蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

ガンダムSEED DESTINY 第15話 「戦場への帰還」 感想

2005-01-23 01:29:49 | ガンダムSEED DESTINY
ミネルバとアークエンジェルの出航をそれぞれ描くことで、2つの世界(主張)を描いていこうとしている、DESTINYの構成ってあまりに凄くないか?と思った第15話。
いやなんかもう想像するだけでかなり熱いんですが、ミネルバサイドで描く世界とアークエンジェルサイドで描く世界はどちらも正しいと思う方向性に進むんだけど、今はその方向性が逆に進むんじゃないか、そしてそれが物語り中盤あたりで激突し、それ以降融合していくんじゃないかとか考えてしまったんですが、ミネルバとアークエンジェルを両方出すということはそういうことだと理解したい。
こういう対比構造大好き。つか、こういう対比構造でテーマ性を浮かび上がらせる手法、個人的に超ツボです。
これでほんとに第1クール終了って感じです。

■まずはアークエンジェルサイドから
恐らくアークエンジェルサイドは前作SEEDからの流れをそのまま引き継ぐと思うんですが、彼ら自身としても遣り残したことがある、むしろ何も変えられなかったという後悔の想いの方が強いのかもしれないですね。
キラの回想にたびたびクルーゼが出てくるのはやはり前作の勝者はクルーゼで結局自分達は世界を止めることができなかったことを象徴していて、今度こそはという想いが今回のキラの台詞からも伺えました。

この感想でもずっと思ってるんですが、前回は憎しみの連鎖を断ち切るために仲間が各方面から集結してくるところが最大の見せ場だったわけですが、結局3隻しか集まらなかったんですね。
今回はそれをより大きな流れに持っていく、それがアークエンジェルサイドで描かれることなんじゃないですかね。あくまで戦うこと以外で道を開こうとするように。

■さらにアークエンジェルサイドの中でも細かい描写が光る
前回オーブ護衛艦隊がアークエンジェルを世界の希望と考えたように、アークエンジェルのメンバーもカガリに期待しているということが伺えました。
#国家元首という重圧の中で見えなくなっていたカガリに「馬鹿なこと」とさらっと言ってなだめるキラがかなり良かった・・・。
このとき、カガリは退路が無くなって腹を決めるしかなくなったわけですね。
そしてその直後の描写がまた秀逸。

「僕達は今度こそ正しい答えを見つけなきゃなんないんだきっと、逃げないでね」

そしてアップになるラクス。
これで絶対にあると確信しました。今は迷えるラクスが再び起ち上がる決意をするイベントが必ず来る。うおお、予想するだけで激燃えです。
第13話の感想でも触れましたがキラに「鍵」を渡すことを躊躇したシーンからも、前作で結局「力を使ってしまったこと」を彼女は後悔しているんですね。戦争を止めることができなかったという想いとともに。
そしてまた今、再び「力を使う」かもしれない状況において、自分が本当になすべきことは何かを見出せないまま迷うラクス。
めちゃめちゃ熱い。やはりストーリー展開上はカガリそしてラクスを中心に回るに違いない。
腹を決めた(決めざるを得なかった)カガリとまだ迷いの中にいるラクス、こういう対比も見逃せませんね。

■ではミネルバサイドは
前作でアークエンジェルのメインクルーが軍人ではなく、戦うことの覚悟がないまま戦渦に巻き込まれたんですが、ミネルバクルーは全員軍人なんで既にスタンスからして前作を踏襲するアークエンジェルとは位置づけが異なりますね。
一番端的に表現されたと個人的に思っているところは、第13話でシンが種割れバーサーカー化して殲滅させて戻ってきたときの表現と前作でキラがニコルを殺して戻ってきたときの描かれ方ですね。これ全く表現が逆でしたよね。

たぶん「今の」ミネルバは議長の正義を投影された存在だと思っていて、武力がなければ守れるものも守れない、つまり守るためには力が必要であるという表現の象徴になっていると思っています。
それを視聴者視点で体現しているのがシンで、妹が死んだのは守る力が(国にそして自分に)なかったからだと思っていて、それが議長の想いとシンクロしているんでしょうね(この辺は第1話感想から僕の感想は変わらないですね)。

この2つの主張(アークエンジェルとミネルバ)は視聴者としてもどっちが正しいとかなかなか答えきれない難しいポイントですよね。
どちらも正しいかもしれないし、どちらも違うのかもしれない。
この辺のテーマのぶつかり合いがDESTINYをみていくうえでの最重要ポイントになると思いますし、制作者サイドもそこを1年かけて視聴者に問うてくるんじゃないかな。
個人的にはこのテーマのぶつかり合いは最終的にデュランダル議長と、そのデュランダル議長と最初に会ったときに為政者としての格の違いを見せ付けられたカガリのぶつかり合いになってくると面白いと思っています。
しかし、ほんと2つの艦にテーマを乗せて出航させるこの構成、素晴らしいと思います。

■ミネルバ内でみるもう一つの対比(とアスランの女難の相)
アスラン、完全に女難の相が出てますね(笑)。
第2クールOP・EDともルナマリアとメイリンが立ち位置反対になっているんで気になってましたが、それがアスランの取り合いをきっかけに勃発するのか?と思わせるところがツボでした。
まず買い物のシーンでルナマリアは化粧品興味なし、メイリンは大量買い物、このへんパイロットとオペレーターという職業柄も反映されているのかな。
そしてアスランに強引に仕掛けていくルナマリアに対し、アスランのプロフィールを調べるメイリン。
この姉妹見てるだけで飽きそうにありません(笑)。
そのうちメイリンから「お姉ちゃんはいつもそう」とか言って姉妹喧嘩が始まりそうです(楽しみ)。
しかし、アスランもてもてです。うらやまし(略)。

と、ここまではミネルバとアークエンジェルというテーマについて見てきましたが、ちょびっと世界観についてもみてみたいと思います。

■ユーラシア離反
>ユーラシアあたりが離反してもアリ
っしゃあ!この展開既に第2話の感想で既に妄想済み!下手な妄想数打ちゃあたるってもんですよ。
議長がミネルバを向かわせる理由は、地球連合(ブルコス)を一枚岩でなくすることにあると思うんですが、内憂外患状態を作ってプラントだけに戦力を集中させないようにするっていうのも狙いなんでしょうね。

僕の妄想が正しければ、今作ではこういう動きが各所で見られると思っていて、それがブルコスへの反発だったり、もう戦争はうんざりだという想いにつながって、そのうちのいくつかがアークエンジェルに流れてくると踏んでいるんですが、またそういう勢力を巻き込んで大きな流れを作ることが今作のテーマのひとつかなとも思っています。

またジブラルタルの攻防はかなり苛烈になることが予想されるんで、その中でシンたちが何を想い、どう変わっていくのか非常に興味が尽きないポイントです。
前作では主人公たちの「迷い」を表現した第2クールだっただけに、今自分達が考える正義に疑問を抱く、そういう展開を期待しています。

あとは、

■カガリの結婚の報に動揺しまくるアスランがツボ。
取り乱し方がすげー微笑ましいです。

■ルナマリアがコクピット付近にいるとき
整備員になって下から見上げたいです。

■ステラ
もう何も言うことがないほど最高です。
「うん」しか言ってないけどそれが、それがツボ過ぎなんです。
#最近メイリンに傾倒してましたが素直に反省しました。
#でもメイリンも好きです(えー)。

■アーサー
絶対艦長のこと好きです。
そんなアーサーが艦長と議長のことを知ったらどんなリアクションしてくれんでしょうか。
そんなアーサーがほんとに好きです。

■ドム?
ザフトの新型はドムっぽかった。
#と書きましたがコメント欄を見るにギャンの方が近いですね。同じツィマッド社製ってことで勘弁して。
ちなみに西川さんのグフ・イグナイテッドは呼びづらいのでグフナイテッドじゃ駄目ですか?

■シンとステラ
スエズでミネルバとファントム・ペインが再激突しそうですが、シンとステラも敵同士と気付かずに再会?とかして欲しいですね。
それもポケットの中の戦争のクリスとバーニーのように。

しかしガンダムSEED DESTINYほんと面白いです。
エンディングも入り方がちょっと違ってて良かったですねぇ。
#あんなに一緒だったのには7パターンくらいあったらしい。
アスランがもしプラントへ渡るのがもう少し遅かったらとか、もしすぐに戻っていたらとかこういう運命的なすれ違いも面白さの一つですよね。
さて、今週は皆さんどうだったでしょうか、コメント、トラックバックお待ちしております。


舞-HiME 第16話 感想

2005-01-21 13:40:41 | 舞-HiME
ぎゃぼー、そんなラストアリですか!?
あれは最後の日常シーンってことなんですか、あれだけ楽しそうに集うHiMEたちを見ることができるのはこれが最後ってことですか?
ふおおお、どうなるんですか舞-HiMEは!!
#以下ネタバレなんで未見の方はご覧にならないほうが宜しいかと。

■敵は各HiMEのチャイルド
おお、そろそろ凪の口から隠されていた背景が語られるのかなぁ、なんて普通に期待していた私が馬鹿でした・・・。
そんなの一気に通り越して、互いのチャイルドを潰し合えですと!!
しかも一切説明無し!
。・゜・(ノД`)・゜・。

■なつきの戦いは終わらない、から見る過去からの繰り返し
舞-HiMEを観る直前にコミック版舞-HiMEを「復習、復習」とか思って読んでたんです。
で今回、凪が互いのチャイルドを潰し合えと言ったことと、なつきが私の戦いはまだ終わらないと言ったことがつながった瞬間・・・。
なつきの母は他のHiMEに殺されたんでしたよ、それでなつきは母の仇のHiMEを探していたんですね。
繋がった・・・、繋がりましたよ、これは幾度となく繰り返される儀式の一つなのかもしれませんし、なつきの母の代のHiMEたちも同じことを繰り返してきたのか・・・?
#TV版とコミック版はかなりストーリーも異なるのでおなじ設定になるかは分かりませんけど。

と、考えるとなつきの母もその仇もひょっとしたら舞衣たちと同じように友達同士だったかもしれず、チャイルドが倒されるということはHiMEの想い人が消失してしまうということだから、その想い人を守るためにHiME同士で戦ったということなのか・・・。
それって悲しすぎるじゃないかよ・・・。・゜・(ノД`)・゜・。

■そういうことですか
そしてまだこの時点では一人の元HiMEを除いて、チャイルドが倒されることによって想い人が消失することを誰も知らない・・・。
そして意識を回復したあかねちゃん・・・。
#あかねちゃんの復活を期待してましたが、もういいよ、あかねちゃんに二度とあんな思いはして欲しくないよ。・゜・(ノД`)・゜・。

恐らくあかねちゃんから和くん消失の話を聞かされると思うのですが、こんな展開が待っているから凪や真白はHiMEたちに想い人が消失することを伝えなかったのか・・・。
凪がHiMEたちにオーファンをけしかけていたのは、HiMEたちを生命の危機に陥れ、チャイルドを召喚させるためだったとも考えられますね。

■しかし、まだ真相は分からない
「触」が何なのか?
「封架」という言葉が意味するのも気になります。
これについてはまだ何も語られていないんですね。
これが分かればおのずと見えてくると思うのでうすが、いろいろ妄想してみたいと思います。

「封架」とはやはり何かが封じられていると考えるべきかな・・・。
・互いのチャイルドを潰しあって最後に残ったHiMEとチャイルドだけが「触」によって封印が解かれる「何か」に対抗することができる、とか。
・ハリーが消失した後に黒曜宮付近に石柱が立っていましたね。あの石柱が封印で、チャイルドが倒されることであの石柱が増えて封印の力が強まる、とか。
・つか、カグツチはアリッサのエクリプスでも歯が立たないのに倒すことできるの?
・雪乃とか戦闘能力ないじゃん。
・無理、予想できません(えー)。

■詩帆
あの描写は絶対詩帆もHiMEとして目覚めたに違いない。そしてチャイルドは蛸(嘘)。
これで楯は二人のHiMEから想い人になってしまうと。
で、それを知らずに舞衣と戦うと、どっちかが勝っても楯消滅!?。・゜・(ノД`)・゜・。

■黎人や静流はやはり・・・
この二人は一番地の人間っぽいなぁ、なんて随分前から妄想してましたが、何となくありそう・・・。
一番地の看板背負って消滅覚悟なのか?
想い人がいないとチャイルドは発動しないのかもしれないし、コミックスでは増幅器という位置付けでもあったわけで、自ら計画遂行のためHiMEの想い人になりにいったと考えることもできますなぁ。

■鍵を握るのはやはり碧ちゃんではないか・・・?
今回オーファン退治は他のHiMEに任せて自分の研究の時間を取りたいみたいなことを漏らしてましたが、碧ちゃんの研究がHiME同士の戦いを回避する方法を探り当てるかもしれない、つかそうあって欲しいんですけど(懇願)。
でもそういう展開の時って真相に近付くと危なくなるからなぁ・・・。

とはいえ、舞衣をはじめ各HiME同士が戦わなくても良い方法を模索して欲しいものです。
そして、またカラオケでコスプレして歌って欲しいです・・・。
あー、ほんとビックリした。


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巌窟王 第14幕 感想

2005-01-21 02:00:00 | 巌窟王
とりあえずカヴァルカンティはユージェニーの肩からその手を即刻離すように(怒)。


えー、先週の感想の末尾から始まりましたが、これは本心です(えー)。
ユージェニーファンを公言して憚らない私ですが、今回はもう女性ファンの方々の(嬉しくて)悶絶しそうな悲鳴が各所から聞こえてきそうなほど、アルベールとフランツ、アルベールと伯爵で交わされた言葉に酔いしれた方が多かったのではないでしょうか。
#実際、巌窟王は女性ファンがとても多いですね。しかもみんな情熱的です(マジで)。

■すれ違い・・・
アルベール、今回とうとうユージェニーのみならずフランツともすれ違ってしまいましたね。
お互いに想い合っている者同士なのに、すれ違い離れて行ってしまう、どうしてこんなに切ないんですか(あ、ちなみにユージェニー視点です)?

■これで舞台はマルセイユへ
フランツはノワルティエを追ってマルセイユへ行くことは確定って感じですね。
これで全ての始まりの土地(かどうかは定かではないが)マルセイユを舞台にする準備は整いましたね。
これで深宇宙から戻ってきたアルベールがマルセイユ入りするとまた面白くなりそうですねぇ。

■俺は、真実を知りたいと思う。たとえそのせいで俺が、俺でなくなってしまっても
フランツがフランツでなくなる・・・、この真意はいったい・・・。
これはアルベールだけではなく、フランツ自身にも何か知ることがあるということなのか?
フランツの父親の死はストーリーとは全く関係ないのか?
今回、この台詞だけ分からない・・・。

■伯爵とアルベール
この関係性、これがこの物語の最大の魅力だと思うのですが、敵か味方かはたまたそういう視点ではないのかさえ、今のところ分かりません。
伯爵の復讐対象はあの3人だと思うのですが、アルベール自身に決断や覚悟を迫る伯爵の一言一言はほんとうに気になります。
やはりそれは憎きモルセールの血を引く唯一の子供であるとともに、かつて愛したメルセデスの面影を残す唯一の子供だからでしょうか。
アルベールに運命を自分で切り開けと言わんばかりに。

■車を用意しなさい!議会場に参ります!
エターナルが発進するかと思いました(違)。
ここで幕が引くところがまた・・・、いつもながらしびれます。
エデが議会場でモルセールの過去を暴露するとなると有権者だけでなくメルセデスにもその話が耳に入るわけで・・・、またそこにアルベールがいないというのがまた・・・、待ちます!そして希望します!!

■最後に
とりあえずカヴァルカンティはユージェニーの肩からその手を即刻離すように(怒)。
悲しみにくれるユージェニーはお前の手を払いのける力も残ってないんだよ!
うわーん、ユージェニー(泣)。

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今週のマガジン 8号 感想

2005-01-20 15:21:23 | マガジン(とサンデー)感想
今週もマガジンは面白かった。特に『トト』と『ネギま』、(後は思いっきり主観が入って)『エア・ギア』。
これはマガジンの連載しばらく安泰です。それにしても『トト』はイイですよ。
そして今週はサンデーも面白くなってきたので簡易感想ありです。

■トト
連載開始から合併号連発で不遇にも勢いをそがれていた『トト』ですが、今週何と一挙2話掲載。
うおお、長編物語(になると思うんだけど)の出だしとしてはかなりイイです。
繰り返しで申し訳ないですが、ストーリー構成がとても丁寧に練られているのが気持ちいいんですよ。

ストーリーとしては「腕輪」の実験体となったトトが、初めてできた友達(カカシとドロシー)を守るために自分の身を省みず飛び込むわけですが、ここでカカシの腕の火傷が繋がってくるとは思わなかった。
その直前にカカシはドロシーを助けるために自分の左腕を犠牲にしてロープを焼ききるわけですが、あの火傷だとまともに腕が動かせないかもしれないわけですよ。
その腕にトトが寄生するってのはかなり面白い展開です。
トトが犬という設定からいつも奪われる危険性が付きまといますし、ドロシーがいくら強いと言っても相手は軍隊ですからね。
子供二人が犬を守るのは難しいというところから、一気に犬(というか兵器)と同化してしまう、そう来たかと感心してしまいました。

またそのプロセスにおいてカカシが無意識にトトとの一体化を望んだのはやはり友達であるトトとドロシーを守るため左腕を同化させたのが熱い。
#ジャバ○ォックかと思いました。
オズの魔法使いではトトがドロシーの飼い犬なんで、ドロシーがトトと名付けたのはそういう点で敬意を払ってのことかな。

注目はこれからの展開なんですが、「腕輪」がキーになるのは間違いないとして、当面はやはりカカシはトトを元に戻そうとするためにドロシーとエメラルドを目指すってことになるのかな。エメラルドにいる魔法使い(この場合科学者?)を目指すってことになるか?
もう一つはドロシーがエメラルドを目指す理由が明らかにされてくるかな。
プチ家出がオズの魔法使いではそもそもの発端で家に帰るためにエメラルドを目指すわけですが、この辺をどう描くかもちょっと楽しみです。大胆にアレンジしてもらって大いに結構なんでずっと丁寧に描いて欲しいですね。
で、全ての物語が終わった時に夢オチだったっていうのはアリ(えー)。しかもドロシーじゃなくカカシのね。

■ネギま
えーと、麻帆良学園の文化祭に(本気で)行きたいんですがどうやっていったらいいですか(3回目)。

むふふ~、先週の予想通りあのチャオの時計はハリーポッターの仕掛けと同じでしたね。
しかし夜中の22時まで寝過ごすとは分かり易すぎますね(笑)。
#ちなみに一緒に寝過ごすせっちゃんが可愛すぎです。
チャオは「天才」という表現がされているので、運動や学問においてもかなりズバ抜けているという設定かも。
茶々丸は魔法の力を媒介に動くロボットだから、それと同じ仕掛けであの時計も魔法使いが持って始めてその効力を発動するアイテムなのかもしれないですねぇ。
それにしてもアニメ版の影響もあってキャラがめちゃめちゃ生きてますね。
いや、もともと赤松先生そういうところ意識して描いてて、ある程度クラス全体にフォーカス当たってきたっていうのもあるんですが、アニメ版との相乗効果が(個人的に)こんなに高いと感じる作品は初めてかも。
つか、原作に忠実な作品はあまり見ないタイプの僕ですが、ネギまのアニメは素直に面白いです。
#個人的に本屋さんのC.V.が能登麻美子というのがツボ過ぎです。ああ、本屋さん可愛い。

えーと、あのお化け屋敷に(本気で)行きたい(そして脱がされたい(僕が))んですがどうやって行ったらいいですか?

■エア・ギア
うおお、鵺登場。しかも敵ポジションか?
さらに先週アンダーコロッセオがあるんじゃないかなんて書きましたが、それを通り越してトロパイオン(天空の塔)に繋がっちゃうの?
シムカが髪を切ったのも衝撃的だったんですが、レガリアを持っている二人の王と行動をともにするシムカにも過去があって、イッキのベヒーモス戦がその心を揺さぶるわけですね。またシムカの表情が良くて(惚れそうです)。
天上天下では凪を鍛えるために元十二宗家のおじいさま・おばあさまたちが立ち上がったわけですが、エア・ギアでは戦うと見せかけて鵺率いる子供軍団でチーム子烏丸を鍛えるっていう展開か?
シムカの言う「敵」とは?
シムカの過去にも初代スリーピング・フォレストの解散が関与してそうな気配、新展開楽しみです。
#トリックは電磁波?

■かげとら
マガスペからマガジンへってあるんだ!!
これならば俺キャプもカムバックアリ?切に希望!!
これがかげとらかぁ、アニメ版ネギまのマガジンCMで出てたから気にはなっていました。
4週連続短期連載らしいので、しばらく様子見しよ。

■クニミツ
今回のインフルエンザに伴う薬害の特集ですが、タイミングを同じくしてニュースでも特集とかされてますね。
マガジンでは以前に「劣化ウラン弾」のマンガで社会に対して訴えてそして世論が動いたという実績がありますが、今回の問題も読んだ人は真剣に考えて欲しいかも。つか身近なことなんで気になりますよね。
特にうちみたいに小さい子供がいる場合、クニミツでも描写されている親の心理、そのまま当てはまるわけですよ。
国をよくするという観点で政治に興味を持つことも非常に大切ですが、自分とその家族を守るために政治に興味を持つというスタンスも切実に必要なのではと思ったりします。

■輝
クニミツが今回地域医療や投薬に関する疑問を投げかける存在とするならば、輝はその現状を踏まえた上で医療に携わる人の熱い思いを描いてくれるわけで、マガジンが一方の意見に偏ることなくバランスを取れるのは良いことだなとしみじみ。
この先、地域医療の底力を見せてくれ!

■涼風
いい感じになってきました。個人的に涼風の気持ちが揺れている描写の方が好きなんで、今回の傘を渡すシーンとか良かったなぁ。
また何も言わない羽柴もね。
もちろん着替えシーンもね(結局そこか)。

■スクラン
沢近・・・、やっぱりイイ、イイですよ。お嬢様の勘違い、最高です。
しかし、八雲のツインテ(と言えるのか?)は微妙と思いながらも、最終的にヤラレテル自分に気がつきました(誰でもいいのか)。

■チェンジング・ナウ
今週もアシスタント問題は解決せず(笑)。恒例となってきました。
しかしこの人が描く女性キャラは可愛いですよ。
だから誰かアシスタントになってあげてこの人にもっと女性キャラを思いっきり描かせてあげてください。

■濱中アイ
最後のオチに気付くまで5秒くらいかかりました。
あれ絶対マサヒコ母のエ○本だよ!
それで冒頭の女もエ○本を読むのか?というテーマをマサヒコ母で帰結させているよ!!
すげぇ。

■もうしま
もうしま、ほんとくだらなくて大好き。最後までヘラブナじゃなくてフェ○ブナで通したよ(笑)。

ここからサンデーの一言感想です。

■我門
メイド国生さん!!
赤松健先生曰く、ネコミミ3割、メイド5割増し。
たぶんこの人は絶対悶絶してるはず→たかすぃさん(先週から本人曰く枯れ死ぬとのこと、心配だ(笑))。

■あおい坂高校野球部
これ結構面白いです。鳳ボンバーの人ですね。画が上手い!監督が可愛い!!
コンセプトは「都立高校」「女監督」「恩返し」で野球マンガ描いてみよう!みたいなノリだと思うんですが、強さのインフレを抑えつつ長期展望に則って連載してくれたら間違いなく面白いと思う。
逆にコンセプト倒れに終わらないようにして欲しいなぁ。
このマンガについてはうぐいすさんもお勧めされてましたね。

そういう意味でもう一つか・な・り・面白い野球マンガ『おおきく振りかぶって』は明日第3巻発売ですよ~。

小説版 『蒼穹のファフナー』 感想

2005-01-19 12:52:00 | 蒼穹のファフナー
小説版、いや冲方版『蒼穹のファフナー』読みましたよ。
これちょっと良過ぎです。TV版見ていた人で小説版を読んだ人はこの良さを実感しているんじゃないですか?
今年も冲方先生にはやられそうです。

■これで『蒼穹のファフナー』のピースは全て揃った
ずっと失われたような感じがしていた蒼穹のファフナーの前半パート、そこにすっとこの小説がはまって蒼穹のファフナーという作品が完成した・・・、それがこの小説の第一印象でした。
冲方先生の好きに書いていいよ、と言われて書き上げたこの作品、そういうことかと唸りました。
自分が執筆できなかった前半パートだけにフォーカスを当て、登場人物とその背景を克明に描写することで脚本家:冲方丁による『蒼穹のファフナー』を完成させたかったんだ・・・。
読者としては全ての脚本を冲方先生が書いた物語か、小説で最後まで書いてくれる物語を期待せずにはいられませんが、たぶんそれはやらないんじゃないかな・・・。
もうこれだけで『蒼穹のファフナー』という物語が完成した、そんな気がするから。

■登場人物たちが抱えるバックグラウンドの描きこみ
TV版では第13話以降、次々とそこまで描かれていた伏線が展開し始めるわけですが、小説版ではその伏線部分や、分岐点を迎えるまでの登場人物たちが抱える心情を克明に描きこんでいます。
特に平和な時間を過ごしていたときの心情から徐々に戦闘によって変貌して行く様子、またそこまでに周到に準備されていた刷り込みなど、TV版で違和感を感じていた部分を見事に描ききっています。
特に戦いの中で一騎と甲洋が変貌していく様子はテーマである「対話」と全く逆行し、冲方先生が得意とする落ちるところまで落とす手法で心情をえぐっています。

■対比構造によるテーマの顕在化
冲方先生はこういう対比構造を構築する手法が秀逸で、これによってテーマを明確に浮かび上がらせるんですね。
一騎たちが戦闘の中で少しずつ心を失っていき、破壊衝動に身を任せることで何が本当は大切なのか、失ってはいけないものは何かという問いかけをしてくるわけです。

一騎たちが心を失って行く様子はまるでフェストゥムと同列化してしまうようですし、そこに「対話」は無くただ「無」に返すだけ。
またこの時点で描かれる「受け入れる」とは理解することではなく、「理解」を捨て「自分を無くす」こと、「そこから居なくなる」こと。
そこには「対話」も「理解」も「受け入れる」ことも無いんです。

こうした対比構造を描き、その中で一騎が島を出る決心をするところまでを描いて終わるというのは本当に作家として潔くてしびれますね。
この対比構造の先にあるものは一騎が島を出た後、総士との本当の会話を経て感動的に描かれていくのですから。

■サヴァン症候群=ある一点における天才と真矢のポジション
ここで「サヴァン症候群」の呼び名を聞くとは思ってなかったのですが、こういう設定があると一騎や甲洋の特性も納得できるし、なにより真矢の能力なんかは後半、特にラストに差し掛かるにあたってなるほどと唸るものがあります。

そういう意味で真矢のポジションはやはり非常に重要で、最終回の感想で真矢がパイロット達の腕に書いた座標こそが真矢自身であり、真矢がいるから帰ってこれるということを書いていたのですが、その思いに間違いはありませんでした。
モノを見るという能力に特化した才能を持つ真矢、皆のことを覚えている存在となる真矢、こういうラストにつながる描写を丁寧にしてくれているところが嬉しくもあり、感動指数も倍化してしまいます。

「サヴァン症候群」は西尾維新の戯言シリーズを読んだことがある人には馴染み深いワードですね。
玖渚友がまさに「サヴァン症候群」ですからね。

■一騎と総士の関係性と「対話」
蒼穹のファフナーを語るうえで絶対に外せないのが一騎と総士の関係性の変化ですよね。
蒼穹のファフナーにおいて、初めて一騎と総士が本当に「対話」をしてお互いの気持ちを確認しあったのは第15話まで進まなければならなかったんですね。

それまでの一騎は総士に(負わせたと思っていた)目の怪我とそこから逃げ出したことにずっと負い目を感じていて、戦争という契機で再び親友とまみえることになるわけですが、実はこの二人はすれ違ったままで、一騎も総士も戦うことで、そしてジークフリードシステムを通じて一体化していると思い込むことで大事なことから逃避しているんですね。
「対話」をしてしまったらせっかく戻ってきた(と思っている)関係性=絆を失うのではないか、負い目に負けて再び相手を失ってしまうのではないかという思いから踏み込めないでいるんですよ。

そんな一騎が総士を理解したいという想いで島を出ようとする、その決心が第15話で徹底的に自己の内面に踏み込み、そして総士と「対話」することによって互いの関係性を再構築するというプロセスに繋がるわけで、ここにやはり大きなポイントがあったんだと感慨深く思うのです。

■全てを小説で書かなかったからこそ完成する蒼穹のファフナーの世界
小説版『蒼穹のファフナー』は第11話までの一騎が島を出る決心をするところまでを描きます。
TV版を見た人は是非読んでください。するときっともう一度『蒼穹のファフナー』を第1話から見直したくなりますから。
TV版を見たことない人はまず小説を読んでみてください。『蒼穹のファフナー』を全話見たくなるりますから。
#小説版だけでは完結しませんから、小説だけで止めちゃうともったいない。
小説とTVはセットでこの世界観を完成させていて、この小説版を読むことでただでさえ感動指数の高い第13話以降のストーリーに大きく影響を与えることは間違いありません。
ああ、今年も冲方丁先生の文章から離れられそうにありません。

■ご参考までに
・各テーマの総括を兼ねた最終話「蒼穹」の感想(書き終わった後燃え尽き症候群になるかと思いました)
・冲方丁先生の代表作『マルドゥック・スクランブル』感想(日本SF対象受賞作、冲方丁の文章が読みたかったらまずこれを)
蒼穹のファフナー公式HP

またこういう作品に出会えるといいなぁ・・・。


電撃文庫
冲方丁 蒼穹のファフナー


蒼穹のファフナー Arcadian project 01(DVD)
「あなたはそこにいますか」全てはここから始まった


今週のジャンプ 7号 感想

2005-01-18 13:03:06 | ジャンプ感想
何か久しぶりのジャンプで、僕はいつも月曜の帰りの電車で読むことにしているんですが、ああこの時間が帰ってきた~(幸せ)とか思って読んでました。ジャンプのある月曜日、イイですね。

■ワンピース
ウソップ・・・、良かったよ・・・、ほんと良かったよ。
読者視点であってもメリー号との別れってなかなか簡単には割り切れないですよね。
ルフィの判断、ウソップの思い入れ、どちらも簡単には割り切れなくて、メリー号との別れの儀式のプロセスを熱く丁寧に描いてくれた尾田先生、ほんと尊敬致します。
キャプテンという立場になって仲間のために切り捨てなくてはいけないものを選択しなければならないルフィと正論を分かっていてもそれでも割り切れない大事な部分に拘ってそれを諌める役にウソップがいるってのがやっぱり一番熱いなぁ。
メリー号の魂という表現が具現化された(かどうかは本当は定かではないけれど)わけで、今度はその魂を新しい船に注ぐっていう展開を切に希望します(C.P.9の襲撃にメリー号がウソップを守るとかいう展開があったら泣きます)。

■アイシールド
水町がかなりイイです。試合開始からかなり水町株あがってたんですが、今回こむすびをライバルと認めてぶつかり合うと宣言したあたり、かなりカッコいいです。
試合の方はチビーズ3人とでかいの3人のチームプレイ対決になりそうですが、1対1、3対3、そこからチーム戦に発展して「個人の体格差よりもチームとして完成度で勝負」みたいな展開になって欲しいところですね。
チビであろうがデカであろうが、個性を活かしてひとつのチームとして纏まった方が勝つんだ!みたいな。
その端緒を開くのが「ウィッシュ・ボーン」になるのか?
#HONDAのサスペンションの形しか思いつきませんでした。

■デスノート
もうこれは推理とか言うレベルを超えてしまった世界に入ってしまいましたね。
ということで最近では推理ものというよりはエンターテイメント作品としてこのデスノートを楽しんでおります。
もちろんエンターテイメントとして一級品だと思います。
リュークとライトの間で交わされた言葉、次号までおとなしく待ちたいと思います(だって分からないんだもん(泣))。

■ブリーチ
一護の狙いはいったい何だろうなぁ・・・。
止めを刺さないのは一護のポリシーかもしれないけど、それだけじゃなくて白哉が何を考えてルキアを処刑とするのか、貴族の「誇り」って何だよとか、白哉の内面を吐き出させるのが狙いなのか?
白哉の価値観がそんなに大事なのか?というのを気付かせる、ひょっとして白哉も一護にとっては救いの対象であったり、解放の対象だったりするのかな。
つか、それは熱いよ、熱い展開だよ。
やっぱり「解放者=一護」という展開を切に希望だよ!

■D.Gray-man
アクマがいるんだからヴァンパイアが居てもおかしくない!
ということでリナリーたんを支持します(つかそれが言いたかった)。

■ムヒョとロージー
ああ、もう最近特にロージーが女の子に見えて仕方ありません。
つか、ほんとにほんとは女の子じゃないんですか?
ストーリーテリングもだんだんと上手くなってきてて、個人的に今回のお話は好きです。
裁きに私情を挟みすぎという意見も出そうですが、こういうのはやっぱり救いを描かないとね。

■リボーン
年末年始のオールキャラ出演からそろそろ各キャラにスポットがあたってきましたね。
#でもハルちゃんが出てないのでかなり僕のテンションは低めですが。
ハルちゃんしか目に入らない僕なんですが、今回極寺くんも意外といい味出してるなぁと今頃気がついたりつかなかったり。
このペースでいけばハルちゃんピンの話も夢じゃない!

■ボーボボ
月とスネゲって・・・(絶対無い)。でも笑った!

■銀魂
カトケンサンバ、爆笑。
#紅白でマツケンサンバ見ただけに脱力しましたよ。
いやー、今回銀魂最高でしたよ。
特にオチが(幼き頃経験有り)。

■いちご
今回はですね、自分で感想書くよりもこの人たちの感想が読みたいです。
kamakuraさんたかすぃさん、期待してます(えー)。
西野かわいかったですね~ってさつきの回だろ。

巌窟王 第13幕 感想 追記

2005-01-17 20:57:05 | 巌窟王
巌窟王第13幕の感想を書き終わって、眠かったというのもというのもあるんですが、大事なことを見逃している気がずっとしてて、しばらく考えてたんですよ。
忘れないうちに補足しておこうと思います。

■第13幕タイトル「エデ」の意味
何故この回、「エデ」というタイトルを持ってきたんだろうとずっと気になっていたんです。
エデに割いた尺としてはそれほど長くないにも関わらず、エデというタイトルを付けるのは何故か・・・。
ひとつは感想でも書いたように復讐を忘れて伯爵を癒そうとしても自分自身癒すことのできない復讐心を持っているということですね。
カヴァルカンティもそうですが、エデも伯爵も復讐という目的で結ばれていることは間違いないわけです。
ただそれだけでタイトルまでにするだろうか・・・。
これは後々の幕で再びこのエデの両親が死んだことと奴隷となったことの記憶がクローズアップされる時が来る、その時のための大きな伏線なのか?と思うんです。

モルセールの過去についてはアルベールもあまり詳しくないようですが、今回出兵したモルセールの姿が描かれていましたね。
あの時のモルセールがどのくらいの地位に居たかは分からないんですが、モルセールもダングラールもヴィルフォールも「のし上がる」という言葉を使っているということは「何かのきっかけ」を掴んでのし上がったと思うんです。

ここで「エデ」というタイトルとモルセールの出兵姿が描かれるということは、やはり間接関係というよりはむしろ直接関係があって、モルセールは当時王であったエデの父親を陥れることでその惑星を制圧したということなのか?
これが「きっかけ」で奴は出世したのか?
#オペラ座のエデの豹変は明らかにモルセールが直接関係していると伺える。

結果としてエデの母親はそれによって死亡するし、エデ自身も奴隷の烙印を押されているわけで、その話をアルベールは聞いているわけですね。この時点ではあくまで他人事(とは厳密には言えないが)なんですが、これが目の前にいるエデをそこまで復讐心を抱かせたのが実は自分の父親だとしたら・・・。
それが明らかになるとき、この「エデ」のシーンが呼び起こされる、そういうことなのか・・・。

既にアルベールは色々なものを剥ぎ取られていますが、家族さえも信じられなくなるという大打撃を与えることになるってことですか?
まだまだアルベール、ボロボロになりそうです。

■ヴィルフォールにとっての「きっかけ」
ヴィルフォールと伯爵が交わした言葉とヴィルフォールとノワルティエの関係性、一見別々のワードのように思えるんですが、ノワルティエの過去をリュシアン経由でここに持ってきたことにずっと引っかかっていたんですよ。
内務省のトップでありながら世論に逆行する和平派の父親・・・、この中でヴィルフォールが「のし上がった」のは「何がきっかけ」だったのか・・・。

ここからは完全妄想なんですが、世論に逆行する和平派の父親から脱却するには、主戦派に転じるってことですよね。
しかも手柄を立てて主戦派に転じる必要がある・・・。
和平派の中にいる人間にスパイ嫌疑のある人間を逮捕するとか、国家反逆罪を企んでいたという人間を逮捕するするとか一発逆転系のネタを用意する必要があると思うんです。
ここで気になるのが冒頭のヴィルフォールと伯爵の「公正な裁判」の会話なんです。

ここから妄想大爆発ですが、エドモンはそういう和平派の人物だったんじゃないかと。
そしてモルセール、ヴィルフォール、ダングラールに謀れたというのは想像に難くないですが、ここで3人がグルになってエドモンをエデの惑星の件と絡めてはめた、そして「公正な裁判」無しにイフ城に収監されたってのはどうでしょう?
エデの件を絡めるのはちょっと違うかな・・・。モルセールの場合メルセデスが欲しかったわけで、それに協力したってことかな。

うーん、かなり論理の飛躍があるから全然妄想の域を出てませんね。
ダングラールはまだ分からないんですが、エデの惑星との戦争突入を事前に知っていて先物で儲けたとか・・・。
それだとちょっとまだ薄いですなぁ。すみません、ダングラールはまだ妄想すらできません。

ああ、ずっと気になってたんで書けてすっきりしました。
殆ど独り言でしたね。

舞-HiME 第15話 感想

2005-01-17 13:54:36 | 舞-HiME
シアーズ財団との対決を前半パート最大のクライマックスに持ってきた第15話、逆境からの大反撃って感じで大・満・足!!
戦いに赴く各HiMEたちの魅せ場も十分だし、さらに衝撃のラストシーン(舞衣とアリッサ)と王道を行くかの如く見所満載でした。

■今回はHiMEたちの特性を生かした大反撃に尽きる!
皮肉にもシアーズ財団との決戦は、これまで各人バラバラで戦っていたHiMEたちを結集させることを促して、さらに各HiMEの特性を生かした戦術を取ることによって課題だったチームワークを克服してるんですね。
#個人的に雪乃最高、とか思って見たり見なかったり。
大物担当(カグツチ、愕天王)、小物担当(デュラン、ミロク)、捕獲担当(ジュリア)、諜報担当と護衛(ダイアナ、聖ヴラス)+晶のゲンナイは登場しなかった(正確にいうと聖ブラスもシスターのみ)けれども、チームで反撃に出るHiMEたちの攻勢は迫力有りでタメがタメだけだったたけに爽快でしたね。
#後は治癒系とか防御系があるといい感じですね。

■後半パートは?
シアーズ財団が「300年後」としてミレニアムプロジェクトを凍結するということは、シアーズ財団は今回の「触」からは引くという決断をしたわけですね。
ますます「触」の意味合いが重要性を増してきましたね。といっても「触」全然予想できてませんけど(えー)。
ゆえにシアーズ財団が今までの敵対勢力となっていたのですが、この決戦後は新たな相手というか「触」における本当の目的とHiMEの役割が明かされて行くという展開になるんでしょうね。
そしてその相手と戦うにはHiME同士の連携が必要というのが今回の決戦で分かったって感じでしょうか。

■驚異的な能力を見せたカグツチと消失した舞衣
うぎゃー、相打ち勘弁!とか思った瞬間、炎の中からカグツチの復活、つかカグツチ本気モードで大復活、一気に宇宙まで突き抜けましたよ、カッコイイー!!
これでかなり確信したんですが、やはりHiMEの能力は地球外生命体の可能性高いんじゃないかと個人的に妄想中です。
宇宙でも活動できる、そして各チャイルドのジェネレーターみたいなのが回る感じや、排気する様子は地球外生命体の活動をサポートするものであったり兵器であったりそんな感じに受け取れますよね。カグツチなんて宇宙船そのものとしてもおかしくない。

で、消失した主人公舞衣。
次回予告の能天気さが最高なんですが、しばらくは主人公不在でストーリーが進むかな?
#ガンダムSEEDの「閃光の刻」でも主人公行方不明になりましたしね。そういうインターバルは必要ですよね。
舞衣が戻る時はすげー普通に戻ってくるか、いろいろ謎を仕入れて戻ってきそうな気がしますね。

■舞衣の決意が再び問われる(はず)
今回舞衣の自己犠牲的相打ちは、広く守りたいものを守るためにカグツチを突っ込ませたんですが、次に立ち上がる時は全てを守りたいという気持ちを持ちつつ、帰るべき場所=「想い人」を定めての立ち上がりになると思うんでそこが激燃えになりそうな予感。
#どうでも良いけれど「時は」と書こうとすると「鴇羽」と変換されて危ない(僕が)。

■アリッサ
因果応報、いずれアリッサにもお仕置きがあるとは思っていたんですが、こういう形でこのタイミングで来るとは全く想像していませんでした。実はこっちの方が衝撃的。
雪だるまの描写が切なくて・・・。彼女も本来は救われるべき存在だったかもしれないんですが・・・(合掌)。
勝敗を分けたのはアリッサの信念と目的が自分の存在理由を証明するためだったのに対して、舞衣は純粋に皆の命を救いたいと願ったことの差だったのかもしれないですね。
深優なんですが、復活とかあるかな・・・なんて妄想しています。あかねちゃんの後にクライマックス付近で参戦ってないですかね?
氷付けってことは氷解するってこともあるわけで・・・。そうなるとあかねちゃん復活がなくなりそうだから個人的には微妙(えー)。

■詩帆
やっぱりあのオーファンは蛸のチャイルドを召喚したに違いない(嘘)。

■次回
よごれに徹したなつき、最高です。

それにしても舞-HiMEは面白いですねぇ。
一見笑いに走っているように見えてその実ストーリー展開は王道を行ってます。
欲しいDVDが多くて悩んでいるのですが、これは舞-HiMEに傾きそうかな・・・。


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ガンダムSEED DESTINY 第14話 「明日への出航」 感想

2005-01-16 02:59:51 | ガンダムSEED DESTINY
ほんとにカガリ奪取が実現しちゃったよという驚きとともに、再び世界の命運を握るべく出航したアーク・エンジェルに、そしてその運命の艦に願いを託す人々に奮えつつ、ある確信を抱いた第14話。
毎週言ってるかもしれませんが、今週も泣くかと思いましたよ。

■頼むぞアーク・エンジェル、カガリ様とこの世界の末を
アーク・エンジェルという艦がもはや一戦艦としてではなく、デュランダル議長だけでなく、オーブの国民からも世界が歪もうとしている時にたとえ逆風が吹こうとも正しい方向を模索して進む人々の希望の象徴として捉えられて、それを託される存在になっていることがめちゃめちゃ熱く、涙出るかと思いましたよ。
トダカ一佐が非常にナイスなおじさまだということは前回で分かっていましたが、今回はアーク・エンジェルを敬礼で送り出す人々がそれだけに留まらず、指揮官級のおじさまたち全員であったことからもオーブ国民が実は(政治部分はいざ知らず)世界がおかしな方向へ流れていこうとするのにうんざりしているんだと理解しました。

ひいてはこのオーブ国民の想いはおそらくオーブに留まらず「世界」の想いにつながって行くのではないか?
全てをこの想いにすることは不可能かもしれないけれど、デュランダル議長曰く「思いを同じくする人には共に起って欲しいのだ」というように少なくともこう考えている人々が集まって来るんではないか?
SEEDでは三隻しか集まらなかった仲間が、DESTINYでは世界単位で仲間が集まって来るのではないか?
アーク・エンジェルという艦を目指して、そしてオーブ国民が願いを託したカガリを中心に。
この「明日への出航」を観て、僕はこう思わずにはいられませんでした。

■カガリとアスランはやはり今回も模索者ポジション
カガリの回想シーンを観ながら「SEEDにおけるアスランとカガリの物語はテーマ性として申し分ないくらい素晴らしかったな」と(涙腺緩みながら)色々思い出していたんですが、やはり前作からこの二人は手探りで正しい方向はどこなのかを互いに見つけていこうとする模索者ポジションにいたわけです。
SEED最終回においてはコーディネータ・ナチュラルというカテゴリーに囚われず理解しあう二人の姿に前作のテーマ昇華の一つの形がありましたね。
いったんそういう形で昇華した二人ですが、今作でも模索者ポジションにいる、しかも今回は二人が離れ離れの状態から模索を始めていくというのがまた熱い。

■カガリのテーマ
今回カガリの回想シーンで前述のアスランとの模索プロセス以外にも、今回のカガリのテーマが投影されていたんではないかと思うんですよね。
一つは亡き父が持つ理想であり、そしてもう一つがシンが見せるその理想の犠牲になった現実との対比。
恐らくこれはカガリとしては両方とも正しいと考えていて、今のカガリにはどちらかを選ぶことも、それ以外の選択肢を考えることもできず、車中で見せた涙はアスランへの気持ちと、そういった何もできず(ユウナたちが進める一方の選択肢しか選べなかった)自分への悔し涙だったんではないかなと。

第13話の感想でも書いたのですが、ユウナたちの選択は既にオーブという国の理念を捨て去っていますよね。
コーディネータもナチュラルも訳隔てなく受け入れるという国だったオーブが理念を捨てるということに国民感情もやはり戸惑っていて、作中でカガリはもともと国民から人気があったという背景もありますし、ユウナたちのスタンドプレーが透けて見えたのかもしれません。それが今回のトダカ一佐たちの行動に反映されているとも取れます。
ゆえにカガリはやはりオーブに再び戻って来て欲しい、というのが個人的希望なんですけどね。
もしくは今居るオーブ国民で「思いを同じくする人」たちを率いて欲しいところです。

そして、シンに代表される奇麗事だけじゃ守れないと思っている人々の象徴がオーブからプラントへ流出したコーディネータの人々となるわけですが、ここもまた大きなテーマなんですよね。
今はどちらの道も、そしてその他の道も選べず、悔し涙を流さざるを得なかったカガリがどう答えを模索していくのか、これが第1話からずっと楽しみで仕方ありません。

■アスランのテーマ
これは来週以降さらに明らかになっていくと思うのですが、彼の場合やはり「力」の使い方だと思うんですよね。
SEEDでは憎しみだけでは争いは終わらないというステップまで進んだ彼が、今度はどうやってその「力」を使っていくのか、ここが次週以降のポイントなんでしょうね。
ほんとにこの二人には模索者ポジションという言葉が当てはまるなぁ。
今は離れ離れになっている二人ですが、正しい方向を模索する中、アスランが再びカガリの力となって戻ってくるという展開を想像するだけで激燃えしてしまうのです。
つか、切にそういう展開を希望します。

■戻るべき場所
キラの旅立ちにおける母親との会話、妙に引っかかりました(良い意味でですよ)。
こういう感覚のときって必ず大きな伏線になってると思ってるんですが、これもやはり作中テーマなのか?
前作でラクスがキラの最終出撃に際して戻るべき場所を示したように、かなり大きなスケールでここに戻ってくるかもしれませんね。
本編では描写されませんでしたが、キラのお母さんは月に居るときユニウス・セブンに居たアスランのお母さんと仲良くて、アスランの面倒も見ていたんですね(だからキラとアスランは兄弟のように育ったわけです)。
この人はナチュラルでキラと血のつながりもないんですが、そういうの関係なくアスラン含めて愛情を注いでいるわけで、この人だけで実はテーマとして完結しているんではないかと思ったり。
何にせよ、今回キラは初めて母親に自分の決意を告げて旅立つわけですが(これで既に熱かったんですけど)、そんな息子に帰るべき場所を示す母親の偉大さをみた気がします。

■向かうべき場所
今のところ全然わからないんですが、南アメリカ合衆国あたりとか、そういう地球連合に対して独立しようとしている国があるんで、そういう共同体あたりを結んでいく役目とかあったりすると面白そうですよね。
マルキオさんはもともとそういうつなぎの役目を担ってるところもあるんで、それをアーク・エンジェルが実践していくというのも見てみたい気がします。

■しかし本当に
噂には聞いていたんですけどカガリの奪取、やると思ってませんでした(笑)。
国家元首の誘拐ってアリですか?
ユウナには全く同情できませんでしたけど(笑)。
これは結構火種になりそうなんですが、やはりそこも伏線ってことなんですかね。
ほんとエンターテイメントに徹してるんだなぁ、とむしろ燃えてしまいましたよ。

■OP・ED
さて、本編の感想はこの辺までとして、新OP・ED、曲だけでなく画もかなり変えてきましたね。
もうこれだけで妄想のし甲斐があるってもんです(妄想大好き)。
妄想天国開始です。

まずOPから。
■マリューさん
やっぱりネオとマリューさん、絶対ありますよね、この二人の邂逅は。
ここで銃を向け合ってるのが現時点でのポイントですよね。この関係性は主役キャラたちの動向と同じくらい興味ありますよ。
そして恐らく虎との三角関係がある、そう見るのは読みすぎですか?
#個人的に最近マリューさん株、急上昇中です。

■そして虎!
うおお、乗るんだMS!
しかも金色?百式ですか?何気に思いっきり変形とかしそうなんですけど!

■オレンジの機体
ザフト・レッドに新キャラ入ってましたね。
あのめちゃめちゃ強かったオレンジのザクのパイロットですよね、きっと。

■ストライク・ルージュ
やっぱり出てきてくれそうですね。もうアーク・エンジェルに積んでます、みたいな。

■ステラたん!!
あの表情にナイフでつか・・・、やり過ぎです、そしてやられ過ぎです(自分が)。

■ミリィ
最初OP落ちか?とも思ったんですが、横スクロールに入って最初のカガリの後ろにいるのミリィか?
残念ながらEDは落ちてたんで、第2クールは顔見せ程度なのか?

■武器を持たないアスラン
ルナマリアも持ってないんですがあのミニスカ・フトモモが武器です(えー)。
他のキャラが銃とかナイフ持ってるのに対し、武器を持たないアスランがカッコよいです。
#アスランのパイロットスーツは紫なの?フェイズだから?

■新型ガンダム
恐らく第2クールでは出てこないと思うけど、これも楽しみの一つです。
名称を早速妄想するに「ディスティニー・ガンダム」、ありそうですよね。
キラとアスランの乗り換えも同時に希望です!

■デンドロビウム?
敵に回したくねぇ~。

でEDですが、
■対比構造
だいたいの所についてはこの感想をここまで通して色々と対比構造を妄想してきたので、大体予想通りなんですけど、ひとつだけ気になりますね。
ルナマリアとメイリン、これが反対サイドにいるのは・・・。
考えすぎですか?
#アウルとスティングは単にバランスの問題だと思います(笑)。

「PRIDE」、「Life Goes On」ともに初めて聴いたんですが個人的には結構良かったです。
#確かにT.M.Rとか玉置成実とかは前作からなんで、あそこまでのはまり方はまだ感じないんですが、慣れるとかなりしっくりきそうな気配です。

さて、OP・EDも変わったしカガリも飛び出したし、かなり面白かった今回、いつものように皆様のコメント・妄想、お待ちしております。お気軽にどうぞ。