蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH アニメ化決定

2010-01-11 01:18:07 | 蒼穹のファフナー
昨年の12月24日にサプライズのように時限式で情報が流れた『蒼穹のファフナー』の新作『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の公式HPがついにオープンいたしましたね。

どうも2年後の話っぽいのですが、2年後と聞くと確か冲方さんが何かのインタビューで「その後もまだ戦いは続いていて、一騎なんかは後輩から責められるんですよ、俺たちならあんなに仲間を死なせやしない、みたいに」と語っていたのを思い出すのですが、残念ながらソースを忘却の彼方に置いてきてしまって・・・。
#うーん、メモリアルファンブックだったかなぁ?

個人的に一番気になったのは「夕日」&「赤」。

ファフナーと言えば、蒼穹作戦の名前のごとく(いやタイトルだろう)蒼穹=澄み切った空=蒼が特徴的だし、RIGHT OF LEFTのときはマリンスノー=海で、やはりこれも蒼だったんですよ。

特にRIGHT OF LEFTの時には公式HPで最初からマリンスノーとラストシーンをリンクさせる演出をさせていたことを考えると、どうしても今回のHEAVEN AND EARTHにも色の演出というのが絡んでいるんじゃないか?なんて妄想しちゃいますね。
あのマリンスノーは反則だった(涙)。

#あと、その後に出るTOPページは特定ファン層狙い撃ちなんですか(笑)。


それにしても、劇場版マルドゥック・スクランブルの製作が決定したり、ファフナー新作やっちゃったり、噂じゃあマルドゥック(スクランブルとヴェロシティも含めて)続編があると思うし、テスタメント・シュピーゲルも同時に書いてるし、『天地明察』も出したばかりで、一体どれだけ仕事してるんでしょうかね。
まじで体力的に心配しますよ。冲方さん。

つか、電車の中で『天地明察』のクライマックス読んでたら、不覚にも泣いてしまいました・・・。

もう1回通して読んで、感想書きますね。

冲方さんはまじで凄いわ。

見逃した・・・?

2009-12-25 00:56:54 | 蒼穹のファフナー
どうやら2010年は『蒼穹のファフナー』で動きがあるっぽい・・・です。


どうも公式サイトは12月24日限定だったのか、『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の告知があったっぽいのね。

どうやらとか、どうも、とかっぽいという表現なのは、



・・・見逃したから。



。・゜・(ノД`)・゜・。



丁度今、冲方丁さんの『テスタメント・シュピーゲル』を3回繰り返して読んでいるところ&冲方丁さんと言えば『マルドゥック・スクランブル』をもう何十回目かというくらいで同時に再読中で、冲方丁熱が個人的に沸騰中だったところにタイムリーなネタが飛び込んできたものです。

年末といえば、ファフナーが丁度終わった頃を思い出すし、もっと言うと『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』も年末に放送していたことを思い出します。

思い出しただけで泣けます。

『RIGHT OF LEFT』で僚が(フェストゥムに対して)残した言葉


それって命になるってことだろ?


という言葉に何となくつながってるんじゃないかな、と思うメッセージもあったっぽいので、どのような展開になるのか?非常に楽しみですね。

新プロジェクトの続報が待ち遠しいです。


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 感想


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT
超・感動の1本。TV版のファフナーを観た人は必見です。
これほど完成度の高い作品はそうそうお目にかかれません。文句なしにお勧めです。
Blu-ray版が出たら買いなおしてしまうなぁ。



蒼穹のファフナー DVD-BOX【初回限定生産版】
僕は全部初回限定でDVDを購入していたのでBOXは見送ったのですが、BOXは罪だなと心底思います。だって欲しいもの。




去り行く者の権利

2006-04-07 00:15:48 | 蒼穹のファフナー
。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。



……すみません、「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」のDVD、開始5分で泣いてしまいました。

あー、これ、ほんと素晴らしいです。
文句のつけようがありません。

蒼穹のファフナーの本編をご覧になり、ファフナーを気に入られた方がいて、まだこの「RIGHT OF LEFT」をご覧になっていない方がいらっしゃるならば、私、これをご覧になることを心からお勧め致します。

これは僕が昨年見た中で最も感動した、最も美しい物語。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 感想


いかん、いかん、交響詩篇エウレカセブンの余韻に浸っているときに、追い討ちをかけるようにこの「RIGHT OF LEFT」です。
もう、涙が枯れ果てそうそうです。・゜・(ノД`)・゜・。

それにしても、年末にTVで観たときから美しい映像だな~と、ほとほと感心していたのですが、これがDVDになるとまたさらに美しい。

交響詩篇エウレカセブンもそうなんですが、作画が美しい作品ほど、DVDになったときにその感動が増すということに改めて気が付きます。

蒼穹のファフナーに関して言えば、本編のDVDを購入した方は今回はスペシャル版を購入することをお勧めしますよ。
未公開映像なんかも収録されていますが、バインダーに収納できる形のライナーノーツは本編のDVD最終巻を購入した人向けですからね。

あと個人的にお勧めなのが、この「RIGHT OF LEFT」はサントラも凄くイイのです。
つか、「RIGHT OF LEFT」をご覧になった方はその音楽の美しさをご理解頂いているのではないかと思うのですが、ファフナーのサントラに外れ無し。
セットでお勧めですよ。
交響詩篇エウレカセブンのサントラといい、蒼穹のファフナーのサントラといい、昨年から今年にかけて個人的にサントラの当たり年だと実感です。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT オリジナルサウンドトラック
超・感動の「RIGHT OF LEFT」。これの劇伴も最高に美しいです。正直泣けます。DVDとセットでお勧めです。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT
昨年の最高の1本。超・感動の1本。TV版のファフナーを観た人は必見です。
これほど完成度の高い作品はそうそうお目にかかれません。文句なしにお勧めです。



蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT オリジナルサウンドトラック

2006-03-10 00:59:26 | 蒼穹のファフナー
身動きが取れないほど忙しくなってしまっているのですが、どうしてもこれだけは書きたかったのです。


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFTのサントラはイイ。
これは凄くイイです。


ファフナーのサントラはもともと僕は大好きで、あのオーケストラに乗せて展開される物語とばっちりマッチしてましたね。

そして去年の年末、蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFTの開始5秒で心をわしづかみにされました。

感動的に美しい作画、そしてそれにマッチする音楽。そして総士のモノローグ……、


滅ぼすか 滅ぼされるか
互いに歩み寄る余地など まだ どこにもなかった



この開始わずかの時間でがっちりやられました。

そう、そしてそのとき流れる音楽こそが、このサントラの第1曲目「プロローグ」。
まさにRIGHT OF LEFTの幕開けに相応しい曲でした。

そして2曲目「竜宮島」へ。
これがまたイイ。
この「プロローグ」と「竜宮島」の主旋律がこのサントラのベースになっているのですが、とにかくあの「RIGHT OF LEFT」が公開される、と決まったときから流れていたあの曲、あの曲をベースとしている(逆かもしれないけれど)のが「竜宮島」。

そして作中でかかった感動的な曲をはじめ、ラスト付近ではあの美しいシーン「マリンスノー」へ。
あんなに美しいシーンがあっただろうか?と思うほど、あのマリンスノーのシーンは良かった。
そしてまた音楽も良かったのです。

脚本・作画・音楽と物凄く高いレベルで放送してくれた蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」。
まだまだ僕の心を掴んで離してくれないみたいです。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 感想

うおし、これで年度末乗り切るぞ。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT オリジナルサウンドトラック

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT

蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT DVD発売決定

2006-02-21 01:31:22 | 蒼穹のファフナー
一昨年末のことですが、近年こんなに泣いた作品って無いなとつくづく思ったのが「蒼穹のファフナー」。
DVDはもちろん全巻買いました。しかも初回特典で買い直しました。

昨年末のことですが、近年「蒼穹のファフナー」以上に泣いた作品って1つしかないな、と改めて思いました。

「蒼穹のファフナー」を越えるのはやっぱり「蒼穹のファフナー」でした。

そう、それは「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」。

こんなにクオリティーが高くて、こんなに泣けた作品はちょっと思いつかない。
#もちろん管理人は大のファフナー好きであるからなんだけれども。

そしてそんな「RIGHT OF LEFT」について、忘れた頃にやってくる竜宮島回覧板の更新

来た。
やっと来たね。
そしてアマゾンでもやっと画像が。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT


そう、あの年末の感動もまだ記憶に新しい「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」がDVDで発売です。
通常版もあります。

もちろん既に予約してますが。
そしてもちろんスペシャル版ですが。
ええ、そこに迷いなど微塵も無く。

TVシリーズのファフナーをご覧になって(そしてファフナー好きになった方)、この「RIGHT OF LEFT」を未見の方がいらっしゃいましたら、私、全力を挙げてこちらも観ることをお勧めしております。
これは文句無く傑作ですよ。
開始5分でスタッフの気合が伝わってきて、ラスト5分では号泣必至です。
つか、ラスト5分と言わず、後半はずっと泣いてました、自分。

交響詩篇エウレカセブンがこのブログの体とするならば、蒼穹のファフナーはこのブログの心。
やっぱりファフナー最高です。

その中でもこの「RIGHT OF LEFT」は素晴らしい出来だったと思います。
つか、今思い出しても色々泣けます。

そんな号泣していた感想記事(笑)はこちら。


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 感想


あなたがそばにいてくれたから

。・゜・(ノД`)・゜・。

いかん、いかん、涙でキーボードが見えないや。
#また思い出したらしい。

■サントラもお勧めなのです
あと、この「RIGHT OF LEFT」は音楽もまた素晴らしくて、いや、もともとファフナーの音楽ってオーケストラですっごく良いんですが、この「RIGHT OF LEFT」も本当に良かったんですよ。
だから実はあの放送が終わってすぐくらいにサントラの予約も入れちゃってたんですね。ふふふ。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT オリジナルサウンドトラック

まだ画像が公開されていないようなのが非常に残念ですが、あの開始5分でかかった音楽もきっと収録されていると思うんですが、未公開曲も収録されているようなので、こちらもお勧めですね。

僕は仕事中に音楽を聴くときはファフナーかエウレカのサントラを聴いてるんですが、これは両方ともとても良いサントラですよ。
エウレカセブンはサントラ2も発売が決定したみたいなんで、こちらも画像が付いたらまた記事にしたいと思います。
#エウレカのサントラ1のジャケも良かったなぁ~。

ああ、久しぶりにファフナーの記事書いたら、それだけで嬉しくなってしまった(笑)。

蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT 感想

2005-12-30 23:37:15 | 蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」を観終えて、自分がいかに蒼穹のファフナーが好きで、そしてこれからもきっと好きであるということを実感しました。
またしても泣いてしまったし、また作中何度泣いたかも分かりません。

でも、観終わった後に、それは悲しくて悲しくて泣いたのではなく、これからこの物語が受け継がれていく、そういう嬉しさの涙だったんじゃないかな、とも思えるのです。

将陵僚と生駒祐未の最期のシーン。
あのマリンスノー。

そう、この蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」の公式発表がなされた日からずっと追いかけて来た人には、一番最初の予告がマリンスノーが舞い降り、そのピアノとヴィオラの音楽の中に、


「そのときあなたがいれくれたから」


の文字が流れていることをご存知のはず。

あのマリンスノー、そしてあの台詞、それは最初から公示されていて、そして最期にそこに帰ってきたんだ。

。・゜・(ノД`)・゜・。

あのシーン、悲しいのに悲しくない。
泣いているのに悲しくない。

こんなに美しいシーンは……無い。

そう、あのマリンスノーは将陵僚が語ったように、死に場所じゃなくて、生きるための場所を獲得しようと最期まで懸命に足掻いた二人、そしてこの「PLAN L」に関わった全ての人に対する祝福なんだ、本当にそう思えます。

本当に良かった。
本当に良かったです「RIGHT OF LEFT」。

SF的な描写によってその物語を盛り上げるんだけれども、本当に言いたいこと、伝えたいこと、僕らが感動するところは、そこまでのSFという要素を全て剥ぎ取った部分に、人の心の有り様の部分に、命の部分に訴えかけてくる、これが冲方丁さんの脚本だと、改めて実感しました。

そして改めて実感するのは、僕はこの蒼穹のファフナーが大好きで、きっとこの先も大好きだということです。

しばらくこの余韻に浸りたいと思いつつも、以下少しだけ各所の感想を。
#放送がまだの地域の方は十分ご注意ください。激しくネタばれしてます。

■オープニングの気合、CGと音楽
このオープニングのCGや音楽もめっちゃ気合入ってて、制作スタッフがこの作品にかけた意気込みが最初の1分で伝わってきましたよ。
ほんと、今回は(も)CGの出来も素晴らしくて、物語中盤でファフナー・ティターンモデルが登場してくるあたりとか、奮えましたね。
音楽についてはもう全く言うことありません。
手放しで素晴らしい、それしか言い様が無いんだもん。

オープニングからほんと良かったです。

■まだどこにもなかった


滅ぼすか 滅ぼされるか
互いに歩み寄る余地など まだ どこにもなかった



オープニングの総士によるモノローグ。
この「まだ」という言葉が既にここまで蒼穹のファフナーを観てきた人にはぐっとくる言葉になってしまうんじゃないでしょうか。

上述した部分でSF的要素を剥ぎ取った部分で感動してしまう、と書きましたがやはりファフナーでは「対話」や自分が「ここにいる」ことについて突き詰めて、そこに珠玉の感動ストーリーが次々と生まれていきました。

このモノローグがあの大感動の第24話につながっていくかと思うと、既に冒頭で僕の涙腺はかなり刺激されていたことになりますね。
あの第24話は本当に素晴らしくて、そこまで完全に手詰まりだった状況に「対話」によって、理解しようとすることによって物語が激変するところでしたね。
今思い出しても、あそこはベストエピソードに近いです(いかん、いかん、思い出したらまた涙が…)。
参考:第24話感想 -追記- ~土と理解と親子の絆~

■絶望から希望へ
「RIGHT OF LEFT」の物語、それはこれから続いていく一騎や総士たちの物語をぎゅっと凝縮した物語であり、またその「PLAN L」に携わったメンバー全ての思いが将陵僚と生駒祐未に凝縮されていた、そういう物語でもあったと思います。

絶望しながらも、希望を捨てない。
これは僚と祐未の人物設定で既に語られていた言葉になっていますが、この1時間という短い物語の中で何故そういう設定なのか、何故そうなのか、というのが良く分かります。

一見、僚にしても非常にポジティブに見えますが、彼はやはり持病から死の恐怖を常に味わっていて、居場所を作ってくれた皆に恩返しが出来るのなら死んでも構わない、そんな風に思っていて、祐未にそれを指摘されるまでは彼にはやはり希望は持てていなかったんですよね。

祐未にしても、父親の死について贖罪の念を持って志願していたり、希望を見出すというよりは義務感、使命感に近い、どちらも悲壮な思いでいたと思うんですよね。
しかも自分の父が立案した計画は本当に皆が生き残れるのか、そんな絶望的な不安すら抱えていたのかもしれません。

そんな状況から僚は祐未の一言で、祐未は僚の一言で、互いに立ち直っていく、そして互いに支えあっていく、このプロセスが本当に良くって、またそれが切なくて、この絶望から希望へと転換して、絶望しながらも希望を捨てない、そして二人で最期を迎えていく、その最期の瞬間までずっと目を離すことが出来ませんでした。


私、分かってたの
(僚が)ずっといなくなろうとしていた

あなたに父さんと同じものを感じた
あなたにだけはそうして欲しくなかった



ここでの祐未の涙が中盤のクライマックス
これまでのわだかまり、いろんなものを越えて祐未が素直になる瞬間、この瞬間支えあう二人の心が見えた、そんな気持ちになりましたよ。

そして、

やっぱり凄いな お前の父さん
欲しかったのは 生きる場所だ
死に場所なんかじゃない
絶対に


ここがそのアンサー。
いなくなるんじゃないかと心配した祐未への、僚が出した明確なアンサー。
そしてそれは自分自身にも出したアンサーであり、祐未の父親までも救うアンサーでもあったわけで、祐未も僚も、互いに心の中で支えあった瞬間でもあったんですよ。
もうこの時点でかなり涙腺も決壊していたし、これからどんなに辛い展開になっても、観て行ける、最後まで観て行けると思った瞬間でしたね。

■そしてマリンスノーへ

僚 ありがとう 止めてくれて

なあ、祐未

何?

好きだ
いや、好きだった
たぶん、ずっと前から


私 あなたが好きかどうか分からない
そういうの いつの間にか通り越してた



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


そっか

あたしたちがこうしたこと
島の皆に伝わるよね?


ああ

父さん 褒めてくれるかな

雪?
海の底に?


マリンスノー……!!
皆がおれたちを褒めてくれてるんだよ


僚……
今そばにいてくれるのがあたなたで良かった
すごくそう思うの


そっか

これって好きってことなのかな?
でも何か もっとそれ以上のものを感じる

あなたがそばにいてくれたから
私……



。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。


何ていう美しくて切ないシーン、もう語る言葉も無し。
降りしきるマリンスノー。
交わされる二人の言葉。

こんなに美しいシーンは見たことがありません。
こんなに切ないシーンは見たことがありません。

そう、このシーンは一番最初にこの蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」の公式HPがオープンした4月に既に公開されていたものだったんです。

降りしきるマリンスノーの中、ピアノとヴィオラで奏でる音楽の中


あなたがそばにいてくれたから


このメッセージが流れていたんです。

そうか、ここに、このシーン、この情景、この台詞、この雰囲気を持ってきたのか、と思うと、これまで放送公開をずっと待っていた心にこれ以上なく響きました。
冲方丁さん、最高です。・゜・(ノД`)・゜・。

このシーンは悲しいけれど悲しくない。
切な過ぎるけれど、悲壮感はない。
やっぱりこのシーンのマリンスノーは、最期の瞬間まで死ぬ場所じゃなくて、生きるための場所を探して足掻いた二人への祝福であると思いたいし、また、最期の最期に、誰かが生き残る場所を残すために自分たちが生きた証を残した二人への祝福であったと思いたい。

自分たちが生きた証を、残された者に覚えておいてもらう権利。

「RIGHT OF LEFT」

それは去り行くものの権利。

。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。

■それって命になるってことだろ?

僚がフェストゥムに対して残した言葉、

それって命になるってことだろ?

ここでまた号泣。
ここがオープニングで総士が、

滅ぼすか 滅ぼされるか
互いに歩み寄る余地など まだ どこにもなかった


と言っている部分の「まだ」に対応しているところなんですよね。
ここから始まったと言ってもいい、この戦いがあったから、たった半年の時間稼ぎだったのかもしれないけれど、その半年があったから、「命」を持ったフェストゥムと対話できるところまで昇華する時間ができたのかもしれない。

この一言、ここから始まったんだと思うと、これから始まっていくファフナー本編の物語へしっかりと受け継がれていて、更に泣けてきました。
もうここは完全にボーナストラック的にぐっときました。

ここからエピローグにつながり、エンディングで「Peace of mind」がかかる頃には完全に号泣。
PUKUが命を引き取るところはもう反則。・゜・(ノД`)・゜・。
あれで僕に涙を我慢しろと言うほうが無理。

ああ、泣くんだろうなと思って観たんですよ。
きっと泣かされるんだろうなと思って。

もう期待通り、いや、期待以上の出来、そして切なくも美しいストーリーに泣く以外の何ができるんでしょうか。
ほんとに素晴らしい出来でした。
冲方さん、そして制作スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

■蔵前果林は視聴者の代弁者

今回の陰のヒロインはやっぱり蔵前だったと思うんですよね。
本編では第1話で殆ど出番らしき出番も与えられないまま散ってしまう蔵前ですが、小説版で既に詳細なフォローが入っていて、今回僕の中ではかなり注目でした。

今回の蔵前はやっぱり視聴者視点だった、視聴者の代弁者、そういうポジションだったんじゃないかと思うんですよ。

「PLAN L」のメンバーが戦っている最中の島の平和を語るシーン。
極めつけは僚と祐未を助けに行くと絶叫するシーン。
そしてPUKUの最期を看取るシーン。

決して主役という扱いではなかったけれど、彼女が今回受け持ったポジションってやっぱり作中意義としてはすごく重要で、そんな蔵前にスポットが当たったことがこの上なく嬉しいですね。
小説版だけだとまた切ないんですが、今回のとセットで蔵前を考えることで、とてもすっきりとした気分になれました。
やっぱり冲方さんはキャラを凄く大事にされてるな、と実感しますね。

「Peace of mind」

期待を裏切らず、エンディングで流れる「Peace of mind」
涙で画面が見えませんでした。

蒼穹のファフナー「RIGHT OF LEFT」という作品を考えるときに、この歌詞とフレーズの持つ意味は物凄く大きいです。
あんなに切ない物語なのに、この「Peace of mind」を聞くことで、とても優しい気持ちでこの物語を見終えることができました。

例えば、

いつか夢のように 覚めてゆくのかな

忘れないよこの瞬間を ずっと離さないでね

目を閉じて 願い事ひとつ


のフレーズは、あのマリンスノーの中での会話そのものだったりするんですよ。

そしてマリンスノーのシーンと言えば、

静けさにふと窓の外 雪が舞い降りている

真白に染まる世界で あなたの音に寄り添う


ここはまさにあのシーンそのものなんですよ。・゜・(ノД`)・゜・。
そしてここから続くサビの部分はもう皆さんご存知のフレーズだと思いますが、またそれが泣けて泣けて。

けれどもそれが泣けるだけじゃなくて、僚と祐未を祝福する歌に僕は聞こえてしまうんで、またここで優しい気持ちになれるというか、観終わった後になぜか「ありがとう」と感じてしまうような、そんな気持ちになれたんですよね。
本当にこの曲はお勧めです。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」


■最後に
蒼穹のファフナーが好きで、本当に大好きなんだということを改めて実感しました。
そしてこれからもずっと蒼穹のファフナーのことが好きで、きっとずっと自分の中で大事にしていく作品だということは間違い有りません。
冲方丁さん、そして制作スタッフの皆様、ありがとうございます。





蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT いよいよ明日放送<カウントダウン>

2005-12-29 03:05:34 | 蒼穹のファフナー
涙ひとしずく 頬につたうのは

今此処に見えたから 心繋ぐ光が



納まったようで納まらなかった仕事のことはこの際年が明けるまで綺麗さっぱり忘れることとして、ガンダムSEED DESTINYの特番も終わったし、後はこれで本当に僕の頭はこのことだけ考えれば良くなりました。

そう、つまりファフナーモードになって、脳内カウントダウンが開始されてます。


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT ~single program~


公式HPでは予告動画のVer.6も公開され、これまで徐々に徐々に高まっていたファフナー熱がそろそろ沸騰しそうです。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」も、i-tunesの再生回数が30回を越え、購入してから1日4回以上は聞いてることになります。
でも、全く飽きないなぁ、これ。

個人的な感想としてはangelaの曲の全てを聴いたわけではありませんが、これまでの僕が知ってるangelaの曲の中ではこの「Peace of mind」が一番好きです。
オーソドックスなつくりなんですが、それがまた良くて、これがファフナーの物語とシンクロしてくると更に良くて。
今回の「RIGHT OF LEFT」がもし悲しい話になったとしても、この曲がかかったなら、何かこう優しい気持ちになれるんじゃないか、と思えるほどです。
ファフナーファンの方には是非お勧めの1曲です。

さて、ここまで大きく情報の公開はされているわけではないのですが、今回の話は総士、蔵前、そして将陵僚と生駒祐未の4人の物語になってくると思うんですね。
そこでやっぱりこの1時間を楽しむために、公開されている設定だけはおさらいしておきたいですね。

まずは、もはや外すことの出来ない「竜宮島瓦版」ですね。
ここで既に公開されている登場人物の設定を読んでるだけでも、涙腺がうるうるとしてしまうんですが、特に将陵僚と生駒祐未の紹介文は何ていうかこう、二人で一人みたいな、それでいて「Peace of mind」でも歌われているように、近くに居過ぎて気付けなかった存在、みたいな感じがあったりして、読んでるだけで色々と思いを馳せてしまうところです。

また、ティターンモデルも活動限界が極端に短いし、それにジークフリードシステム搭載ってことはそれだけで最終話を観ている人にはどういうことか分かると思いますが、パイロットにかなりの負担をかけることが予想され、将陵僚と生駒祐未がどうなってしまうのか、既にその予想も立ってしまっているのですが、しかしそこにこそドラマが待っているんじゃないかと思わずにはいられないところです。

後、これも外してはいけないのは将陵僚と生駒祐未の名前の由来を冲方丁さんが自ら語ってるスタチャの「江戸川橋瓦版」ですね。
つか、これは放送前に必読だと思うっす。
#これまでの記事で何故僕が将陵僚と生駒祐未についてはフルネームで書いてきたか、というのはそこに理由があったりして。

これ読んで、イメージ設定読んで、俄然、将陵僚と生駒祐未が好きになりました。まだ放送前なのに。
つか、これと主題歌の「Peace of mind」聞いてたら、もう何かそれだけで感極まりそうです。

ということで、これから放送終了まで、僕の頭はファフナーのことで一杯です。


いつか夢のように 覚めてゆくのかな

忘れないよこの瞬間を ずっと離さないでね

目を閉じて 願い事ひとつ


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」

蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」

2005-12-23 17:03:44 | 蒼穹のファフナー
悲しみの夜も 喜びの朝も

私を見守ってくれた

ただ一言 「ありがとう」

伝えられないままで



蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」より

この曲めっちゃ良いです。
ほんとに良いです。

これまで蒼穹のファフナーを観てきた方には是非とも聞いて頂きたい、個人的にはそう思える曲ですね。
#僕の趣味で行くと、angelaのこれまでの曲の中でも一番好きかもしれません。

これまで蒼穹のファフナーを観てきた方は、今回の「RIGHT OF LEFT」が本編の1年~半年前の話なので、今回の登場人物たちがどういう結末に辿り着いてしまうかは既に分かってしまっているんですよね。

だからこそこの曲が沁みます。

将陵僚 生駒祐未

既に設定公開されている二人のイメージ、性格設定だけでこの曲のイメージとシンクロしてくるんですよ。
これはもう反則です。


。・゜・(ノД`)・゜・。


つか、すみません。
これを聞いてる段階から既に泣けてきました。

将陵僚と生駒祐未の気持ちがこの曲であるならば、僕はこの1時間という短い物語の中でこの二人が未来への犠牲になったとしても、この曲の歌詞だけで救われるんじゃないか、そんな気すらしてきました。

「RIGHT OF LEFT」というエピソードが、僕たち蒼穹のファフナーファンに対するボーナストラック的な位置づけにあるんじゃないかと、個人的には思っているのですが、その締めくくりとしてこの「Peace of mind」が位置づけられるのであれば、とても温かい気持ちでこの物語を振り返ることが出来そうな気がします。

イメージソングである「DEAD SET」が激しく切ない曲調で、そのジャケットが総士と蔵前で、近い将来の戦いを暗示させるように、今回の主題歌「Peace of mind」はそのジャケットのように将陵僚と生駒祐未を祝福している、そんな感じです。

「Peace of mind」がエンディングでかかったならば、きっと泣いてしまうんだろうなぁ。
蒼穹のファフナーファンの方にはお勧めの1曲だと思いますよ。
つか、これが作中でかかったら一緒に泣いてください(笑)。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT イメージソング「DEAD SET」

蒼穹のファフナー RGIHT OF LEFT 予告動画公開

2005-12-17 02:20:10 | 蒼穹のファフナー
僕がとても大好きな作品の一つに「蒼穹のファフナー」という作品があるのですが、この放送が終了したのが丁度去年の12月。
冲方丁さんが脚本になって10月、11月、12月と、思えば去年のこの3ヶ月は毎週この30分のドラマがあるたびに、毎回泣いていたと思います。

あれから1年。

号泣した最終話放送が12月26日。
あれからほぼ1年後の12月29日。

たった1時間ではあるけれど、その1時間がとても嬉しい。

このブログでも小出しにされる情報を拾っては、その気持ちを徐々に高めてきましたが、そろそろカウントダウンです。


蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT ~single program~


そのとき、あなたがいてくれたから・・・

もうなんか、この一言だけで泣けてきちゃうんですが、どうしたらいいでしょうか。

1時間という枠しかない無い中で、多くを期待するのは無理があるのかもしれない。
この1時間はこれまでの「蒼穹のファフナー」という物語に対するボーナス的な意味なのかもしれない。
だから1時間なのかもしれない。

けれども、やっぱりその1時間が待ち遠しくて仕方ない。
何故なら「蒼穹のファフナー」が好きだから。
それはもう長かろうが、短かろうが、待つしかないんですよ。

CMとして既に公開されている動画も公式HPでアップされたし(ティターンモデルが動いてるよ!)、angelaの主題歌「Peace pf mind」も切ないし、主役の将陵僚、生駒祐未は魅力的だし、もう正座してみるしかないです。



竜宮島回覧板1212号を読むだけでも泣けてくるんですが、今回はやっぱり主役の二人。

将陵僚と生駒祐未

この二人の物語が観たくて仕方がないですね。
この二人が行き着く先というのは僕らは既に知っているわけですが、ただそこ(未来)に辿り付くまでに、彼らがどんな足跡を残したのか、この二人の物語がどうなったのか、これを年末は静かに見守りたいと思います。

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 主題歌「Peace of mind」

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT 放送日時決定

2005-12-03 03:31:59 | 蒼穹のファフナー
首を長くして待っていた、そんな言葉がぴったり来る、その情報がこれ。


「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」 12月29日26時25分より、テレビ東京にて放映決定


丁度一年前、「蒼穹のファフナー」の最終回を迎え、この寒さを思い出すと自然とあの頃のファフナーの物語が思い出される、それほどまでに印象的な作品でした。
#ちなみにこのブログタイトルに「蒼穹の」が付いたのは1月1日からでした。
#あの頃個人的にも色々あって、想いの丈を詰め込んだ最終話感想を書き上げたとき、燃え尽き症候群になってこのブログをもうやめようかと思ったというのはナイショの話であり、懐かしい記憶でもあります(笑)。

さあ、号泣する覚悟は出来ました。
後は黙って待つのみ。

そしてもちろん見るときは正座です(笑)。
参考:蒼穹のファフナー「正座同盟」(りょくさんの「制限時間の残量観察」より)