蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 感想

2007-09-27 00:07:29 | アニメ 感想
公開から約1ヶ月遅れで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観てきました。

仕事が終わってから渋谷アミュ-ズCQNで観てきたんですが、そろそろ普通に観られる頃だろう、なんて楽観視していたら、劇場はほぼ満席。
完全指定席だから&劇場スペースは小さいのでちゃんと座って割りと程よい距離で観ることができましたが、凄いね。
#渋谷アミュ-ズCQNはスペースは小さいけど2つの劇場で公開してるから、そう考えるとこの混雑は凄いね。

しかも、観客のほぼ半分くらいが女性だったんですよ。
年齢層的にはだいたい20代半ばくらいの人が多くて、やっぱり仕事が終わって見に来ました、みたいな人が多かったかな。
それにしても凄い女性率だったなぁ(僕の両隣も女性でした)。

年齢層については、何となく成る程なぁと僕個人的に思うところもありました。
多分80年生まれ前後を中心とした人が多いんじゃないか、と漠然と思っていたので、たまたま僕が観た回だけなのかもしれないけれど、そんな感じでした。
#そんな僕は70年代の生まれなんだけど(ぎゃー)。

エヴァンゲリオンが当時放送されていたとき、僕は丁度大学生で、アニメから多分最も遠ざかっていた時代(はガンダムSEEDが始まるまで続く)に放送されていました。
そんな遠ざかっていた僕でしたが、劇場版CMでミサトさんが「エヴァって何なの!?」と叫ぶシーンが気になって、ビデオをレンタルし始めて(し始めたらTVで連続再放送が始まっちゃった)、ついには劇場版まで観に行っちゃったんだよなー、と懐かしく思ったり。

そのとき思ったのは、エヴァが放送されたときに僕は大学生で良かった、と思ったんです。
もしこれが自分が高校生、ましてや中学生くらいだったら大変だったんじゃないか、なんて(笑)。
おかげで僕は当時大きくはまることもなく、無事?その後を過ごせたのですが(笑)、もし自分が高校生、中学生だったら、きっとかなり影響されたんじゃないか、と思いますよ。いや間違いなく。

だから(たまたまかもしれないけど)今日観に行って80年生まれ前後の人が多いなぁと感じたのは、年代的にやっぱり気になる世代だからだよな、なんて(まさに)勝手に納得していました(笑)。

* * *

さて、かなり前置きが長くなりましたが、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」これは良かったですねぇ。
個人的にはかなり良かったですよ。かなり満足。

たぶんかなり早いテンポで展開していったと思うんですが、エヴァを程よく忘れている自分には、どこをスキップしているかとか忘れちゃってるけど、ああ、そうだよ、こういうシーンだよ、とかこの台詞だよ、とか印象ポイントはブレてなくて、その辺をしっかり見せてくれてるなー、なんて思いながら観てました。

また、超・気合の入った見せ方。これが良かった。
後述しますけど、特にヤシマ作戦は凄かったね(ここはほんとに色んな意味で凄いよ)。
あれはぐいぐい引き込まれちゃったね。
あそこからラストシーンまでの演出はお見事!!
あのヤシマ作戦に凝縮されたテーマと演出、これは今回ほんとに凄いと思いました。
素晴らしいよね、あれは。
うん、満足です。

* * *

さて、本編についてですが、僕は確かにアスカが登場してから当時面白くなったなー、と思ったものですが、今考えてみると、エヴァでありヱヴァンゲリヲン新劇場版のテーマ部分はこのシンジが登場してくる&綾波レイが登場してくるところが一番濃いーのではないかな、と思ってるんですよ。

これは僕の持論なんですけれども、エヴァって物語のベースは寂しくて寂しくて、本当は他者を求めているのに、距離感や傷つくのを恐れて最後には拒絶してしまう、そういう物語だと思ってるんですね(僕の中ではあの最終回は拒絶だったようにも思っています)。

放送当時は覚えていなかったんですけど(笑)、リツコさんが言う「ヤマアラシのジレンマ」はまさにこれで、映画を観ながらそうそう、これだよこれ、ああ、そういえばTV版でも言ってたな、なんてようやく思い出す始末。

これは確か、庵野さんが奥さん(安野モヨコさん)のマンガ(監督不行届)のインタビューか何かだったと思うんだけど(ごめん正確に思い出せない)、エヴァを作った頃は、寂しくて寂しくてどうしようもない、そんな心境の中で作った、だから、今(結婚してるし)あれほどの心境になることはきっともう出来ない(もう作れない)と思う、みたいなことを仰ってたんで、それを読んだときに、エヴァのテーマみたいなのが自分なりに解釈できた感じだったんです。

だから、今この年になって改めてこのヱヴァンゲリヲン新劇場版を観るとやはり、そこにフォーカスして心情描写を組み立ててるというか、そこと綾波レイの魅力!!みたいなのの2大必殺技で攻めて来てるぞ!!みたいに思いましたね。
#もちろん超・迫力の雰囲気、作画なんかもあったんで正確には3大必殺技か。
#つか、綾波インパクトはやはり今観ても凄かった。あれはやっぱり凄いなぁ。

だから逆に、当時庵野さんが「我々は何を作ろうとしているのか?」と問いかけたことに対し、今、あの時とはまた違った心境で挑むヱヴァンゲリヲン新劇場版は「我々は再び、何を作ろうとしているのか?」となり、結婚もした庵野さんがどんな風に、もしくは元はどんな風に作りたかったのか、色々な意味でこの続きが気になってきますね。


今回のヤシマ作戦は色んな意味で僕は凄かったと思っていて、ヱヴァンゲリヲンはエヴァンゲリオンよりも前向きというか、寂しくて寂しくて仕方ない少年に対する温かさというか、前向きさというか、そういう絶望の中のわずかな光であり救いみたいなのが描かれていくような気がしているんですね。

その象徴がヤシマ作戦で、あの大胆なリメイクは個人的にはかなり心に響きましたね。

孤独な少年、寂しくて寂しくて、他者を欲しているのに拒絶して、という少年のもとへ、ミサトが、トウジがケンスケが、言葉を贈り、それが綾波が言う「皆との絆」になっていき(それがミクロ(個人)レベルで演出されて)、最後には日本中の電力(に例えた希望や願い)がシンジのもとに集まってくるというマクロレベルでの演出に繋がってるところは正直鳥肌が立ちましたよ。
ここの演出は本当にしびれましたね。

これはエヴァンゲリオンよりも、かなり前向きに、寂しさの中に沈みそうな中に、そうじゃないんだよ、というようなメッセージ性が垣間見えた気がしましたね。

そしてラストシーン。

「笑えばいいと思うよ」

ここに繋がってくるまでが素晴らしかったですねぇ。

うーん、かなり満足かも。
もう1回観ようかな。

* * *

ということで、この続きの「破」が楽しみでございます。
#ちなみに「序」「破」は「序破急」で三部構成の意味みたいですね。4つ目は何て名前にするんだろうね。

* * *

(余談)
エンドクレジットなんか観てると、自分が気になった人だけ目に入るんだけれども(笑)、今回の新作画の絵コンテは樋口さん(ガメラとかローレライの監督)と『交響詩篇エウレカセブン』の監督だった京田さんの二人でやってるじゃないですか。
おおー、納得、みたいな。

特に僕は京田さんの絵コンテを切ったときのエウレカセブンが大好きで、第4期のOPなんか本当に最高の出来だったと思っているくらい。
なんかこういうのは嬉しいですね。

後は攻殻機動隊の桜井さんが脚本で入っていたりと、自分が好きな人だけちゃんと目に留まる、みたいな(笑)。
そういえば『蒼穹のファフナー』のプロデューサーの大月さんは、エヴァンゲリオン(ともちろんヱヴァンゲリヲン新劇場版:序)のプロデューサーでもあるんだよなー、とか今頃思い出したりとか。

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版 綾波レイ プラグスーツver. (1/6スケールPVC塗装済み完成品)

天元突破 グレンラガン DVD第2巻 感想

2007-09-26 00:52:32 | グレンラガン
「天元突破グレンラガン」も残すところあと1話、最終回を残すのみとなりました。
もう今からどうなることかと、心臓バクバクです。

さて、そんなグレンラガンですが、最終回への気分を盛り上げるべく、そして、明日には届くDVD第3巻の前に、DVD第2巻のレビューを簡単にやっちゃいたいと思います。

つか、このタイミングで第3話を観たんだけれども、めっちゃ面白く、今思うとすっごい回であり、そして最終回前だからなのか、じーんと来るんですよね。

元突破グレンラガン2


このDVD第2巻は、第3話・第4話・第5話の全3話収録になっているんですが、中でも特別秀逸なエピソードが第3話「顔が2つたぁナマイキな!!」だと思うんですよね。

このグレンラガンの物語は、カミナとシモンが旅立つにあたり、この第3話までを用意して旅立たせているんですね。
だからこの第3話までは一気に観てしまうのが大正解であり、DVD1巻はむしろ3話構成にすべきだったんじゃないかと思えるほどです。

奇しくも僕の大好きな作品の一つである『交響詩篇エウレカセブン』も主人公レントンが月光号に乗り込んで生まれ故郷を旅立つのも3話丸まる使って描かれているわけで(あとヒロインが空から降ってくるあたりも同じ(笑))、この出だし、起承転結で言えば「起」にあたるここは凄く丁寧に、そして大迫力で描かれています。


永遠のライバルであるヴィラルの登場(ヴィラルの名前の由来こそライバルの文字りだし)、ヨーコのカミナへの想いのハジマリ、そして何より



バカ野郎!アレっつったら決まってんだろ!!

合体だ!!




の掛け声と共に、初めて「合体」して、「グレンラガン」となる、超・名場面が登場するわけです。

そんなバカなー!!と言ってしまいそうな合体。

でもそれがイイ!!

そしてその後炸裂する伝説のクロスカウンター(笑)。
#第8話で見せるカミナのシーンとかを考えると、これは狙ってやってるんだぜ。
#つか、このグレンラガン自体が「明日のジョー」を意識してるんだぜ。

超・苦戦しながらも、反則級の合体「グレンラガン」でヴィラルを退ける。
そして、4人は旅に出た。

ここから全てが始まった。

そう考えると何か最終回前だからか、えらくジーンとしちゃいます。

また第3話まではシリーズ構成の中島かずきさんが脚本を担当されているんですが、個人的にこの中島さんの脚本は群を抜いてるなぁ、なんて。
いや、ほんと面白いんですよ。メリハリが効いているというか、とにかく熱くて解放感があるというか。
まさにグレンラガン、という感じ。


この後、第4話「顔が多けりゃ偉いのか!?」では、黒の兄弟(妹)の初登場になるわけです。
まさかこのときのキタンが第25話「お前の遺志は受け取った!」までに成長するなんて。・゜・(ノД`)・゜・。

そして第5話「俺にはさっぱりわからねえ!」では、ロシウとギミー&ダリーの登場、と主要キャラがどんどん登場してくるんですよね。
まさか、このときのアダイ村の50人縛りが、7年後のロシウの執政にスケールアップしてその苦悩の選択を迫るとは、恐るべしグレンラガン!!と言わんばかりの展開が待ってるんですね。
この第5話を最初に観たときにはそんなことになるとは露知らず。
ゆえに、第3部に入ってからの展開には恐れ入りました!!という敬意を払っちゃうわけなんですよね。

つか、7年後にダリーがあんなに美しくなるとは!!
素晴らしきかな、螺旋成長力!!(いや、螺旋関係ないし)。

このとき「俺にはさっぱりわからねえ!」と言ったカミナの気持ちを、7年後のシモンが受け継いで戦っていくという、今考えるととんでもない緻密な伏線が用意されているものですよ。

グレンラガンは「夢と自由と挑戦」の物語。
グレンラガンは「男の成長」の物語。

それを支えているのは、大胆にして奇抜、繊細にして緻密なストーリーの構成と、やっぱり何より制作スタッフの熱い魂=ドリルなんだな、と思うわけです。

この物語ってそういう意味で凄く丁寧に作られていると思うんですよね。
だから多分僕はこのグレンラガンが大好きなんだろうな、と。
そんなことを最終回の前に思っちゃったり。

ということで、間に合えばDVD第3巻のレビューもやりたいと思います。

ちなみに、DVD2巻は初回限定でDVD1巻~4巻を収納できるDVD BOXが特典で付いてくるのですが、それはそれで嬉しいと思いながらも、それに入れるとヨーコのジャケットが見えなくなるなぁ…、とか小さいことを考えていました(笑)。
#ちなみに、このジャケットは開いた状態で飾っておくのがベスト(家族とかいなければ(笑))。


元突破グレンラガン3

多分明日にはうちに届いているはず。
カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。

天元突破 グレンラガン 第26話『いくぜ ダチ公』 感想

2007-09-24 02:36:05 | グレンラガン
熱い、熱いよ。

更に泣けるよ。・゜・(ノД`)・゜・。

そしてやっぱり熱い。


「量子論」を用いて一見難解なようにみせているけれども、それすらフェイク、というか、一貫したテーマを描くための材料に過ぎない。

存在の確定しない不安定な「未来」だからこそ、「たられば」に陥る危険性を伴う。

けれども、確定しない「未来」だからこそ、自分が選んで進んでいくことによって「今を確定させて行く」



自分の選んだ一つのことが

お前の宇宙の真実だ




これだ。


カミナが、そして大グレン団の散っていったメンバーがいたからこそ、「変わらない想い」を持っていた仲間がいて、その「遺志」を引き継いでいるからこそ、無限のループから脱出できた。

まさに最終回一歩前に相応しい、最高に熱い回でした。
最高だね、グレンラガン。


■確変決めて 大当たりってことよ!!

この「天元突破グレンラガン」も今回を入れて残すところあと2話。
今回改めてその面白さというか、凄さを見せてもらった気がします。

それはやっぱりこの作品に携わっている監督はじめ、制作の方々の熱意とドリル=魂によるところがすっごく大きいわけですけれども(作画とかもう何か振り切れっぱなしの凄さを見せ付けてくれているし)、僕個人としてはやはり脚本を担当されている中島さん、ほんとにこの人の書く本は面白いですね。
ぶっちゃけ中島さんが書く担当の回、群を抜いて面白いです。

今回もその台詞、というか「口上」、これにしびれっぱなし。

もう全部引用したいくらい(笑)。

それがAパートラストに「確変決めて 大当たりってことよ!!」って。
パチンコかよ!!

最高だ。


とにかく今回は出だしから音楽も最高にカッコよかったし、超・満足。
すっごい面白かったです。


■まだ見ぬ明日に怯えて 今を後悔したくねぇ

さて、そのお話の構成なんですが、Aパートでついに「スパイラル・ネメシス」の意味と、人類が持つ矛盾、その意味が明かされる、それを乗り越えて、更にBパートへ繋がって不確定な未来との戦い、というあっつい構成でした。

アンチスパイラルの存在理由としては、宇宙の存在をバランスさせるため、という彼らなりの持論を持って「不確定性を確定」させようとしていたんですね。
人類の進化の可能性が、宇宙をブラックホール化させる可能性を大きくはらんで、最終的には「無」に帰すことになる、かもしれない。

それもまた真実、なのかもしれない。

けれども、



しかし 真実はもう一つある


ニアがお前を待っているということだ




ロージェノム、良い事言った!!
あんた良いこと言ったよ、今!!



女も 宇宙も どっちも守る


まだ見ぬ明日に怯えて

今を後悔したくねぇ

それが俺たち 大グレン団だ!!




第1話からずっと変わらない、不変の魂にしてテーマ。

まさに男の成長物語には欠かせないという熱い言葉と魂、それをここで再確認。

視聴者的にも細かいことは置いておいて「うんうん、そうだよ、そうだよ」な展開ですよ。

でも、実はそれすらも、最後の試練への布石だった?


■自分の選んだ一つのことが お前の宇宙の真実だ


最初に一番の感想言っちゃうと、このBパート、最高でした。
熱い、泣ける、そしてやっぱり熱い。

もうこれで最終回への心の準備は出来ました!!と言わんばかりです。

思えばBパートの開始のカミナのアイキャッチから既に持っていかれた気がします。


おお、カミナのアイキャッチ

そして「毎日、毎日 掘ることが俺の仕事だ」で始まるのは第1話だ!


なんて思いながら、僕の持論である、こういう男の成長物語は(というか大きな伏線をはらむ物語は)必ず第1話に戻ってくる、つまり第1話はテーマの大きなヒントを、そして主人公たちが動き出す大きな理由を持っている、ということを考えていたんで、むしろこのタイミングで帰ってきて、既に感無量な感じでした。

そこで待っていたのは、アンチスパイラルからの強烈な攻撃。

Aパートラストで「まだ見ぬ明日に怯えて 今を後悔したくねぇ」と言わしめておきながら、そこでも尚展開される「if」の世界。

まだ試しますか!!と言わんばかりのこの構成に思わず舌を巻きましたよ。



ここでのポイントは、「量子論」的な概念を用いて、一見凄く難しいことを言っているように思えるところで、実はその演出自体がテーマをシンプルに浮かび上がらせるための演出になっているところなんですね。

これまでAパート含めて、難しい用語や概念がたくさん出てきたけど、このBパートのラストで視聴者として感じたシンプルな感想、感情


自分の選んだ一つのことが

お前の宇宙の真実だ



これを浮かび上がらせるためだったんですよね。
すげー。
すげー、面白い。


「量子論」的な概念を用いてそれをテーマにしてきた物語として『ノエイン もう一人の君へ』という作品があったのですが(個人的には超お勧め)、これもまた確定しない未来、不安定な未来に対して、他者という観測者を必要として、存在を、自分の道を確定させていくという物語でした。
この辺の考え方については最終話『ハジマリ』感想に結構真面目に書いちゃったんだけれども、この辺はグレンラガンのテーマとしてもドンピシャかもなー、と思ったりしましたね。


それにしてもここでカミナを持ってきますか。

上手い。

そしてありがとう。・゜・(ノД`)・゜・。

かっこ悪いカミナについては、武梨えりさんの「グレンラガン部屋」で耐性を作っておいたので大丈夫でしたが(笑)、やっぱりカミナはカッコよいなー。・゜・(ノД`)・゜・。



行け シモン

「もし」とか「たら」とか「れば」とか

そんな想いに惑わされんな

自分の選んだ一つのことが

お前の宇宙の真実だ




。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。



熱いよね。
最高だよね。

これが男の成長物語だよね。

直感で泣けるよね。

この直感で泣けるってのが大事なんだけれども、ここに至る過程をこの密度で、緻密に狙ってやってるからまた凄い。
凄いからまた泣ける、熱い、のなんという螺旋構造。


アンチスパイラルってのはね、不確定な未来や可能性を嫌って、というか、宇宙を安定させるという自分たちの大義のために無機質化した存在なんですよ(たぶん)。

そのアンチスパイラルが仕掛ける攻撃が、「不確定な未来」と「可能性」を延々と見せることで、無限ループに陥らせるという罠。

この対比構造がまた凄い面白いんだけれども、そんな中でグレン団のメンバーが出していく答えがまた泣ける。

「不確定な未来」だからこそ、逆に「今」を一生懸命に生きて、一つずつ「選択」して「確定」させていく。

自分の道を選んでいく。

「量子論」的概念の裏返しであり、また一つの真実。

自分で「選んだ」からこそ「確定」する「現在」。

「たられば」はそりゃ確かにあるだろうさ。
でも、それでも自分で決めていくことの大事さ、それに責任を持つこと、それが紛れもない「真実」でしょう?
みたいな。



行け シモン

「もし」とか「たら」とか「れば」とか

そんな想いに惑わされんな

自分の選んだ一つのことが

お前の宇宙の真実だ




そして無限ループからの脱出。
カッコいいよねぇ。


またそれがカミナという既に居なくなってしまった男だった、シモンの心の中にしっかりと根を下ろした男だったから、だからこそシモンの中では「不変」の存在だったんだよね。
その構図がまたすっごいイイなと思っちゃう。
それはまた散って行ったグレン団のメンバーも同じ。
みんなの「遺志」を受け取っているから。



あばよじゃねぇ

一緒だろ


行くぜ ダチ公





。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。



ここでヨーコのシーンも泣けるよね。
あのスイッチを消すシーン。
あそこはカミナを見送った「あの場所」だよね。・゜・(ノД`)・゜・。


さらにイイのは、ここにまた現実世界で耐えているニアも参加してくること。

「存在」を消されまいと頑張って頑張って、その想いがシモンの指輪へと募って、そこで登場するグレンラガン。
「存在」を「選択」したニアのもとに登場するグレンラガン。

そう、巨大化もない、ただのグレンラガン。

だからカッコいい。

好きな女の子を助けに行く。
その女の子も頑張っている。

最高じゃないか。
なら助けるしかないじゃないか。


ここでようやくOPのラストシーンで、シモンが宇宙を歩いている意味に気が付きました。

あの歩いているシーンは、いくつもの分かれ道があって、そこにはいろんな画面が散りばめられている。
あれってシモンを含めたみんなの「if」なんだよね。

それを銀河の渦に向って一つの道を「選択」して歩いている。

そのシモンの姿がこの物語のテーマの一つになってたんだねぇ。
ああ、今頃気が付いたよ。

あのシーン、ほんとカッコイイよね。


ああ、マジで最終回への心の準備は出来ました。
来週、超・ドキドキしながら待ってます。


■シモンに手は出させない!!


つか、ブータ!!

驚愕。

なんとういうブータ。


あの第1話のシモンの副官っぽい人、あれってブータ(人間化)だったんだ!!

また一つ銀河の謎が明かされた瞬間でした(笑)。


天元突破グレンラガン BEST SOUND(DVD付)

これが出るのをずっと待っていた!!
グレンラガンは音楽もかなり良いのでほんとに待ってました、という感じ。
今回も出だしから最後まで音楽最高!!グレンラガンは音楽も世界観の一つだよね。
それだけじゃなく、OP/ED、挿入歌だけじゃなく、キャラソンまで収録の大ボリューム。
僕は既に予約しました。

元突破グレンラガン3

今週のカミナを観ちゃったら、もう観るしかない!!
やっぱりカミナ、カッコイイよね。・゜・(ノД`)・゜・。
カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。

うそーん。・゜・(ノД`)・゜・。

2007-09-21 23:18:23 | Weblog
会議終了直後に遠くの方で僕の携帯が鳴っていたのですが、僕のじゃないふりしていた燕。です、こんにちは。
#だってマナーモードにするの忘れて着うたの『もってけ!セーラー服』がサビからガンガンかかってたんだもん。
#会議終了直後のガヤガヤでそんなに気にならなかったけど、あと5分早くなってたらどうなっていたことか(ドキドキ)。
#つか、ほんとダメ社会人だな、自分。


さて、そんなダメ社会人の燕。なんですが、そんな僕でも楽しみくらいはあってですね、そろそろかなーと思って待ってたんですよ。
ある単行本が発売されるの。

だって、2007年夏発売予定、とか前巻には宣伝されてるんですよ?
多少遅くなっても、9月とか10月くらいには発売されるかなー、と思って発売予定表とかも見てたんですが、載ってないんですよねー。

これ、ほんと面白くて、すっごい楽しみにしてたんです。ほんとに。


そしたら、ウルトラジャンプの表紙みて、目を疑った。


『皇国の守護者』完結!!


だって。




……嘘ぉーーーーー!!



『皇国の守護者』は、割りと最近読み始めたんだけど、超迫力&超緊張の面白さで、一発で大好きになっちゃったんだけど、第5巻どうなるのかなー、なんてホントに楽しみにしていただけに、受け入れがたい心境です。ううう。

5巻で終わる、というストーリーではないと思う&人気がないわけでもないと思うので、ほんとに?ほんとに?と何度も思っちゃったよ。

いや、ほんと残念でなりません。ううう。
つか、これは夢?
悪い夢なら覚めてぇー!!

……現実だ

……orz

。・゜・(ノД`)・゜・。



……という以上2点(もってけ!セーラー服と皇国の守護者完結)が、今週末の僕の心をドキドキさせた出来事でした。
#ダメ社会人ぶりを疲労、否、披露しすぎです。

もってけ!セーラーふく


皇国の守護者1

天元突破 グレンラガン 第25話『お前の遺志は受け取った!』 感想

2007-09-17 00:59:50 | グレンラガン
でもね、キタン

アンタがいたから大グレン団はここまで来れた

シモンが上から引っ張って

アンタが下から押し上げて

そうやってここまで来れた

私はそう思うよ


それも立派な男の仕事じゃない




。・゜・(ノД`)・゜・。



ヨーコの言葉が全てを物語る。

キタン、ありがとう。

そしてさようなら。・゜・(ノД`)・゜・。


■この俺様の魂だぁ!!


まるで死亡フラグってのはこうやって踏んでいくんだぜ?と言わんばかりのキタンの最期に、ありがとう、そしてさようなら(合掌)。

思えばキタンの初登場から考えて、ここまでのキャラ、そしてここまで華々しい最期を遂げるキャラになるとは(申し訳ないけど)思っていませんでした。

グレンラガンは男の成長の物語。

ならば成長するのはシモンだけじゃねーぜ、と言わんばかりに男の成長っぷりを見せ付けてくれました。

特に第3部に入ってからのキタンが時折見せるカッコよさはちょっと半端じゃなかった。

多分姪っ子が出来たところから死亡フラグを踏み始めたと思うけど、最後は踏めるだけのフラグを全て踏んでいってくれました。
これだけ踏んでくれるとむしろ気持ちいいくらいです。ありがとうキタン(間違った感謝の仕方)。


大グレン団を結成したのはカミナだったけれども、その初期メンバーの大多数を引き連れて登場したのはキタンでしたね。
キタンが居なかったらあれだけのメンバーが揃ったかどうかも分からず、チミルフに戦いを挑むのはもっと先になったかもしれない。

キタンはリーダーじゃなかったかもしれないけれど、ヨーコが言うように下から押し上げた、そういう存在だったんだよね。

そういうアニキがここにも一人いたっつーことですよ。



ヴァ~~~カか!!おめーは!!

どこに死ぬのが怖くない人間がいる?

でもなぁ 仕方ねーんだよ

これしか能がねーんだ

俺たちぁ好きでやってんだよ

怖えーから尚のこと 前に進むしかねーんだ


つまりあれだぁ あー 上手く言えねーなぁ


これだけは言っとくぞ

ジョーガンとバリンボーがお前たちを助けたのは


助けたかったからだ


だからお前たちが重荷に思うことはねぇ

分かったな?





本人的には上手く言えてないつもりですが、ギミー&ダリーや視聴者にはしっかり伝わってるわけですよ。



そして、


こいつはシモンの

大グレン団の

人間の

いや!

この俺様の魂だ!!

手前ごときに 食い尽くせるか!?

キングキタン ギガドリル ブゥレイクゥ!!




ここでまさかのキタンの螺旋力覚醒、そしてまさかの「キングキタン ギガドリル ブゥレイクゥ!!」


キタンが開放したのはアーク・グレンだけじゃなくて、その海に眠った(散った)過去の螺旋の戦士たちの魂までも開放して、そしてそれが超螺旋エネルギーとなって「超銀河グレンラガン」への変形へと導いたわけです。

「超銀河グレンラガン」はキタンと螺旋戦士たちの想いが詰まった最終形態、なんですね。

まるでコアドリルをキタンがブッ刺して発動したかのようなカッコよさでした。


しびれました。

ありがとう、キタン。・゜・(ノД`)・゜・。

カッコよかったっす。
#サントラ買ったら、このシーンの曲できっとキタンを思い出すなぁ……。・゜・(ノД`)・゜・。



■好きでやってるんでしょ 止められない


ああ、ヨーコ。
これは、次は自分の番だと覚悟しての台詞ですか?

ここで見せ場を譲るってことは、ニア救出の最後の最後あたりにヨーコの見せ場を持ってくるということですか?

ぎゃー、気になる。


■このチビブタモグラ 螺旋力の塊だ


これがDVD第1巻のオーディオコメンタリーで中島さんが言っていたブータの秘密か(笑)。
まさに「ブータ」=「タブー」的存在だ。

ブタモグラに代表される現在地球上で生存している動物たちの多くは、もともとは獣人だったもので、それが放置されて野生化したものだそうですよ。
しかも獣人と同じだから螺旋力を持ち得ることもなく、また生殖もしないから単体分裂して一定個体数を保持するという脅威のテクノロジー。

螺旋力を持たない、というのが獣人の大前提だから、このブータの存在がいかにイレギュラーか、というのが分かるってことか。

だからブータはいつまで経っても成長しなかった、ということなのかね?
ブータは既に獣人ではなくて、もっと別のものに進化したっちゅーことだね。

その発動因子が強い螺旋力を持ったものと一緒に過ごしてきたから、ということであれば、ヴィラルも最終的には発動したりすると良いなぁ、なんて。


さて、今回、改めてキタンから「ダンガンメン」という言葉が出ましたが、これもどうやら全てのガンメンに備わっている「ダンガンメンモード」という大気圏突入用の変形ギミックのことみたいね。

つまり今回、キングキタンが変形して突入をかましたわけですが、そのときのモードが「ダンガンメンモード」ということなんですね。
#もともとガンメンは大気圏突入用に設計されていた!!ということになるわけだ。
#しかもアダイ村で見つかったのは1000年以上前のもの、ということだから、アンチスパイラルとの戦いはそんな昔から行われていたということだ!!

この辺の設定については「施線幻視行(しせんげんしこう)」というグレンラガンの世界観を補足するコーナーがGAINAXのHPにあるので、是非とも参考にされたい。


■あと2回!!

全27話ということなので残すところあと2回。
ラストまで全く目が離せませんね。離せませんよ!!



天元突破グレンラガン BEST SOUND(DVD付)

これが出るのをずっと待っていた!!
グレンラガンは音楽もかなり良いのでほんとに待ってました、という感じ。
今回のキタン散華(泣)でかかっていた曲を聴いたらきっとキタンを思い出す。
それだけじゃなく、OP/ED、挿入歌だけじゃなく、キャラソンまで収録の大ボリューム。
僕は既に予約しました。

元突破グレンラガン3

第23話を見た後に絶対に観るべし!!
カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。

ヒロイック・エイジ 第21話「惑星コドモス」・第22話「死の契約」・第23話「四人」 感想

2007-09-14 23:39:25 | ヒロイックエイジ
取り溜めていた『ヒロイック・エイジ』をようやく観ることができました。
だいぶ感想の間も空いちゃったけど、いやー、ディアネイラとプロメの対話、これにはしびれました。
ここの対話のシーンは、これまで僕も自分の感想を積み上げてきただけに、個人的にかなりしびれるところがありましたよ。


* * *


ディアネイラとプロメという、鉄の種族と銀の種族による有史以来、初めての「対話」がなされ、それを興味深く見守る双方の陣営。
そして辿り付く結論。


黄金の種族が残した意思、否、遺志。


それはスターウェイをこの宇宙に張り巡らせ、生命が行き交い、宇宙を育てることにあった。


スターウェイとは、星と星が繋がりあって出来上がるものだけではなく、人と人、生命と生命が呼び合ってもまた生まれるものである。
#人にもまたスターウェイと同じ波動があり、それは微量過ぎて気が付くことがない、ということなんだね。

そのためには手段として、種族間の諍いも已む無し。

飽くなき欲求(鉄の種族)と、高みでの安定(銀の種族)。

この高次のバランスと、ディアネイラのような存在が生まれてくるとき、この宇宙の広がりを信じた、それが黄金の種族の遺志。




ドンピシャ。



ぐはぁ、しびれた。

長かったよぉ。ここまで。

恐らく最初にこの『ヒロイック・エイジ』のテーマ部分について、スターウェイをベースに書いたのは第7話「契約」の感想が初めてだったと思うけど、そのときは本当に考えが中々纏まらなくて、迷いながら書いた感想だったけれども、自分たちが輝いて惹かれあう、新しい宇宙の在り方、という直感を信じて良かった。

(引用)
直感的には、これまでの自分たちも星の一つであり、その存亡についてはあるがままで、それがまた星を創るという考え方(従来の宇宙の在り方)と、自分たちも星のように輝いていかないといけない、存在を示すことによって、逆に惹かれあう新しい星を創るという考え方(新しい宇宙の在り方)の2つなのか?などと考えたのですが、

(中略)

スターウェーっていうのは「星の道」で、星と星をつなぐ引力の道、という風に説明されています。

で、ディアネイラの精神感応力は、人の生命エネルギーの波動を感じ取るもので、この波動がスターウェーを形作る力と同質のものという設定なんですね。
#でも人の持つ波動はあまりに微力だから計測できない。

これってやっぱり、人の生命エネルギーもそうであるならば、星と星が惹かれあうように、人と人も惹かれあう。
そういう力、というか、そういうテーマなんだよね?




それから今に至るまで、その考えをベースに感想を積み上げてきたので、今回のディアネイラとプロメの「対話」から導かれた「仮説」にはしびれましたよ。
あと、個人的にはこの戦い自体がその「仮説」に辿り付くためのもの(つまりせめぎあいの末に生まれる新たな星の道という考え方)じゃないか?というのも予想通り。


うんうん。


ディアネイラとしては、もう一つ。
イオラオスを連れて行ったことですね。

精神構造の違う異性が近くにいるだけで精神に変調をきたしていたディアネイラがテレポート能力があるとはいえ、イオラオスを連れて飛ぶ、というのは彼女の精神の成長の現われとして描かれているんですよね。
銀の種族と対話し、受け入れる可能性があるならば、まず自分の種族を受け入れる、みたいな。
これは、徐々に描かれてきたことだったんですけど、地味に凄いことなんですよね。

うんうん。


あとはノドスの「契約」ですね。

これについては、未だ2つの考え方が作中での残されていて、一つは今回の「対話」から導かれるように、相互に理解しあうことによって互いに「矛盾」していた契約に「整合」が保たれるということ。
もう1つは互いに潰しあうことによってたった1つの契約にしてしまえば「整合」がとれる、という考え方。

今はロム・ロー(を代表とした銀の種族)の黄金の種族に対する逆恨みもあって、このバランスがどう転ぶか分からない、という緊張感が続きますね。

ユティが既に(というか最初からか?)救われるべき存在、になっている点からも答えは相互理解へと進んでいるけれども、黄金の種族の残した力が存在するか、しないか、というのが一つの焦点。

個人的には何も無くても良い気がしますけどね。
#作中、仮定ではあるけれども応えは示されたわけで、それこそ新しい種族の発見とかになるんでしょうか。

あとちょいですが、じっくりと観たいと思います。

ヒロイック・エイジ DVD3巻

1万年と2千年前から つるれらひ~♪

2007-09-13 00:14:00 | Weblog
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を(仕事終わってから)そろそろ観に行きたいなー、と思っている燕。です、こんにちは。

あの頃から10年経っていると考えると、改めて時間の経過って…と切なくなったりならなかったり。

* * *

映画化と言えば、『創聖のアクエリオン』も映画化されるんですよね(確か9月22日ロードショーですね)。

初めて映画化のCMを観たときは、ほんとにやるんかい!!くらいの勢いで思ったものです。

そう、アクエリオンと言えば「1万年と2千年前から愛してる~♪」ですよ。

あの曲聴くと「ああ、アクエリオンだなぁ」って感じになりますね。


でもですね。


最近、この映画化のCMを観るたびに心を奪われてしまうんですよね。


そう、やっぱりこの曲なんですが、このサビのフレーズがかかったときに



1万年と2千年前から愛してる~


つるれらひ~♪



と言ってしまう。


そう、もう心の中は「つるれらひ~♪」なのであります。



ニコニコ動画(RC)‐初音のアクエリオン



つか、もう心の中は「初音ミク」でいっぱいです。



初音ミク HATSUNE MIKU




いやー、ほんとこれ凄いわ(笑)。

思わず衝動買いしてしまいそうだ。
#つか、衝動買いした人にこんど聞いてみよう。

つるれらひ~♪

天元突破 グレンラガン 第24話『忘れるものか この一分一秒を』 感想

2007-09-11 01:48:29 | グレンラガン
大グレン団……、。・゜・(ノД`)・゜・。



いつかは来ると思っていたこういう展開。
きっとグレン団のメンバーは、こうやって仲間を守って、道を切り開いて散って行っちゃうんだろうなぁ、と。

それが今日だった。

。・゜・(ノД`)・゜・。

みんなカッコよかったっす。・゜・(ノД`)・゜・。



* * *


今回は本当に最終バトルへと突入して、その絶対的に、絶望的なバトルに挑んでいく、というための回だったんですが、もう2回目を見ることが辛い、くらいの切なさです。
いや、ほんと絶望的な戦いなんだけど、それでも仲間を守って、仲間のために道を切り開いていったメンバーに拍手&黙祷。


カミナという重要キャラが第8話にして散ってしまう、という凄まじい展開をド真面目にストレートにやっていくこの作品だから、いつかはこういうときが来ちゃうと思っていたんですよ。

でも実際来ちゃうと、これは切ないねぇ……。


たぶん一番切ない想いをしていたのは、きっとシモンに違いない。

自分の螺旋力を溜めるための時間を稼いでくれている仲間たちが、一人、また一人と散っていく。
助けに行きたい。
きっと一番助けに行きたいはず。

だけど今行くことは出来ない。

あと1分、あと1秒。

こんなに長く感じたことは無い。

だから、シモンが散っていった仲間たちに贈った言葉、それが



俺は忘れない

忘れるものか

この1分1秒を




なんですよね。・゜・(ノД`)・゜・。


シモン。


今回、シモンの顔がまた変わったんですよ。

そう、これは少年の成長物語じゃなくて、むしろ男の成長物語。

いっぱい辛いことはあるけれど、ニアを目指して頑張れシモン。

男の成長、みせてやれ。


* * *


今回は最終決戦へ向けたバトルシーンエンタメに特化した回だったので、多くを語るというターンではないんだけれども、それでも、今回散って行ったメンバーたちのガンメンは今回用にでっかくなっていたわけで、それだけでも制作サイドの気合っつーか、思い入れが伝わってきた感じがしますね。
#グラパールもスペースグラパールになって、でっかくなってたんだよね、たぶん。
#つか、アーク・グレンと同じ大きさだもんね。最初、縮尺狂ったのかと思ったよ(笑)。
#もしくはアーク・グレンが縮んだ。

超・クライマックスへ向けてあともう少し。

男の成長物語もクライマックスへ。

でも願わくば、男の成長物語であり、そしてボーイミーツガールでもあって欲しい。
シモンがニアちゃんに届きますように。

恋と気合で宇宙を変えるなら、きっとシモンの想いがフェイクを打ち破ってホンモノへと届くはず。


元突破グレンラガン2

初回生産限定版特典
メカデザイン・吉成曜描き下ろしDVDシリーズ前半収納BOX(1~4巻収納)
届いたよ!!
ジャケットのヨーコが素敵過ぎる!!

元突破グレンラガン3

第23話を見た後に絶対に観るべし!!
カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

グレンラガン の ナマエノハナシ

2007-09-04 01:00:03 | グレンラガン
『天元突破グレンラガン』のインターネットらじお『音泉突破グレンラガン』で、ダヤッカ役の中村大樹さんがゲストで来てる回を聞いていて、今頃って感じで思ったんですよね。

「ダヤッカ」=「オダヤカ(穏やか)」

から来てたんだね。
#ほんとに今頃気が付いた(笑)。

そしてすぐに思いついたのが、

「キタン」=「タンキ(短気)」

「リーロン」=「リロン(理論)」

かー、なるほどー。


とか、そう思い始めると止まらなくなって、あれこれ考えた。

まず、カミナとシモンだけど、

「カミナ」=「カミ(上)」 で 「シモン」=「シモ(下)」

だね。

で、

「ヨーコ」=「ヨコ(横)」

さらに、

「ロシウ」=「ウシロ(後)」

だ。

おお。

続けて、

「ギミーとダリー」 は 「ミギ(右)とヒダリ(左)」 だ。

今頃気付いたよ(笑)。


最初は村の名前でそうかなー、とは思ってたけど、方向で名前がついてるのが多かったんだねー。

「ジーハ村」は「ハジ(端)」だし、「リットナー村」は「トナリ(隣)」、「アダイ村」は「アイダ(間)」だもんね。

さらに変化を加えて、

「ニア」=「near」 で ココ爺は「ここ」って意味かなぁ?
#ニアの近くに居るって意味は、ある意味スッゴクいい名前だね。これはいいね。
#改めてそう思っちゃった。


翻って、今度はロージェノムサイドなんだけど、

螺旋=DNAの塩基配列とすると、

まずヴィラルの乗っていた「エンキ」なんかはここから来てるんじゃないかなーって思った。

すると、ジェノム=ゲノムで遺伝情報。

これは確か、第18話「聞かせてもらうぞこの世界の謎を」の感想でも思ったんだけど、螺旋力の説明があったときに、何故この物語がドリル=螺旋なのか?というのを聞いたときになるほど、と思ったんですよね。

そうするとね、螺旋王四天王って凄く興味深くて、

「チミルフ」 = 「Thymilph」

「アディーネ」 = 「Adine」

「シュトマンドラ」 = 「Cytomander」

「グァーム」 = 「Guame」

と書くんだけれども、これってそれぞれ英字の頭文字を取ると

「T」 = 「チミン」

「A」 = 「アデニン」

「C」 = 「シトシン」

「G」 = 「グアニン」

となって、主要な塩基になるわけだ。なるほど。
ほんとに今頃気が付いたよ。うへー。

ヴィラルについては、分からなかったんだけど、これは中島さんのインタビューだっけな?これによるとライバルのもじりだそうです。
これは分からなかったなぁ。でもその通り!!って感じ。

あと、ブータ。

この7年経っても大きくならないブタモグラは、DVDの第1巻のオーディオコメンタリーでも語られている通り、大きな秘密が隠されているらしいんですよね。

ブータをアナグラムすると、

「ブータ」 = 「タブー」

って、ちょっと捻りすぎたかな……?


でも、本編もあと数話で終わっちゃうんだよね。
毎週楽しみにしているので、何となく複雑な気分なんだけれども、でも、会社帰りにこんな痛い想像(笑)してしまうくらい、グレンラガン好きなんだなー、と思ったり思わなかったり。

本編第4部、超・楽しみです。

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第23話を見た後に絶対に観るべし!!
カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

天元突破 グレンラガン 第23話『行くぞ 最後の戦いだ』 感想

2007-09-02 23:43:13 | グレンラガン
恋と気合で宇宙を変えるんだぜ!!ってのを本気でやってしまうグレンラガン、でもそれがイイ。
つか、今週も最高に面白かった。
地下から始まった物語はついに宇宙にまでそのステージを上げてきちゃいました。すげー。


* * *

恋と気合で宇宙を変えるっちゅーのは、グレンラガンらしいぶっとび方で大好きなんだけれど、そんなぶっとんだ要旨に似合わないくらい?本編の内容は凄く丁寧に描かれていて、それを考えるとこのグレンラガンの面白さっていうのは、この分かり易すぎるくらいの熱さ、そしてそれを下支えする緻密さと丁寧さが合わさってカタルシスに結びつくところなんだよな~、と改めて認識した回でした。

つまりエンターテイメントに徹っして僕らが爽快感や感動を得る土台は、すごく丁寧に作られた思いがあるっちゅーことですよね。

いやー、ほんと良いわ。

* * *

■ロシウ、歯ァッ食いしばれ!!

前回が大グレン団再興までを描くクライマックスだったとしたら、今回はそのエピローグであり、第4部のプロローグであった、そういう位置づけの回でした。
#追記:感想書いたらいつも公式ブログに行くけど、そのままそう書いてあった。よし!

しかもこの回ってそれまでの禍根を清算して、しかも第3部の冒頭で示された伏線というか、この物語のテーマの一つであった「カミナが残したもの」に対するシモンからのアンサーの回になってるのよね。
この辺の物語の作り方に、なんというか個人的にはすっげー感じ入りながら観ちゃいました。



ロシウ、歯ァッ食いしばれ!!


目が覚めたか、ロシウ

俺も昔 こうやって殴られた


人はみんな、間違いを犯す

当たり前だ でもな

間違ったら誰かに ぶん殴られればいんだ



自分で自分を罰する必要なんかないんだ

そのときはやり直せない間違いだと思うかもしれない

それでも 足掻いて足掻いてジタバタすれば

少し前に進んでる



思いっきり殴られて

お前が信じるお前を信じろ



そう言われた


それは多分そういうことなんだ

俺はそう思っている



お前は俺には出来ないことをやろうとした

それで良いじゃないか


来いロシウ お前が必要だ





。・゜・(ノД`)・゜・。


アニキ、観てますか?
あんたの弟分はしっかりあんたの言葉を受け止めて、ここまで成長しましたよ。・゜・(ノД`)・゜・。

そう、このシーンはロシウとシモンの禍根を清算するだけじゃなく、第8話でカミナが自分の生命を賭けてシモンへ贈った熱い想いをフラッシュバックさせて、そしてこの第3部の冒頭で提示されたテーマ、カミナが残したものに対するアンサーになっているシーンなんですよね。

あの第8話でシモンはこの言葉を受けて大きな大きな偉業を成し遂げた、けれどもそれと引き換えにすっごく大きなものを失っちゃったんですよね。
そんなシモンの言葉だから僕ら視聴者としては余計にこの言葉が響いちゃうんだよなぁ。

さらに細かく言うと、シモンはロシウに対して「間違ったら誰かにぶん殴られればいんだ」と言うじゃないですか。
これは「一人」で何でもやろうとするんじゃなくて、お前には「仲間」がいるじゃないか、と言ってるんですよね。

これは奇しくも、アダイ村に旅立つ直前にキノンにロシウが送ったメールそのものなんだよね。
このときロシウは答えは分かっていたけれども、自分がしようとしたことの重さに耐えかねて、自分で自分を罰しようとしていたわけで、そこに「仲間」であるシモンが、あの時のカミナのポジションで現われて、カミナが残したものを伝える。

ここでようやくシモンはカミナと肩を並べるってわけですよ。

ぐはぁ。

少年の成長物語で一番面白いことの一つに、かならず父もしくはアニキを超えていく瞬間ってのが出るんですけど、今回は地味にそれでいて熱くやっちゃってるわけで、あのパンチの瞬間はなんつーかすげー色んなことがフラッシュバックして、涙が出ちゃったよ。・゜・(ノД`)・゜・。


■恋と気合だ やってやろうじゃねえか

恋と気合だー、というのはほんとグレンラガンらしくで大好き(笑)なんだけれども、何気にこれがあるからこそ人が頑張っちゃうんだよね。
簡単に言ってるけど真理だぜ、これ(笑)。

今回がエピローグとプロローグというのは前述したとおりなんだけれども、芸が細かいなー、と思うのが「恋と気合」の部分。

これはアンチスパイラルとの戦いと、ニアを救うという大きな目標にかかっているわけだけれども、実は今回はそのプロローグにもなっていて、本編的にはエピローグなんだけれども、それを予感させるプロローグにもなってるという構図が面白いわけです。上手いよね。

ロシウを想うキノンの気持ち=恋、そしてロシウを想うシモンの気持ち=気合、が次元を断裂するワープという第4部へ繋がるキーテクノロジーを与える、こういう構成ってほんとシンプルだけど、上手いなぁって、ほんと色々感心&感動しちゃいました。

ロシウとキノンの恋と、それにまつわるこれまでの禍根の清算も相まって、非常に爽やかな気持ちになれました。


で、本命の恋のほうだ(笑)。


シモンがニアに贈った指輪の伏線は前回が大本命の回収だったんだけど、実はまだあったんだ!!という、観てるこっちが嬉しくなるような使われ方でした。

量子論をちゃんと勉強したことがないのでなんともいえないけど(笑)、量子論では存在というのは観測されることによってその存在が確定する、というか安定するというか、そういう微妙なものっちゅーのは『ノエイン もうひとりの君へ』とかでもやっていたテーマでしたね(これは個人的には大好きな作品でした)。
#そっちでは独りよがりではなく、観測者=ちゃんと自分を見てくれる誰かの存在が必要なんだよ、というテーマがあって、それはそれで面白かったんだよね。

つまり、観てないものはあるかどうかも分からないし、無いかどうかもわからない、でも観てることによってそれがそこにある、ということは分かる、という感じかな。
#激しく哲学的だけど乱暴に言うとこんな感じ。

だから、今回ニアに贈った指輪、これは存在が(前回ニアにとっても)認識されたわけで、そこに座標が固定できるということだね、多分。

でもね、でもね、それってシモンとニアの恋が見えない糸で二人は遠く離れても繋がってるよ、みたいな王道ボーイミーツガールを行ってるところにつながっちゃって、恋と気合になるわけだ。
#個人的はそれが嬉しいわ。

ほんと、丁寧なつくりだよね。
嬉しくなっちゃうね。


■超銀河ダイグレン 発進だ!!

うおー、みんなの新コスに燃える!!

特にシモン!!

あの第1話のコスが今ここに!!
カッコいいぜ。
つか、更にカッコよくなったなぁ。
#あのゴーグルをまたしてるところもポイント。


つか、


ヨーコ!!


また、すっごいの持ってきた。

ビックリした(笑)。
#キタンの動きに12話の水着回に続けてシンクロだ(笑)。


さすがです、参りました。
#あとはダリーにも新コスプリーズ。

ダリーと言えばブータ。
#いや、声優さんが伊藤静さんなので(って強引な)。

7年経っても大きくならないブータには隠された秘密があるらしいので、それも残り少ない話数の中できっと解明されるはず。

さあ、


行くぞ、最後の戦いだ


です。
#音楽最高!!
#グレンラガンの音楽はいっつも素晴らしいなぁ。

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