Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

新人戦中部地区大会2018 @藤枝東G

2018年01月13日 18時30分30秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝東Gにて新人戦中部地区大会を観戦

藤枝東 3ー0 静岡市立

得点
前半19分 12濱井のクロスを栗山が頭で合わせる
後半17分 8前原のクロスを22本杉が決める
後半39分 10坂本のFK直接


藤枝東スタメン
      17小川
12濱井 5遠藤 4鈴木 8前原
    10坂本 6浦部
 14柳谷  20木村  11相澤
      7栗山
交代
後半0分 相澤→22本杉(本杉が右サイド、柳谷が左サイド)
後半?分 栗山→9平尾剛
後半37分 木村→16安部

静岡市立スタメン
      1岸
12秋山 3望月 5矢作 2佐藤彰
    8木内 6酒井
 7牧野       13佐藤慶
    10長島 11磯部
交代
後半20分 佐藤慶→19木村(木村が右サイド、牧野が左サイド)
後半20分 磯部→9今野
後半27分 秋山→25藤村
後半30分 矢作→4片山

感想
藤枝東は今季初の公式戦。スタメンに2年生は鈴木と相澤のみで1年生中心のメンバー構成で試合に臨んできた。
前半は藤枝東が優位に試合を進めるが、静岡市立の集中した守りをなかなか崩せず、決定機はほとんど無かった。後半にはいると藤枝東が決定機を作れるようになったが、その決定機を決めきれずなかなか追加点を奪えなかったが、後半17分に代わって入った22本杉が追加点を決めて、最後は終了間際に10坂本がFKを直接決め3ー0で藤枝東が勝利した。
藤枝東は後半から代わって入った22本杉がスピードに乗ったドリブルで相手陣内を深くえぐり決定機を複数回作り出していた。
静岡市立はチーム全体の基本技術がしっかりしていて、県大会に出場出来るだけの力は持っているチームだったと思った。主将の3望月を中心とした守りは藤枝東の攻撃にしっかり対応できていたし、攻撃面では13佐藤慶、10長島、11磯部といった攻撃陣がカウンターから藤枝東ゴールを脅かすシーンもあった。後半には代わって入った19木村がスピードに乗った抜け出しでこの試合最大のチャンスを作り出したが、クロスが合わなかった。

選手権日程について

2018年01月11日 22時31分00秒 | その他
インテルに所属する日本代表DF長友佑都が8日、全国高校サッカー選手権大会の過密日程問題について自身のTwitter(@YutoNagatomo5)で言及した。

 12月30日に開幕した第96回全国高校サッカー選手権大会は10日間の激闘の末、1月8日の決勝で流通経済大柏(千葉)を1-0で破った前橋育英(群馬)が初優勝を果たして幕を閉じた。

 長友は同日に自身のTwitterで「高校サッカーの感動の裏で、決勝に上がった2校の日程見て驚いた。1週間で5試合」とコメントし、「いろいろな事情はあるんだろうけど、もう少し選手ファーストで考えてほしいな。選手が潰れてからでは遅いよ」と日程の改善を訴えた。

 なお、準優勝となった流通経済大柏の本田裕一郎監督も試合後、「人間の体は24時間開かないと回復しない。皆さんご存知なのに連戦連戦になっている。そういうのは私たちの時代で終わりにしないといけない」と改善を求めていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

感想

今回の選手権はカレンダー上の都合で日程が詰まっていて話題に挙げられているけれど、選手権日程について語る前にインターハイ日程をどうにかしてください。
冬の全国大会である選手権は、今回の大会は10日間で6試合だった。
夏の全国大会であるインターハイは、今年8月に三重県で開催されるが7日間で6試合となっている。
どちらの方がクレイジーなのかは一目瞭然。

選手権は注目度が高いからいろんな人が話題に挙げてくれるが、インターハイは注目度が低いから話題にならず長友もツイートしてくれない。このままだと死人でも出ない限り状況は変わらない。

選手権はTV局の都合で開催されている大会だから、ハッキリ言ってしまうと金と利権で解決できる。
インターハイは高体連主催だから前年踏襲の風習を内部で打破してもらわなければ解決できない。

どちらの方が解決の糸口が無い面倒な問題で、選手を潰してしまう危険な大会なのかは明らか。



雑感

2018年01月11日 22時09分41秒 | 高校サッカー・クラブユース
Jリーガー(J1~J3)の高校年代所属チームランキング ※2015年時点

1位【48名】:東京ヴェルディユース
2位【40名】:ガンバ大阪ユース
3位【38名】:柏レイソルユース
4位【36名】:横浜Fマリノスユース
5位【35名】:FC東京-U18
6位【28名】:市立船橋高校
6位【28名】:浦和レッドダイヤモンドユース
6位【28名】:サンフレッチェ広島ユース
9位【27名】:流通経済大柏高校
10位【25名】:セレッソ大阪-U18
10位【25名】:コンサドーレ札幌-U18
12位【24名】:国見高校
13位【22名】:前橋育英高校
13位【22名】:京都サンガFC-U18
13位【22名】:ジェフ千葉-U18
16位【20名】:ジュビロ磐田-U18
16位【20名】:大分トリニータ-U18
18位【19名】:静岡学園高校
19位【18名】:名古屋グランパス-U18
20位【16名】:帝京高校
20位【16名】:桐光学園高校
20位【16名】:大津高校
20位【16名】:清水エスパルスユース
20位【16名】:ヴィッセル神戸ユース

ユース勢が大半を占める中で高体連は、市船28人、流経柏27人、国見24人、前橋育英22人、静岡学園19人、帝京16人、桐光学園16人、大津16人となっている。
今も昔も強い市船、近年メキメキ力をつけてきた流経柏の千葉勢2校が高体連最上位。他に国見や帝京といった最近は全国に出てこないけれど往年の名門校も入っている。
その中で高体連の中で4番手につけているのが前橋育英。
良い選手を多数輩出するけれど、なかなか結果を出せない勝負強さに欠ける学校というイメージだった前橋育英が初の全国制覇で学校初タイトルとなった。
12月のプレミア参入戦は、(またも)あと一歩でプレミア昇格ならずという勝負弱さを見せてしまったが、選手権でそれを挽回してみせた。
育成しながら結果も出すという難しさをうまく両立していくことが出来るのか?
前橋育英の今後に注目していきたい。

年末年始のスケジュール

2018年01月07日 17時43分48秒 | その他
ある高校サッカー部の年末年始スケジュール

12月25日~28日 県外カップ戦
12月29日~1月2日 OFF
1月 3日~6日 ニューバランスカップ


あるクラブユースの年末年始のスケジュール
12月24日~1月8日 OFF


感想
クリスマスを家族と過ごし、忘年会、お歳暮の手配、年賀状の準備、大掃除、正月の準備、年神様のお迎え、初詣、年始回り、新年会、賀状の整理、正月のお飾りの片づけ、人日の節句に無病息災を願う等、正しい日本人の暮らしを行うためには、クラブユースくらいのOFFが必要なんでしょう。

AFC U-23選手権中国2018メンバー

2018年01月07日 17時22分05秒 | オリンピック代表
U-21日本代表 メンバー・スケジュール【AFC U-23選手権中国2018】が発表された。

スタッフ
監督:森保 一 モリヤス ハジメ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:横内 昭展 ヨコウチ アキノブ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/サンフレッチェ広島)
コーチ:和田 一郎 ワダ イチロウ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/ガンバ大阪)
GKコーチ:下田 崇 シモダ タカシ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/サンフレッチェ広島)
フィジカルコーチ:松本 良一 マツモト リョウイチ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ/サンフレッチェ広島)

選手
GK
1 小島 亨介 コジマ リョウスケ(早稲田大)
23 阿部 航斗 アベ コウト(筑波大)
12 波多野 豪 ハタノ ゴウ(FC東京)
DF
5 柳 貴博 ヤナギ タカヒロ(FC東京)
15 庄司 朋乃也 ショウジ ホノヤ(ツエーゲン金沢)
22 立田 悠悟 タツタ ユウゴ(清水エスパルス)
7 原 輝綺 ハラ テルキ(アルビレックス新潟)
20 古賀 太陽 コガ タイヨウ(柏レイソル)
MF
4 板倉 滉 イタクラ コウ(川崎フロンターレ → ベガルタ仙台)
3 浦田 樹 ウラタ イツキ(ギラヴァンツ北九州)
10 三好 康児 ミヨシ コウジ(川崎フロンターレ)
17 神谷 優太 カミヤ ユウタ(湘南ベルマーレ → 愛媛FC)
8 森島 司 モリシマ ツカサ(サンフレッチェ広島)
6 初瀬 亮 ハツセ リョウ(ガンバ大阪)
16 井上 潮音 イノウエ シオン(東京ヴェルディ)
14 髙木 彰人 タカギ アキト(ガンバ大阪)
2 藤谷 壮 フジタニ ソウ(ヴィッセル神戸)
11 遠藤 渓太 エンドウ ケイタ(横浜F・マリノス)
13 岩崎 悠人 イワサキ ユウト(京都サンガF.C.)
21 伊藤 洋輝 イトウ ヒロキ(ジュビロ磐田U-18)
FW
18 前田 大然 マエダ ダイゼン(水戸ホーリーホック → 松本山雅FC)
19 小松 蓮 コマツ レン(産業能率大)
9 田川 亨介 タガワ キョウスケ(サガン鳥栖)

選手変更(1/6)
初瀬 亮(ハツセ リョウ/HATSUSE Ryo)
MF 所属:ガンバ大阪 理由:体調不良のため
前田 大然(マエダ ダイゼン/MAEDA Daizen)
FW 所属:松本山雅FC 理由:ケガのため

長沼 洋一(ナガヌマ ヨウイチ/NAGANUMA Yoichi)
MF 所属:サンフレッチェ広島→FC岐阜 1997年4月14日生 177㎝/66㎏
※背番号は「6」
旗手 怜央(ハタテ レオ/HATATE Reo)
FW 所属:順天堂大学 1997年11月21日生 172㎝/68㎏
※背番号は「18」

スケジュール
1月2日(火)
PM トレーニング
1月3日(水)
AM/PM トレーニング
1月4日(木)
AM/PM トレーニング
1月5日(金)
PM 練習試合 vs 全日本大学選抜
1月6日(土)
AM トレーニング
1月7日(日)
未定 トレーニング
1月8日(月)
未定 トレーニング

AFC U-23選手権中国2018
1月9日(火)
未定 トレーニング
1月10日(水)
19:30 vs パレスチナ(Jiangyin Sports Center)
1月11日(木)
未定 トレーニング
1月12日(金)
未定 トレーニング
1月13日(土)
19:30 vs タイ(Jiangyin Sports Center)
1月14日(日)
未定 トレーニング
1月15日(月)
未定 トレーニング
1月16日(火)
16:00 vs 朝鮮民主主義人民共和国(Jiangyin Sports Center)
1月17日(水)
未定 トレーニング
1月18日(木)
未定 トレーニング
1月19日(金)
16:00/19:30 準々決勝(Jiangyin/Changzhou)
1月20日(土)
未定 トレーニング
1月21日(日)
未定 トレーニング
1月22日(月)
未定 トレーニング
1月23日(火)
16:00/19:30 準決勝(Changzhou/Kunshan)
1月24日(水)
未定 トレーニング
1月25日(木)
未定 トレーニング
1月26日(金)
16:00 3位決定戦(Kunshan Sports Center)
1月27日(土)
16:00 決勝戦(Changzhou Olympic Sports Center)
※時間はすべて現地時間


初召集選手
前田大然(辞退)

今回は召集が見送られた主力選手
GK:山口、大迫
DF:冨安、中山、町田、船木、
MF:市丸、堂安、針谷
FW:小川、久保


感想
チーム立ち上げから2回目の遠征。前回年末のタイ遠征から引き続きの招集となったのは、浦田、立田、庄司、神谷、井上、旗手、小松のみ。
元々監督が今回の中国遠征は大きくメンバーを入れ替えることは示唆していたので、1人でも多くの選手を試したいという意図が感じられる。
どちらかというと前回のタイ遠征がテストメンバーで、今回のメンバーがメインと考えて良いと思う。今回のメンバーにCBの冨安と中山、MFに堂安が入ったらそれでほぼ現時点でのベストメンバーとなる構成。
懸案のポディションはFW。エースストライカー候補の小川(磐田)はU-20W杯の大怪我によりいまだ所属チームで満足に試合に出られていない状態。代わるストライカー候補は田川となりそうだが選手層が薄い状態は否めない。昨シーズンJ2で大活躍した前田を今回初召集したが怪我により辞退。FWに関してはなかなかテストが進まない状態のようだ

新人戦中部地区大会2018 @明誠G

2018年01月07日 16時10分01秒 | 高校サッカー・クラブユース
明誠Gにて新人戦中部地区大会を観戦

明誠 1-1 静岡商業

得点
前半13分 25八木のフィードに抜け出した18吉田が決める
後半30分 9阿部?のクロスを6森田?が決める

明誠スタメン
      12倉田
2水谷 3秋山 4高木 5前田
    6山本 8鈴木
 18吉田 10平山 25八木
     9和田
交代
後半0分 前田→11山内(山内が左SB、水谷が右SB)
後半0分 八木→13白井(白井がトップ下、平山がDH、鈴木が2列目左)
後半0分 和田→19松村
後半19分 吉田→15
後半19分 鈴木→7
後半33分 平山→22

静岡商業スタメン
      1大橋
6森田 4三浦 7小野田3原田
    10浅倉 5伏見
 11松下       18佐藤
    9阿部 8杉山
交代無し

感想
明誠は昨年公式戦に出ていた主力選手はほとんど出ておらず、チームの底上げを狙った試合。
明誠は普段あまり実践で試されていない面子だったのか?おっかなびっくりソロソロと試合に入った感じでなかなか試合のペースを握れない時間帯が続いた。ハーフタイムには監督から「声が出ていない」とカミナリを落とされ、後半はやや声が出るようになったがそれでもチーム全体に覇気が足りず、後半途中からは静岡商業にチャンスを作られる場面もチラホラ。終了間際に相手クロスのクリアミスを拾われ同点弾を決められ1-1の引き分けで終わった。
明誠は多くの選手にチャンスが与えられた試合だったが「俺がレギュラーポディション取ってやる」という気持ちを見せた選手がいなかった事が寂しかった。3秋山は安定した守備で最終ラインに安定感を与え、10平山はトップ下での起用に安定したボール回しを見せたが仕掛けが足りなかった。
静岡商業は明誠相手に最後まで粘り強く戦い引き分けで勝点1をゲット。3原田は激しいタックルを見せていたほかCKをあわや直接ゴールという鋭いボールを蹴っていた。8杉山は鋭い動き出しからカウンターの基点になり明誠にペースを握らせなかった。

第96回選手権2回戦 @等々力

2018年01月02日 17時51分58秒 | 高校サッカー・クラブユース
等々力陸上競技場にて選手権2回戦を観戦

桐蔭学園 2ー2(PK2ー3) 一条

得点
前半12分 (桐)3森山のドリブルシュート
後半3分 (一)9中井のシュートリングがそのままゴールイン
後半30分 (桐)20瀬賀のクロスを3森山が頭で合わせる
後半40分 (一)クロスボールを3酒本が折り返し18相坂が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半25分 (一)18相坂が落としたボールを10竹島がシュート放つが枠外
前半37分 (桐)11平田のパスを受けた13目黒がシュート放つがGKセーブ
後半5分 (桐)3森山からのパスを受けた19獄間澤がシュート放つがGKセーブ
後半8分 (一)クロスを5酒本が折り返し18相坂がシュート放つがDFクリア
後半23分 (桐)16若林のスルーパスに抜け出した3森山がシュート放つがGK1古田がファインセーブ、こぼれ玉を3森山がつめるが枠外
後半38分 (一)7宍戸のクロスを10竹島が合わせるがミートできず
後半40分 (桐)20瀬賀が抜け出しGK1対1となるがGK1古川がファインセーブ

桐蔭学園スタメン
      17寺澤
2内田 12吉田 15ネルソン19獄間澤
    7宍戸 8川崎
 13目黒       16若林
    3森山 11平田
交代
後半0分 内田→5岩本
後半12分 平田→20瀬賀
後半27分 獄間澤→22加藤(加藤がCB、ネルソンが左SB)
後半35分 目黒→9大薗
後半40分 若林→14村上


一条スタメン
      1古田
5猪股 4生成 3酒本 2山原
    8川崎 13石川
 9中井       6松田
    18相坂 10竹島
交代
前半22分 生成→12奥井
後半21分 中井→7堀之内
後半29分 猪股→17毎田

感想
白熱した好ゲームとなった試合だった。
戦前の予想は桐蔭学園が無難に勝利するかと思われたが、一条が対等に渡り合い拮抗した試合内容となった。ポゼッションに関しては桐蔭が中盤を支配してボールをつなげチャンスを作り出したが、一条がGK1古田を中心に粘り強い守りを見せ、カウンターから反撃、一条も何度もチャンスを作り出していた。 
前半に桐蔭が先制するも後半立ち上がりに一条が同点に追いついてその後は拮抗した展開、後半30分に桐蔭が勝ち越し点を奪い試合が決まったかと思われたが、その後一条が攻め込みラストワンプレーで同点に追いつく劇的な展開だった。
桐蔭は3森山の馬力のある突破と16若林のドリブル突破が目立っていた。また6金子を中心に中盤から丁寧にボールを繋ぎ攻撃を組み立てていた。
一条は中盤のボール支配では桐蔭にポゼッションされたが、全体的に見たら桐蔭と互角に渡り合っていた。間違ってもガチガチに守ってカウンターという感じではなかった。特に18相坂と6松田が絡む左サイドからの攻撃が良く、左サイドから何度もチャンスを作り出していた。また個人的この試合のターニングポイントとして挙げたい後半29分の5猪股から17毎田への選手交代。17毎田はFW登録の攻撃的な選手で、一条が後半の同点の時間帯にSBに攻撃的な選手を投入したことになる。結果的にはこの攻撃的な交代策は裏目に出て、交代後に相手に勝ち越し点を与えてしまったわけだが、奈良県の代表校が神奈川県の代表校相手に試合終盤で勝ち越し点を奪いに行くという事自体が(奈良県に対して失礼な話だが)今までではあまり考えられなかった事であり、「そういう時代になったか」と感じさせられた一幕だった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

東福岡 0ー1 富山第一

得点
後半40分 4小森のCKを9大竹が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半16分 (富)8前田のパスを受けた9大竹のシュートをGKセーブ
後半1分 (富)右からのクロスを10坪井がシュート放つが枠外
後半3分 (富)ロングスローを4小森がつなぎ10坪井がシュート放つがGK14松田がファインセーブ
後半22分 (東)23福田弟のシュートをGK1吉田がファインセーブ
後半39分 (東)11木橋のFKを1吉田がファインセーブ


東福岡スタメン
      14松田
2中村 4阿部 5斉藤 3長尾
      8青木
13沖野 6田村 10福田兄11木橋
      9守田
交代
後半12分 沖野→23福田弟(福田弟が2列目中、木橋が2列目右、福田兄が2列目左)
後半23分 守田→20大森

富山第一スタメン
      1吉田
  5松本 3滝本 2中田
11高浪         4小森
  8前田 7多賀 6高縁

    9大竹 10坪井
交代
後半23分 滝本→20尾崎
後半23分より以下のとおりシステム変更
   1
11 5 2 4
   20
 8 7 6
  9 10

感想
拮抗した展開の試合となったが試合終了間際に富山第一がCKから得点を奪い勝利した。
試合内容はほぼ互角で、決定機の少ない拮抗した展開が80分間続いた試合だった。
東福岡は4ー1ー4ー1のフォーメーションで中盤から素早いパスワークでサイドから相手ゴールを脅かす伝統のスタイル。攻撃的なスタイルだが、アンカーに入っていた8青木のカバーリングが素晴らしく相手の攻撃の芽を潰していた。
富山第一は10坪井と9大竹の2トップが注目を集めていたが、他にも7多賀、8前田、4小森の活躍も素晴らしく中盤での競り合いで東福岡相手に全く引けを取っていなかった。7多賀は中盤のそこで巧くバランスをとって東福岡ペースの試合にしなかった。8前田は非常に能力が高く上のレベルでも十分通用すると感じさせられた選手。4小森はSBながら巧みな足技で東福岡相手に股抜きを2回見せるなど会場を沸かせた。また富山第一はロングスローを投げる選手が2人いた他、セットプレーのキックも正確で、スローインやFKのシーンになるとどんどん相手ゴールにボールを放り込む戦い方。東福岡としてみたらセットプレーやスローインでプレーが切れるたびに試合が止まりゴール前にボールが放り込まれるので、全体のラインを引かざるを得ず、なかなか自分たちのリズムで攻撃を組み立てることが出来ずに戦いづらそうで、ブツブツ切れる流れに東福岡が最後まで自分たちのペースを作ることが出来ず、富山第一ペースで80分間試合が進んでいた印象だった。
東福岡はチーム力は間違いなく優勝候補と言えるレベルのチームだったと思うが、気になるのが今日の試合で富山第一ペースの試合だったにも関わらず、選手が全く慌てる素振りがなかったということ。「落ち着いて自分たちの力を出し切れば勝てる」という考え方でそれはそれで良いとは思うのだが、無理にでも相手ペースを崩そうとする戦い方は見られず、結局試合を落とす結果となった。一昨年の選手権で優勝してからは、優勝候補筆頭といって良い戦力を保持しながらも、最近の全国大会ではなかなか結果が残せていない東福岡だが、試合内容にどこか横綱相撲をとっている雰囲気を感じる。選手の意識のどこかに「受けて立つ感」が強くなってしまっているように感じた。


選手寸評について

2018年01月01日 07時39分17秒 | その他
現在開催されている高校サッカー選手権大会。
選手名鑑に関しては、主に会場で購入できる公式プログラムの他、スポーツ報知が毎年出している選手名鑑、サッカーダイジェストが出している増刊号、エルゴラッソの年末特大号がある。

選手登録が正確に掲載されてあるのが、直前に出たエルゴラッソ。(他は背番号と選手名が一致していない場合がある)
選手の情報が最も詳細に載っているのがサッカーダイジェストとなる。
特にサッカーダイジェストは、選手1人1人の寸評が掲載されており、(それを鵜呑みにするのは良くないが)参考になる。

この選手寸評だが選手の特徴が記載されており、(当たり前の話だが)悪い事は書いていない。
だが、「裏を返せば…」という性格の悪い見方もあるので一応紹介しておく。

独特の間合いで → 球離れが悪い
タイミングの良い → 運動量が少ない
粘り強い → 技術が無い
技巧派 → フィジカルが弱い
トリックスター → 安定感がない
神出鬼没 → 存在感が薄い
センスがある → 努力が足りない
サイドで存在感 → 多様性無し
アクセントを加える → 脇役


また選手寸評と言えば、大学サッカーのパンフレットは大概全ての大会パンフレットに選手寸評が付いていて見ごたえがあるのだが、中にはなかなか個性的な寸評もあり面白いのでその一部を紹介。

・羽の生えたサッカー少年
・変態タッチをするドリブラー
・吾輩はKINGである
・地上と空中に彼の敵はいない
・○○大のダイソン
・まさに国宝
・スーパーセーブで宇宙空間を創り出す漢
・顔面偏差値
・飛び出し警報発令中
・ゴールに愛されゴールを愛する野生ストライカー
・ピッチに虹を描くパントキック
・正確配給デリバリー系MF
・サッカーIQ150
・爆走機関車
・武闘派テクニシャン
・サイド通行止

大学生の寸評を書いているのはサッカーライターではなく、主催する学生連盟か所属チームによるものなのでチームによって個性が出る場合が多い。
個人的には「国宝」と「宇宙空間を創り出すGK」がいる関西大が、ぶっ飛んでいて衝撃だった(笑)