蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

今週のジャンプ 39号 感想

2005-08-30 23:10:41 | ジャンプ感想
丁度去年の第39号の記事にタイミングよくコメントを頂いたので、恐らくそれをJ-LINKS側で更新と判断されたんでしょうね、アクセス解析見たらJ-LINKSから沢山の人に見に来て頂いてました。
全く期待に応えられてなくて申し訳ないです。
#ちなみに去年の第39号では金未来杯で「切法師」が掲載されていました。懐かしい。

■テニプリ
先週、何か物足りないと思っていたらテニプリが休載だったんだ・・・、なんて結構(色んな意味で)自分の中で影響力が大きいと再認識したテニプリ。
やはりガンダムでも真対偽の戦いが佳境ですから、テニプリでそういう展開になっても何ら不思議ではない(違)。
やっぱり「その方の姿に騙されてはいけません」というラクス語りを入れて欲しいですね。
#つか絶対騙されない。

■アイシールド21
モン太の涙にもらい泣きしそうになりました。
いやもう、期待させといての西部勝利だったので思わず「えっ!?」と思ったのですがそれすら狙いどおりってことですか。
敗者復活ってのいうのは負けたけど王道ですね。

■ブリーチ
織姫カッコいいよぅ。
#結局通用しないんだけど、そこがまた良し(え)。
#個人的にはソックスは白より紺の方が好きなんですが(聞いてない、そんなこと)。
いきなりの卍解ってことは、卍解が破られるか、卍解でも一撃では倒せない、それほどの強敵という描き方なんでしょうけれども、またインフレ展開になってしまうのかな。
石田にはパワーアップ伏線が貼られたし、今回の織姫にしても結局一護に助けられた=修行して強くなる伏線(チャドも同じ)だと思うのですが、さすがに追いつけないないか?

■ナルト
やっぱり蠍印が本体っぽいですね。
それにしてもラストのサクラのカットはうおって感じでカッコ良さげ。
刺されたけど、そこで本体捕まえて蠍印破壊か?
肉を切らせて骨を断つ?

■Dグレ
祝!リナリーたんの新制服はまたしてもミニスカ。
そして恐らく「リナリーにパンチラ無し」の名言も続行されることでしょう。

■ムヒョとロージー
エピローグちっくなお話でした。
ビコが木苺に水をやっているシーンは中々に切ないですね。
#何気に小さな虹がかかっているあたり「闇の中の虹」にかかっていて余計切ない。
さて、ヨイチが無駄にナナちゃん(E)を思い出しているので、そろそろナナちゃん(E)も出番?
ということは一応日常パートに戻るのかな。
それにしても今回の影の功労者は最初から最後まで今井さんだったと思う。
何せ不死身だから。
そんな今井さんが好きです。

■ネウロ
胡散臭いドロボウ姿の弥子ちゃんが好きです。
#例によって推理部分はスルーしてますが(笑)。

■みえるひと
あずみちゃんお母さん話は重くするわけではなく、軽めに終了。
やっぱりこの作品はひめのんがどうお話に関わってくるかで感動度合いが変わってくると思うので、ひめのんに頑張って欲しいところですね。

■ワンピ
やってしまった、力の数値化。
これをやっちゃうと数値に振り回されちゃう気がするんですけど、やっぱりこの方がメイン読者には受けるんだろうなぁ。

■切法師
いや、ちょうど去年の39号で掲載されていたので懐かしくて。
村人を引き連れて新天地目指してひたすら歩く、歩く、歩く、なんていう冲方丁さんの「カオス・レギオン02」やネビル・シュートの「パイドパイパー」みたいな展開だと面白いかなとも思ったんですが、さすがにそれは期待しすぎかな。

■ボーボボ
ツルリーナは今週から鮎置ヴォイスに変換済みです。
子安ボーボボとの対決はゼクス対トレーズなのか・・・ある意味凄いです。

交響詩篇 エウレカセブン 第19話「アクペリエンス・2」感想

2005-08-30 01:08:45 | エウレカセブン
第12話の「アクペリエンス・1」がレントンの夢の中だったのに対して、今回の「アクペリエンス・2」はエウレカの夢の中が表現されるという対比表現。
第12話ではレントンを精神世界から引っ張りあげたのがエウレカだったのに対して、今度はそのエウレカをレントンが引っ張りあげるというのは、展開的に希望していただけに嬉しかったんですが、第12話との違いはそこで終わらなかったこと。
ホランドの最後の言葉にかなりシリアスなドキドキを抱えたまま次週へ。
うわー、気になる。

■エウレカの追体験
第12話の「アクペリエンス・1」ではレントンの精神世界の話が展開されましたが、その後の感想で僕は個人的にあの世界っていうのは「レントンのこれまでの経験を追体験する」ためのものだったんじゃないかな、というのを書きました。
そう考えると、今回の「アクペリエンス・2」ではやはりエウレカの精神世界、今考えていることの「追体験」になっているんじゃないかと思うんですね。

そろそろエウレカの素性も何となく見えてきたところではあるんですが、彼女は今「境界」にいるとも取れますよね。
恐らくコーラリアンに関連するのがエウレカだと思うのですが、それと人間というポジションの「境界」にいる、そんな感じがします。

これまではその「境界」のラインを自分の殻を保つことでしっかりと意識できていたのに、レントンと出会ったことによって自分の異質さに気が付いてしまった、というか、人間とコーラリアンサイドで「境界」があやふやになってしまったんじゃないかなぁ。
ゆえに、人間サイドであるレントン、そして子供たちに拒絶されたと思ってしまったエウレカはその「境界」がコーラリアンサイドに振れてしまった、だからスカブに取り込まれそうになる(コーラリアンサイドに行ってしまう、融けてしまう)という現象に至ったんじゃないかと、勝手に大暴走・大妄想です。
#ゆえに信じないでください(笑)。

■第2クールのポイント
第15話「ヒューマン・ビヘイヴュア」の感想を書いたときにこんなことを書きました。

エウレカは今嫉妬だけじゃなくて、調子が上がらないことで焦りなんかも感じているはずだから、そういう中でエウレカが自分自身を見失っちゃう、それもレントンの影響で、みたいな展開をしつつ、第1クールではエウレカがレントンを引っ張りあげたように、第2クールのラストでは自分を見失うエウレカを同じく暴走して見失いそうになるレントンが気が付くことで、今度はエウレカの手を引っ張り挙げる、そんな展開があると個人的には嬉しいなと。

個人的にはこの展開をやってくれたんでひとつ満足なんですが、やはりここからもう一回、互いに引っ張りあげる、そういうイベントがあって第2クールとしては完結しそうな気がしています。
それはもうひとつ、レントンの成長と暴走がこの第2クールのポイントだと思っているから。

起承転結の「承」部分は内面にスポットを当てると思っているから、きっとその負の部分から立ち直るまでをやるとするならば、もう一回レントンに試練があって、エウレカとともにラストあたりで浮上する、そういうのをやって欲しいですね。

同じく第15話の感想で、第2クールのポイントとして

自分の居場所、存在理由を証明したいレントンと
自分の居場所、存在理由を奪われたくないエウレカの
二人の距離感が見所なんじゃないかな。


と書いているので、そこは変わらず見て行きたいと思います。

そういう意味で、「白紙の本」はやはりエウレカ自身を指していて、今まで殻を保ってきたけど、それが揺らぎ始めて人間的な部分を探そうとしたけれども、今の自分には何も無い、そんな「自分探し」に入っているんじゃないですかね。

■基本は
そうは言っても、DVD第2巻の解説でシリーズ構成の佐藤大さんがコメントされてましたが、基本は「ボーイ・ミーツ・ガール」だから、なんてことを仰っていたので、やっぱりレントンとエウレカの関係性の構築にスポットを当ててみていくのはやっぱり間違いじゃなかったなと確信しました。
このDVD2巻の解説は非常に興味深かったので、別記事を起こすことを検討中です。
第1クールのボックスの切り方とか、ばっちり当たってたんで個人的にはその辺も嬉しかったり。

■ホランド
これも別記事にしようと思っているんですが、DVD2巻の解説で制作サイドとしてはホランドの「逃げ」を描くことが、実は制作サイド自身が「逃げ」と向き合うことに挑戦している、とあったので、やはりホランドの態度は制作上狙ってのことなんだと改めて実感。
偶像視されるヒーローと、その内面、この辺はダイアンとの過去が明らかになれば自ずと見えてくるところだと思うので、彼の言動も後の展開を見て納得できるといいなと思います。

■それにしても
髪を下ろしたエウレカも可愛い。
メイリンたんといい、エウレカといい、どうしてこうも髪を下ろしたら可愛いですかね(ってそんなとこしか見てないのか、自分)。

ガンダムSEED DESTINY 第45話 「変革の序曲」 感想

2005-08-28 07:57:47 | ガンダムSEED DESTINY
ザフトガンダムチームとミネルバの、そして何よりルナマリアが大活躍(祝)しつつもこのチームでの大活躍はひょっとしたらこれが最後かなと思わせる第45話「変革の序曲」。
明確な敵を討つ、ここまではバトルエンタメとして素直に燃える部分ですが、明確な敵を討ってしまった後、ここから最終回までどうなっていくのか、これが楽しみです。

先週は議長サイドから見たテーマ部分の明言があり、今回はカガリサイドから「自由・自立」と、このブログでもずっとテーマじゃないかなと言ってきた部分が明言され、いよいよ最終フェーズに入っていくことを実感。
これで後は同じく放送当初から考えていた国家間の連合みたいな話が入ってきたら個人的にはかなり満足かも。

■祝!!ルナマリア
もう今回ルナが心配で心配で(笑)。
きっとこの活躍をメイリンたんが見ていたらきっと涙を流して喜んだことでしょう(嘘)。
ブラスト・インパルスとルナ嬢の活躍を一気に持ってくるなんて、ある意味最終回が近いんだなと実感(え)。

けれども僕個人としては恒例の出撃前カップルシーンがまだ腑に落ちないところがあるので、良くない伏線なんじゃないかと穿った見方をしてまた心配になってたり(笑)。
シンをそそのかすなよ、とでも言わんばかりのレイも気になるところですし、ルナ嬢、まだもう一回何かありそうな気が・・・。
ああ、もうホーク姉妹にはいつも心配させられてます(嬉しそうです、自分)。

■明確な敵を排除したその後は
今回のジブやん討伐最終決戦は、作中これまでずっと明確な敵として描かれてきたジブやんが相手だったので、視聴者サイドとしても素直にガンダムチームのバトルを楽しめたところじゃないでしょうか。

これで名実ともに議長は世界のリーダーとなったわけですが、やっぱり面白いのはここからで、明確な敵を討ってしまった後、ここから議長としてはデスティニー・プランの実行フェーズに入っていくわけで、まだ具体的にどうやっていくかは想像つかないですけど、基本的に従わない国家に対して何らかの手段が取られていくんでしょうね。

僕個人としてはユニウス・セブン落下から内乱の助長、デストロイの利用(世界へ守護者としてアピール)、レクイエムの発射まで含めて議長のシナリオだったと思っているところがあるので(「ありがとうジブリール」でほぼ確信)、この辺がミネルバサイドに、ひいては世界へ公開されていくのか、そこが気になるところですね。

ゆえにザフトガンダムチームとしての活躍は今回が最後かなぁと思いながら見ていました。
タリアさんの最後の悲しそうな表情もひとつポイントだったかなと。

■自由・自立
このテーマについては先週の議長の狙いとともに、このブログでもコメント欄含めて大分前から話をしていた部分だったので改めてカガリから明言されたというのは個人的にかなり満足なところがあります。
オーブという国を通じて「自立」のテーマについては第28話でトダカさんが散った時から考えてきたことだったんで、ここは素直に嬉しいですね。

テーマ補足的にキラとアスランの会話が挿入されているわけですが、ここも基本的には与えられた役割を諾々と受け入れて、自分で考えることをしなくなったらそこで発展・進化は望めない、役割を与えられるのではなくて、自分で役割を作っていくこと、これが自立の一つの形でしょう?みたいな。
自分で考えて、自分で判断する、当たり前のことなんですが、意外と難しい、ゆえにテーマなんですよね。

テーマ的な部分については議長の「役割」部分と、カガリの「自立」部分とに明確に分かれた形なんですが、じゃあこれを作中でどうやって具体的に対峙させていくかについては、正直殆ど想像できていないんで、ここは情報収集として月に飛び立ったアークエンジェルの行方を楽しみに待ちたいと思います。
#それにしてもEDの引き方は相変わらず秀逸で出航するアークエンジェルとそれにかぶさる「君は僕に似ている」のシンクロがカッコいいですね。

■あの時は3隻しか
今作で是非やって欲しい、なんて放送当初から言っていたことの一つに、前作では思いを同じくする人が集まってくるところが一つのクライマックスだったけど、結局は3隻しか集まらなかった、だから今作ではその枠組みが国家レベルで連携してくると熱いな、というのがあるんですが、今回カガリの台詞にオーブだけじゃなく、危惧している国はあるというのが語られたので、ひょっとしたらやってくれるのか?と密かな期待を抱いております。
#本当は連合、プラント、それ以外の平和を望む国家連合みたいな形を考えていたので、微妙に異なってはいるんですが(笑)。

■交差するポイント
今回のアスランの

いや 同じなんだ多分
でもそれを知らないんだ
オレ達はみんな


という部分にシンのカットが入ってくるのは熱いですね。
シンやアスラン、キラもそれぞれアプローチは違っているんだけど、きっと望んでいる方向性は同じ、だけれども交差するポイントが無い。
ひょっとするとシンとアスラン、キラが同じベクトルを向くのは瞬間的なことになるのかもしれないけれど、それはそれで結構熱い展開になりそうなタメですね。
こうなったら最後の最後のデスティニー激燃え最終出撃に「君は僕に似ている」をかぶせてきて欲しいなぁ。

■指輪
ここが何気に切ないですね。
指輪の意味って、アスランと「遠く離れていても近くに感じてる」という意味合いだけかと思っていたのですが、カガリの女性としての側面も担っていたんじゃないかと感じました。
この局面ではカガリ、アスランともに互いの「役割」を見出していて、そこでカガリとしては女性よりも為政者としての道を今度こそ決意する(ユウナと結婚を決めたときとは違っていて、あれは役割を諾々と受け入れただけ、今回は自立の結果としての決断)、そういう象徴として描かれたのかも。

ゆえに、最後の最後はまた指輪をしていて欲しいなとも思うんですよね。
確かキラがアークエンジェルを出航させるとき、母親のカリダさんから「お前には帰ってこれる場所があるんだよ」と言われていた気がするのですが、今回カガリが残ったのはそういう意味でアークエンジェルが帰ってくる場所を確保する、そういう意味合いもあるのかもしれないなと妄想が暴走しています。

■アカツキ
OPが変わっていたのでもしや・・・と思ったんですが、早速ロアノーク一佐へ。
いくらビームコーティングでも、もう陽電子砲の前には立たないでください(懇願)。
やっぱり肩には羽のマークが入るんでしょうか?

■メイリンたん
相変わらず可愛いです。
あのビクビク感が最高です。
つか、その前にキラに水を差されているあたりまた良いです。

ところで、僕と同じメイリンたん好きなあっちゃさんがこんな同盟を作られております。

「好きだよ、メイぽん同盟」



あまりにバナーが可愛いので使わせて頂きました(感謝)。
しかし、僕はメイリンたんのことは「メイリンたん」と呼んでいるので、この同盟に参加する資格がありません。
ですが、同じメイリンたん好きとしてこの同盟を影ながら応援しております。

つか、メイリンたんはオーブの制服着ないのでつか?
いや、久しぶりにみたザフトの制服も良かったんですけど(ってどれどもいいのか、自分)。

交響詩篇 エウレカセブン 第18話まで無料放送中!!

2005-08-27 07:54:58 | エウレカセブン
うちのブログのメイン記事の一つ、というか個人的に応援している作品の一つが「交響詩篇エウレカセブン」なわけですが、本編は既に明日で(たぶん50話中)19話を迎え、第2クールの真っ只中に差し掛かっております。

ここまで来ちゃうと途中から見るのもなぁ・・・なんて思っている皆様に朗報です。

ストリーミングで色んな番組を無料配信している「GyaO」で、本日から明日の朝7:00まで「交響詩篇エウレカセブン」の第1話~第18話までを一気に無料放送しています。

別に僕は「GyaO」の回し者でも何でも無いのですが、個人的にこの「交響詩篇エウレカセブン」はかなり面白い!と思っているので、ご興味ある方は是非、是非ご覧になってくださいませ。
#無料ですが、登録は必要みたいです。

本日の朝7:00~明日の朝7:00までなんで、お時間のある方は是非。

約束された勝利

2005-08-26 01:57:24 | 小説 感想
「Fate/stay night」のセイバールート(でいいのかな?)をクリア。

めっちゃ良かった・・・(涙)。
何て言うんですかね、清清しい切なさ、切ないんだけど清清しい、そんな表現しかできない自分がもどかしいです。

特にラスト付近で切り札を具現化して、シロウとセイバーがシンクロしていくあたりはめっちゃ熱くて、その熱さに素直に感動しました。
ああ、ほんと面白いです、これ。

奈須きのこさんの作品は、最初に持ってきている大きな伏線を最後に昇華していく手法を取っていて、これがまた切ないんですよね。
「空の境界」のラストにも通じる透明な切なさがまた良いですね。

そしてすかさず次のルートが用意されているあたりにくい、というかまだまだ睡眠時間を削らないといけないのか(嬉)。

年齢制限があるヴィジュアルノベルなので、老若男女問わずお勧めするわけには行かないのですが、「空の境界」にはまれる人ならやはりお勧めだと思います。
つか、既に有名な作品なんで、今更僕が言うまでもないんですけどね。

新作発表、アニメ化とまだまだ「Fate」が続くみたいですが、これは全部期待しちゃいます。
やっぱり冒頭の(歌が入る)CGシーンを見ちゃうと、アニメ化もありだなと思っちゃいますしね。


とりあえず、また「空の境界」を一から読み直しています(4回目)。


#PCを新しくしたのはきっと「Fate/stay night」をやるためだったに違いない(違)。
#ひぐらしを買いそびれたのは、たぶん「Fate/stay night」をやる運命だったに違いない(えー)。

さて、次のルートも頑張ります。

今週のジャンプ 38号 感想

2005-08-24 21:17:32 | ジャンプ感想
このところ研修を受講してから会社へ戻って仕事の毎日なので、なかなか自分の時間が確保できません(泣)。
#でも「Fate / stay night」は毎日1時間と時間を決めてやってます(殴)。
#つかこれ、最高に面白いっす。

■ナルト
しゃーんなろー!!
久々のサクラの咆哮(笑)。
でもやっぱ本体の「蠍印?」倒さんといかんのでしょうね。
つか、サソリ編長くないっすか?
チヨ婆、足の指使っても20じゃ、やっぱり勝てないか。

■ブリーチ
ぬお、チャド瞬殺!?
ここでまたインフレが起きるってことは、チャドや織姫もレベルアップイベントあるんですかね?
#石田はなんとなくそれがありそうなんで、この二人もありそうかな。
3人は素直に考えると浦原、一心、一護ですか?
夜一さんはやっぱり戻ったんですかね。
夜一さんぷりーず。

■タカヤ
カラーの渚ちゃんに目を奪われたのは内緒です。

■ムヒョとロージー
また生き残った今井さん(祝)。
もはや彼女は伝説です。
それにしてもムヒョとロージーは面白いっすね。
やっぱり僕の中では草野は永遠の乙女ロージーです。

■もて王サーガ
徐々に奇妙な感じ(笑)。

■みえるひと
やっぱりこれ面白いです。
つか、今回は小ネタにやられました。
ぶたの目ってすさんでるの?
そんな(寿命が)縮んで平気か?
つか、明神はツッコミ属性だったんだ。

■ネウロ
弥子ちゃんいじり、だんだん洗練されてきていると思います(笑)。

ぬああ、水曜日にもなると記憶が・・・、ということでジャンプ感想は生ものだと改めて思いました。
#てことはこれ賞味期限切れだ・・・orz。

交響詩篇 エウレカセブン 第18話「イル・コミュニケーション」感想

2005-08-23 00:21:25 | エウレカセブン
うお、やっぱり起承転結の「承」部分はあくまでエウレカとレントンのすれ違いを経験させて、やっぱりもう一歩関係性を深める意図があるんだ、なんて思いながらラストのエウレカ・キックを見てました。

それだけじゃなくて、第2クールが始まったときに第15話の感想で第2クールのテーマの一つは「レントンの成長と暴走」じゃないかと思ったのですが、何となく今回そんな予感というか確信に近いものをを感じました。

■レントンの心の遷移
シリーズ構成が非常に上手いなと思わせるところに、(週が空いたから忘れそうだけど)このお話しの前には職人のニールの話をして、尊敬する職人でもあったおじいちゃん=アクセル・サーストンをレントンは思い出しているんですよね。
そこで、そのおじいちゃんを連想させる、同じく職人気質のブリタニさんに出会ってしまうことで、また、アドロックではなく、アクセル・サーストンを連想したブリタニさんにレントンは無意識的におじいちゃんを投影しちゃっているんですよね。

だからブリタニさんが諦めたことがショックで、そしていろんなことを考え始めちゃう。
レントンの「迷いのきっかけ」、それが今回のポイントだったのかなと。

それよりもブリタニさんが何故発掘を諦めてしまったのか
ずっと考えていた

本当にあの坑道は死んだのだろうか?
でもだったらどうして次を掘らなかったのだろうか?

これは俺みたいながきには本当に分からないことなのだろうか?
あの人はニルバーシュを息子さんに見せて何て言って欲しかったのだろうか?

姉さん
父さんはどうして俺に阿弥陀ドライブを残したのかな?

あれは本当に父さんが見つけたものなのかな?
アレは本当に俺が守るべきものなのかな?

もしもそうじゃなかったとしら
姉さん俺なんでここにいるんだろう


ブリタニさんにアクセル・サーストン=おじいちゃんを重ねていた。
だから余計にショックだった、みたいな。
信じていたものに裏切られた感じがする、だらか今まで信じていてものも疑問に思えてしまう。

僕のレントンの成長と暴走に関する感想というか予想は第15話の感想の通りなんですが、やっぱり主人公二人の心の負の部分にフォーカスを当ててくるんだろうなと思っています。
レントンが自分と向き合うために必要な失敗・葛藤が(しかも手酷く)描かれる、それが第2クールのテーマの一つだと思います。
#もちろんもうひとつはエウレカですが、それはまた別の機会に。
#それを考えると、やはりこの物語はレントンとエウレカの成長プロセスを非常に丁寧に扱っていると思いますね。

■ホランドの苛立ちとその理由
今回のホランドの行動にはかなり大人気ない部分があったんですが、一応これって伏線になっていると思っていて、それが今回僕がレントンの増長・暴走につながるかなと確信した理由なんですよ。

今回レントンの戦いが変化したのは、ニルヴァーシュを上手く使えるだけじゃなくて、銃を使ったことにもあると思うんです。
勝手な解釈かもしれないけれど、ホランドとしてはレントンに人殺しをさせたくなかったんじゃないかと思うんですね。
で、「(ニルバーシュを使えるからって)調子に乗るな!」という風になったんではないかと。
#もちろんホランドも自分の気持ちを整理できてない、そんな感じがしますが。

セブン・スウェル現象を引き起こしたときから、視聴者サイドとしてはずっと気になっていたレントンの戦闘参加。
最初は軍のKLFって人が乗ってないのかと思っていたのですが、そんなことは全然なく、しっかり人が乗っているわけで、いずれこれは描かれるんじゃないかと思っています。
ゆえに、あんなのニルヴァーシュじゃない・・・と言ったエウレカの言葉や、今回のホランドの八つ当たりもその伏線で、レントン一人で動かすニルヴァーシュがカッコよく描かれているあたり、そろそろ来るかな?という感じがしてるんですよね。
レントンが自分がしていることの「自覚」が。
・・・だから、「俺なんでここにいるんだろう」に繋がってくる、というか戻ってくるんじゃないかと思ったりしています。

■エウレカ
第2クールのもう一つのテーマ、それはやはりエウレカで、かなりいい感じです。
だって、エウレカが・・・、

蹴ったよ!!

蹴ったよ!!

二回言ったよ。

感情爆発って感じでちょびっと嬉しいんですが、きっと彼女もレントンと同じく、自分の気持ちと向き合う、これが第2クールのテーマじゃないかなと。

・・・つか、次回予告にビックリ!!
ぎゃー、どうなっちゃうの!?

■オマージュ
僕はこの作品、第1話からラピュタだ!なんて思っていたんですが(だって空から女の子が落ちてきて、主人公一目ぼれは王道でしょ?)、今回も竜の巣に続いて飛行石の洞窟だよ!なんて一人で浮かれてました(笑)
やっぱりラピュタはいいっすね(あれ)。

基本的にこの作品は心情の機微が丁寧に描かれているのがやっぱり好きですね。
うちの奥さんもアニメ全然みないですけど、例外的にエウレカセブンは見てて「しみじみ人情的でいいね」なんてことを言ってたり、娘も「エウレカセブン面白いね~」なんて言ってたりするんで、うちは家族でエウレカセブン応援中です(実話)。
あと、プリキュアも家族で応援してます(もっと実話)。
もっとちなみに、うちの娘は最近響鬼さんも好きです。
そんな我が家は先週、バンダイミュージアムに行ってきました。
そんな夏の日。

ガンダムSEED DESTINY 第44話 「二人のラクス」 感想

2005-08-21 02:50:52 | ガンダムSEED DESTINY
先週までのバトルエンタメから打って変わってある意味地上編を議長の思惑、作中テーマを明示することで締めくくった第44話「二人のラクス」。
作中テーマ部分については第36話の感想あたりから「自立」部分をメインに積み重ねてきたこともあり、個人的には満足してたりします。
ラクスの演説部分から、これまで議長を盲信していた民衆やそうでない人も、改めて自分たちはどう考えるのか?という議論をし始める、ここが一つのポイントだったと思うんですよね。

さて、そんな議論が展開され始めた矢先に、本編はジブやんのレクイエムによって大惨劇が繰り返されるという急展開。
前作SEEDに被せるような、主人公サイドで何かをし始めようとした矢先の大惨劇に、(前作では間に合わなかったけれども)DESTINYではどのような帰結を持ってくるのか?この辺を素直に楽しみにしたいと思います。

■明かされる作中テーマ
ここまで明言してくるとは思っていなかったので正直意外なところもあったのですが、今回で議長の真の狙いというのが作中で明かされましたね。
ここまでの経緯については、個人的に非常に面白かったと思っている第36話「アスラン脱走」の感想以降、「自立・自律」という考えが作中のテーマじゃないかなと考えて感想を書いてきたので、デスティニー・プランの内容含めて大体あっていたかなと思うので少しホッとしました(笑)。

議長の狙い=デスティニー・プランとは、遺伝子特性によって予め決められた長所なり短所を補うような適性を「役割」として「与える」、そして「役割を与えられた」側はそれを全うすることで幸せになれるし、それを全うするならば争い自体も起こりはしない、という言わば究極論でしたね。
そしてその裏には、「与えられた役割」以外のことをしようとする、または全うできないものは排除していく、という側面を持つ考え方ということでした。

これ自体はテーマを明確にするための究極論なんで、敢えて非現実感を伴う表現になっていると思うのですが、制作サイドが伝えたいテーマとしてはデスティニー・プランをアンチテーゼとして使うことで、「そうじゃないでしょう?」ということを伝えたいんだな、というのを改めて認識。

現実的なところに目を戻すと、人から与えられた役割を諾々とこなすこと、周囲に無関心でいること、などに対する警鐘になっていて、やはり「自分で考えてみようよ」とか「自分で行動してみようよ」という自立思考へのメッセージになっているのかなと。

今回もラクスのこの一言

悪いのは
彼ら 世界 あなたではないのだと
語られる言葉の罠に
どうか陥らないで下さい


ここが結構深くて、厳しいですね(笑)。
「与えられた敵」、分かりやすく彼らが悪いのですよと「誘導された敵」を認識する前に、自分でまず考えてみてください、というあたり竹田Pがイラク戦争がこの作品の方向性を決定したと言っている部分に通じるかなと思うところもありますが、まず考えてみよう、というのが基本スタンス。

またこれを境に民衆が色々と議論を始めるのが面白いですね。
コニール達の意見に全てが賛同ではない、という描写も入っていますし、やはりここは民衆に考えさせるというのが目的なんでしょうね。

ホンモノだから信じるとか、ニセモノだから信じないというのではなくて、自分はこう思うから賛成だ、いや反対だ、という流れになってきているんじゃないでしょうかね。
ここは実は結構熱いですよね。

こういう表現はSEEDではできなかった部分でもあるし、個人的にはオーブ軍の自立を描いたパートとならんで、こういう世界に波紋を広げていく表現を見たかったので、今回は割りと満足していたりします。

また第42話「自由と正義と」でラクスが

恐いのは 閉ざされてしまう事
こうなのだ・・・ここまでだと・・・終えてしまう事です


と言っているのですが、ここで言っているのは「与えられた役割」を諾々と受け入れることによってそれ以上を求めなくなる、諦めてしまう、そういう危険性を指しているんだなと思うのですが、デスティニー・プランではそういった人としての尊厳部分を奪ってしまう可能性があるということに繋がるんでしょうね。

現実はそんなに悲観したものではないような気もしますが、仕事をしていても「与えられた仕事」と「自分で獲得した仕事」では重みも違いますし、自分たちは「与える側」に回らなくてはならない世代に入っていくし、そのためには自分で考えて行動しないと、何も切り開いて行けない、というのは実感としてあるところですね。
それはベンチャー企業なら言わずもがなでしょうし、大企業であってもその中にいれば個人差はあれ、自分で切り開いて行けない人間のほうが逆に淘汰されていく、そういう側面はありますよね。

議長の究極論に対して作中では第39話で議長と同じ研究職員の手記から

だが我々は忘れてはならない
人は世界のために生きるのではない
人が生きる場所
それが世界だということを


という強烈なアンチテーゼを行っているので、物語の帰結がこういうメッセージに落ちてくると個人的には満足しそうな気配です。

■デスティニー・プランとネオの回想
強化人間の描写については、これまでずっと腑に落ちていなかったのですが、今回のネオ(ここはあえてネオと書きますが)のステラたん達の回想シーンを見てようやく繋がった気がします。

作中テーマとしては強化人間の位置づけが単なる戦争の道具としての悲劇を訴えるというのでは、あまりにもステラたんたちが不憫だ・・・なんて思っていたのですが、デスティニー・プランが語られる中で「調整」・「淘汰」という言葉とともにステラたん達の回想シーンが入ったのは、デスティニー・プランの究極進行形が強化人間の辿る道と同じである、そういうことが言いたかったんじゃないかなと。

ステラたん達強化人間は戦うための駒としての「役割」を与えられ、その役割を全うするため記憶や感情部分などを「与えられた役割」を全うする以外のことを考えないように「調整」され、必要がなくなる、もしくはロドニアのラボのように反乱が起きると「淘汰」される。
強化人間という存在は、議長の目指す世界の裏側、というか究極進化系なんじゃないかと思ったんですよね。

だからこそ、ステラたん達に救いの表現は一切なく、その表現をするための意味合いがあったのかと思うとオクレ兄さんやアウルも浮かばれるかなぁなんてようやく(あくまで個人的にですが)納得できたかも。
そういう意味で、ステラたんの場合は最期にシンの腕の中にいたというのはせめてもの救いだったのかなと。

ゆえに、今回ムウとして参戦表明するあたりは納得で、3人の強化人間に対する思い入れと、それと議長のプランを重ね合わせて考えた結果、そんなことは望んでないとでも言うように答えるあたりは何気にカッコいいかもと思います。

■レイ
やはり彼は作中で面白いポジションですよね。
今回も議長絶対振りを発揮してくれました。

信じることは、言葉を悪く言えば、考えることをやめるのと同義でもあるんで、迷いながらも諦めずに足掻く主人公サイドとホントに対極にいるんですよね。

何故人はそれを気にする?
本物なら全て正しくて
偽物は悪だと思うからか?


これも2つの意味をかけているのか?なんて思ったりもするのですが、前述したホンモノかニセモノか?という議論よりも自分の考えが大事であるという流れと、クローンであったクルーゼ、そして自分、ホンモノ=アル・ダ・フラガという存在に対して、逆に自分の存在を主張しているかのようなこの台詞、ラスト付近で昇華されると結構美しいかなと思うのですが。

■無駄なことはしないのか?
実は結構この部分が好きです。
ここは結構自分の思っている部分と近いところがあって、それを今回明言されちゃったのでぐっときました。
#サッカーの無駄になるかもしれないフリーランニング、仕事での無駄になるかもしれないリスク対策、提案活動等、それでも足掻きたいみたない。

そしてそれを受けて、回想を交えながらのアスランの

オレはそんなに諦めがよくない!

の一言。
そして次々に賛同していくメンバー一同(特にメイリンたん)。
ここからかぶってくるED曲「君は僕に似ている」、この流れは熱いですねぇ。
ぐっときました(特にメイリンたん)。

■それにしても大惨劇
ラクスの演説直後に起こる大惨劇。
これはまた急転直下の展開なんですが、前作では力に力で対抗せざるを得なかったことを後悔していた主人公サイド、DESTINYではそれでも力を取ることを選択した主人公サイド。
前作は間に合わなかったのかもしれないと言っていた。
では今作では?
既に第一段階は終わってしまったけれども、最終カットで余裕のある議長、あれは「メサイア」にまだ何らかの余力を残しているということですよね?
#月ごと消そうとしたりして。

テーマ部分については、ほぼ提示されたと思っていて、いよいよもう終わっていくのかぁという感じですが、宇宙に上がった後、この先の帰結をどう持ってきてくれるかは現時点で全く想像が付いていないので、素直に今後の展開を楽しみにしたいと思います。

それにしてもジュール隊、無事で良かった(笑)。
馴染んできたメイリンたんが相変わらず好きです。

RIGHT OF LEFT 放送媒体決定

2005-08-20 01:49:53 | 蒼穹のファフナー
セイバーが寝かせてくれません。
つか、「Fate/stay night」面白過ぎ。

* * *

さて、何気に見落としていたのですが、スタチャのHPによると「蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT」の新情報、というか放送媒体が決定したみたいですね。

つか、最後まで見ないと変わってることに気が付かないよ!!
#あの(ヴィオラとピアノの)音楽が聞きたくてサイトを見ていたら、最後にそんな仕掛けがあるなんて(笑)。
#それにしてもファフナーの音楽はいつ聴いても素晴らしいっす。
#サントラもお勧めっす。

今年の冬、テレビアニメ、スペシャル番組にて放送決定とのことです!

映画とかOVAでなくてちょっとホッとしました。
#つか映画だろうがOVAだろうが、見に行くし買いに行くんですけどね。
#つかテレビでやってもその後出るであろうDVDも買うんですよ、きっと、ええ。

さあ、待ち遠しいですねぇ。

* * *

那須きのこさんと武内崇さんのコンビはマジで凄いな。
まだ全然途中ですが、かなり面白いです、これ。
皆さんが絶賛されるわけも分かろうってもんですよ。

ファフナーも楽しみですが、「Fate/stay night」のアニメ化も楽しみです。

赤マルジャンプ 「武装錬金・ファイナル」 感想

2005-08-17 00:07:12 | ジャンプ感想
完結編をずっと待っていた「武装連金・ファイナル」、読みましたよ。
めっちゃ面白かった!!

こう言っては何ですが、連載中は世界観のつくりが微妙だったり、妙に主人公が悟りに入ってしまったりと、個人的にはどうかなと思うところもあったのですが、それでも連載終盤の盛り上がりはかなり良くて、やっぱりラストが気になって仕方有りませんでした。

それがようやく赤マルジャンプで登場。
正直、かなり良かったなぁ。
週間で連載していたどの展開よりも、今回の65ページは展開が丁寧でかつ勢いがあって、何より気持ちがこもってるなぁなんて、終盤は涙腺に来るくらいがっつり読みましたよ。
そしたらラストにまたビックリ、みたいな(笑)。

#以下、ネタばれありますので、未読の方はご注意を。

■日常パートから戦場へ
今回の武装連金で一番感じたのは展開が凄く丁寧に描かれたことかなと思います。
カズキと斗貴子さん、そしてまひろを交えて最後の日常を振り返り、(長い)別れを告げて決戦に赴くというのは、ガンダムシリーズのラストバトル直前の恋人同士の語りに近い盛り上がりをみせてくれます。
なんと言っても、ここで見せる照れ照れの斗貴子さんがまた良くて(笑)。

まひろもきっちり入ってたり、遅れて全員集合したりと、この辺の演出がまた良くて、二度読みするとカズキがヴィクターに突撃した後のシーンを盛り上げてくれますね。
泣きながら見送るまひろがまた良くて(泣)。

後はカズキと斗貴子さんを見送るブラボーと千尋さんの姿は、思いを託す世代交代の無言の会話のようにも思えてこれもまたぐっときました。

■そして戦場へ
バスターバロンの設定なんかは連載時、相当いけてないよ、とか思っていたのですが、今回素直に訂正。
ここまでやってくれるならもう有りだろ、有り!!くらいの勢いです。

状況としてはカズキ対ヴィクターの前座になっちゃうんですが、それでもかなり盛り上げてくれて個人的に結構満足。
日常パートと同じく、この展開があるから次のカズキ対ヴィクターが盛り上がるんですよね。

■2択だけじゃない
ここが一番この作品の好きなところかも。
与えられた2択の中で、現実的に考えながらも、それ以外の道を絶えず探し続けている、決して2択の範囲だけで解決しようとしない諦めない姿勢に好感。
これは実際仕事してても思うところなんで、トラブル時のシューティング方法は絶えずギリギリまで考え続ける点でむしろ共感。
しかも蝶野との対決を前提に、蝶野を信頼している、そんな設定がやっぱり良かったっす。

そして、恋敵としてではなく戦友として待つ、と言った剛太、実は何気にここが良いです。
最初は敵として、でも一緒に戦ううちに「どっちが化け物だよ」というように考え、そして最後に友として見送る、このプロセスも何気に好きでした。

もちろん斗貴子さんがカズキの決意を受け入れてそこから「永遠には決してしない」という考えに至るあたり泣かせます。

■そして決戦へ
蝶野、剛太が援護しつつ、斗貴子さんとカズキが「一心同体」と言うまでのプロセスに燃えた。
しかも「貫け、俺の武装錬金」じゃなくて「俺たちの武装錬金」になっているところがまた熱い。

そして

キミが死ぬときは私が死ぬときだ!!

という斗貴子さんに

ごめん斗貴子さん
その約束守れない
本当に
ゴメン


と言って手を離すシーンは、各キャラが絶叫するのに共感しちゃうほど熱いシーンでした(涙)。

そこから4ページ、光になるカズキに対して、みんながカズキの名前を呼ぶシーンはかなりきました(泣)。

日常パートも、別れのパートも、戦団がやられるシーンも、全てがこのシーンに収斂されるんじゃないか、そんな感じでした。
いや、ほんと良いです、ここ。

■そして月へ
・・・うお、続くんだこれ!!
ある意味ここが一番衝撃的だったわ(笑)。

■ヴィクター
結構ヴィクターの心理面もきちんと描かれていて、連載時より納得感が増しました。
和月先生はガンダムSEED DESTINYを絶対見ているんじゃないかと思うんですが(笑)、「力は力に過ぎない、力の使い方の問題だ」という言葉(ガンダムのテーマ)に対して、さらに突っ込んで、そんな力など制御できない、なら全て葬るという選択をするヴィクターを描いたのは面白いなと。

ただ結局、そうやって滅ぼしても人はまた繰り返す、核をニュートロンジャマーで抑制しても、サイクロプスやジェネシスなどのより大量破壊兵器を作り出す、やはり結局は人の心の問題なんじゃないのか?と、カズキを通して帰結させてくれると僕個人としては非常に満足なんですが、この続きは冬まで楽しみに待ちたいと思います。
つか、途中から武装錬金の話じゃないじゃん、これ(あれ?)。

■残るポイント
ヴィクターの娘、ヴィクトリア。
彼女だけが救いの方向性とは別のベクトルにあるので、やはり何らかの帰結が用意されているんじゃないか、そこにヴィクター戦の帰結も収斂してくるようなら、かなり美しいエンディングになるんじゃないかと思ったりします。

というわけで、これまでで一番熱い武装錬金を読ませて頂きました。
続きは冬のお楽しみということで。

■おまけ
今回袋とじになっていた、ブリーチ、いちご、ネウロ、ムヒョとロージーの番外編が結構面白くて、特にムヒョとロージーとネウロの両コラボに爆笑。
つか、魔法律使うネウロって(笑)。

結構赤マルジャンプ、面白かったです。