蒼穹のぺうげおっと

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デュランダル議長とチェスの駒

2005-01-07 19:58:11 | ガンダムSEED DESTINY
デュランダル議長については黒幕説とか、ほんとはいい人説とか諸説ありますが、現時点ではまだ何とも言えないところです。
さて、そんなデュランダル議長ですが、このデュランダル議長の人となりを表すイメージとしてチェスが織り交ぜられていますよね。
議長とチェスを結びつけて考えるのは僕の個人的妄想なんですが、このイメージは意図的に刷り込まれているような気がしています。
#第11話か第12話か忘れましたが、膨大な書類にサインする議長の隣にあからさまにチェス盤が置いてあるのもそう思わせるためなのかなと。

■デュランダル議長はチェスをするかの如く人を操る
うちのブログでは第1話の感想からシンは現時点では議長の良い駒になっていると書いているのですが、彼は平和主義者であるが目的遂行のためには水面下で手段を選ばないというか、自分の周りにいる人間は全て彼の駒だと思っている、そういうキャラクターなのではないかと深読みしてみます。

先の大戦が集結してからこれまで、デュランダル議長は駒を集めていたのかもしれませんね。自分の目的を遂行するための。
この目的が実は本当に和平にあるかもしれないんですが、大戦を契機に思うところがあり、その目的を遂行するために終戦直後からプランを進めてきたのかもしれず、イザークのような若者を取り込むことも彼の本心であり、また野心なのかもしれないなと。
そこで政治的にも戦術的にも最強クラスの駒であるアスランを手に入れたことである程度彼の布陣は完成したのかも。

■例えば
ミーア・キャンベルは捨て駒として使われる可能性が今のところ濃厚ですよね(私個人としてはミーアにその壁を破って欲しいと思っているんですが)。
ラクスの力が必要であれば、ラクス本人を説得すれば良いはずなんですが、それをせずに影武者を立てるあたり、ラクスは自分の駒としては手に余ると考えたのかもしれません。
だから、自分の意のままに動かせるミーアという駒を用意し、ある程度国民のベクトルが(ミーアによって)自分の方へ向いた時点でご退場頂くというストーリーを(僕の妄想の中で)描いてしまうんですよ。
で、本当のラクス・クライン存在は影武者を立てている議長にとって泣き所に他ならず、それが露見する前にこちらもご退場願うというのが筋ですよね。
自分の目的を遂行できる駒があれば、それは誰がやっても構わない、そういうスタンスなのかもしれません。
そして利用価値が終わった時点で切り捨てるとかね。

■ミネルバは
今のところ艦長含めて議長の駒が満載された艦なんですが、この妄想が面白く転がるとすれば、やはりミネルバが議長サイドから離反していくプロセスが見たいところですね。
それこそミネルバという駒ごと切り捨てられるとかね。
#議長のやり方に疑念を持ち始めた段階で生贄にされるとか。丁度アークエンジェルがアラスカで生贄にされたように。
その時のタリアさんとか、レイのリアクションとか考えるだけでも妄想が尽きないわけですが、ここで追い詰められたミネルバが議長のチェスの盤上から飛び出てもう一つの盤上に移ってしまう、というのがあるとまた面白いなと。
じつはそのもう一つのチェス盤を広げるのがカガリの役目なのかな~と個人的妄想は飛躍するばかりです。

■想いだけでも 力だけでも
今作でも善と悪みたいな絶対的二元論が展開されるとは全く思っていなくて、デュランダル議長が考える正義とは?とか、現時点でボコボコになってるカガリがどうやって父親を超えていくか(武力の放棄ではなく、武力の使い方なのかもしれない)というスタンスのぶつかり合いになるんではないかと予想します。
また、第11話と第12話で気になったワードとして「政治」があるんですが、誰のための「政治」なのか、「政治」って何だよみたいな話を終盤あたりでカガリに気付かせるというか、カガリ自身が成長してそれを体現していくというストーリーだと更に面白いかも。
#となるとジブリールはかませ犬的になるんですが、理解を拒否する存在は現実に存在するんだという意味で描かれるのかもしれませんね。
たぶんこれも正しい答えはなかなかでない(というか作中では方向性のみ示して視聴者に考えて欲しい的表現をするんではなか)と思います。

ということで個人的にはデュランダル議長には白だとか黒だとか単純に割り切れる存在ではなくて、視聴者に常に問いかけをする存在であって欲しいなと、個人的には思うわけです。
ああ、久しぶりの妄想は楽しかった~。

議長白・黒・妄想アリコメントお待ちしております。

巌窟王 第12幕 感想

2005-01-07 13:01:32 | 巌窟王
年明け最初の放送、こ・れ・は、素晴らしい!!もう最高でした。堪りませんよ、これは。
ユージェニー、アルベール、フランツ、そして影の功労者としてリュシアン、もうメロメロになりましたよ。
ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番 第1楽章』に乗って展開されるストーリーに完全に撃沈されました。

そして一言。
カヴァルカンティは馬に蹴られて死ぬがよろし!
#私、舞-HiMEでも同じこと言ってます。

■ああ、ユージェニー・・・。
もう今回ユージェニーファンを公言して憚らない私にとって堪らない展開でした。
やはりユージェニーの心はアルベールにあったんだねぇ。これが嬉しくて、嬉しくて。
婚約が破談になって初めてお互いの心にほんとうに気がつく・・・ああ、ベタだけどこの二人なら完全に許せる、つか、待ってましたよ。
そしてアルベールと向かい合って幼い日のことを思い出して、再び視線が交錯する二人・・・。
ここまで最高!!最高の演出ですよ。
そして・・・。
カヴァルカンティ馬に蹴られやがれ!
ダングラールも一緒に蹴られやがれ!
ああ、分かっていたけど切ない、切な過ぎますよ、ううう。

■もうひとつの切なさ
フランツ・・・、あの時あそこで出会えていたら二人はまた違っていたんだろうか・・・、頼るべき友人として再認識できたんだろうか、アルベールが伯爵の手に埋もれる前に・・・。
またユージェニーを応援するフランツがほんとに良くて。
この3人は幼馴染だからフランツもアルベールのことは想っていても、ユージェニーならっていうのがあるんだろうなぁ・・・。
フランツ、やっぱり最後に鍵を握るのは君のような気がしてならないよ。

■そしてアルベール
割と最初の頃の感想からアルベールの周囲を徐々に剥がしていくんじゃないか、という想定で感想を書いていたのですが、今回はまさにそれがほぼ完成したという状況ですね。
特にユージェニーを守れなかったのは今の自分には何も無いということを自覚せずには居られなかったこと、そして頼りの伯爵までもがヴィルフォール氏によって逮捕され、寄る辺無き身になってしまうこと、そのどちらも止められない歯がゆさを自覚したことが劇中の一番のターニングポイントですね。
この逮捕のタイミングすらも伯爵の思惑通りのような気もしますが、これでアルベールはモルセール家から飛び出す準備が出来上がってしまったのかもしれないなぁ。
#これも伯爵の物語の中なんだろうなぁ。
#何も持っていない状態で城壁(パリ)の外に出され、伯爵が見てきた辛苦をアルベールにも見せるという感じかなぁ。
#これからアルベールもっとボロボロになりそうだな。しかしそのボロボロ度合いが強ければ強いほど復活のストーリーは燃えるってもんですよ。
アルベール、強くなるんだ!
そして(僕の)ユージェニーを取り戻してくれよ(えー)。

■脇役達も盛り上げる
リュシアン、あんたヨカッタよ。あの役を君がやるとは思わなかったヨ。
ありがとう、ありがとう、アルベールに代わってお礼申し上げます(えー)。
ペッポの意味深な自省にも似た呟きが気になるなぁ。
もしアルベールが外に出るならペッポも一緒に出そうな気がする、つか、そういうの希望です。
アルベールの父親も一代でのし上がった系なのか?
名前を変えているということはまだまだ過去がありそうだし。

■ラフマニノフ
ユージェニーが演奏した曲は予想通りラフマニノフでしたね。最高でした~。
もう劇中の内容と相まって悶えしにそうでしたよ。
これについてはちょっと別記事書きますね。
『のだめカンタービレ』読んだことある人なら予想つきますかね?

それにしても『巌窟王』、面白すぎる。
これは深夜の枠を完全に越えたクオリティーですな。
完全に「夜メロ」にハマっておりまする。

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近況と本日からスタートです。

2005-01-07 10:28:23 | Weblog
年末に奥さんが倒れていろいろ忙しかったんですが、一応落ち着いて、本日私初出勤でございます(って言っても明日休みだけど、トラブルが収まらず引っ張りだされた感じです、ふぅ)。
#どんなに仕事がトラブルになろうと家族が一番ですからね、わがままを聞いてくれた上司に感謝です。
年末から更新も不定期になりがちだったんですが、ぼちぼち定期更新に戻して行こうかなと。

書きたい記事がたくさんあるんで、こちらもちょっとずつ出して行きたいですね。
とりあえず、「巌窟王」、今年最初からもの凄く良かったんですよ。悶え死ぬかと思うほどに。
ということで本日より(ほんとの)新年スタートでございます。

皆さま、今年も宜しくお願い致します。