蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

マーライオン

2007-10-31 02:16:38 | Weblog
こないだ上海から帰ってきたんですが、その週末にゴルフに行ってました燕。です、皆さんこんにちは。
#ちなみに台風でしたが、何の奇跡か、ラウンド中のみ雨が上がる、というか晴れていた…。凄いです(笑)。


ということで、明日からシンガポールへ行ってきます。
#ということでって、どういうこと?


最近、家に居る時間が極端に短いんじゃないかと心配になりましたが、たぶん気のせいということでスルーしたいと思います。

戻ってきたらまたゴルフ(笑)。

その後、多分デュッセルドルフとパリ、もしくはバンコクに行きます。
#って、どんな取り合わせだよ!!

長期間出張は辛いけど、ここまで短期が連続ってのもどうよ?と思ったりしますが、これも気にしたら負け、気にしたら負け。

ということで、ほんとに行って来ま~す。
#土曜日の朝には帰国してると思います。
#ガンダム観に帰って来てるのか!?

機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第4話 「対外折衝」 感想

2007-10-29 01:22:03 | ガンダム00(ダブルオー)
様々な視点、思惑が交差するように、ソレスタルビーイングという存在をどう扱うか?という一点を中心に描かれた第4話、非常に見応えがありました。

次々と変わる視点。
しかしながら、その誰もがソレスタルビーイングの行動を注視し、どう出るのか、また自分たちがどう出るのか、と自分たちの視点で言葉を繋げる。
それはまたソレスタルビーイング自身も同じ。

複雑なようでいて、演出的には分かりやすく視点を整理してくれているという、構成にもまた面白味がありました。
特にマリナ・イスマイールと沙慈・クロスロードという視点を入れて物語を進めたのが非常に良かったですね。
政治面と一般庶民の視点。
この辺の対比も上手く表現されていて、この30分は見せ方という意味でも非常に面白かったです。

ガンダムダブルオー、面白いなぁ。


■出来レース

今回の話は僕ら視聴者に情勢とか、国の対応とかこんな感じです、と説明するには非常に上手かったなぁ、というのが第一印象。
(そりゃあ、細かく言えば、というのはあるんだろうけども)対外折衝というタイトルが示すように、こういうイメージなんだよ、というのを印象付けるのには非常に上手い見せ方だったと思います。
中・高生にも理解できるように解説が入っていたし、できれば頑張ってついてきて欲しいですねぇ。

タリビアの独立宣言にも近い声明を受けての、今回の一連の出来事。
世間としても非常に注目が高かったわけです。
ソレスタルビーイングがどう出るか?

介入しなければ、その理念が瓦解する。
介入しなければならない状況。

介入するか、しないか。
介入したならば、どちら側に攻撃をしかけるのか。

ソレスタルビーイングももちろんそれを理解していて、それを踏まえたうえでの介入。
双方の試金石。

結果的にタリビア側を紛争幇助という形で攻撃する形になったわけですが、そこに至るまでの各国の思惑・視線の見せ方が面白かったですね。

基本的にはアザディスタン王国のマリナ・イスマイールとその秘書?の人がうまーく視聴者側へ解説を入れてくれていて、それに連動するかのように、各国の首脳陣がコメントを繋いでいく、という形、非常に分かりやすかったですね。

タリビア(首相)の思惑としては、どっちに転んでも美味しかったわけですし、それはアメリカも同じ。
双方の(暗黙の?)合意のもと、今回の紛争が起きた。
これも一つの紛争の形。

タリビアとしては、もともと反米感情の高まりがあって、それをどうするか?というのが首相の悩み。
単純にアメリカ追従を表明しては民意は得られないし、かといって、単独で独立を宣言しても軍備的に厳しい。
ならばソレスタルビーイングを使おう、というのが大本の流れ。


タリビアに加勢すれば、タリビアとしては軌道エレベーターの近くなんだからそこで軍事的に優位に立てればアメリカに交渉はしやすいし、逆にタリビア側を攻撃してくれば国民に対してはポーズとして反米を示すことができ、実際には合法的にアメリカの援助を受けることがでる、というどっちに転んでも良い状況だったわけです。

またアメリカとしても、ソレスタルビーイングを見極めるためにも、ガンダムを捕獲するためにも、ステージが欲しいと思っていて、タリビア政権の反米感情を「いなす」意味もあり、タリビアでのケースはタイミングとしては美味しいと思った、という感じですかね。

両者の思惑は一致しているわけです。


ソレスタルビーイングは必ず介入してくる。
ならばどちら側に介入するか?

ここがタリビアのみならず、世界中の注目の的だったんですね。

タリビア側に付けば、それを見た国が追従して、我も我もと反旗を翻す可能性があり(これがアザディスタン王国の言っていた可能性の方)、アメリカ側につけば紛争をしかけようとする勢力は一旦様子を見ざるを得なくなる。

今回はソレスタルビーイングは(どちらをとっても辛くなるけど)、後者を積極的に受容したわけです。

後者を取った場合、世論の操縦の仕方としては、いみじくも沙慈・クロスロードが言ったように、タリビアはまだ何もしていないのに、ソレスタルビーイングはただいたずらに紛争を引き起こすテロ組織である、という方向性を帯びるわけですね。

だからスメラギさんは全てのケースを予想して、それでも尚、どのケースを選択しても辛いわね、と言っていたんですね。


全てがどっちに転んでも対応できるように判断して行動した。
まさに対外折衝というタイトルに相応しい回でした。


基本的にこういうのは普通に生活していても行われていることで、国家間に限らず企業間、企業内でも同じようになされていると思うんですよね。
だから僕らあたりなんかは結構理解しやすいと思うんです。
#でも若い年代の人にはまだ経験しないところのような気もするので、そういう意味で幅広い年齢層を内包するガンダムという作品で、こういう描き方をしたのは凄く上手いなと個人的には思います。

企業体というのはトップメッセージが明確な方がそりゃよいわけですが、そこに至るまでとか、その最中とか、やはりどう動いても、どう転んでも何とかやれるように軸足を残しておいたりして、結構模索しながら、状況を読みながら、状況を作っていく感じ、そんな風にしてやってますわね。
#これは会社、もしくは組織のトップに近い裏方がいろいろと(トップの意向を受けて)検討してたり、そういう状況を作るネゴを常にしていると思います。
#逆に現場サイドではこの動きは見えないので、沙慈・クロスロードの視点はそういう風に見えるでしょうね。
#この辺は僕の最近の仕事がそういうのだから、余計に親近感が湧くというか、既視感がある、そんな感じ?

この出来レースに対して、腹黒いとか思うかもしれないけれども、極論に振れないように、絶えず何かと天秤にかけるように、慎重に模索している方が実は健全なスタイルだったりするんですよね。

でもそれは劇的変化を遅らせる可能性もあるわけで、ソレスタルビーイングはその劇薬であり、痛みになろうとしているのだから、今回の行動やその積み重ねがどう繋がっていくのか?その辺が一番楽しみですね。

ああ、面白かった。満足です。


■沙慈・クロスロード

この作品って複数のアイポイント(目線)が登場してくるんだけれども、それが結構整理されているので、非常に分かりやすいですね。
今回で言えば、

マリナ・イスマイールは小国の持たざる国としてのアイポイント
#またタリビア首相はある意味マリナのIF的アイポイント

ユニオンや人革連のトップは大国は持っている国として、リーダーとしてのアイポイント

どこにも位置しないソレスタルビーイングとしてのアイポイント

そして沙慈・クロスロードにおける民衆としての(視聴者としての)アイポイント

今回はこの4つを上手く表現してくれたわけですが、沙慈・クロスロードの視点があるおかげでこの物語って凄く面白味を増している気がします。
#スイカに塩をかけると甘みが増すみたいな?
#ちなみに僕は塩をかけない派だけども(笑)。

ハイブローに進んでいく物語の中で、日本の平和な時代に生きる一学生である沙慈・クロスロードを入れることによって、ある意味俯瞰できるという効果。
凄くいいですね。面白い。

刹那のIFなのかもしれないけれども、今後の沙慈くんと刹那の絡みというのも期待したいところです。

■刹那

ターミネーター2を思い出したんですが、刹那が白昼に見た惨劇は、世界で紛争が今このときにも行われているのに、何故ここはこんなにも平和なのか、また、その平和も紛争が起きれば一瞬で惨劇と化すのに、というような思いから流れ出たイメージなのかもしれないですね。
#だからそこで一般学生たる沙慈くんが登場する、という演出が効いているわけなんですが。

こういう積み重ねシーンが今後、演出として効いて来るんだろうなぁ。
それにしても沙慈くんは刹那との対比として非常に効果的ですね。


という感じで、非常に密度も濃くて、演出も上手いなと、満足な回でした。
この物語における世界はこんな感じだぜ、というのを視聴者に伝える、という意味では僕は個人的に成功なんじゃないかと思います。
やっぱり見せ方、上手いよね。面白かったです。

ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻


機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第3話 「変わる世界」 感想

2007-10-26 01:11:52 | ガンダム00(ダブルオー)
前回の第2話が超高密度で情報を詰め込んだ回だったとすれば、第3話はライバルたちの顔見せであり、主人公たちの(少しずつだけれども)内面描写だったりと、なんというか、しっかりと面白いです。
しかも、ラストにまた問題提起するかのようなニュースが流れ、そこで引き。

刹那と沙慈(さじ)という対照的な二人を描いてエンディングという流れが非常に秀逸でした。


■ライバルたち

前回の情報を小出しにすることによって、視聴者の想像をどんどん掻き立てるような演出とは打って変わって、ライバルたちを登場させてバトルシーンを演出と、メリハリを利かせつつも、まだまだ顔合わせ程度だぜ、と言わんばかりの演出。

グラハム・エーカーしかり、セルゲイ・スミルノフしかり、今後刹那たちと死闘を繰り広げる予感がしますね。

両者ともに大国の軍人であり、両者ともに刹那はビームサーベルを抜かざるを得なかった、そういう兵(つわもの)演出で、普通のパイロットではガンダムに触れることすらできなかったのに、モビルスーツの性能差があるにも関わらず、一矢報いようとする。
ふむふむ、なるほどね。
現状ではテクノロジー格差が有りすぎて歯が立たない、という演出だけれども、そんな中でも経験と足掻きで一矢報いていく、つまりテクノロジーの格差が解消される可能性もあるので、そのときこのライバルたちの活躍は十分面白いものになりそうです。

そういう意味ではパトリック・オレンジ・コーラサワーはかすりもしなかったので、この辺はAEUと他2国のパワーバランスなんかも反映してたりするんでしょうかね?

セルゲイはパイロットというよりは指揮官なので、恐らくOPに登場する女性が人革連のパイロットになるんだろうね。

ビームサーベル自体もこの時代では実用化されていない武器という感じだったので、ソレスタルビーイングにおけるこの辺のテクノロジーの先進性に関しては徐々に明らかに(裸に)されていくんだろうね。

トレミー(プトレマイオス)もエネルギー補給をあのガンダムの動力源から得ているようだし、そういった弱点も、テクノロジー的に解明されて裸にされていく感じで追い詰められていく、というのが第2クール終盤くらいまで引っ張っても面白いかも(窮地に立たされて第3クール待ち、みたいな)。

■主人公たち


俺に、触るな



毎回名言を残してくれるんじゃないかと密かに期待させる言動ですが(笑)、沙慈(さじ)との会話しかり、更にはモビルスーツ戦に至ってまで、徹底して他者に触れられることを拒む刹那。

心を閉ざした子供、という表現を全体的にされている感じなので、やはりタメという意味ではそうなんだろうなぁ。
逆にその心の解放、というのが面白いところだと予想しますがね。

主人公たちの性格なんかは、毎回少しずつ表現されている感じですね。

アレルヤなんかは冷酷になりきれるの?というような雰囲気や、ロックオンはアニキ的なんで落ち着いてるけど、冷酷マシーンというほどでもない。
ティエリアは刹那を指して子供(問題)と言うが、自分も重力(地球?)を嫌っている表現が入ったりなど、冷酷なんだけど脆さというか、何か影を感じますよね。
#セルゲイが地球は良いな、と発言するのとは明らかに対比表現になっていましたね。

ガンダムマイスターというのはその任務の性質上、感情をコントロールすることを義務付けられているけれども、果たして苛烈を極める戦いの中で、本当にコントロールできるんだろうか?というような「脆さ」をどこと無く匂わす感じが面白そうです。

噂どおりであれば、2クール×2シーズンということになりそうですが、前半2クールでは感情の解放までは至らず、むしろどん底に落とす、くらいのところで終わってもらった方が続きが気になって面白いかも、なんて思いながら観てました。


■世界

世界が動き出しちゃった、という引きは絶妙だと思いましたね。

視聴者含めて、そっちの世界の人たちも「まさか」と思っていたことが現実となった瞬間。

僕は直感的に「ああそうやって作っていくんだ、面白いじゃん」と思った。
少し様子見のあったこのガンダム、どういう風に今後転がっていくか、興味がかなり湧いてきました。
#そんなことできたらいいけど、実際起こるわけないよなーと思っていたところをまっすぐ投げぬいたんだからたいしたもんだと思います。

こういう引きは良いですよね。
しばらくミステリータッチで進んでくれても十分面白いと思う。

そんな世界を動かし始めたメンバーの一人が隣の家に住んでいた、というのもまた良し。
沙慈(さじ)はもう一人の刹那、刹那のIFになりえるだろうか?

かたや戦場で育ち、かたや平和な?日本で育った同じ年と思われる二人。
かたや世界を変えるというハイブローな思想のもと行動する少年と、日々勉強したり彼女のことを考えたりする普通の少年。

この対比は面白いよね。
この対比からのエンディングは秀逸だったよね。

沙慈の視点は視聴者の視点に近いかもしれないので、そういう意味で物理的には非常に近い二人が、今後どうやって論理的にも近い存在として交わってくるのか?ここもまたひとつ楽しみかも。

最後に、「いけず~」は無いよな、スメラギさん(笑)。

ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻


怒られ得

2007-10-25 01:56:20 | Weblog
かなりハードなスケジュールで上海から帰って来た燕。です、皆さんこんにちは。

まさか、こないだ就航したばかりの上海(虹橋)→羽田空港便を自分がこんなに早く使うとは思わなかった・・・。

というわけで、本日帰国しましたが、羽田空港経由で帰ってきたので、そのままオフィスに直行。
仕事も満載なので、とりあえず課題満載のプロジェクト状況の報告や、堪ったメールの処理なんかで忙殺。
そのまま、上司の子供が生まれたお祝い&マレーシア帰朝報告&上海帰朝報告で出張荷物持ったまま飲みに。
つか、上海でチンタオビールと紹興酒付けの体に更にビールを入れるという荒業。ぐはぁ。

いやー、今回は(も)しんどかったっす。
お客様に4時間怒られっぱなしというのはしんどいですね。
#まあ、分かって行ったことなんですがね。

結果的には怒られて美味しかった、という、難しいけど良い結果になりました。ふふふ。

上海には近日中にもう一回行かないとなぁ・・・。

でも、その前にシンガポール出張がありますけど(ぎゃー)。

というわけで、無事戻ってきました。
これからガンダム見ます。

虹橋→羽田は便利だなぁ。

ダブルトラップ( 回避不可)

2007-10-21 16:08:02 | Weblog
妹の結婚式で軽井沢に来ている(いた)燕。です、皆さんこんにちは。

今週はこのイベントに参加するため、仕事も詰め詰めで、万難を排して来たので忙しかったなぁ。

本来ならばマレーシア出張が入っているところでしたが、それも代わってもらい、なんとかこの日に間に合わせることができました。

結婚式の方は無事終わり、披露宴含めてすごく良い式でした。
二人に幸多からんことを。

今回は家族で参加&軽井沢で式ということもあって車で、そして後泊だったのですが、ホテルも快適で、渋滞にも巻き込まれもせず、先ほど家に無事到着しました。


では、今何をしてるかというと、成田空港へ行く電車の中でこの文章を書いています。


成田空港?


そう、成田空港です。

上海に今から行ってきます(泣)。

マレーシアを回避したら、上海が待っていたというダブルトラップ。

というわけで、水曜日まで上海です。
行ってきます(泣)。

機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第2話 「ガンダムマイスター」 感想

2007-10-16 00:14:19 | ガンダム00(ダブルオー)
一度目を観たときはガンダムが4機揃っての作戦だけれども淡々と進んだ印象が…、とも思ったんだけれども、二度目に見直したときには結構印象が変わっていて、第二話はかなり情報を詰め込んできた、というのが印象的でした。

その情報というのは色んな意味があったと思っていて、どちらかと言うと今後のヒント的な要素が強かった気がします。
台詞の一つ一つは断片的なんだけれども、そのうちピースがはまると、ああ、そういうことだったんだ、みたいな、そんな感覚。
#第2話の台詞回しはそのうち色んな回からリファーされそうな気がするなぁ・・・。

個人的にこういう感じで進む作品のとき、僕は3つくらいの視点で整理しながら見ようかなと思っているんですが、1つ目はマクロ視点。
それって世界観とか、たぶんこの作品って現代のこういうところを投影していて、そこに問題点とかスポットを当てて提起してるんだろうな的視点ですね。

例えば今回の紛争について。
たぶんほんとはBLOOD+なんかでやりたかったんじゃないかと思うんだけれども、そこでは多分やりきれてなかった話題として、紛争とか戦争の起こる仕組みをある程度分かりやすく解説する、とか。
ガンダムって視聴する年齢層が非常に幅広いものだから、なんとも言えないけれども、現在の世界情勢とか、その背景とか知ってる人は知ってるけど、興味に辿り付く前の人とかもいたりすると思うし、中学生・高校生ならきっかけがあれば、そういうのも今はある程度簡単に調べられる世の中だから、ガンダムがきっかけになって、というのもありかもしれない。
そういう意図みたいなのはあるかもしれませんね。

安定供給されるエネルギー経路の安定化を図るために武力介入した結果、現地は泥沼に。
表向きは民族紛争だけれども、そこに流れる物資だとか武器は純粋に民族紛争だけじゃなくて、逆に武力が流入するから泥沼化しちゃうよ、みたいな。

あと、ソレスタルビーイングってほんとにいるの?
という質問もテーマ的にはあぶり出し的質問で、その後ユニオンの代表が応えているけど、基本的にはどの国も自国の利益になるように動いているわけで、そういう「すっごいボランティア精神」がある国なんて存在しないわけじゃないですか。

つまり、そんな精神を持っている国・団体なんて存在しない、と言っているわけですね。
#まあ、それもミスリーディングで実は違う狙いが・・・という展開なんだと思うけど。

ちょっと長くなったけど、ガンダムから見えるマクロ的視点、こういう風に考えると自分としては今後も整理しやすい、かも(かもってなんだ(笑))。


もう1つはミクロ視点。
つまりキャラ視点。

今回で言えば、刹那の、



俺がガンダムだ



ここだけ聴くと非常に危ないですが(笑)、この前のシーンに第1話の自分が民族紛争で少年兵として戦っている頃の映像が入って、そこにガンダムが登場するわけじゃないですか。
第1話ではその前に「神なんていない」と刹那は言っていて、その直後に舞い降りたのがガンダム。

やっぱりあれは第1話感想でも書いたけれども、刹那の中で、神はいない、だからガンダム=神なのか、それとも圧倒的な力が現実を肯定する=終わらせることができる的な考えになっている気がする(何となく自分では後者だと思う、つか、そもそもこの二択じゃないのかもしれないけれど)。

だから俺がこの紛争を終わらせる、的に考えたとしたら、「俺がガンダムだ」になるのかもしれない。

ここはやっぱり初陣に近いところの心の動揺の鎮め方の一つだったのかもしれない。

ガンダムマイスターっていうのは第1話の予告で古谷さんが言っていたように、その行動理念から感情を抑えていないといけない、だから4人ともわざととも言えるくらい、感情を抑制させているじゃないですか。
#これが立ち上がり、作品自体わざと静かになっていることになっていると思うんですけど。

でも、刹那なんかはチームメイトから「何故彼がガンダムマイスターなのか分からない」と言われる始末。

言っているほうも、スメラギさんの表現からして、まだ未成熟、という印象もあり、恐らくガンダムマイスター自身がまだ成熟していない、精神の平静は装っていても、みたいな演出なんだろうなぁ。
#ということは逆に物語後半ではその抑制が解放されていく、というカタルシスがあると観るべきか。


4機のガンダムが登場しても、それぞれがまだ活躍する、というスタンスなので、共闘とかそういうシチュエーションには至らない。
これはそれに見合う強敵が出現しないと厳しいとは思いますが、今はまだあえて不仲、というか、別に・・・、というスタンスで描いているっぽい。
ということは、前述のキャラの精神が抑制から解放へ向うカタルシス展開を期待するように、ガンダムも共闘とか、力の解放とか、そういう燃えカタルシス展開があるんじゃないかと期待してしまうところですね。


少し脱線しまくりましたが、キャラ視点での戦争・紛争、というのがもう一つの見方かな、と。
刹那は自分も経験している民族紛争に対して、複雑な思いをもっていて、ロックオンはそれを知っているから、劣勢側を見逃すんじゃないか?と心配したりしたわけですよね?
#それも杞憂に終わったわけですが、刹那は自分に言い聞かせるように「ガンダムマイスターだ」と言っているわけで、この辺の葛藤は恐らく後ほど語られていくんでしょう。


3つ目の視点は、マクロとミクロの中間、なんというか、現実の投影と、キャラの中間、この作品の中での謎解き、そんな間に位置した楽しみ方、みたいなもの。

今回はラストでたぶんソレスタルビーイングの人なんだろうけど、紛争に介入し続けることで、(双方の感情は悪化するけれども、悪化することで)その感情がソレスタルビーイングに向くことを期待している、的発言をするじゃないですか。

つまり、人類規模での共通の敵を作ることで、一つになりきれない人類を一つにしよう、侵略してくる宇宙人がいなければ、自分たちが侵略者ポジションにいたらどうか、みたいな。

宇宙人はおいておいても、そういう理念なのかもしれないですね。

ただ、それだけで終わるとも思えないので、序盤にこういう展開をさせていくのだから、物語としての着地点がどこになるか、というのは興味ありますね。


あと、あのソレスタルビーイングのおじさま、200年前の人物、ということですが、映像が明瞭ではなかったのはひょっとしたらそういうことなのかもしれませんね。
実はあの人、ほんとに200年前で、その映像を記録していた&理念自体はその当時から秘めていたもので、時期が来たので、その子孫(例えばあのビルから外を眺めて、ソレスタルビーイングに悪意が向くようになれば、と言っていた人)が決行しているのかも、しれない。


この中間層の視点が結構面白くて、マクロ視点とキャラ視点のちょうど間にあるので、あれこれ妄想できて楽しい。
現実と空想の間の謎解き、みたいな感じ?

ということで、1度目の視聴はさらっと観てしまったのですが、2度目に観てみたら意外に情報量が多くて、ひょっとしたら今後もこの第2話に戻ってくることが多くなるかもなぁ、なんて思った第2話でした。

短く書くつもりが長くなってしまった(笑)。

ガンダム OO(ダブルオー) DVD第1巻

もうDVDの予約が出来ることにビックリ(笑)。

ヒロイック・エイジ 第25話「最後の契約」・第26話 最終話 「エイジ」 感想

2007-10-10 23:27:36 | ヒロイックエイジ
最終回の放送から大分経ってしまって、細部については多少忘れてしまっているところもあるんですが、それでも何となく、これはどういうことだったのだろう、とか漠然と考えているうちについつい感想を書くのを見送ってしまっていました。

ある程度纏まってきたような、纏まらなかったような、そんな気になってきたので、自分の考えを整理する意味でもこの「ヒロイック・エイジ」を振り返ってみようかなと。

* * *

この「ヒロイック・エイジ」の原案は、僕の大好きな作家さんである冲方丁(うぶかたとう)さんで、このブログのタイトルの一部にもなっている「蒼穹のファフナー」や(映像化は中止になってしまったけど)「マルドゥック・スクランブル」の作者なんですが、今回、脚本を担当された回数が非常に少なかったからなのか、それとも別に意図があったのか、その辺は分かりませんが、冲方さん風というような雰囲気が違っていたので、そこについてどうなんだろう…、なんて考えていました。

冲方さんは結構小説のあとがきとかで、この作品を書き始めたきっかけみたいなのとかを書いてくれてたりするんだけれども、この「ヒロイック・エイジ」ではどうだったのかな?とか、そんなことを考えていたんですよね。

で、それが最終回とその前の回を見たときに明示されたわけなんですが、それを無謀にも自分なりに解釈してみると、あー、何で人って生まれる前から決められた相手(種族)と戦争してるんだろうなぁ、つか、そもそも戦争を続けていく、する意味って何なのさ?そこに何か先があるのかね?とか、そんなところが出発点だったりしないだろうか、なんて考えてしまいました。

本作の結論では黄金の種族の遺志は、この宇宙をスターウェイで満たすこと、つまり、多くの種族が互いを認識しあい、行き交うことで生まれる星の道、ということはそれだけ、そもそも全く理解し合えないと思うほど程遠い存在の種族とも、理解し合える、そういう未来があるんじゃないのか?というところに行き着いたわけですよね。

そのための手段として争うことも理解を早めるため、そして旅立つためには必要である、という、争いはダメなんだ!という通常考えられるモラル的な部分、他の作品でもそこをテーマとして取り上げることも多いこの世の中(もちろんそれは紛争が多いという意味のアンチテーゼとして)、そういう世の中だからこそ、争いの先に何か不毛なもの以外のものがないのだろうか?と絶望の中から切望した希望、みたいな、そんなところにあったんじゃないかなぁ、なんて妄想大爆発させていました。

作中でもクライマックスでディアネイラとプロメ・オーの対談の中でずばり争うことでスターウェイを構築する近道となる、という答えを導いた、自分たちが何故これまで争ってきたのか?という究極の問いに対する究極の答えを見つけるシーン、ということなんですね。

絶望の中から切望した希望(それが宇宙の道=スペースウェー)、というのが、放送から大分たって、僕が漠然と辿りついた感想ですかね。


* * *

もちろんその中には悩み続けることこそ健全な人としての営みだ、的な部分も多くあって、盲目的に従う象徴として描かれたのがこの作品で言う「契約」だったわけです。

この「契約」が最終的に意味するところは非常に面白くて、全ての「契約」を履行していくと、破滅もしくは自分以外は全滅という結末を持ちつつも、全ての種族が持つ「契約」を履行しようとすると矛盾をきたす、という設定があったわけです。

ここがこの作品の大きなポイントの一つで、矛盾すると思われた「契約」そのものが、実は全て成立可能である、という結末を内包していた、というところですね。

細かいテクニックのところは割愛しますが、これは黄金の種族=冲方丁さんのみが知っていた矛盾であり、答えだった、というのが終盤で明らかになるんですよね。


また5人のノドスも、自身がその矛盾を内包する二面性のある「契約」であると同時に、自分達の存在意義自体も二面性を持っていたという点、ここがその「契約」と絡まって最終的に昇華されるという、何かとんでもない構造を持っていたんですよね。
ここは凄いなと正直思いました。

例えばカルキノスが宿すレルネーアの持つ存在意義は実は「生命」であり、当初から描かれてきた「腐食」のガスなどからは逆に「死」を連想させるに十分であり、また彼の契約自体も「死」を内包すると言われ続けていたわけじゃないですか。

だから、彼の持つ存在意義が実は「生命」だった、というのはカルキノス自身も気が付いていない、もしかすると当初レルネーア自身も気が付いていなかった点で、感情を持たないレルネーアに対してユティを守るという強い意志を共有したカルキノスがいたからこそ辿りついた答えなわけで、そういう二面性というか、矛盾の逆転みたいな発想が、この作品の謎解き部分として全てに共通していたんですね。

アルテミアの「光」も当初は攻撃に特化して用いられていたのものが、実はその「光」の使い道は万能の守りたる盾であり鏡となって存在し、ユティのケルビウスも全てを飲み込む「虚無」ではなく、新たな次元を開く「扉」だった、という二面性。

争いの中で、悩みながら考え続けて辿りついた結果。

そこに現われるもう一つの答え。

そういう構造がこのヒロイック・エイジの根底にはあったんだな、と今思えます。

一番分かりづらかったのはレクティのエルマントス。
彼女の能力が「過去」に干渉して未来を変える能力だと思われていたところに、あの最後の現象。
正直最初分かりませんでした。

でも、基本的にそれはプロメ・オーが成してきたことであり、レクティ自身も成してきた、数限りない迷い、自問自答。
「契約」に盲従せず、全ての可能性を考える、思い悩む、この姿勢の正しさを証明する行為。
それがベルクロスに道を開かせたシーンへ繋がる、と考えると自分なりには納得がいく感じでした。
数限りない自問自答、まさに「時間」が必要で、「時間」のなせる業なんだな、と。


だから、こうして苦しんで辿りついた先に訪れたのがハッピーエンドで本当に良かったな、と思えます。
ディアネイラの姿、それが今の時代でもやっぱり必要で、常に道を探し続ける、人を理解しようとする、そんな彼女に訪れる幸せが4年後に訪れても不思議じゃないでしょ?

ディアネイラが他人を理解しようとするってのは、実は一番の苦行のはずなんですよ。
彼女の持つ精神感応能力は他人の思考が入ってくると体調に異変をきたすんですから。

そんな彼女が答えを見つけるために、最終的には種族を超えて対話まで辿り付く、というのは淡々と描かれてしまった感はあるんだけれども、実は道を探す、という行為そのものだったんだよな、と思うわけです。

うん、だからハッピーエンド。
納得です。


* * *

とは言え、色々といいたいことも中にはありました。

あまりに淡々と進んでしまったため、どこが静でどこが動なのかわからない、つまりメリハリがなく、その分カタルシスにかける、というエンタメ要素を欠いてしまった感は僕の個人的な感覚としてはありました。

これは非常にもったいないなぁと毎週思っていました。

いっそのこと1クール13話くらいで凝縮してしまった方がドラスティックになってよかったんじゃないか、とか思っちゃうくらい。

見せ方、という点では個人的にはおしかったな、と思っています。

とは言え、冲方丁さんが脚本されている回はさすがに凄かったし、あとファフナーのスタッフが前面に出てるときはやっぱり迫力が違ってました。
#大西さんの脚本も面白かったなぁ。Darker Than Blackでも渋いの書かれていたので今後要チェックな人です。

* * *


ヒロイック・エイジについては、これ以前の感想なんかでも大分書きたいなと思ったことは書いてこれた(週飛ばしになったりしたこともあったけど(笑))と僕は思っていますが、そのうち冲方丁さんのこの作品に関するインタビューとかあったら読んでみたいですね。

機動戦士ガンダムOO(ダブルオー) 第1話 「ソレスタルビーイング」 感想

2007-10-08 02:09:04 | ガンダム00(ダブルオー)
ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する


第1話は既存巨大国家(郡?)への宣戦布告、というシチュエーションから始まったガンダムOO。
予備知識なしで観た第1回目の放送の個人的な感想としては、比較的静かな立ち上がりという印象。

それはやはり(意図的になされていると思うけど)、パイロットたる主人公4人の感情の起伏を抑えているところにもあるんだろうなぁ、なんて思って観ていたら次回予告でそれらしきことを言っていたので、逆に言うとその感情の抑制であったり、(きっと訪れるであろう)その感情の解放であったりと、その辺が見所の一つになるんだろうか、なんて感じで第1話を観てました。

今回このガンダムで描いていくであろう主要テーマについては、視聴を続けていく中で何かしら見えてくると思うし(またそこを読み解いていくのが楽しみのひとつなわけですが)、そういう中で恐らくどのタイミングかは分からないけれども、きっとこの第1話に戻ってくるタイミングがあると思うので、まずは気になったポイントのみ、今回の感想では書き留めておこうかな、と。

■刹那・F・セイエイ

感情を表に出さない感じの主人公登場、という意味ではその登場の仕方も含めてガンダムWのヒイロが真っ先に思い出されたけれども、そういう意味ではこの刹那もヒイロと同じくガンダムシリーズではそれなりに珍しい軍人?出身という感じ。

アバンタイトルでは少年兵として過酷な戦場に投入されている、しかもそれは宗教(を背景とした戦争)的な意味合いもあるっぽいけれども、そんな中で「この世界に神なんていない」と思いながら絶望を背に生き残るために走る姿が印象的。

そこに恐らく自分の神を否定しつつも迎える絶体絶命の危機、死を覚悟した瞬間に登場した機体。

おそらくそれはガンダム。

後に自分が登場することになるガンダムの恐らくプロトタイプモデル?
#胸部・背部のデザインは違うけどそれをRX78-2(初代)に似せているのはファンサービスか(笑)


その姿にこそ、神を見たのか。

それとも、その姿を見たからこそ神は居ないと確信したのか。


自分が憎むもの(戦争?)、そして自分が信じるもの(ガンダム=力?)、が恐らくこの少年期で深く根付いた、そういう立ち上がりなんじゃないかなぁ。

この辺はきっと物語が進んで、刹那の過去とか、ソレスタルビーイングに参加するようになった背景がそのうち描かれると思うので、そのときこの第1話に戻ってくると期待して待ってましょう。

ポイントの一つとしては、少年兵というところにあるんじゃないかとも思っていて、僕の大好きな作家さんである冲方丁(うぶかたとう)さんが現在執筆中であるシュピーゲルシリーズ(スプライトとオイレン)のあとがきにも、現在も続いている各地での紛争の多さ(第二次大戦以降150以上の紛争)、そしてそこに投入されている少年・少女兵士の多さ(厳密には兵士ではないが武装する子供、兵士に従軍する子供、紛争に束縛される子供は150万人)、そしてもちろん9・11の影響もあるんでしょうが、こういうのを踏まえて「何か世界とか救いてー」と思ってシュピーゲルシリーズを書き始めているわけで、そういう視点ってのも一つありなのかもしれないですね。

世の中にはこういう世界も現実としてあるんですよー、的な、そういうのは今、ガンダムをやる意味としてあるのかもしれないですね。
そういう中で、この刹那・F・セイエイたちガンダム・マイスターがどんな風に感情を抑制して、そして解放していくのか(そもそも解放するのか?)、そういうカタルシスは観て見たい。
ここが第1話、特にアバンタイトルを観て思ったところですかね。


■存在自体が矛盾している

グラハム・エーカーはユニオンの人なのね。
#AEUの人じゃないとは思っていたけど、公式HPで確認してようやく理解(笑)。

そのグラハムがソレスタルビーイングの宣戦布告?を聴いて発した言葉が



存在自体が矛盾している



でしたね。

明らかにここは狙ってきてる一番大きなテーマ部分にも思えるので、第1話を観た感想としては今後この辺がどう展開していくのか、楽しみにしたいと思います。
紛争を無くすために武力介入する、という誰しもが「えー!?」と思うところを真っ向勝負でいくわけですから、そうした意図とか、その帰結とかは物語が進むにつれ自ずと明らかになってくるはずなので、じっくりと読み解いて楽しみたいと思います。

武力介入してくには圧倒的な戦力(それがガンダム?)と、それを支えるバックグラウンドが必要になってくると思うし、実はそのバックグラウンドが考えていることが……、とかだとまた面白いと思うけど、ソレスタルビーイングという集団がいったいどんな集団なのか、登場人物も多いのでまだよく分からないけれども、まずは興味を持って見ていきたいですね。
#特に戦術予報士のお姉さん、スメラギさん(お姉さんキャラ好き)。


あとこの世界観での日本って、どういう位置づけなんでしょうね。
経済特区となっていましたし、人革連系のニュースが流れていたからそっち側なのかね?
日本からの登場人物たちがどう関係していくのかも気になりますよね。


■やっぱり気になるガンダム

たぶんHGモデルが出るまでは買わないと思うけど、でもやっぱりどれから買おうかな、と思いながら見ていた初代ガンプラ世代です(笑)。
#スターゲイザーなんかの出来を考えるとMGまで待たなくてもOKじゃね?と思ってるんですが、ダメですか?つか、両方買え?

エクシア、デュメナス、キュリオス、ヴァーチェと一気に4体出てきましたが、うーん、どれが一番好みか?

ずーと公式HP見てたら、何気にヴァーチェがかわいいんじゃね?と思えてきた僕はどうなんでしょうか…。
#つか、可愛いって基準なのか、自分。

そもそも、公式見て思ったけど、型式番号で004って無いのね。
つーことは、これも伏線なわけだ。
ふむふむ。

いずれにせよ、これからの活躍で大分印象も変わると思うので、ここも(004含めて)楽しみにしたいと思います。
#要はまだピンと来ていないんだね(笑)。

■やっぱり気になる登場人物

さすが第1話だけあって、登場人物多い!!
でも、女性キャラ、魅力的なキャラ多そう!!
#っていきなりそっちですか。
#ちなみにうちの娘(5歳)は平井さんの絵の方が良かったっぽい、でもうちの奥さんは今回の方が良いと言っているので、どうなんでしょう。
#更にちなみにうちの子燕。(1歳半)は初ガンダム。
#つか、家族4人で観てました(笑)。

戦術予報士(って?)のスメラギさんとか、クリスティナとかフェルトとか、王留美(美少女セレブって)とか、頑張ってくれそうです。

あとはちらっと出てきたけど、アザディスタン王国のマリナ・イスマール皇女。
出身地方から考えるに、恐らく刹那と同じ方面(つまり中東)で、しかも、ソレスタルビーイングの宣戦布告には「それは違う」的反応を示しているので、これは否応無く刹那との関係が要注目、ということになりそうですね。
つか、この二人がこの物語の中心ということですよね。
年齢差的に興味あるよね(スターウォーズのアナキンとパドメ(アミダラ)みたいな関係だよね)。
ふむふむ。


と、初回の立ち上がりは個人的には静かな感じだったんですが、物語が進むにつれ、色々とわかってくることも多いと思うので、それを楽しみにしたいと思います。


DAYBREAK’S BELL

天元突破 グレンラガン 再放送開始!!

2007-10-04 01:50:49 | グレンラガン
まだまだグレンラガンの最終話の余韻に浸っている燕。です、こんにちは。
#サントラ聴いちゃうとすっごい浸れる。幸せ。

例えそうでなくても感動、感涙の最終話放送の熱が覚めやらぬ、という感じですが、なんとなんと、この大好きな『天元突破 グレンラガン』がもう今週(10/4)から再放送開始するじゃないですか!!

おおー、拍手!!

なんか再放送なんだけどめっちゃ嬉しい。

これは皆さんに是非観て欲しいなぁ。
#それぞれの作品っていうのは好き嫌い含めて個人の趣味の占める割合が殆どなので、僕がお勧めさせて頂いたからと言って気に入ってもらえるかどうかは全く別次元の話なんですけれども、それでも多分うちのブログを見て頂いている方の中には『交響詩篇エウレカセブン』のときから読んで頂いている方もいるんじゃないかと思うんです。
#そういう方には是非お勧めなんだよなぁ。
#方向性やテイストは違うけど、何かしら気に入ってもらえる気がする…(大事にしている部分の方向性が似ている気がする)。

つか、そういうの関係なく、やっぱり僕は大好きな作品なんで観て欲しいな。

特に第1話~第3話のカミナとシモン、そしてヨーコが旅立つまでを描いた起承転結で言うところの「起」は必見。
この出来は素晴らしいよ。
僕は一発で引き込まれました。

第1話の冒頭なんかもこの最終回を見終わって気が付くことがたくさん。
#最終話コメントですっごく良いコメントを貰っているので、そういう対比も非常に素敵。

僕はDVDも購入しているんですが、それでもまた観てしまいそう(笑)。


放送局はこんな感じ

テレビ東京   毎週木曜日 26:15~26:45 (10月4日~)
              ※10月4日は26:35~放送開始
テレビ大阪   毎週金曜日 27:05~27:35 (10月5日~)
テレビ愛知   毎週金曜日 26:58~27:28 (10月5日~)
テレビ北海道  毎週月曜日 26:30~27:00 (10月8日~)
テレビせとうち 毎週火曜日 25:58~26:28 (10月9日~)
TVQ九州放送   毎週水曜日 26:38~27:08 (10月10日~)



何度も言っちゃいますが、第1話~第3話の出来は非常に秀逸なので、是非観て頂きたく(そして一緒に語ろうぜぃ)。

参考:天元突破グレンラガン DVD第1巻 感想

僕もDVDレビューしていくつもりだし、今石監督とか中島さんのインタビュー記事(映像)とかも折に触れて紹介できればいいなと思っています。
#インタビューはなるほどー、と思うことが多いですよ。

天元突破 グレンラガン 『天元突破グレンラガン BEST SOUND』

2007-10-03 22:38:03 | グレンラガン
raw! raw!

fight the power!




今はこのフレーズを聞いただけで熱くなれます。



raw! raw!

fight the power!




そう、このフレーズこそ、『天元突破 グレンラガン』の随所でかかる音楽の一節。

あるときはアイキャッチのときに、またあるときは仲間と共にスタートを切るときに、晴れやかな気分になって聞こえてくるこのフレーズ。

それこそが実は「大グレン団」のテーマ曲であり、その名も



『ラップは漢の魂だ! 無理を通して通りを蹴っ飛ばす!俺たち大グレン団のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』



です。

無駄に長いです(笑)。
#無駄に長い理由もちゃんとありますよ。

そしてこの曲こそが、『天元突破グレンラガン BEST SOUND』の記念すべき第1曲目を飾る曲なのです。

まさにこれしかないでしょう!!という感じ。
もうすぐに口ずさんでしまいます。




僕はこれが出るのをずっと待ってたんですよね。
ほんとに放送中に発売して欲しいくらいでしたよ(笑)。

でも今こうして、あの最終回を観終えていろんな余韻に浸りながら、またこうやって音楽でグレンラガンの世界を楽しめるわけですから、もう幸せだ。・゜・(ノД`)・゜・。

大好きな作品のサントラっていうのは、普通のアルバムとは違って、あああの時こうだったよな、とか、あのシーンであの曲がかかったときは超・燃えたよなぁ、とか、あの曲がかかったときはもう号泣だったよ。・゜・(ノД`)・゜・。、とか、そのときの感動を一緒に呼び起こしてくれる、そういう何倍にも、何回も感動をありがとう、と思える効果を与えてくれる、そういう相乗効果を伴ったアルバムになっているんですよね。

だからこの


raw! raw!

fight the power!



のフレーズを聞いただけで、爽快な気分になっちゃうんですよね。
ああ、ほんと素晴らしい作品だったよ、グレンラガン。


そういう意味では、


6曲目の『BafBaf!そんなに燃えるのが…好きかい?』なんかは、まさに「強敵現る!!」みたいな、チミルフが初めて登場したときみたいな感じ?を思わせるような、うおー、これだよ、これ!!まさにグレン団のピンチだよ、すっげー強いのが出てきちゃったよ!!そんな感じをひしひしと感じながら、それでいてカッコイーと思いながら聴いてしまうし、



7曲目の『Nikopol』は何と言っても「ヴィラルのテーマ!!」だよね。
序盤ではおなじみのギターがハードな曲で、ヴィラル登場!!これかかると燃えるぜ!!みたいな。



12曲目の『おまえら全員燃えてしまえっ!!!』なんかは超・大好きな曲のひとつで、これもグレン団ピンチ!!ってときにかかる曲。
超・緊迫感があって、放送時のピリピリした緊張が伝わってくるよ!って感じ。
個人的にはテッペリン攻略!!でも難攻不落!!みたいな、そんな感じ(分かるかよ、そんなんで!!)。
いやー、これいいわぁー。



そしてその後にかかる13曲目の『合体なんてクソくらえ!!(合体挿入曲第一番 ハ長調アレグロK2564)』。
もうこれはグレンラガンには絶対外せない曲。
そう、グレンラガンが合体するときにかかるあのハードギターの曲です。
まじ燃・え・る!!


さらに第3部に入ってからのガラッと雰囲気の変わる曲調ももちろん収録されていて、



17曲目の『The Blue monday e"r"ectrical parade』は第3部に入ってすぐ、ムガンがいきなり空中から現われて、あの無機質な物体とグレンラガンが高速で空中戦を繰り広げる、あの曲ですよ。
もうシーンが目の前にあるかのごとく蘇ります。


そして、究極の泣かせる曲


それは第4部に入って、次々とグレン団のメンバーが散っていく、特に印象的なのはキタンの名シーン、それを象徴したようなあの曲



19曲目『"Livera me" from hell』



。・゜・(ノД`)・゜・。



raw! raw!

fight the power!




。・゜・(ノД`)・゜・。



ここでかかるこのフレーズはまた一味違います。


ソプラノが歌っているのは「Libera me」というミサの典礼文の一節だそうで、「我を解放したまえ」という意味になります。


作曲者である岩崎琢さんのインタビューに記載されているんですが、これは最終決戦のために書いた曲で、上から押さえつけるようなソプラノの威圧に対して、(この曲は途中からラップが入ってきて)、ラップが(威圧に)抵抗していく、という構造をとっている、つまり「我を解放したまえ」という言葉(とは裏腹にそのソプラノ威圧的で)と、それに呼応するかのようにラップが(その威圧を)解放していく、というダブルバインドになっている、と言っているんです。

すっげー。

ほんとに感心しきりです。

またこの曲が好きになりました。

そもそも



raw! raw!

fight the power!




このグレン団を象徴するフレーズはもともとカミナのテーマ曲である10曲目『ラップは漢の魂だ! 己を信じて天を指差す怒涛の男・カミナ様のテーマを耳の穴かっぽじってよ~く聴きやがれ!!』(長っ!!)のフレーズで、つまるところ、カミナの魂の曲、フレーズだっちゅうことになります。


この曲についてはこう解説されていて、カミナのテーマが一人でラップしているのに対し、グレン団のテーマでは合いの手のラップの人数を増やすことで、カミナの魂がグレン団に広がっていく、そういう演出的要素を追加している、というじゃないですか!!


驚愕。

すっげー。

ほんとすげー。

なんか鳥肌たちますね。


そもそも僕はこのグレンラガンの音楽は第1話を見たときから「カッコイー!!」と感嘆していたわけですが、何がカッコよかったって、グレンラガンはともすればベタで熱いを通り越して暑苦しいになりかねない怖さがあるところを、この音楽がめっちゃスタイリッシュに、そして何よりアニメーションとリンクした疾走感、そして開放感を共有させてくれていたからだと思います。
#エウレカセブンの音楽が映像を助けたと京田監督が言っていたように、グレンラガンでもそういう現象があったんじゃないかと僕は思っています。

そんなバッチリはまったと思っていた音楽も、一度は岩崎さんはお断りをしているそうで、アニメっぽい音楽を作ることに疑問があったから、という思いがあったそうなのですが、逆に大人でも満足できる音楽として欲しい、という制作サイドからのリクエストにより、引き受けられたそうです。
意外だ。うん。


インタビューではこう続きます。


(当初本人曰く苦戦しながらも)今の形ができあがったのは、映像と音楽を喧嘩させる、カミナの魂=反骨精神を(その象徴として)ラップに託した、そういう中からベースが出来上がって、ラップが困難を突破しようとして足掻き、抗い、拮抗していく、そういう象徴として、またそのラップが様々に意味を変えて登場し、音楽のストーリーを作っていく、それはあたかも中島さんのストーリーに呼応するかのように、というじゃないですか。

もう感動しちゃったよ。

なんかこのインタビュー読んでから聴くとまたすっごいいいね。


サントラっていうのはただのBGM集じゃなくて、こういう作り手の想いとか、場面場面の感動とか、それまで築き上げてきた感動がストーリーを作っている、そういうものになっちゃってるんですよね。

いやー、ほんと良いわ、これ。
大好き。


この他にもインタビューでは、タイトル付けのこだわりや、楽曲の長さ、構成についても言及されていますので、是非読んで頂きたいですね。



最後の曲は『お前のxxxで天を衝け!』

これは次回予告の曲です。
これを最後にもってくるのはいいよねぇ。


ああ、グレンラガン、大好きです。

#再放送決定です。おめでとうございます。
#グレンラガンを見逃した皆様、是非見てください。
#この熱さ、絶対クセになりますよ。


元突破グレンラガン3

カミナの勇姿をその目に焼き付ける。・゜・(ノД`)・゜・。
第1部最大のクライマックス!!
アニキーー!!

元突破グレンラガン4

ジャケットはニア!!
第2部はニアによって光が差したといっても過言ではないです。
つか、第11話は必見。超・鳥肌ものの感動が!!
いや、ほんと第11話は良かったなー(涙)。
だからこそ、最終回がまた泣ける。ニアちゃん。・゜・(ノД`)・゜・。