蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

精霊の守り人 in  台湾

2008-01-29 19:32:54 | Weblog
台湾行きの飛行機の中で『精霊の守り人』に続き『闇の守り人』を読んでいた燕。です、皆さんこんにちは。

続きは帰りの飛行機のお楽しみ。
すっかりハマってしまいました。
いやー、面白いですね。

そんな状況の中、夜中に台湾の滞在先ホテルでおもむろにテレビをつけると、なんとNHKのBS2でアニメ版『精霊の守り人』を放映しているじゃないですか。

なんという偶然!
なんという守人パワー!

思わず嬉しくなってしまった。

つか、はじめて見たアニメ版が台湾って。

丁度狩り穴で冬ごもりの準備をするところだったんだけど、えらい映像が綺麗でした。
劇場版ばりだ。

エピソード的にはアニメ版のオリジナルに近いエピソードでしたが、なるほど、アニメ版はこうやって進んだのか。

ここから冬があけたら一気にクライマックスですね。
このまま台湾で続き見て行こうかな(笑)。


その他にもドラえもん、こち亀、ケロロ軍曹まで放映しているんですよ。

台湾は本当に興味深いですね。

またしても行ってきます

2008-01-28 00:57:00 | Weblog
本日から台湾出張です。

台湾も初めてー。

つか、温度差が激しすぎる。

半袖持って行かないと。
#仕事中はスーツだよ(泣)。
#そして日本に戻ってくると寒い!!の温度差攻撃。

金曜日まで研修に行っていたので、今回の出張の事前準備、何もなし。
こんな状態で行くの初めてだな。

何とかなるなる(夢原のぞみbyプリキュア5)。

木曜日か金曜日に戻る予定。

最近gooブロのモバイル版の機能が追加されて、草稿中の記事をアップできるようになったんだよね。
可能なら現在草稿中の記事をアップしてみるかも(初の試み)。
#さすがに携帯で長文書くのはしんどいので、草稿記事のアップ機能は素直に嬉しい。

で、台湾着いたら、その後どうやっていくんだっけ?
#大丈夫かオイ!

Yes!プリキュア5 第49話(最終話) 「夢と希望のプリキュア5!」 感想

2008-01-28 00:33:21 | アニメ 感想
「Yes!プリキュア5」一年間、ありがとう!!
家族一同、みんなで楽しませてもらいました。

48話から今回のラストのAパートまでのストーリーは神か!と思うくらいに良く出来ていて、またしても今回娘と二人で涙ぐんで観てしまいました。

特にAパートは良かったなー。

デスパライアさまとの最終決戦。

先週はもう「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を使っちゃったから、それ以上の技を出すしかないんじゃないか?とか思っていましたが、さすがプリキュア5、素晴らしいの一言、そんな予想の全然上を行ってくれました。

ホントに素晴らしかった。

絶望で世を満たそうとしていたデスパライアさま自身が、実は色んなプレッシャーから心が折れそうになっていた、孤独になっていた、それは不老不死になったことで更に強まってしまった、という衝撃の状況。

プリキュア5はこれまでも、ナイトメア社という会社形式を悪役がとっていて、弱肉強食、成績第一、競争社会、ということを描いていて、プリキュアたちはそれにたいして「勝ち負けだけじゃない未来」に希望を持って進んでいく、仲間を得て互いに高めあっていく、というのが根本にあったわけですよ。

その倒すべき頂点、デスパライアさま自身が、実はその競争社会の中で今にも折れそうになっていた、怖がっていた。
#そういう社会的な皮肉も込められている。


そこでドリームの取った行動。


それは変身を解いて、ひとりの人間、夢原のぞみとしてデスパライアさまの警戒心、恐怖心を解く、というものでした。


超・感動。


最終決戦、そういえばやっぱりバトルを連想するところ。

でもそうじゃない。

あくまで対話。

しかも、絶望を希望に変えてこれまで戦ってきたプリキュアにとって、今目の前で絶望している、怖がっているデスパライアさまの恐怖心を解いてあげる、希望を持たせてあげる、それこそプリキュアがこれまでしてきた戦いの真骨頂にして真理。

それも変身を解いての対話。

凄すぎる。

これまで会社ネタも多かったプリキュア5ですが、最後も大人目線でみれば、これはコーチングの理想系なわけですよ。

上司が部下に対してするコーチングの基本は、まず聞いてあげる、一緒に考えてあげる姿勢をとることから始まるわけで、そのためには如何にそのレベルへ降りていけるか、というのがポイントです。

それを変身を解いて、生身の夢原のぞみとして降り立つところに凄さ満載。

超・感動でした。

つか、このコーチングをやっている時点でのぞみはデスパライアさまの上司決定です。


ここまでの流れは最高でしたね。素晴らしかったです。

この後、カワリーノさんがプチ復活して、逆に絶望して因果応報的に絶望の闇に取り込まれちゃうわけだけど、ここからはちょっと急展開過ぎた感があって消化不良気味。

デスパライアさまからもう一言、二言あるとしっくりときたとおもうんだけど、そこが残念。

あと、作画。

続編が決定してるから、きっとスタッフがそっちに行ったに違いないと思わせる出来でした(笑)。
#その代わり次週予告の絵は超・美麗。凄い綺麗。


ラストは予想通り、のぞみの夢=先生になりたい、でした。
ここは嬉しかったなぁ。

あのコーチングが出来る時点でのぞみは素晴らしい先生になると確信しましたよ。


それにしても、うちの奥さんとも話していたのですが、一年間通してお話が全然中だるみしなかったね、ずっと面白さをキープしてて凄かったね、なんて話をしていた通り、いつもお話が道徳的にも、笑い的にも面白くて、5人に増えたことが本当に良い方向へ進んだ感じでした。

娘も毎週楽しみにしていて、ピンキーキャッチュも買って本当に良く遊んだし(そしてこのたび、そのピンキーキャッチュは修復がちょっと難しい壊れ方をしてしまった、これもまた運命?)、この一年で娘の感動力というか、この年(5歳)で感動した、とかぶっちゃけ有り得ないと思っていたのだけれども、実際ラスト付近になって、本当にそういう感動力が上がったと感じるに十分な成長を見せてくれました。

ありがとうプリキュア5。

そして次回作「Yes!プリキュア5 GoGo!」の次週予告に娘は釘付け。
早くも「紫の人がイイ!!」と言っています。

つか、親目線では「次(の変身アイテム)は携帯か(これたぶん買うんだろうな)」と思ってしまいましたよ。

ということで、新シリーズも家族で期待しています。
スタッフの皆さん、頑張ってください。


で、ブンビーさんはどうなったのでしょうか?
ジョーカー登場を期待していたのですが、次回作に(転職して)登場とかだったら最高だ(笑)。
ブンビーさん、結構好きだったんですよね。

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機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第16話 「トリニティ」 感想

2008-01-27 23:42:39 | ガンダム00(ダブルオー)
トリニティ=Trinity=三位一体のコードネームを持つ新たなる3人のガンダムマイスター&ガンダムスローネ1・2・3の登場。
従来ガンダムマイスターズの最大の窮地に対して、圧倒的パワーで圧倒する新ガンダムマイスターズ。
その存在は誰も知らなかった。

という形で、これまでの流れ&行動の意味を解説する意味での軽い総集編をかませて、第2クールは新展開をスタートさせた形になりましたね。
しかもいきなり次週、新旧ガンダムマイスターズの邂逅。
展開が読めないだけに待ち遠しい。


■トリニティ

何でガンダムスローネって個別の名前じゃなくてアイン・ツヴァイ・ドライって数字を入れてるのかなぁ、と思っていたのですが、トリニティって言葉ですぐ気が付くべきでした。
トリニティ=三位一体だから、逆に個別の名前をつけるんじゃなくて数字にして、一体感を出したという意味なんでしょうね、たぶん。
#公式HPでも同一の機体をカスタムしたものって書いてあるし、意図的にソレスタルビーイング=神ポジションを演出するためのトリニティという命名ですかね。
#キャラも基本的にはコードネームで呼ばれているわけだから、トリニティというコードネームはその辺を意識した作中ソレスタルビーイング内でのネーミングになったんだろうなぁ。

そういう意味で、最初はこいつらほんとに兄弟か?とも思ったんですが、三位一体を強調するならば、本当に兄弟でも良いのかも、と思い納得でした。

というわけで、キャラ付け、モビルスーツの特徴もよおく分かる登場の仕方でした。

特にスローネツヴァイのファンネルはカッコよかった!!
つか、地上でファンネル戦が観れるとは思ってなかったぜ!!

今回は意図的にシルエットっぽく登場させているところもカッコよかったのですが、次週予告を見る限りは次週以降、鮮明な色で登場するっぽい。
ガンダムっぽくないガンダムなシルエットですが、ガンダムがたくさん登場するなら、そういうデザインがあってもOK、というかウェルカムな感じなので、思いっきりやって欲しいですね(王道系はファーストチームが乗るわけだし)。
80年代アニメで育った僕としてはレイズナー、ドラグナーあたりを彷彿とさせる感じだし、足の形状はこれまでのガンダムには無いデザインだよね。

それにしてもトリニティ三兄妹、声優陣も豪華です。
小西さん、浪川さん、釘宮さん、すげーな。
#小西さんはアニキポジションで登場ですが、僕的には小西さんのアニキと言えばカミナ(グレンラガン)ですがね。
#たぶんキャラの性格は正反対。

キャラ付けもシンプルで分かりやすいなぁ。

つか、釘宮さんだったから思わずツンデレを期待してしまったよ・・・。

次週のファーストチームとセカンドチームの邂逅が楽しみですね。


■誰が描いた絵だったんだろう?

今回のセカンドチームの投入は「監視者」さえも知らず、ヴェーダすらも知らないという状況で、ならもちろんティエリアも知らないという、セカンドチームの存在自体が超秘匿されていたわけなんですよね。

つか「監視者」が総意による否決権しかもっていない、ということと、あんなに人数がいるんだ、ということに素直に驚き。

「監視者」の意味あいについては、恐らくこの後語られていくことになるであろうから(ダブルオーの構成は結構分かりづらいことについては、後から解説を入れたり、作中の登場人物に上手く解説させるようにしている)そこは物語の流れに任せて、とりあえず、今回この2つは驚いたということを記憶しておこう、自分のために(笑)。

となると、この絵は誰が書いたのか?

・・・アレハンドロ・コーナーしかないと思うんですよね。

僕は現段階で許される妄想をするならば、アリー・アリ・サーシェスが動いているテロ支援組織自体もアレハンドロ・コーナーが動かしているんじゃないかと思ってたりもするくらいだから、この人は究極のマッチポンプをやって、現在の「監視者」という体制すらもぶち壊してやろう、なんて考えてるんじゃないの?とか、考えてしまうなぁ。

セカンドチームはある意味コンティンジェンシー・プランとして用意されていたんでしょうかねぇ。
ファーストチームが無理そうだ、と判断したときに投入する、という目的で。

ゆえにセカンドチームのバックはアレハンドロ・コーナーじゃないか、なんて思うわけです。
刹那たちファーストチームは、彼に「ガンダムを神か何かと勘違いしている」と言われているわけで、「ガンダムとは兵器だ」という理念を一番体現していそうなのは今回登場したトリニティズ(既にそういう発言も今回あったし)、ゆえに、アレハンドロ・コーナーの隠し玉、という感じなんだよなぁ。

ヴェーダみたいのももう一つあったりして。


あと気になるのは太陽炉の数。
5つしかないって言ってましたけど、4つはファーストチームのガンダムに搭載してるんですよね。
あと一つは?

ちなみにスローネに搭載しているのは公式HPのキャラクターのほうを見るに、擬似GNドライブってあるので、太陽炉ではないかもしれない。

いずれにせよ、セカンドチームの立ち位置そのものよりも、誰がセカンドチームの後ろにいるのかが興味津々。
#セカンドチームのトリニティズは意外とパイロットとしてストレートに紛争根絶のために手段を選ばない、というタイプのような気がするし。

イオリア・シュヘンベルクの理念に従って、本当に大きな絵を描いているのは誰なのか?

ますます分からなくなってきた、というのが一番面白い点ですね。


■総集編について

これは最初に観たときは、あれ?総集編をここで入れちゃうの?とも思ったんですよ。
それでもこの総集編の入れ方は上手いな、なんて。

かなり幅広い年代が観ているであろうガンダムなので、評価という形でこれまでの参戦の意味を分かりやすく伝えて整理しておく、というのは親切だなと。

で、しばらくしてから思ったんですよね。

今回はこういう形で「監視者」を登場させること、ソレスタルビーイングの活動はこれだけの人数が「監視」をしていること、そして彼らには総意による否決権しかないといこと、を明示させる意味があった、ということ。

そしてたぶん、今回のを見ていて「総意による否決」なんて、有り得ないんじゃないの?と思うじゃないですか。

でもあえてそういう風に出すということは、逆に言うと今後「総意による否決」がある、ということですよね。

それがあるならば、この総集編の意味って凄く大きい。

だから余計に上手いなと、勝手に思ってしまったわけです。
#そうなったら良いな、という意味をこめて。

この場合、僕の考える「総意による否決」はファーストチームの排斥&セカンドチームをファーストチームへ昇格、ということなんですけどね。

もちろんアレハンドロ・コーナーが書いた絵である、というのが僕の妄想なんだけど。
だから、今回こういう形で「監視者」に対してファーストチームの「評価」をさせた(今後、これ以上のことがあれば総意による否決もありうるという伏線をこめて)、なんて考えてます。
#どうなるかは全く分かりませんが。


■スメラギさんとティエリアさん

今回やはり分からなかったのがスメラギさん。
スメラギさんの予報では(公開していないけれども)マイスターズの全滅のシナリオだったっぽいじゃないですか。

なら何故?

という感じが残りますよね。
#なら何故死地に送ったの?アンド打開策は?

うーん、分からん。
これは単純に、もう予測で全て動くというフェーズから次のフェーズに入ったということなのかな?


もう一人。

ティエリア。

ティエリアは後々刹那たちと対立するかな、と思っていたんだけど、今回の件でまたどうなるか個人的に予測不能(ヴェーダさまとか戦術予報士じゃないので(笑))。

ヴェーダにも知らないことがあった、もしくはヴェーダから知らされてなかった、のどちらかになると思うんだけど、ある意味ティエリアのヴェーダ離れ、もしくはヴェーダからティエリアが切られる、という選択肢があっても面白いと思ったので。

刹那はガンダムを信仰しているし、ティエリアはヴェーダを信仰してる。

結局この二人対極なんだけど、似ているところもあるわけで、ストーリー的にこうあってほしい、という僕の想いでいくと、刹那はガンダム信仰は捨てて、神はやっぱりいなかった、けれども・・・、という展開になって欲しい。
ならば、ティエリアも同じ道を歩いたとしても不思議ではない、なんて思うわけです。

これはラスト付近まで引っ張る気はするけど、どうなるか楽しみにしたいですね。


ガンダムOO DVD第2巻


忘れてなんかいないんだからね

2008-01-25 00:51:06 | グレンラガン
おかしいなー、もう届いてるはずなんだけどなー、と思いながら帰宅。

たまにズレることもあるかもしれないなー、配送日。

グレンラガンのDVD7巻を心待ちにしていたんですよ。


天元突破グレンラガン DVD7巻



念のためにアカウントサービスで確認してみたら・・・、


注文し忘れていた(笑)。


大急ぎで注文。
ふぅー。

自分の中で勝手に予約したことになっていたみたい。あはは。

今後こういうことが無いように、今回9巻(最終巻)まで予約しておきましたよ。
これで一安心(財布の中身は安心できないけれども)。

ちなみにDVD8巻はアマゾンでまだ今日時点でジャケット公開されてないけれど、7年後ヨーコ&ヨマコ先生だぜ(素敵過ぎるジャケットだぜ)。


DVD7巻はこれまで隠されていた世界の謎が解き明かされていくとともに、また新たな謎が超スピードで展開していくという、毎週・毎週度肝を抜かれながら、いったい、僕は何個度肝を持っていればいんだと(つか、そもそもそういう使い方はしないだろ!)思ったものです。

それにしてもほんと驚愕展開の連続だったなぁ。そして切ないのな。

第3部の各話タイトルはロシウの言葉なんだけれども、まさにロシウくん受難のとき!!

うーん、しびれるぜ。

<参考感想>
第18話 『聞かせてもらうぞこの世界の謎を』 感想
第19話 『生き残るんだどんな手段を使っても』 感想
第20話 『神はどこまで僕らをためす』 感想

第20話のキタンはカッコよすぎ。
思えばキタンが制作サイドも思いも付かなかったくらい化けたといっていたのは、たぶんこの辺から。
姪っ子を守る姿に男を見た(泣)。

あと、第18話のニア。
黒ニアさまになって超・切ないんだけど、だから余計にあの留守電のメッセージが好き。


ごきげんよう ニアです
ただいま電話に出られません

ただいまって言っても おうちに帰ってきたわけではありません

おうちに帰ってきたら 携帯よりも家の電話を使いたいと思っています




やっぱりこれがニアちゃんだ(笑)。


天元突破グレンラガン オリジナル・サウンドトラック

完全版とも呼べるサントラの発売は2008年2月6日。

精霊の守り人 文庫版 感想

2008-01-23 23:47:44 | 小説 感想
「精霊の守り人」については、これまで有名であるがゆえに手を出してこなかった&アニメが放送されたのに見逃してしまった、という理由でこれまでなんとなく読むことが出来なかった本だったのですが、昨年末のオフ会「蒼蒼3」で、参加者のこばやしさんから文庫版を頂く機会があって、これは思わぬところできっかけを与えてくれたものだ、と喜んだのでした。
#こばやしさん、ほんとありがとうございます。

その後すぐ読めばよかったのですが、つい先日、韓国出張があったので、その飛行機で読もうと決めていたんですよ。
ちょうど世界観の雰囲気的にも、そちら側の雰囲気があったのと、韓国までの飛行機の時間は短いので往復で丁度読み終わるかな、という計算で。

読み進めていくと、なるほど、舞台の国は半島ということだし、五行のような感じもあり、出張の雰囲気を盛り上げてくれる出だし。
というか、もう出だしから引き込まれてしまう展開。

文庫版の解説にもあるのですが、冒頭で既に、女性主人公バルサがたまたま通りかかってみた光景、それが彼女の「運命を変えた」から始まるわけですよ。

著者の上橋菜穂子さん曰く、映画の予告編で炎上するバスから女性が子供助けるシーンを観て、そこから始まったというだけあって、一気に物語が進んで行きます。

そして僕は帰りの飛行機の中、クライマックスのシーン、そしてラスト、悪天候で揺れる飛行機の中、ひとり涙をぐっと堪えて読み終えました。

素晴らしい読後感。

面白かったです。

本作はもともと児童文学ということで、子供向けに執筆された作品なのですが、読者年齢層の幅は本当に広い、というふれこみの通り、子供から大人まで十分に楽しめる作品になっていると思います。

それはやはり本作がそういうことを意識して作られているとともに(子供の頃、指輪物語に非常に影響を受けた、とあとがきにあり納得)、二つの視点、一つはバルサ、そしてもうひとつはチャグムという、大人と子供の視点、それぞれを交互に組み合わせている点にもあると感じます。


武勇において名を馳せる女性槍使いバルサ(30歳)。
何故、彼女が強くなったのか、何故、彼女が用心棒をしているのか。

そして師匠の言葉、

いいかげんに、人生を勘定するのはやめようぜ。
#この言葉の意味はあえて未読の人のために伏せておきます。

はっとするよね。


過酷な運命を背負った第二王子チャグム(12歳)。
何故、自分なのか、何故こんな目にあわなければならないのか。

どんなに強い子供でも、めぐり来る過酷な運命。

アニメ版のキャッチコピー。

運命には勝てない。
でも、運命には負けない。

泣きそうになるよね。


物語は非常にシンプルに出来ています。
1996年に出来た話だし、児童文学ということもあり、複雑さよりも、ストレートさを重視している。

けれども、そこに描かれる世界観や、その政治、歴史、それらは複雑さをシンプリファイして織り込んだ美しさと深さがあります。

子供の頃に読んだならば、歴史などを勉強しながら、また人生経験を積み重ねながら、ああ、あのときの言葉はこういうことだったのか、ヤクーたちの言葉はこういうことだったのか(例えばそれを盆踊りって何故するのだろうか?という疑問とその答えを見つけたときに思い出すかもしれない)、と気付いていける、そういう物語。

シンプルなんだけれども、こういう作品を作ることができる、というのは本当に凄いことだなと思います。
ある種のマスターピース的作品なのかもしれないなぁ。


今回文庫版で出たということもあり、これに続く「闇の守り人」・「夢の守り人」も既に購入。
守り人シリーズ、旅人シリーズ、文庫版で追いかけて行きたいと思います。


できればこれは自分の子供たちにも読んで欲しい作品ですね。

例えば先日、しっかり作ってあって家族で一緒に楽しみにしている作品として「Yes!プリキュア5」の記事を書いたり、親の本棚を見て、そこから子供は何気なく自分に興味のある本を取って読んでいく、という記事を書きましたが、そういう意味でこの「精霊の守り人」は本棚にそれとなく置いておいて、それとなく読んで欲しい、そういう作品なんだと思います。

日本のサブカルチャー、ポップカルチャーは成熟期に入って(けれどもまだまだ発展期の気もします)、ジャンルも細分化して、これが良いんだよ、という推薦作品も個人の趣味が(成熟した中では)違えば人それぞれ、そういう時代に突入して久しいですが、ある種のマスターピースに近い作品なんじゃないかなぁ、日本児童文学的に。

個人の目線と親の目線、そういう意味でバルサ、チャグム、この二人を取り囲む状況を一緒に楽しむことが出来たんじゃないかと思います。

良作です。

さあ、続き読むぞー。

あと、アニメ版、公式HP見たけど、凄い綺麗ですねー。
つか、バルサが若い&綺麗!!これも良いなぁ。
つか、チャグムもカッコイイけど、タンダ、タンダ!!
なんか想像よりもめっちゃカッコいいんですけど!!

アニメ版精霊の守り人公式HP


文庫版 精霊の守り人

文庫版はこの後「闇の守り人」・「夢の守り人」と続刊。

DVD 精霊の守り人1

イメージは初回限定のもの。バルサ美しい!!

Yes!プリキュア5 第48話 「希望 vs 絶望 最後の対決!」 感想

2008-01-22 01:02:18 | アニメ 感想
今週のプリキュア5が凄く良くて、娘と二人で涙を堪えて見てました。
#つか、娘は見終わって「泣いちゃったよー」と言ってました。
#うちの子燕。(1歳9ヶ月)はカワリーノさんが怖くて泣いてたけど(笑)。

いやー、凄く良かったなー。

プリキュア5は娘が大・大・大好きで、我が家では毎週家族揃って観てるんですが、お話も凄く良く出来てるし、キャラも5人になって元気一杯だし、道徳的にも安心して子供と観ていられる、非常に良い番組ですね。
1年やって、全然中だるみしない感じが素晴らしいです。

プリキュア5は幼稚園でも人気で、女の子はプリキュア、きらりんレボリューション、(ディズニーの)プリンセスシリーズ、シナモン(とかサンリオキャラ)が人気、男の子はゲキレンジャー、仮面ライダー、男女ともに人気があるのがポケモン、アンパンマンという感じでしょうか。
#幼稚園の作品展で大きくなったら何になりたい、という質問に「プリキュア」と書いてある率が高かった。
#でもその中でうちの娘は「お団子屋さん」って書いてあった…。
#後で聞いたら「プリキュアは大好きだけど、大きくなってもプリキュアにはなれないでしょ」と、答えられた。
#娘よ…。

うちの娘はマックスハートは良く観てたんだけれども、スプラッシュスターを途中で観なくなったのでもう卒業なのかな?と思ったら、プリキュア5で見事すぎるくらいに復活。
ピンキーキャッチュ(変身に使うアイテム)も購入して、ほんと良く遊んでました。

やっぱりお話がしっかりしてて、分かりやすくて、バトルはあっても最後は優しい感じにまとまるのが子供にとっても凄く面白いんだと思います。
#結構難しい話だな、と思ってもしっかり子供は理解していて、ああいうことはやっちゃいけない、とか、あそこで頑張らないといけない、という感想を言うようになっているのも、子供の成長力・理解力は大人の理解をすぐに超えていく、ということなのかも。


前置きが長くなっちゃったけど、今回はラスト2、凄く良いお話でした。

前回のラストあたりに家族で「あのナイトメアの社員の人たちは実はパルミエ王国の人たちなんじゃないの?」なんて話をしてたんですよね。
あと、ドリームコレットを使われてしまって石になっちゃったときも「(プリキュア的に)ドリームコレットを使ってパルミエ王国を復活させる、というのも何か違う気がするから、石になっても大丈夫なんじゃない?」なんて話をしていたので、今回の展開はまさに期待通り。

娘と二人でドキドキしながら見ていたんですが、思わず二人でやったー!!みたいな。

とにかく凛ちゃんとかれんさんから始まった、諦めない&希望の連鎖が熱かったです。

火と水の凛ちゃんとかれんさん、衝突したこともあった二人が、お互いに夢を見つけようと競うんだけど、絶対絶命&絶望のピンチに陥ったときに、この二人から始まる希望の連鎖がすっごく感動的。

しかも、昔一度絶望しちゃって仮面をつけられた時にそれを打ち砕いて、みんなを導いたビーズのアクセサリ(もとはこのビーズアクセが壊れたことが原因だった)を彷彿とさせるビーズエピソードがここに再び。

結婚式に贈ったアクセサリ、それをつけてもらうことが嬉しくて、凛ちゃんはアクセサリーデザイナーになりたいと言う。

それに対して、凛ちゃんと同じく夢を模索中だったかれんさんも、ミルクの看病を通じて医者になりたいと言う。

二人ともプリキュアをやったことによって、自分が大きくなったら何になりたい?というOPのフレーズそのもののテーマに辿り着いていくわけですよ。

もう絶望するしかない、という状況において、改めて二人が希望を見出す、というか本当に諦めないんですよね。


更に、既に自分の夢を持っている組、うららと小町さんがそれを引き継ぐ形で語り始める。

歌手方向に行くかどうか悩んでいたときに皆が背中を押してくれた、みんながいたから物語を書きつづけることができた。

プリキュアやってて良かった、みたいな。

つまり仲間がいたからここまで来れた。
一緒に探してくれた仲間、刺激を受けた仲間。

自分も夢があるから頑張れるし、みんながいればもっと頑張れる。

こういう状態になったときのプリキュアは絶対に負けない。

更に更に、ここにココとナッツの語りが熱い。

カワリーノさん的にはパルミエ王国の民はみんな絶望してナイトメア社員になっちゃったよ、どうだ絶望した?みたいな感じで教えてあげたら、そこに返ってきた答えは、

良かった…。

みんなが生きてくれていて良かった、みんながいれば国も復活できる(みんないなければ国を復活させても意味がない)、みんながいればドリームコレットがなくても僕たちは絶望しない!!

みたいな。

で、ミルクの仮面が割れて、ミルク復活!

更にミルクの呼びかけで、パルミエ王国の民が絶望の仮面を打ち破って、希望の光をプリキュアたちへ。


完全復活のプリキュア。


そしてミルクが封じられたことによって使えなくなっていた必殺技「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」でカワリーノさん撃破!!

カワリーノさんは散り際にデスパライアさまを見るも、デスパライアさまは微動だにせず。
これまでカワリーノさんが他のメンバーに対して使えない社員は要らないのです、と言っていたことが自分に返ってきた感じ。
プリキュアが「仲間」に支えられているのに対し、あくまでナイトメア社は「個人」。

個人的には永遠の若さを手に入れたデスパライアさまに対して、今回希望&将来の夢に対して、まだ答えを出していないのぞみが、永遠の若さを手に入れても喜びを分かち合える「仲間」がいないことや、希望に対する思いの強さで絶望を打ち破って欲しいところ。

必殺技「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」もカワリーノさんで使ったということは、デスパライアさまには通じないと見て、これを越える超・必殺技が出ないかなー。

娘が言うには、劇場版で見せた羽のある「スーパー・プリキュア」しかない、と言ってるんですが、これはどうするのか楽しみです。
#劇場版は娘曰く、凄く面白かったということなので、DVD購入する予定。
#ポケモンは僕と行くけど、プリキュアは奥さんと行くのね。

のぞみはまだ夢&将来について語っていないのですが、個人的にはココに影響を受けたこと&プリキュアとして人の夢を一緒に探してあげることに希望を見つける職業ということで「先生」を希望して欲しいところ。

あのおっちょこちょいで、何をやってもダメなのぞみなんだけれども、それでも人のことになったとき&その人が夢を持っているときには何倍もの力を出しちゃうのぞみだから、そういう人を導く夢を持って欲しいなぁ。

という感じで、家族みんなで楽しみにしているプリキュア5。
ラストはどうなるのか?今から楽しみです。

しかーし、最終回に相応しい作画も同時に期待しちゃうよ。
#子供から見ても「何かこの絵変だよー」とか「これはのぞみじゃないよね」とか普通に言ってるので。
#これまでは他のプリキュアシリーズに比べても頑張ってた方だけど、今回はちょっと厳しかったぞ。

ということでスタッフの皆さま、最後まで期待してます。家族一同。

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この羽が生えてるバージョンがスーパープリキュアらしい。

機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第15話 「折れた翼」 感想

2008-01-20 01:47:46 | ガンダム00(ダブルオー)
ガンダムマイスターズの窮地、その窮地を救ったのは新しいガンダム。
刹那の叫び声を残して次週へ。
かなり面白いです。


いやー、OPから察して新しいガンダムの登場は予告されていましたが、早々に登場してきましたねー。
窮地に登場、ということでかっこつけすぎです(笑)。


そもそもこの合同演習が罠だと分かっていて突入したソレスタルビーイングですが、現場の実行部隊であるガンダムマイスターズは知らなかったかもしれないけれども、新ガンダム(第4世代?)の投入はこれもソレスタルビーイング上層部のシナリオの上なのか?というのも気になるところ。

新ガンダムの登場、またそのパイロット達の性格、目的意識、バックグラウンド如何で、ソレスタルビーイング上層部の真の目的というのも見えてくるかもしれないですね。
#第2クールラストあたりでその辺の目的が明らかになって次のシリーズへ、という引きだと面白いかも。


■物量耐久戦

固体として圧倒的戦力を持つガンダムを鹵獲するには、圧倒的物量で押しまくって、中身のパイロットを疲弊させるという作戦。
これまでヒットアンドアウェイで戦ってきたガンダムにとって、固体としては圧倒的に強くてもさすがに15時間連戦というのは精神力的にも限界。
しかも相手は常にフルチャージ状態。

最終的にガンダムマイスターズのそれぞれの因縁の相手が組みあがった形になったわけだけれども、

・ロックオン vs グラハム・エーカー
・アレルヤ  vs ソーマ・ピーリス
・ティエリア vs パトリック・コーラサワー
・刹那    vs アリー・アル・サーシェス

こんな感じでこの因縁は続いて行きそう。
#個人的には最後の最後にコーラサワーくんがティエリアを出会いがしらの偶然で倒してしまう、という展開希望(笑)。

それにしてもグラハム・エーカーは最高だなぁ。あの台詞回し。素晴らしいね。
#後何気に空中変形ってグラハムの得意技、というか他の人はあまり出来ないクラスの技だったのね。
#何気に凄い人らしい。

そして各々、耐久戦に敗れ、ほぼ鹵獲寸前状態へ。


■走馬灯


死ぬ?

死ぬのか?

この歪んだ世界の中で何にもなれぬまま

失い続けたまま朽ち果てるのか?




この「失い続けたまま」、というのが何気にぐっと来た感じ。
刹那はガンダムを手に入れた今でも喪失感を拭えず、未だにずっと「失い続けている」、過去の中で自分を失ってしまった、色んなものを失ってきた、その埋め合わせもできていない、そういう心境だということ。

死を意識した瞬間、そこに舞い降りたのはガンダム。

第1話の冒頭、少年兵だった(今もそういう意味では少年兵であり続けている)刹那の前に舞い降り、その命を救ったのもガンダム。

シンクロするイメージ。

刹那的には神の再臨。

絶叫する刹那。

そこで絶妙の引き。

うーん、面白いですね。

新ガンダムも非常に気になるところですが、個人的には、シンクロした神のイメージがぶち壊されることを希望しますね。

ここからはもう完全妄想というか、むしろ願望ですが、刹那は信仰上の神は居ないと悟ったけれども、それに代わるものとしてガンダムという存在、絶対的強さの中に現実の神を見ている、そこに再臨したガンダム、刹那的にはやはり神なのか、という感じを受けなくもない、というかむしろその思いを強めるかもしれない。

しかし、そのパイロットは?

と言う点で、刹那の神を粉々に打ち砕いて欲しいところです。

つまり僕個人としては新ガンダムのパイロットは、刹那の持つ神イメージを崩壊させるような性格の持ち主であって欲しい、という願望があるんですよね。
それはイコール、ソレスタルビーイングの理念を体現している、とアレハンドロ・コーナーに言わせるようなタイプの性格であってほしい(GN粒子の色も新ガンダムは赤黒い感じ=優しさを感じさせない、兵器的な感じがするよね)。
#現時点でソレスタルビーイング上層部的には、ガンダムは理念を体現しているのに、パイロットはそれに追いついていない、という理解。

そこで刹那は、神っていったいなんだ?くらいのアイデンティティーロスト状態を経験して、マリナさんと再会とかしつつ、失い続けた人生から、何かを獲得していく人生への転換期にする、刹那の「再生」というのが個人的な希望展開。

これまで上から目線(天上人)だったのが、翼が折れることによって、上を見上げる、だからこそ上昇していける、という展開があると嬉しい。

だから、次週登場するであろうガンダムのパイロット達の性格には結構注目という感じ。

かなり妄想は飛ぶけれども、もしそういう「再生」があるのならば、今まで平和的象徴で描かれてきた沙慈くんや、沈みまくっているヒロイン、マリナさんとの付き合い方が、今までと違うものになって、刹那に意味をもたらす(生を得る)、というのがあると良いな。
#どっちかって言うと、マリナさんは刹那とともに模索していくタイプなんだろうか?

と、かなり感想というよりは願望になってしまったわけですが(笑)、ここは一つ、面白い方向へ転んで頂きたいと思います。


■今週のスメラギさん

毎週憂いのある顔が素敵なスメラギさんですが、今回もおおよその展開を予想されていたわけで、ガンダムマイスターズの窮地というのも予想していたご様子。
そういう中で新ガンダムの投入、というところまで予想の範囲だったのか?というのは気になるところ。
#ナドレの存在自体も、実物に関しては実行部隊ではティエリア以外知らされていない感じもあった。

酒に逃避したり、皮肉を言ったりするスメラギさんですが、基本的にはモラリスト、良き大人として表現されてきているので、今回の作戦についてどう思っているのか、というのはちょっと知りたい。

というのも、そもそもこの作戦自体に罠だと分かっていて乗っかっていく理由付けの部分がかなり曖昧だっただけに(特にティエリアが強引だった)、ソレスタルビーイングとして別の目的があったんじゃないか、くらい思ってしまいます。

今回ソレスタルビーイングにはアレハンドロ・コーナー以外にも「監視者」と呼ばれる人たちがいるのが判明しました。
直感的にはこの他の「監視者」とアレハンドロ・コーナーは思っていることも含めて違うんじゃないか、とも思うんだけど・・・。
#今回も新ガンダムを投入する口実を作るためだった、とか。
#アレハンドロ・コーナーと言う存在は「監視者」も一枚岩ではない、ということなんじゃないか、とも思ったり。

もうスメラギさんの話じゃなくてアレハンドロさんの話になっている・・・。


■今週の絹江さん

今週の、ってほどじゃないんだけれども、はしゃぐ沙慈くんとルイスを見ながら、平和ですね、と呟く同僚に、それが普通で、むこう(1000機近いモビルスーツを投入するような状況)が異常なんだ、というのはハッとするところであり、世界というのは紛争に満ちている、という提言をこの作品はしつつも、平和で何が悪い、という至極真っ当なメッセージ。
このガンダムダブルオー制作スタッフが戦争という事象を取り上げつつも、それが日常になっているのはおかしい、という、このバトルがメインの回の中における短いメッセージを見た気がして、何かブレないものを感じました。
うん、良かった。

ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻



ごちそうさまでした

2008-01-19 00:35:18 | Weblog
韓国出張から帰ってきました。

今回のソウルを言い表すと、



超・寒かった


超・美味しかった


超・辛かった



です。


つか、食べ過ぎた。
とにかく辛いけど、美味しい。美味しいけど、辛いの連続攻撃に負けた。

あと、とにかく寒かった。
マフラー、手袋標準装備で行って正解。無かったら凍えてる。
通常気温がマイナスなんだもんなー。

日本帰ってきて、日本って暖かいと感じたの、初めてかも。


現地法人とのミーティングが終了して、フライトの時間まで少し余裕があったので、景福宮とか観に行ったんですが、そこで「両儀門」とか見て、(空の境界を観た後だけに)両儀!両儀!、と一人心の中ではしゃいでいたのはナイショ。

仕事以外では全く英語が通じない韓国。
それでも食事は体当たりで何とかなるもの。
見事に店員さんと仲良くなり、言葉通じないのに美味しい食事ができました。
これまで韓国人というと、ちょっと激しいイメージを持っていたのですが(カナダにいるときとか、同じクラスの韓国人が何かと勝負!を挑んでくる性格だったのが多分個人的に尾を引いているんだと思うんだけど)、今回のソウルはみんな親切だった。とても。

現地法人はかなりローカル化が進んでいて、9割が現地採用。
そこまで割り切った方が上手くいくケースが多いかも。
#ただ日本とのつながりが多少薄くてもOKなケースに限るけど。
#韓国はマーケットが横ばい、縮小傾向だし、日系企業もあまり進出していないので、これで多分問題なし。

英語と日本語が出来るスタッフがいて、若くて、非常に敷居の低い感じがあってよかったなぁ。
#ただ、儒教の国だから、若いメンバーだけだと何かと苦労するみたい。
#相手先が年上の人が多いと、年上絶対の国だから非常にストレスを感じるらしい。

あと、マッコリ(韓国のお酒、濁り酒、とても飲みやすい)が美味しくて、みんなでガブ飲みしてたら現地メンバーから、それは年齢が高めの人が飲むお酒です、と釘を刺されてしまった(笑)。
#普通は焼酎なんだって。

それでもマッコリずっと飲んじゃったけどね(美味しかった)。

何より時差が無いのが嬉しかったなぁ。

でもほんと寒かった。
オンドル(床暖房)が発達するのも分かるわ。

色々と発見の多かったソウル訪問でした。

ごちそうさまでした。
#って仕事は?

初めてなの

2008-01-16 01:30:52 | Weblog
明日から韓国出張です。

超・寒そう。

実は今回が初韓国。

でも本心では結構僕が行かなくてもいーんじゃね?くらいに思っていたりして(笑)。
#新メンバーの訓練のために行くようなものだからなぁ。

英語が母国語の国に出張で行くよりは、幾分気持ち的に楽ですけどね。
いやー、やっぱり正直言って、ファーストランゲージが英語の国は辛いんですよ。仕事で行くの。
その点、英語がセカンドランゲージの国は良いですよ。
だって、こっちも一生懸命しゃべるし、向こうも同じだし、何より聞いてくれるし、表現をお互い簡単にしようとする言外の努力が分かり合えるので良いです。
アイリッシュ訛りの英語とかマジで聞き取れない(たぶんロックオンの英語とか僕、無理、多分)。

またガンダムが始まる前くらいに帰ってくる予定です。