蒼穹のぺうげおっと

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マクロスF 第21話 「蒼のエーテル」 感想

2008-08-31 08:47:58 | マクロスF
非常に切ない展開。
ランカちゃん、すげー切ない。

そして今回のタイトルでありエンディング曲であった「蒼のエーテル」、これがまた切ない、というか、素晴らしかった。
マクロスFでは曲名とエンディングをシンクロさせる演出がなされているんですが、当然のごとく、そういうタイトルのときはスタッフ側も気合が入っていて、前回の「ダイアモンド・クレバス」しかり、今回もエンディングに見入ってしまう、ずっと見てしまう、そういう素晴らしいエンディングでした(凄く切ないエンディングでした)。

「蒼のエーテル」は劇場版マクロスの「愛・おぼえていますか」のような、そういう作中を代表するような曲のひとつになるんじゃないか、くらいの予感がしました。
#そういう意味ではシェリルにも、もう1曲、マクロスFを代表するようなバラードを歌って欲しいんだけどね(ダイアモンド・クレバスもとても良いが、もう1曲あるといいな)。

次週はこのエンディングと曲名がシンクロする例でいけば、再度シェリルのターン、「ノーザン・クロス」と題されているわけだから、やはりシェリルにスポットが当たっていくことになると思うけど、彼女も死刑宣告を受けて時限爆弾を背負ってるようなものだから、ランカというヒロインが(一時的に)抜けて、もう一人のヒロインへのバランスがどうなるのか?この数話の切ない展開続きを考えると、これもまた次週が心配というか、待ち遠しいというか、そんな感じです。


■ランカ・リー


さようなら

大好きでした




。・゜・(ノД`)・゜・。



ようやく自分の一番の人に伝えられた言葉「大好きでした」は「さようなら」とセットで、そして「大好きです」ではなく「大好きでした」の過去形。・゜・(ノД`)・゜・。

これは切ない。

最初で最後のような告白。

切ねー。・゜・(ノД`)・゜・。


午前3時の密会。
ランカが歌えませんと言って、いろんなこともあって眠れないアルト。

急いで駆けつけたアルトが問いただそうとするけれども、ランカはランカでたぶん最初に「一緒に行って欲しい」と言いたかったのだろうけれども、それでもランカが気を使って、紙飛行機を教えて、と提案。

なんかここで既に切なくなってしまった・・・。

いつもランカの背中を押してくれたアルト、そのアルトの紙飛行機は象徴的に使われてきたんですよね。

最後の逢瀬になるかもしれない、自分の気持ちを伝えるための準備の時間、二人で過ごすちょっとした時間。

そして気持ちを伝えようとした瞬間に登場したのは、脱皮して皆の知るバジュラの形態となったアイくん。


このアイくんの登場ってのは凄く上手くて、アイくんっていうのはアイドルになって楽しい反面、孤独感が募ったランカを支えてきた存在なんですよね。

また、ランカが常に感じていた違和感、バジュラを掃討することに対する本能的な違和感、痛み、そしてそれとは別に、だけれども相乗して募っていた歌を歌うことへの気持ちの揺らぎ。

バジュラを殺すことが本当に正しいのか?

自分の歌でバジュラを殺すことになっていいのか?

ブレラが言ったように、歌は自分の心。

その心を戦争の道具として利用される。

そういうことのために歌を歌い始めたんじゃないのに。

戦争に利用されることで、ランカの声が感動を伝える歌としてみんなの心に届かなくなっちゃって、みんなにはバジュラを倒すための(道具としての)ランカとして期待されはじめてしまう。
#ましてや、目の前で友人たちが死んでいったのに、そのときですら、みんなのために歌ってくれと言われる。

そういう中でのアイくんの脱皮。

それまで自分の心を支えてくれていたもののひとつであるアイくんが実はバジュラだった。

このままじゃランカの心は壊れちゃうかもしれない。

歌=心を守るか、心を壊すか。

そういう瀬戸際に独りでいたんですよね、ランカは。

自分の歌でアイくんを殺すことなんてできるはずがない。

これが決心だったんじゃないかなぁ。



さようなら

大好きでした




。・゜・(ノД`)・゜・。



「蒼のエーテル」は良いねぇ。・゜・(ノД`)・゜・。

これは凄く良かったです。


■紙飛行機

さらに演出としては、ランカが投げた紙飛行機。

これは以前、アルトがランカの部屋で投げた紙飛行機はアイくんが幼生体だったときに捕まえてアイくんは食い破ってしまったんだよね。
#それはこれから始まるバジュラとの凄惨な戦いを予感させるものだったんだけれども。

今回は、ランカの投げた紙飛行機、それをアイくんは食い破ることもせず、ランカのもとへ優しく持って帰ってきた。

ランカ=クイーンが投げたからかもしれないし、それとも、ランカを軸としてバジュラとの戦いの新たな方向性を示したのか・・・。

マクロス・ゼロでサラが暴走する鳥の人の兵器を身を挺して宇宙へ放ったように、ランカもそういった巫女的な存在になってしまうのか・・・。

ここで鍵を握ってくるのは、11年前とは違うのね、と言ったグレイスや、ランカ自身の記憶、サラの妹マオの研究、そして何よりランカの母親と思しきランシェ博士になってくるんだろうなぁ。

カナリアさんが、何故襲ってくるんだ!?と言っていたように、バジュラは何故人類を襲うのか?

グレイスが何を考えているのか?

何故憎しみを増幅しようとしているのか?

やはり鍵は11年前に遡るんじゃないかと思います。

そして、アイくんが紙飛行機を優しく持って帰ってきたように、(良い意味で、そしてグレイスの思惑を裏切る意味でも)11年前とは違うのね、という結果を導いて欲しいところです。


■別れ

本当はアルトと一緒に行きたかった、けれども、それは叶わなかった・・・。

ここはランカの気持ちに気づいているけれども答えを出せないアルトと、ランカのためだったら全てを捨てても構わないと思っているブレラとの気持ちの差、それがこの瞬間を決定付けてしまった、ランカが手の届かないところへ行ってしまった、という大事なものを失ってしまう象徴的なシーン。

アルトが空に抱く思いを素敵だと言ってくれた女の子。

いくら超・鈍感なアルトでも、失ったものの大きさにそろそろ気づく頃では?


あまりに鈍感過ぎては、もう一人の大事な人=シェリルもどこかへ行ってしまうよ(V型感染症のことはアルトは知らない)。

ということで、次週「ノーザン・クロス」。

タイトルに曲名を持ってくるときは必ずエンディングとのシンクロが演出があるので、今度はどんな展開になるのか、超・ドキドキしながら待ってます。


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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第20話『皇帝 失格』

2008-08-27 01:09:33 | コードギアスR2
ここ数話の展開から、もう一歩深い地点で物語を進行させるとしたら、マリアンヌ絡みの過去話がそろそろ出ないと視聴者の想像の域も手詰まり感が出てくるんじゃないかな、なんて思っていたら、過去話どころか、ご本人?登場!!という、これまたこのタイミングですかい!と思わず叫んでしまいそうになった、第20話「皇帝失格」。

それにしてもアーニャは何か過去絡みで関係があるんじゃないか、と思っていたら、どんなギアスなんだ!というくらい、見事にヨリシロにされていました。

・・・・・・これって、これもひとつのコードギアス的なところで言うところの自由意志の剥奪になるんだろうか。
・・・・・・やっぱり、ギアスという能力はそういう意味では自由意志の剥奪という位置づけであることは間違いないんだな・・・。


■アーニャ≒マリアンヌ?

ぶっちゃけアーニャはルルーシュの本当の妹なんじゃないか、とさえ思っていたのですが、その可能性はまだ残すとしても、とんでもない展開してくれた気がします。
まさか、マリアンヌがこういう形?で登場してくるとは、思ってもいませんでした。

いやー、実際、OPではシャルル、V.V.、マリアンヌの三人が並んで遠くを眺めているシルエットが一瞬映っていたり、何話か忘れましたが、マリアンヌとC.C.が並んでいるところをシャルルとV.V.が眺めていたりしたので、マリアンヌは当然ギアス能力者で(C.C.から与えられた)、そのことをシャルルもV.V.ももちろん知っていて、何かしら3人(もしくはC.C.も含めて4人)で何かを成そうとしていたんじゃないか?というのは思っていて、そろそろその辺の話をシャルルあたりから過去話としてルルーシュ、もしくはC.C.あたりへ話しをしないと、もう一歩深いレベルでの謎に迫れないから、タイミング的にはルルーシュとシャルルが再度対峙したくらいかな、と思ってたんですよ。

そしたら、何を契機に発動したのか?アーニャがギアスにかかった状態に。

しかも、それがマリアンヌが憑依したような状態じゃないですか。
#無口なアーニャが饒舌にしゃべってるよ!!

これがどういうギアスか?っていうのは追々作中で語られていくと思うので、それを待つとしても、うーんびっくり。

しかも、アーニャ(マリアンヌ)はおそらくC.C.の精神世界にもアクセスして(つか、できるんだ!)、従来のC.C.を引っ張りだしちゃうし。
#そういう意味ではC.C.は意図的に記憶喪失になっていたとも考えられますね。
#自分の揺らいだ気持ちの理由は何だったのか?それを素のC.C.に戻すことでルルーシュに対して確かめたかったのかも?

ただ、やっぱり言えるのは、ルルーシュの母親だけあって、頭の回転が凄く良さげな感じ。つか、むしろいたずら好き、くらいの勢いです。
#そして何よりナイトメアフレームの腕はマスタークラス?

アーニャはこういう状況に合わせて準備されていたのかもしれないですが、自由意志を剥奪されているという意味では完全剥奪なので、彼女、いったいどうなってしまうんでしょうか。

多分、マリアンヌとC.C.のことだからルルーシュがやろうとしていることも理解していて、それでもなお、助けるか?という相談だったんだろうなぁ。
#多分助けると思うけど。


■神楽耶

実は何気に今回、地味に注目してしまったのが神楽耶で、彼女自身はゼロの妻である(と自分が言い張っている)ということの意味を重々理解していて、所詮盤上でのこと、と言っているわけなんだけれども、それでも・・・、とコードギアスの回答のひとつになっていそうな、例えそれが偽りであったとしても、その時間の中で流れた記憶や、想いは本物である、偽りであってもそれを受け入れる、許すといったキーワードの一端を披露したことになるんですよね。

伏線にもならないかもしれないけれども、結構地味に注目してしまいました。
#ただこのキーワードに触れた主要キャラは散っていくという呪いがかかっているので、それも要注意だけど。

でも彼女は、カレンを除くと、唯一ゼロサイドとして残った(信じた)人なので、大きな出番がもう一度廻ってくるんじゃないかとも思ってるんですけどね。

■スザク

ナイト・オブ・ワンのビスマルク・ヴァルトシュタインに指摘された点が全て、で、それがまた非常に納得だったわけですが、なるほどね、葛藤こそがスザクの本性というか、力の原点だったわけだ。

ということは裏を返すと、そこに戻ってくる可能性がまだあって、戻ってこないとorその殻を破らないと次に進めない、ということなのかも。

基本的にコードギアスの物語は、最後はルルーシュとスザクの二人の物語になっていくんじゃないかと思っているので、極論に寄ってしまったスザクが、次にどう転ぶかは楽しみなところ。

やっぱりスザクはどんなに転がっても、ルルーシュのカウンターパート、という位置づけは変わらないと思うので。

■ルルーシュ

いやー、今回ルルーシュは「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」の名前で皇帝に決戦を挑んだんですよねー。
なるほどー、と思いましたよ。

今現在、彼が残している名前はそれしかないからなんだよね。
#ランペルージはシャーリー、ナナリー、そして裏としてロロが死んだので無くなった(戻れなくなった)。
#さらに言うと、花火ができなくなった、というリヴァルへの電話で踏ん切りしてしまった。
#ゼロは神楽耶とカレン以外、現在信奉者がいない。ゼロも捨てた。

それすら無くなる、というのが面白いかな、と思うんですがどうでしょう。

一度全部失って、そこからギアスではなく、ただのルルーシュとして復活してくる、というストーリーはかなり熱いと思うんですよね。

そういう意味では、神楽耶、カレン、リヴァル、ミレイ会長、ジェレミアあたりが残っているのは本当に最後の救いなんじゃないかって思えてきました。
#何となくC.C.とは最後の最後まで共犯者、という位置づけを守りそうな気もする。

ただ、残り話数も少ないので、ここで待ってましたと登場したマリアンヌがどんな展開を見せてくれるのか?というのはもう想像できないですね。
個人的には、現在絶賛自由意志剥奪されているアーニャがなんとかならないか、ときになっちゃってますが。

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マクロスF 第20話 「ダイアモンド・クレバス」 感想

2008-08-24 15:56:01 | マクロスF
タイトルが「ダイアモンド・クレバス」であるということと、状況から考えてかなりの惨劇になりそうな気配があったので、もしかしたら主要キャラの中で、「こんな別れが来るとは思わなかった」的な状態になるメンバーがでるのかもしれない、なんて思いながら観ていたら、まさか・・・って感じでした。

誰もが絶望していく中で、一足先に絶望の淵にいたシェリルが、アルトからの言葉もあって、そこで再び歌い始めるシーンは作中の言葉に代表されるとおり、本当に綺麗でした。

絶望の中でも歌ってみせるってのはかっこよかった(涙)。


そしてミシェルとクラン、お互いにこれまで本当の気持ちを伝えられなかった二人が、別れの直前に本当の気持ちを伝え合う。

でも、それを分かつのは・・・。

最期の瞬間、クランとミシェルの間を隔てるマイクローン化装置のひび割れたガラスが、それこそ「ダイアモンド・クレバス」のように深い溝となって二人を永遠に分けてしまったかのような演出。

絶望の淵から歌い上げるシェリルの歌声はそのまま、今回のたくさんの絶望を飲み込んで、悲しく、そしてそれでもなお美しく響いていく、そんなエンディングにまたしても涙。


ミシェルの最期に嘘だろ・・・?と信じられない思いもあって、彼は一応ゼントラン?(ゾラ人)の血を引いているはずなので、個人的には生きていて欲しいなぁ。


■シェリル

文字通りの死刑宣告を受けていたシェリルを精神的に救ったのはやっぱりアルト。

シェリルというアイドル=偶像が先行する中で、作中ほとんど唯一といっていいほどシェリルをシェリルとしてみていたアルトだけが、唯一彼女を肯定してあげることができた。

絶望の淵にいて、歌うこと=生きることさえ辞めようとしていたシェリルにとって、この肯定ほど救いになった言葉は無かったんじゃないかと思わせるくらい。

たとえシェリルという存在が(きっかけはどうあれ)作られた存在で、アイドル=偶像であったとしても、そこまでに歌われたきたシェリルの歌声は本物で、そしてそれが人々の胸に届くのも、シェリルの歌がまぎれも無い本物の歌で、感動を促す力を持っているからなんだ、とストレートにいわれたならば、そりゃあのシェリルでも人前で泣いてしまうというものです。

以前アルトと初めてデートしたとき「スター・デイト」で、人は何故空を飛ぶんだろう、という言葉に、シェリルがそんなの決まっている、飛びたいからだ、と答えた回答がそのままシェリルに戻ってきた感じ。

歌いたいからだ、と。

この短いやり取りは凄く良かったですね。

だからこそ、この後にランカを打つシーンがあるんだけれども、歌うには気持ちが必要なのは分かる、というシェリルの言葉は重いんだよね。


そして圧巻はこの後。

目の前にはナナセが傷ついて倒れ、(シェリルは知らないけれども)カナリアの家族がいて、みんながおびえて、希望を失って、絶望に瀕しているときに、一人決意して、絶望の中でも歌ってみせる、と言って歌い始めたシーンはもう感動的として言いようが無かったです。

初代マクロスでも、かなりコミカルな部分はあったにせよ、それでも、ミス・マクロスとしてリン・ミンメイがマクロス艦内のスターとして、人気を博したのは、ゼントラーディとの絶望的な戦争に突入して、自分たちはフォールド航行の影響でとんでもなく地球から遠く離れたとこに飛ばされて、どん底に沈んでいたような状況だったわけですよ。

それでも民間人を街ごとのみこんでスタートしたマクロスの強さというか、生きていく人たちの強さが、ミス・マクロスを生み出して、歌を通じてみんなが危機を乗り越えてきたわけですよ。

アイドルとしても、人間としても死刑宣告を受けたシェリル。

その絶望の淵にいたシェリルが、「自分にできることをしなさい」とランカに言ったように、今自分ができることを、絶望の中で、歌の力でみんなの絶望を和らげようとする。

歌でこの絶望を乗り越えようとする。
これをマクロス的といわずして何と言おう。

いやー、待ってました。
というか、さらに人間的に一歩強くなったシェリルの再スタートはここから切られたと言っても過言ではないんじゃない?

このまま続いていく「ダイアモンド・クレバス」はほんとにしびれたなぁ。
美しかったです。


■クラン&ミシェル

今回のアイキャッチがかっこよすぎるところで、ちょっと嫌な予感がしていたんですよ。

でもさ、それが初代マクロス時のマックスとミリアみたいでかっこよかったもんだから、やっぱりこの二人は鉄板なのかな、とも思ったわけですよ。

それがルカが「バルキリーの兵装ならある」みたいなこと言ったときから、あれ、そうなるとクランがゼントラ化して使うってことだよね、と思うわけで、あれ、それって何フラグ?とか思いながら、クランのキスになってしまうわけじゃないですか。

死ぬのが怖くて恋ができるかー!

って思わず笑ってしまいましたが、あれで先週ミシェルが自分が臆病で、自分はいつ死んでもおかしくないパイロットだから、本当に好きになることを避けたり、好きになられることすらも避けてきた、という告白にリンク。

ああ、凄い切ない。

本当に自分の気持ちに正直になれたのが死の間際だなんて・・・。

シェリルの「ダイアモンド・クレバス」がまるでミシェルの鎮魂歌のように響いて、ミシェルとクランの間にあるマイクローン化装置の砕けたガラスが、それこそ二人を永遠に分かつダイアモンド・クレバスのようで、凄く切ない。

というか、もうショック。・゜・(ノД`)・゜・。

ミシェルはゾラ人の血を引いてるらしいので、何か漫画的展開で生きていてくれないだろうか・・・。

ああ、もうほんと切ねー。


■ランカちゃん

ランカちゃんの歌は、ランカちゃんの感情に伴ってバジュラに作用する、というのが判明。
静かな気持ちで歌えばバジュラは平静に、そして今回のように、「痛いよ」という気持ちが乗って歌が届くと、バジュラはおそらくクイーンを守らなきゃ、と思って活動を活発化させた、とみるべきでしょうか。

そうだよね、今からアルトに告白しよう、というテンション最高潮のところに、アルトとシェリルが抱き合ってる場面に出くわしたんだから、そりゃ、もうパニックだし、もう死んじゃいたい、と思うよね・・・。

ランカちゃん、二度目の谷になるのかもしれないけれども、彼女も記憶が全部戻って、自分がどういう存在なのか、というのを受け入れるときに、ランカ・リーの再スタートがあるかもしれないですね。
#でもそれは本当のクライマックスに近い場面なのかもしれない。


うわー、レオンはクーデータ起こすわ、グレイスにも計算違いが起きてるわで、あと残り話数も少ない中、どんな展開になっていくんでしょうか。
#初代みたいに3クールくらいやってくれないだろうか・・・。

いやー、それにしても今回のミシェルにはショックでした。・゜・(ノД`)・゜・。

マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)

ブルーレイ版、ゲットしました。でも、まだブルーレイレコーダーをゲットしてません(笑)。

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やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。

バーディー

2008-08-20 00:01:46 | アニメ 感想
ちょっと前のことですが、ゴルフに行って生まれて初めて1ラウンドで2バーディー取ったのですが、それでも100を切れない燕。です、みなさんこんにちは。
#100の壁は分厚い・・・。

* * *

もう大分経って、今更・・・な感じなんですが、今期のアニメ作品でマクロスFやコードギアス以外で、これは面白いなぁと思った作品のひとつが「鉄腕バーディー DECODE」です。

「鉄腕バーディー」の原作をなぞりつつ、オリジナル展開していく、オリジナルをデコードしていく、オリジナル解釈含めて復号化していくから「DECODE」となっているんでしょうね。

その名の通り、オリジナル展開をうまいこと見せてくれてる鉄腕バーディー。

原作の方は、僕がヤンサンを読まなくなってからそれと同時に追わなくなってしまったんだけれども、今度時間があればぜひ漫画喫茶とかに行って、既刊は全部読んでみたいところ。

監督は僕の大好きな作品だった「ノエイン もうひとりの君へ」の赤根和樹監督。
脚本は大御所、大野木寛さん。
で、バーディーの作画が特徴的に綺麗(というか儚げな感じ?)で、これを担当しているのが「ノエイン」が最初だったというりょーちもさん。
バーディーの動きが予想通り、というか、予想をはるかに超えて動いている(しかも何ていうかりょーちもさん独特の動きみたいな感じ?)のが、良い感じです。

バーディー役の千葉妙子さんもはまり役って感じです。

個人的にはテュートが大好きだったんだけど、おお生き残った?と見せかけてやっぱり・・・。

まあそれはストーリー上どうしても仕方ないところで、アニメ版では相棒を失ったバーディーが、そして体を失ったつとむが、二人でひとつの生活を続けて、互いの気持ちを理解していくことで、真の相棒=バディになっていく、という感じを強くしていますよね。

ということで「鉄腕バーディー DECODE」、毎週楽しみにしております。


あと密かな楽しみは「夏目友人帳」。

これ、凄く好きですね。

静かに、静かに展開していくんですが、この暑い夏の日に、しんみり透き通るように心に染みてくる感じがあって、清涼感と惜別感のバランスが凄く良いです。

これは新手の?癒し系ですね。

にゃんこ先生が素晴らしいです。


以上、ほんとに今頃・・・な、好みの話でした。


結構なインパクト

2008-08-18 23:21:04 | コードギアスR2
コードギアスの公式HPが更新されていたのでチェックしてみると、結構な衝撃でした。

というのも、

・・・フレイアに巻き込まれた主要キャラは当初「行方不明」となっていたんですが、

・・・全員、死亡になってた。

・・・ご丁寧にキャラ相関図まで更新されてる。

・・・でも、カレンはバニーのまま@相関図


これは何気にショックで(カレンがバニーである、ということではなく(←当たり前だ))、これでナナリーの出番が無くなってしまった、ということを意味しちゃうわけじゃないですか。

それこそほんとに、えええーーーって感じですよ。

うはー、結構ナナリーありきで色々妄想してた部分があったんだけど、これはもう一回最初から考え直さないと駄目かな。

もしくは仮にナナリーが何らかの姿で登場することがあるならば、皇帝の一発大逆転的、超奇想天外とんでも兵器?システム?の登場しかない・・・。

ナナリーがギアス能力者で大脱出!!とか(笑)。


・・・駄目だ。


いやー、しかしこんな公式HPの更新もあるんだな(笑)。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 第19話『裏切り』

2008-08-17 21:43:00 | コードギアスR2
今回のタイトルの「裏切り」というのうはそういう意味だったのか。
ナナリーの喪失を期に、シュナイゼルが繰り出した一手はルルーシュから黒の騎士団を引き剥がすことだったのね。

そして、今回のロロの死に関しては、これまでのコードギアスのテーマ的にはすごーく重要なことを言っていて、このコードギアスはそういった真実に一番近づいた人から退場していく、という暗黙のルールでもあるんじゃないかと思うくらいなんだけれども、ロロが最期に言った言葉は、このコードギアスの答えのひとつだったんじゃないかと思います。

■たとえそれが偽りであっても

たとえそれが(ギアスという意思強制によって出来上がった)偽りの人生であっても、そこに流れた時間や、一緒に過ごした思い出は本物で、何が嘘で何が本当か分からない世の中で、その自分の気持ちだけは本物である、それがあるから生きていける、という、ロロが最期に残した言葉が実はこのコードギアスの本質に迫るもののひとつだったんじゃないかと思います。

ユフィしかり、シャーリーしかり。
今まで主要キャラとして散っていったヒロインがいみじくも示したように、作中真実に迫ったものから退場する暗黙のルールでもあるかのように、あの憎まれ役のロロもルルーシュの命をつなぐ、という大役を果たして退場しました。

ゼロに使われようが、いつか殺されることになっていようが、ロロにはあくまでルルーシュはロロの兄であるルルーシュ・ランペルージであり、その1年過ごした時間はたとえその出発点がギアスによる偽りの1年であっても、紛れもなく本物だった。

そこで芽生えた感情も紛れもなく本物で、すべて(黒の騎士団)が裏切っていく中で、偽りの中で本物の時間を過ごしたロロだけが最期までルルーシュを兄と慕い、そしてその命を懸けて守り抜いた。

なんという皮肉。

そしてシャーリーを殺され、あれだけ憎んでいたロロの最期に対して、ルルーシュが見せる優しさ。

そこはルルーシュも認める、偽りであったとしても本物の関係性。

なんとも皮肉。

そしてここでやはり、ある程度確信してきたこともあって、妄想大爆発でいけば、仮にナナリーが実の妹ではなかったとしても、これまでルルーシュがナナリーと共有してきた時間や、サンタの格好をしてまでナナリーを楽しませたいと想った気持ち、ナナリーのために世界を変えようと想った気持ちは本物である、という展開があったとしてもおかしくない、と思うわけです。

ナナリー生死不明(現状では限りなく死に近い状態) → ナナリー生存 → (ルルーシュやナナリーが実は皇帝(もしくはマリアンヌ)のギアスにかかっていてそれが解けて)ナナリーが実は妹ではないことが判明

という流れがあっても、コードギアス的で面白いと思うんですけどね。

ということで、ルルーシュは神根島(皇帝のいる場所)を目指すことになるんだろうけど、むむむ、って感じですね。

ああ、それにしても、真実に近づいたものから散っていく、というのは何たる皮肉なんでしょう。

そういう意味で、ルルーシュのいろんな顔を知っていて、その心情が一番理解できるのはカレンだけ、ということに。
彼女は最後の最後まで、ルルーシュが言ったように生きて欲しいものです。


■シュナイゼル

シュナイゼルのうまさは、交渉のタイミングで、相手の欲しい情報を与える点にあって、情報はすべて寄せ集めで、真実の断片でしかないんだけれども、それをあたかもすべて真実と思わせるように話の流れを作る、シナリオ作成能力にあるんですよね。

シュナイゼルの能力の凄いところは、そういった誘導能力なんですよね。
そこにいかにも信憑性のありそうなデータを提供する。
#このデータが本当かどうかの検証はできないんだけれども、状況的に皆そう信じざるを得ない。

あくまで自分が主張しているのではないけれども、状況から見てこういわざるを得ない、皆さん、どう思いますか?と。
#だから玉城なんかは使いやすくて、ゼロへの忠誠も高い、けれども、躍らせれば派手に踊るタイプは、そこを落とせば影響力があるから。
#シュナイゼルはその辺も分かっていて同席して欲しい、と言ったわけです。

これは騙しのテクニックの基本で、会社でも使えるのでマスターしておきましょう(笑)。

こうなるにはゼロ=ルルーシュにも大きな原因があって、これまで少しずつ秘匿していたことがあだとなって、例えば藤堂あたりに少しでも真実を伝えていたなら、こういうことにはならなかったかもしれないし、ディートハルトに関しては自分でも「もう少し信頼してくれても」と言う始末。
#おそらく今回の決め手はそこにもあったかもしれないし、冷静にゼロの物語はここで「打ち切りだ」と思ったのかもしれません。

みんなが少しずつ、おかしいと思っているところに、その回答となるような答えをちらつかされれば、飛びついてしまうのが心情。
#ただでさえルルーシュはあの時ナナリー喪失で正気を失っていたし。
#それを見越したシュナイゼルの特攻に等しい一手だったわけですが。
#つまりゼロは登場しない(精神的苦痛で出てこれない)ことを読んで、その側近が対処するであろう、つまりそこでこそゼロの正体を効果的に公開=黒の騎士団の崩壊のチャンス。

情報を信頼できる部下を増やして、そこにうまく公開して権限委譲していくことで、何も怖いものはなくなる、というのも社会で使えるテクニックです(笑)。
#信頼できる部下をいかに増やすか、がポイントなんですけどね。誰でも彼でも公開していいものと、人を選んで、というのは当然ありますし。


最後に、スザクがおかしくなってしまったような場面は気になりますね。
やっぱり心が壊れてしまったんでしょうか。
ルルーシュのギアスがなければこんなことにはならなかった、と逆恨みするんでしょうか。


王の力はお前を孤独にする、という言葉通りにルルーシュは独りに。


残り話数も少なくなってきたし、かなり佳境に入って行きそうです。

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マクロスF 第19話 「トライアングラー」 感想

2008-08-17 12:43:05 | マクロスF
絶妙の引きでの「トライアングラー」、ここでこの曲を持ってきますか、いや、待ってました、という展開。
フロンティア内の政争、バジュラの艦内部からの孵化、そしてアルト、シェリル、ランカの三角関係も最高の緊張関係で次週への引き。
いやー、これはかなり次週が待ち遠しいですね。

最初のOP曲であった「トライアングラー」をこのタイミングで持ってくる、というのはなかなかにくい演出だと思いましたね。
というか、ここを狙ってたんだろうなぁ。
そのままのエンディングもすごくマッチしてて、バックに流れる設定画も非常に良かったです。
#特にシェリルとランカが姉妹のような感じで描かれていたり、3人でのカットもいいよね。

ランカちゃんはここ最近、自分の歌が戦争に利用されたり、大事にしていた歌(アイモ)も編曲されちゃうし、それでもみんなのためになるならって歌っていたわけだけれども、それでも自分の原点に立ち返って、いったい自分は誰のために歌を歌っているんだろうと自問自答したとき、「アルト」という答えを得ちゃうんだよね。

で、持ち前の前向き&天真爛漫さでそのままその気持ちをアルトに伝えに行く。

シェリルはシェリルでいろんな意味で完全にどん底、どん底どころか、グレイスから公私ともに死刑宣告されて、自暴自棄の一歩手前まで来ちゃってる。
でも、シェリル自身が持つ強さとプライドが邪魔して素直になれない。
そんなどん底状態でアルトを頼っても、きっとアルトは優しいから構ってくれるだろうけれども、それでアルトの気を引くことは彼女のプライドが許さない。
アルトを頼りたいのに頼れない。
何故アルトなのか?
それはシェリルのことをスターでも妖精でもない、ジャスト・シェリルとして最初から、そして今でも接してくる人はこれまでアルトしかいなかったから。
だから好きになって、だからどん底でも本当に頼りたいのはアルトだと思っちゃう。

でも、ランカちゃんの気持ちも知ってるし、ランカちゃんをライバルだと認めているし、だからこそ、コンサート(での彼女の気持ちの入った歌)を聴いて、いろんな意味で今の自分じゃ・・・と思って(プライドも邪魔して)引き下がろうとしたところをクランに「逃げるな」と言われちゃったんだね・・・。

ここでシェリルもようやく意を決して素直になることに。


覚悟ができてないのはアルト一人。


そんなところに鉢合わせ。


そしてそこで絶妙の引き、絶妙の「トライアングラー」。


いやー、いい。
これはいい。


おそらくこの直後にはバジュラも孵化したし、クーデターも起こりそうだし、一気にごちゃごちゃになっていくと思われるので、この三角関係の決着がつくとは思えないけれども、でも一度、三人で対峙でこの緊張関係が最高潮に、ていうのも有りだよね。

いやー、にしても、残り話数も少なくなってきたし、ここからは新OP曲の「ライオン」の歌詞にもあるとおり、必死で生き残らないといけない、バジュラとの殲滅戦か?という超・過酷展開があるはずなので、そういう生き死にのハザマでこの3人の恋がどう動いていくのか?これは最後までわからない感じ。
#心配してるのは、ランカちゃんのポジション的にバジュラとの架け橋とか、巫女的役割を担っちゃうんじゃないかってことだなぁ。
#神ポジションに入っちゃうと、普通の恋愛という距離は無理だもんね。それはそれで面白いんだけど(サラ・ノームポジションね、奇跡を起こす役割を担っちゃう)。


ちなみに、作中での「トライアングラー」という曲の設定は、第1次星間大戦時の一条輝とリン・ミンメイ、早瀬未沙との三角関係をドラマ化した作品の主題歌、ということになっているらしいです(「娘。フロ」解説より)。
#それをドラマ化した、という設定が素晴らしい。
#そういう意味ではマクロス・ゼロもランカちゃんがスターダムに乗った映画「バード・ヒューマン」でドラマ化されているのだ。
#50年経過して、当時の機密資料が公開されたから、という感じも作中ではありそうだよね。


あとはミシェルが地味に良い役を。

クランを遠ざけていたのは、本当に好きな人は、自分がいつ死ぬかも分からないし、そういう生活をしているのだから、遠ざけておいて、心を守っている、というか、本心を隠してしまっている、ということだったわけですよ(この辺は小説版でもちょっと触れられていたかな・・・)。

それはきっとお姉さんを失ったときのこともトラウマとしてあるんだろうなぁ。

ということでここはクラン大尉のお姉さん?ぶりを発揮してもらうか、ミシェルが素直になるのを期待するか、はたまたその両方に期待させていただきましょう。
#超・どうでも良い蛇足だけれども、クランとミシェル(その前にランカとブレラ)がアイスを食べていた場所は、サンフランシスコのフィッシャーマンズ・ワーフで、あそこには本当にアザラシがいます。
#つか、フロンティアはそんなところまで再現してるのか!!


ああ、ここからは最終決戦に向けて走っていきそうなんで、いろんな意味でドキドキします。
疲弊したマクロス・フロンティアで、みんなライオンのように生き残って欲しいものです。

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ブルーレイ版、ゲットしました。でも、まだブルーレイレコーダーをゲットしてません(笑)。

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コードギアス 反逆のルルーシュR2 第18話『第二次 東京 決戦』

2008-08-16 12:35:47 | コードギアスR2
物語は究極の振り出しへ。

前回の感想で、スザクとルルーシュの関係構築がチャラになったことによって、物語的にもいったん振り出しへ戻って、問題をシンプル化(より根源的に)する方向にあるのかも、なんて書いたのですが、前回を上回る究極の振り出しへ。

スザクとルルーシュの関係性の振り出しを超える振り出しがあるとしたら、ナナリーが本当の妹じゃないかもしれない、くらいのことがあっても面白いと思っていたら、本当の妹とか、そういうレベルを超越してしまっていた・・・。

つか、これって嘘でしたー、くらいにならないのか(涙)。
#咲世子さんまで・・・(涙)。
#でも、公式HP見ると、朝比奈とかギルフォードも含めて「行方不明」になってるんだよね。
#これはこれで、また違う展開があるのかもしれない。

いやー、ほんと、そこまでする必要があるのか?っちゅーくらいの展開です。

これでルルーシュとしては、ナナリーという反逆のための理由を失ってしまうわけですが、ゼロを続ける理由を失ったルルーシュがどうするのか、あれだけ強烈に持っていたナナリーへの想いが、対象を失うことでどうなっちゃうのか。
これは第3期くらいまでやるつもりなんじゃなかろうか・・・。


■撃っちゃったよ、フレイア

もっとためて、ためてから撃つのかと思っていたフレイアですが、予想をはるかに上回る展開で発射されちゃいました。

うそー!!って感じ。
#しかも放映時期として8月の日本ですか・・・。

これはもう途中から、「この」スザクでは、「この」カレンには勝てない、ナイトメアフレームのスペックがどうとかじゃなくて、アイデンティティーの持ち方で、人間としてのスペックで負けちゃってる、と思いながら観てました。

シュナイゼルに前回、君はいったい誰だい?と問われて答えられないスザクが、シュタットフェルトではなく紅月を迷うことなく選んだカレンに勝てるわけがなくって、ジェレミアなんかにしても、自分の道はこれなんだと選んだ人は強いよね。

でもこれ厳しいなぁー。

フレイアを撃ってしまったことっていうのは、死んで詫びる、とかそういうことすらできないスザクにとっては相当に厳しい。

これは今後もシュナイゼルさんに使われそうな感じがあるかもなぁ。
あの、スザクがフレイアを撃ったときの「フッ」て笑いは、狙い通り、みたいなところがあったし、シュナイゼルの凄さは、周りを違和感なく誘導して事実を作り上げていってしまう遂行能力にあると思うんだよね。
自分が望んだんじゃなくて、周囲が望んだので・・・、みたいな民意醸成力?

でも、これ書きながら、大分落ち着いてきたんだけど、やっぱり公式HPでフレイアの被害にあった人たちはみんな「行方不明」になっているから、ここでナナリーの退場はないと見てるんですけどね。

逆にナナリーが実の妹ではない、という展開が仮にあった場合、それが判明してから再度ナナリー登場、という展開は相当に面白いと思いますよ。

個人的にはそういう展開を希望ですね。


■その他

紅蓮聖天八極式、強すぎ!

公式HPで「原型を留めないほどの新形態となっている」という解説に笑った。
確かに。

ヴァルキリエ隊

キューエル卿の妹さんだそうです。
コスが過激です。
つか、登場時間短すぎる!!

コーネリアさま&ギルフォード

コーネリアさま脱出?
ギルフォードは「行方不明」

彼の忠義は半端ないので、真の主君に再会できますように。

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1/35 メカニックコレクション 紅蓮弐式



マクロスF 第18話 「フォールド・フェーム」 感想

2008-08-16 00:34:17 | マクロスF
帰省により1週間遅れでの視聴となった第18話「フォールド・フェーム」。
1週間待って観ただけあって、画面にずっと釘付け。
つか、シェリル、切ない。誰か助けてって感じ。

それにしても、マクロス・フロンティア、ミステリー調を深めつつ、三角関係もどこまでも進行中ですが、もはや三角関係がどうとか言ってられない、しゃれにならない状態になってきているのではないでしょうか・・・。

ランカちゃんのどん底時代はそれなりに(視聴者的にも)辛かったけれども、それでも愛があるというか、まあ、命の取り合いとかそういう感じではなかったので、やっぱり期待先行で見てたんですよね。

でも、今回のシェリルの件は、これまで何度か出ていた「V型感染症」だったなんて・・・。
このまま終わるわけがない、とは思いつつ、それでもこの30分は切なかったなぁ。
フェームってカタカナで書いてあるからスペルは分からないけど、名声=fameの意味で使っているなら、今回の長距離フォールド(折りたたんだ)航行と引っ掛けて、折り曲げられた名声とか、そういう意味なんだろうか。
それもまた切ないね。


■シェリルの生い立ち

生い立ちについてはある程度予想していたものの、あの時点からグレイスが絡んでいたというのはやっぱり驚きでした。
#小説版では、ある計画に基づいてシェリルのツアースケジュールも組んでいたので、大分前からシェリルを使って、という計画はあったんだろうなとは思っていたんですが、まさかそんな最初からだったなんて・・・。

というか、その研究者の3名が!!って感じでまたびっくり。

グレイスで驚いたのはもちろん、名前でおっ!って思うのは、マオ・ノーム。
オズマがドクター・マオと言っていた人物と同一人物だと思うし、何よりあの顔はどことなく「あの」マオ・ノームの面影を残している。
そう、マクロス・ゼロに登場した「鳥の人」たちの血を引くかもしれない巫女の一族、(そしてサラの妹)マオ・ノームですよ。

年齢的にもちょうどあのくらいだろうし、まさか本当に出てくるとは思わなかった。

深読みし過ぎかもしれないけれども、オズマはまだ結構隠していることがあるんじゃないですかね?
あのブレラと思しき少年が映っている写真といい、ランカが映画でマオ・ノーム役をやったことを運命なのか?と感じたことと言い、実は結構知ってるんじゃないのかなぁ。

グレイス、マオ・ノームだけでもびっくりしたんですが、もう一人の女性、ランシェ・メイターは翡翠色の髪、そして名前がランカならぬ、ランシェ。
これはやっぱりランカのお母さんであたりじゃないですか?と問いたいところ。

「V型感染症」は単純に感染症という固有の症例だけじゃなく、これからいくつかの可能性なり、バジュラなりに行き着くんじゃないかと思うんですが・・・。
その研究の延長線上にまだグレイスはいて、モラル・ハザード、バイオ・ハザードが原因で第117調査船団はバジュラに襲撃される、ということに至った、という気がしないでもないですね。

グレイスは2047年当時(が生身だったかどうかは分からないけど)、この2人と研究していて、何らかの原因で衝突していた、道が別れた、と考えるほうが自然か・・・?

ガリア4にこだわったのも、ボディは機械化して電脳化しても、その辺の情念だけは忘れられぬ、みたいな。

いやー、マジでびっくり。

にしても、シェリルのどん底っぷりには、本当に観てるこっちが切なくなります。

つか、命の危険に晒されるとか、まじで勘弁。

誰か、助けて!!


■シェリルを救ったのは・・・

早乙女矢三郎だったとは・・・。

視聴者的には、おおー、これでアルトとシェリルのCPで決定じゃん!みたいなところで、あれ、それって幻?的展開で、まさかの矢三郎さん。
しかも強引に連れてっちゃうし。

この矢三郎さんも曲者ですよね。

前回「ミッシング・バースデー」では、嵐蔵が倒れたとか嘘ついて、しかも家督を継ぐだの何だの言ったわりに、全然そんなことなくて、むしろあそこで家に帰っていたら、大喧嘩間違いなし、という状況。

つまり、矢三郎さんもかなりの策士、というか、役者の血の呪いについて、一番血筋を意識しているのは矢三郎さんなんですよね。
自分がいくら努力しても、アルトの上にはいけない、襲名することはできない、という妬みもあるはず・・・。

で、シェリルを連れてくって、強引にもほどがある?

まあ、いずれにせよ、アルトは早乙女家とは向き合わないといけないのだから、そういう機会がないとね。

それにしても、このトライアングルは近くなったと思ったら、遠のいて、遠いと思ったら近くなって、と、ああ、それっていかにもマクロスっぽい展開じゃないか。
#改めて納得。


■ライオン

唯一の救いは、OP曲「ライオン」


やっぱり二人のデュエットはいいよねー。
「娘。フロ」でも思ったけど、やっぱりデュエットはいいよ。

しかも絵的にも、二人が互いに競い合って、高めあって、お互い負けないし、お互い成長していく、みたいな雰囲気がありありとしてるじゃないですか。

やっぱりこういう展開がいいですよね。

ランカちゃんも何となく、今回の件で、誰のために歌うのか?みたいなところに行き着いてくれそうな気もするし、シェリルについてはぜひとも復活して欲しいし、欲を言えば、ランカのお母さん?と思える人の研究の成果がシェリルの「V型感染症」を癒してくれることを祈ってます。

さあ、今日の夜が楽しみです。

マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)

ブルーレイ版、ゲットしました。でも、まだブルーレイレコーダーをゲットしてません(笑)。

マクロスF(フロンティア) 2(blu-ray Disc)


DX超合金 マクロスF(フロンティア) VF-25Fメサイア(アルト機)

やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。

夏休みの読書感想文( 予定)

2008-08-14 17:39:28 | Weblog
奥さんの実家で夏休み満喫中の燕。です、みなさんこんにちは。

こちらでは大変健康的な生活をしているので、体重も落ちて毒素とか抜けていく感じです。
特に食生活が大事ですね。

きちんと食べると代謝が上がって、逆に痩せるという逆転の発想。
これはお薦め。


さて、奥さんの実家では時間がゆっくり流れるので、いくつか本を読みました。

携帯からなので手短にご紹介。


■お客さんから紹介して頂いた本

・夜中にラーメンを食べても太らない技術

冒頭の健康生活からはかけ離れたタイトルですが(笑)、内容はなるほど!と思うことばかり。
僕と同年代のみなさんで、特にサラリーマンの方は話しの種に読んでみてくださいませ。


・女はなぜ突然怒り出すのか?

これも面白い本で、今までいろんな人からアドバイスして頂いたことが科学的に実証されていて、改めて納得しました。
そのアドバイス自体も僕の場合、奥さんはじめ、女性から頂いたものがほとんどなのですが、それを直感的に悟ることができる女性って本当にすごいですね。
男性諸氏も勉強しましょう(笑)。

上記二冊は商社マンの方から教えて頂いたのですが、さすがに話題が豊富で、かつご自分の生活、趣味にも合致した本を読まれてます。

今後、僕も大阪出張が増えるので、新幹線で読む本としてこういう新書系を読んでみようかと思います。


■小説

・虚空の旅人

「精霊の守り人」から始まるシリーズ第四巻が文庫で登場。
待ちに待ったという感じで、その期待通りの面白さでした。

それにしても文章の美しさ、世界観の深さ、もちろん内容の面白さ含めて児童文学の枠を完全に超えていますね。

大人のファンが多いというのも頷けるところです。
民族性の違いによる考え方の違い、というテーマは個人的に書いてみたいなと思うもののひとつです。


■コミックス

・かんなぎ第5巻

秋からはアニメ化されるなぎ様。祝!!めでたい。
違う方向に順調に成長されているなぎ様。
ざんげちゃん誕生秘話、など今回もシリアスにコミカルに、かんなぎワールド展開中です。
ただそろそろお話し的にはクライマックスにはいりそうかな?
読み切りも良いお話しで、グッときました。


■映画

・劇場版ポケットモンスター ギラティナと氷空の花束

シェイミに始まりシェイミに終わる物語。
子供たちと一緒に観て来ました。
時間があれば感想書くかもです。


上記の感想は別途書くかもしれませんし、書かないかもしれません。

予定はあくまで予定で、予定というものは常に未定だからです(笑)。