蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

現場復帰なのです

2008-07-31 01:21:15 | Weblog
送別会が続いてて、そろそろ飲み会疲れのピークに達しそうな燕。です、こんにちは。


・・・つか、それって自分の送別会なんですが。


というネタ、否、事実をちょうど2年ほど前にしたのですが、それからほんとに2年後に再び異動となりました。

つまり本当に自分の送別会でした。


今度の部署は営業です。


これまでずーとエンジニアをやってきて、2年前に企画部門へ異動になり、そこで「企画系は現場から離れると感性が鈍るから2年で戻りたい」と宣言していたら、宣言どおりに。

実際は、いくつかの条件をクリアしてしまったので異動対象になっていて、そのタイミングがちょうど2年後に来た、ということなんです。


担当は商社さんを担当することになってまして、もともと商社さま担当のエンジニアだったので、復帰した、という感覚に近いかも。
#営業部の人、知ってる人ばっかりだしね。


つか、知ってる人ばかりというのも困りもので、着任は8/1なのに、既に「お前ならこれくらいできるだろう」的にどんどん仕事入れられてます。
着任前なのに、もう営業として打ち合わせいくつも参加してます・・・。


とはいえ、今回の営業異動は自分で希望していたものだったし、配属先までドンピシャであてがってくれたので、本当に僕の人事に関係して動いて頂いた皆様には頭が上がりません。
いつもいろんな人に助けてもらってると実感します。
本当にありがとうございました。
#人事は受けと出が一致しないと成立しないので、バーターやトレインを組むのが非常に難しいんですよね。
#しかも戦略人事だと特に。


そんなわけで7/31は大阪出張です。
#まだ着任日前なのに!!

では。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第16話『超合集国決議第壱號』

2008-07-28 23:12:54 | コードギアスR2
超合衆国の誕生、日本の奪還へ向けた決起、核の危機、そしてルルーシュがスザクへ独白する自らの正体とナナリー救助の願い。

この先何が起こるのか予想もできない展開ですが、不死だった魔女C.C.がその指から血を流し、ルルーシュが友達について思いを馳せるシーン、そこに映るC.C.の左手の薬指に巻いた絆創膏が、あたかもルルーシュから贈られたエンゲージリングのように見えたのが印象的だった第16話「超合集国決議第壱號」。

再び日本が戦場に。

この世界でもまた、世界で初めて核兵器が使われてしまうのか。


■秘匿情報の公開

やっぱり今回個人的に一番見応えがあったのは、我を忘れそうになったルルーシュが(不老不死ではなくなった)C.C.の指から流れる血をみて、そしてC.C.の言葉を受けてスザクに正体を公開するシーンでした。

これまでの感想でも、コードギアスの面白さとしてはライアーゲーム的要素にあって、嘘をつかない勇気が持てるか、素の自分で立っていられるか、というような点が勝負の分かれ目じゃないですが、勝負ポイントでの嘘であったり、真実を公開するところや、それをまた受け入れることが重要なポイントとして描かれている、と思って書いてきているので、この点において、今回やはりあのルルーシュが心が寒いときどうする?という言葉に、友達という答えを見つけ、なりふり構わずスザクを頼る、というのはルルーシュ的にどんなにかっこ悪くても、個人的にはかっこよく見えましたよ。

最終的には秘匿の象徴であるゼロの仮面すら脱ぎ捨てる&人の自由意志を剥奪する能力=ギアスの破棄まで辿り着くと面白いと思っているので、やはりそういう意味でこの告白には大きな意味があると思うんですよね。

黒の騎士団のトップがブリタニアの皇子では下がついてこないのではないか?という不安も確かにその通りなんだけれども、最終的にはそこも突破して欲しいところ。

ユフィ、シャーリー、カレンに続いてスザクもルルーシュの姿を知ることでどういう展開になるのか。
いまだ迷いの真っ只中にいるスザクにとってどういう影響を及ぼすのか。

次の神社での邂逅が楽しみです。
結局最後の最後については、この物語自身がどういう経緯を経て、どういうマクロ的な要素を含んでテーマを描いたとしても、最後の最後はミクロ的にルルーシュとスザクという二人の物語に収斂してくるんじゃないかと思っているので。

■アーニャ

以前コメント欄でアーニャはルルーシュの本当の妹では?という予想を頂いたんですが、これは非常に面白いなと思っていたんですよね。
そもそもナナリーを守る、ナナリーが幸せに過ごせる場所を求めてルルーシュはすべての行動を起こしたのですが、その根本を揺るがす、この作品自体を揺るがす大胆予想ですよね。

そして今回、アーニャまでもシャルルのギアスにかかって記憶を改ざんされている可能性が示唆されました。

これは面白くなってきました。

アーニャの髪の毛の色からするとユフィに近い血筋なのかな?とも思わせますが、C.C.が反応したことからも、アーニャは妹かどうかは別としてもやはり彼女自身が何らかの鍵になってきそうですよね。

彼女自身も過去を奪われた人間であること。
彼女もまた何かを取り戻さないといけない存在なのかもしれないこと。

今まで必要以上に物事に無関心に描かれてきた彼女が、何かを取り戻す、自分を取り戻す、という風に動き始めるとすれば、これはコードギアスのテーマと照らし合わせてみても非常に面白いですよ。


■そのほかにも


ニーナの思想はかなりやばい方に振れてきましたね。
しかもそれをスザクに背負わせるのはつらい・・・。

日本奪還戦争と核。

(作中ではなく)日本人の戦争と核アレルギーをなめるなよと言いたいところもあったりなかったり。



紅蓮がさらにパワーアップしてる。
つか、誰も乗れない機体って(笑)。
#神虎もそうか。

案外ナナリーを守って戦うのは、パワーアップした紅蓮(聖天八極式)に乗るカレンなのかもしれないなぁ。


千葉さんがフラグを!
危ない。
千葉さん好きーの僕としては非常に危ない。
#でも最後はぐらかされたのでこのフラグは微妙に。


うーむ、今週もヒヤヒヤ展開でした。

コーネリアさまはどうなるのでしょうか。
#コーネリアさま好きーな僕。

そういう中で唯一、左手の薬指から血を流すC.C.に絆創膏を張って手当てをしたルルーシュ、個人的にはそれがルルーシュからC.C.へのエンゲージリングのように見えて、なんていうかホッとした感じです。


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1/35 メカニックコレクション 紅蓮弐式


マクロスF 第16話 「ランカ・アタック」 感想

2008-07-27 18:46:12 | マクロスF
ミンメイ・アタックならぬ、ランカ・アタック。

僕が初代マクロスを見ていたころは小学生だったので、ミンメイ・アタックを見たときにどう思ったのか。
もう忘れてしまったけれど、きっとヤック・デカルチャーと思ったんじゃないかと思ったり、思わなかったり。

今回のランカ・アタック。

とても悲しい。

そんな気持ちになりました。

ランカが凄く大切にしていた歌。

過去をすべて失っても、それでも覚えていて、ずっと自分の分身のように大切にしていた「アイモ」。

これが、バジュラ殲滅のために使われる。

「アイモ O.C.」としてアレンジされたその歌は、あたかも戦乙女として戦士たちをいざなうかのように(そしてバルキリーの本来の意味であるところの戦死した者を導くかのように)、ラグナロクという終末へ向かって進む、そんなもの悲しさを演出しているかとさえ思えるほどに。

現在、バジュラとの戦いは、どちらかが種族として滅びるまで戦い続ける、という様相を呈してきました。

ランカとバジュラの何らかの関係があることは分かってきているんだけれども、リトル・クイーンと言われたように、ランカはきっとバジュラを統べる存在になる可能性があって、そういう意味で考えれば、ランカが大切にしたいた「アイモ」を使って、バジュラを殲滅していく、というのは、本当に悲しい感じがしますね。

ミンメイ・アタックを提唱したのは、その恋人だった一条輝でした。

輝の当時の気持ち、僕は全然考えたことなかったけど、どんな気持ちだったんだろうか。


■ランカ・アタック

ランカの歌からは微量なフォールド波が発生していて、それがバジュラに対して影響する、それを利用したランカ・アタック。

初代マクロスで、第1次星間戦争の戦局を変えたリン・ミンメイ作戦(ミンメイ・アタック)のように、歌を使った人類の秘策。
それをゼントラーディと人類の間の子であるランカ(でも本当はまだ分からない・・・)が歌う、というのはある意味感慨深いのかも。

バジュラはそもそも、自分たちの位置特定のためにフォールド通信波を相互にやり取りする習性があるので、それを利用した形になるんだろうか。
#第7話「ファースト・アタック」でルカがバジュラ母艦に鹵獲されたのは、ルカの乗るRVF-25がバジュラにジャミングされないように、開発中のフォールド通信装置を搭載していたからだと思われる。

原理は分からないけれども、リン・ミンメイが文化の象徴となったように、これによってランカちゃんも救世主としての冠を(自分の意思とは無関係に)頂くことになるんだろうなぁ。

それにしてもやっぱり何か悲しいなぁ。

大事にしていたものを汚されちゃった感じ?

いみじくもブレラがランカに言ったように、ランカちゃんの歌は普通に聞いてても癒し系というか、なぜだか応援したくなるような温かい感じの歌声なんですよね。

「アイモ」はこれまでも凄く大事なシーンに使われたりとか、ランカちゃん自身が凄く大切にしてきた曲だから、余計にそれを利用するような感じでアレンジされてしまったのは視聴者的にも何となく寂しい感じ。
#映画「バード・ヒューマン」で使われた「アイモ~鳥のひと」は逆に凄くマッチしてて感動的ですらあったのに。

そしてそれが、今度はプロトカルチャー由来の子孫が残るか、バジュラが残るか、という殲滅戦の道具として使われてしまう。

アルトが叫びながらミサイルを撃つシーンなんかは、個人的に見てて悲しくなってしまいましたよ。

兄であるオズマがランカちゃんに問うた言葉も、そしてそれに虚ろな目で答えるランカちゃんも見ていて痛々しい。


初代マクロスでは、ゼントラーディとのどちらの種族が生き残るか?という殲滅戦から、歌に感動して、そこから一気に共存まで辿り着いていくというとんでもないスケールの話をやってくれました。

このマクロス・フロンティアも現時点では完全に殲滅戦の様相を呈しています。

双方のつなぎ役として、ランカちゃんがどんな運命をたどるのか、今から心配でなりません。
#というか、次回の予告が一番心配でなりません。
#つか、オズマ役を小西さんがやってる時点から心配でなりません。
#小西さん=兄貴役はやばいっす。それだけで死亡フラグ化しています。


■リチャード・ビルラー氏

S.M.Sのスポンサーとして、第1話から名前は何度か出てきていた(第7話でもチラッと出てる)リチャード・ビルラー氏の登場。

彼がはめている指輪が非常に興味深く、やっぱりアルトがシェリルのイヤリングとの相似性に気がつきました。

果たしていったい何者で、シェリルとの関係はありやなしや?

ビルラー氏本人は、頭のねじが何本か取れてしまっているかのような話しぶりでしたが、今回の話を聞いただけでは、ビルラー氏が目指すところと、ギャラクシーが考えているところとに、それほど違いが感じられないのでは・・・なんて思ってしまいました。
#ギャラクシーサイドの狙いはまだ全然明らかになってないけれども。

ただ、双方とも、プロトカルチャー由来の技術ではフォールド断層を超えることはできず、その技術の鍵を握っているのはバジュラである、という認識なんですよね。
#ギャラクシーサイドも、プロトカルチャー50億年の悲願をかなえるとき、みたいなことを言っていたような気がするし。

フォールド・リアクターに関しては、実用段階に入りそうなんで、それだけだとバジュラ、という存在を福音とまで呼んだビルラー氏の考えはまだ分からないなぁ。

でもS.M.Sに最新鋭機のVF-25を準備させていたのは明らかにバジュラ戦に向けて準備していたような感じもあるし、この人の考えはまだまだ謎です。

とりあえず、あの指輪で輝くアメジストのような結晶と、シェリルのイヤリングの関連性が知りたいところですね。
#あの結晶はフォールド通信波の増幅器のような役割を持っていたり、バジュラから取り出したものだったりとかするんでしょうか?
#ランカちゃんの体内にもありそうな感じが・・・。


■シェリル

うわー、何かシェリルが不憫過ぎます。

ランカちゃんを見ながら、さっきまでそこに自分がいたポジションを明らかに奪われるという光景を目の当たりにしてしまったような感じ。
しかも、本当の意味での救世主にすらなってしまいそうな勢い。

艦長に「意地です」と答えたシェリル。
僕はそういう毅然としたシェリルがやっぱり好きで、彼女の生命力の強さ自身が彼女の魅力でもあると思うから、グレイスに仕込まれた病を早く打ち破って欲しいものです。
#グレイス的にはシェリルの病院嫌いも計算のうち?
#マクロス・クォーターで倒れて、カナリアさんに検査してもらったほうがいいよ、きっと。


このトライアングルも、ランカちゃんは自分の意思とは違う次元で話が進んでしまって、いきなり救世主扱いされてしまうし、シェリルは人気面でランカちゃんに追い上げ食らってるだけじゃなく、グレイスからも廃棄とか言われちゃうし、アルトはアルトで、ブレラに勝てなくて落ち込んでるし、いびつな三角形になってきてしまいました。

ある意味、今は作品全体の谷の部分なのかもしれないですね。
谷が深いと、上昇も大きいので、今は我慢、我慢。


それにしても、ブルーレイ第1巻届いたんですが、ブルーレイ・レコーダーをまだ購入してなくて見ることができません(笑)。
8月中には購入予定なんだけどね。今は値段とにらめっこです。

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やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。

劇場版 空の境界 第4章「伽藍の洞」 感想

2008-07-25 01:10:48 | 空の境界
第4章からは長めの公開をしてくれて助かった~、というのは本日、思い立ったように「劇場版空の境界 第4章 伽藍の洞」を見てきたからです。

第3章の公開から少し日が開いていた、というのと、自分自身の予定をうまく組めなかったため、今に至ったわけなんだけれども、そうこうしているうちに第5章が公開(8/8)になっちゃうので、これはやばいと思って、行ってきましたよ。
#自分の仕事の方向性も本日ほぼ決まったので、何かをするにはちょうど良いタイミング(で、その何かをするってのがこれか・・・)。

多少予想はしていたのですが、テアトル新宿、空いてました。
これまではいつも当日券で、立ち見が出て、座りたいもんだからいつも22:30の回を見てって感じだったのですが、今回は21:20の回で、しかもど真ん中で見ることができました。

それにしても、本編に入る前のクレイアニメ、あれのレベルが毎回上がっていく(&登場人物が増えていく)のは素敵過ぎる。
#今回はライダーも登場だ。

時系列をわざとばらして構成されている「空の境界」ですが、その中でも第4章の「伽藍の洞」は第2章「殺人考察(前)」の続きというか、2年後のお話になります。

以下、今回の感想は簡潔に書くつもりですが、ネタばれありですので、未読の人はご注意を。



■再生のおはなし

第2章の「殺人考察(前)」が両儀式/識のはじまりとおわりの物語であったとしたならば、今回の「伽藍の洞」は、間違いなく識を失った式が、両儀式として再び生きる、つまり再生するおはなしなんだよね。

しかもそこには長く死を体験した後に得た「直死の魔眼」と初めてそこで向き合う、新しい両儀式の誕生になるわけで、すべてがそこに向けて演出されていくわけだけれども、やはり予想通り、というか、僕は既に上映前に劇場に張ってあったポスターに目を奪われていたんだけれども、ラストのクライマックスで、式が包帯をはずして、「直死の魔眼」を自分の意思で解放するシーンは、素晴らしく美しかったですね。

やっぱり第3章「痛覚残留」でも思ったんだけれども、「直死の魔眼」が発動するシーンは凄く綺麗。
#もちろん第1章「俯瞰風景」での最初の発動シーンとアクションも素晴らしかった。

また、そこに至るにあたって、髪の長い式が、ナイフでばっさり髪を切るんだけれども、そのシーンがまた色っぽいわけですよ(笑)。
いやー、あのうなじは良いですよ。必見です。


つか、髪の長い式が超かわいいです。


ということで、髪を切って、そして魔眼と向き合うことで、新しい両儀式として生まれ変わった、再生=再び生きることを選んだ、お話なのでした。


■伽藍の洞だから

最後に橙子さんが言うんですよね。

空っぽということは、そこに今度は新しくつめることができるんだって。

この幸せものって。

本人はまだ気がついていないんだけれども、識が受け持っていた部分=今は失われた部分を、だからこそ幹也という存在が埋めていけるんだよね。

識はなぜ死ななければならなかったのか?

大切な夢を守りたかったから。

幸せを守りたかったから。

識という存在(もしくは式という存在)がいては掴むことができない夢、異能者として決して辿り着けない場所、つまり二人の夢を得るには併存はできないという矛盾。

そこにピリオドを打って、式をいろんな意味で助けて、そして識は死んだ。

これがやっぱり切ないよね。

そしてここが、やっぱり「空の境界」の本質は、式と幹也の純愛のお話なんだよな、と思う点なんですよね。

それに式が気づいていくのはこの「伽藍の洞」よりもまだ先の話。

でも、すぐ先の話。


■髪の長い式

髪の長い式は最高に可愛いです。
もう惚れました。

いや、前から惚れてましたが。


■橙子さん

いや、でも一番素敵なのは橙子さんです。
#僕の中で劇場版でもっとも素敵なのは橙子さん、否、橙子さま。

今回も、めがねで人格が変わる設定を見事に演じてくれました。
素晴らしい!!

あれは映像というか、音声がないと分からないよね~。


■次回予告

巴くんは絶対に「無限の剣製」が使えると思った。


第5章の「矛盾螺旋」は100分超になるらしいので、通常料金になるっぽいぞ。

そうだよなー、あの濃いー内容は100分超になると思いますよ。
できれば公開期間長くして欲しいなー。
#多分1日2公開は100分超えたら無理だよね?

ということで、第5章は凄いことになると思うので、今から楽しみですよ。

劇場版「空の境界」 痛覚残留 【通常版】


劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 【通常版】


劇場版「空の境界」 俯瞰風景 【通常版】

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第15話『C の 世界』

2008-07-21 08:52:26 | コードギアスR2
第1期のEDでC.C.が教会の下で血を流しながら倒れているカット、あれはそういうことだったのか。
今回の第15話を見るまで、ずっと謎だったカットの理由が今初めて明かされました。
かなり衝撃的。

それにしてもC.C.切ねー。

彼女の本当の望みは死にあらず、ただ誰かから愛されたかっただけ。
しかしそれすらも本当の愛はギアスにては手に入らず。

ルルーシュがシャーリーを失ったときのように、ギアスで救える命などないというように。

そしてC.C.の記憶喪失展開。

どんだけ視聴者の想像の斜め上を行くんだ。


■コードの継承

シャルルやC.C.がコードと呼ぶ、ギアスを与える側の能力(印?)は、ある一定以上のギアスを利用した(その判断基準としては両目にギアスが発現すると考えてOKかな)相手に対して、継承が可能。
そしてそのコードを継承したとき、その不老不死の永劫の鎖を断ち切って、ようやく死ぬことができる。

C.C.が垣間見せていた、不老不死の孤独、魔女の孤独にも実は終わらせ方があったということなんですが、それがそういう条件だったとは。

C.C.がその条件を満たす可能性を持っていたルルーシュではなく、シャルルを選んだのは、C.C.がルルーシュに対して「お前は優しすぎる」と言ったけれども、それはC.C.も同じで、C.C.も優しすぎてルルーシュを選ぶことが出来なかったようにも思います。

そして、そのC.Cがシャルルを選んだのは、兄であるV.V.のコードを奪ってまで何かを成し遂げようとしている?シャルルの決意に賭けたのか、また、タイミングとしてもルルーシュにコードを継承させる=孤独の苦しみを継承させるという決断を下せなかったのか、あるいはその両方なのか。

ずっと自分の死を探していたC.C.としては、タイミング的に降って沸いたかのような奇跡のタイミング。
これを逃せば、自分の死と、ルルーシュを継承から外すというC.C.の二つの望みは叶わなくなる。

けれども、C.C.は最後の最後でその決断を覆す。

それはやはり、ルルーシュが最後に言った「そんな顔で死ぬな 俺がお前を笑顔にしてやる」という言葉、これに賭けたのかもしれない。

そしてそれはC.C.の本当の願い、それを満たすことをルルーシュに賭けたのかもしれない。

それこそが、ルルーシュが最後に言ったお前の(C.C.の)本当の願い、愛されるということ、なんじゃないかと僕は思うんです。


ここからは完全に僕の妄想の世界なんだけれども、だからこそのC.C.の記憶喪失なんじゃないかと思うんです。

彼女がこれまで得てきた愛情は、すべてギアスのなせる業。

彼女を助けたシスターでさえ、「残念でした、あなた騙されちゃったのよ」という豹変ぶり。
#これこそコードギアス的な背信、誰もが嘘を抱えて生きている、という究極の表現だった?

だからこそ、C.C.が今度こそ本当の愛情を獲得できるかどうか、そういう意味で、彼女自身が「ゼロ」に戻った、その状態から愛されるかどうか、ギアスを手に入れる前の状態に戻ってもなお、彼女が愛情を手に入れることができるのかどうか、それが彼女自身の賭けでもあり、本当の願いなんじゃないかなぁ。

それに近い状態に辿り着けそうだったのが、マリアンヌだったんじゃないかと思う、というのは行き過ぎた妄想かもしれないけれども、ただそうだったとすると、第1期の第1話でC.C.がルルーシュを見たときに「見つけた・・・、私の・・・」と呟いた意味合いがマリアンヌの息子なら、ということにもなるんだけれども、この時点でマリアンヌの息子ということをもしC.C.が知らなかったら、単純に継承者=自分に死を与えてくれる可能性のあるものを見つけた、という意味とも取れますね。


コードギアスという物語は、いろんな要素があるんだけれども、ひとつはライアーゲーム的に、誰もが嘘をつく中で(誰もが嘘をついて生きているのだから許されるだろうという中で)、嘘をつかない勇気、さらけ出す勇気を問われているものであるということ。
#これがひとつの作中是。

そしてもうひとつは、第1話からずっと日本人が名前を奪われてイレブンとなったように、(今はまだ)奪われ続けている物語であるということ。
#今回で言えばスザクがカレンの自由意志を奪おうとしたように、これがひとつの作中悪。


C.C.にはまだマリアンヌの件がルルーシュに対する秘匿事項として残ってしまっているわけだけれども、それはC.C.が記憶を取り戻してからになるんだろうか・・・、というのはあるんですが、それでも今回明らかになったのは、C.C.自身も奪われてきたものだったわけです。

最初に奪われたのは自由?そして愛情、最後には自分で死ぬという、生きる権利(死ぬ権利)すら奪われてしまっていた、ということ。


コードギアスが奪われたものを取り戻す、もしくはその再生の物語なのだとすれば、C.C.自身もまた語り部ではなく、今この瞬間から、その再生の物語の一員として本当に組み込まれた、ということなんだろうね。

いやー、面白い。

最近はびっくりネタの連発みたいな感じで、驚愕展開をさせるだけで内容が少々希薄になったんじゃないかとか心配していたのですが、やはりこういう物語の鍵となる部分は、相当作りこまれている感じがずっしり伝わってきました。
素晴らしい。

これでルルーシュとC.C.は共犯者、というくくりからすらも飛び出ることになったんじゃないでしょうか。
共犯者という言葉で一線を引いていたルルーシュだけれども、C.C.にその概念が無くなれば、そしてC.C.自身が本当の愛を獲得できるのかどうかを最後に試しているのだとすれば、もう共犯者ではいられない。

最後のヒロインがようやくルルーシュに対する愛情を向けるのかどうか、これが楽しみです。

■ライアーゲーム

もう前述しちゃった部分がほとんどなんだけれども、これまでも感想の中でライアーゲーム的な要素が重要で、その必勝法は皆が正直であること、このコードギアスで言えば、嘘をつかない勇気、なんじゃないか、という感想を書いてきたけれど、今回はある意味そういう部分が作中で語られたところなんですよね。

シャルルが見せた精神世界?で、ルルーシュに問う、ユフィを失って、スザクやナナリーにまで身分を明かせず、仮面をかぶって何をしようと言うのか、と。

そういうライアーゲームの世界で、実は最強なのがナナリー。

人の手を触ることで、その人が今嘘をついているのかどうかが分かる。

スザクは今回触らせないということをしたことで、逆に何かを隠しているということを感づかれてしまう。

それもルルーシュと同じだと言う。

つまりナナリーにはルルーシュが何かを隠している、ということを知られてしまっている、ということ。

ここまで書いてきて、嘘をつかない勇気であったり、自分の意思の再生のお話であったり、といくつかテーマが出てきてるんだけれども、やはりナナリーがユフィの意思を継いで、ラストへ導くならば、これにプラスして、この秘匿された何かが(それは人によって違うけれども)公開されたとき、それを許す、許して受け入れてあげる、という力もまたこの作品の重要なテーマなんだろうね。

ユフィやシャーリーはその高みまで到達した。
けれども散ってしまった。

誰も他人の意思を奪うことはなく、嘘をつく必要もなく(また嘘で飾らない勇気をもつ)、たとえそれらがあったとしても、それらを後悔した後に、誰かが許してあげる、受け入れてあげることができる、というのが「優しい世界」なのかもしれないね。

ナナリーという、実は最強の女神が、この物語のゴールである「優しい世界」の鍵を握ってるんだろうね。


■シャルルとV.V.

あの焼け野原で二人で誓ったこととは何だったんだろう?

V.V.はルルーシュのことをシャルルに似ていると言ったけれども、V.V.とルルーシュも実は似ているところがあって、V.V.は最期の言葉で、僕は兄だから、と言ってるんですよね。

兄だから、弟を守らないといけない。

一番美しいのは兄弟さ、と言うV.V.。

V.V.がコードを継承したのもシャルルを守るためだったんじゃないか。

ルルーシュがギアスを受け入れたのも、ナナリーを守るため。

妹を守るため。

そのために嘘をついた。

V.V.もまた、弟を守るため、嘘をついた。

それが結果的に、シャルルに何かを決断させ、V.V.からコードを奪うこととなった。
#その真意はまだ語られていないけれども。

何かを守るために嘘をつく、という点でV.V.もルルーシュも非常に相似形です。

そしてマリアンヌを巡る想いも。

まだまだマリアンヌ関連で、V.V.も死してなお、謎を残してくれています。

V.V.にはなぜか冥福をお祈りしたい気分です。


■ニーナ

実はコードギアスの世界には核が今まで存在していなかったんですよね。

今回ニーナが実験したのは核融合か核分裂かは分かりませんが、核を使用した兵器実験が成功したということ。

これで戦争が変わる、と言わしめるほどの武器。

何となく「優しい世界」の対極。

ユフィを奪ったことへの恨みがルルーシュを貫くとすればこれなのかも。

でもそんなニーナを救う可能性があるとしたら、ミレイさんしかない。

こちらもどんな波紋を呼ぶのか、予想不可能ですね・・・。


いやー、今回は本当に参りました。
御見それいたしました。

凄い人たちがいたもんです。
コードギアス、制作スタッフの皆様、頑張って欲しいです。
ありがとう。

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マクロスF 第15話 「ロスト・ピース」 感想

2008-07-19 17:18:27 | マクロスF
実質総集編だったのだけれども、ここ最近の流れは当初からあった伏線も含めて非常に複雑化していたので、こういう形での総集編は非常にありがたいし、実際見ていて非常に面白かったです。
#総集編とは言ってもあなどれない!という総集編をやっぱり視聴者としては期待しているのですから。
#その総集編を見て、事態の整理と妄想を深めることに意義がある(特に後者(笑))。

ということで、トライアングル的にはシェリル、ランカ、一歩も引かず、という感じですが、制作スタッフの皆さんからは何となくランカちゃんが大分プッシュされている感じがあるな、と特に作画関連を見ていて思いました(笑)。
#絶対に俺がランカちゃんの原画をやるんだ、と取り合いになっていると思う・・・。

さて、今回までの一連の事件を引き起こしていたのが、グレイスだけではなく、グレイスの(義)体を共有する複数の意思(思念)による、ひいてはあの無傷のマクロス・ギャラクシーを見るに、マクロス・ギャラクシーの(一部?)による何らかの目的、それこそプロトカルチャー50万年の歴史をもってしても達成しえなかった悲願?に向けた「何か」だということが明らかにされました。

それを達成するためには、ランカちゃんが非常に重要な役割を握っていて、シェリルは現段階では無常にも本人が全く感知しないところで廃棄宣言をされていたり、そんな重要な運命が廻っているとはこちらも全く知る由もない、けれども、そんな運命にどっぷりとはまっていくアルト、というこれまたマクロスFで展開されるトライアングルはさらに複雑さを極めていきそうです。

■「娘。フロ」

前回の感想でも、第7話と第14話でひとつの区切りがついたと思うと書いたように、今回の第15話「ロスト・ピース」は総集編でした。
しかしながら、これはですね、マクロスFのサントラである「娘。フロ」を購入していた人にとっては、非常に嬉しい総集編になったのではないでしょうか。

実は僕も「娘。フロ」は初日に購入して、いまだにずっとヘビロテ中で、それこそ「シェリルの歌を聴かない日はない」と言われるような状況です。

そしてそのサントラの感想も書きかけていたんだけれども、仕上げる時間が取れずに2週間ほど放置した結果、今に至る・・・と(涙)。

とにかく、このサントラ「娘。フロ」は、非常に良い出来ですので、マクロスFが好きな人は購入して絶対に損しない、と個人的に宣言しますよ。


マクロスF O.S.T.1「娘(ニャン)フロ。」



マクロスといえば歌、なわけですが、今回の総集編では「娘。フロ」のプロモーションか、というくらい、それを意識して歌を前面に出したつくりになっているわけです。
#そもそもマクロスという作品群自体が、歌を作品の中心に据えているわけだから、当然そういうつくりになるわけです。

これまで本編では(第1話でちょっとだけで)殆ど演奏されてこなかった「Welcome To My FanClub's Night!」もばっちり入っていましたし(サントラによると、普段はシェリルのコンサートはこの曲から始まって、「What 'bout my star?」へつながる、というのが定番らしい)、一番嬉しかったのはランカちゃんがフォルモで歌った「What 'bout my star? @Formo」が、作品の中で本当に実現したところですね。

ああ、なるほど、そういう風に使ったんだ、それって凄い良いよね、と素直に思いました。
#あんな風に迫られたら、アルトじゃなくてもタジタジになると思うけど(笑)。

「娘。フロ」の中では、フォルモで歌った曲をランカちゃんのアルバムに収録したいんですが、とシェリルサイドに伺いを立てにいったら、シェリルが編曲して、後半部分からランカ&シェリルのデュエットになって戻ってきた、という逸話のある曲だとか。

そうなんです、途中からシェリルの歌声が入ってきて、片方のスピーカーからはシェリル、片方のスピーカーからはランカちゃんの歌が聞こえるというすばらしいコラボ。

これを作中でヒロイン二人ともがお互いの気持ちに気がつきながら、堂々と「さぁ、どっちにするの?」と言わんばかりに歌うのは、これまでの複雑で、因縁の深い事件に巻き込まれてきた状況からすると、凄く和むというか、清清しいというか、視聴者的にも嬉しくなるところ。
#それだけに最後にシェリルが咳き込むところ&廃棄処分と言われたのが心配でならない。

あと「娘。フロ」には収録されていないんですが、アルトとシェリルの、そしてガリア4の危機を救った「星間飛行」もやっぱり良いですよね。


星間飛行



最初に曲だけ聞いたときは、んー大丈夫かな、インパクト弱いかな、とか思ったんですが、あのガリア4での映像とセットになった途端、何倍にも良さが増した感じが。
そして今では癖になって、耳から離れない(あの「キラッ☆」の部分とか)。

中島愛さんの初々しいというか、ちょっと舌足らずな部分とか、そういうの含めて全部良い感じです。
現代のリン・ミンメイとニュースキャスターが言ったのも頷けます。
#でもだからこそ、リン・ミンメイ作戦ならぬ、ランカ・リー作戦とかに巻き込まれそう。

で、最後に「ダイアモンド クレバス50/50」でしょ。
何か、シェリルの人気を追い落とす勢いです。

やっぱり歌をメインにしてるのがマクロスだから、歌で総集編を作ってくれるのも、これはファンサービス的にも嬉しいところです。

ということで「娘。フロ」は本当にお勧めです。


■グレイスの目的

「プロトカルチャー50億年の悲願」の達成?を目指している、ということしか情報としては伝わってこなかったわけですが、しかしながら、相当大きな裏がありそうな雰囲気です。

まず、グレイスの義体は、グレイス本人の体をベースに作られている、そしてそれを複数人の意思を共存させるような形(電脳化?)で利用している、グレイスの体が母体になっているので、意識を接続するのもグレイスがやるのが効果的、ということは事実としてわかったこと。

また、マクロス・ギャラクシーについては、ほぼ無傷で、複数の護衛艦も見受けられることから、最初にバジュラにやられた部隊は、実ははめられた形で、ギャラクシー本体はバジュラをなんらかでコントロールできている?ということになるんでしょうか。

とにかく、グレイスたちが少人数で動いているというよりは、マクロス・ギャラクシー全体を含めて動いている規模ということになりそう。


次に、グレイス自体は第117調査船団に所属したいたっぽくあり、おそらく何らかの、というかバジュラ関係の研究者だった、と見るべきか?
しかも、グレイス自身は第117調査船団に対しては、どちらかと言うと恨み、というかネガティブな気持ちを持っており、バジュラの巣としてもあえて因縁の場所として選んだ、とも思えなくもない(因縁に自ら引導を渡しに行った?)。

そこにシンデレラからクイーンに格上げになったランカちゃんをゲットしたことにより、バジュラを利用した何らかの行動、それこそ「プロトカルチャー50億年で成し遂げられなかったこと」を成し遂げるためのスタートを切ることができるようになった。

何のスタートか?というのは依然分からないままなのに、シェリルという銀河全体のアイドルを殺してまで、憎しみの炎を燃え上がらせようとする理由、そちらも分からない。

まだまだ全く意図が読み取れません。
うーん。

個人的には両ヒロインがこういう陰謀に巻きこまれちゃうのは心配&気が滅入るところだけれども、二人とも生命力が非常に強そうなので、ある意味、こんな小細工だったり陰謀だったりをぶっ飛ばすくらいのパワーで後半戦で大逆転を見せて欲しいところです。
歌の力と愛の力をなめるなよ!!くらいの勢いで。


■ビルラー氏登場

個人的にずっと気になっていたビルラー氏。
第1話からずっと名前だけは出ていた重要人物だけれども、第7話だったかな、あの激戦のときにちらっと見えた人でやっぱり正解。

シェリルのイヤリングにもなっていて、ランカちゃんの体内?にもあるあの紫色の結晶を持っていた人物です。

SMSも彼がスポンサーになって、軍や政府とは別の、独自に行動する組織を形成したんだと思うんですが、やっぱりグラス大統領は中立で、レオン系はギャラクシーとのつながりが、そしてその対極にあるのがビルラー氏と考えるべきでしょう。
#オズマがオーナーの前で余計なことを言うな、とか、これまでの他の人の発言なんかはミスリードで、ビルラー氏は簡単に言うと味方だと思うんですね。

ひょっとしたらランカの出生や、さらにはシェリルの出生なんかも知ってる人物なんじゃないかと思ってたりもするんですが。

機械化や工業化を進めたギャラクシーとは対極的に、バイオプラントとしてインプラントやサイボーグさえも禁止してきたフロンティア。

個人的妄想としてはビルラー氏はもともとバジュラの研究とかしてて、それから引退or脱退する形で今のフロンティアを形成したんではないか。
とか、ゆえにアンチギャラクシー的にバイオハザード、モラルハザードを起こさないような形のフロンティアにしたんじゃないか、とか思っちゃいますね。

やっぱりアルトは、これまでも両ヒロインに関わってきたけれども、このビルラー氏との対談によって、大きく運命の歯車がまわっちゃうんじゃないかと思っちゃいますね。

■ランカちゃんとシェリル

うわー、この二人どうなってしまうんでしょう。

陰謀に巻き込まれていっちゃうっていうのは、見ていて心臓に悪い。

特にシェリルですね。
グレイスが発熱を仕込んだ、というのはビンゴだったんですが、それが一過性のものではなく、血液検査をさせないくらい、ということはかなーりやばい感じの薬を盛られた、ということですよね。

やばいっす。
廃棄とか言われてるし。

ミシェルがガリア4で何らかに気がついたみたいなんで、クラン大尉とラブラブし終わったくらいに、ヒントは出してくれるような気がするけど、それでも心配。

それでも、両ヒロインとも、繊細に見えて、その生命力たるや、並みの常識は測れないほどだと思うんで、ぜひとも彼女たちの歌で、恋の力で、この陰謀なんかも及ばないくらいの大逆転を見せて欲しいところです。

やっぱりマクロスってのは、どんな状況でも、どんな事態になっても、最後の最後は、心を揺り動かす何かが突破口を開いていったりするので、この三角関係を含めて、バチバチにやりあって欲しいところです。

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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第14話『ギアス 狩り』

2008-07-17 00:29:01 | コードギアスR2
毎週のどえらい展開にそろそろ頭がついていけなくなりそう(笑)。

今週もどこから感想を書いていこうか迷うくらい盛りだくさん&スピーディー展開でした。

それでもストーリー上、僕が個人的に一番うおっと思ったのは、マリアンヌ関連の過去ですね。
無印のときもマリアンヌ殺害の事件というものの真相を探る、というのもひとつテーマとしてはあったんだけれども、R2になってから特にマリアンヌ関連の情報が出始めていて、特にここ数回、ジェレミアがルルーシュについた理由なんかでもそうだけども、コーネリアさんも参戦してきて、俄然クローズアップされてきました。

そして、以前からマリアンヌもギアス能力者だったんじゃないのかな?なんて思っていたところに、今回ほぼ確定的?とも取れるC.C.との過去のツーショット。
そしてそれを見つめるのはV.V.とシャルルという構図。

うーん、ますますマリアンヌ関連で話が進みそう。


■ライアーゲーム

コードギアスのお話は、人にはそれぞれ善とか悪とか、受け取り手によってその色を変えていくというのが描かれたり、その描き方として一人の人物が持つ複数の仮面があって、見え方が違う、という感じですよね。
また、そこにそれぞれの顔が持つ嘘であったり、信念であったりが隠されている、という感じだと思うんです。

そういう中で、やっぱり嘘を重ねていくと結果として窮地に陥ったり、信念を貫いていくと何かしらの真実に辿り着いている、という展開を見せていますね。

あたかもライアーゲームのような要素があって、みんなが正直であることが正解なんだけれども、コードギアス的には嘘をつかない勇気であったり、全部を見せる、受け入れる勇気であったり、というのが正解に近いのかも。
#そして今のところその正解に辿り着いた二人のヒロイン、ユフィとシャーリーは散ってしまうという悲しい結果に終わっている。

こういう中で、いろんな人が出てくるわけだけれども、C.C.に関しても、まだルルーシュに話していないこともあるわけですよね。
それが今回明らかになって、これまでもマリアンヌの思念?とも思えるものと会話をしていたり、何らかの関係性があるというのは匂わせておいて、ルルーシュには一切その辺を明かしていないんですよね。
#まあ、よく考えると、無印の第1話でC.C.がルルーシュを見て「見つけた・・・、私の・・・」と呟いて撃たれるんですが、C.C.は最初からルルーシュを知っていた、と考えるべきなんでしょうね。
#DVDで第1巻見直すと、子供時代のルルーシュとスザクが遊ぶカットに、C.C.が浴衣を着て映っていたり、以前から見ていたのかもしれない。

これがC.C.の嘘、になるのかは分かりませんが、C.C.は明らかにマリアンヌを知っていて、おそらくマリアンヌはC.C.からギアス能力を与えられていた、と見るべきで、飛躍するとマリアンヌ殺害の原因はそのギアス能力、もしくはC.C.絡みの思想・活動によるところなんじゃないかとさえ思えてきます。

これとは別にC.C.はルルーシュとの契約の内容をまだ明かしていないのだけれども、なんとなく今回のを見ると、ギアスという能力やそれを付与する者たちをこの世から無くす、というのがC.C.の目的のような気がしないでもないですね。

翻って、今度はシャルルとV.V.。

V.V.とシャルルは双子の兄弟という設定だから、V.V.がギアス付与者として何らかの力を「神?」から付与されたのは子供のとき、という感じなのでしょうかね。
「神」を殺すシステムがアカーシャと言っていたような気がするので、実はシャルルやV.V.が目指すところと、ルルーシュが目指すところは最終的に同じだったりして。

ここで気になるのはシャルルが最後に言った、また兄さんは嘘をつきましたね、という言葉。

このライアーゲームの法則にのっとるならば、V.V.はコードギアスルールでは罰せられることになると思うので、シャルルとの間に何らかの齟齬が起きてもおかしくない。
しかも「また」と言ったので、前もそういうことがあったらしい、と。

意外とシャルルはルルーシュのことを大事に思っていたりして。

しかもマリアンヌのことは本当に愛していたりとかして、その息子たるルルーシュのことは実は気にかけているとか。

追い出したのも、今宮廷にいては危険なので、勘当したようにして遠ざけた、とか。

・・・というのを、ルルーシュに対して刺客(この場合ジェレミアなんだけど)を送ったことを隠していたV.V.に不信感をあらわにした表現を見て、そんな風に思っちゃいましたよ。

シャルルが「また」と言ったのは、最初はマリアンヌ関連だったんじゃないか?という妄想が膨らみます。


この辺はマリアンヌ殺害事件に現在と過去が収斂していくんだろうな、と予感させますね。
できればC.C.、V.V.、シャルルのそれぞれから語って欲しいところ。


つか、そもそもギアスって何だ?というギアスの真相に辿り着くんじゃないかとさえ思えます。
シャルルたちは「神」を殺すと言っていました。

おそらく「神」とはギアス能力を付与するC.C.やV.V.を生み出した存在なんじゃないかと思うんですが、シャルルがブリタニアによって強き物が生き残る、というブリタニアイズムを浸透させようとしているのは、そういう存在に対抗するため?とかいろいろ考えちゃうなー。
第1期のときもそういう妄想してたけど、必要以上に人類に進化を求めているのはそういうことかもー、とか思っちゃいますね。

とりあえず、ルルーシュがあの神殿みたいなところに期せずして辿り着いたので、何らかのヒント、もしくは回答が得られるんじゃないかな。

■掛け違い

ライアーゲームと前述しましたが、ギアス能力を使うほど、真実が捻じ曲がっていくというのもまた事実で、今回はスザク、カレンまでもがそのねじれに巻き込まれた感あり、です。

それにしても、手段=プロセスに異様なまでにこだわっていたスザクが、カレンにリフレインを使うというプロセス無視の行動に出ようとするとは。
彼も被害者の一人なんですが、そこを捻じ曲げてしまうのか?というのはひとつ見所。

黒の騎士団にしても、ギアス嚮団殲滅について詳しい理由を与えられていない(ルルーシュの能力にも通じちゃうから与えるわけにもいかない)ので、これじゃあブリタニアとやっていることは変わらない、と不信感が。

扇にしても、隠していることがあって、ヴィレッタさんと会うかもしれないところをディートハルトにも何か感づかれている。

何かがひとつになりそうなときに、今度は何かが崩壊していくというのがコードギアスなので、ものすごいバランスが必要です。

とりあえず、コーネリアさまが無事でよかった。

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マクロスF 第14話 「マザーズ・ララバイ」 感想

2008-07-14 21:58:03 | マクロスF
ものすごい展開になってきましたマクロスF。
これまで両ヒロイン、シェリル、ランカともに出生については秘密になっているわけですが、ランカちゃんの出生に関して何かものすごい展開になってきました。

また、作中に少しだけ描かれた遺伝子みたいなものの中に、あの紫色の結晶が描かれていて、シェリルが持っていたイヤリングの結晶と同じもののような感じが。
第6話でお守りとしてシェリルがアルトに渡したイヤリングを通じて、ランカとシェリルの歌が流れ込んできたシーンを考えるに、ランカちゃんだけじゃなく、この二人の歌姫の出自については、やっぱり惹かれあうものがあるように、どこかに通じているものがあるのかも・・・。


■マザーズララバイ

それにしても30分間の密度が凄いですね。
手に汗握ってみてしまいました。今期(というか最近)では個人的にぶっちぎりでマクロスFが一番好き(もちろんグレンラガンとかも大好きですけど)。

どこから感想を書こうか迷ってしまうくらいですが、やはりインパクト的には新しい義体に乗り換えて復活したグレイスがつぶやいた「リトル・クイーン」という言葉ですよね。
なんとなく第1話からの予感はありましたが、ランカちゃん、どうもバジュラを統べる可能性を秘めているようです。

これはリン・ミンメイ作戦ならぬ、ランカ・リー作戦の立案ができそうです(えー)。

それはさておき、バジュラの性質、フォールド通信を探知して仲間を呼び合うである(そもそもフォールド通信を使う)とか、実はその装甲がバルキリーと同じエネルギー変換装甲だったり(このエネルギー変換装甲も、もとはプロトカルチャー由来の技術で、地球に元来あった技術ではない)、という点ではプロトカルチャー由来の技術体系が織り込まれているのではないか、とも思えるわけです(フォールド・リアクターでフォールド断層を飛び越えるあたりは、プロトカルチャー由来の技術を凌駕しており、独自進化させた?)。
#ルカを第6話でバジュラが鹵獲したのは、(バジュラのECMに対抗すべく)フォールド通信機器をルカのバルキリーが実装していたから、それで仲間と勘違いして母艦へ連れ帰ったとも考えられる。

今現在、人類としては、ゼントラーディーという同じプロトカルチャーを由来とする種族と共存していますが、その中でテムジンが、宇宙は二つの種族が住めるほど広くは無い、と残して死んでいきました。

バジュラ自体は生体兵器としての扱いのようなので、そういう意味ではプロトカルチャーに由来する第3の種族の存在の確認、という形になっちゃうんじゃないのかな。

マクロス・ゼロでサラ・ノームとマオ・ノームが、プロトカルチャー直系の子孫である?と思われたように、実はランカちゃんはゼントラーディーだけじゃなくて、もっと違う、あの緑色の髪をした巫女のような人たちの血を引いている、第3の種族の末裔、なのかもしれないですよね。

ゼントラーディーは戦闘種族として、戦闘に特化した存在。
人類は文化の担い手として歌や恋愛、それらを継承していく存在。

ランカちゃんの前に現れた「アイモ」を歌う人々は、何を伝えようとしているのか?

バジュラはその担い手?を守護するために開発された兵器?

とか、もう色々と考えられて仕方ありません。

「アイモ」だけじゃなくて(第8話の映画のエンディングとして扱われた)「アイモ~鳥のうた」では、ラストの歌詞に「昔みんなひとつだった世界」とあるわけで、これもまた意味深。

さらにほとんど脱線でもあるけれども、確か前回か前々回のアイキャッチでランカちゃんが「SMS小隊の歌」をワンフレーズ歌うのですが、それが「いっかしーたあの娘はエイリアン♪」なのですよね。

うはー、どこまで広がっていくんだろう。

とにかく超時空シンデレラになったランカちゃんは、それすらも飛び越して、超時空リトルクイーンにまでなってしまいそうです。


■趣の違い

今回のバジュラとフロンティアの対決は、互いに総力戦みたいな感じになって、バトル的にも凄まじかったわけで、見応えばっちりだったわけだけれども、同じくフロンティアとバジュラの最初の総力戦が描かれた第7話「ファースト・アタック」では、シェリルの歌に合わせて凄まじいバトルシーンが繰り広げられて、そしてルカが捕まってしまって、アルトが突入というときに、アルトを想う二人の歌姫がデュエットして、その歌がアルトに届く、という超マクロス的感動があったんだけれども、今回は同じく凄まじいバトルなのに、どこかが違ってる感じがしました。

しかもランカちゃんを救出するためだ、というのに、アルトが目の前で救出に来ても、バジュラを攻撃してはいけない、とランカちゃんは言うわけです。

ここで感じた第7話との違い。

これがまさに、今後のマクロスの展開を感じさせるところなのかも、と思いました。

第7話のときは、いろんな人の想いがシンクロして歌に乗ってくるわけですが、今回はその歌が「アイモ」で、何かを伝えようとしている、けれども、それが憎しみとか激情とかでかき消されてしまっていて、本来辿り着けるはずの地点へ辿り着けない、伝えられない、そういうもどかしさすら感じるところでした。

本来は理解しあえるはずの存在かもしれないのに、人為的に?助長された憎しみだとか怒りだとかで、それ以外の感情や思考を奪ってしまっている(それこそグレイスの思い通り?)、そんな後ろめたさすら感じる、ランカちゃんの悲しそうな顔がそう物語っているかのようでした。

第7話と第14話。

奇しくもちょうど何らかの締めというか、起承転結の起と承の終わりに、こういった壮絶バトルなんだけれども、趣の違いをあえて対比して演出しているかのようでした。

■ランカ時代の到来?

前述した第7話と第14話の趣の違いが物語り全体の転換点というならば、もうひとつの主要テーマたるトライアングルについても、ひとつの転換点になるのかもしれないですね。

第7話から第11話の「ミッシング・バースデー」まではシェリル優勢(人気&アルトへのアプローチともに)だったのが、ミッシング・バースデーでの抜け駆け?から陰を落として、第12話「ファステスト・デリバリー」で大逆転。
あっという間にランカちゃん優勢に。

そして今回、出撃するアルトを気遣うシェリルですが、アルト的には自分を救ってくれたランカちゃんを助けることが最優先、みたいな感じでそれが哀れを誘います。

これはバランス的に見ても第15話以降、ランカ時代の到来を予感させます。

基本的に僕は逆境にも負けない生命力の強いシェリルが好きなので、そんなんで凹んで欲しくないor凹んだとしてもパワーアップして復活して欲しいと想ってるんですけどね。

まあ、でもしばらくは女王シェリルの谷の時代があったほうが、後の伏線というか、それこそシンデレラカーブを描くときに、凄く美しいカーブを描いてくれると想うんで、それはそれで楽しみです。

トライアングルのバランスがすぐに行ったり来たりして、視聴者もどちらに肩入れしたらいいか迷ったりするのがマクロス的楽しみなので、存分にやって欲しいとは想います。
#ただし、作画的にはランカちゃんはかなりスタッフに愛されてると思います(笑)。
#きっと俺がランカちゃんの原画やるんだ、とか取り合いになっているのでは・・・(グレンラガンのニアちゃんがそうでした)。

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すっごい盛りだくさん。絶対購入をお勧めします。

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マクロスF 第13話 「メモリー・オブ・グローバル」 感想

2008-07-10 23:16:31 | マクロスF
1週間遅れの感想を回避、と思っているのだけれども、MBSでは木曜日放送だからそういう意味ではアウトなのね・・・。

三角関係要素も徐々に上がってきて、非常に良い感じなんですが、それを上回るミステリー要素。
グレイスがガリア4にシェリルを連れてきた狙いは分かったけれども、それでもグレイスの本当の狙い、今回の延長線上にあるものはいったい何?という、さらに謎が謎を呼んでいます。

個人的にはシェリルとランカちゃんの一途な心とライバル心が見ていて非常に面白いで、どんどんやって欲しいところなんだけれども、陰謀に巻き込まれて、とかは見ていて違う意味でハラハラするので心臓に悪いです。


■謎がいっぱい

グレイスがガリア4へ来た理由は、バジュラの巣?母艦?を目覚めさせることで、それを今度はマクロス・フロンティアへぶつける、ということっぽいですよね。

シェリルにマクロス・ギャラクシーの情報があるかもしれないと言ってガリア4へ行くように誘導したのは、今回のどさくさに紛れて宇宙で絶大な人気を誇るシェリルが暴動に巻き込まれて死亡、という悲劇を演出することで、宇宙規模の紛争の流れ、対立の流れに火をつける、という感じですかね。

シナリオとしては、テムジンたちが叛乱を起こして反応弾を奪い、それを鎮圧するために海兵隊がディメンジョン・イーターを使用した、もしくは(ディメンジョン・イーターがギャラクシーの先進技術で、海兵隊にないテクノロジーとするなら)反応弾の暴発で星ごと吹き飛んだ=証拠隠滅、みたいな感じですか。

ゼントラーディーの叛乱に巻き込まれたのはゼントラーディー主体の海兵隊を慰問に訪れた銀河の妖精・シェリル。

ゼントラーディーへの憎悪が燃え上がる?
人類との対立を助長しようとした?

ルカがフォールド・リアクターにより宇宙の広さが10分の1になると言った。
テムジンが宇宙は二つの種族が住めるほど広くは無いと言った。

この辺は凄く気になるワードです。

バジュラについても、今回の件に関わらず、グレイスたちギャラクシーの(一部の?)人たちが首謀して、バジュラを育成している、というのが今回明らかになったようにも見えます。

宇宙船を苗床にして、そのまま母艦にしてしまう。

今回のグレイスは、ランカが幼い頃に巻き込まれた調査船団を苗床にしたバジュラの回収、何らかの条件で起動する、そういうことのために来ていた、ということですかね。

遠隔コントロールできる生体兵器としてバジュラを育成している、というのが今分かっている実態でしょうか。

ブレラのVF-27で、クランやアルトたちに発見されそうになったバジュラの巣を破壊したのは、その研究を悟られたくなかったから、ということだと思うんですが、じゃあ、何故ルカが鹵獲されたときに脱出を手伝ったのか?というのは謎だなぁ。
そもそも何故あの戦場に姿を現したのか?
分からない。

そもそも第117調査船団自体がバジュラか何かに関する調査もしくは研究を進めていて、ランカの両親なんかも実はそういう研究もしくはプロトカルチャーに由来する何らかの研究をしていて、偶発的事故、暴走、バイオハザード等で殲滅させられてしまったのでは?とも思えてしまいますね。

第117調査船団が初めてバジュラに襲われたのではなく、バジュラに関する研究のバイオハザードにより、第117調査船団からバジュラが生まれた、と考えてもおかしくはない?

ギャラクシーはそれを何らかの事情でその研究を引き継いだ?とか。

前回の感想で、僕はマクロス・ゼロ関連のノームの血、みたいな話をしたんだけれども
、今回を見るに、それはやっぱり違う気がしてきました。
#あくまでサラ、マオの話が出てきたのはマクロス・ゼロに対するオマージュと見るべきかも。
#ただマオはドクターという名称もついていることから、何らかの研究をしていたのかもしれませんが。

ランカちゃんは、最初からバジュラが何故か反応していたし、コンサートの時もおなかのあたりが光っていたし、今回もまたおなかのあたりが光ってるんですよね。

ランカちゃんの両親がバジュラの研究をもししていたとするならば、ランカちゃんの体に何か埋め込まれていたりするのかも。
それこそ、シェリルのイヤリングに付いているアメジストっぽい紫の結晶みたいなやつ?
#グレイスの義体っぽいのがレオンに渡していたもの、とか。

それがバジュラをコントロールする鍵になっていたりして…。

グレイスたちは、フロンティア船団を使って、そういうバジュラに関する臨床データというか、実戦データを取ろうとしている、とか。
#その場合、さらに大きな脅威が先にあって、それに備えるために倫理観とかが無視されている@ギャラクシーの一部、とか。

と、妄想は膨らむばかりです。

ぶっちゃけ、全然予想できません(笑)。


■トライアングラー

こちらの三角関係も面白くなってきましたねー。

シェリルリードか、と思わせておいての前回の大逆転。
そして今回。

意図せず二人っきりになって、これまで忙しくてすれ違っていたアルトとランカちゃん、つか、特にランカちゃんにとってはチャンス到来です。

ビッグチャンス到来!!と見せかけておいて、連れ去られるって!!
シンデレラからこんどはスリーピングビューティーです。

そしてもう1人は姫じゃなくて、女王さまです。

シェリルの場合、アルトとランカちゃんが同時に行方不明になった、ということもあって、かたや純粋に心配(ランカちゃんはライバルだけど妹みたいな感じ?)だし、かたやライバルを二人っきりにしておくわけにはいかない(笑)、という心理が働いたかどうか分かりませんが、いかにもシェリルらしく、自分で探しに行くと言うわけです。

この人の強さはこういう生命力溢れる強さなんだろうなぁ。
結果として、それがあのディメンジョン・イーターから彼女とミシェルを救うことになるんだから。

で、舞台はまたしてもフロンティアへ。


■いろいろ

ブレラはやはりランカのお兄さんで確定なんでしょうかねー。
かなり似てませんが(笑)。
ブレラは何となく記憶を失っている?けれどもランカちゃんと一緒であの歌だけ覚えている、みたいな。

ランカちゃんの髪の色はお母さん譲り。
でも、記憶の中のお母さんは右目に包帯してたなぁ。
これもやっぱり何か意味があるんだろうか。

ルカはルカで予想以上に偉い人だった。
けれども立場が微妙に。ううーん、頑張れルカくん。ナナセにも。

でもそもそも、ディメンジョン・イーターにはL.A.Iの文字が…。
L.A.Iの立場も微妙そのものじゃないのかいな?
VF-27のデータ提供の見返り?

レオンはシェリルが巻き込まれることは当然知っていた、ということになりますね。
設定でも隠蔽工作とか得意、みたいなこと買いてあったし。
ヴィルラ氏とは別ラインなんだろうなぁ、多分。
フロンティア政府も一枚岩じゃないってことですね。

第117調査船団のマクロスの名前がグローバルってのは、やっぱりグローバル艦長にあやかってのことなんでしょうね。
グローバル艦長の記憶とか入ってるのかと思って、ちょっとドキドキしました(全く関係ありませんでしたが)。

何となく、このシリーズがフロンティアって名前が付いたのが分かる気がする…。
マクロス・フロンティアの舞台設定は、サンフランシスコなんですよね。
あの街並み、ケーブルカー、ベイブリッジ(あえてゴールデンゲートブリッジじゃなく)。

サンフランシスコって地理的にも、社会的にもフロンティアという名前を冠されているわけですし。

サンフランシスコって都市は、東海岸からずーと西を目指して開拓してきた人たちが辿り着いて、発展させてきた都市なんですよね。
#経済の中心はN.Y.ですが、それでもカリフォルニアはサンフランシスコ、シリコンバレー、L.A.はやっぱり別物って感じします。
#ちなみにルカのL.A.Iはやっぱりこのロサンジェルスから取ってるんだろうか?

宇宙が狭くなる、だとか、二つの種族が生きられるほど広くないだとか、役者の呪いにも似た血であるとか、いろんなしがらみであるとか、そういうのを打破して進んでいく、そういう強さを内包するフロンティア・スピリット、それがこの移民船団にフロンティアと名付けた意味なんじゃないですかね。

オーバーテクノロジーによるモラルハザード、バイオハザードにも負けない、人間的な強さ、みたいなのを見せて欲しいところ。
#フロンティアではインプラントも違法になってるみたいですし。

サンフランシスコは良いところですので、お勧めですよ(マクロス・フロンティアそっくりです(笑))。

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すっごい盛りだくさん。絶対購入をお勧めします。

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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第13話『過去 から の 刺客』

2008-07-07 23:12:07 | コードギアスR2
そんなー!!。・゜・(ノД`)・゜・。



シャーリー。・゜・(ノД`)・゜・。



ジェレミアがまさかの仲間化で、なんという美談&逆転劇と思っていたら、そのたった数分後、なんという悲劇。・゜・(ノД`)・゜・。

王の力はルルーシュを孤独にする、という言葉を(恐らくユフィに続き)看破して、素のルルーシュへと全てを乗り越えて辿り着いたシャーリー。
そんな二人を嘲笑うかのような孤独という王の力と引き換えに手に入れた呪いが、それこそギアスのように強制発動でもするかの如くシャーリーの命を奪い、ルルーシュを理解する人がまた1人ここで散ってしまった。・゜・(ノД`)・゜・。

失いたくないから遠ざけていたのに…。

全てを理解してくれた人なのに…。

シャーリー。・゜・(ノД`)・゜・。


■切ねー。・゜・(ノД`)・゜・。

先週の凄い引きで、ギアスを解除されたシャーリーが、(色んなことがあったけど)最終的にルルーシュをそれでも許せるのか、そしてその時、ルルーシュはシャーリーを受け入れられるのか、というのがポイントで、これが成就すると、凄く美しいかも、と思っていたんです。

シャーリーは自分がビルから落下しかけた時の必至のルルーシュの顔を見て、それは(どんなに仮面を被っていても)本当のルルーシュだと気がつくわけじゃないですか。

ギアスの呪縛から解かれて初めて、世の中の人が被っている仮面や、そういう中で心を許せる人がいない状況に自分が置かれて、そしてその中でルルーシュは戦っているんだと知って、せめて自分だけはその孤独から救ってあげないといけない、どんなに過去があったとしても、やっぱり自分はルルーシュが好きで、そんなルルーシュだからこそ孤独から解放してあげないといけないと思ったわけじゃないですか。

そしてスザクに問う。

ルルーシュのことを好きか?と。

そして答える。

許せないことなんてない。
許そうとしていないだけ。

と。

やばい、女神がいる、と思いましたよ、この瞬間。

ユフィに続いて、ルルーシュの全てを知ったうえで受け入れると、ルルーシュを肯定してくれると言った人なんですよね、シャーリーは。


それなのに、またしてもルルーシュを理解した人が散ってしまう…。


駆けつけたルルーシュが死ぬな、とギアスで命じても、消え行く命は止まらない。

それこそギアスという力を手に入れた代償に刻まれた呪いのように、その力では誰も救えないとでも言われているかのように。

この別れのシーン。

とても美しくて、そしてとても哀しい…。


。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。


まさかこんな展開が待っていようとは思いもしませんでした…。


シャーリー。・゜・(ノД`)・゜・。


ユフィ、そしてシャーリー。

ルルーシュを受け入れることができる人、そこまで辿り着けた人は、ギアスという名の呪いによって失われ、まるであえてルルーシュを孤独にしていくかのようなそんな錯覚に陥ります。
どんなに絶対遵守の力でも、人の意思(アイデンティティ)を奪うギアスという能力(行為)では、誰も幸せにならない、そういうメッセージなんだろうなぁ。

この回、あまりに切なくて、2回以上見返す自信がありません。


■ジェレミア・ゴッドバルト

ここでまさかのジェレミア仲間化!!

しかも彼もあの事件を境に人生を狂わせた?被害者であり、そして何よりも忠義の人だった。

マリアンヌは本当にいろんな人に慕われていたんだね。
コーネリアさんしかり、ジェレミアしかり。

そしてそれと入れ替わりに出て行く、というか、もう逆鱗に触れてしまいそうなロロ。
#これでシャーリーを撃ったのがロロじゃなかったら、もう好きにしてって感じだ。

それにしてもジェレミアさん。

奪われ続けた男が、最後に残していたのは忠義心だったなんて。

名前を奪われ、体を奪われ、意思さえもV.V.に奪われ?、そしてあの機器で体の自由さえも奪われて、それでも進むジェレミアが最後まで残していたのが忠義心。

そして最後に残った忠義心が手にしたのは、自分の名前。

何気にルルーシュが「ジェレミア卿」と言うあたりは、何か凄いものを見てしまった気になりましたよ。

いやー、本当に参りました。
#そういう意味でここまで最高の流れだったんだよな・・・。シャーリー。


これで事件の中心はやはりあのマリアンヌの事件の日に焦点が当たっていくことになるのか。

C.C.がアーニャに触れたときのことも非常に気になるし、まだまだ謎がたくさんありすぎる。



それにしても、シャーリー。・゜・(ノД`)・゜・。
凄く悲しい。

ユフィ、シャーリーと散ってしまいましたが、彼女たちは紛れもなくヒロインとして輝いたなぁ。

もう一人のヒロイン、カレンは大丈夫なんだろうか。

かなーり心配です。

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1/35 メカニックコレクション 紅蓮弐式