蒼穹のぺうげおっと

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蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT 感想

2005-12-30 23:37:15 | 蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」を観終えて、自分がいかに蒼穹のファフナーが好きで、そしてこれからもきっと好きであるということを実感しました。
またしても泣いてしまったし、また作中何度泣いたかも分かりません。

でも、観終わった後に、それは悲しくて悲しくて泣いたのではなく、これからこの物語が受け継がれていく、そういう嬉しさの涙だったんじゃないかな、とも思えるのです。

将陵僚と生駒祐未の最期のシーン。
あのマリンスノー。

そう、この蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」の公式発表がなされた日からずっと追いかけて来た人には、一番最初の予告がマリンスノーが舞い降り、そのピアノとヴィオラの音楽の中に、


「そのときあなたがいれくれたから」


の文字が流れていることをご存知のはず。

あのマリンスノー、そしてあの台詞、それは最初から公示されていて、そして最期にそこに帰ってきたんだ。

。・゜・(ノД`)・゜・。

あのシーン、悲しいのに悲しくない。
泣いているのに悲しくない。

こんなに美しいシーンは……無い。

そう、あのマリンスノーは将陵僚が語ったように、死に場所じゃなくて、生きるための場所を獲得しようと最期まで懸命に足掻いた二人、そしてこの「PLAN L」に関わった全ての人に対する祝福なんだ、本当にそう思えます。

本当に良かった。
本当に良かったです「RIGHT OF LEFT」。

SF的な描写によってその物語を盛り上げるんだけれども、本当に言いたいこと、伝えたいこと、僕らが感動するところは、そこまでのSFという要素を全て剥ぎ取った部分に、人の心の有り様の部分に、命の部分に訴えかけてくる、これが冲方丁さんの脚本だと、改めて実感しました。

そして改めて実感するのは、僕はこの蒼穹のファフナーが大好きで、きっとこの先も大好きだということです。

しばらくこの余韻に浸りたいと思いつつも、以下少しだけ各所の感想を。
#放送がまだの地域の方は十分ご注意ください。激しくネタばれしてます。

■オープニングの気合、CGと音楽
このオープニングのCGや音楽もめっちゃ気合入ってて、制作スタッフがこの作品にかけた意気込みが最初の1分で伝わってきましたよ。
ほんと、今回は(も)CGの出来も素晴らしくて、物語中盤でファフナー・ティターンモデルが登場してくるあたりとか、奮えましたね。
音楽についてはもう全く言うことありません。
手放しで素晴らしい、それしか言い様が無いんだもん。

オープニングからほんと良かったです。

■まだどこにもなかった


滅ぼすか 滅ぼされるか
互いに歩み寄る余地など まだ どこにもなかった



オープニングの総士によるモノローグ。
この「まだ」という言葉が既にここまで蒼穹のファフナーを観てきた人にはぐっとくる言葉になってしまうんじゃないでしょうか。

上述した部分でSF的要素を剥ぎ取った部分で感動してしまう、と書きましたがやはりファフナーでは「対話」や自分が「ここにいる」ことについて突き詰めて、そこに珠玉の感動ストーリーが次々と生まれていきました。

このモノローグがあの大感動の第24話につながっていくかと思うと、既に冒頭で僕の涙腺はかなり刺激されていたことになりますね。
あの第24話は本当に素晴らしくて、そこまで完全に手詰まりだった状況に「対話」によって、理解しようとすることによって物語が激変するところでしたね。
今思い出しても、あそこはベストエピソードに近いです(いかん、いかん、思い出したらまた涙が…)。
参考:第24話感想 -追記- ~土と理解と親子の絆~

■絶望から希望へ
「RIGHT OF LEFT」の物語、それはこれから続いていく一騎や総士たちの物語をぎゅっと凝縮した物語であり、またその「PLAN L」に携わったメンバー全ての思いが将陵僚と生駒祐未に凝縮されていた、そういう物語でもあったと思います。

絶望しながらも、希望を捨てない。
これは僚と祐未の人物設定で既に語られていた言葉になっていますが、この1時間という短い物語の中で何故そういう設定なのか、何故そうなのか、というのが良く分かります。

一見、僚にしても非常にポジティブに見えますが、彼はやはり持病から死の恐怖を常に味わっていて、居場所を作ってくれた皆に恩返しが出来るのなら死んでも構わない、そんな風に思っていて、祐未にそれを指摘されるまでは彼にはやはり希望は持てていなかったんですよね。

祐未にしても、父親の死について贖罪の念を持って志願していたり、希望を見出すというよりは義務感、使命感に近い、どちらも悲壮な思いでいたと思うんですよね。
しかも自分の父が立案した計画は本当に皆が生き残れるのか、そんな絶望的な不安すら抱えていたのかもしれません。

そんな状況から僚は祐未の一言で、祐未は僚の一言で、互いに立ち直っていく、そして互いに支えあっていく、このプロセスが本当に良くって、またそれが切なくて、この絶望から希望へと転換して、絶望しながらも希望を捨てない、そして二人で最期を迎えていく、その最期の瞬間までずっと目を離すことが出来ませんでした。


私、分かってたの
(僚が)ずっといなくなろうとしていた

あなたに父さんと同じものを感じた
あなたにだけはそうして欲しくなかった



ここでの祐未の涙が中盤のクライマックス
これまでのわだかまり、いろんなものを越えて祐未が素直になる瞬間、この瞬間支えあう二人の心が見えた、そんな気持ちになりましたよ。

そして、

やっぱり凄いな お前の父さん
欲しかったのは 生きる場所だ
死に場所なんかじゃない
絶対に


ここがそのアンサー。
いなくなるんじゃないかと心配した祐未への、僚が出した明確なアンサー。
そしてそれは自分自身にも出したアンサーであり、祐未の父親までも救うアンサーでもあったわけで、祐未も僚も、互いに心の中で支えあった瞬間でもあったんですよ。
もうこの時点でかなり涙腺も決壊していたし、これからどんなに辛い展開になっても、観て行ける、最後まで観て行けると思った瞬間でしたね。

■そしてマリンスノーへ

僚 ありがとう 止めてくれて

なあ、祐未

何?

好きだ
いや、好きだった
たぶん、ずっと前から


私 あなたが好きかどうか分からない
そういうの いつの間にか通り越してた



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


そっか

あたしたちがこうしたこと
島の皆に伝わるよね?


ああ

父さん 褒めてくれるかな

雪?
海の底に?


マリンスノー……!!
皆がおれたちを褒めてくれてるんだよ


僚……
今そばにいてくれるのがあたなたで良かった
すごくそう思うの


そっか

これって好きってことなのかな?
でも何か もっとそれ以上のものを感じる

あなたがそばにいてくれたから
私……



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


何ていう美しくて切ないシーン、もう語る言葉も無し。
降りしきるマリンスノー。
交わされる二人の言葉。

こんなに美しいシーンは見たことがありません。
こんなに切ないシーンは見たことがありません。

そう、このシーンは一番最初にこの蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」の公式HPがオープンした4月に既に公開されていたものだったんです。

降りしきるマリンスノーの中、ピアノとヴィオラで奏でる音楽の中


あなたがそばにいてくれたから


このメッセージが流れていたんです。

そうか、ここに、このシーン、この情景、この台詞、この雰囲気を持ってきたのか、と思うと、これまで放送公開をずっと待っていた心にこれ以上なく響きました。
冲方丁さん、最高です。・゜・(ノД`)・゜・。

このシーンは悲しいけれど悲しくない。
切な過ぎるけれど、悲壮感はない。
やっぱりこのシーンのマリンスノーは、最期の瞬間まで死ぬ場所じゃなくて、生きるための場所を探して足掻いた二人への祝福であると思いたいし、また、最期の最期に、誰かが生き残る場所を残すために自分たちが生きた証を残した二人への祝福であったと思いたい。

自分たちが生きた証を、残された者に覚えておいてもらう権利。

「RIGHT OF LEFT」

それは去り行くものの権利。

。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

■それって命になるってことだろ?

僚がフェストゥムに対して残した言葉、

それって命になるってことだろ?

ここでまた号泣。
ここがオープニングで総士が、

滅ぼすか 滅ぼされるか
互いに歩み寄る余地など まだ どこにもなかった


と言っている部分の「まだ」に対応しているところなんですよね。
ここから始まったと言ってもいい、この戦いがあったから、たった半年の時間稼ぎだったのかもしれないけれど、その半年があったから、「命」を持ったフェストゥムと対話できるところまで昇華する時間ができたのかもしれない。

この一言、ここから始まったんだと思うと、これから始まっていくファフナー本編の物語へしっかりと受け継がれていて、更に泣けてきました。
もうここは完全にボーナストラック的にぐっときました。

ここからエピローグにつながり、エンディングで「Peace of mind」がかかる頃には完全に号泣。
PUKUが命を引き取るところはもう反則。・゜・(ノД`)・゜・。
あれで僕に涙を我慢しろと言うほうが無理。

ああ、泣くんだろうなと思って観たんですよ。
きっと泣かされるんだろうなと思って。

もう期待通り、いや、期待以上の出来、そして切なくも美しいストーリーに泣く以外の何ができるんでしょうか。
ほんとに素晴らしい出来でした。
冲方さん、そして制作スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

■蔵前果林は視聴者の代弁者

今回の陰のヒロインはやっぱり蔵前だったと思うんですよね。
本編では第1話で殆ど出番らしき出番も与えられないまま散ってしまう蔵前ですが、小説版で既に詳細なフォローが入っていて、今回僕の中ではかなり注目でした。

今回の蔵前はやっぱり視聴者視点だった、視聴者の代弁者、そういうポジションだったんじゃないかと思うんですよ。

「PLAN L」のメンバーが戦っている最中の島の平和を語るシーン。
極めつけは僚と祐未を助けに行くと絶叫するシーン。
そしてPUKUの最期を看取るシーン。

決して主役という扱いではなかったけれど、彼女が今回受け持ったポジションってやっぱり作中意義としてはすごく重要で、そんな蔵前にスポットが当たったことがこの上なく嬉しいですね。
小説版だけだとまた切ないんですが、今回のとセットで蔵前を考えることで、とてもすっきりとした気分になれました。
やっぱり冲方さんはキャラを凄く大事にされてるな、と実感しますね。

「Peace of mind」

期待を裏切らず、エンディングで流れる「Peace of mind」
涙で画面が見えませんでした。

蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」という作品を考えるときに、この歌詞とフレーズの持つ意味は物凄く大きいです。
あんなに切ない物語なのに、この「Peace of mind」を聞くことで、とても優しい気持ちでこの物語を見終えることができました。

例えば、

いつか夢のように 覚めてゆくのかな

忘れないよこの瞬間を ずっと離さないでね

目を閉じて 願い事ひとつ


のフレーズは、あのマリンスノーの中での会話そのものだったりするんですよ。

そしてマリンスノーのシーンと言えば、

静けさにふと窓の外 雪が舞い降りている

真白に染まる世界で あなたの音に寄り添う


ここはまさにあのシーンそのものなんですよ。・゜・(ノД`)・゜・。
そしてここから続くサビの部分はもう皆さんご存知のフレーズだと思いますが、またそれが泣けて泣けて。

けれどもそれが泣けるだけじゃなくて、僚と祐未を祝福する歌に僕は聞こえてしまうんで、またここで優しい気持ちになれるというか、観終わった後になぜか「ありがとう」と感じてしまうような、そんな気持ちになれたんですよね。
本当にこの曲はお勧めです。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」


■最後に
蒼穹のファフナーが好きで、本当に大好きなんだということを改めて実感しました。
そしてこれからもずっと蒼穹のファフナーのことが好きで、きっとずっと自分の中で大事にしていく作品だということは間違い有りません。
冲方丁さん、そして制作スタッフの皆様、ありがとうございます。






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33 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新しい時代を作るのは老人ではない!! 新しい世代だ!! (ドミニア)
2005-12-31 00:21:38
大泣きしました。



良いアニメというのは、何よりキャラクターが生きています。セルの集合体であるにも関わらず、そこに魂が宿っているからこそ、僕達はアニメの主人公たちと共に笑い、怒り、悲しみ、そして感動に涙を流すことが出来ます。



【龍が如く】というゲームのCMでは、【この男、確かに生きている】というコンセプトを前面に出しています。実際、画面の中にある世界はどこまでもリアルで、その中にいる主人公は、とんでもなくカッコいいのに、その実彼として行動して分かるのは、彼が本当に、どうしようもないぐらい【生きた人間】であるということを実感します。



良い作品には生命が宿る。それは全てに共通する事項。

そして、今回のライトオブレフト。



皆、確かに生きていました。

これほど【命】を感じるアニメを僕は見たことがありません。全てのキャラクターが、欠片ほどの台詞しかない人に至るまで、皆が必死に生きようとして、次の世代を護ろうとする姿に、2005年で一番涙がボロボロ流れて止まりませんでしたよ。



沖方様、バンザイ! 





僕の本格感想はネタバレにも程があるので、こんな所にしておきます。
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Unknown (Japone)
2005-12-31 03:36:46
年の終わりにこんなに美しい物が見れるなんて・・・サンタさん、ありがとうw。



もう、OPの総士の語りからやられてた・・・



L計画中が切なかった。壁に一言、また一言増えていくが、そして一人また一人と消えていく・・・そんな絶望的状況下でも支援物資の計画にわずかな希望、望みを懸けて生きる主人公達にせつなさだけじゃなく、強さも感じた。



僚と裕未。悲しい・・・けど、燕さんも言ってた様に悲しいけど悲しくない。自分も最初は僚は死に急いでるというか、島の秘密をしりながら病気で力になれないから最後は戦って死にたいのかなと思った。それは間違ってた。あそこまで生き延びようと必死だった、生きる場所を、島を守ろうと自分の一生を懸命に生きた。そんな彼にはどこにも死に場所を求めてる姿なんか無かった。

これは、多分全てのキャラに当てはまるんですけどね。裕美と親父、総士、蔵前、大人達・・・もちろんプクも・・・



燕さんと同じく、最後、裕未が消え、僚がフェストゥムへ送った言葉「

それって命になるってことだろ?」で泣いた。ここでフェストゥムは初めて「命」を理解しはじめたんですね。彼のこの言葉が後にファフナー本編で生きるんですねぇ。

なんだか、もう一度シリーズを見直したくなりましたw。



プク。動物ネタは反則だってのに・・・もう最初に毒入りを食べようとしたシーンで涙が。そして、最後、プク自身がに生きる場所、僚、と共に生きぬいた・・・



蔵前&総士。二人に手が届きそうで届かない。彼女のそのもどかしさ、無念さを考えただけでも涙が・・・そして二人は再び武器を持って、痛みを我慢し、戦い続けなければならない。





映像も綺麗だったし、戦闘は熱かったし、音楽のタイミングも絶妙。泣かずしては観れないよ・・・これは自分の中で殿堂入り決定。故に、DVDとか小説とか全部揃えたくなって来た。つうか、そろえるのが義務の様な気がしてきた。金無いのに・・・w
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Unknown (コリオリ.F)
2005-12-31 07:49:24
おはようございます。



「RIGHT OF LEFT」、名作でした~。本編を観ていない人も、これだけ観てもきっと胸を鷲づかみされてしまうに違いにない、と思います。

僚や祐未たちは“いなくなった”けれども、彼らの「生きた証」が蔵前や総士に受け継がれていって、本編の「蒼穹のファフナー」に繋がっていく。それを考えただけでも、感涙ものですね。



それでは。よいお年を!
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もう、号泣ですよ・・・ (うっちー)
2005-12-31 10:11:03
燕。さん、こんにちは。

コメントではお久しぶりです。



今回のファフナースペシャル、期待はしていて泣く準備(笑)もできていましたが。

実際に見ると予想以上に素晴らしい作品でした!

もう感想が書けないくらい(マジで)



昨年はファフナー本編に出会い。

今年はこの『RIGHT OF LEFT』のニュースに沸き立ち、最後にこんな素晴らしいものを見せてもらい。

良かったv



では燕。さん、よいお年を!
返信する
彼等は 確かに そこにいた…! (西郷)
2005-12-31 13:33:04
ごきげんよう!燕。さん(盟主殿)



尊敬する盟主殿(燕。さん)…

そして 『正座同盟』の皆さん…

蒼穹のファフナー『RIGHT OF LEFT』を御覧になった方々…

もう 僕達は「友達」です!「蒼穹のファフナー」という 素晴らしい作品で繋がっています!



何から話せばいいのか…いろんな感情が湧いてきて上手く表現出来ません…

気持ちが抑えられなくて 空回りしてしまいます…(恐らく皆さんが同じ気持ちだと思います)



この作品に出会えて改めて良かったと思いました

素晴らしく美しい映像で語られる 切なく悲しくも『希望』を与えてくれる…そんな作品です



冒頭で「好きな相手に告白…」という会話がラストに繋がってきたり…

日常の何気ない「会話」が素晴らしかったり…

細かな所まで 手を抜かない…『RIGHT OF LEFT』の製作発表があってから待った甲斐のある期待通りの…いや 期待以上の作品でした。



始まって すぐに いろんな事が思い出されて泣いていました…もう 泣きながら観ました…終わっても泣いていました…2回観てから眠ったのですが…朝 起きると泣いていました…(こんな状態でした…)



本編・ドラマCD・小説を観たり読んだりしたからこそ気付く点なども多く僚と裕未だけでなく「蔵前果林」が とても印象に残りました(揺れていたし…(ゴメンナサイ))

僚と裕未の訓練シーンも小説版の翔子と甲洋を思い出したりしました



裕未の父親が倒れていたシーン

地面いっぱいに「白い花」が散っていましたが これは「椿」(つばき)かな?と思いました(花首から落ちていたので…)この悲しみの表現・演出もお見事です(ひょっとして「乙姫」に掛けているのかな?とか考えました)



プク…

「犬」を使ったシーンで これほど哭くとは…

冲方丁先生 流石です…上手いです

もう「犬」でここまで表現できるのは冲方先生か押井守監督かという感じです(あくまで個人的感想ですよ(笑))



音楽…

もう 素晴らしいの一言しか浮かびません最高です!



ティターン・モデル…

戦闘シーンで炎をバックにフェストゥムに止めを刺すシーンは奮えました

「怖かった…敵ではなく 俺達の武器であるはずのファフナーが…」

僚のこの言葉がとても印象に残りました…



もう 語り出せばきりがないですね…(総士がファフナーに乗れない訳なども丁寧に描かれていましたね)

総士と蔵前の会話…(蔵前の本音がイイですね)



壁に書き込まれた「心の叫び」…

同化現象…結晶化…

…「『命』のドラマ」です(「正座」しながら号泣です)



そして…残り機動時間 780秒の深海のラブ・ストーリー…

 それは 受け継がれてゆく物語…



久しぶりに気持ち良く泣けました…(冲方丁先生 最高!です)



「蒼穹のファフナー」に出会えて良かった…



燕。さんに出会えて良かった…



「正座同盟」に参加できて良かった…



最後に…「ありがとうございました」(今 angelaの曲を聴きながら…泣きながら コメントしているのでボロボロでスミマセン(泣))



「蒼穹のファフナー」大好きです!



・・・それでは・・・また!(今年は「ファフナー」に始まり 「ファフナー」で終りました(笑))



燕。さん お疲れ様です!これからも よろしくお願い致します。

よい お年を!



皆さんも よい お年を!
返信する
初です。 (ゴールド)
2005-12-31 17:10:13
こんちちは、はじめまして。

初めてコメントを送ります。

蒼穹のファフナーをはじめて見ました。

こちらのブログを拝見するようになって

気になっていたので新聞のテレビ欄でこの

名前を見つけた時、よし見てみようと思いました。正直、こんな物語を見損ねていた自分が恥ずかしくなりました。とても感動しました。おそらく全話を再構成して1時間にまとめたものだと思いましたが、初見では十分すぎるほどでした。これからなんとかして全話を見てみたいと思います。
返信する
>ゴールドさん (ドミニア)
2005-12-31 17:44:51
横レス失礼。

あー、確かに前知識なしで見るとそういう風に見えるかもしれないですね。何しろ本当に1時間じゃ足りないぐらいのボリュームでしたし(他のパイロットの活躍場面とか見たかったですね、うんうん)



ノウノウ、ゴールドさん。これは総集編ではないのです。本編のファフナーの半年前、言ってみればガンダムで言う【ポケットの戦争】みたいなもので。



でも本編も素晴らしいですよ、最初は沖方さんが参加してないので中だるみもあるんですが、是非ラストまで。
返信する
仕事にならん!(笑) (りょく)
2005-12-31 20:53:37
仕事の休憩時間にケータイで燕。さんの感想を読んだら、そのあと暫く涙目でパソコン打ってました。ドライアイにならなくて済んだんですが、今度は精度が下がったんじゃないかと心配です(笑)



如何しましょう。普通にワンシーンを思い出していくだけで泣けてくる。

ワンコに関しては、本編がちょっとショコラへたくそだったから今回は頑張りましたって意気込みを感じて、困るくらいプクの描写に泣きました。(だから動物モノは……。・゜・(ノД`)・゜・。)

ラストいき引き取った時なんか、分かっていても滂沱です。今またこれ打っている時に泣いてます(笑)



祐未は確かに「生駒」であったなと思うし、僚も、「将陵」の名前に相応しい人物だったと思います。

脇役のパイロットたちのお話も見たかった。あともう30分あれば、結構彼らの葛藤とかも見れたんじゃないかと思います。つーか、皆良いのですよ!

あの壁に言葉を書きなぐり、最後に否定の言葉を書いてしまう不安が辛くて仕方が無かった。



竜宮島の大人って、若い頃に皆自分達のできる全てを対フェストゥムにぶつけて、あの頃の彼らにはもう子供を当てるしかないんですよね。兵士の年齢がどんどん下がっていくことに一番恐怖を感じているのは彼らなんだろうなぁと思うと、最終回近辺の史彦さんを思い出すのですよー。・゜・(ノД`)・゜・。



マリンスノーが振ってきた時、「皆がおれたちを褒めてくれてるんだよ」という台詞に、結晶化して散っていった脇役や、冒頭で僚と会話をしていた少年など思い出して大変でした。

(最初は、あれ、マリンスノーですら思えなくて、海に出現できるようになった大群のフェストゥムだとばかり思ってました)



「それって命になるってことだろ?」



凄く思い言葉で僚が〆てくれました。

冲方さんの設定や小説で、フェストゥムが「綺麗なもの」って表現されているのが今回よく分かりました。

確かにあれは「天使」みたいで綺麗でしたね。僚や祐未が惚けてしまうのがよく分かります。



ファフナーはまだ終わりませんよ!来年一月にドラマCDがあるものーーー!



>ゴールドさん

初めまして。ドミニアさんが既に指摘されておりますが、この 「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 」は完全新作です。もし本編をご覧になる場合、1・2話を見て13話目まで一気に飛んで以降最終話まで見られるか、小説版を先に読むことをお薦めします。

12話まで頑張ってみるのは……ある意味耐久レースですので、心のゆとりがあるときに頑張ってください!(笑)

返信する
生きてる姿を見た! (燕。(管理人))
2006-01-01 17:14:35
>ドミニアさんへ

冲方丁さんの作品に共通するところなんじゃないかと個人的に思っていることが、自分と言うものの否定から自分の居場所を探す、自分がここにいる、ことを証明していく、そのプロセスが辿り付く先に命の輝きが見える、そんな風に思ってるんですよ。

そこに輝くものに感動しないはずがない。

まさにドミニアさんが仰るように生命が宿ってるという感じがしましたね。

そして、そうみんなが「生きている」姿を見て、やっぱり涙が流れてしまうんですよね。

僕はこれからも冲方丁さんの作品からはずっと離れられない、そんな気がしますね。



>Japoneさんへ

ほんとに2005年最後に観た作品がこの「RIGHT OF LEFT」で本当に良かったと心の底から思いますね。

大満足、大感激、大号泣、もう感無量で本当に感想が書けない、そこまで行きましたよ。

僚と祐未の辿った結末というのは涙なしには観ることができないんですが、それでもJaponeさんも仰ったように最期まで自分たちが生きる場所を勝ち取るために戦って、自分たちが生きた証を残した二人の姿には、どこか優しい気持ちになれるんですよね。

ほんとに素晴らしかったです。

#コメント書いててまた思い出してきて、涙がでそうです。

また僚の一言、そして総士と蔵前が感じた無念と不安がこの先の本編へそのまま美しくも切なくつながっていくところがまた凄くて。

特に蔵前については小説版でフォローが大分されているんで、今回と合わせて購入をお勧めしますよ。

あとサントラも素晴らしいです。

「RIGHT OF LEFT」のサントラも出るみたいなので、こちらも要チェックです。
返信する
やられっぱなしです (燕。(管理人))
2006-01-01 17:21:30
>コリオリ.Fさんへ

2005年最後にこんなに素晴らしい作品を観ることができて、ホントに嬉しかったです。

またコリオリ.Fさんも仰るように、この物語がきちんと本編へ引き継がれていく、この見事さに脱帽です。

だって、これで本編を見直したなら、きっと僚や祐未たちのことを考えずにはいられないですから。

僚の最期の「命」に関する言葉が24話以降へまたつながると思うとそれだけで感涙です。

ホントに素晴らしかったですね!



>うっちーさんへ

泣かされる、泣かされると分かっていても、予想以上の素晴らしい出来に号泣でした。

感想が書けないくらい素晴らしい、というのはほんとに良く分かります。

だって僕もどうやって書いたらいいんだ、こんな素晴らしい作品ってしばらく呆然としましたもん。

2004年、2005年と年末は本当にファフナーにやられっぱなしです。

ここまで素晴らしい作品に仕上げてくれたスタッフ全員に感謝ですね。
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