残ったHiMEたちの最終出陣、切なくも燃え上がる展開に毎週凹んでいた心も復活、最大のクライマックスへ向けて舞-HiMEのストーリー濃度も最高潮!!な第25話「運命の刻へ」。
2クール半年など言わずに4クール1年やってくれ、サンライズの人(懇願)。
■なら私はお前を止めてみせる、私自身の全てを賭けて、デュラン!!
今週の最大クライマックスの一つ、それは間違いなくこの瞬間。
復活したなつきが召喚したのは、キヨヒメに匹敵する巨大なデュラン。
チャイルド、大切な人への想いが生み出す異形の子
思いの強さが・・・力となる!!
めちゃめちゃカッコいいよ、なつき。
今までのデュランの小ささ、弱さは今このときのための壮大な伏線だったのか。
舞衣、なつき、命の3人の復活が観たいとずっと言ってきただけに、ここでのなつきのデュラン解放は最高に奮えましたね。
本当の想いを胸に復活するなつき&デュラン、切なさと激しさを伴った最終出陣、これは参った。参りました。
そんなに私が嫌い!?
違うんだ、違うんだよ静流さん!
なつきの決意はそうじゃないんだよ。
この静流の台詞すら、二人の最期を飾る伏線に過ぎないところがまた切ない。
なつき自身は心を閉ざしていた自分の中に初めて入ってきたのが静流で、そのことを大切に想っていたわけで、そんな大事な人だからこそ、静流にそんなことをさせたくない、こんな悲しい戦いを終わらせる、その想いの強さがデュランに宿っているわけで、その覚悟が切なくも最高潮に達するとき・・・、自分が消えることを覚悟で叫ぶ。
「デュラン!!ロード、シルバー・カートリッジ!!ってぇーーー!!」
・゜・(ノД`)・゜・。
二人同時消滅は予想していましたが、その描き方は予想以上の素晴らしさ。
ここはむしろ納得、よくぞここまでやってくれた!と言いたいところです。
そして、
「後は頼む・・・舞衣」
・゜・(ノД`)・゜・。
余談ですが静流の「キヨヒメ」が出た時点で、安鎮清姫を予想していましたが、最後にやってくれました。
あの鐘が落ちてくるシーンは「娘道成寺」そのものでしたね。
でもあれはなつきじゃなくて静流が鐘の中に入るべきだったのでは・・・とか思ったのですが、二人の最期を観てそんなことはどうでもよくなったのでした(涙)。
■碧ちゃんの選択は正しかった
深優にはアリッサの魂が見える、だから「アリッサ・シアーズのコールを確認」なわけだ。
ここにも「大切な人への想い」の設定が生かされている、だからこそ深優・グリーアは深優・グリーアだった!!という展開に繋がったんですね。
碧ちゃん・・・あんたの選択は正しかったよ・゜・(ノД`)・゜・。
そしてミスリルドレスにあんな仕掛け(つかM.I.Y.U OSか)があるなんて!!
ネイビーから始まってスカーレット、そしてプラチナ!!
アンチマテリアライザー起動!
出力限界・・・突破。
ぬぉぉ、大興奮。
高次物質化能力を無効化する深優だからこそ可能な大逆転。
これがどんな結果をもたらすのか?媛星から流れ込むエネルギーを逆転させるのか?
ならば柱に吸われた想い人たちの逆転も有り得るのか?
不安と期待を一緒にして最終回へ。
もの凄い引きだ。
待ちきれないって。これは。
■炎凪
彼もこの祭りを取り仕切る行司にすぎなかったわけで、彼も大昔から切ない戦いを見守ってきたんですね。
ひょっとしたら昔はもっと人間のように心を痛めるシーンもあったのかもしれない。
抗えない運命の中で麻痺させてきたのかもしれない、そう思わせるシーンでした。
君の舞は好きだったよ。
今までたくさんのHiMEを観てきたけど、一番だった。
さよなら舞-HiME
舞衣の後ろ姿がまた切なくって・゜・(ノД`)・゜・。
■イザナギとイザナミ、それを打ち破るのがカグツチ
「どうしてカグツチの使い手は・・・」
そしてそこに重なる真白の300年前の姿・・・。
おおお、真白は300年前のカグツチの使い手だったのか!!
もう運命すら感じる展開。素晴らしい!!
それにしても水晶の姫の役割が「あれ」だとは・・・。
真白が二三さんのチャイルドに身をやつしてまでこの祭りを断ち切りたい、そう思うのも無理はない。
黒曜の君=黎人は神話を例にあげて二人で世界を創造する話をするのですが、やはりここで思い出されるのは、イザナギ、イザナミ、そして日本神話で初めて親殺しの異名を生んでしまう「ホノカグツチ」の話でしょう。
だからこそ、この祭りを断ち切るためには「カグツチ」の力が相応しい。
例え、チャイルドの力の源となる想い人を失ったとしても・・・、
「あるわ!・・・祐一への想いが、この胸に一杯」
・゜・(ノД`)・゜・。
なつきデュラン召喚に続いて、ここのカグツチ召喚は最高の盛り上がりですよ。
またそこに立ちふさがるのは命とミロクなんて、予想通りであっても切なすぎ。
めっちゃ最終回が楽しみになってきたーーー!!!
最終回では是非、カグツチに刺さった剣を抜く展開を見せて欲しい。
そしてその剣を抜くのは楯であって欲しい・゜・(ノД`)・゜・。
やっぱりあれだ、今まで舞衣を散々追い込んできたのは、想い人を亡くしてもまだその想いを胸に戦うという意思を獲得させる、そういう葛藤をさせるためだったんだ・・・。
今ならやっとこれまでの惨劇を振り返れるかもしれないです、自分。
さあ、観る方も覚悟は出来ました。
どんな結末でも受け止めますよ。
#でもできればハッピーエンドでお願いします、サンライズの人(懇願)。
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