巌窟王第13幕の感想を書き終わって、眠かったというのもというのもあるんですが、大事なことを見逃している気がずっとしてて、しばらく考えてたんですよ。
忘れないうちに補足しておこうと思います。
■第13幕タイトル「エデ」の意味
何故この回、「エデ」というタイトルを持ってきたんだろうとずっと気になっていたんです。
エデに割いた尺としてはそれほど長くないにも関わらず、エデというタイトルを付けるのは何故か・・・。
ひとつは感想でも書いたように復讐を忘れて伯爵を癒そうとしても自分自身癒すことのできない復讐心を持っているということですね。
カヴァルカンティもそうですが、エデも伯爵も復讐という目的で結ばれていることは間違いないわけです。
ただそれだけでタイトルまでにするだろうか・・・。
これは後々の幕で再びこのエデの両親が死んだことと奴隷となったことの記憶がクローズアップされる時が来る、その時のための大きな伏線なのか?と思うんです。
モルセールの過去についてはアルベールもあまり詳しくないようですが、今回出兵したモルセールの姿が描かれていましたね。
あの時のモルセールがどのくらいの地位に居たかは分からないんですが、モルセールもダングラールもヴィルフォールも「のし上がる」という言葉を使っているということは「何かのきっかけ」を掴んでのし上がったと思うんです。
ここで「エデ」というタイトルとモルセールの出兵姿が描かれるということは、やはり間接関係というよりはむしろ直接関係があって、モルセールは当時王であったエデの父親を陥れることでその惑星を制圧したということなのか?
これが「きっかけ」で奴は出世したのか?
#オペラ座のエデの豹変は明らかにモルセールが直接関係していると伺える。
結果としてエデの母親はそれによって死亡するし、エデ自身も奴隷の烙印を押されているわけで、その話をアルベールは聞いているわけですね。この時点ではあくまで他人事(とは厳密には言えないが)なんですが、これが目の前にいるエデをそこまで復讐心を抱かせたのが実は自分の父親だとしたら・・・。
それが明らかになるとき、この「エデ」のシーンが呼び起こされる、そういうことなのか・・・。
既にアルベールは色々なものを剥ぎ取られていますが、家族さえも信じられなくなるという大打撃を与えることになるってことですか?
まだまだアルベール、ボロボロになりそうです。
■ヴィルフォールにとっての「きっかけ」
ヴィルフォールと伯爵が交わした言葉とヴィルフォールとノワルティエの関係性、一見別々のワードのように思えるんですが、ノワルティエの過去をリュシアン経由でここに持ってきたことにずっと引っかかっていたんですよ。
内務省のトップでありながら世論に逆行する和平派の父親・・・、この中でヴィルフォールが「のし上がった」のは「何がきっかけ」だったのか・・・。
ここからは完全妄想なんですが、世論に逆行する和平派の父親から脱却するには、主戦派に転じるってことですよね。
しかも手柄を立てて主戦派に転じる必要がある・・・。
和平派の中にいる人間にスパイ嫌疑のある人間を逮捕するとか、国家反逆罪を企んでいたという人間を逮捕するするとか一発逆転系のネタを用意する必要があると思うんです。
ここで気になるのが冒頭のヴィルフォールと伯爵の「公正な裁判」の会話なんです。
ここから妄想大爆発ですが、エドモンはそういう和平派の人物だったんじゃないかと。
そしてモルセール、ヴィルフォール、ダングラールに謀れたというのは想像に難くないですが、ここで3人がグルになってエドモンをエデの惑星の件と絡めてはめた、そして「公正な裁判」無しにイフ城に収監されたってのはどうでしょう?
エデの件を絡めるのはちょっと違うかな・・・。モルセールの場合メルセデスが欲しかったわけで、それに協力したってことかな。
うーん、かなり論理の飛躍があるから全然妄想の域を出てませんね。
ダングラールはまだ分からないんですが、エデの惑星との戦争突入を事前に知っていて先物で儲けたとか・・・。
それだとちょっとまだ薄いですなぁ。すみません、ダングラールはまだ妄想すらできません。
ああ、ずっと気になってたんで書けてすっきりしました。
殆ど独り言でしたね。
忘れないうちに補足しておこうと思います。
■第13幕タイトル「エデ」の意味
何故この回、「エデ」というタイトルを持ってきたんだろうとずっと気になっていたんです。
エデに割いた尺としてはそれほど長くないにも関わらず、エデというタイトルを付けるのは何故か・・・。
ひとつは感想でも書いたように復讐を忘れて伯爵を癒そうとしても自分自身癒すことのできない復讐心を持っているということですね。
カヴァルカンティもそうですが、エデも伯爵も復讐という目的で結ばれていることは間違いないわけです。
ただそれだけでタイトルまでにするだろうか・・・。
これは後々の幕で再びこのエデの両親が死んだことと奴隷となったことの記憶がクローズアップされる時が来る、その時のための大きな伏線なのか?と思うんです。
モルセールの過去についてはアルベールもあまり詳しくないようですが、今回出兵したモルセールの姿が描かれていましたね。
あの時のモルセールがどのくらいの地位に居たかは分からないんですが、モルセールもダングラールもヴィルフォールも「のし上がる」という言葉を使っているということは「何かのきっかけ」を掴んでのし上がったと思うんです。
ここで「エデ」というタイトルとモルセールの出兵姿が描かれるということは、やはり間接関係というよりはむしろ直接関係があって、モルセールは当時王であったエデの父親を陥れることでその惑星を制圧したということなのか?
これが「きっかけ」で奴は出世したのか?
#オペラ座のエデの豹変は明らかにモルセールが直接関係していると伺える。
結果としてエデの母親はそれによって死亡するし、エデ自身も奴隷の烙印を押されているわけで、その話をアルベールは聞いているわけですね。この時点ではあくまで他人事(とは厳密には言えないが)なんですが、これが目の前にいるエデをそこまで復讐心を抱かせたのが実は自分の父親だとしたら・・・。
それが明らかになるとき、この「エデ」のシーンが呼び起こされる、そういうことなのか・・・。
既にアルベールは色々なものを剥ぎ取られていますが、家族さえも信じられなくなるという大打撃を与えることになるってことですか?
まだまだアルベール、ボロボロになりそうです。
■ヴィルフォールにとっての「きっかけ」
ヴィルフォールと伯爵が交わした言葉とヴィルフォールとノワルティエの関係性、一見別々のワードのように思えるんですが、ノワルティエの過去をリュシアン経由でここに持ってきたことにずっと引っかかっていたんですよ。
内務省のトップでありながら世論に逆行する和平派の父親・・・、この中でヴィルフォールが「のし上がった」のは「何がきっかけ」だったのか・・・。
ここからは完全妄想なんですが、世論に逆行する和平派の父親から脱却するには、主戦派に転じるってことですよね。
しかも手柄を立てて主戦派に転じる必要がある・・・。
和平派の中にいる人間にスパイ嫌疑のある人間を逮捕するとか、国家反逆罪を企んでいたという人間を逮捕するするとか一発逆転系のネタを用意する必要があると思うんです。
ここで気になるのが冒頭のヴィルフォールと伯爵の「公正な裁判」の会話なんです。
ここから妄想大爆発ですが、エドモンはそういう和平派の人物だったんじゃないかと。
そしてモルセール、ヴィルフォール、ダングラールに謀れたというのは想像に難くないですが、ここで3人がグルになってエドモンをエデの惑星の件と絡めてはめた、そして「公正な裁判」無しにイフ城に収監されたってのはどうでしょう?
エデの件を絡めるのはちょっと違うかな・・・。モルセールの場合メルセデスが欲しかったわけで、それに協力したってことかな。
うーん、かなり論理の飛躍があるから全然妄想の域を出てませんね。
ダングラールはまだ分からないんですが、エデの惑星との戦争突入を事前に知っていて先物で儲けたとか・・・。
それだとちょっとまだ薄いですなぁ。すみません、ダングラールはまだ妄想すらできません。
ああ、ずっと気になってたんで書けてすっきりしました。
殆ど独り言でしたね。