蒼穹のぺうげおっと

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巌窟王 第13幕 感想 追記

2005-01-17 20:57:05 | 巌窟王
巌窟王第13幕の感想を書き終わって、眠かったというのもというのもあるんですが、大事なことを見逃している気がずっとしてて、しばらく考えてたんですよ。
忘れないうちに補足しておこうと思います。

■第13幕タイトル「エデ」の意味
何故この回、「エデ」というタイトルを持ってきたんだろうとずっと気になっていたんです。
エデに割いた尺としてはそれほど長くないにも関わらず、エデというタイトルを付けるのは何故か・・・。
ひとつは感想でも書いたように復讐を忘れて伯爵を癒そうとしても自分自身癒すことのできない復讐心を持っているということですね。
カヴァルカンティもそうですが、エデも伯爵も復讐という目的で結ばれていることは間違いないわけです。
ただそれだけでタイトルまでにするだろうか・・・。
これは後々の幕で再びこのエデの両親が死んだことと奴隷となったことの記憶がクローズアップされる時が来る、その時のための大きな伏線なのか?と思うんです。

モルセールの過去についてはアルベールもあまり詳しくないようですが、今回出兵したモルセールの姿が描かれていましたね。
あの時のモルセールがどのくらいの地位に居たかは分からないんですが、モルセールもダングラールもヴィルフォールも「のし上がる」という言葉を使っているということは「何かのきっかけ」を掴んでのし上がったと思うんです。

ここで「エデ」というタイトルとモルセールの出兵姿が描かれるということは、やはり間接関係というよりはむしろ直接関係があって、モルセールは当時王であったエデの父親を陥れることでその惑星を制圧したということなのか?
これが「きっかけ」で奴は出世したのか?
#オペラ座のエデの豹変は明らかにモルセールが直接関係していると伺える。

結果としてエデの母親はそれによって死亡するし、エデ自身も奴隷の烙印を押されているわけで、その話をアルベールは聞いているわけですね。この時点ではあくまで他人事(とは厳密には言えないが)なんですが、これが目の前にいるエデをそこまで復讐心を抱かせたのが実は自分の父親だとしたら・・・。
それが明らかになるとき、この「エデ」のシーンが呼び起こされる、そういうことなのか・・・。

既にアルベールは色々なものを剥ぎ取られていますが、家族さえも信じられなくなるという大打撃を与えることになるってことですか?
まだまだアルベール、ボロボロになりそうです。

■ヴィルフォールにとっての「きっかけ」
ヴィルフォールと伯爵が交わした言葉とヴィルフォールとノワルティエの関係性、一見別々のワードのように思えるんですが、ノワルティエの過去をリュシアン経由でここに持ってきたことにずっと引っかかっていたんですよ。
内務省のトップでありながら世論に逆行する和平派の父親・・・、この中でヴィルフォールが「のし上がった」のは「何がきっかけ」だったのか・・・。

ここからは完全妄想なんですが、世論に逆行する和平派の父親から脱却するには、主戦派に転じるってことですよね。
しかも手柄を立てて主戦派に転じる必要がある・・・。
和平派の中にいる人間にスパイ嫌疑のある人間を逮捕するとか、国家反逆罪を企んでいたという人間を逮捕するするとか一発逆転系のネタを用意する必要があると思うんです。
ここで気になるのが冒頭のヴィルフォールと伯爵の「公正な裁判」の会話なんです。

ここから妄想大爆発ですが、エドモンはそういう和平派の人物だったんじゃないかと。
そしてモルセール、ヴィルフォール、ダングラールに謀れたというのは想像に難くないですが、ここで3人がグルになってエドモンをエデの惑星の件と絡めてはめた、そして「公正な裁判」無しにイフ城に収監されたってのはどうでしょう?
エデの件を絡めるのはちょっと違うかな・・・。モルセールの場合メルセデスが欲しかったわけで、それに協力したってことかな。

うーん、かなり論理の飛躍があるから全然妄想の域を出てませんね。
ダングラールはまだ分からないんですが、エデの惑星との戦争突入を事前に知っていて先物で儲けたとか・・・。
それだとちょっとまだ薄いですなぁ。すみません、ダングラールはまだ妄想すらできません。

ああ、ずっと気になってたんで書けてすっきりしました。
殆ど独り言でしたね。

舞-HiME 第15話 感想

2005-01-17 13:54:36 | 舞-HiME
シアーズ財団との対決を前半パート最大のクライマックスに持ってきた第15話、逆境からの大反撃って感じで大・満・足!!
戦いに赴く各HiMEたちの魅せ場も十分だし、さらに衝撃のラストシーン(舞衣とアリッサ)と王道を行くかの如く見所満載でした。

■今回はHiMEたちの特性を生かした大反撃に尽きる!
皮肉にもシアーズ財団との決戦は、これまで各人バラバラで戦っていたHiMEたちを結集させることを促して、さらに各HiMEの特性を生かした戦術を取ることによって課題だったチームワークを克服してるんですね。
#個人的に雪乃最高、とか思って見たり見なかったり。
大物担当(カグツチ、愕天王)、小物担当(デュラン、ミロク)、捕獲担当(ジュリア)、諜報担当と護衛(ダイアナ、聖ヴラス)+晶のゲンナイは登場しなかった(正確にいうと聖ブラスもシスターのみ)けれども、チームで反撃に出るHiMEたちの攻勢は迫力有りでタメがタメだけだったたけに爽快でしたね。
#後は治癒系とか防御系があるといい感じですね。

■後半パートは?
シアーズ財団が「300年後」としてミレニアムプロジェクトを凍結するということは、シアーズ財団は今回の「触」からは引くという決断をしたわけですね。
ますます「触」の意味合いが重要性を増してきましたね。といっても「触」全然予想できてませんけど(えー)。
ゆえにシアーズ財団が今までの敵対勢力となっていたのですが、この決戦後は新たな相手というか「触」における本当の目的とHiMEの役割が明かされて行くという展開になるんでしょうね。
そしてその相手と戦うにはHiME同士の連携が必要というのが今回の決戦で分かったって感じでしょうか。

■驚異的な能力を見せたカグツチと消失した舞衣
うぎゃー、相打ち勘弁!とか思った瞬間、炎の中からカグツチの復活、つかカグツチ本気モードで大復活、一気に宇宙まで突き抜けましたよ、カッコイイー!!
これでかなり確信したんですが、やはりHiMEの能力は地球外生命体の可能性高いんじゃないかと個人的に妄想中です。
宇宙でも活動できる、そして各チャイルドのジェネレーターみたいなのが回る感じや、排気する様子は地球外生命体の活動をサポートするものであったり兵器であったりそんな感じに受け取れますよね。カグツチなんて宇宙船そのものとしてもおかしくない。

で、消失した主人公舞衣。
次回予告の能天気さが最高なんですが、しばらくは主人公不在でストーリーが進むかな?
#ガンダムSEEDの「閃光の刻」でも主人公行方不明になりましたしね。そういうインターバルは必要ですよね。
舞衣が戻る時はすげー普通に戻ってくるか、いろいろ謎を仕入れて戻ってきそうな気がしますね。

■舞衣の決意が再び問われる(はず)
今回舞衣の自己犠牲的相打ちは、広く守りたいものを守るためにカグツチを突っ込ませたんですが、次に立ち上がる時は全てを守りたいという気持ちを持ちつつ、帰るべき場所=「想い人」を定めての立ち上がりになると思うんでそこが激燃えになりそうな予感。
#どうでも良いけれど「時は」と書こうとすると「鴇羽」と変換されて危ない(僕が)。

■アリッサ
因果応報、いずれアリッサにもお仕置きがあるとは思っていたんですが、こういう形でこのタイミングで来るとは全く想像していませんでした。実はこっちの方が衝撃的。
雪だるまの描写が切なくて・・・。彼女も本来は救われるべき存在だったかもしれないんですが・・・(合掌)。
勝敗を分けたのはアリッサの信念と目的が自分の存在理由を証明するためだったのに対して、舞衣は純粋に皆の命を救いたいと願ったことの差だったのかもしれないですね。
深優なんですが、復活とかあるかな・・・なんて妄想しています。あかねちゃんの後にクライマックス付近で参戦ってないですかね?
氷付けってことは氷解するってこともあるわけで・・・。そうなるとあかねちゃん復活がなくなりそうだから個人的には微妙(えー)。

■詩帆
やっぱりあのオーファンは蛸のチャイルドを召喚したに違いない(嘘)。

■次回
よごれに徹したなつき、最高です。

それにしても舞-HiMEは面白いですねぇ。
一見笑いに走っているように見えてその実ストーリー展開は王道を行ってます。
欲しいDVDが多くて悩んでいるのですが、これは舞-HiMEに傾きそうかな・・・。


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