蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

行く年 来る年

2006-12-31 17:36:13 | Weblog
今年も残すところあと僅かとなりました、皆さん、如何お過ごしでしょうか。

28日に仕事納めをして、冬休みに入ってゆっくりできると思いきや、ところがところが。
今年は子供が一人増えて、家族四人で過ごす初めての冬休みなんですね。

上のお姉ちゃんはだいぶしっかりしてきたので、お手伝いもしてくれるし、それなりに手はかかるけど、それなりに頑張ってくれます。

下の子燕。はちょうどお座りもできるようになったし、いたずらしたいさかりだし、目を離すとワープしたんじゃないかと思うところにいるんですよ。
いったいいつの間に!!みたいな。

そんな中で買い物行ったり、大掃除したり、年賀状作ったり(今頃かよ!!)とかしてると、あっという間に時間が経って、夜中に更新しようと思うと、子供と添い寝してそのまま寝ちゃったり(笑)。

ということで、年内最後の更新もギリギリになってしまいましたが、今年もたくさんの方に支えられながらここまでこれました。
みなさま、本当にありがとうございます。

色んなブログの方やサイトの方と知り合えた一年でしたし、またコメント欄を通じて色々と交流させて頂いたのが、本当に楽しく、それがブログ更新の活力になっておりました。

今年は仕事の質が変わったり、明らかに忙しくなったりで、更新件数も少なくなってしまいましたが、ようやくそういう中でペースが掴めてきた気がします。
来年はさらに良いペースを掴んで更新して行きたいと思います。

本当は年末にあたって色んな更新を考えていたのですが、それも間に合いませんでしたので(笑)、それはまた来年にまわすとして、今年一年を軽く振り返ってみたいと思います。
四半期ずつくらいで、どうでしょう。


■1月~3月
この月、つまりちょうど去年くらいのことですが、年末に『蒼穹のファフナー Right of Left』が放送されて大号泣のうちに年が明けたという印象でした。
あれは本当に良かったですね。
それと平行する形で、このブログの中心を成してきた『交響詩篇 エウレカセブン』が第4クールに突入し、毎週驚きの連続でした。
そして感動の最終回『星に願いを』へ突入。

ちょうどその最終回の数日前にうちに家族が一人増え、その結果この『交響詩篇 エウレカセブン』は非常に思い入れの深い作品になっているんですね。

そしてこの頃と言えば、『ノエイン もう一人の君へ』と『舞-乙HiME』も放送終了。

『舞-乙HiME』は知名度もあるしエンタメ作品としての地位を確立していますが、僕が個人的に超お勧めなのは『ノエイン もう一人の君へ』です。
これはものすごく面白いので、DVDで見かけたら是非観ていただきたいですね。
#うちのブログの趣味をご理解頂いている方にはほんとうにお勧め。
#量子力学と自分探しという一見全く接点のないキーワードですが、それを十二歳とその数年後の姿と両方の視点で見事にシンクロしていくラストは圧巻。
#超・お勧めです。

この時期『交響詩篇 エウレカセブン』『ノエイン もう一人の君へ』と『舞-乙HiME』など、楽しみにしていた作品が同時に終了し、第二期燃え尽き症候群に入ります(笑)。
#ちなみに第一期は『蒼穹のファフナー』が終了した2004年12月。

参考感想:『ノエイン もう一人の君へ』最終話「ハジマリ」感想

■4月~6月
個人的にはリハビリ月間にするつもりだった春クール。
しかし、そんなに甘くはありませんでした。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のすごさに驚愕!!
もともと原作も読んでいたのですが、正直この気合の入れ方にはビックリ!!
すごい、すごい。これがプロのエンターテイメントの力なのか!!と思わせるに十分な出来でした。
ほんとハルヒ、面白かったですね~。

そしてもうひとつのハルヒ、といえば『桜蘭高校ホスト部』の藤岡ハルヒ。
これもまた面白かったです。
TV版のノリが非常に良かったので、勢いでコミックスも全巻揃えました。
#もう少女コミックスは買うことに全く抵抗はありません(笑)。

あとは『BLACK LAGOON』のアニメもこの時期から始まったんですね(現在第二期が放映中)。
これも原作顔負けのアクションシーンで、ほんと良く動いてましたね。マッドハウスすげー、みたいな。

この頃はおとなしかったな~、と思いつつも、仕事がかなり山場に来てて仕事量、責任も増えて大変になっていた頃でした。

■7月~9月
7月といえば、自分的には非常にビックリしたことがありました。

まさか自分自身が異動になるとは。

現場のプロジェクトマネージャから一転、企画部勤務となったのでした。
現在もそこにいるわけですが、この異動は視点が大きく、大きく変わったという意味で今思えば本当にすごい経験を積ませてもらっている、という感じです。
#取締役の直下で仕事できるというのも視点を大きく変えた原因かもしれません。

とにかくここから飲むようになりました。
つか、飲むことが仕事になりました(笑)。

企画ラインと現場ラインをつなぐ一番の近道は仲良くなること。
SE500人全員と飲む、くらいの勢いで飲み始めたのがこの頃です。

この頃、実は僕としても初めての試みをしたんですよ。

そう、オフ会です。

今年は非常にお世話になった「蒼い髪と黒いノートと黄色いドロボウ」のシータさんと合同オフ会をすることとなりました。

この「蒼・蒼オフ会」は面白かったです。

普段コメント欄でお会いしている方々とオフで会う、というのは非常に面白かったです。
またやりたいと思います。

ちなみにこの時期『ひぐらしのく頃に 祭囃し編』を購入していますが、これを読了するのはそれから3ヵ月後の話になります(どんくらいかかってんだよ)。

ちなみにこのオフ会の時にもらったあるもののおかげで、家庭が一瞬崩壊しそうになるのはまもなくのことです(早っ!!)。

オフ会レポートの後に、あるものの記事を読むのが効果的です(何の効果ですか)。
ちなみにこの顛末はこの後に続く正夢のその後という記事で、期せずして三部構成になっております。
シータさん、また飲みましょう。

あと、『時をかける少女』はDVDになったら皆さん、是非ご覧くださいね。
良作ですよ。

ちなみに『うたわれるものらじお』を聞き始めたのもこのときですね。
まさか、CDを購入することになろうとは…。

■9月~12月
親すらず抜いたんですよ、忘れてました。
血まみれになりながら『ひぐらしのく頃に 祭囃し編』を読んでいた気がします。

この頃から『コードギアス 反逆のルルーシュ』が始まったんですよね。
これは本当に面白い。
ちょうど半年くらいのリハビリがあって、そこから本格的にこれは面白いぞ!!って感じでのめりこみそうです。
特にカレンとC.C.が良いです(ってどこみてんのさ!!)。

で、忙しさにも拍車がかかって、超・多忙期へ突入。
上海にレスキューで行ったかと思えば、木曜日に帰ってきて、金曜日にロンドン行って!!みたいな、とんでもないオーダーをもらってましたね。
#で、うたわれるものらじおを時差で聞き逃したりとか(笑)。

9月~12月は本当に忙しくて、更新も少なかったなぁ。
書きたいことたくさんあったんですが、旬を逃すとあれあれあれ、みたいな(言い訳)。

ほんと、なんとか仕事納めに逃げ込んだって感じでした。

■新年からは
なんとなく更新のペースはつかめてきたみたいなので、マイペース更新ができるようにしたいなと思っています。
個人的には、コメント欄をこれからも大事にして、色んな人と交流していきたいなと思っていますので、皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

で、今年はゲームやる!!
#たぶん。

こちらもコメント欄で色々と推奨パターンをご紹介頂きましたが、奥さんとも相談した結果「Wii」を購入する予定です。
#早く並ばずに買える時代が来ますように。


何度かやめようかな、と思う時期を乗り越え、なんとかここまでこれました。
また来年も皆さんと楽しんで行きたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

来年はブログタイトルとか変えようかなぁ…(ってどこまで本気よ?)。

創作する!!なんて言って、全然できませんでしたが(笑)、その夢はまだまだ持ってますので、時間が許す限り頑張りたいと思います。

では皆様、良いお年を!!

欲しいもの

2006-12-28 01:11:37 | Weblog
これもまたクリスマス前の話になってしまうのですが、うちの奥さんから僕へのプレゼントはガンプラだったわけですが、じゃあ奥さんへのプレゼントを何にするかね~、って話になったんですよ。

とは言ってもうちはもう結婚して7年くらいになるわけで、取り立ててプレゼント交換みたいな感じはないんですよね。

で、じゃあ、みんなで遊べる奴ってことで、ゲームでも買うか、みたいな話に。

ご存知の人はご存知と思いますが、僕を含めてうちの一家はゲームを殆どやらないんですね。
その我が家でゲーム買いますか、というのはある意味驚愕、みたいな。

というのも、ちょうど「Wii」のCMを家族で見てて、「おお、これ、面白そう!!コントローラー振り回して~!!」みたいな盛り上がり方だったんですね。

でも、「Wii」つったら入手困難!!みたいな感じでよく街中でもそういう張り紙みるわけじゃないですか。

だから「Wii」は厳しいかもね~、じゃあ「DS Liteは!?」みたな感じだったんですけど、「DS Lite」も何気にというか、未だに普通に購入が出来ないというか、並んだりしないとNGって感じじゃないですか。

さあ、どうしようね?みたいになったときにふと、

「DS Liteのね、Liteって、普通のDSと何が違うの?」

という話になったんですよ。

ここからは、完全にゲーム素人同士の会話です。気を悪くなされませんように(笑)。


奥さん「DS Liteのね、Liteって、普通のDSと何が違うの?」

燕。 「うーん、なんだろうね?やっぱ廉価版とかそういう意味??扱い易いですよ、みたいな?」

奥さん「実は、ほんとに小さくなって軽いだけだったりして!」

燕。 「あはは、そうかも!でもさすがにもうちょっと意味があるんじゃない?」

奥さん「何だろうね~??」


……って、ほんとに小さくなって軽くなっただけだった、というのを後からゲーム好きの先輩に教えてもらいました…orz。
#注:実際はバックライトの調節ができるようになった、とかそういうのもあるらしいですね。

と、そんなことも知らない我が家なんですが、予想通り、未だに「Wii」も「DS Lite」もゲットできておりません。


そこで賢明なる皆様に質問、というか、お勧めを伺いたいのですが、今買うとしたら一体にゃにを買ったら良いでしょうか???
必ずしもそのお勧めで購入する!!というわけではないのですが、参考までにご意見を頂けると幸いでございます。

例えば、

1.やっぱり「Wii」でしょ、ちょっと待ってもこっち買おうぜ!!

とか、

2.「DS Lite」でしょ、もうすぐ買えるよ。で、2台買って、ぶつもりで通信だよ。

とか、

3.やっぱり今だからこそ「PS2」だろ。即買いできるぜ!!つか、「うたわれるもの」とか「Fate」とか、買っちゃえよ!!

とか、

…ってこれらは今実際僕が悩んでいることなんだけど(笑)。
ちなみに予算感から言って「PS3」は入ってないんですね、残念ながら。

個人的には3番の「うたわれるもの」も非常に捨てがたいのですが…。

やっぱり家族で遊ぶってことを考えると「Wii」ですかね?
果たしていつ購入できるのやら(笑)。

うたわれるもの 散りゆく者への子守唄(初回限定版)

天保異聞 妖奇士 説十二 「駁竜(はくりゅう)、月に吠える」

2006-12-24 13:09:50 | 天保異聞 妖奇士
異界も異国も、遠くてここではないどこかを求める気持ちという観点からは違いはない。

この言葉が出てくるところは上手かったですねぇ。
異国に憧れていてそれを果たせず、しかし未だに渇望する男と、異界に魅入られ、逃げたいのに、心のどこかでそこを渇望する男が、今回小笠原放三郎というこれまた自分の所在、心の置き所に苦慮する男を中心に一瞬だけの邂逅、そして永遠の離別。

物理的ステージは違っても心情的ステージは同じ、みたいな。

また、そこに本庄という、これまた自論を持つ男がいて、異界だろうが異国だろうが、ここではないどこかを渇望している奴なんか嫌いだ、そうじゃなくて「ここ」で生きてくんだろう?というのもこれまた一つ筋が通っている(そのやり方はまた別として)。

ここではないどこかを求める気持ち(加納)と、ここでしか生きていけない(本庄)的な極論の対決が今回のシリーズではあって、じゃあその極論同士が対決するのかと思えばそうではなく、そのどちらも正しく、またそのどちらにも答えが出せず、迷い続ける男、小笠原放三郎が苦悩の末、二人の間に立った形で、結局加納を討つ、この辺の仕掛けが非常に渋くて、そして光ってました。

小笠原放三郎も生きていかないといけない、納得できないことも多々あるけれども、自分も生きていかないといけない。
まだ答えも信条も出せない小笠原放三郎だけれども、一つ選択したことがあるとすれば、それは自分が生きることだった。

というのが第1クールとして描かれたんじゃないかな、なんて思いますね。
表の主人公は往壓さんですが、裏の主人公というか、苦悩していくポジションが実は小笠原放三郎、という構成なのかもしれませんね。
#今回小笠原さんから漢神を取り出さなかったのもそういうところにあるんでしょうね。これが今回のミスリードかな?
#逆に言うと小笠原さんの漢神を取り出すときは、それなりにクライマックス感のあるシーンを期待しちゃいますね。

会社に入って、現在は色々と政治的な配慮が必要なポジションにいるものだから、今回の土肥さんの言い方や、それから決断した小笠原さんの考え、そして加納さんを討たなかったら本庄さんがあれこれ策を弄するであろうこと、今回の件は「さもありなん」という感じがします。
そういう意味で上手く小笠原さんの悩みを描いたなぁと思いましたよ。
#でも社会人じゃないと分かりづらいかもね(笑)。

実質2回で終わったエピソードですが、加納さんや日光出立までの経緯を考えるとちょうど3話分、これで第1クール終了という感じですかね。
今後は小笠原放三郎の成長過程もあわせて観て行きたいと思います。

■組み合わせ
今回エンタメ要素として非常に面白いな、と思ったのが漢神の組み合わせ方ですね。
これまで往壓さんは「自分の中から取り出す」というのと「仲間から取り出す」というバリエーションを披露してきましたが、アトルの回のときに漢字を組み合わせたのが実は既にヒントになっていて、色んなものを「組み合わせ」て変形・変身させてしまう、というのが今後のバリエーションになりそうですね。

また今回は「西の者」の顔見せ的エピソードの意味合いも強いと思いますが、なんと主人公以外にも漢神を使える人・組織がいる!!という前振りですよね。
ここでもまた意図的に「組み合わせ」をやってるわけで、まさに東洋の錬金術!!みたいな感じです。
#きっと會川昇さんは『鋼の錬金術師』をやっている時に東洋版をやりたいと思ったに違いない(笑)。

相手が組み合わせしてきたら、更にこっちも組み合わせ、じゃあ、相手も組み合わせて、こっちもまたやってって、本体が何か分からなくなりそうですね(笑)。


でもこれってエンタメ要素としては非常に大事ですよね。
僕は最近殆どゲームしないですけど、このゲーム的要素って凄く大事だと思うんですよね。

古くて申し訳ないけど、すっごく面白い!!と思ったゲームの発想で『女神転生』の魔物を融合させて新しい仲間を創りだすってコンセプトがあるじゃないですか。
あれが当時ものすごく僕には衝撃的で、これすげー!!と思ったんですよ。
ケルベロスとか、クーフーリンとか出来たとき、めっちゃ嬉しかったですもん。
つか、『女神転生』大好きで原作も読んでましたしね。中島と弓子のお話ですよ。

これと似たようなことが、この作品でも出来るわけで、往壓さんはさながら召還士なわけですよ。
召還のみならず、融合までやっちゃう。
こういったエンタメ要素は育てると面白いなと思いました。
#雪輪だけじゃなくて、他の妖異も手なずけちゃうとか、それと仲間の漢神を組み合わせてパワーアップしたり、とか。


■いじられキャラ
何気に、というかあからさまに宰蔵がいじられキャラになってる(笑)。
個人的には宰蔵はツンデレキャラの方が面白いと思うんですが。
普段は往壓さんにツンツンなんだけど、実は……みたいな。
どっちかって言うと今はドジっ娘属性ですね(この作品で属性とかあるんだろうか?)。
で、アトルが無口キャラなんだけど、ボソっと気になること言っちゃって、宰蔵がアタフタする、みたいな。
ツンデレと無口キャラか……。
最強設定ですね(違っ)。

次回からはアトルっぽいので期待してます(何を)。

天保異聞 妖奇士 一 (完全限定生産)


コードギアス 反逆のルルーシュ 第11話『ナリタ 攻防戦』

2006-12-24 00:24:59 | コードギアス
いやー、面白い。めちゃめちゃ面白いです。
アクションぐりぐりの前半も、もちろん面白かったのですが、後半が特に・特に面白かったです。
#後半パートだけ見返しましたよ。

第1話を観たときに、ああ、たぶん国の名前を奪われたということはアイデンティティ・ロスト状態にあって、きっとそのアイデンティティを回復する、もしくはそれ自体を問うお話になっていくのかな?と思っていたのですが、前回あたりから(意識的に)振っていた伏線が見事に回収されたのを見て、ああこれは凄い、凄く面白いと改めて実感しました。

この辺についてはあいばさんの考察に非常に頷くところでして、名前がこの作品のキーポイント、というか最重要項目を占めているんですよね(ここの考察はやっぱり必須で読んでおいて欲しいのです)。
主要登場人物が、実は何かしらの理由で自分の名前=アイデンティティーを喪失もしくは秘匿していて、それを取り戻すことが行動原理になっていたり、これからの行動原理に繋がっていったりしてるんですよね。
#もちろんそれは名前を奪われた「オレンジくん」しかりなのです。

それが今回「C.C.(シーツー)」という仮面をかぶっていた彼女さえも「名前」、ひいては既に失ったと語った「自分」を捨てきれない、むしろそれを実は渇望してやまない、そういう悲しさを纏ったキャラだったということが判明するのが非常に熱いんですね。

ここでルルーシュがC.C.の弱みを握る、とういわけではなく、あくまでイーブンに、というかむしろ名前を共有することで、これまでとは少し違う、利害関係だけじゃない信頼関係が芽生えたんじゃないかと思わせるところがまた良いですね。
#そしてその関係性を一瞬にして見抜いて嫉妬?するカレンもまた良し(カレン好きだから)。

「彼女は私の大事な仲間だ」

私たち(黒の騎士団)のではなく、私の、というところもポイントでしたね。
#だからカレンもハッとする、みたいな。
#そして絶妙の引き。いつも上手すぎる。


C.C.(シーツー)。
私はどうして雪が白いのかはしらない。
しかし、白い雪は綺麗だと思う。
私は嫌いではない。



自分が何色かを忘れた、と言ったC.C.に対して、例えそうであったとしてもそうで良いのではないか?(良い意味で)私は気にしない的肯定が今回の妙に良いシーンなんですよねぇ。

また、こちらの黒サイドが名前を共有したように、白サイドでも何気に「ユフィ」という(スザクと共有している)名前を呼ぶことでユフィが決断するあたり、ここも黒サイドほどのインパクトは無いですが、見逃せないですよね。


名前を奪い返す=アイデンティティーの回復、というラインが非常に美しかった今回。
物凄く面白かったです。


あと気になった点を少し。

■呼び名
スザクがショックイメージを見ているシーンはこれまた一杯伏線仕込んだなぁというくらい、色々ありそうですね。
まずは1人称が「僕は」から「オレは」に変わるところ。
スザクもまた、何かを秘めて今の地点にいるわけで、この7年間に何があったのか、スザクサイドにも早くスポット当てて欲しいですね。楽しみ。

■C.C.のショックイメージ
もう色々ありすぎて妄想止まらなくなりそうです(笑)。
やっぱり違う星の人って感じがしますよね。

■今週のオレンジさん
もう見るも無残な姿を披露してくれましたが、何気に今回拾われた?トラックはもともとC.C.を研究していたグループのトラックですよね?
これもまた運命的な出会いなんじゃなかろうか。
名前を奪い返すことが本作テーマならば、この人ほどそのテーマが(ある意味)相応しい人は居ないので、是非とも(色んな意味で)ご活躍頂きたい。

いやー、ほんと今週の特に後半は鳥肌立つほど面白かったです。
もう一回観よう。

■コードギアス 反逆のルルーシュ 1


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子供の頃の夢は~

2006-12-23 00:17:27 | Weblog
12月も終わりに差し掛かっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

僕はついに風邪を引いてしまい、体力的にピンチを迎えております。
そして12月に入り、飲み代だけで既に5万円を超え、財政的にもピンチを迎えております。

……つか、それは(風邪引くのも)自業自得なんじゃ(略)。
#一緒にバカ騒ぎをしてくれる皆様、本当にありがとうございます。
#つか、毎日22時過ぎてから忘年会じゃー!!と言って飲みに行くの、やめて、やめて、やめないで(ってどっちやねん)。


まだまだ続く忘年会シーズン、皆様も体力、そしてお財布にどうぞお気をつけくださいませ。


* * *

さて、12月と言えば忘年会、じゃなくて、クリスマスというイベントもありますね。

いろんなイベントの楽しみ方があるとは思いますが、うちではやはり子供中心のクリスマスになるわけで、実は12月に入った頃かその前くらいからクリスマスの戦い?は始まっていたのです。

そう、親の役目として、子供がプレゼントに何を望んでいるのか?それをリサーチするのも大事な役目のひとつなのですね。

あれは、ちょうどドラマ版のだめの第4話を娘と録画したやつを見返していたときのことでした。


燕。「娘よ、クリスマスはサンタさんから何もらいたいの?」

娘 「ヴァイオリン(即答)」

燕。「……うーん、ヴァイオリンねぇ~、ちょっと難しくね?(何が?) あの~他には?」

娘 「ピアノ(即答)」

燕。「……うーん、ピアノねぇ~、ママの実家にあるから広いおうちに引っ越したら持ってこよう(いつだよ!) あの~他には?」

娘 「こたつ(即答)

燕。「いいよね~こたつ、ってこたつかよ!!つか、それが幼稚園児の答えかよ!!」



えー、さすがにこたつを購入するということは無かったのですが、この後きちんと聞きだして、またその後も要望が変わっていないかどうかを絶えず、そしてさりげなくリサーチし続け、12月を過ごしていくわけです。

で、じゃあ、要望も変わらないみたいだし、いざ買いにいくか!!と勇んでいくと、


売り切れ


……冷汗。

ちなみに奥さんも一緒に冷汗です。


どうする!?
どうする!?

どうする!!!???


ということで、娘に再度聞いてみることに。


燕。「娘よ、サンタさんにお願いしたプレゼント、あれまだ有効?」

娘 「もちろんゆうこうです。」

燕。「そうですか。ゆうこうですか。あのー、他にも欲しいものあったよねぇ?違うのお願いしてみない?」

娘 「だめなのです。もうサンタさんにてがみをかいてしまったのです。」

燕。「じゃあ、もう一回書いてみない?」

娘 「だめなのです


駄目じゃん!!


駄目じゃん!!


駄目じゃん!!


あれから走りましたよ、奥さんと二人で。

で、何とか奥さんがゲット。危ない、危ない。
#ちなみにゲットしたのはディズニーのプリンセスシリーズのアイテムです。

ということで、今年は何とか難関をクリアです。
つか、ほんと焦りましたよ(笑)。


クリスマスプレゼントって、早く買いすぎても、遅く買いすぎてもいけない、こんなに難しいものなのです(えー)。


えー、さらにちなみに、奥さんから僕へのプレゼントは

HG スターゲイザーガンダム


と、

MG ガンダムF91


です。

安っ!!
#しかも30%OFFで購入したよ!!

でも妙に嬉しいのは何故だろう…。


ということで、皆様良いクリスマスを!!
#僕はこれからクリスクロスですが(笑)。


あと、うたわれるものらじおのCD欲しいです、サンタさん(誰に言ってるんですか)。

天保異聞 妖奇士 説十一 「日光怪道」

2006-12-20 01:23:05 | 天保異聞 妖奇士
また新シリーズが始まったわけですが、何となく今回のシリーズはこれまでそれとなく伏線を張られていた小笠原さんの過去になるんでしょうか?
それともそれすらミスリード?
という感じの11話でしたが、やっぱり最終的には勢揃いしちゃったりするんですかね奇士の皆さんは。

今回ほんとに個人的にツボだったのは、アトルと宰蔵の位置付けでしたね。
というのも、前回の感想でこんなことを書いていて、


引用その1
そういう意味で今回の宰蔵なんかは分かりやすい例だったので、アトルとあわせて視聴者視点でいて欲しいなぁ。
で、宰蔵とアトルが往壓さんを取り合うという展開になるのd(殴)。

引用その2
そういう意味でアトルとか宰蔵とかをもちっといじってキャラ立たせまくればある種のファン層を獲得できるんじゃないかt(略)。


という感じで、見事に作り手に読まれていた、というかそれすら狙いだったのか、と思わせるような作りでした(笑)。

どうかこのまま、アトルと宰蔵で往壓さんを取り合ってもらえますように…。
そしてもっとアトルと宰蔵が絡んで、弄られて、新たな境地を切り開いてくれますように。
つか、アトルと宰蔵が嫉妬するような女性キャラとか出てきますように…。

とか、なんか本編と全然関係無いことばっかり考えてますね…。

まあ今回は起承転結で言えば起であり承の部分であるので、次からが真骨頂でしょう。

小笠原さんの漢神が何なのか?というのも気になりますし。
小笠原さんの本音なんかも聞きたいですね。

でも、道中にあんなに妖異がいたら嫌過ぎる(笑)。

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コードギアス 反逆のルルーシュ 第10話『紅蓮 舞う』

2006-12-18 00:17:41 | コードギアス
紅蓮弐式&カレン、カッコ良い~!!

第7世代相当で、ブリタニア製とは全く設計思想が違うっていうのが良いですね。
特にコクピットがバイク型で跨るというのがカレンのおへそを強調していて良いですn(殴)。
さすがです、ブリタニア製とは違うのですよ、ブリタニアとは!!
いえ、本当に素敵でした(カレンが(ってまだ言うか))。

それにしても毎回ほどよい緊張感とギャグパートをきっちり入れてくるあたり、遊びもあって面白いんですが、やっぱりベースラインで面白いんで、って結局面白いしか言ってないですね、自分。
いや、面白いです。ほんと。

今回も伏線が結構散りばめれれてましたね~。
これからどんな風に回収されていくか、今から楽しみで仕方ありません。

そもそもキョウトってナニモノよ!?
やっぱり第三勢力なの?

みたいなところや、

第二王子ってまだ出てきてないけどOPとかでチラッと見た人?
しかもそれってかなりの実力者じゃないの!?

とか、

ランスロット(部隊)も第二王子配下なのかよ!!

とか、

つーことは、コーネリアさえも中ボスなのね…(それはそれで個人的には寂しいけど)。

とか、

C.C.絡みの研究所ってあの辺にあんのかよ!!
#つまり近々それ絡みの話もあるってことだよね?

とか、

C.C.の雪を見ながらの台詞&そもそものネーミングが気になるよっ!!

とか、

オレンジさん、最高!!

とか、

……いや、最後のは違った。

など、何か第1話から張られてる伏線とか全部リスト化してみたいものですよってくらいに焦らしますね~。
#でもテンポと緊張感があるからイライラしないし、その辺がすげー上手い。


いやー、それにしても僕はカレン大好きなんで、今回は(も)美味しかったです。

ということで、今回のを観て今まで迷ってたんですが、個人的にDVD購入決定です。

次週は3者(4者?:コーネリア、ルルーシュ、藤堂、スザク)入り乱れての乱戦を希望。
これはある意味前半のクライマックスになるのか?

むふー、楽しみです。

個人的な超・妄想ですが、C.C.の「自分が誰であるかを忘れた」的発言は、以前にも感想で書いた複数の人と意識を共有していて、個人という概念が無くなった、とかそんな感じの展開だと面白いかな~。
そんなことができるのはそもそも人間じゃないし、その辺の正体と、その正体を実はブリタニアの親玉あたりは知ってて、だから人々に進化しろ!!(対抗するために)とかまで妄想は膨らむのですが、今はまだ全然その気配も無いですね(笑)。
C.C.絡み、まだまだ欲しいぞ!
#カレン&C.C.の2軸で僕の視聴決定。

■コードギアス 反逆のルルーシュ 1


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箱根の皆さ~ん

2006-12-16 22:38:23 | Weblog
「箱根の皆さ~ん、うたわれるものですよ~」


と言えば力也さんと柚姉のコンビが破壊的に素敵な「うたわれるものらじお」ですが、あの名言はTシャツになってしまうのですね(笑)。


+   +   +


今朝の出来事。


娘 「パパ~、パパ~」

燕。「ん、なんだい?○○○(娘の名前)」

娘 「今日は温泉に行く日ですよ、起きてくださいね」

燕。「ああ、そうか、音泉、否、温泉に行くんだったね、よし行くよ」

娘 「わーい!」


+   +   +


というわけで、現在箱根に来ております。

もちろん夜になって、静まったところで「箱根の皆さ~ん」と叫びたい気持ちをぐっと我慢しております(家族の手前)。

ちなみに温泉の目的地が何故箱根なのか?
その本当の理由を家族が知ることは無いでしょう(笑)。


あのTシャツ、欲しいな~。

大阪

2006-12-14 01:22:31 | Weblog
大阪といえば『あずまんが大王』が一番に浮かぶ燕。です、こんにちは。
#つか、それもどうかと思う。


というわけで、大阪出張に行って参りました。
朝9時の新幹線で行って、最終で帰ってくる、みたいな。

なかなか大阪に行く機会もないので、ここぞとばかりに打ち合わせを詰め込んだ結果、へろへろになりました。

で、そんなへろへろになった我等をちゃんと飲みに連れて行ってくれる人がいるわけで、その方のお勧めのお店へ行きました。

たこやき屋さんでした。

つか、侮ってました。

たこやきじゃなくて、たこやき尽くしでした。

もうしばらくたこやきはいらないってくらい食べましたよ。
美味しかった~。

なんかある意味感動しました。
大阪ってすごい(たこやきが)。
さすが一家に一枚たこやきプレートがある国です(国?)。


今度はもっと時間に余裕を持って大阪を楽しみたいですね。
次は何を食べようかな~(いや、仕事しようよ)。

あずまんが大王 第1巻


『あずまんが大王』、大好きです。

天保異聞 妖奇士 説十 「弥生花匂女神楽」

2006-12-12 01:15:56 | 天保異聞 妖奇士
なんか出張やら何やらで大分お休みしてしまった『妖奇士』の感想ですが、ここから復活です。

今回のシリーズ(基本的に3話構成がベースだと思う)は、宰蔵にまつわるエピソードだったわけですが、3回シリーズが回って基本的なお話の構成が分かってきました。

この物語(各エピソード)の導入部分は、大体何らかのタブーとそれに関連したミステリアス部分のミスリードから始まるんだと思います。
それぞれのエピソードで何らかのタブーに触れて物語が始まって、ちょっと読んで見るとああ、こういうこと?みたいな感じで進むけれど、それ自体はミスリードを誘っていて、本当のオチは実は…みたいな感じ。

例えば第1エピソード(1~3話)では、飢饉におけるミスリードとして人身御供と言う名の口減らし、かと思えばこれがミスリードで、実は食人というタブーを犯したお話でした。

例えば第2エピソード(4~7話)では、妖異は雪輪と思わせておいて、実は別の妖異が存在してて、さらにアトルという江戸時代においてはその存在自体がタブーであることと、さらにさらにそれすら覆す主人公往壓の殺人というタブーを犯したという話でした。

例えば今回の第3エピソード(8~10話)では、狐が人を化かして芝居をしている=狐が妖異の正体かと思わせておいて、実は仮面そのものが妖異であり、宰蔵の名前の解釈であったり、ここにおけるタブーとは宰蔵そのものが、江戸時代における芝居という存在で既にタブーである、というお話でした。


で、それらのエピソードにおいて共通しているのは2つ。


1つは、妖異とは必ず人の想いに呼応する形で呼び出されていること。
アトルのケツアルコアトルしかり、往壓の雲七しかり、それぞれ人の想い、(それとなく後ろめたさを伴った)願望により呼び出されていること。

1つは、その呼び出された想い=妖異を退治することによって、それまでの罪やタブー、また届かないモノ・世界への憧れ、禁じていた想いなどを否定するわけでもなく、そして肯定するわけでもなく、ただ受け入れていく、受け入れることを学ぶ、という点にあること。


善・悪の二元論で語るのは簡単だけれども、実際人が世の中を生きていくにあたり、善・悪で割り切れることなど数えるほどしかなく、その基準も曖昧であれば、むしろ割り切れない気持ちのほうがたくさんある。


それでも人は生きていかないといけない。
白・黒つけて生きていくのではなく、そういうの全部背負って生きていかないといけない。
綺麗事だけで片付かないことの方が、人生多いよね、みたいな。


生きていくには食べていかないといけない。
だから食べる。
綺麗事なんかも全部飲み込んで、とにかく食べる。
食べないと生きていけないから。


そういう意味で、この『天保異聞 妖奇士』はとにかく食べるという表現が結構出てくる、そんな気がしますね。

……と、いうのが僕がこれまで観てきた『天保異聞 妖奇士』のベースとなるお話の作り方なんじゃないだろうか、と思うわけです。
#全然違うかもしれんけどねー。


こういう形で小笠原さん含めた全メンバーの過去と、それに対峙するエピソードが2クールくらいまで引っ張られるんじゃないかなぁ。
特に、ちょっと頭でっかちで、まだまだ周囲が見えてなくて、そのくせ自分のやりたいことは無理に我慢して今を生きている小笠原さんが往壓の背中なんかを見て、成長していくって感じがあっても良いかも。


と、こんな感じに書いてきたのですが、まあ個人的にも思うところはあるわけで、ここまで観てきてこういうのがあったらよいな、と思うところを少し。

■1.感情移入できるキャラが欲しい
往壓さんはやっぱり共感を得ていくタイプの主人公ではなくて、失った過去を回復していく過程(背中)を仲間が見て育つ、みたいな感じだから、それを後ろから眺めるキャラが欲しい。そしてそれは視聴者視点であってほしい。
というのが一番の思うところですかね。

そういう意味で今回の宰蔵なんかは分かりやすい例だったので、アトルとあわせて視聴者視点でいて欲しいなぁ。
で、宰蔵とアトルが往壓さんを取り合うという展開になるのd(殴)。


……そういうのがあっても良いですか?

■2.もちっと前向きな方が良いな
割り切れないこともあるよね、というのは共感できる部分も多々ありますが、やはり時間的には土曜日6時だし、視聴者の年齢を考えると僕なんかは圧倒的少数派だと思いますよ。
受け入れていかないと、それが大人の対応だ、みたいな部分って、僕らなんかの年代以降だとそういうことも多々あるよね、だけど、視聴者の大多数の年齢層を考えると分かりづらいんじゃないかな、なんて思ったり。

だからもうちょっと前向きなお話というか、オチをもう少し前向きにすると観終わった後に、何となく頑張ろうかな、と思える、そういう感じになるんじゃないかな、なんて思いますよ。

そういう意味でアトルとか宰蔵とかをもちっといじってキャラ立たせまくればある種のファン層を獲得できるんじゃないかt(略)。


……そういうのがあっても良いですか?


今回は宰蔵が前向きになれたのが良かったなと思いますね。
ということでやっぱり宰蔵を主人公にしないといけないとおもいm(蹴)。


と、色々と好き勝手書いてきましたが、何となく前半クールはこんな感じで進むんじゃないかなぁと思ったりしてますが、どうなりますかね。
後半(3・4)クールからはガラッと変わったりして(笑)。
#それはそれで楽しみなんですけどね。

来週からはまたちゃんとタイムリーに感想が書けますように。