蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

担い手はここに孤り

2005-10-31 23:16:43 | Weblog
来るべき明日に備え、早めに仕事を打ち切り、身を清め、朝を待つ。
未だ開かざる「門」を前に、ただひたすらに夜明けを待つのみ。

ただ一言、この言葉を言うために。

───問おう、貴方が私のマスターか


11月1日、それは娘(息子)を持つ父親の幾人かは経験するであろう、そんな日。
11月1日、それは人によっては開かぬ「門」を寒風に耐え、ただひたすらに待つ、そんな日。
11月1日、僕の場合、ただ夜明けを待ちながら。

そう一枚の紙きれを携えて。

幼稚園の入学願書と言う名の。

そしてそれを園長先生という名のマスターに手渡すためだけに。

ふおぉぉぉ、何で夜中の3時から並ばなあかんねん!!
#って先着順だからだよ・・・orz。

ふえぇぇぇ、せっかく「Fate/hollow ataraxia」も発売日に届いたのに、まだ出来てないよぅ。
#つか、それは今「Fate/stay night」の「桜ルート」がクライマックスだから・・・間に合わなかった・・・orz。

ということでこれからちょびっと眠って、夜の巡回、否、幼稚園の入園願書を届けるための耐久レースに出場してきます。
#コメントたくさん頂いていて大変嬉しゅうございます。
#この聖杯戦争(違)が終わったらコメントレスに参りますので、皆様しばしお待ちを。

ということで、読書用に「空の境界」とi-pod nanoにコバルトの「ヨリドラ」を入れて頑張ってきますですよ。
#つか、なんちゅー組み合わせだ(笑)。

交響詩篇 エウレカセブン 第28話「メメントモリ」感想

2005-10-31 01:06:11 | エウレカセブン
相変わらず物凄い密度で展開されるエウレカセブン第3クール、たった30分の間に一体どれくらいのドラマが詰め込まれているのか、と感心してしまいます。
今回はチャールズとレイという二人の作中での最後の意味を2つ示しつつ、第3クール全体のストーリー展開の方向性をほぼ決定付けたんじゃないかと思います。
それにしても緊張感と切なさを併せ持った30分、そして小さい伏線がたくさん仕込まれた30分でした。
先週・今週と仕込まれた小さな伏線が、やがて第3クールのテーマとなる大きなものになるんじゃないかな。

■チャールズとレイの作中の意義
個人的にはエウレカセブンという(各キャラがきちんと立った)作品の中でもかなり好きだったチャールズとレイ。
いずれは散っていくと覚悟していたキャラだったけれども、やっぱりお気に入りのキャラが散っていくのはなかなか辛いですね。
そんな中で僕が思うには、チャールズとレイというキャラには作中で3つの意義が持たされていたんじゃないかと思うんですね。

1つ目はこれは明らかにレントンに対して新しい世界を見せてあげるという役割。
その中には「家族」というキーワードもきちんと入っていて、父親像・母親像を抱くことで、そしてゲッコーステートを離れた立場から、これまでと違った大人と出会うことでどん底にあったレントンを救い上げて、かつレントン自身が這い上がるという重要な役割でした。
レントンの成長物語をやるうえで、僕はほぼ最初の感想あたりから一貫して「アドロック越え=父親越え」をやらなくちゃいけないはずだと思っているので、ここで父親像を一つ持っておくのが結構重要でした。

2つ目は上記の父親像とリンクして、アゲハ計画を含めホランドたち、ひいてはアドロック、エウレカの過去編をやるためのインビテーションになっているところも見逃せないと思います。

レントンは今回「本当のことを何も話してくれない」と言っているわけですが、これは逆に言うと作中では本当のことを知っていくための助走シーンになっていると思うんですよね。
何故チャールズやレイは死ななくちゃいけなかったのか?何故レイは子供が産めなくなってしまったのか?何故それをエウレカのせいだと思っているのか?という部分にレントンが疑問を持つことで、これらの原因になっているであろう「サマー・オブ・ラブ」とはいったいなんだったのか?という核心へ迫るためのインビテーションになっていると思うんですが、そうだとするとこのシリーズ構成はホントに緻密でホントに丁寧な作りをしてるなと、感心してしまいます。

第3クール第1話目となった第27話の感想でホランド、アドロック、チャールズやレイの過去編をやって欲しいと思っていたので、今回のでそういう方向性がある程度決定付けられたんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

3つ目は「俺たちがそれ以外の術をしらない人種だからだ」という部分に集約されるんじゃないかと。
これはホランドの台詞ですが、ホランドが腹を括ったのも、自分にはそういう生き方しか出来ない、そういう道を選んでしまったのだから、という因果応報的部分があって、チャールズにしてもレイにしても、戦場に身を置くならばそういう結果になる、逆に言うとレントンはこういう道に入ってはいけない、不殺を貫かなければこういう結果になるという暗示でもあったんじゃないかなと。
#「それ以外の術をしらない」という台詞で、「蒼穹のファフナー」第24話の真壁指令を思い出した方、是非仲良くしてください(笑)。
#あの24話はマジで良かったですよ(涙)。

レントンは自分を責めているんですが、これにはきっとレントンとは関係なくて、デューイが手を回してチャールズたちを引き込んだわけですから、レントンとの邂逅がなくとも、いずれはゲッコーステートと対峙することにはなっていたはずなんですよね。
詰まるところ、作中重要ポジションを占めるデューイ、彼を中心に今の全ての計画が回っているわけです。
ゆえに、今回のチャールズたちの作中意義としては徐々にでは有りますが、チャールズとレイを経由することによって、レントンとデューイをつなぐラインが出来上がってきているところにあって、この二人の邂逅というのがもし第3クールであるとすれば、それはかなりの見所になるんじゃないかと予想しています。

■レイ
「GET IT BY YOUR HANDS」はチャールズのフェイバリット=テーマになっていたんですね・・・(切ない)。
思えばチャールズとレイがレントンと初めて会ったときもこの曲がかかっていたんですよね。

今回惜しくも散ってしまったわけですが、第27話の感想で「憎しみよりも愛で終わって欲しいところ」と書いただけに、ラストシーンの指輪は切なかったです。
最愛のチャールズを失って正気を無くしつつも、やっぱり最期はそこ(愛情)に戻って来て散っていったところに一抹の救いを観たような気がします。
チャールズとレイには十分作品を盛り上げて楽しませてもらったので、安らかに眠って頂きたいところ(敬礼)。
#後はチャールズもそうなんだけど、レイの行動もファーストガンダムへのオマージュ・リスペクトという雰囲気はありましたね。

■ホランド
第2クールの最終話となった第26話で、ホランドのモノローグは浮上へのきっかけで「信じて認めてあげる」フェーズに入るんじゃないか?と書いたところが(たぶん)当たっていて良かった(ホッとした)。
これ以上落ちるホランドは見てられなかったので、直感を信じて良かった・・・。

レントンとエウレカの壁となる道を選んだ、本人言うところの「俺たちがそれ以外の術をしらない人種だからだ」はここにも当てはまっていて、これは壮絶にカッコいいホランドと、壮絶に切ない展開のホランドとが見れそうでちょっと怖いですね。

また冒頭の輸血パックの不足は「ああ、これって確実に輸血イベントあるな」と思いながら見ていたんですが、まさかその週の最後にいきなりもってくるとはおもいませんでした。
しかも、それをレントンとホランドで輸血するという、まさに予想の斜め上を行く展開。
#またタルホさんも今回切なかったっすねぇ・・・。

これで血を分けた兄弟って感じになったわけですが、ここでダイアンの話がカットインしてくるあたりやっぱり構成が上手くて、やっぱり大人たちの過去編につながる伏線が今回は小さく、そしてたくさん積み上げられたんじゃないかな。
特にホランドとダイアンが結婚を前提としていた、という前提があったならその場合はレントンは本当にホランドの義弟になっていたわけで、そういうきっかけから過去編に入ってくれないかなぁ・・・。

つか、自分、過去編があること前提で妄想してるんですが、過去編なかったら全然駄目ですね(笑)。

■ニルバーシュ バージョンアップの伏線
ま、まさか!?って感じで聞いてしまっていたのですが、やるんですか、パワーアップイベント。
うおー、これは燃える展開ですね。

そして第1クール最終話となった第13話「ザ・ビギニング」でミーシャが言った

トラパーは人の心に直接語りかけ、その感情を左右すると言われている
でも、もしそうだとしたらその逆は本当にありえないと私たちは言い切れるのかしら・・・?
本当に・・・。


の部分は絶対にフューチャーされると、ずっと感想で書いてきただけに、この展開は奮えるほどに嬉しい展開。

またその修理・バージョンアップがゲッコーステート内では無理としたら、やっぱり僕は個人的には「ガレージ・サーストン」つまりアクセル・サーストンにその修理・バージョンアップを依頼して欲しいなぁ。
そこで始まりの町、ベル・フォレストに戻ってくるという展開であっても構成としては美しいと思うし、やっぱりもう一回レントンのじいちゃんにはご登場頂いて、過去編をやってくれないだろうか(ってしつこい)。
月光号の修理も確実に必要なんで、この辺は楽しみですね。

■エウレカ
やっぱり気になるのは最後のカット。
エウレカの話が聞きたいというレントンに対して一瞬暗い顔をするエウレカ。
やっぱりこれは第9話「ペーパームーン・シャイン」で見せた独白と同じく、エウレカは自分の過去に対して罪の意識を持っているように感じるので、それをレントンが知ってなお、自分と一緒にいてくれるか?この辺不安になっているんじゃないかと思うんですよね。
・・・やっぱり過去編突入だ(笑)。

・・・と、大体エウレカセブンの構成としては各クールの第1話・第2話にそのクールの方向性を示唆する伏線を込めてきているんじゃないかと思うんですが(第1クール、第2クールとも自分の感想の中で参照した回数が非常に多かったのはそういうことだと解釈してるんですが)、そういう意味でチャールズとレイという重要キャラが散っていった第27話、第28話ですが、やっぱりかなりの意味が込められていたんじゃないかと思います。

基本的にはボーイ・ミーツ・ガールで、それを視聴者サイドとしてはこれを外すことなく見ていけば大丈夫だと思っているんですが、その二人の成長の中ではきっと過去と向き合うことが必要になってくると思うんですよね。
#第2クールの第1話でそう予想したんですが、第2クールでは自分の内面と向き合って、互いの存在を再確認するところまでがクライマックスでしたね。

レントンにはアドロック、エウレカには自分の過去、こういう乗り越えなければならないポイントが山積みされているんで、その辺も注目ポイントかなと。

第3クールは起承転結の「転」にあたる作品の中でも最も重要な部分。
かなり予想を超える展開をしてくれるんじゃないかと期待しております。

あと、今回もそうなんですが、脚本だけじゃなく、音楽なんかに対する演出もこのエウレカセブンってほんとに上手くて、予告の後に出た11/2発売の「オリジナルサウンドトラック」、早速予約しましたよ(笑)。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第5巻
2005/11/25発売
第15話~第18話を収録




舞-乙HiME 第4話 「炎の転入生!!」

2005-10-28 23:39:38 | 舞-乙HiME
ハルカちゃん、カッコい~!!
そしてユキノに突っ込まれるところまで全く懐かしい!!
#しかも今度は拡声器だ(笑)。

いやー、前作ではHiMEではなかったハルカちゃんが今回は乙HiMEってことだけで嬉しいわけですが、それにしても登場はカッコよかったですね~。
#もちろんその後の突っ走りっぷりは相変わらずでしたが。
ユキノとのコンビも健在で嬉しい限り。
それにしてもユキノ、大統領とは恐れ入りました。

今回はさりげなくライバル関係が明かされましたが、前作ではシズルに(ほぼ)相手にされてなかったハルカちゃんが今回はきちんとライバル関係になってるあたりがバランス良くていい感じです。
そしてもちろん、ナツキのライバルはあの人しかいないですよね。
#予告にポスターがちらっと見えましたね。うひょー。

・・・つか、お世話係になるにはどうしたらいいですか?

アリカの前途は多難な感じが一杯ですが、それでも彼女の持ち前の明るさで引っ張っていって欲しいっすね。
身分や貧富に負けるな、アリカ!!
すっかり応援体制です。
#つか、主人公がお金に困るというのは継承されてるのですか(笑)。

あとはアカネちゃん、落ち着いた良い役で今のところほっとしております。
できれば今回は幸せになって欲しい、アリカに続きアカネちゃんも応援体制です。

ふぅー、舞衣らしき人物もそろそろ振りが入ってきたのでまだまだ楽しみですね~。
#とりあえず第8話までは楽しむことにします。
#その付近になったら心の鍵をかけようと思います(笑)。

蒼穹のファフナー ドラマCD Vol.1 『-STAND BY ME-』

2005-10-28 00:43:24 | 蒼穹のファフナー
本日、日帰り出張の移動時間をフルに使って蒼穹のファフナー ドラマCD Vol.1 『-STAND BY ME-』を聞いておりました。
いろいろとプレゼンしないといけないのに、最終話までのファフナーのことをいろいろと思い出してしまって、感動したり切なくなったりと、仕事にならないんじゃないかと思いましたよ(実話)。
#そこは何とかflowの「DAYS」とか聞いて盛り上げて、事なきを得ているんですが(そういう回復の仕方でいいのか?)。

■STAND BY ME
傍に居て欲しい、このタイトルの想いが十分伝わったというか、ここがあるから最終話までの話が余計に輝く、そういう位置づけなんじゃないかなと思います。

きっとこの作品で冲方さんが思っていたのは、僕個人としてはパイロット7人と指揮官総士まで含めたみんなの「変化することへの戸惑い」であったり「受け入れることに対する戸惑い」を描きたかったんじゃないのかなと。
そのみんなの「戸惑い」の象徴が制服にあったんじゃないかな。
「制服」を着ることで何かが変わってしまうんじゃないか、そういう「戸惑い」が。
#逆に翔子の場合は「変わりたかった」という想いがあって、それは美しくカノンのテーマへと受け継がれていったのですが。

それを考えると、この「戸惑い」があるからこそ、カノン・メンフィスという名前が「変化」を司っていたように、カノン登場あたりから皆の意識が変化し始めて、最終話付近となる第24話での「受け入れること」に対する理解につながっていったり、最終話において乙姫が兄である総士に対して「受け入れることも一つの力」と諭していったことにつながっているかと思うと、またひとつこの「蒼穹のファフナー」という作品の奥深さを実感して、感動して、切なくなってしまうんですよね。

また、今回で言えばドラマCDのタイトルになっている「STAND BY ME」という部分についても、実は護というキャラが非常に重要なキャラになっていて、傍に居て欲しい、傍にいるよ、という大きな部分をさりげなく語るあたり切なくて、これが第15話での一騎=マーク・ザインの復活のシーンにもつながっていたり、全体のテーマにかかっているかと思うと、より泣けてきます。

■パズルのピースのように
つまるところ、僕が思うにこのドラマCDの位置づけはドラマCD単体として成立しているんじゃなくて、このドラマCDがあるからこの先のストーリーに深みが増す、この先のストーリーを知っているからこそ、このドラマCDが切なく思えてしまう、パズルの小さなピースのように、そこにあるから意味がある、そういう作品なんじゃないかなと。

「Shangri-la」で始まり「Separation」で終わる、この仕組み自体で既に涙腺を刺激されてしまう構成をこの身に沁みこまされているような気もしますが(笑)、このドラマCDを聴きながら、この先に展開されていく数々の名シーン、感動シーン、切ないシーンにつながっていくのかと、その線がつながるような思いで聴いている、そういう感じでした。

■そこに至るまでのプロセス
小説版の「蒼穹のファフナー」でもそうなんですが、このドラマCDにおいても翔子や甲洋の心情面にスポットがかなり当てられているあたり、やっぱり冲方さんはご自分で前半パートの脚本やりたかったんじゃないかな、とか思ってしまいます(ファンとして是非ともそうして欲しいわけですが(笑))。

翔子と甲洋は(冲方さんが脚本を担当する前の)前半パートで既にその役割の半分を終えてしまうわけですが、そこに至るまでのプロセス、彼らが何を思っていたのか、何を考えてそういう行動を取っていったのか、やっぱりそこを描いてあげたいな、という思いがなんとなく伝わってくる感じがするんですよね。

そういう意味では冲方さんは最終話に至るまで、やっぱり各キャラをとても大事にしていたんだなと思ったり。

■Vol.2も期待しちゃいます
さて、今回は翔子と甲洋について、かなりの部分を小説とあわせて補完されてきたようにも思うので、次のVol.2では是非ともカノンあたりにスポットを当てて欲しいな、なんて思ってしまいます。

カノンというキャラが受け持ったテーマは作品全体のテーマにもなっていて、彼女が第17話で「私の……、私の話を聞けー!!」と絶叫するところなんか、今思い出しても泣けます。
というか、カノンのここからの台詞はひとつひとつ思い返してみても単体で泣けますね。

というわけで、「RIGHT OF LEFT」が放送される年末まで、まだまだ僕のファフナー熱は冷めることはないようです。
Vol.2も楽しみです。

SIDE STORY -STAND BY ME-

「全員を戦いから生還させるために」

2005-10-27 00:18:04 | 蒼穹のファフナー
届いた、届いたよ~、待ちに待っていた「蒼穹のファフナー」のドラマCD Vol.1『STAND BY ME』。
今もこれを聞きながらこの記事を書いておりますよ。ふふふー。

SIDE STORY -STAND BY ME-


全員を戦いから生還させるために。

とりあえず今は聞かせてください(願)。
明日は日帰り出張なので、移動時間をこのドラマCDでみっちりと聞き倒す予定です。

それにしてもパイロット7人と指揮官総士、この構図が再び聞けるとは・・・。
嬉しいような、切ないような不思議な感じです。

詳細感想はまた後日。
では~。

『絶対可憐チルドレン』 第1巻・第2巻 感想

2005-10-26 23:58:09 | コミックス 感想
一時期遠ざかっていたサンデーですが、最近自分の中では復活傾向にあります。
やっぱりその一番の理由はこのマンガ、椎名高志先生の「絶対可憐チルドレン」が掲載されているところにあります。

もともと読み切りと短期集中連載(4回)を経て、本誌連載開始となった作品なのですが、短期集中連載の時は僕も単体記事で感想書いちゃうくらい面白くて、それでいてテーマ性なんかもしっかりしてる、めっちゃライトなんだけれど、スポット的にとても真剣で、このバランスが非常に面白いんですよ。

その「絶対可憐チルドレン」もめでたくコミックスも発売となりまして、なんと第1巻・第2巻同時発売となりました。
もちろん、僕は発売日に購入したわけですが、第1巻と第2巻を同時に発売した理由は読んでみるとすぐ分かりました。

■絶対可憐チルドレン 第1巻


第1巻は短期集中連載時の4話と、増刊の時の読み切りの計5話が収録された形になっています。
これがまた面白い。
とても面白いんですよ。

基本的にこの「絶対可憐チルドレン」という作品は超・超能力を持つ10歳の少女3人と、超能力者が徐々に生まれつつある世の中に反感・畏怖・差別の念を持つ「普通の人」、そしてその両者の間に立つキーマン皆本のお話しなんですが、これがまたライトな展開を見せつつも、テーマやそれに従った見せ場は熱くて、皆本が両者(超能力サイド、差別意識を持つ普通の人サイド)に対して啖呵をきる、叱り飛ばす、理解するシーンは感動的ですらあります。

そう、これってライトな展開を見せつつも、基本的には相互理解であったり自立のお話しであったりと、妙に僕の趣味にマッチしてしまうこともあって、大変お気に入りなお話しなのです。

短期集中連載ということもあって、その分テーマも展開もぎゅっと凝縮されているので、この第1巻もお勧めです。
参考までに当時の短期集中連載の時の感想です。
キーマンである皆本の名台詞が心に響きますよ。

短期集中連載第1話感想
短期集中連載第2話感想
短期集中連載第3話感想
短期集中連載第4話感想

■絶対可憐チルドレン第2巻


こちらは前述の読み切り、短期集中連載を経て、サンデー本誌に現在連載中のお話しになります。
基本的には短期集中連載の時の話からの続きになりますが、テーマ部分なんかは共通していて、長期連載用により細かいテーマ設定をしてきています。

何気にテーマ設定は緻密にできていると思っていて、椎名先生って基本はライトにギャグテイストで描くのに、こういうところはきちんとやる人なんだなぁと感心してしまいます。

超能力者と普通の人、持てる者と持たざる者の妬み・蔑み・畏怖から、相互理解であったり解決方法を探して暗中模索していく皆本という構図はそのままに、それを家族であったり、友人であったり、友人の中での関係性であったり、もちろん皆本との関係性であったりと各話ごとにきちんとしたテーマが設定されているので、それを考えながら読むと面白さも増すんじゃないかなと。

本誌では兵部少佐というチルドレン3人のIFストーリーというか、過去というか、暗部を描くキャラが登場して少し雰囲気が変わって来ました。
個人的には「普通の人」と称するテロリスト(ガンダムで言えばブルコス)と、それを相手に自分たちの立ち位置を考えるチルドレン3人、そしてその両方を叱り飛ばす皆本、という構図が好きなのですが、もし兵部少佐についてもかつての兵部少佐を超えていける、そんな展開を見せてくれたらやっぱりギャグテイストでやってるにも関わらず感動してしまいそうです。

そのためにはやっぱり皆本というキャラが本当にキーマンになってるんで、彼の描かれ方にはとっても期待しております。

ライトにギャグテイストで読めて、しっかり押さえるところは押さえる、そういうのがお好きな方にお勧めでございます。

■もっと楽しむために?
超能力者バトルというお話しは古今東西たくさんあるわけですが、その中でもシリアスにやったのは『幻魔大戦』だったかな。
でも今回それは置いておいて(えー)、絶対可憐チルドレンとセットで読むと面白いんじゃないかと僕が思う小説を少しだけ紹介いたします。

筒井康隆さんの『家族八景』とその続編である『七瀬ふたたび』がお勧めです。
#実際は3部作ですが、3作目の『エディプスの恋人』はかなり趣向が異なるので、興が乗ったら(&他にも筒井作品を読んだことがあるなら)読んでみるのが宜しいかと。

1作目と2作目でも大分作風が違うんですが、絶対可憐チルドレン的に考えてみるならば、全く逆のアプローチ(七瀬たちは超能力を隠そうとするけれど、薫たちはそういうことは無くむしろ超能力があることが普通という前提の世の中になっているから)なんだけど、その状況に対する「普通の人(この場合反超能力者集団)」が超能力者を敵視しているという点では同じです。

ためしにこういうのを読んでみるのも面白いかもです。

今週のジャンプ 47号 感想

2005-10-25 00:56:35 | ジャンプ感想
もて王サーガがほんとうに好きなんです(先週もこんな挨拶だったな・・・)。

■ナルト
おお、もう連載も6周年になるんですね。
岸本先生おめでとうございます。
ナルトの最初の方は単行本で読んだのですが、絵柄も大分見やすくなって、というか画力アップ著しいと思うのですが、ストーリーは週間で読むよりも単行本で読んだ方が面白いな~なんて思うので、マンガ喫茶とかで読むのがお勧めです(ってどんな勧め方ですか)。
さて、本編。
なかなかにしてナルトと我愛羅の握手シーンは清清しくて良かったですね。
#しかも我愛羅が砂を使ってまず誘導してるあたりが非常に良いですね。
その後の上忍二人の絵は置いておきましょう(笑)。
何となく新展開っぽいですが、次号はお休み(泣)。

■アイシールド21
セナが仮面を外してから初めての光速ランはカッコいいっすね~。
ばっちり決まりましたね。
これでここまでの実力を出してきたセナとまだまだ底が見えない赤羽との一騎打ちが見ものになってきました。
#たぶん最初は赤羽に負けちゃうんだろうけど、大逆転を期待してますよ。
それにしてもムサシが加入したことによって、ほんと面白くなったかも。
セナのランが潰されても、ムサシのキックがあれば揺さぶりも利くし、何より今週ムサシカッコいいです。

■ブリーチ
ノオォォォ、ルキアはあの押入れにハイレナイノデスカ!?
それにしてもアイス食ってる織姫と乱菊には和みますねぇ。
・・・ってそれだけかよ、自分。

■べしゃり暮らし
不覚にも扉絵で笑ってしまった・・・orz。

■ムヒョとロージー
やっぱりナナちゃん(E)はこのためにいたわけですが、それにしても分かりやすくてかつ救いがあって、個人的にはムヒョとロージーとっても好きであります。
また怒ってると思って出て来れなかった、そういう描写も何気に泣けるというか、お留守番してる!!あたりなんか健気でやっぱり泣けた。
さて、最後のムヒョの一言はどうなるんでしょうね。
来週も楽しみです。

■もて王サーガ
随所で小さい笑いや刺さるような笑いに耐えていたのですが、最後の最後でやってくれました。
プティ・スール。
・・・大爆笑。
このネタはスピンちゃんのときからチラッと見せていたのを忘れてませんよ。
つか、実はこのネタの前に
「HEAD-CHA-LA」で爆笑してしまったのは内緒です。

■ネウロ
・・・もう何も言うことも無く、ただひたすらに笑ったですよ。
明らかに何か間違ってますが、それがこの作品の良さだなと改めて実感(笑)。

■みえるひと
掲載位置がかなりやばいことに。
ちょびっと前から言ってることとしては、ひめのんを前面に出しておくれ~!てことですな。
ムヒョとロージーではヒロインは必ず巻き込まれるの法則(いやそんな法則ないから)に則っていたのに、こちらもその鉄則(すでに鉄則に昇華)を活かさなきゃ。
主人公は明神ではなく、ただ「みえる」だけで触れない、ひめのんだと思うんだけどなぁ。
OLの幽霊のお話しなんかはかなり良かっただけに、バトル路線じゃなくて、ああいう話をちゃんとやって欲しいなぁ。
それだけが私の望みです。

交響詩篇 エウレカセブン 第27話「へルター・スケルター」感想

2005-10-23 14:49:00 | エウレカセブン
起承転結で言えば「転」にあたる第3クール、かなり密度濃く始まりましたね。
今回も第2クールの1話目(15話)と同じく設定の確認と、これからの展開を暗示する意味深な伏線が知らないうちにたくさん貼られた気がします。

つか、今回からして異常に密度が濃くて、観ているこっちの「腹がきゅっ」となる感じでした。
チャールズの死から始まった第3クール、「転」だけに予想が付かない展開、かなり仕掛けてくる展開になりそうな感じが濃厚です。

個人的予想ですが、第3クールではアドロック、デューイ、ホランド、チャールズやレイと言ったサマー・オブ・ラブにつながった話を大人達の過去話を交えつつ、レントンが王の息子として本人の意思とは関係なくデューイあたりに祭り上げられる、そういう展開だと面白いかなと思ったり。
もちろんレントンはアドロックという過去と向き合う必要があるとも思っているんですが、さてどうなるでしょうか。
#僕の感想は妄想大好き感想なんであまり信用しないでくださいね(笑)。

■明かされ始めたテーマ部分
作中の表側のテーマとしてはレントンとエウレカ、二人の心の関係性を描く成長物語がありますが、裏側のテーマとしてはサブカルチャーサイドから戦争や世界の構図を投影する意味合いがあって、今回はそこを再確認してくるという構成に、第3クールの最初としてなるほどなと感じました。
#サブカルチャーサイドから見た世界観っていうのは確か制作サイドの公式コメントとしてあった気がしますし。

特にギジェットとジョブスの会話、この短い会話に集約された意味合いは非常にメッセージ性が強くて、それをうまーく表現している(ギジェットとジョブスという配役が素晴らしい)なと思います。


もともとこの世界は難しい有り様をさらけ出していた
ただ誰かが私たちに見てみぬ振りをさせるように仕向け続けてきた結果なんだと思う
君の言う「難しいこと」からね


ああ、分かるそういういろいろ
誰だって面倒くさいもんね


しかし、それでは済まない立場もある
ツケの支払いを済ませるときが来る
間もなく



ギジェットが何も分かっていないようでいて、それでいて本質を突く回答をしているのが何気に素晴らしいんですが、ここの会話というのは特別な設定の会話ではなくて、今の世界の有り様、つまるところエウレカセブンの世界の有り様だけでなく今の僕らの生活している世界の有り様を投影してるんですね。
だから冷静に観察している大人のジョブスと、普通の人(だけども本質は感じ取れている)代表のギジェットの会話になってるんですね。
こういうのをさりげなく表現してくるあたりいつも舌を巻く思いです。

ここは恐らくエウレカセブンの世界の話として考えていくならば、第25話「ワールズ・エンド・ガーデン」のウィルとパイルバンカーの話や、
僕の中でかなりお気に入りエピソードである第9話「ペーパムーン・シャイン」のティプトリーおばさんの


あなたはただ誰かが記したことを読んで知っただけ


ひいては第10話「ハイアー・ザン・ザ・サン」でのレントンの


何も知らなくたって生きてはいける、でも・・・、本当のことか・・・


につながってくる(戻ってくる)んでしょうね。

思い返すに第9話の「ペーパームーン・シャイン」は本当に秀逸だったなと思う回(脚本は佐藤大さん)で、やっぱりシリーズ構成をしている佐藤大さんは物凄い構成力を持ってるなと改めて感心、つか尊敬。
#ちなみに今回の脚本も佐藤大さん。

■隠れているメッセージ性と今後の暗示1
また、今回第3クールの初めの回として秀逸なのは、上記のジョブスとギジェットの会話以外にもあと3つ、世界観と今後の方向性を暗示する台詞を全てサブキャラから語らせているところですね。

まず1つ目としてはマシューとヒルダ。


テンション下がる話題ばっか・・・

世界中で今群発する大規模な地殻変動の結果
現体制へのカウンターを望む機運が高まってるの


まあ、今までのような地方は地方、中央は中央って政治体制、もうガタガタ

そんなときかよわき大衆が求めるのは虚像でも信念を持った指導者であり「英雄」


これってエウレカセブンの世界の話だけじゃなくて、歴史を見れば独裁者が出現する兆候のことですよね。
銀英伝でも「独裁者は民衆が創る」という言葉があるように、閉塞感を打破できる強いリーダーシップを求めてしまうということですね。
#その結果どうなってしまったかについては、これも歴史が証明していますね。

エウレカセブンの世界に話を戻すと、このあとマシューとヒルダはそういう英雄について「ピンとこない」と言うのですが、ここまでの流れから行くと、王の息子であるレントンが引っ張り出されるんじゃないかと大胆予想。
第3クールとしては過去の大人たちの回想を交えて、ここにいたるまでの経緯を整理しつつ、レントンとアドロックの関係性、ひいてはデューイがレントンを利用する目的で引き込むとか、そういう展開があるんじゃないかなぁ。
やっぱりそういう意味でもう一度レントンとエウレカは引き離されてしまうとか、そういう展開があって新OPのように再び抱き合えれば最高なんですが、どうなりますかね?
#うーん、ちょっと突っ走り過ぎたかな(笑)。
#妄想万歳ってことで許してもらえますか?

■隠れているメッセージ性と今後の暗示2
次に2つ目、ミーシャとケンゴウの会話、これも裏側のテーマ部分として強いメッセージ性を持ってますね。


そんな時代の気分を反映した 閉塞感を突き破るものが欲しい

そんな指導者が打つ手

見えざる敵を明確にし 大衆の目を眩ませる

コーラリアン、そしてヴォダラク

知らないものは怖いもの
その下地は既に織り込み済みでしょ
・・・この世界には



前述のマシューとヒルダの会話の半分はここに落ちてくるわけです。
(報道に働きかけて意図的に)世界の疲弊感を煽っている、マシューとヒルダの会話は一般市民の考えに非常に近いわけです。
#もちろんマシューとヒルダもそこの意図は分かった上での台詞なんですが。
要するにスケープゴートと英雄を用意することで、本質を見えなくさせようとしているんですね。

またこの「知らないものは怖いもの」の部分はガンダムSEEDシリーズのテーマ部分とも合致する部分ですね。
さらに歴史を紐解けば、政治では太古から常套手段として用いられてきていて、そしていまだに使われる手法ですよね。

■隠れているメッセージ性と今後の暗示3
3つ目はハップとストナーの会話。
ここにはギジェットとジョブス、マシューとヒルダ、ケンゴウとミーシャの会話の一部分ずつがそれぞれ集約されてくるところです。

政府が情報のリークをすることで、意図的に「敵」を作り出して民意を誘導している、つまりそれがストナー曰く「本格的な情報戦」というわけですね。
ギジェットとジョブスの会話で「意図的に隠された」部分を、マシューとヒルダの会話で「閉塞感」部分を、ケンゴウとミーシャの会話で「大衆の目を眩ませる」というキーワードをつなげて、最後にこのハップとストナーの会話に集約してきてるんですね。

こういうのを全てサブキャラに、しかもそれぞれ違うテーマを持ちつつ、一つのテーマに落とすあたり、構成の緻密さに本当に驚きます。

またさらに裏側を読み解くならば、ドラゴン桜あたりでも言っていたような気がしますが、知らないことは罪、というか、あまり世の中に無関心でいると、また知ろうとしないでいると、しらないうちに騙されていたり、誘導されていたり、取り残されていたりするわけで、こういうのに危機感を持っている、というのがメッセージとしてあるんじゃないかなと。

仕事でもそうですが、アンテナは常に高く、自分が何をしたいかを常に考えておかないと、流されて取り残される、そういうのは現実としてありますからね。

それにしてもストナーの台詞は意味深で、最終話までストナーがいるのか心配になりましたよ。
最終話ではストナーのフィルムだけが真実を伝えるとか、そういうエンディングもありそうでちょびっと怖いですね。
#ザンボット3のラストとかトラウマだしな~、自分。


さて、大分長くなりましたが、やはり今回はチャールズとホランド、そして今後はレイですね。

■チャールズ
ある程度覚悟はしていましたが、やはりとても好きなキャラだっただけにショック、そしてありがとう、冥福をお祈りします。
彼のポジションとしては、レントンに父親の役目を果たす、そして色々なことを違う角度から父親の立場で教えていく、という点にあったと思うので、やはり彼の作中役割としては最期の死まで教えていくということで着地点だったのですね・・・(涙)。
#第二機動部隊の心得第7条と第5条がきちんと伏線になっていたとは、これがまた切ないですね・・・。

レントンは作中で本人が語っていたように、現時点ではこの現実をまだ受け入れることが出来ていないようなので、チャールズの役割としてはもう少し続きそうです。
再び出会うであろうレイと、レントンがどう向き合っていくのか、少年の成長への試練はまだ続きますね。

チャールズとレイの夫婦リフ、今回が最期となりましたが、この二人のリフはやっぱりカッコよかったです。

■レイ

チャールズ・・・気は済んだ・・・

。・゜・(ノД`)・゜・。

ここが一番切なかった・・・。

ファーストガンダムでもランバ・ラルが散って、その後ハモンさんのカウンターがあったように、やはりレイも再びこういう形で登場してくるんでしょうね。
できればレイには今回のキーワードにもなっていた「ママ」の部分、母親の部分を作中で表現してはくれないだろうかと、散ってしまうことになるかもしれないが、そういったところを残してはくれないかと、淡い期待を寄せてしまいます。
憎しみよりも愛で終わって欲しいところです。

■ホランド
今回は最初のカットで営倉入りするところから上手いなぁと感じていたのですが、子供たちを安全圏に退避させるというのがすぐに分かりました。
今はまだ完全に吹っ切れていないし、これからどうなっていくのかもまだ分かりませんが、第3クールではホランドの浮上が描かれるはずだと期待しています。
ここまで落として来た理由、それがきっと最終回まで引っ張られる気はしているのですが、既にこの時点で最終局面付近で壮絶にカッコよく、そして壮絶に切ないホランドが見えてくるんじゃないかなぁ、とそんな気がしました。

■新OPとED
僕はですね、実は何気に第2クールの「少年ハート」好きだったんですよ。
2番の歌詞とかかなり良くて、「DAYS」とともにヘビーローテーション中です、今でも。

・・・で、新OP。これも慣れたらぐっとくるのかな?
歌詞部分はかなり良いなぁと思うのですが、一番気になってしまったのは作画。
これ、本編よりも作画崩れてませんか?ちょっと悲しいぞ(笑)。
枚数が足りてない気もするし、何より最終カットがいただけないよ~(涙)。
何とかなりませんか、制作の偉い人(懇願)。

・・・で、新ED。これ個人的に凄く好みでした。
こちらは作画も素晴らしいし、曲の雰囲気もいい感じ。
#ピンクでまとめられているのもとってもイイです。

本編で活躍がない分アネモネ大活躍(笑)。
いやー、タルホさんと二人ですっごくいい雰囲気でした。
シャボン玉を飛ばしているメーテルという構図もとっても良かったです。
つか、作画がほんとにこちらは素晴らしくて、何度も見直してしまいました。


さて、起承転結でいくと「転」にあたる第3クール。
もう簡単な予想では追いつかない、そんな気がする大波乱の予感がひしひしと伝わってきます。
どんな結果が来ようとも、レントンとエウレカ、この二人が手をつなぐ、この部分がやっぱりキーポイントなんで、どんな展開になっていくのか楽しみに待ちたいと思います。


交響詩篇エウレカセブン
DVD第5巻
2005/11/25発売
第15話~第18話を収録




無限の剣で出来ていた

2005-10-22 21:54:49 | 小説 感想
体は剣で出来ている

血潮は鉄で 心は硝子
幾たびの戦場を越えて不敗

ただ一度の敗走はなく
ただ一度の勝利もなし

担い手はここに孤り
剣の丘で鉄を鍛つ

ならば我が生涯に意味は不要ず
この体は無限の剣で出来ていた



「Fate/stay night」の凛ルート「unlimited blade works」を読了しました(涙)。

ほんとに「Fate/stay night」はイイ。
凄くイイ。
これは本当に面白いです。

物語としてどうしてここまで魅力的に、そして感動的に仕上げることができるのかと、やっぱり凄いです。
奈須きのこさんと武内崇のペアはほんとに素晴らしいですね。

僕に残された時間は少ない。
だから間髪入れずに「桜ルート」に突入してます。
#単に明日奥さんと娘が実家から帰ってくるだけなんですが。

いやー、でもほんと「Fate/stay night」にはとても満足しております。
「Fate/hollow ataraxia」ももうすぐ発売、ううう、待ちきれないかも。
#いやその前に「桜ルート」終わらせようよ。
#いや、そんな自信(時間)はない・・・orz。

舞-乙HiME 第3話 「はじめてのケ・イ・ケ・ン」

2005-10-21 22:08:50 | 舞-乙HiME
おおおーさすが舞-HiMEシリーズ、というくらいのノリとバトルのクオリティ。
やっぱり面白いっすね~。

ニナとアリカのバトルも十分面白かったんですが、それと同時並行で行われるラドとシズルのバトルもクオリティ高いっす。
特に前作の生徒会長=静流と副会長=黎人のバトルは見応えあり。
シズルのマテリアライズのシーンなんかは流石ぁ!と思えるほどに。
つか、めっちゃカッコいい。しびれるわぁ。
#梶浦由紀さんの音楽は前作同様ばっちりハマってますね。

そして何より「ぶぶづけ」に爆笑。
やっぱりシズルと言えば、ぶぶづけ。
スタッフの皆さん、良く分かっていらっしゃる。
#今回はちらっと「でぼちん」も出てたしね。
#あとはカズくんも出てきて良かった、良かった。

ラドと一緒に居たもう一人が巧海あたりだとちょっと面白そうかも。
今回はラドも顔見せ程度なんですが、今後も楽しみっすね。

それにしても主人公アリカの元気一杯、前向き姿勢はイイっす。
今回の結果はある意味予想通りなんで、次回からの学園シーンが楽しみ、楽しみ。
頑張れアリカ。応援体制です。

そして次回予告でまた爆笑。
やっぱり分かってらっしゃる(笑)。