蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

蒼穹のファフナー ビジュアルブック

2005-03-31 21:52:41 | 蒼穹のファフナー
勢いで買っちゃったよ・・・。
#まだ殆ど読んでないんですが。

蒼穹のファフナーにはそういう「何か」があるんだよな~。

一応各話の制作スタッフが公開されていて、冲方丁先生の参画は予想通り12話からでした。
絶対そうだと思ってました。
つか、12話から飛躍的に物語が面白くなりましたからね。
「ゴーバイン!!」で鷲づかみでした(笑)。

冲方丁先生が入ってからの蒼穹のファフナーは本当に素晴らしかった。
これからご覧になるという方がいらっしゃいましたら、どうか13話まで諦めずに観てやってください。
そこからラストまでは感動の嵐、感涙の渦ですから。
ああ、ほんと良い作品でした。

ちなみにサントラVol.2は非常に良い出来で、年度末の最終局面はこのサントラとともに乗り切ったと言っても過言ではありません。
年度末のデスマーチを乗り越えた僕の心には今「蒼穹作戦」のテーマがエンドレスで流れています。
「君たちに未来を託す」、こんな感じ。


蒼穹のファフナー
完全ビジュアルブック

価格:¥2,310 (税込)

アニメ雑誌に掲載されたイラストを完全掲載
声優陣のインタビューも結構入ってますよ
表紙は平井久司さん書下ろしです



巌窟王 最終幕 感想

2005-03-31 02:29:29 | 巌窟王
「渚にて」と言えばネビル・シュートの『渚にて』を思いつくのですが(ちなみに管理人は未読)、ネビル・シュートの『パイドパイパー』は名著なので是非皆さんにお勧めしたいところ。

さて、最終幕となった巌窟王エピローグ「渚にて」ですが、これまで巌窟王の作品の中身は非常に良かったのですが、タイトルのネーミングがイマイチで肩透かしを喰うこともしばしば。
しかし今回のタイトル「渚にて」は全物語中で最高のタイトルだったと思います。

■渚にて・・・
大人たちの過去に映る渚での幸せそうな美しい光景と、第18幕で映る若者たちの過去に映る渚での幸せそうな美しい光景、これまでずっと観てきた視聴者はこの2つのシーンを思い浮かべずにはいられなかったと思うのです。
特に第18幕の渚での光景は作中最も美しいと思ったところでもあり、また最も悲しいと思ったところでもあります。

そしてどちらの光景も、もう二度と全員揃って見ることはできず、それがまた切ない・・・。
このシーンだけでエピローグは十分その役を果たしたのではないでしょうか。

■我が名は巌窟王
渚での美しい光景を二度と帰らぬものにしたのは、些細な偶然が幾重にも重なり、恨み・嫉妬によってその歯車が回ってしまったことに原因があったわけですが、第23幕で「我が名は巌窟王、私はいつもお前と共にある」とアルベールに向けて言ったのは、恨み・嫉妬に呑まれれば、すぐにでもそして誰にでも巌窟王(という名の復讐者)になる可能性がある、そういうことだったのかなと。

アルベールはやはりそれに気が付いていて、その恐怖と対峙するためにゼロから5年かけて積み上げてきたってことなんでしょうね。
いくら純真なアルベールとはいえ、さすがにフランツの墓を前にしては恨みに喰われてしまう、そう感じていたのかもしれません。

そういう中で踏ん切りがついたのはやはりあの絵の裏にあった手紙のエピソードなのかもしれません。

「あなたは・・・、僕が生まれる前からここにいたのですね・・・」

このシーンは切なく、これまでの伯爵との思いを受入れることにつながったところだったんじゃないかと。

個人的にはエピローグでこの2点をやってくれたんで満足。

■その他には
エデとヴァランティーヌに共通することなのですが、髪で顔の反面を隠す表情が多かった二人が、顔を見せて笑顔を見せるという表現は最初からきっとやりたかったことだったんだろうな。
髪と表情については以前★ジャンさんがそういうことを仰ってましたね。
エデとヴァランティーヌに幸多からんことを。

ベルッチオやバティスタンもいい味だしてたなぁ。この人たち大好きです。
そして忘れてならないペッポ。一番好きです(性別関係なし)。

■多くの名演技者たち
アルやフランツはもちろん、モンテ・クリスト伯役の中田さんや、フェルナンの小杉さん、カヴァの関さん、その他大勢の声優の皆さんの演技力は素晴らしかったです。
彼らに惜しみない拍手を。

深夜枠でのこの完成度と2Dテクスチャを使った画像の美しさ、またその音楽には個人的に満足でした。
次はデュマの原作を読んでみたいと思います。
最後にアルとユーに静かな拍手を。

■余談
CMの時に出たクラシック版サントラ、あれはラフマニノフのピアノ協奏曲第2の第1楽章の最初でしたね。
やっぱりラフマニノフは良いですな。

■巌窟王 3



春は・・・。

2005-03-30 17:34:49 | Weblog
春はお別れの季節です みんな旅立って行くんです(古っ)

今を遡ること2週間前、この時期は新年度を迎えるにあたり異動の時期でもあります。
いわゆる内示とかそのたぐいが出る時期なんですね。
ここ数年、社内から引きがあった(らしい)のですが、水際でお断りしていたこともあり、まあ問題なくこの時期が過ぎ去るかと思われた矢先、上司から呼ばれました。

(社内の喫茶室にて)
上司「単刀直入に言うと、人事部がお前くれってよ」
燕。「はっ!?」
上司「いや前から打診はあったんだけど、今回は本気らしい」
燕。「(動揺しながら)・・・、で回答期限はいつまでです?」
上司「今日、つか、今」
燕。「はっ!?」

その瞬間、脳内ではこんな叫びが
「冗談ではない、CA(Crisis Area)の際にいるんだぞ!」
#APPLE SEED第1巻「プロメテウスの挑戦」ブリアレオスの台詞より

正直動揺。
全く考えていなかったキャリアパスがそこに提示されたわけで、実はこの瞬間が人生の大きな岐路に立たされている、そんな感覚を一瞬にして味わう羽目に。
まさにCA(Crisis Area)の際、この一瞬に慎重な判断が要求される、コーヒー飲みながらの雑談がそんな光景に様変わりです。

単純に出世スピードを考えればここでスタッフ部門へ移ることはその最短距離を走ることになるなどという打算も入れつつ、入社以来ずっと上司である若手部長をも交えて緊急会議。
今まで積上げてきたキャリアと、全く新しいキャリア、この中で自分のキャリアパスをどう描くか、非常に悩みながらも真剣に相談に乗ってくれる上司二人に感謝しつつ、ある一つの結論を出しました。

「潜水艦をいじっている方が幸せです」(違)

と『終戦のローレライ』の絹見艦長の言葉を思い出しつつ、現職のままキャリアを積む選択をしました。
この後も人事からは執拗な捕獲作戦を展開されるんですが、上司がうまくかわしてくれたようです。
#と言いつつ4/1に発令が出たら笑えるんですが・・・。ドキドキ。

* * *

とまあ、僕は現場を選んだわけですが、この時期はいろんなことが起こります。
同期が出向を選び、また他の同期はMBA取得のために留学へ、とまさに春はお別れの季節なのです。

こういった人事異動は最後の最後まで組織間、個人間での綱引きが展開されるため、いよいよになるまで公表されることはなく、異動することになる仲間の送別会なんかはぎりぎりの今日とかにやることになるわけです。

そう、今日といえばサッカー日本代表対バーレーン戦です。
実は僕は1次予選からずっと埼玉スタジアムに応援に行っていて、今回も何とか厳しい抽選を組織的行動(つまり職場で団結して申し込み、ゲットできたら配分する)で勝ち抜き、今日もユニフォーム持参で出社していたわけですよ。

・・・・゜・(ノД`)・゜・。バッティングだよ・・・。
泣く泣く譲ったよ、ユニフォームもセットで。

という訳でここまで何が言いたかったかと言うと、みんな僕の分まで日本代表を応援してくださいってことです(前置き長っ)。
お別れの季節である春ですが、新しい始まりでもあるわけで、これから新社会人になる方や、入学される方、新生活、頑張ってくださいね。

茶話会などしたいものですね

2005-03-30 13:05:53 | マリみて
プロジェクト単位で仕事をしている身なので、月末が忙しいとか月中は暇とかそういう定期的な仕事の波とは無関係な生活をしているのですが、繁忙期というのはやはりあって、システム開発の仕事は新年度からカットオーバーさせることが多くなります。
それゆえに、年度末というのは各種契約の更新やら、仕事の納期やらがやたらめったら重なる殺人的なスケジュールとなるわけです。

とはいえ、今年はアクシデントはありつつも昨日で殺人スケジュールも一段落。何とか自分の年度末、乗り切れました。
ということで今日は午前中、休みをとってゆっくりと出社。
もちろん、書店の街を経由すること、そして購入した書籍を読了すること、それらをこなしてから出社です。

で、買ってきました、これを。
年度末を乗り切った自分にご褒美であります。

マリア様がみてる 妹オーディション

相変わらず素晴らしい出来で、一気に読んでしまいましたよ。
今野先生の構成力や、丁寧な心理描写、ニヤリと思わせる伏線、どれをとっても楽しめます。
とにかく今巻でもいかんなく発揮される今野先生の登場人物たちに対する愛情は素晴らしいものがありますね。

2004年度という戦いを終えた心に染み渡って、癒されました。
これで来年度も頑張れそうです。
#単純だな、自分。

今週のジャンプ 17号 感想

2005-03-29 13:11:07 | ジャンプ感想
ブリーチの小冊子、まだ読んでません(挨拶)。
今週は地味にムヒョと乙女ロージーが良かったです。むふー。
後は美鈴のコスプレです(断言)。

■ナルト
宝くじのネタは単行本読んだから分かりますよ(へへ)、つか、最悪の運勢ですね。
ガイ先生率いるチームも登場っすか。これは強力。
しかし火影の里はこんなに戦力放出して大丈夫なのか?
エビス先生も昔のカカシとナルトたちのように出陣みたいですけどこの意味が伏線になりそうですね。
#くしゃみもね。
昔の扉絵の先生3人の絵はやはりここで生かされるんだろうか?
今回サクラちゃんの成長は驚きって感じでしたが、何気にカカシと割って入ったナルトも実力アップっぽいですね。
つか、我愛羅救出、間に合うのか?

■ブリーチ
良かった、雛森と日番谷は助かるんですね。ふぅ。
しかし、謎なのは何故藍染隊長は卯ノ花隊長を斬らなかったのか・・・、生かしておけば「天挺空羅」(だっけ?)で皆に知れ渡ること必至だと思うんですが・・・。
それも作戦、というかクーデター宣言ということですか、これ。
あとは卯ノ花隊長も絶対防御みたいな技があって、藍染隊長も斬り合うのは得策じゃないと思ったのか・・・。
こうなると山じいがずっとひっかかってましたが、浮竹の台詞から停戦を持ちかけるけど、実は山じいも藍染派でした、みたいな。
山じいが「藍染隊長」とか言ったら激ウケなんですが。

■ワンピ
挟まってる場合ではない!!
つか、いい感じに先が読めません。

■アイシ
士魂号だ!!L型だ!!ガンパレ!!
#ってゲームやったことないけどね(えー)。

■ムヒョとロージー
今回乙女ロージーの活躍の回とみせかけて、実は乙女ロージーへの勉強の場であったような気がしますね。
魔法律を使って霊を除霊することだけが魔法律家の仕事ではなく、きちんと成仏させること、これも大事な仕事なんだってことですかね。
ということで最初は拍子抜けしたんですが、読後感としては非常に良かったですね。
ムヒョとロージーの物語のベースはこういうところにやはりあって、バトルものに安易に流れず、本流に戻したのは作者の矜持と考えるのは考えすぎだろうか。
しかし、個人的にはこういうリセット話は非常に好みなので、やはりムヒョとロージーは良いなと。
頑張れ、乙女ロージー。

■D.Gray-man
一応アレンが提示した「理由」は悲しみに暮れるクロウリーをとりあえず立たせるための言葉と理解。
連載当初より僕はこの作品は「善」とか「悪」って何?みたいな展開になると面白いと思っていて、「白」と「黒」という表現がなされたり、タイトルにある「グレイ」=「灰色」という表現になっているのかなと思うのです。
つまり、このクロウリーの物語はやはり大きな伏線になっていて、「エクソシストだからアクマを倒す」=「白」だから「黒」を倒すという「理由」を再度問い掛ける形になるんではないかと予想。
ひょっとしたら分かり合えたかもしれなかった「白」=クロウリーと「黒」=エリアーデの物語に対して、今回その根源を自らの左眼で暴いたアレンが「理由」に疑問を抱く、もしくは自身が「白」と「黒」では割り切れない、そういう状況がきっと来る、つか、そういう展開を切に願っております。
ということでクロたんにももういちどエリアーデの件を問い掛ける物語があると彼も救われる、そんな気がします。

■リボーン
ツナがきっと大物になる、ライオンをペットにしたことで何故かそう思ってしまったのですが、今回ずーと思っていたことは、そのポジションはハルちゃんのポジションなんだよ、ハルちゃんを出してくれよぅ!
ハルちゃんの可愛さに気がつかないツナはある意味大物です(超主観的判断)。


■武装錬金
やっぱり女子高潜入といえば、澄百合高校(クビツリ高校)だよなー、と思いつつ、中に入ったら玉藻ちゃんとか子荻ちゃんとか姫ちゃんとかいないかなー、とか期待するのは西尾維新ファンだけだと思います。
#本編と関係ない感想ですみません。

■いちご
美鈴のコスプレはとても良い。とても良い。二回言った。

ガンダムSEED DESTINY 第23話 「戦火の蔭」 感想

2005-03-27 01:42:29 | ガンダムSEED DESTINY
届かなかったカガリの声、突きつけられた現実を前に「想いだけでも、力だけでも」というテーマが今作でも大きく意味を成してきた第23話「戦火の陰」、アークエンジェルサイドの苦難の道はこれからだと言わんばかりのラストの(意図された)後味の悪さにこれからの展開が興味深いと思いつつも、オレンジ色の人(もしくは西川さん)は散らなければいけない運命のかというハイネに合掌。

■想いだけでも、力だけでも
放送開始当初からカガリの苦悩と成長は最後まで続いていくと思っていたのですが、今週はそういう意味で事実上カガリにとどめをさされたというか、どん底まで落とした、そういう意味がありましたね。
後半に描かれるであろうシンデレラカーブの底辺、それが今回なのかな。

「オーブの獅子を越えて行け」が恐らくカガリに課せられた作中のテーマの一つだと思うのですが、これまでのカガリの描写はシンの「奇麗事はアスハのお家芸だな」に反論できない、「想いだけでも、力だけでも」の「想いだけ」しか体現できていない、そういう風に描かれてきました。
「想いだけ」しか今は持てないカガリに突きつけられた現実が今回の「届かなかった声」に帰結してしまった、だからこそカガリの成長物語は「想いだけでも、力だけでも」を体現していかなくてはならない、「オーブの獅子を越えて行け」、それに向かうためのトリガー、それが今回の戦いの意味だったのかなと。

他国を侵略せず
他国の侵略を許さず
他国の争いに介入しない

目の前でムラサメが落とされ、目の前でアストレイが撃つ、そうしてヤキンの開戦を止められなかったときと同じく、結局何もできなかったカガリの悔しさがやはり今回の後味の悪さにつながっていて、是非ともカガリには、ひいてはアークエンジェルサイドにはこの悔しさを晴らして欲しいものです。
今のアークエンジェルは「想いだけでも、力だけでも」と分かっていつつも、現時点では「想いだけ」になっていて、今後の道は今欠けている「力」の部分をどう補うのか、やはりそこはミネルバサイドとの合流として描かれて欲しいなと、個人的には思わずにはいられないところ。
恐らくその時には必ず今回のシーンが引き合いに出される、つかそうであって欲しい。

■亡国の・・・。
ギリシャ神話に登場する、どんな攻撃をも跳ね返す楯。それがイージスの語源だ。
しかし現状では、イージス艦を始めとする自衛隊装備は防御する国を失ってしまっている。
亡国の楯だ・・・。
それは国民も、我々自身も望むものではない。
必要なのは国防の楯であり、守るべき国の形そのものであるはずだ。
(福井晴敏『亡国のイージス』序章 宮津隆史『亡国の楯』より)

最近読んだ『亡国のイージス』からの一節ですが、「イージス艦」を「タケミカヅチ」に、「自衛隊」を「オーブ国軍」に置き換えるとまさにこの状況はオーブという国が理念を忘れ、「国の形をなくした」状態とも言えます。
「力だけ」になってしまったオーブが再び起つとすれば、やはりそれはカガリにかかっていて、是非とも「想いだけでも、力だけでも」のテーマをオーブという国だけでもいいから実現して欲しいところです。

つか、あれです。今回の悩めるトダカさんに「うらかぜ」艦長の阿久津さんを見た思いです。

■ハイネとアスランとキラ
先週の感想で揺れているアスランをミネルバへ定着させるのが彼の意義じゃないかと書いたのですが、まさかそういう形で来るとは思いませんでした。「Meteor」はむしろハイネへのレクイエムかと思いましたよ。
ハイネというキャラの死を目の前で見たアスランは、これでミネルバサイド定着へのトリガーが引かれたような感じですね。

となるとアスラン自身は「想いだけでも、力だけでも」の理念を理解しているはずで、それに基づいてセイバーという「力」を手にしたのに、キラたちの「想いだけでも、力だけでも」の理念とはいつの間にか同じことを考えているはずなのに、スタンスが異なってしまっている。
この辺うまいな、というか、アスランとキラの再対立が恐らくあると次回予告からして思ったのですが、同じ想いを抱いている(た)はずなのに、すれ違ってしまったという状況を作ってるんですね。

また今回の後味の悪さはアークエンジェルサイド=キラにも、本当にそれで良かったのか?と思わせるところもあるし、流されているアスランもまたそれで良いのか?というのもあります。
だからこそ、このタイミングで顔をつき合わせて意見をぶつけるというのはめちゃめちゃ面白いと思います。
しかもそれを取り持つのはミリィですか!既に次週が楽しみで仕方ない。
中盤でこういう一度微妙なスタンスの違いをはっきりさせておくという手法は良いなと。
個人的には絶対正義とか悟りきった人とかよりも、こういう答えを模索していく作風の方が好きです。

ここからは気になったところを。

■蹴散らされるガイアたん
今週は見所がいろいろとありましたが、中でも僕の心を鷲掴みにしたのはガイアたん(犬モード)ですね、間違いなく。
・ムチで叩かれるガイアたん(しかも二回、上下ワンツーみたいな)。
・飛んだら落とされるガイアたん(しかも水没)。
・とどめは蹴散らされる(もちろんガンダムキック)。
#結果としてハイネが散ったことはトラウマになりそうですが。
もちろん痛めつけられるステラたんが最高に良かったことは言うまでもありません、最高です。

■キラ強すぎ
主人公シンですら一瞬のうちに。
#フレッツのCMがしゃれになりません。
フリーダム改修ということはそれ相応の大打撃を受けるはずなんですが、こんな無敵キラを相手にできるのは種割れしたシンしかいないってことですかね。もしくは種割れしたアスランですか?
うーん、ここはさすがにシンに期待したいところ。

■デストロイ
公式でも発表されていましたが、OPの巨大MS(MAじゃなかったですね)はすごいネーミングですね。
サイコガンダムMk.2のような感じですけど、気になるのはパイロットですよね。
一応ザムザザーとかゲルズゲーとかが今後の主流になると(とあるオジサマが)言ってましたが、その流れを汲むなら複座型なんすかね?
ここからはかなり妄想ですけど、自分の中ではファントム・ペインが離反して欲しいなぁなんて密かに思っているので、救えないタイプの強化人間がまた出てこないかなと思ったりもするわけで、新キャラとか出ないんすかね。
でも今の時点でキャラ追加とか聞かないし、無いかな・・・。強化人間複座型でデストロイして欲しいんですけど。
じゃないとステラたんが乗ってしまいそうで、フォウとかロザミィとか思い出して欝になりそうなんで。

■ザクとは違うんだよザクとは!!
ビームライフルを掴まれるシーン、ファーストとの比較キャプだれかやってくれませんか?キャプ師の皆様。
とりあえず西川さんとしては美味しい、つか、一度は言ってみたい言葉です。

■トラサメ、トラスーツ
虎のムラサメはトラサメと呼びたいのですが、如何?
トラスーツがオーブ版で拝めた!笑った!いや、むしろ好きです!

■そんなにうちのことが嫌い?
辛らつな言葉を投げかけるキラに対して、カガリには是非とも静流の声で涙目でこう言って欲しいと舞-HiME第25話を観た人は思ったに違いない(え、僕だけですか?)。

えー、次週のミリィがとにかく待ち遠しい(いや、キラ、アスラン、カガリの会話ももちろん楽しみですよ)んですが、何気にマリューさんは前作より格段にカッコよい艦長さんになっている気がします。マリューさん、好きです(はっ、言ってしまった)。


舞-HiME 第25話 感想

2005-03-25 13:00:00 | 舞-HiME
残ったHiMEたちの最終出陣、切なくも燃え上がる展開に毎週凹んでいた心も復活、最大のクライマックスへ向けて舞-HiMEのストーリー濃度も最高潮!!な第25話「運命の刻へ」。
2クール半年など言わずに4クール1年やってくれ、サンライズの人(懇願)。

■なら私はお前を止めてみせる、私自身の全てを賭けて、デュラン!!
今週の最大クライマックスの一つ、それは間違いなくこの瞬間。
復活したなつきが召喚したのは、キヨヒメに匹敵する巨大なデュラン。

チャイルド、大切な人への想いが生み出す異形の子
思いの強さが・・・力となる!!


めちゃめちゃカッコいいよ、なつき。
今までのデュランの小ささ、弱さは今このときのための壮大な伏線だったのか。
舞衣、なつき、命の3人の復活が観たいとずっと言ってきただけに、ここでのなつきのデュラン解放は最高に奮えましたね。
本当の想いを胸に復活するなつき&デュラン、切なさと激しさを伴った最終出陣、これは参った。参りました。

そんなに私が嫌い!?

違うんだ、違うんだよ静流さん!
なつきの決意はそうじゃないんだよ。
この静流の台詞すら、二人の最期を飾る伏線に過ぎないところがまた切ない。

なつき自身は心を閉ざしていた自分の中に初めて入ってきたのが静流で、そのことを大切に想っていたわけで、そんな大事な人だからこそ、静流にそんなことをさせたくない、こんな悲しい戦いを終わらせる、その想いの強さがデュランに宿っているわけで、その覚悟が切なくも最高潮に達するとき・・・、自分が消えることを覚悟で叫ぶ。

「デュラン!!ロード、シルバー・カートリッジ!!ってぇーーー!!」

・゜・(ノД`)・゜・。

二人同時消滅は予想していましたが、その描き方は予想以上の素晴らしさ。
ここはむしろ納得、よくぞここまでやってくれた!と言いたいところです。
そして、

「後は頼む・・・舞衣」

・゜・(ノД`)・゜・。

余談ですが静流の「キヨヒメ」が出た時点で、安鎮清姫を予想していましたが、最後にやってくれました。
あの鐘が落ちてくるシーンは「娘道成寺」そのものでしたね。
でもあれはなつきじゃなくて静流が鐘の中に入るべきだったのでは・・・とか思ったのですが、二人の最期を観てそんなことはどうでもよくなったのでした(涙)。

■碧ちゃんの選択は正しかった

深優にはアリッサの魂が見える、だから「アリッサ・シアーズのコールを確認」なわけだ。
ここにも「大切な人への想い」の設定が生かされている、だからこそ深優・グリーアは深優・グリーアだった!!という展開に繋がったんですね。
碧ちゃん・・・あんたの選択は正しかったよ・゜・(ノД`)・゜・。

そしてミスリルドレスにあんな仕掛け(つかM.I.Y.U OSか)があるなんて!!
ネイビーから始まってスカーレット、そしてプラチナ!!

アンチマテリアライザー起動!
出力限界・・・突破。

ぬぉぉ、大興奮。
高次物質化能力を無効化する深優だからこそ可能な大逆転。
これがどんな結果をもたらすのか?媛星から流れ込むエネルギーを逆転させるのか?
ならば柱に吸われた想い人たちの逆転も有り得るのか?
不安と期待を一緒にして最終回へ。
もの凄い引きだ。
待ちきれないって。これは。

■炎凪
彼もこの祭りを取り仕切る行司にすぎなかったわけで、彼も大昔から切ない戦いを見守ってきたんですね。
ひょっとしたら昔はもっと人間のように心を痛めるシーンもあったのかもしれない。
抗えない運命の中で麻痺させてきたのかもしれない、そう思わせるシーンでした。

君の舞は好きだったよ。
今までたくさんのHiMEを観てきたけど、一番だった。
さよなら舞-HiME


舞衣の後ろ姿がまた切なくって・゜・(ノД`)・゜・。

■イザナギとイザナミ、それを打ち破るのがカグツチ
「どうしてカグツチの使い手は・・・」
そしてそこに重なる真白の300年前の姿・・・。
おおお、真白は300年前のカグツチの使い手だったのか!!
もう運命すら感じる展開。素晴らしい!!

それにしても水晶の姫の役割が「あれ」だとは・・・。
真白が二三さんのチャイルドに身をやつしてまでこの祭りを断ち切りたい、そう思うのも無理はない。

黒曜の君=黎人は神話を例にあげて二人で世界を創造する話をするのですが、やはりここで思い出されるのは、イザナギ、イザナミ、そして日本神話で初めて親殺しの異名を生んでしまう「ホノカグツチ」の話でしょう。
だからこそ、この祭りを断ち切るためには「カグツチ」の力が相応しい。
例え、チャイルドの力の源となる想い人を失ったとしても・・・、

「あるわ!・・・祐一への想いが、この胸に一杯」

・゜・(ノД`)・゜・。

なつきデュラン召喚に続いて、ここのカグツチ召喚は最高の盛り上がりですよ。
またそこに立ちふさがるのは命とミロクなんて、予想通りであっても切なすぎ。
めっちゃ最終回が楽しみになってきたーーー!!!
最終回では是非、カグツチに刺さった剣を抜く展開を見せて欲しい。
そしてその剣を抜くのは楯であって欲しい・゜・(ノД`)・゜・。

やっぱりあれだ、今まで舞衣を散々追い込んできたのは、想い人を亡くしてもまだその想いを胸に戦うという意思を獲得させる、そういう葛藤をさせるためだったんだ・・・。
今ならやっとこれまでの惨劇を振り返れるかもしれないです、自分。

さあ、観る方も覚悟は出来ました。
どんな結末でも受け止めますよ。
#でもできればハッピーエンドでお願いします、サンライズの人(懇願)。


舞-HiME 3
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定価:¥7,140(税込)
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2005/3/25発売
予約期間中は20%OFFらしい




今週のマガジン 17号 感想

2005-03-24 13:14:31 | マガジン(とサンデー)感想
かなり久しぶりな気がするマガジン感想ですが、マガジンの連載陣は超安定していてどれも面白いんです。
しかし何故感想を休むのだ?と問われたら、それはエア・ギアの盛り上がり度合いによるところが大きい、とさりげなく大暮先生のせいにしようとしている管理人です。
#巌窟王に精気を吸い取られているというのは内緒にしておいてください(誰に)。

■エア・ギア
この作品、好き嫌いが結構激しく分かれる作品なのであまり好きではない方には申し訳ないのですが、私大好きです。
よって感想比重もかなり多めになっております。ご容赦のほどを。
さて、ジェネシス編(とあえてつけてみる)が始まって、ポチョムキンとバトル前にリンゴともどもチームのみんなも読者もイッキが同考えているか分からない状態にありますね。
この展開、どうなるかちょびっと考えてみましょう。
今までのパターンからすると、こういう時のイッキは意外といろいろ考えていることが多いわけで、ポチョムキン戦も不利と分かりながら、そしてチームの不協和音を生みながらあえて挑むのは何故か?
ちょっと理由を考えてみました。

1.チーム小烏丸の実力の底上げ。
イッキとしてはジェネシス統括を請け負ったけれども、自分だけがそのポジションに入るのではなく、チーム小烏丸としてその配下にジェネシスをと思っているのではないか?
初めて創ったチームだし、このメンバーのまま上に進みたい、そのためにはチーム全体の力、チームワークを鍛える必要がある。
特に今はアギトがいない状態でもあるわけで、不利な条件、チームワーク抜群のポチョムキンを相手にするには絶好の機会と考えている。

2.各人の個性の再認識
チームメイトの得意なポイントと苦手なポイントの再認識が必要だと思っている。今後は1対1の戦いよりもチーム戦になっていくはずなので個性を生かした戦い方をしないといけない。
例えばカズが泳げない、ウォールライドはやっぱりブッチャだ、オニギリは・・・、まあ置いておいて(あれ?)、抜群のコンビネーションを見せるポチョムキンから学ばなくてはならないと思っている。

3.牙のレガリアを賭けた理由
もちろん牙のレガリアを賭ければ挑戦を受けてくれるということもあるのですが、軍艦島はそろそろ警察圧力が厳しくなって、海人とまではいかないまでも特殊部隊の投入もあり得るんではないか?
そうなるとポチョムキンは徹底抗戦するだろうし、島民もそれに加勢するはず。
つまり、鎮圧のプロを相手にすることになり、ポチョムキンだけでなく島民も手ひどく全滅させられる危険性が迫っているのではないか?
ならば、バトルを申し込み、ポチョムキンを事前に解散させ、島民も戻す、最悪の事態に陥る前にあくまでエア・トレックでのバトルという形に拘っているんではないか?
つまりエア・トレックはそういう戦うための道具ではない、と暗に示したいのではないか?
これはイッキがブッチャと戦った頃から感じていることだし、ポチョムキンが牙のレガリアを手に入れたら島を守るために戦うと答えたことに対して、全力でぶっ潰すと言ったことも納得できる。

ということでどうでしょうか?
とりあえず、リンゴ、落ち着こうよ。スク水仮面になって(結局そこか)。

■ネギま
相変わらず面白いですね。あそこまでパンチラすると、テレ東で放送しているアニメ制作サイドは苦しんでいるに違いない(笑)。
リーゼントの豪徳寺くんは絶対エア・ギアの犬山さんがモデルに違いない。
そして気になる対戦カードは「大豪院ぽち」。これってもうしまの西本先生がモデルではないかと思ったりもするのですが・・・。
是非やってください(本気)。
つか、倒されるたらエヴァンジェリンに倒されたい。そしてあのスカートの中に(殴)。
是非やられたい(もっと本気)。

■トト
北の魔女の使いの人(名前忘れた・・・)がイイ。
ローラーブレードに推進剤として杖から噴射、この設定がツボだった。
そしてパンチラを厭わず、杖を上手く操り列車に乗り込むところがまた良い。
パンチラを厭わず(結局そこか、そこなのか、そうです)。

■スクラン
八雲、頬を赤らめる八雲・・・。ヨシッッッ!!

■濱中アイ
お母さん、いつみても若すぎです、色んな意味で。

■クニミツ
クニミツの役はいつもなら猿渡秘書がやるポジションなんですが、役を代えても起きるものは起きる。
つまりこれは・・・、ジェイルオルタナティブ!?
ここにも狐さんの影響が・・・(嘘)。
つか、戯言ですから。
つか、戯言シリーズ読んでない人置いてきぼりですから。
スミマセン。

そろそろ「絶チル」の椎名先生がサンデーに復帰しそうで楽しみなんですが、ネームを長期連載用に変更するのに苦労されているご様子。短期連載では素晴らしい密度を見せていたので、しっかりと長期用にネーム作って欲しいところです。
そして「改蔵」の久米田先生が今度はマガジンに来るらしいんで、サンデー、マガジンともに楽しみですな。
昼休みも終わりなので今日はこの辺で。
#エア・ギアしかちゃんと書いてない・・・(いやそれで満足です、自分)。

亡国のイージス

2005-03-23 20:23:03 | 小説 感想
最近読了したばかりの本と言えば福井晴敏の『亡国のイージス』。
これがまた秀逸で最初から最後まで緊張しっぱなし、非常に重厚なストーリー展開でもあるんですが一気に読み終わりました。
何と言うかこの感覚は高村薫の『マークスの山』を読んだ時の感覚に似ています。

『マークスの山』も素晴らしい作品だったと思うのですが、共通するのは一級の人間ドラマとミステリーが渾然一体となってストーリーが展開していく点と、精緻に調査された背景、登場人物が非常に魅力的である点、いずれも名作と呼ぶにふさわしいと思うわけです。
#取り扱うテーマや切り口は全く違うのに、海上自衛隊と警察組織という組織構造舞台とした設定にもどこかしら共通点があるからこう感じたのかもしれません。
#ちなみに管理人は『マークスの山』を読み終わるまで作者が女性だということを知りませんでした(これはかなり驚いた)。

本作で取り上げたいポイントや数々の名台詞は挙げればキリがないほどなのですが、一応個人的に感じたポイントはこんな感じです。

■建前や理想の間に浮かんでくる本音の熱さに感じ入る
自分の好みの作風は?と問われれば、登場人物が迷いなく悟りきっている作品よりも、建前を理解しつつも絶えず揺れ続け、そして自問自答し続ける、それでも前に進まなくてはならない、そういった作風が好きです、と迷わず答えるのですが、本作品はまさにそういった魅力的な登場人物の宝庫。

国とは何か、自分たちのアイデンティティーとは何か?という大きな問題提起が絡み合う流れが一つ。
それぞれが所属する組織の建前やしがらみ、そして自身の信念・執念に翻弄される大きな流れが一つ。

この大きな、そして簡単に答えが見つからない問いかけの流れの中で最後に浮かび上がってくるのは、まるでそんな問題提起やしがらみなど関係無いんだ、とばかりに心を突いてくる「人が人を想う情熱」であり、無くしてはならない「何か」だったりするわけです。
しかもその心を突くシーンは全編に渡っており、ひたむきな魂でぶつかってくる仙石先任伍長の姿、そしてそれに影響されて変化していく如月行の姿に何度となく涙してしまうところであり、やはりここがこの作品の見所なんだと思います。

■仙石先任伍長と如月行
どうにもならないんだ、もう仕方ないんだ、と何度も諦めの波が彼らを襲うのにそれでも諦めきれない、むしろ互いがいるからこそ諦めるわけにはいかない、そんな二人の関係性だからこそ、答えの出ない問題提起や、複雑に絡んだ組織構造の闇の中で熱く輝いてみえるんですよ。
感動のポイントや名台詞は数あれど、やはりそんな二人を現すこの台詞でしょうか。

生き甲斐だ。生きててよかったって思えるなにかだ。
それがあるから人は生きていけるんだって・・・・・・
そう教えてくれた人の言葉を、おれは信じる


これが「あんたにだけは信じて欲しかった」の対比表現になっていて余計に泣ける。
やはりこの二人の関係性、この作品はこれに尽きます。

■精緻な情景描写と徹底した調査に驚愕
それにしても驚くべきは作者の取材能力だと思います。自衛艦の仕組みや船内の様子、そして武器の隅々に至るまで、徹底した描きこみがされていて、そういった方面に関しては素人同然の私ですらしっかりとイメージできました。
また自衛官たちの心意気、揺れ動く心情、このあたりの描写も感心するしかない、というほど自然にそして精密に描かれていて、まるで歴史小説家のような徹底した調査ぶりで、この作品の臨場感、緊張感を盛り上げるのに十分過ぎる役割を担っていると思います。
福井さんは近々ガンダムエース誌上でガンダム系の小説を執筆準備しているそうなので、これはこれで非常に楽しみです。


読んでいる最中からずっと脳内BGMは何故か「蒼穹のファフナー」のサントラの曲がエンドレスでかかっていたのですが、読み終わってすぐ、脳内エンドクレジットが流れている時のBGMは「蒼穹作戦」でした。
つか、もう生き残った人々や、散っていった人々に敬礼するくらいの勢いでした。

ということで『亡国のイージス』、私絶賛させて頂きたいと思います。
そして今、既に『終戦のローレライ』へ突入、まだ第1巻ですが、すでにぐっと心を掴まれております。
2005年度の上半期は福井作品にのめり込みそうです。


亡国のイージス(上)
価格:¥730 (税込)


もうすぐ映画化ですがキャストはネタバレ
するからみない方が良いです