蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

エアギア 第1巻 感想-Part2-

2004-05-30 02:06:08 | エアギア
えー、感想Part1ではスカル戦の感想書きますって言ったんですけど、予定変更。
やっぱり野山野Sistersでしょ。大暮維人先生、ほんっとすばらししいね。

■Sleeping Forest(スリーピングフォレスト)
今まで一緒に暮らしてたリンゴ達までもがA.Tライダーだった(しかも超ハイレベルな)って設定、すっげーイイ。
個人的には梨花姉が一番イイのですが、最近のリンゴの汚れっぷりにはまりそうです。

■しかし、ほんとに
絵がうまい。
特に見開きでジャンプを描くときはほんとすごい。
Trick1のシムカ、Trick2のリンゴ(ハンドやってるやつ)、なんかはこっちが引っ張られる感じがするし。
大暮維人作品ならではって感じで単行本買ったかいがあった。

■でも一番は
イッキが前に進むための大ジャンプ。
「負けてられっか」で飛んだこのシーン、最高。
多分エアギアにはまったのはこのシーンからだな、きっと。

「本当は翔べるんだって!!」
「こんなにも空は広いんだって!!」

ココ最高!!
初めてスノボでワンメイク飛んだ時のこと思い出した。
何か放り出された感覚で、しかもなかなか地面が来ない、すっげー不安で、でもすっげー気持ち良かった。
もちろん着地は大転倒だったけど。ケガしなくて良かった・・・。


■それじゃスカル戦
スカルはCクラス。つーことは実はめっちゃ強いってことじゃん。
ベヒーモスでもDクラスだろ(このDには意味ありそうだけど)。
イッキが勝てたのは、間垣の油断以外の何ものでもないんだけど、スカルは負けても同情の余地は1ミリも無いね。
つか、むしろゲットアウトしろ?だろ。
最後のホイルスピンドロップは爽快。
しかし、ほんと勝てて良かったな。後々読んでいくにつれてこの勝利はまぐれ以外に言いようがないもの。

■おかえり、ベビーフェイス
「大事なのは勝ち負けじゃなくて、誇りを取り戻すこと」
リンゴ、いいこと言うよあんたは。
誇りを取り戻したイッキ、調子に乗りそうなところで落としとくっていうところがイイよね。
これで調子に乗ってたら元の木阿弥。逆戻りするところを敢えて落として、景色の違う世界に目を向けさせるっていう演出は良いなと思う。

それで魅せた鳥の巣をキャッチするウォールライド。
このシーン、これも最高。ほんとおかえりって感じだよ。

■1巻のツボ その1
Trick5の扉絵。プロミスアタックって・・・。
スパッツまで下がるリンゴがイイ。
思えばここからリンゴの汚れ役が始まったのかと思うと感慨深い(嘘)。

■1巻のツボ その2
ジャ婆って・・・。見たまんまやん。
本人否定してるし。
コロ爺はエアトレックの開発者って気がしないでもない。

1巻の終わり方も良くって、これは間違いなくはまった。
主人公を徹底的に落として、周りの力もあって復活するまでのプロセスがきちんとできてて、多分この始まり方だったからぐっと引き込まれたんだろうな。
でもやっぱり、野山野Sisters、イイ。

エアギア 第1巻 感想-Part1-

2004-05-29 18:59:17 | エアギア
■ゼロからのスタート
イッキがボロカスにやられて泣きまくる。
「仲間って何だ?」ってところから始まるのがすげーイイ。
主人公が何となく築いてきたものを一度剥ぎ取って、何もかも失った状態からエアトレックを通して自分を見つけていくためのスタートに立たせる。
荒っぽいけどこの始まり、すごく好感が持てる。

■「どうしてくれんだよっ全部テメーのセイだっ!」
自分たちは面倒なことは全部イッキに任せてたくせに、都合が悪くなると手のひらを返す。
実際はスカルから追い込みかけられてやらされてた訳だけど、イッキに負けて欲しくなかったってのは彼らの中にあって、無様に負けたからこその八つ当たりだと理解。
また、実際にはそういう奴も多い今の世間への風刺か。

この描写があるからこそ、

■「だから おまえだけはそんなツラしねえでくれよ」「頼むよ・・・ ベビーフェイス・・・!!」
カズの泣きながらの語りは熱い。
暴力に屈しているとは言え、やはりイッキのことが好きで期待してしてしまう。ガキの頃からのダチだから。
でもそれって、身勝手じゃねーか?それじゃ何も変わってねーだろ、って思ったところに、

■「だったらテメーらも命がけで見物してろや」
やっぱそうこないとね。リスクテイキングしない奴が期待だけするってのはどうかなって思ったところにこの言葉。
またイッキもカズやオニギリを巻き込みたくないから「見物してけや」ってコメントをしたところがカッコイイ。

■その後
スカルとの対決に及び腰ながらイッキの応援に駆けつけるところがツボ(もう終わってたけど)。

■この後
この描写があったからいろんなストーリーが映えるんだよね。
仲間って何?とか、俺って何がやりてーんだ?とか。
大暮維人先生ってすげー絵がきれいなことに目を奪われがちなんだけど、こういう対比表現が意外とうまいんだよね。
天上天下を難解にしてしまったことがあるのか、エアギアはこの辺を結構シンプルにしてて、それがうまくいってる気がするな。

さて、今回は前提みたいなのの感想になったけど、次は対スカル戦の感想書きます。

エアギア 第1巻 感想-Part0-

2004-05-29 17:46:51 | エアギア
天上天下からの流れで大暮維人先生の作品を読んだんですが、これオモシロイ!

連載開始したときはちょうどマガジン止めてた時期だったので気が付きませんでしたが、一気に5巻買っちゃいました。
#たまたまマガジンで見たとき(多分Trick20か21の時)はちょうどスピットファイアが登場した時で、
・奴が生理的に受け付けなかった、とか
・ローラーブレード(当時A.Tという認識なかったので)から炎は出ねーだろ、とか
・そもそもローラーブレードをケンカの道具に使うなよっ、とか
・格闘やるならローラーブレードの組み合わせに無理があるだろ、
とかで敬遠しちゃったんだよね。
今思えばまさに木を見て森を見ずってやつですよ。

エアトレックをケンカの道具に使うっていうことについては、後でイッキからも触れられてたりして、先入観を持ってしまったところをきちんとフォローが入ったことで逆に好きになったのかも。
今では「ありえねーだろ!」ってとこまでツボになってるから不思議。
#スピットファイアが生理的に受け付けないところは今でも変わらないのですが。

そんな感じで単行本単位に感想を書いてみたいと思います。

今週のマガジンとサンデー

2004-05-28 02:51:42 | マガジン(とサンデー)感想
自分はサンデーが好きなんですけど、最近マガジンも面白くなってきました。この辺の好みは(掲載されてる作家さんとかで)波があるので、変わるんですけど最近(購入を止めてた)やめてたマガジンを復活させてしまいました。

最近だと
■涼風
読み切りの時、これいいなぁって思ってました。正直連載希望だったので、連載開始はウェルカムって感じでした。
が、連載だとしょうがないと思うけど、涼風のスランプの話はもう少し後に回すんだろうな。あのエピソードが好きだったんだよね。
あれが無いので少しだれた感じがあったんだけど、先週、今週と大和がふられるところから立ち直るところまでのくだり、かなりイイです。
「言わなきゃよかった」とか「戻れない」とか、懐かしいっていうか結構素直に感情移入できたりして。
で「自分から動かなきゃ何も始まらない」、これって仕事でモチベーション下がってるときに読んだりしたもんだから、正直ぐっときてしまいました。
つか、涼風ちゃんかわいい。それがこれ読んでる一番の理由です。

■エアギア
大暮維人先生の漫画大好きです。
天上天下やエアギアの感想も書いていきたいなあ。
リンゴ・・・最高!その汚れっぷり、全面支持です。
リンゴ×シムカ、思いっきりやってください。

■スクール・ランブル
微妙にガンダムをオマージュしたネタ、やられました。
この漫画は欄外が実は一番好きだったりします。

■ネギま!
コレニダケハハマッテハイケナイと思っていたのですが、私の意志の力なんてこんなもんです。コロビマシタ・・・。
最後のこのか×刹那にやられた。

今後もちょくちょく感想書いていきます。

最近の傾向として

2004-05-28 02:22:23 | マガジン(とサンデー)感想
■最近、週間の少年誌が面白い。
一時期離れていた時期があったんだけど、今はジャンプ、マガジン、サンデーときっちり読んでしまいました。
少年誌といえどあなどるなかれ。ストーリー展開や密度っていう意味では読み応えあるのが増えてきたなーって感じがします。

■その反面
青年誌、特にYOUNGと付く雑誌がだんだんつまらなくなってきている気がします。絵はきれいなんだけど、内容が乏しいものが増えてきてきたなーって感じがします。
もっとがんばってほしいものです。

■個人的例外は
YOUNG ANIMAL ずっと隔週でいてほしい。他の雑誌にないあの独特の雰囲気が大好きです。
あー、モーニング、プラネテス早く戻ってこないかなー。

■この傾向は
マーケティングから購入者層と読まれるシーンに関係あるのかな。
自分の場合だと、電車に30分ちょい乗りますが、YOUNG系青年誌だと乗ってから着くまでに確実に読み終わります。
ストーリーの濃いいのを掲載していくより、ライトで電車の間に読み終わるのが好まれるのでしょうか。
しかし・・・、最近YOUNG系は読み終わった後に乾いた感じがするんですよね。後悔まではいかないんですけど・・・。

■つかむしろ
YOUNG系もがんばってほしい。切に願う!

爆裂天使 第8話 感想

2004-05-27 01:05:43 | アニメ 感想
恐らく今までのエピソードでは一番満足度が高い回かも。
26話構成だとするならば、序盤でやってほしかった内容をきちんとやってくれたので個人的には満足。

第3話の感想の時にも書いたんだけど、恭平が4姉妹の「絆」の部分にさりげなく(もしくは巻き込まれて)絡むきっかけをつくって、各々がその意味(絆の)を問うみたいな展開を希望していたので、そのきっかけが見えたという点で結構満足。やっぱり恭平は4人の絆をつなぐ線に成り得るポジションなんだね。これで次のフリへの期待感が高まった。

■ジョーの視点で見てみると
今回は彼女にとっての最初のターニングポイントだったんだと思う。
余裕を失くして、1人でやることの限界までいって初めて見えた世界、そこに恭平が見せた強さを感じて少しずつ閉じた心が開いていく。そんな中でこの言葉
「ジョーでいい」
このあたりお約束だけど地味に良かった。
今回はセイなのかな、と思ってたところにジョーの変化が最初っていうのは良い意味で不意打ちをくらった感じ。エイミーもね。
序盤での変化の兆し、この前フリは結構後々利いてくるとみた。

■セイは意外と
冷静だった。もう少し組織に徹するか、もっと思い悩むかと思っていたら冷静に現実解を模索してたね。
そういう意味でセイにはまだ余裕がある。
このまま超越ポジションで通すとは思えないから、まだこの先セイに限界まで決断を迫る大きいイベントがありそう。
そのとき今回の余裕との対比があると面白い。
彼女の慌てる表情っていうのも個人的にはツボなので。

■エイミーが意外と
心配してた。もちろん食べ物の心配なんだけど。

■今回のツボ1
セイが板ばさみになるかなー、と踏んでたんだけどそれはまだ先みたい。それより、板ばさみになっていたのは実はエイミーでした。
セイもジョーもどっちも怖い。

■今回のツボ2
薬屋のバーレンのおばさん。怖ぇーー。

これで伏線がなくなったのがメグ。そろそろ恭平との絡みがあるとみた。
全体としては序盤は個人にスポットを当てながら、恭平を絡ませて変化の兆しをみせるって感じかな。その意向は賛成。

バーレンやRAPTの組織間構想、その種となっている生体兵器の話が逆にテンポを落としているような気がするので、思い切ってこの辺は序盤では捨ててしまってもいいのでは?などと思ったりもします。

第8話の前フリ(特にセイとジョー)が、後半パートに入ったときにオーバーラップされる、もしくは対比される構成だと嬉しいな。
そういう意味で今回は結構満足いく回でした。

ふと思ったのですが

2004-05-26 12:57:03 | Weblog
最近たまたま見た漫画でカードゲームのブラックジャックを扱っているのを2つほど見ました。
いずれも最後はカウンティングで勝つってパターンだったんですけど。

私は冲方 丁さんのマルドゥック・スクランブルが本当に好きです。
こんなにしびれた小説は本当に久しぶりで、最後の3巻のラスト付近はは(もうすぐ終わってしまうと思うと)読み進めるのが惜しい程でした。

えー、察しのイイ方は既にお分かりだと思いますが、前述の2本の漫画は確実にマルドゥック・スクランブルに影響を受けていると思うのですよ。
それ自体は全然問題無いし、他の作品に影響・感銘を受けることは本当に普通のことだと思います。
ただ、もし本当に影響を受けたのなら(とあくまで仮定なんですけど)、素人同然の人がカウンティングを簡単にできたり、カウンティングをばらすとか、カネに困ってブラックジャックとか、安直すぎる引用の仕方は如何なものかと感じます。しかも1話で終わる。

冲方 丁さんのあとがきを読むと、バロットとアシュレイの対決を書いている最中の作品に対する壮絶な集中力を感じますし、そこまでして書き上げたこの作品に対して本当に感銘を受けました。

影響を受けるのも分かりますし、こんな話をやってみたいという気になるのも分かりますが、あまり安直に引用したりすると引用元の作品に対して非常に失礼だなという気になりますし、読者としても興ざめした感がありました。
きっとあの2本の漫画に対する私のモチベーションは暫く低くなりそうです。

そんなのってどうですかね?

爆裂天使 第7話 感想

2004-05-25 01:04:41 | アニメ 感想
ノッケからあからさまに同情できなそうな娘がさらわれちゃいました。
本当に頭悪いのはそんな娘に見透かされてる大人なんですけどね。

■今日の恭平
デート?そういうキャラじゃないだろ。きっちりオチをつけて欲しいものです。

■と思ったら
ここまでの前フリはメグがさらわれるタメだったんだね!すべてがお約束過ぎて嬉しくなりますな。
回が増すごとに手の込んだ連れ去られキャラになってます。


前半のドタバタは置いといて、後半はやって欲しかった内容が出てきました。

■セイの立場
そろそろ来たかって感じ。セイのポイントはバーレンと仲間の間で板ばさみになる点。
絆と組織、どちらを取るかっていう選択を迫られることになると思うんだけど、今はまだ組織優先ってところだね。
これが今後どう変化していくか?これがセイのポイントだと思う。

■ジョーの暴走は
メグ以外の絆を築けるか?っていうテーマの前フリと理解。彼女はメグ以外とは感情を表すことができないわけですが、恭平を含めて人間らしさを取り戻せることができるのか?しかも力に喰われることなく。というのがジョーのポイントか。

■恭平のオチは
最高。1のアクションに対し10の連鎖みたいな。デートひとつで6時間後に死ぬとか言われるし。

メグの連れ去られネタと恭平の巻き込まれネタは多分脚本陣が一番頭を使っている部分だと思われます。

爆裂天使 第6話 感想

2004-05-25 00:43:38 | アニメ 感想
このシリーズはサービスショットが多くてイイ。

■今回のベストは
水着+制服+戦闘服のものすごい組み合わせのジョーがメタルブレインに寄生されかけたバックからのシーン(長)。

■第2話のメタルブレイン
やはり洗脳系の力もあるみたいで、それを密かに実験するために全寮制の学園をモルモットにしたってことかな。

■大きな戦争の予感
メタルブレイン、薬物、洗脳、前々回の双子の兄ちゃん、どれも生体兵器の開発って感じで、大きな戦争の布石か?
それをめぐってバーレン、RAPT、第3勢力が奪い合いって構図が少し明確化してきたなぁ。

■ジョーとメグの関係性も
明らかになってきた。N.Y.で出会ってたのか。ジョーの過去からすると彼女も生体兵器の実験体の一部なのか?
だとすると第2話でメタルブレインを見つめるジョーにもうなづける。

■そんな彼女が
最後につぶやいた言葉「弱い奴は喰われる、自分の中の魔物に喰われて」っていう言葉は深い。
ジョーの過去に自分の力を暴走させた苦い経験がありそう。
メグはそんなジョーに残された良心なのかもしれない・・・。

テンポ良く進む話と作画レベルの高さにちらりと絆を絡めていく、この番組やっぱり好きだな。
そういう意味でそろそろセイとエイミーの話が入ってもいい頃かな。

次回、またメグ捕まってるし。

爆裂天使 第5話 感想

2004-05-25 00:26:23 | アニメ 感想
マリ見て来たー!スタッフこれがやりたかったんだろうなぁ。
つか、その志向完全支持の方向で。
しかし、今回いつにもましてサービスショット満載です。

今回は学園洗脳系かなとも思ったんだけど、ちょっと違うかも。
学園のバックには政府があるっぽいし、最後の怪しげな奴(恭平君やジョーの制服姿ではない)は前回生体兵器にされた兄ちゃんみたいな実験体なのかもしれない。

■学園で実験っていうのは
生体兵器を隠すには全寮制でおとなしいある種宗教的な雰囲気の中でやるのが一番という点と、生体兵器の洗脳系の能力を実験するのに好都合という点なのかな。

■でも本当の狙いは
マリ見てがやりたかった、それに尽きる!いや、それでイイ。
そのために2回使っても私は支持しますが何か。

■恭平君の制服姿は
ジョーの伏線かよ!つか、首から下ベツモノになってるよ!

次回、メグの水着にがっちりハートをわしづかみされてます。