トリニティ=Trinity=三位一体のコードネームを持つ新たなる3人のガンダムマイスター&ガンダムスローネ1・2・3の登場。
従来ガンダムマイスターズの最大の窮地に対して、圧倒的パワーで圧倒する新ガンダムマイスターズ。
その存在は誰も知らなかった。
という形で、これまでの流れ&行動の意味を解説する意味での軽い総集編をかませて、第2クールは新展開をスタートさせた形になりましたね。
しかもいきなり次週、新旧ガンダムマイスターズの邂逅。
展開が読めないだけに待ち遠しい。
■トリニティ
何でガンダムスローネって個別の名前じゃなくてアイン・ツヴァイ・ドライって数字を入れてるのかなぁ、と思っていたのですが、トリニティって言葉ですぐ気が付くべきでした。
トリニティ=三位一体だから、逆に個別の名前をつけるんじゃなくて数字にして、一体感を出したという意味なんでしょうね、たぶん。
#公式HPでも同一の機体をカスタムしたものって書いてあるし、意図的にソレスタルビーイング=神ポジションを演出するためのトリニティという命名ですかね。
#キャラも基本的にはコードネームで呼ばれているわけだから、トリニティというコードネームはその辺を意識した作中ソレスタルビーイング内でのネーミングになったんだろうなぁ。
そういう意味で、最初はこいつらほんとに兄弟か?とも思ったんですが、三位一体を強調するならば、本当に兄弟でも良いのかも、と思い納得でした。
というわけで、キャラ付け、モビルスーツの特徴もよおく分かる登場の仕方でした。
特にスローネツヴァイのファンネルはカッコよかった!!
つか、地上でファンネル戦が観れるとは思ってなかったぜ!!
今回は意図的にシルエットっぽく登場させているところもカッコよかったのですが、次週予告を見る限りは次週以降、鮮明な色で登場するっぽい。
ガンダムっぽくないガンダムなシルエットですが、ガンダムがたくさん登場するなら、そういうデザインがあってもOK、というかウェルカムな感じなので、思いっきりやって欲しいですね(王道系はファーストチームが乗るわけだし)。
80年代アニメで育った僕としてはレイズナー、ドラグナーあたりを彷彿とさせる感じだし、足の形状はこれまでのガンダムには無いデザインだよね。
それにしてもトリニティ三兄妹、声優陣も豪華です。
小西さん、浪川さん、釘宮さん、すげーな。
#小西さんはアニキポジションで登場ですが、僕的には小西さんのアニキと言えばカミナ(グレンラガン)ですがね。
#たぶんキャラの性格は正反対。
キャラ付けもシンプルで分かりやすいなぁ。
つか、釘宮さんだったから思わずツンデレを期待してしまったよ・・・。
次週のファーストチームとセカンドチームの邂逅が楽しみですね。
■誰が描いた絵だったんだろう?
今回のセカンドチームの投入は「監視者」さえも知らず、ヴェーダすらも知らないという状況で、ならもちろんティエリアも知らないという、セカンドチームの存在自体が超秘匿されていたわけなんですよね。
つか「監視者」が総意による否決権しかもっていない、ということと、あんなに人数がいるんだ、ということに素直に驚き。
「監視者」の意味あいについては、恐らくこの後語られていくことになるであろうから(ダブルオーの構成は結構分かりづらいことについては、後から解説を入れたり、作中の登場人物に上手く解説させるようにしている)そこは物語の流れに任せて、とりあえず、今回この2つは驚いたということを記憶しておこう、自分のために(笑)。
となると、この絵は誰が書いたのか?
・・・アレハンドロ・コーナーしかないと思うんですよね。
僕は現段階で許される妄想をするならば、アリー・アリ・サーシェスが動いているテロ支援組織自体もアレハンドロ・コーナーが動かしているんじゃないかと思ってたりもするくらいだから、この人は究極のマッチポンプをやって、現在の「監視者」という体制すらもぶち壊してやろう、なんて考えてるんじゃないの?とか、考えてしまうなぁ。
セカンドチームはある意味コンティンジェンシー・プランとして用意されていたんでしょうかねぇ。
ファーストチームが無理そうだ、と判断したときに投入する、という目的で。
ゆえにセカンドチームのバックはアレハンドロ・コーナーじゃないか、なんて思うわけです。
刹那たちファーストチームは、彼に「ガンダムを神か何かと勘違いしている」と言われているわけで、「ガンダムとは兵器だ」という理念を一番体現していそうなのは今回登場したトリニティズ(既にそういう発言も今回あったし)、ゆえに、アレハンドロ・コーナーの隠し玉、という感じなんだよなぁ。
ヴェーダみたいのももう一つあったりして。
あと気になるのは太陽炉の数。
5つしかないって言ってましたけど、4つはファーストチームのガンダムに搭載してるんですよね。
あと一つは?
ちなみにスローネに搭載しているのは公式HPのキャラクターのほうを見るに、擬似GNドライブってあるので、太陽炉ではないかもしれない。
いずれにせよ、セカンドチームの立ち位置そのものよりも、誰がセカンドチームの後ろにいるのかが興味津々。
#セカンドチームのトリニティズは意外とパイロットとしてストレートに紛争根絶のために手段を選ばない、というタイプのような気がするし。
イオリア・シュヘンベルクの理念に従って、本当に大きな絵を描いているのは誰なのか?
ますます分からなくなってきた、というのが一番面白い点ですね。
■総集編について
これは最初に観たときは、あれ?総集編をここで入れちゃうの?とも思ったんですよ。
それでもこの総集編の入れ方は上手いな、なんて。
かなり幅広い年代が観ているであろうガンダムなので、評価という形でこれまでの参戦の意味を分かりやすく伝えて整理しておく、というのは親切だなと。
で、しばらくしてから思ったんですよね。
今回はこういう形で「監視者」を登場させること、ソレスタルビーイングの活動はこれだけの人数が「監視」をしていること、そして彼らには総意による否決権しかないといこと、を明示させる意味があった、ということ。
そしてたぶん、今回のを見ていて「総意による否決」なんて、有り得ないんじゃないの?と思うじゃないですか。
でもあえてそういう風に出すということは、逆に言うと今後「総意による否決」がある、ということですよね。
それがあるならば、この総集編の意味って凄く大きい。
だから余計に上手いなと、勝手に思ってしまったわけです。
#そうなったら良いな、という意味をこめて。
この場合、僕の考える「総意による否決」はファーストチームの排斥&セカンドチームをファーストチームへ昇格、ということなんですけどね。
もちろんアレハンドロ・コーナーが書いた絵である、というのが僕の妄想なんだけど。
だから、今回こういう形で「監視者」に対してファーストチームの「評価」をさせた(今後、これ以上のことがあれば総意による否決もありうるという伏線をこめて)、なんて考えてます。
#どうなるかは全く分かりませんが。
■スメラギさんとティエリアさん
今回やはり分からなかったのがスメラギさん。
スメラギさんの予報では(公開していないけれども)マイスターズの全滅のシナリオだったっぽいじゃないですか。
なら何故?
という感じが残りますよね。
#なら何故死地に送ったの?アンド打開策は?
うーん、分からん。
これは単純に、もう予測で全て動くというフェーズから次のフェーズに入ったということなのかな?
もう一人。
ティエリア。
ティエリアは後々刹那たちと対立するかな、と思っていたんだけど、今回の件でまたどうなるか個人的に予測不能(ヴェーダさまとか戦術予報士じゃないので(笑))。
ヴェーダにも知らないことがあった、もしくはヴェーダから知らされてなかった、のどちらかになると思うんだけど、ある意味ティエリアのヴェーダ離れ、もしくはヴェーダからティエリアが切られる、という選択肢があっても面白いと思ったので。
刹那はガンダムを信仰しているし、ティエリアはヴェーダを信仰してる。
結局この二人対極なんだけど、似ているところもあるわけで、ストーリー的にこうあってほしい、という僕の想いでいくと、刹那はガンダム信仰は捨てて、神はやっぱりいなかった、けれども・・・、という展開になって欲しい。
ならば、ティエリアも同じ道を歩いたとしても不思議ではない、なんて思うわけです。
これはラスト付近まで引っ張る気はするけど、どうなるか楽しみにしたいですね。
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ガンダムOO DVD第2巻