこの試練を乗り越えられるはず、いや、そうに違いない。
#結局それと連動してるのかよ、自分。

つーことで、はぐちゃん、頑張れ。

* * *

今回読んでいて、森田さんの名前の由来を唐突に思いつきました。

あれだ、きっと。
ソニー創業者の盛田昭夫さんから取ったんじゃなかろうか。
森田さんのお父さんエピソードが出てきてそんな気がしましたよ。

全然関係ないけど、エウレカセブンに出てきたトレゾア技研のモリタさんは、盛田昭夫さんから取ったらしいですよ。

やっぱりエンジニア魂だぜ。

* * *

ハチクロはアニメも第2期が始まりましたね&映画もこの夏公開!!とあって乗ってます。
#でもまだハチクロ第2期、観れてないんだけどね。

はぐちゃんのC.V.当ててる工藤晴香さんははまり役だな~、ほんと。
#あと藤原さんのノエインコンビは素敵だな。

つか、はぐちゃん、頑張れ。・゜・(ノД`)・゜・。
#詰まる所それしかないわけです。

ハチミツとクローバー 第9巻

グッドサイクルにようこそ!

2006-07-17 09:31:05 | コミックス 感想
「N・H・Kにようこそ!」のEDって、大槻ケンヂなんだ(笑)。
これって絶対マンガ版の作者大岩ケンヂと名前が似てるからってのがあると思うでふ。
#でもよくよく考えたら、キンショーの頃の作風と本作の作風(テーマ?)が合っててむしろピッタリなのな(笑)。

これもアニメ化されるのかよ、って感じですが、しかし、制作はGONZOなのね、今までと系統違うなぁ。

つか、これは原作でもそうなんですが、心が弱っている人は余計にじりじり弱るのでお勧めしません(笑)。
#ちなみにちょうど一年前くらいに、原作(と言っても小説はその後に読んだから厳密には原作じゃないか)を読んだときに僕もこんな状態になりましたからね。

キャラデザは大岩先生の岬ちゃんの方が好きかなぁ~。
つか、あの大岩先生の岬ちゃんはやっぱり可愛いな、うん。

そう、コミックス版と言えば、

N・H・Kにようこそ!第5巻


が出ましたが、これまた、どこまで行くんですか!?ってくらい、なんていうか、救いようがないぜ!みたいな感じになっちゃってますね~。
ほんと、どこまで行くんだろ。

* * *

これを読んでいて危うく1年前のように心が沈みかけるところでしたが、これまた1年前と同じようなシチュエーションが。

1年前は『仮面のメイドガイ』のバカらしさに救われたのですが、たまたま『N・H・Kにようこそ!第5巻』の隣に置いてあったコミックをジャケ買いしてたんですね。
全く知らない作品だったんですけど。


乱飛乱外 第1巻


ジャケットの絵の上手さと、


俺の為に戦う女忍者(くのいち)(笑)!!


という帯に負けた!!(何に?)と思って買ったのですが、これが結構面白かったんですよ。

内容はほんとに帯の通りなんだけど(笑)、ドタバタハーレム系ラブコメみたいな感じ。
でも、読後感は結構爽やか?だし、何より絵が上手いな~、とか思いながら最後まで読んでビックリ。

ああ、この作者はちょい前にサンデーで連載していた『暗号名はBF』(コードネームはベイビーフェイス)の田中保佐奈さんだったのね!!
#今作よりPNを田中ほさなさんに改名してたんだね。

あの頃も結構好きな絵柄だったんですが、かなり画力上がってませんか!?

つかね、僕結構ベイビーフェイス好きだったので、連載が終わった(多分打ち切り)時は結構ショックだったなぁ。
#確かサンデーの巻末作者コメントでも「田中さんのBFがああいう形で終わったのは残念」と書いていた先生がいたような気もします。

でも、僕が何で田中ほさなさんの作品に惹かれたのか、ちょっとだけ分かった気がしました。

もう一回帯を見てみましたよ。そしたら……、


椎名高志(『GS美神』『絶対可憐チルドレン』)推薦!!

俺の為に戦う女忍者(くのいち)(笑)!!

「美少女ハーレム漫画で世界のクロサワに挑む気か、田中!! このジャンルに、ここまで真剣になれるとは……こいつは俺だ!俺もこの通りだったんだーッ!!」



……この帯、椎名先生が書いていたのか(笑)。
#どおりで「絶チル」好きの僕が無条件に反応するわけだ(ってどういう理屈だよ、それ)。

というわけで、今年もNHKで始まるバッドサイクルを、何気に買った別のコミックスでグッドサイクルにチェンジ!!

そんな嘘みたいな、現実。

……つか、もっと現実を見ようよ、自分、という核心部分には今回も華麗にスルーするつもりでふ。

狙撃王!!

2006-07-15 23:10:10 | ジャンプ感想
そげキングカッコイイよそげキング!!

絶体絶命の状況で、そこで登場かよ!!って感じでか・な・り・燃えました!!

今週は他の連載もテンション高くて、面白かったっす。
#つか、今井様がさわられてさらわれてしまったYO!!はわわ。

エム×ゼロはM0プレートを手渡されるっていうのが個人的には面白いかもと思ったんで、今後に期待しております。
#俺・専用のときに角が生えるのはもはや仕様(そして角に、アンテナだよ、と突っ込むのも仕様)。

つか、今井さんっ!!
#ってまだ言ってるよ。

『祈りの海』と『ブラッド・ミュージック』

2006-07-15 00:05:12 | エウレカセブン
ドクター・ベアことグレッグ・ベア・イーガンと言えば、交響詩篇エウレカセブンに登場するトレゾア技研の巨漢の教授。
その元奥さんであったミーシャの名前はきっとドクター・ベアに対して「小熊のミーシャ」から取られたのではなかろうか、というのは想像に難くない(はず)。

……つか、そんな想像よりももっと簡単に想像できるのがこのグレッグ・ベア・イーガン博士の名前の由来。
これは『交響詩篇エウレカセブン コンプリートベスト』に付属している用語集を見ても載っていることですが、元ネタは

『ブラッドミュージック』のグレッグ・ベア



『祈りの海』のグレッグ・イーガン

というどちらもSF作家から取られた名前ですね。
#ティプトリーおばさんも『たったひとつの冴えたやりかた』のジェイムズ・ティプトリー・ジュニアから。
#モーリス、メーテル、リンクも、『青い鳥』のモーリス・メーテルリンクから、ですね。

この上記2冊に『金枝篇』を加えた3冊が、このエウレカセブンの世界観を現すという意味でサブテキストの意味合いをもっているんじゃないですかね。

* * *

交響詩篇エウレカセブンでは、中心をなす物語の軸は26話「モーニング・グローリー」までをボーイ・ミーツ・ガールど真ん中で、そして27話以降、最終話までの後半では「家族の絆」を描く、というもので、このあたりを丁寧に描いてくれたおかげで僕は何度泣いてしまったか分かりませんでした。

……という話はこれまでの感想でも何度も書いてきているので今回は置いといて、今回はその世界観というか、SF部分のバックグラウンド的なところを理解しておくと、実はもうちょっとこの世界を楽しめるのではないか?というお話しです。

冒頭にグレッグ・ベア・イーガン博士の話をしたのは、やはりストレートに名前を持ってきたこの二人のSF作家の作品を読んでおくとその世界観を理解しやすくなる、という意味でご紹介なのです。

恐らく(というかかなり僕の勝手な妄想なんだけど)、SF部分を通じて制作サイドが表現したかったことのいくつかには、9・11で感じた日常と非日常の境目が実はかなり薄かった、そこから転じてアイデンティティー・ロスト状態に陥ったら?みたいな部分と、世界が変容してしまったらどうする?みたいな部分もあったんじゃないかな?と思うんですね。
#サントラのインタビューでも京田監督はそんな風なことを言っていたし。

それがスカブ(かさぶた)が剥げた下の大地であったり、クダンの限界だったりするのかなぁ、なんて。


例えば、このブログでも何度か取り上げた言葉の一つに第1話で初めての台詞、ストナーの台詞と、それに対する言葉がコンプリートベストのブックレットに掲載されていた言葉、


そう、つまり記憶というものは決してそれ単体で存在せず、

それを取り巻く環境に支配されているというわけだ



ではもし、その「環境」とやらが自分の思い込みに過ぎなかったらどうだろう?

昆虫が殻を脱ぎ捨てように「環境」が変容したとき、

我々の記憶と我々自身もまた変わらざるを得ないのではないか?




これぞまさにスカブ(かさぶた)が剥がれて登場した真の大地=実は遠い昔に捨てたはずの地球だった!!、自分たちが今まで信じていた常識が覆った=アイデンティティー・ロストの危機に陥った、そういう瞬間を現しての言葉なんですよね。
#(深読みし過ぎかもしれませんが)『金枝篇』についても、恐らくは宗教・民俗学を体系的に纏めることによって現在の宗教に対して、今は常識的にこう考えられているけれど、実はこうだったんだよ、という遠まわしな提言をしているようにも思えます。

では、そのシチュエーションのヒントになっていると思われる作品、それがグレッグ・イーガンの『祈りの海』で間違いないと思います。
#サントラ2にも「祈りの海」という曲名があるくらいだし。

グレッグ・イーガン 『祈りの海』



この本は「祈りの海」を中心とした短編集になっているのですが、基本的なテーマとしては日常と非日常が転換する、これまで常識と信じていたものがある日・ある事件を境に崩壊する、しかし、実はその姿こそが皮肉にも真実の姿なのではないのか?と、問いかける、そういう短編になっています。

短編集なので、というか、SFの短編って結構皮肉が利いたテーマが多かったりするのですが、これもかなり皮肉が利いていると思います。

また内容もそれなりにストレートに解釈できないところもいくつかあって、読み応えとしては結構あります。
#つまり、何度か読まないと、ああ、そういうこと!というのが見えてこないときもあります。

けれども、ラストに描かれる「祈りの海」については、文字通り信じていたものの崩壊をさすがSFという形で描いてくれるし、実を言うと、これを読んで『金枝篇』の編纂意図(フレイザーの意図)に気が付いた、というか深読みしてしまったというか、連鎖反応が起こりましたね。

海外モノのSFってクセがあるんで、僕個人としては万人にはお勧めしませんが(というか好きな人は好きなので進める必要がないというのもある)、エウレカセブンの世界観を構成するサブテキストのひとつ、として読むにはお勧めだと思います。
#きっと監督はじめ、制作スタッフの人たちはこういうのに影響を受けて育ったんだ、というのが分かるんじゃないかなぁ。

* * *

次は、スカブコーラル、コーラリアン、そしてクダンの限界、これらのキーワードの元になった小説は間違いなくこれ。

グレッグ・ベア 『ブラッド・ミュージック』


交響詩篇エウレカセブンの中で「スカブコーラルとの合一」とか、スカブコーラルが見せる図書館でのダイアンとレントンの会話で「知識・経験の共有」や指令クラスターという言葉、そしてクダンの限界、まで、この1冊にはこの辺のベースとなるネタが詰まっています。

つか、読みながら、おおー、そういうことだったのか~、とか頷きながら読んでました。
うん、これぞまさにポロロッカ現象だ(絶望先生より)。

何と言うか、これもまた僕の勝手な想像なんだけど、制作スタッフの人はこの『ブラッド・ミュージック』では見ることが出来なかったエンディングを、このエウレカセブンの中に表現したかったんじゃないか、つか、むしろ俺ならこういうラストにしたぜ、くらいの勢いで書いてたら面白いなぁ。


この本を読んでいてまた連鎖反応、というか確信のように感じたことが一つあって、やっぱりスカブコーラルはナノマシンだったんじゃないか、ということですね。

ここからは僕の妄想爆発ですけれども、

1万年前のエウレカ号に乗って宇宙に運ばれたのは、実は惑星をテラ・フォーミングするために人類によって創られたナノマシンだったんじゃないのか?
それが隕石の衝突によって、海に漂着し、コントロールを外れたナノマシンが暴走し始めた、そういうのであっても面白いな、なんて。

もともと人類は遅かれ早かれ地球を滅亡に追いやる、そういう状況にあって、そう遠くない未来に地球を離れなくちゃいけなかったのかもしれない。
だから、他の惑星を改造して、人類が住めるようにテラ・フォーミングしてしまおう、そのためのナノ・マシン、そのためのエウレカ・プロジェクトだったんじゃないか?

でも他の惑星を改造するつもりで作ったナノマシン=スカブコーラルは、因果応報のように地球に漂着し、地球自身をテラフォーミングしてしまう。
かつて、地球が最も美しかったその姿に。

また、漂着した際に、母なる海に落ちたことで、海洋生物との融合をしてしまい、生物が海から進化したように、スカブコーラルもまた進化してしまう。
そして進化の仕方は「融合」だった、それだけが彼らのコミュニケーション手段だった=侵略(と人類には見える)。


で、思うに、ナノマシンはそれぞれがナノレベルで知性を持つ、知性体の集合であり断片=クラスターで、それの上位階層に位置するようになったナノマシンの集合体が指令クラスターになったんじゃないかなぁ。

ただ、ナノレベルの知性体がかつて地球だった地表の殆ど覆う、ということは、ナノレベル小ささの知性体がおびただしいほどの数いるわけで、ナノレベルで観測対象を発見することになり、全てを情報化して処理するナノマシンと、情報化量に対してオーバーロードしてしまう地球の中で思考のブラックホールを生み出し、地球という物理宇宙を崩壊させてしまう、それがクダンの限界、だったんじゃないかなぁ。

……なんて、考えたりしちゃうんですよねぇ。

とまあ、放送終了はしてしまったエウレカセブンですが、未だにこんな感じで遊んでいられるというのは嬉しいものです。
ああ、久しぶりに妄想したので楽しかったです。

とりあえず、この2冊については、SF好きではないけれど、エウレカセブンは好きなので興味あるぜ、という人にお勧めです。
#海外SFは訳者のクセもあってとっつきにくい場合もあるけれど、この辺はまだ読みやすくてよいかもしれません。

つか、ひょっとしたら長門も読んでるかもよ(笑)。

交響詩篇エウレカセブン DVD13巻

交響詩篇エウレカセブン DVD11巻&12巻 そして13巻ジャケットについて

2006-07-11 00:22:04 | エウレカセブン
大分ご無沙汰になってしまったというか、書こう書こうと思って後回しになってしまっていた『交響詩篇エウレカセブン』のDVDレビュー。
今月末には最終巻が発売されるとあって、それまでにやっぱり仕上げておきたいな、と思ったので。

つか、最終巻の表紙は、か・な・り・素晴らしいと思いますよ。

放送終了からは3ヶ月くらい経ってしまいましたが、それでもまだまだ僕の頭の中では愛すべき作品として、また色々と妄想して遊ぶ余地のある作品として楽しんでおります。
やっぱり元が良いのでDVDで観直してみても、また面白い、というか、DVDだけに絵と音がより美しいわけで、また感動、みたいな。

ということでDVD11巻と12巻についてショートコメント、そして間もなく発売されるであろう最終13巻についてちょびっと&またまた妄想をちょびっと。


交響詩篇エウレカセブン DVD 第11巻


第39話「ジョイン・ザ・フューチャー」
激動の第4クールへ突入する前の最後の笑いのひと時。
遊び心満載のインターバルだけれども、フットサルの試合の一方的な得点差とホランドの「守らねぇ!!」は実は来る第4クールの状況(1万2千隻対2隻)と、最後のゲッコーステートのスタンスを暗示してたりして。
脚本の菅さんも仰ってましたがお遊び的要素一杯、でもこういうのも有りだよね。


第40話「コズミック・トリガー」
いよいよ突入する第4クール。
何が凄いって、OPが凄い。個人的には4クール通じて最高のOPだったし、僕がこれまで観てきた作品のOPの中でもベスト1というくらい好き。
京田監督の絵コンテが光るストーリー性に溢れたOPだったなと。
さて、本編はエウレカが「人間って凄いね だって、命を自分の体に宿せるんだもの」と語るところが大きなポイント。
第4クールが「家族の絆」という最終テーマに向かって走り始めた、そんなところです。


第41話「アクペリエンス・3」
これは私が今まで生きた来たことの証だから
。・゜・(ノД`)・゜・。
これまで何もなかった「白紙の本」だったエウレカが書き込んだのは大きなハートマーク。
これだけで十分。これだけで感動です。


第42話「スターダンサー」
全てを賭けて子供達の未来を切り開こうとする大人の姿勢に感動。
またそれに全力で応えようとする子供たちに感動。
そして苦難を乗り越えた先に到達したノルブとサクヤの物語、そしてそのエピローグにまた涙。・゜・(ノД`)・゜・。
つか、この30分は本当に素晴らしかった。
……ラストにレントンたちが辿りついた先に驚愕!!

……おおー、やっぱり第4クールって改めて観るとすっごいなぁ~。面白いなぁ。つか、感動しまくり。・゜・(ノД`)・゜・。
これから更に佳境へ入っていくし、第4クールの密度は半端じゃなかったなぁ。作画の方も1年ものの第4クールとは思えないほどラストに向かえば向かうほど気合が入ってく感じがして凄かったなぁ。

と言う感じで次はDVD12巻へ。

交響詩篇エウレカセブン DVD 第12巻



第43話 ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド
舞踏会で踊るアネモネと、戦闘空間で踊る303が対照的なデューイとホランドの対比の構図、そして明かされる謎。
そんな表世界とは裏腹に、レントンとエウレカの関係性は最後の山場へ。
基本的にエウレカがレントンとは決定的に違う、ということを強調する仕組みがここから始まるんですが、その違いを乗り越えて…というのはラストのお楽しみ。


第44話 イッツ・オール・イン・ザ・マインド
アネモネとドミニクの関係性が変化していくのがこの回。
つか、この回辛かった。・゜・(ノД`)・゜・。
そんな中に「すがらないで」と言っていたアネモネが、ドミニクから貰ったアネモネの花をしおれそうになりながらも大事にしているところがポイント。
誰よりもSOSを発していたのはアネモネ自身だったのです。頑張れドミニク!!
また、真の地球の姿にアイデンティティー・クライシスを描くのもこの回の特徴。
第1話のストナーの「環境が異なったら記憶はどうなるのか?」という問いをストレートに表現していると言っても過言ではないです。

第45話 ドント・ユー・ウォント・ミー?
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

だからモーリスにはママと同じ想いはしてほしくない
救いたいんです、ジ・エンドのライダーを
去るものは……いつかまたこの星の上で会おう

もう、この台詞だけで充分泣けるっす。
多くは語りません、号泣必至の素晴らしい回です。・゜・(ノД`)・゜・。


第46話 プラネット・ロック
超(蝶)・驚愕の第46話。
マジで度肝を抜かれました&そしてその展開がまた美しかったです。うん、美しかった。
もうどうなるんじゃー!!というところで、このDVDもツヅク!!
なんて罪なんだ(笑)。
それにしても、ラストはビックリでしたが、それでも5人が手をつないで丘の上に立つシーンは最高にお気に入りのシーンの一つです。
あれは本当に素晴らしかった。

あと、このエウレカセブンのSF部分についても結構妄想の余地を残してくれていたんで、勝手に色々と妄想しておりました。
当たったところもあれば、外れたところもあるけれど、こんな感じで楽しんでおりました。
「海」が出たときはマジでビックリしまたよ!!

デューイの言葉が気になって仕方がありません


「約束の地」とは


* * *

■琥珀の指輪について

さて、DVD2巻分を短くレビューしてきたんですが、ちょうどこの頃、OPの映像に映る「琥珀の中の指輪」について、結局触れずじまいかよ、というご意見をたくさんのブログで拝見しました。

ここで僕の個人的な意見なんで、参考になるかは分かりませんが、僕個人としては「琥珀の中の指輪」の伏線としては、今住んでいる「約束の地」が、実は「地球」であった、ということに関するヒントという存在で、そのヒントでこの伏線は消化されたものだと思っているんですよね。

要するに古代遺跡の発掘からその昔ここには実は人が住んでいたんだ!!みたいなのと同じ効果で、つか、実際作中でのインパクトはそれより凄くて、自分たちが住んでいた星には実は先住民がいて、指輪をする文化があったんだ、つか、それって自分達のご先祖様じゃん!!つまり、ここって「地球」かよ!!みたいな。

で、思わせぶりな指輪の「R to E」の文字ですが、これは制作サイドから視聴者へ向けたプレゼントみたいなもので、ここは色々と想像して遊んで欲しい、というところじゃないかと。

例えば、第33話「パシフィックステイト」ではレントンとエウレカに似ているカップルがサーフィンをしにいくシーンが描かれるわけですが、時代設定としては約1万年前。
その二人が結婚した証、それがあの指輪だと想像しても面白い。
#それは視聴者側に許された遊びの空間だから。


その二人が今度は1万年の時を越えて、再びめぐり合う。
そしてまた結ばれていく。


結局あの指輪の顛末を描かないことによって、僕ら視聴者は色々と解釈できて、楽しめるわけです。

そして、妄想好きの僕が、さらにこれに刺激されてしまう出来事、というか、DVD13巻のジャケットがここに。

交響詩篇エウレカセブン DVD13巻


リフボードではなく、サーフィンのボードを持って「海」を前に手をつないでたたずむレントンとエウレカに良く似た少年と少女。

僕は第40話「コズミック・トリガー」の感想で、こんなことを考えていて、


僕の個人的なラスト予想としては、1万年後に「海」に満たされたこの惑星で、エウレカとレントンの子孫とも思える二人がリフじゃなくて、サーフィンをやっている、そういうラストカットで締めて欲しいなぁ。
ゆえにこの時代の二人がどうなったか?というのは視聴者の想像に任せる、で、答えは1万年後、みたいなのでも嬉しいです。


まさにそんな光景がここに。・゜・(ノД`)・゜・。

このジャケットを見ただけで泣いてしまいましたよ。

よーく見ると、エウレカっぽい女の子には羽は生えてなくて、レントンっぽい男の子には羽が生えてます。
そして、「海」に満たされた惑星。

コーラリアンはきっとまた会える、いろんなことが合わさって、また会える、そういう日が来ることを願っている、と言って未来をレントンとエウレカに託しました。

きっとあの二人はレントンとエウレカの血を受け継いだ子たちで、トラパーがなくなって、「海」で満たされる日がくるのはきっと時間がかかる。
ひょっとしたらそれは1万年後なのかもしれない。

そんな日がこのジャケットに描かれた、そういう凝縮された一枚なんじゃないか。
……とさえ思えてしまいます。

また1万年かけて二人が巡り会った。
そう思っても楽しいじゃないですか。

そしてまた指輪を贈る。

そんな遊びが僕らの中にあっても許されるんじゃないか、そんな風に思ったりもします。

放送終了から3ヶ月が経ちましたが、まだまだ僕の心はこの『交響詩篇エウレカセブン』で満たされているようです。

計画通り

2006-07-09 08:40:57 | Weblog
昨日は(奥さんの)愛車であるPEUGEOTのママチャリに娘を乗せて、病院に行ったり、ケーキ買いに行ったり(ここのケーキは絶品)、花屋さんで花束買ったりと、午前中だけでもフル回転という感じでした。
#娘の方は風邪というか、殆ど治りかけだったんで、溶連菌(ようれんきん)の完治チェックのついでに行ってきました。

娘と「ママにはナイショね~」と言いながら花束買ってたんですが、家の前に自転車をとめているところで奥さんに発覚。
うーん、完全サプライズは無理だったか。
とりあえず、娘から花束を渡すことに。


そうそう、何で普段しなれないことをしているかというと、昨日が結婚記念日だったんですね。

6周年。

うわ、早っ!!
みたいな。

結婚して娘が生まれる前までは、結婚記念日とかだとレストラン予約してお食事とかだったんですが、家族も増えるに従っておうちでお祝い、みたいな感じになってきました。
#つか、生まれたばかりの子燕。を連れて行くわけにもいかないですしね。

あと、丁度うちの子燕。の「お食い初め(おくいぞめ)」の儀式(ちょうど生後百日くらいを目安にやるんですね)も次の日にするんで、午後はみんなでスーパーに食材の買出しへ行ったりと、久しぶりのスローな一日を送った感じです。
#残念なのは鯛が、丁度良い大きさのが無かったこと。
#つか、うちのグリルに入りきらんよ。

どうも今回はヴィシソワーズとかいろいろ作るっぽいです。

* * *

買出しを終えて家に帰ってくると、家に見知らぬ機器が。

と言ってもそんな大げさなものではなくて、これが噂に聞く「フードプロセッサー」ってやつですね。
#厳密には違うっぽいが、僕には同じに見える。
近所の奥さんから借りてきたらしいです。

ちなみに借りたのはこれ(つか、アマゾンって何でも売ってるのな)。

Braun マルチクイック プロフェッショナル MR5550MCA


で、使ってみることに。


……めっちゃ便利!!


たまねぎのみじん切りとか、あっと言う間!!
これで目が痛くなることもない(笑)。

圧巻だったのは、ヴィシソワーズを作るときに、本来ならじゃがいもとか潰しながらゆっくり混ぜていかないといけない(はず)のところを、これ使うと一瞬で滑らかなスープが出来上がってしまうところ。

ぬあー、これ凄い。

いや、僕が料理するわけじゃないんですけどね(笑)。

というわけで、文明の利器に二人して「ほほー!!」となり&最近帰りが遅く(主に送別会で)ご機嫌斜めだった奥さんの機嫌を元に戻すべく、結婚記念日のプレゼントにフードプロセッサー購入計画があっという間に成立した、そんな瞬間でした。

でもひょっとしたら買うのはこっちになるかもしれないけど。

Cuisinart リトルプロプラス フードプロセッサー LPP2JW



まあ、これ買うことで、自分の食事に還元されるんだからウェルカムだよな~とは思いつつも、購入前にお友達からそれを借りて、かつ、料理を作り、感心させることで購入まで持っていく(ご機嫌斜めというスパイスを加えて)、という誘導手法なんじゃなかろうか、とふと思ったんですが、思っただけにしておきます(笑)。

……ん、待てよ。
ホームベーカリー買ったときも同じようなシチュエーションだった気が…。
#ホームベーカリーも事前におともだちから借りている。


たぶん言及しないことが家族円満の秘訣だと思います。たぶん(笑)。

笹の葉さ~らさら~

2006-07-08 02:10:11 | Weblog
うちの娘も幼稚園に行き始めたので、七夕イベントみたいなのもあって、でっかい笹をもらってきたわけですね。
先週あたりから家の中で準備していたんですが、今や飾りだらけになってかなりしなって短冊が床につきそうな状態です。
#つか飾りすぎだ。

娘が短冊に何を書いたのかと思って見てみると、



(自分に)できることがちゃんとできますように。



……ふ、深い。深いぜ4歳児。


あとは、



みんながちゃんと生きてますように



……す、凄いぜ4歳児。


というような短冊が30枚くらいかかってました(書きすぎだろ、どう考えても)。

つか、

宇宙人に会えますように、とか
未来人に会えますように、とか
超能力者に会えますように

という短冊が無くてちょっとホッとしました(って普通無いよ!!)。
#もしあったら時間遡行とかしてしまいそうです。

というわけで、古来より七夕の夜は気をつけないといけませんね。
ハルヒのように世界を改変してしまう、そんなことがあるかもしれませんね。
つか、あったらよいな(という願いを短冊に書こうかと、一瞬脳裏をよぎったことはナイショです)。

* * *

ようやく、涼宮ハルヒの憂鬱の最終話を観ることができました。
#期せずして七夕の夜(正確には日付変わってるけど)に見たのは何となく面白かったですな。

話数がシャッフルされていたんですが、シャッフルしたからこそきっとラストはあの「Sleeping beauty」のエピソードで締めてくれるに違いないと確信していたので、このエンディングは美しかったですね~。

もともとあまり原作付きは見ていない方なんですが、この『涼宮ハルヒの憂鬱』はそんな僕の行動を覆すに十分なくらい面白くて、原作知ってても毎週楽しめたというのは本当に何というか、嬉しさすら感じてしまった、という感じです。

1クールだからこそ実現できたのかもしれないですが、それでもこの毎週驚いちゃうような無駄な情熱の傾け方(最高の褒め言葉)は、いい仕事してるな~と思うし、何となく元気もらっちゃう、そんな感じすらありますよ。

4~6月期でやっぱり一番楽しめた、それが『涼宮ハルヒの憂鬱』だったんじゃないかな、と思います。
無駄なまでにすっごい作品をありがとう!!

涼宮ハルヒの憂鬱 朝比奈ミクルの冒険 Episode00 通常版