蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

エウレカセブンAO 第22話「ギャラクシー・トゥ・ギャラクシー」感想

2012-09-30 23:35:10 | エウレカセブンAO
最後の3分に全部持っていかれた第22話。


ついにレントン登場!

いやー、熱くなったね、このレントン登場は。
しかも成長したレントンの声は藤原啓治さんで、交響詩篇エウレカセブンではレントンの兄貴分にあたるホランドの声じゃないですか。
このキャスティングは熱いね。
※三瓶さんの声で再び「エウレカー!」って言って欲しいけど、あまりにもレントンがかっこよく成長してるからなぁ。


そして登場するニルヴァーシュ・スペックV。
おおー、これめっちゃカッコイイじゃないですか。
痺れる。

あのニルヴァーシュはレントンが進化させてからあのままということなんだろうか?
とするとエウレカが乗ってきたニルヴァーシュはどうなの?とか、考えちゃうが今はやめておこう。

ニルヴァーシュ・スペックVは前作よりもかっこよくなってると感じるのは気のせい?

つか、1万年後の地球、死滅してるし!
スカブの防衛本能?

そしてセブンスウェル。

うおー、何この展開。

痺れた。

そしていいー所で終わるよね~。

完結編が待ち遠しいよ。

未来でいったい何が起こっているのか?
スカブとの関係性を決定付けたのは、アオが現在いる時間が鍵になっていると思うので、2025年で動いているストーリーも気になって仕方ない。

いやー、レントン登場、やっぱり痺れるねぇ。


さて、本編ですが、

今回の大きなポイントは、ナル。

これまでずっと巫女ポジションに入っていましたが、今回それを脱ぎ捨てます。

たぶん、あの耳飾はそういう演出効果もあったんじゃないかと思うんだけれども、あの耳飾を外したナルは何も変わっていないナルだった。

今までスカブと共生を唱えるような市民団体の巫女的ポジションになっていたけれども、ナルの本心は実はそういうところにあったわけではなく、アオと同等になりたかった、病弱な自分から生まれ変わりたかった、というのが本心だったんだね。

それはアオがゲネラシオンブルに行くとき、アオは自分の翼を手に入れたんだね、と言ったところに集約されるんだよね。

そして、ニルヴァーシュを手に入れたナルがアオに言った言葉は、守って欲しいわけじゃない、並んでいたかったんだ、と。

アオは繊細なくせに、大事なところは鈍感wだから、はっきり言わないと分からない。

フレアもナルのこと意識しているし、ナルはアオのこと思ってるし、なんだ、アオ、モテモテだな。
さすが主人公。

さて、巫女ポジションから降りたナルは、アオとともにニルヴァーシュでトゥルースのもとへ。

LFOニルヴァーシュ・スペック2(ナル)とIFOニルヴァーシュ(RA272)の揃い踏み。

これは是非観たいところでしょう。

そして、アオのIFOニルヴァーシュにはアーキタイプが無い=心が無い、ということなので、逆に言うとIFOニルヴァーシュがアーキタイプを得てLFOニルヴァーシュへ進化する、ということもあるんじゃないかと思うわけです。

ナルのニルヴァーシュ・スペック2と融合するか、カノンと融合するか、とか色々考えられますが、どうなるのか?

やっぱり、完結編冒頭あたりでクォーツガンを撃つことになるんじゃないかと考えたりもしますが、それとレントンの時代で発生したセブンスウェルがどう関係するのか?そしてエウレカはどう関係してくるのか?

こりゃ、完結編まで待つの辛いな。

とは言え、ファンとしては待つしかないし、オリンピックで削られた枠をかなり無理して晩秋にゲットしたんじゃないかと思われ、とにかく待つしかない、ですね。

ああ、どうなるんだろう。

特に父親たるレントンとアオの邂逅。
レントン、エウレカ、アオの三人の物語がどうなるのか。

楽しみですね。

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エウレカセブンAO 第21話「ワールド・トゥ・ワールド」感想

2012-09-24 00:07:55 | エウレカセブンAO
新たなパラダイムシフトの中、微妙なバランスの上に成り立ってる2025年な感じ、の第21話。


チームパイドパイパーが日本からの支援を受けるという、新しいパラダイムで始まった第21話ですが、ナル側でも新しい動きになってきたみたい。

・スカブを殲滅しようとする潮流
 →チームパイドパイパーと日本を中心としたシークレットとの共同体

・スカブを解放しようとする潮流
 →ナルたちが参加する市民運動
  市民運動というよりコーラル・キャリアも増える中、宗教に近い存在へ

連合軍がどういう位置づけに居るのか、いまいち分からないけれども、2025年の今、マクロ視点でいくと、世界の潮流はこの2つに向けて動き出している、という感じでしょうか。

ナルは巫女というより、教祖に近い感じになってきたなぁ・・・。

コーラル・キャリアの増加と、市民運動の拡大、この辺に感じる違和感みたいなのがあって、上手く言葉で説明できないんだけど、こういう違和感は後で大きな流れになってくるんじゃないかと直感的に予想。

チームパイドパイパーにはアオのニルヴァーシュが、市民運動(一般市民のコーラル・キャリア)側にはナルのニルヴァーシュがいて、殲滅と解放という相反する思想を持っているわけだから、二つのニルヴァーシュが激突しちゃうのは避けられないところなんだろうね。

連合軍側のコーラル・キャリアについても違和感があって、コーラル・キャリアの増加は、トラパー(スカブ)を介在してコーラル・キャリア同士のネットワークなんか作っちゃうと面白いというか、怖いというか、スカブに呼応していっせいに動き始めて、連合軍側のコーラル・キャリアなんかも離反するような展開があるとちょっと面白いかなと思っちゃいます。

より混沌とするよね。


エウレカが気にしていた、アオはスカブと戦っているのか?という点については、このままスカブが人類と共存していく流れになると、スカブ・コーラルと人類のヒューマンインタフェースとして生み出されたエウレカ自身が存在する必要がなくなるから、アオがこの世に生まれてくることもなくなる、それが以前ハンナママが言っていた、一人の母親のエゴが世界を変えるとしても・・・、というくだりにつながっていったりしないのだろうか・・・。

エウレカ的には、アオにこの世に生まれて欲しいから、この時代のスカブと戦って欲しい、というエゴもあったりするのかな・・・。
この辺はエウレカがそのうち語ってくれるでしょう、きっと(笑)。


マクロ視点では上記の2点、スカブ殲滅とスカブ解放があるわけですが、ミクロ視点というかアオ周辺でいくと、クォーツガンを中心に周囲が動いています。

・シークレットは日本の領海侵犯も許さない
 →日本としてもこの協定のメリットがここにある(独立性の担保)
・シークレットはこの協定が守られるならば、同士討ちも辞さない
・シークレットは連合軍にはクォーツガンを渡したくない
 →ここはまだ謎。連合軍は何かまだ隠し持っている?
  コーラル・キャリアについてもビッグ・ブルー・ワールドとの共同人体実験?
  それか単純に連合軍に渡すとクォーツガンを撃ってしまうから?

みたいな感じです。

ポイントとしては、先週の感想でも書きましたが、この協定はアオがクォーツガンを撃たないことが前提になっています。

逆に言うと、協定が破綻して物語が動くとすると、クォーツガンが撃たれるとき、ということになります。

そのファクターとしては、3つあって、

1.混沌を望むトゥルース
2.元の世界に帰りたいと思っていたエレナ
3.(かなり直感だけど)スカブコーラル、特にコーラル・キャリア絡みで

かなと思っています。

そのうち2.のエレナについては、今週決着を見ましたね。

自分はエウレカがいた1万年後の世界から来たと思ってたけれども、実は未来から来たのではなく、過去(1981年)から未来(2020年)に来た人だった、というわけです。

うーん、十分スペシャルな感じ、ありますけどね(笑)。

今回の連合軍へ合流するところから含めて、やはりエレナはアオにクォーツガンを撃たせることを目的としていたと思いますが、エレナ的には自分の絶対的な居場所が欲しかった、とも取れるんですよね。

不思議ちゃんを演じているのも、自分が何者か、どこから来たのか、本来居るべき場所は?みたいなのがあやふやだったから、居場所を本来無いところに求めた。

ここで、アオがエレナを説得。

フレアとエレナがアオを奪還したときと全く逆の構図で、エレナの本心に届く言葉、エレナと一緒に居たい、が呼び水となってエレナ復帰(多分)につながったんじゃないかと。

というわけで、3つのファクターのうち、1つはこれで消化されたわけで、多分あと2つかなと個人的には思うところです。

特にトゥルース。

混沌をもたらすというか、既に彼自身が混沌としちゃってるので、その上でカノンに乗ってどんなことが起きるのか、アオはクォーツガンを撃つのか?というのがポイントになると思います。

なんかニルヴァーシュも新武装がつきそうな気配だし。


あと、マギーがクレドに乗って記憶が再生されるって展開は予想通りで嬉しかったな。

逆に言うと、あれで終わったからゴルディロックスの再結成は無いかもしれないね・・・。
それはそれで残念なんだけど。

さて、今回がワールド・トゥ・ワールド、次回がギャラクシー・トゥ・ギャラクシー。

舞台が広がってく感じがして良いですね。


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エウレカセブンAO 第20話「ベター・デイズ・アヘッド」感想

2012-09-17 00:32:01 | エウレカセブンAO
新たなパラダイムシフト、な第20話。


まさか日本がチームパイドパイパーのスポンサーになるとは。
シークレットが敵ではない、という既存の概念を覆す新たなパラダイムシフトが起きた結果、巡り巡って日本がアオたちのスポンサーに。
変われば、変わるものです。

クリストフ社長がフレアに残した契約、それはゲネラシオンブルの崩壊を予見しての新たなバックアップ的存在の確保であり、自分の娘たちに未来の選択肢を残すことだった、というわけです。

社長、やりますな・・・・・・涙。

この契約について少し整理すると、

・契約自体はシークレットと結んでおり、その仲介役として日本政府が立っている。

・契約の条件は、
 -残存するIFOチームとニルヴァーシュは、スカブコーラルのクォーツを全力で排除する
 -シークレットはそれが完了するまで出現を停止する
 -つまり、スカブバーストを起こさない
 -この条件が飲まれなければ、ゲネラシオンブルはクォーツガンを使用する
 -契約時、クリストフ社長が死亡していても、娘フレア・ブランに契約を引き継ぐものとする

・日本政府としては、
 -二度とスカブバーストを起こさないために、シークレットと協定を結ぶ
 -そのために(スカブコーラルの排除業務を行う)ゲネラシオンブル残存チームをスポンサードする

という感じになり、スカブバーストを起こさない(起こさせない)という双方(いや、厳密に言うと三方か(日本・ゲネブル・シークレット))の利害関係が一致した結果、この契約が成立する、と。

なるほど。

社長、やりますな・・・・・・涙。

この契約があったから、少し前のシークレットとトゥルースの会話の中でシークレットは現在意図的に出現しないようにしている、と言っていたのか、なるほど。

シークレットは秩序を保つことを最優先しているから、世界を書き換えてしまうクォーツガンを危険視しているけれども、この契約が守られるならばシークレット的にも自分たちが登場しなくてもスカブコーラルのクォーツが排除されるわけで、結果的にクォーツガンも使用されないであろう、ということなんだろうね。


であるならば、この契約が終わるのはクォーツガンが使用されるときなんだろうね。

今でも十分に物語は転がり続けているけれども、更に加速するとしたら次にクォーツガンが使われるタイミングなのかもしれないですね。

この均衡が崩れるポイントがきっと来ると予想。


その鍵はやっぱりトゥルースなんだろうか?

トゥルースは同じシークレットとは言え、別の思考を持って(というか記憶が無い)単独で動く存在なんだと思うんです。

シークレットは複数出現するけれども、個という概念は無い様に思えるわけで意識統一されていると思うんですが、トゥルースはそこから切り離されて、独自の道を進む存在のような気がします。

そこに謎の「LFO」カノンとの融合。
※カノンは「IFO」ではなく「LFO」=交響詩篇エウレカセブンの時代のもの
 そして自分を「アーキタイプ」だと言っている。果たして何のアーキタイプだったのか・・・?

これはこの先の展開がどうなるのか、全く分かりませんね。


ちなみに、このカノン登場の直前にちらっと見える「LFO」ですが、あれは間違いなくニルヴァーシュ・タイプ・ジ・エンド、しかも第48話「バレエ・メカニック」で黒から銀色に進化したときのものだと思うんですよね。
※更にちなみに、埋まってた青色の「IFO」もモンスーノType20だと思う。
 ゲネラシオンブルがスカブから発掘してたんだね。

ジ・エンドが見えたときは一瞬目を疑いましたね!
つか、びっくり&懐かしいって思ったよ!


ハンナママたちの言っている反応がこれのことなのか、それとも別物なのかは分かりませんが、ジ・エンドも活躍して欲しいなぁ。
※アネモネ専用機だから動くかどうか分かんないけど。

ハンナママたちが気にしてたのは一体何だろうね?
※ジ・エンドだといいな。


さて、全体はそんな感じで更に展開していってるところですが、人物像にも目を向けると、

・アオ
これまでアオは自分のことは辛いことがあっても我慢して自分を殺して生きるタイプだったんですが、今回クリストフ社長が自分の命をかけて守ったものを守るために、珍しく自ら主張しています。

これってアオの成長だよなって思いながら見てました。
全体的にはレベッカの言うように間違ってるのかもしれない。
でも、アオが自分がやりたいと思うこと、何が正しいのかを捜し求めることをやりたい、と主張したのはアオが変わったなって思うポイントでした。

・フレア
ここはやっぱり泣いて良いポイントだと思います・・・。・゜・(ノД`)・゜・。

フレアとクリストフ社長は難しい関係だったけど、それでも自分の娘に「未来」を残してあげたかった。

そんな思いが社長の死後、まさしく今回のサブサブタイトルであるラストメッセージとして愛娘に送られる。

気丈に振舞っていたフレアだけど、ここは泣いて良いポイントだと思います・・・。・゜・(ノД`)・゜・。

フレアにもひとつターニングポイント。

・レベッカ
先週からの彼女の行動を考えるに、ビッグブルーワールドから派遣されているエージェントという立場もあったのだと思うけれども、彼女としてはイビチャとの「場」が欲しかったんだろうな、と。

ゲネラシオンブルが無くなれば、イビチャと共にいられる場を失うわけで、それを阻止したいというのも内心あったんじゃないかな・・・。

ゆえに今回、イビチャとの場を言い訳的なゲネブルという存在ではなく、自分の意思で場を作りにいった、親会社から離反しても、初めて自分の思いを優先して、イビチャの元へ行ったんだろうね、多分。

エウレカセブンAOの希少な恋愛ファクターです(笑)。
※個人的にはアオとフレアという線を推したいが、ナルもいるしなぁ・・・。

・エレナ
連合軍側に投降したエレナ。その真意は?

・・・分からない。

けれども彼女自身の願いとしては、元の世界=交響詩篇の時代へ戻ることだから、アオにクォーツガンを撃たせるために投降した、と考えるべきでしょうか。

やり方はわからないけど、ニルヴァーシュに乗ろうとするアオの前に立ちふさがったエレナはアオにクォーツガンを撃たせる=自分を元の世界へ戻す(戻れるとは限らないのだけど)、ということが出来ない、と判断して、撃たせるために何か違うアプローチを考えたのかな・・・。

ちなみに、エレナが乗ったIFOはクレド。
マギーが本来乗っていた機体。

マギーがクレドに再搭乗して記憶が・・・、とかそういう展開があると面白いのにな。


日本軍がアオたちのスポンサーになる、という新たなパラダイムが訪れた今回ですが、この契約も非常に微妙なバランスの上に成り立っています。

バランスを崩すファクターとしては、もちろんトゥルースやエレナもいるわけですが、今回、子供でもないのにIFOの操縦が、というかトラパーが見えるようになったパイロットも居たわけなんで、スカブコーラルとしても着々と動きを出しているわけで、この色んなポイントが合わさってまた更に物語がぐるっと展開していくんじゃないかと思います。

次回、また半透明状態のエウレカも登場するっぽいですし、ちょっと目が離せないですね。

※今回は脚本が會川昇さんで、絵コンテには京田監督も入ってて、気合乗ってましたね。

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エウレカセブンAO 第19話「メイビー・トゥモロー」感想

2012-09-10 00:48:04 | エウレカセブンAO
青の時代の終焉、な第19話。


先週のガゼルが言った「今日から世界が俺らの敵になる」の通り、物語としても後半戦、かなり大きく動き始めました。
ゲネラシオンブルというバックボーンの消失、子供たちに託された世界、どうなっていくのか全く検討もつきません。
それにしても、動かしてきたなぁって感じです。


今回のポイントは、

・ゲネラシオンブルの崩壊(チームハーレクイン含む)
・トゥルースの正体が判明
・エレナの正体?が判明

というところかと思いますが、

・社長はエレナに何を残したのか?引き継がれる契約とは?
・シークレットは何故意図的に攻撃を控えているのか?

あたりは謎ポイントとして新たに加わってきて、ゲネラシオンブルの崩壊と平行してどうなっちゃうんだろう、というポイントですね。


まず、ゲネラシオンブルの崩壊についてですが、ちょっと整理すると、

一番のポイントはクォーツガンの存在。
超・重要アイテムのくせにその存在自体が謎のままのクォーツガン。
使えばシークレットもスカブもその存在を無かったことに出来る?くらい世界に影響を与える<武器>。

※この<武器>という表現もポイント。
 前にも感想で書いたけど、<武器>という言い方が強調されているから、きっとそれ以外の何かが本来の使われ方なんだろうと思われる。
 今回アオは明確に<武器>ではないと宣言。
 でも世界は、特にアメリカを中心とした連合軍はそうは捉えず<武器>として認識。

そのクォーツガンがあれば、シークレットが再登場しても問題解決!
 
シークレットは地球の白血球の存在かもしれないけど、スカブが生むトラパー経済が成り立っている以上、スカブは守らなきゃいけない。
このクォーツガンがあれば、シークレットが来ても撃退できるもんね(スカブも一緒に消えちゃうけど、歴史改変の影響で誰もそれはわからない)。
ゲネラシオンブルがいなくても大丈夫だもんね、僕たち、みたいな。

ゲネラシオンブルに世界の命運を左右するような<兵器>を任せておくわけにはいかない。
もともとビッグブルーワールドだってアメリカの会社だもんね!
って感じで、力ずくでクォーツガンを差し押さえる意味での今回の侵攻なんだろう、と解釈。
※あわよくば、貴重なIFOパイロットたちも貰っちゃうよ、みたいな。

またもうひとつのポイントとしては多少マクロ視点になるけれども、

前述の通り、今の世界はトラパーというクリーンエネルギーによって成り立っていて、プラントコーラルを中心とした経済圏が出来上がってる。

今までシークレットが敵で、スカブを狙って大災害を起こすもの、と思っていた。

この2点の常識を覆すのは容易なことではなくて、世界の流れに逆行しちゃう。

ブラン社長がアオとフレアに託した思いっていうのはその辺にもあって、大人が大人だから出来なかったことを(例えばアオの奪還とか)子供の純粋な思いに命運を任せたのかもしれないですね。


ということで、ゲネラシオンブル潰しはトゥルースの凶行(衛星破壊、ゲネブル本社への突入)によって更に加速していっちゃうことに。

さてここで、ブラン社長が残していった契約とは何なのか?
ここがまた一つのポイントですね。

フレアに引き継がれるものとは何か?

ブラン社長が語りかけていたのは、シークレットが混入したバージョンのゲオルグだから、社長はシークレットと何らかの対話をしたと見てよいと思います。
が、それが何かというのはちょっと分からないので、この先のお楽しみにしたいと思います。

まあ、でもこれまで自分たちのバックボーンだったゲネラシオンブルが無くなってしまうのだから、この先アオたちがどうなるのか?もう次の展開が待ちきれないです・・・。


あと今回のポイントとしてはトゥルース。

第17話感想のコメント欄でも書きましたが、やっぱりトゥルースはシークレットでした。
※そりゃあの能力をみればそうだよな。

しかも人を理解するためにヒューマンインターフェースとして生み出され、シークレットとしての記憶を失っている。

この辺はスカブから生み出されたエウレカに共通する部分ですね。

トゥルースがシークレットであった、ということが判明することで、これまでの彼の言動も理解しやすくなりました。

これまでトゥルースは自分でも良く分かっていないけれども、この世界は間違っている、と言っていました。
これは多分シークレットの本能的な部分なんでしょうね。
スカブの無い世界、それが本当の世界の姿。

だからアオにクォーツガンを撃たせようとしている。
クォーツガンを撃つことによって、世界はスカブが無かった状態へ変化していくから。

今回のゲネラシオンブル突入についても、そういう意図だと理解。
※かなり自暴自棄に近い感じがありましたけど。

何か、来週の予告を見るに、しっかりと生き残ってそうですが・・・。
※ブラン社長・・・(涙)。


で、最後にエレナ。

まさかのこっちの世界の人じゃなかった宣言。

自分の立脚する確かなものが無いから、今までの言動になっていたわけですが、それもそのはずで彼女も実はエウレカと同じ世界に居た住人だった、と。
何でエウレカはエレナを連れてきたんでしょうね?
また謎だ・・・。


そういえば、ハーレクインとはフランス語でアルルカン、青の時代にピカソが描いた絵画ですね。
きっと彼女たちは脱出したと思いたい。
※だってOPに出た3機のIFOさえまだ登場してないじゃん!


物語はかなり激しく動いていきそうです。

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エウレカセブンAO 第18話「ドント・ルック・ダウン」感想

2012-09-02 00:17:33 | エウレカセブンAO
Wellcome back アオ な第18話。

サードエンジンはコンパクドライブみたいに人の感情に影響されて動いたりするものなのかもしれないですね。
※常に動かしてるアオはじゃあ何なんだ、みたいなのはありますが。
※まあアオはやっぱり特別なんだろうな。

アオが不在になることによって、エレナとフレアの関係も微妙に。

普段ぼーとして何を考えているか分からないエレナだけれども、実は結構感情を爆発させる一面を持っていたり。
※ミラーの件は結構衝撃のカミングアウト。

逆にしっかりしてそうなフレアの方が一歩踏み込む勇気を持てなかったり意外とナイーブな一面を持っていたり。

結果、アオがいることで二人は本心をぶつけ合うことができて、それがサードエンジンを動かす原動力になった、という感じでしょうか。

何気に熱い青春回だったりするわけです。


アオはアオで、

・これまで誰からも受け入れられなかった自分を初めて受け入れてくれたチーム(ゲネラシオンブル)に迷惑をかけたくない。
 クォーツガンを使えば世界が変わる。自分が世界を変えてしまうという責任。
・でもクォーツガンはエウレカへとつながる手がかりだから手放すことができない。

で、板ばさみ状態になって抱えきれなくなった。

抱えきれないから、手を差し伸べられたところに流れてしまった・・・。

という感じでしょうか。

結局は、色んなしがらみを取っ払って、フレアとエレナが本心をぶつけ合って出した答えがアオを迎えに行って、それこそ理屈じゃなく本心はどうなんだ?と問われたアオが自分は戻りたいと吐露する。

これ、ちょっとした世界の命運をかけた選択なんだけれども(笑)、この辺がクリストフ・ブランが笛を吹いて導いているのは子供たち、と言った所以なんだろうね。

大人ががんじがらめになって動けないところを、子供が自分の本心に従って物事を動かしちゃった、みたいな。


さて、これでもう本編でも語られたとおり、ゲネラシオンブルは世界を敵に回しちゃった。

シークレットもスカブも敵だ味方だと簡単に割り切れる状態ではなくなっているし、そのうえ連合軍まで敵に回してしまう。
※その予兆はそもそもあって、ピッポが見ていたWeb上でも世論は世界を救ったという事実よりも、クォーツを秘匿していたことに対する疑惑の方が強く向けられている状況で、この辺は連合軍とかの意向も入っていて、彼らを救世主として扱うよりも、その強大な力を独占させたくない、危険である、という思想が入っていて情報操作している感じもあるよね

「始まるぞ、今日から世界が俺らの敵だ」

というガゼルの言葉が示すとおりなんだけど、この先の展開は正直まったく読めません・・・。

エースを取り戻したけど、更に窮地に追い込まれちゃったわけで、ここからどう展開させていくのか?というのが楽しみの一つでもあるわけです。

もう一回くらい世界をひっくり返すような出来事があってもおかしくないでしょう、たぶん。

期待しております。


あと、マギーが米軍パイロットとして再登場。
嬉しいような、不安なような・・・。

というのも、パイロットっちゅーことは、今の状況から行くとアオたちと戦う可能性が高いわけでしょ?
彼女たちゴルディロックスはゴルディロックスとして再登場する日はあるんでしょうか?
※ちょっと寂しいよね。

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