蒼穹のぺうげおっと

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天元突破 グレンラガン 第18話『聞かせてもらうぞこの世界の謎を』 感想

2007-07-29 17:24:23 | グレンラガン
今明かされる過去とその因果、そして語られるこれからの破滅!!
いやー、超・面白い。しびれた、この30分。ゾクゾクしながら観てました。

これで第1話のあの宇宙艦隊を率いているシーンにリンクするのねー、なるほどー。
#DVD1巻でチェックだ。副官はきっとロシウ。

個人的にはこの展開、大・好き。
ボーイミーツガールものは、大好きになった女の子を追いかけて追いかけてなんぼのもんじゃい、って感じなんですよ。
二人がお似合いであればあるほど、そしてその二人の想いが強ければ強いほど、面白いんです。
くぅー、まさに切ない。
ゆえに、面白い。
この展開はしびれますよ、ほんと。


■ロージェノムとニア この対比構成は凄いね
今回の演出はほんと上手かったなー。
随所の見せ場もそうなんだけれども、これまでの過去とその因果関係、そしてこれから起こるであろう破滅を語るシーンを、過去の王者(人類を支配していたもの)であるロージェノムと、実は宇宙規模でみたときにこれまでも、そしてこれからも支配サイドにいるアンチスパイラルとしての女王のようなニア、という親子であり、虚実の支配者、新旧の支配者としての対比というダブル(トリプル)の対比をかませつつ、互いに語り合わせる(かたやロシウに、そしてかたやシモンに)、という構図にすっげーしびれながら聞いて(観て)ましたよ。
この見せ方は上手いなぁ。

もっと言うとさ、ニアは第15話「私は明日へ向います」でロージェノムに一言物申す、と思って説得を試みるわけじゃないですか。
でも、そのニアの渾身の勝負は実は勝負にすらならず、ロージェノムからは「人類のために死ね」とか言われちゃう。
「お前は全然分かってない」と。
第15話「私は明日へ向います」感想参照。

だから僕はあのとき、ああこれはニアの勝負どころはもっと後で出てくるに違いない、きっと彼女の良さがもっと発揮される、もっと大きな舞台が用意されてるに違いない、と確信したんです。

で、この展開だ。

びっくりだよ。

あの時分かってないと言われた娘が、今こうして人類に殲滅宣言してますよ。
この対比がすっごいわけですよ。何この対比構成!!

ゆえに、こういう絶体絶命の境地に立たされて、シモンとも離れて、それで浮上してくるニアの勝負どころと言えば、やはりアンチスパイラルと化した、というか仮想生命との対決、自分との対決が燃える展開ってもんでしょう?
ここがニアの本当の勝負どころでしょう?
そしてそれをどこまでもどこまでも追いかけるシモン!!
つか、こういう展開こそがボーイミーツガールたらしめる展開であり、僕が個人的に大好きな展開なわけです。
なんというカタルシス。

ぐはぁ、妄想炸裂(笑)。

いやー、この対比構成、めっちゃしびれました。


あと、ホワホワした白ニアちゃんも好きですが、シャープな感じの黒ニアちゃんも素敵だ(笑)。


■過去と因果関係 螺旋力って!?
語られた謎、というかこれまでの歴史やその背景については、これまでの妄想を交えた予想も当たらずとも遠からずと言った感じで、ロージェノムが匂わしてきたあたりはビンゴ、な感じでしたね。

やはりロージェノムは人類としてのガーディアンサイドにいたわけです。
#ガンメンやテッペリン、ラガンまでもがその対抗兵器だったなんて。
#つか、獣人までもがそうなんだね。今は一緒に暮らしてる方が驚いたけど(笑)。

で、彼が確か第15話で、



中々強い螺旋力を持っているな
その力が滅びをもたらすとも知らずに

教えてやろう、その愚かさを

かつてお前のように戦った男が居た
その行いが人類を滅ぼすことになるとも知らずになぁ



と、語るわけです。


そう、つまりこれ、ロージェノム自身のことだったんですね。うはぁ、渋い。


で、螺旋力。

解説を聞いていてなるほどー、と思っちゃいました。

何故、ドリル。
何故、螺旋。

と思っていたんです。当初から。

それは人類の持って生まれた性であり、その極めつけの証拠は既に遺伝子レベルで刷り込まれているわけです。

そう、DNAの塩基配列、それはもう有名な螺旋構造を持っているわけじゃないですか。

なるほどー、それで螺旋か、それでドリルか。

それは飽くなき人間の生存本能に近い、ドリルを持って天を衝く、その行動原理を現しているわけなんですね。ふむふむ。

だから敵対する勢力もまた面白くて、これもなるほど。

螺旋構造のDNAを持つ人類と敵対するのは、その名もアンチスパイラル。
人類をDNAレベルで否定してるってことですよ。

ゆえにそのフォルムは無機的であり、デジタルな感じであり、分子構造すらも不安定に設計している、ということかぁ、なるほどぉ。
その辺もきっとベースにデザインされてるんだろうなぁ、と改めて納得。

この対比構造、飽くなき探究心と、それを嫌い、安定を望むものの戦いというのはSFにおいては常にテーマとなる題材なわけよね。
#最近ではヒロイック・エイジの鉄の種族と銀の種族の戦いがまさにこれだ。

な・る・ほ・ど。

そんなロージェノムも、実は熱い男だったわけで、



私のように千年の倦怠に身を置いて
閉じた円環の中で螺旋の本能を封じ込める強い意志が無い限りはな

いや

それでも貴様たちの反抗には

血が騒いだか




なんて、語るところは熱かったね。
俺もまた人類の一人だったか、みたいな。
敵役だったものが実は熱い、みたいな上手い転換演出!!

そんな語りをロシウにするわけですが、前述ではロージェノムとニアの対比を書いたけれども、ここではロージェノムとロシウ、という対比もあったここがまた面白い。

あの村で生存制限をされていたロシウたち。
それが嫌で村を出たロシウ。
今、それを管理する立場にたって聞かされるロシウ。

これは第3部、タイトルをロシウの台詞から取っているように、ロシウが苦渋に満ちながらも頑張らないといけない展開間違いなしでしょう。

逆に、あの時拾われた命、シモンとカミナに助けられたギミーとダリー。
この二人の活躍が、この「禅問答のような問い」の答えの一つじゃないのかい?とさえ思えてくる。

答えはそう、いつもここにある

です。

うーん、しびれる予感が。

■ザンボット3的展開と宇宙まで
10代、20代の方はご存じないかもしれませんが、僕が幼少期に観て非常にショックを受けた作品のひとつにザンボット3という作品があります(富野作品)。
これがまた強烈で、最終回のやるせなさと言ったらもう(号泣)。
#今回もギミーとダリーから時代遅れ発言されちゃうわけですが、他人ごとではない!!(笑)

と、話がずれましたが、ザンボット3でも主人公らは見た目全く同じで普通に生活してるんだけれども、実はご先祖様が異星人で、侵略者から逃れて地球に住み着いたという設定なんですよね。
で、オーバーテクノロジー的な力を持って、侵略者と対峙するわけなんですが、これがまた切ない。

お前たちがいるから侵略者が来るんだ、と言って非難される(街も壊れるし)。

この切なさをまたこの年で経験しようとは(笑)。

結局、侵略者としては彼らが居ようがいまいが関係なく地球がターゲットになっていたわけですが、そんな辛さを抱えたまま信じる家族たちと共に宇宙まで行って戦うんですよね(ああ、思い出したら泣けてきた)。

今回もそれに近くて、螺旋族が悪いのか?とか、問題のすり替えじゃない?とか、実は自分たちにも螺旋のDNAがあるんだぜ、みたいなところがあって、その辺をどう描くかは分からないけれども、これは上手いなと思いました。

だって、その方がシモンは一度、カミナシティから出れるし、総司令とかそういう肩書きを放棄してもいいってことでしょ?

それは別に人類を見捨てる、とかそういうことじゃなくて、勝手なことを言っている人たちがいても、それでも僕たちは「生きていたいんだ」&「ニアを取り戻すんだ」という熱い想いでシモンはきっと帰ってくるんじゃないかと思えるから。
#ヨーコもまだ登場してないしね。
#ロートル扱いされてる大グレン団メンバーもいるしね。明らかに邪魔者扱いされているのは、一旦白紙に戻す伏線か?
#人類が改心するとか、認めさせるとか、そういう白黒はあえて決着着けなくても良いと思うし。

で、惚れた女を取り戻すために、宇宙まで言っちゃえよ、シモン!!
お前のドリルは天(宇宙)を衝くぜ!!

はぁはぁ、また妄想が全開だ(笑)。

ちゅーことで、何となく第3部の狙いみたいなのも徐々に見えてきたので、すっげー楽しみです。


■ニアとシモン
はぁー、切ねー!!
ニアちゃん。
#黒ニアちゃんもシャープで好きだけど(どっちもすきなんだよぅ)。

でも、だからこそ余計燃えるなぁ。

僕は『交響詩篇エウレカセブン』が大好きなんですと公言して憚らないわけですが、やっぱりボーイミーツガールものは離れてこそなんぼなんですよ。
お似合いだからこそ、この苦境を乗り越えて訪れるところに最高のカタルシスを感じるわけじゃないですか。

だから、今回交わされた



私はアンチスパイラルのメッセンジャー
螺旋遺伝子の中に潜伏し
螺旋生命体殲滅システムが起動したときに目覚める仮想生命



頼むから俺に通じる言葉で言ってくれ
お前はそんな言葉では話さなかっただろう?

もっと取りとめがなくて 意味分かんなくて
でももっと温かくて 気持ちよくて

んぁー、上手く言えないが、
そんなんじゃない

お前はそんな奴じゃなかったはずだ




この会話、ここが一つキーですよね。
#切ねー。

まだチャンスありだよ。
仮想生命なんだよ。

だからシモン。
今回は、「上手く言えない」という感じで届かなかったけど、シモンの熱い想いがニアに届くかどうか、これが次なるシモンの大きな壁なんだよね。
ギミーとダリーに時代遅れ呼ばわれされても、変わりたくない=わがままと呼ばれても、ニアへの気持ちだけは変わって欲しくない。

これを乗り越えてこそ男だぜ。

そしてニアちゃん。

きっとニアちゃんの大舞台は、白ニアちゃんと黒ニアちゃんの対決だよね。
これを予想すると今から熱いなぁー。
#もう泣いちゃいそうだよ。

つか、ニアの留守電のメッセージは大爆笑だったけどね。


いやー、作風・デザイン・音楽までガラッと意図的に変えてきたわけだけど、その芯の熱さは変わらず!!
つか、今回音楽もめっちゃカッコよかったよね。サントラでたら買う。けってーい。
うーん、ほんと面白いっす。
DVD全巻購入決定です。

天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)


元突破グレンラガン2

初回生産限定版特典
メカデザイン・吉成曜描き下ろしDVDシリーズ前半収納BOX(1~4巻収納)
僕は既に予約済み!!

■おまけ<ニアの留守電メッセージ(笑)>


ごきげんよう ニアです
ただいま電話に出られません

ただいまって言っても おうちに帰ってきたわけではありません

おうちに帰ってきたら 携帯よりも家の電話を使いたいと思っています




…ってこれいつになったらメッセージ入れられるの(笑)。

ヒロイック・エイジ 第16話「幾つの定めを超えて」 感想

2007-07-27 00:48:00 | ヒロイックエイジ
第1部がエイジとの出会いとアルゴノートの苦難の逃避行、第2部が地球への道のりと孤独の英雄の救出であるとするならば、この第16話からは第3部と捉えても良いのかもしれない、と個人的に思っているんですが、第3部はこれまで契約に縛られてきた者たちが、その契約の真の意味とは、そも契約とは?という部分に踏み込んでいくところなのかもしれないなぁ。

その一つ目の動きとして、メヒタカ。
彼も戦うことが嫌いであったにも関わらず、(自ら課した?)契約に縛られ、戦いを続けてきたけれども、エイジ、そしてディアネイラとの出会いの中で、自らの意思で初めて誰かのために戦おう、と決意したわけです。

契約っていうのは、本作品においては自らを戒め、縛るものという側面のほかに、その逆として、その契約と言う束縛があるがゆえに考えなくてはならない、何故そうなのか?という点を、というところを登場人物はじめ、種族単位で考え続けないといけない、という重みを持たせていると思うんです。

ディアネイラにしても、自分の能力であったりとか、自分の立場であったりとか、いろんなものに縛られていて、最初はそれでも良し、と甘んじていたんですよね。
それがエイジとの出会い、エイジの窮地を経て、今回素直に、そして笑顔で「普通に」接することができているわけで、そういう束縛を自分で考えて、悩んで行動して打ち破っていっている、というところがこの物語の面白さなんじゃないかと思います。

逆に銀の種族。
これは安定を求めすぎた結果、感情を希薄にしてしまった。
最も英雄的とは遠い存在になってしまった。
安定を好む、好みすぎることで、何故?どうして?という感情の原点を忘れてしまっているのではないか?とも思える台詞が今回登場しています。
それが契約なら仕方ない、とか。
それがすなわち種の反映に繋がるか?というと全肯定もできないが全否定もできない。

ただ言えることは、このまま安定期が続けば、感情を放棄した種族は安定の後に衰退し、宇宙の緩慢な滅びに繋がる、という感じじゃないでしょうか。

よくSFの設定でもありますが、そういう安定期に対して、こんかいの鉄の種族のような不安定ながらも欲望も感動も持ち合わせている種族が登場して、活性化させるという設定がありますが、やはりこれもそういったところを踏襲しているんじゃないかと思いますよ。

ゆえに、黄金の種族は鉄の種族が宇宙に出てくるまで待っていたのかもしれない。
その行く末を、最も脆弱な種族に、最も強大な力を持つノドスを与え、銀の種族の安定と、鉄の種族の探求のバランスに賭けたのかもしれないな、と。

「皆が誰かの星になる」

というキャッチコピーからも、メヒタカの自分の意思で星になろうと決意した想い、こういうところが今後銀の種族でも、鉄の種族でも現われてくると面白いですよね。
#個人的にはメヒタカとレクティの対決があっても良いと思っているし。

今後はこの辺の何故?何故?が加速していくと思われ、その答えを登場人物たちが体現していく、という展開だと更に面白いかと思います。

でも今回疑問に思ったのは、何故ディアネイラたちまで青銅の種族の原星を攻撃に行くのか?というところですね。
人類軍が行こうとするのは、その自分達の体験に基づき、そうするんだという解説が銀の種族からなされましたが、その辺に対するアルゴノートクルーの反応ってどうなんだろう?と。
必ずしも良案とは思えないけどなぁ…。
その辺は次週で、ということなのかな。

ヒロイック・エイジ DVD1


ヒロイック・エイジ オリジナル・サウンドトラック



お前のドリルで天を衝け!

2007-07-25 01:37:59 | グレンラガン
届いた~、届いたよ~♪(小躍り)


『天元突破 グレンラガン』のDVD第1巻(完全生産限定版)が届いたよ~♪


ちょー嬉しいー。
DVDケースも普通のと違っててカッコいいー。
#表紙の一生懸命な表情にシモン&頑張ってる顔のラガンが素敵過ぎる。

ということで、こんな時間からだけどこれから観るよ(バカだ)。

感想も書いちゃうもんね(言い切った)。

今一番お勧めの作品ですよ。
#つか、この価格設定は超嬉しいよ。

ひゃほー。

天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)


元突破グレンラガン2

初回生産限定版特典
メカデザイン・吉成曜描き下ろしDVDシリーズ前半収納BOX(1~4巻収納)
僕は既に予約済み!!

天元突破 グレンラガン 第17話『あなたは何もわかってない』 感想

2007-07-23 01:19:27 | グレンラガン
いよいよ第3部突入のグレンラガン、めっちゃ面白い!!
つか、第3部開始の第1話目にしてドキドキしっぱなし。

つか、そう来るか!!
おもしれーじゃねーか、こんちくしょー!!


■まさか、まさかの!!
いやー、そこ全く予想できませんでした。
今更ながらに思い出されます。
螺旋王が彼女に言った言葉。
人形が意思を持ってはならない、何故生まれてきたか、など考えるな、と。
つまりはそういう役割も自分の娘に担わせていた、と考えるべきなのでしょうか?
というか、それはもしかして螺旋王ロージェノムも自分の娘にそういう仕掛けを施すよう、命令もしくは契約させられていたということなのでしょうか?
#長く生きすぎてしまったためにロージェノムはその辺の感情が(辛くて)擦り切れてしまった?
#そういう姫は何人もいたはずで、自分の娘にそうせざるを得ない状況にあったけれども、実は優しさ(or自分が辛くなるから)で自分の存在に疑問を持った娘を葬っていた?とか色々考えすぎちゃうよ。


そう、全く予想できなかった。


ニアちゃん!!


ぐはぁ、どうなるのさ、これ。
まるで世界の終わりを告げる天使のようじゃないのよ。

ぎゃー。


彼女自身に封印がされていて、時限爆弾のように封印が解除。
ニアちゃんの別人格作動。

その口から発せられた言葉は、



地球人類に告げる
我々、反螺旋族、アンチスパイラルは
地球人類が螺旋力危険レベル第二段階に達したと判断
これより、人類殲滅システムを発動します



ですよ。

シモンのプロポーズを受け取って、ダヤッカとキヨウの娘=アンネが生まれた瞬間の出来事ですよ。

ぐはぁ。


シモンもかっこよく成長して、抜けてるところは相変わらずだけど、しっかりと芯は通ってて、ニアはニアで美しくなっちゃってて、二人で街を眺める光景や、二人でいる光景は、ほんとにお似合いだったんですよ。
いや、めっちゃお似合いだったんですよ。
#あのプロポーズの最初の返事は大爆笑でしたが。

あのボロボロになっていたシモンを助けた&引っ張り挙げたのは間違いなくニアちゃんで、ニアちゃんが頑張れたのもシモンの存在があってこそなんですよ。

そんな祝福されるべき二人なのに、そんな二人なのに……。

ぐはぁ。


いやー、マジで面白くなってきました。第3部。
更なる脅威があることは分かってましたが、そこにニアちゃんをこういう形で持ってくるとは。
やっぱりボーイミーツガールならば、好きな女の子を追いかけていくしかないっしょ!!

そうだ、シモン。
お前のドリルは天を衝くんだから、勢いで宇宙まで突き破ってくれよ!!

ふぅ、リーロンが飛ばしたロケット。
これが持ち帰る答えがまた楽しみ。

めっちゃドキドキの幕開けでした。


■ロシウくん
なんとなくヘタレっぽかったロシウくんも立派になりました(依然へたれっぽさは残しつつ)。
ひじょーに感じ悪いですが(笑)。

第3部ってのは、多分残された謎に関する手がかりを探していく&ニアちゃんを探していく、という物語になりそうな気がしないでもないわけですが、そうなった場合、やはりその謎を独り考えて、組織&信奉者まで作っているロシウくんはキーマンですね。
感じ悪いですが(笑)。

アンチスパイラルって何?
とか、
次元大幕府?って何?
とか

何となく、宇宙を管理している幕府的存在があって、人類の持つ螺旋力って非常に強力&きっと何人かに一人の割合で螺旋力を持った人間が生まれてきたりして、百万人っていうのがひとつの発生確率のスレッシュホールドになってたんだろうね。

螺旋王ロージェノムはその辺を理解していたから、獣人という欠点があり、コントロールが効く奴らを自分で作って、その幕府的存在に対して、我々は欠点があり、螺旋力を持つものも地下に閉じ込めておくので、滅ぼすことは勘弁してくれ、という約束or契約を結んでいるんじゃないかなぁと勝手に妄想。

ニアちゃんもその約束or契約の一つで、ならばお前(螺旋王)の娘をこの契約の発動条件にしてやるぜ、代々子供が出来たらこの封印を仕込んどけよ、みたいな。
#誰か止めて(笑)。

第16話の螺旋王の言葉からずっと考えてきたのですが、百万人を超えたら?と言うときに、思い浮かんだのがあの第5話に登場した神父さんとロシウの関係だったんですよ。
今回、それはシモンからも投げかけられていますよね。

あの時は50人。

神父さんはガンメンも乗りこなす、ってことはやはりそういう背景を実は知っていたのかもしれないですね…。

それに反発して出て行ったロシウが、今全く同じ岐路に立たされている、というのが非常に面白いですね。

百万人目に生まれたのがしかもダヤッカとキヨウの間に生まれた=アンネ。

でもさ、同じくあの村で50人を超えたときに捨てられた二人である、ギミーとダリー。

その二人があんなに立派に成長してるんです。
#つか、ダリーが美しくなってる!!素晴らしい!!

何かこれは感慨深いよね。
これも一つの答えだよね。

少し話しがロシウからそれてしまったけれども、今の地上の人はロケットの飛ばし方は分かったけれども、どうやってロケットが構成されるか?その仕組み自体は理解できず、利用方法のみ解読できた、そういう状況なんですよね。

本質的なところにこだわっている。
それがロシウ。

きっとロシウはそういうところが気になってるんだろうね。
#だから研究所を組織してるんじゃない?

また、シモンに対するコンプレックス。

この二つが絡み合って、こんな感じ悪い子になってしまったんではないかと(笑)。


これまでのグレンラガンのタイトルは、

第1部=カミナの言葉

第2部=ニアの言葉

となっていて、多分

第3部=ロシウ

という感じですよね。
やはり世界の謎に迫るための回であり、ニアちゃんを追いかける回なのかな。

となると、

第4部=我らがシモン

というのは必然か?

ということで、第3部、デコすけの活躍に期待しましょう(笑)。



いやー、マジで面白い。
今、個人的に一番面白い作品、それがグレンラガンです。

DVD1巻も間もなく発売。
もう買うしかないでしょ。

天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)


空色デイズ(グレンラガン盤)

空色デイズ、超・お勧め。
第3部のOPは『空色デイズ』のBパートだよ。


連絡があるのです

2007-07-22 00:46:34 | Weblog
まだ関東地方は梅雨明けしていないのですが、何となく夏らしくなってきたな~と思ったり思わなかったりする今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

昨年の夏と言えば、『時をかける少女』を映画館で観て、そのままうちのブログとシータさんところと共同開催のオフ会(蒼蒼オフ)をやったりしましたね。

まあ、その結果、こんなことこんなことが起こったわけですが(笑)。


……そんなことをやっておきながら、積極的に反省をしないことにしている僕は、というか僕らは今年もまたやります。




第2回 「蒼い髪と黒いノートと黄色いドロボウ」と「蒼穹のぺうげおっと」共同オフ 略して 「蒼蒼オフ」(ここまで正式名称)




です。


一応、シータさんと相談した結果、一方的に僕の都合を飲んで頂き(ありがとうございます)、



場所:都内某所(現時点で未定:でも新宿・渋谷・池袋とかその辺です)

日時:2007年8月4日(土) (たぶん)夕方開催



基本的にはシータさんのところもうちも共通の話題が結構多いですので、またしても自分達の好きなものについてお酒の勢いを借りて少しだけ(?)しゃべってみよう、という趣旨でやりたいなーと思っています。

既にシータさん経由で何名か参加表明をされた奇特な方がいらっしゃる(笑)と伺っておりますので、もし参加してみようかな~と思った方がいらっしゃいましたら、メールにてご連絡くださいませ。
#メールアドレスは55_peugeot■goo.jp(■は@に変換)です。

一応、人数の把握や調整等もありますので7月28日までにご返信頂けると助かります。


ということで、今年の夏もよろしくお願いいたします。

待っていられない未来がある

2007-07-21 16:36:21 | アニメ 感想
夏が来ると思い出すことってありますよね。
そりゃあ夏に限らず、季節ごとに誰かと話したことや、出かけたこと、そのときの出来事って何かしらリンクしてたりしますよね。

去年、僕の中で暑くなったらきっと思い出すと思う、そんな映画がありました。


時をかける少女


去年の夏、すっごく暑い日の新宿で、これでもかっていうくらいの人がいて、観終わった後に夏の日の清清しさと同じくらいのノスタルジーをもたらしてくれました。

そんな良作が本日TVで放映ということで、ここに静かにお勧めさせて頂きます。

ヒロイン真琴の「走る」姿に是非ご注目ください。


去年、映画を観た後、このうちのブログとシータさんとで合同オフ会をやったのですが、そのとき、この『時をかける少女』の感動を書き留めなきゃって思って、オフ会が始まる直前にマンガ喫茶に行って感想書いたんだよなぁ(笑)。

そんな感想はこちら。

時をかける少女 感想

#中身についてそんなに詳細に触れたつもりはないけれども、もしご覧になる方がいて、本編をまだ観てない方がいらっしゃいましたら、本日TVをまずご覧頂くことをお勧めいたしますよ。


時をかける少女 DVD通常版

価格的にはかなりお値頃感ありだなぁこれは。

劇場版ポケットモンスター『ディアルガVSパルキア ダークライ』感想

2007-07-21 00:31:01 | アニメ 感想
先日、娘と一緒に劇場版ポケットモンスター『ディアルガVSパルキア ダークライ』を観て来ました。
丁度その何日か前にTVで同じく劇場版ポケットモンスター『蒼海の王子マナフィー』をやっていて、本来なら『ディアルガVSパルキア ダークライ』は夏休みに入ってから観に行く予定だったんですが、昨年も『蒼海の王子マナフィー』を映画館で観ていたものだから、娘がもう待ちきれなくなって、丁度台風が去った直後くらいで外も雨降ってるし、公開2日目だけど行くか、みたいな感じで。
#娘的にはマナフィーが凄く可愛かったらしく、マナフィーがすきなんですね。
#つか、それ以来、ポケモン大好きなんです。

で、某ディ○ニーランド近くのシネコンに朝から行ったわけですが、シネコンなんでいくつも映画ってやってるわけじゃないですか。

でもね。

ポケモンだけチケット売り場、というか、駐車場降りた時点から子供連ればっかりで、他の映画は朝だからというのもあって、ガラガラなのに、ポケモンだけ満席!!
すげー!!ポケモンすげー。
#チケットはネットで予約してたから並ばずに済んだけど、ホント予約しておいて良かった(ホッ)。

しかもDS持ってきてる子にはダークライをダウンロードできる仕掛けになってて、おおすげー!!とか思っちゃいましたよ。

本編の方はさすが、劇場版10周年作品だけあってめっちゃ気合入ってて、スリリングで熱く、そして感動的でした。

つか、何より


ダークライの漢(おとこ)っぷりに泣けた。・゜・(ノД`)・゜・。


娘的には本編の仕掛けや伏線がしっかり入っちゃっていた&スリリングな展開だったために、さすがに幼稚園児に全て理解するのは難しかったらしく、後から僕が解説して「おお~!!」とか言ってましたよ(事実見終わった直後はマナフィー好きなのもあって&マナフィーの方がハートフルなのでそっちの方が分かりやすかったと言っていました)。

おかげで今では娘も立派に「ダークライ偉いよね!!」です。


さて、ここからは内容について大いにネタバレを含みますので、劇場版をまだ観てない&これから観に行く予定の方はご注意くださいませ。



* * *



序盤から神と呼ばれしポケモン、「ディアルガ」と「パルキア」の出会ってはならない激しいバトルから始まるこの展開。
前回のマナフィーがどちらかと言えば男の子も女の子も楽しめた作品とするならば、序盤のバトルは男の子にはたまらないであろう迫力でした。

たぶん今作、劇場版10周年記念作品ということもあって、かなり気合が入っていました。


……けれども、やっぱり何よりこの映画で一番カッコよかったのは、


ダークライ!!


もう彼しかいないでしょう。


100年の時を経てなお受け継がれるダークライの約束、そして100年の時を経て始動する時空の塔のギミック。

全てが繋がる瞬間、ダークライのその無言のカッコよさに激しく涙腺を揺さぶられました。


序盤、これは大人視点で見ているとすぐに気が付くのですが、ダークライはその能力ゆえにポケモンからも畏怖される存在として描かれ、そして案の定、世界の異変に関与していると、ミスリードしていくんですよね。
#うちの娘なんか終わってからも一部勘違いしてましたもんね(笑)。

それが実は……、というところにこの映画の大きなポイントがあるわけです。

ダークライはその能力ゆえに昔から畏怖されていて、その性格ゆえに周囲から攻撃されるということもしばしば。
そんな傷ついたダークライを救ったのが今回のヒロインとして登場するアリスのおばあちゃん、幼い頃のアリシアだったんですよね。

ここが一つ大きなポイントで、ダークライは畏怖されているがゆえに、どこにも安住の地が無かったわけです。
常に独りであり、周囲からはその存在を否定されるかの如き仕打ちを受けているんですよ。

そんな傷ついたダークライに、在りし日のアリシアは「ここに居ても良いのですよ、何故ならここは皆の庭園なのだから」と言って、傷ついたダークライを助けるんですよ。あの草笛の音色と共に。

忌み嫌われていた存在が、「ここに居ても良いのだ」と肯定される。

その瞬間からダークライに取ってここは、かけがえの無い守るべき場所であり、そしてアリシアが語ったように「皆の庭園」になるように文字通り影ながら守ってきたんですよ。

だから許せなかった。

神と呼ばれるポケモンである「パルキア」が、たとえ傷を治すためにこの時空に潜んだのだとしても、この都市を時空から切り離してしまうほど強力な力によって、この庭園が崩壊するかもしれないことが。

だからダークライは「パルキア」を追い出すために、普段姿を現さないのに、誤解を受けることもいとわず出現するんですよね。

結果的にその行動が「ディアルガ」を引き寄せることになって、ディアルガVSパルキアの戦いが再燃してしまうわけですが、神クラスのポケモンに圧倒的な力の差をものともせず、挑んでいくダークライ、男だぜ(涙)。

自分に居場所を与えてくれた場所であり、その子孫たるアリスたちがいるこの街を破壊させないために。

もうこれだけでも十分にダークライがカッコイイわけですが、更に凝った仕掛けがあるんですよ。

それがヒロインであるアリスに100年の時を経て受け継がれてきた歌=オラシオン=祈りであり、その幼馴染であるトニオの曽祖父であるゴーディが100年前にこの世に残した時空の塔なわけです。

アリスのおばあちゃんが幼い頃助けたダークライ。
そのアリスにまで代々受け継がれてきた曲=オラシオン(祈り)。
そして100年前にこの惨劇を(ダークライの能力を通して)予見して建造した時空の塔。

それがダークライ、アリス、トニオに受け継がれ、その時空さえも滅ぼしかねないディアルガとパルキアの戦いを鎮めるための黄金のギミックが展開される瞬間。

これが最大の見所。

100年の時を経て受け継がれた祈り。

それを成就させたのは、間違いなくその身を文字通り散らせて、自分の居場所を与えてくれた者への恩を返そうとするダークライ。

熱いなぁ。・゜・(ノД`)・゜・。

彼が稼いだわずかな時間、それが境目となって、時空の塔の黄金のギミック発動が間に合うわけで、かなりあの瞬間はウルウルきてましたね。


スペインのバルセロナに行ったことがある人にはすぐ分けると思うのですが、今回の時空の塔のモデルは、アントニオ・ガウディの未完の建築物「サグラダ・ファミリア」であり、またダークライの居場所となった庭園もガウディ作の庭園をモデルにしていると思われます。
#ゆえに時空の塔の作者はガウディから取ってゴーディ、ゴーディの孫のトニオはアントニオ・ガウディのアントニオから取ったんでしょうね。

サグラダ・ファミリアの実物を見たことがある方は、ファイナルファンタジーの世界が!!という感想が漏れるんじゃないかと思うわけですが、今回の時空の塔、最初の印象はサグラダ・ファミリアのほうがなんか凄くね?と個人的に思ったわけです。

でもね。

それすらもまだ隠された演出だったんですよ。

祈り(オラシオン)を捧げて発動する黄金のギミック。
これが待っていたわけです。

100年の時を経て黄金の羽を広げる時空の塔。

神と呼ばれる荒れ狂うポケモンを鎮める音楽。

圧巻でした。

これが時空の塔の完成形だったんです。・゜・(ノД`)・゜・。


もちろん、ここに至るまでにそれぞれのポケモンたちが自分たちの能力を最大限に駆使して、パートナーと絶妙のコンビネーションを見せながら、時空の塔の黄金の羽を広げるために大活躍するわけですが、この辺も非常に面白いところなんですよね。
#時空の塔を駆け上がるときのドキドキや(時空の塔を昇るのは大変、というのが序盤にサトシを使って描かれているのも伏線・演出として細かいね)、ラストのピカチュウとパチリスの見せ場など、演出が上手いよね~。

ポケモンはほんとに勇気、努力、友情の三拍子が揃ってますね。

ということで、大人が見ても全く侮れないポケモン劇場版10周年作品「ディアルガVSパルキア ダークライ」でした。

劇場版ポケットモンスター ピカチュウ・ザ・ ムービーBOX 2003-2006

発売予定日は2007年9月21日。
密かに買っちゃう予定です。

たばかりごと

2007-07-20 01:33:48 | Weblog
夏、というにはまだ梅雨明けしてないし、比較的涼しい今日この頃ですが、月が替われば暑さも本格化するんでしょうかね?

夏、と言えば、皆様いろいろな計画を立てられていたりそうでなかったりすると思うのですが、今年の夏も某ブログの管理人さんとひそひそと何をするやらしないやら、というよからぬ相談事を進めております。

去年の夏はいろいろありましたが、今年もやろうかな、と。

近日中に発表しますねー。


天元突破 グレンラガン 第16話『総集片』 感想

2007-07-19 00:10:08 | グレンラガン
グレンラガンも感動と謎を残した第2部が幕を閉じ、今回はその幕間、総集編(片)だったわけですが、いやいや侮ること無かれ、総集編までもが熱い、というグレンラガン。

演出の上手さに思わず拍手、おお!!とか、うんうん、とか、あああー(涙)とか、あの白いペンで書かれていく文字がまた上手い&熱い。
なんというか、俺たちはこんな想いでこの作品作ってるぜ!!みたいなのが伝わってきたよ、みたいな、そんな感じですよ。

いやー、何か総集編なのにいいもの観ちゃったよ、みたいな感じになりました。
ありがとうー!!

つか、あのエンディングで流れたイメージボードの美しさは何ですか!?
うおー、すげー美しい!!
#大人びたニアちゃんも素敵過ぎる。鼻血出そう(笑)。

次は何と7年後!!
ぐはぁ、もう日曜日が待てない!!
#タイトルからして出だしは厳しそうだなぁ。

あと、もうサントラが待てない!!
#ってサントラでるよね???

グレンラガンは何気に音楽がカッコ良いのもポイントだぜぃ。

ああ、ほんと少年の成長物語って面白いです。
もうすぐDVDも発売。
何かいろいろ待ち遠しい。

天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)

もうすぐ発売。僕は既に予約済み。

空色デイズ(グレンラガン盤)

空色デイズ、超・お勧め。
今回のエンディング『happily ever after』も入ってます。

ヒロイック・エイジ 第15話「光降るとき」 感想

2007-07-18 01:34:42 | ヒロイックエイジ
気合の入り方がこれまでと段違いに凄かった第15話「光降るとき」。しびれました。
これにて第2部も美しく幕が降りました。

つか、

脚本:冲方丁、絵コンテ・演出:羽原信義、作画監督:山岡信一

とクレジットされた日にゃあ、期待せずにはいられないし、このスタッフはこの作品における最高スタッフの終結なわけじゃないですか。
いや、ほんと凄かった。
#狂乱作画担当までいるという気合の入り方。
#グレンラガン第15話の絵コンテ4人とか、第2部のラストってほんと作っている人たちも気合の入り方が違いますね。

何と言うか、改めて「魅せ方」について考えさせられました。

正直これまであまりに淡々と物語が進むし、緊迫したシーンのはずなのに淡々としてる、とそういう印象が拭えなかったところが個人的にはあって、そろそろ冲方さんご自身の脚本で見てみたいのです、と切望していた矢先だけに今回は本当に、作画なんてここまでやるんか!!というくらい気合入っていて、ストーリーの流れ的にはここに落ち着くであろうと分かっているのにも関わらず、ドキドキしながら最後の最後まで観てました。

ラストの特別エンディングなんかも、これって最終回?と思うくらいスペシャル感があって、この第15話にかけた制作スタッフの人たちの熱い想いってのが伝わってきましたよ。

第2部というのは僕が勝手に呼んでいるだけなんだけれども、

第1部でアルゴノートの危機を幾度と無くエイジとベルクロスが救い、

第2部でその英雄をアルゴノートクルーが救う

強大過ぎる力を持つ者が窮地に立たされ、その強大過ぎる力に比べたら非力すぎる仲間たちがその窮地を救う、というカタルシス。

第1部で積み上げてきた信頼が、第2部において最後の最後まで信じて皆が見捨てるような状況においても仲間として恐れず、その苦境を開放するというカタルシス。

いやー、しびれました。

アルゴノートという船が、積み上げられた信頼の中で非常に特殊で大切な存在になっていて、それが既にアルゴノートを破壊することができない、それをすると未来が閉ざされるというくらいまで昇華されていて、またそれに甘んじることなく、圧倒的な戦力差を知ってなお、ノドスに挑んでいくクルーたち。
これがまたこの1点に集約されてくるのが熱いですね。
#もうほんと惜しいのはこれまでの展開が淡々としていたり、エイジに対するアルゴノートクルーの気持ちがくどかったりと、これまでのそのテンポの悪さが悔やまれるなぁ。

また、今回の最大のクライマックスはもちろんディアネイラと狂乱したエイジ&ベルクロスの対面ですよね。

エイジ&ベルクロスを止められるのはディアネイラしかいないわけですが、ここでの大きなポイントは二人が互いに「星」であると語ることなんですよね。
ここが良いんです。

「そして僕らは誰かの星になる」

がこの作品のキャッチコピーじゃないですか。

それを体現した瞬間とも言えるこのラストシーンは美しかったですねぇ。

互いに導きあう、惹かれあう存在。

まさに星であり、その星が集まってできあがるスターウェイ。

こうやって道が出来ていくというのがこの物語のテーマの一つでもあるわけで、この第15話にその想いを収斂させてきた、そんな感じですよね。

ディアネイラには、今回は精神体で実物のエイジを最後のシーンで支えてあげることが出来なかったのだけれども、これから先の第3部以降では、きっと互いを受けとめられる、そういう存在になれると良いな、なんて思いながら観てました。
#ディアネイラの精神感応能力という相手の中身に踏み込むのが躊躇される、そういう性格だからこそ、エイジという存在はまた彼女にとっても非常に貴重な存在なんですよね。

今週、非常に満足でした。
うんうん。

今後は脚本に冲方さんも参加していくようですので、これは本当に楽しみです。
#切望していただけに尚更嬉しい。

非常に美しいラストシーンでした。

ヒロイック・エイジ DVD1


ヒロイック・エイジ オリジナル・サウンドトラック