Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

今週末は決勝戦

2016年11月17日 22時11分26秒 | 高校サッカー・クラブユース
今週末の19日(土)に静岡県西部地区で2つの決勝戦が行われる。

1つは、高校サッカー選手権静岡県予選の決勝戦
浜松開誠館-藤枝明誠 13:30~ @エコパ

もう1つは、Jユース杯の決勝戦
FC東京Y-広島Y 13:00~ @ヤマハスタジアム

先に言っておくと、私はサッカー専用スタジアムで開催される全国大会の決勝戦を見に行きます。


高校サッカー選手権静岡県予選決勝戦について
力のある2校が決勝戦まで勝ち上がってきた。
今年の静岡県の高校サッカーは、私学が公立を上回る戦いをみせた年だった。
総体の私学同士の決勝戦は静岡県史上初だったが、選手権も私学同士の決勝戦となった。
ながらく公立高校が覇権を握る時代が続いた静岡県で、私学の時代が到来した一つのターニングポイントとなる年だと言えると思う。
決勝戦は明誠が前半の内に1点取れるかどうかに注目。開誠館は明誠対策を十分に練ってくると思われ、開誠館がどのような明誠対策をピッチ上で表現するのかにも注目。勝負所でいつも負けるシルバーコレクターの開誠館が考えすぎて自分の策にハマるか、うまく明誠を自分たちの策でハメるか?
攻撃力は明誠に分があるが、総合力は開誠館に分がある決勝戦。
MVPは開誠館なら須貝、明誠なら藤本か?新人賞は開誠館の山田でほぼ決まり。

Jユース杯の決勝戦について
東西のプレミアリーグでJクラブ最上位に付けているFC東京Yと広島Yの東西横綱対決となった決勝戦。
今年の会場はいつもの長居ではなくヤマハスタジアム。開催時期も例年より1か月以上早い。
まず注目のFC東京Yの久保については、翌日にJ3のFC東京U23の試合があり、最近はU23チームに合流しているので、Jユースの決勝には出場しないと思っている。もし決勝戦に出るという事になると、観客が増えてしまうので磐田には来ないでJ3の方に出てほしい。誰もが注目しているスペシャルな才能を改めて見るよりも未だ見た事の無い別の才能を見に行きたい。
全国の決勝戦を地元のサッカー専用スタジアムで見られるという事は、非常に贅沢な事。
今回磐田市が会場になったことについて、日本で女子サッカーが注目されていなかった頃、磐田市は女子サッカーの聖地を目指して地道に頑張ってきたのに、なでしこ人気に火が付くと、高校女子サッカー選手権開催地が磐田からアッサリ神戸に移ってしまった事に対する日本サッカー協会の磐田市に対する罪滅ぼし感を感じる。

アジア最終予選 サウジアラビア戦H

2016年11月15日 21時26分14秒 | A代表
ロシアW杯 アジア最終予選 サウジアラビア戦H

日本 2-1 サウジアラビア

得点
前半42分 大迫のポストプレーから、清武がサイドへ展開、久保のクロスを清武がシュートがハンドでPK。清武がPK決める。
後半34分 長友が本田とのワンツーで抜け出しクロス、香川がすらし原口がシュート
後半44分 失点

西川  最終ラインの安定により良い意味で出番なしも最後に1失点。
酒井宏 守備に集中し攻撃には存在感出さず。
森重  DFラインをうまく統率しサウジに攻撃のスペースを与えなかった。
吉田  キッチリ体を当てて決定機を作らせなかった。最後の最後の苦しい展開の時に空中戦で相手選手のマークを外してしまう。
長友  苦しい時間帯にもっと運動量を見せてほしかったが試合勘が影響したか?
山口  積極的に攻撃に顔を出し相手DFを引っ張る動きを見せたが、終了間際にマークしていた相手にはがされ失点につながるシーンを作ってしまう。
長谷部 ほぼアンカー。最終ラインに吸収されない程度にうまくバランス保つ。
清武  大迫にうまくからみ躍動するも怪我により交代。
原口  運動量が落ちるのは早かったが、そこから粘りを見せて貴重な追加点。
久保  早い時間に負傷?したことにより前半のみで交代。
大迫  前半は体を張るポストプレーでチームの攻撃をけん引。後半はやや息切れ。
本田  ワンプレーワンプレーのタイミングが遅い。攻撃の流れを切るプレーが目立つ。
香川  一発狙うも存在感出せず。

感想
サウジアラビアは引き分けでOKの試合。それだけに日本が前半から圧力を強めて攻め込んだことは良かった。ベンチに本田香川岡崎が控えていた事もあり、スタメンの若い選手たちが前半から飛ばして試合に入れた。
大迫が1トップでハマったことが何よりチームに大きな影響を与えていた。大迫のポストプレーで前線におさまりどころの基点が出来たことにより、2列目に起点になる本田ではなくフィニッシャーの久保を配置することが出来るようになった。久保はサイドアタッカーではなくFWのフィニッシャーに適正があると思うが、若い時にサイドを経験できるという事は、長い目で見れば久保にとって貴重な経験。それだけに負傷?による前半のみでの交代となってしまった。
前半は大迫を中心に非常にアグレッシブに戦い良い内容だったが、ややオーバーペースだったことにより後半はペースダウン。それに呼応するかのように1点リードを守る展開になってしまった。それでも後半サウジに決定機を与えずしっかり守りきったことはうまい試合運びだった。特に最終ラインのラインコントロールが良くできていた。それだけに無失点で終えたかったが終了間際の失点は残念だった。

Jユース杯2016 準決勝 @ベアスタ

2016年11月13日 22時43分31秒 | 高校サッカー・クラブユース
BSスカパーにてJユース杯準決勝を録画観戦

FC東京Y 2-1 京都Y

得点
後半6分 (京)7財前のパスを受けた23福岡のミドルシュート
後半30分 (東)14内田が中へ切れ込み、10松岡が右サイドの小林へ展開、12小林のループシュート
延長前半3分 (東)11半谷のパスを受けた12小林のシュート

FC東京スタメン
      1波多野
27岡庭 5蓮川 23長谷川24荒川
    8伊藤 12小林
 42平川       14内田
    10松岡 11半谷
交代
延長前半10分 半谷→18鈴木
延長後半8分 伊藤→20品田
延長後半10分 小林→19吹野

京都Yスタメン
      1遠近
12俣野 2岸本 3麻田 20岡崎
    23福岡 6比嘉
 10田中 7戝前 8島村
     9三田尻
交代
後半25分 島村→29津野
後半32分 俣野→14遠藤
後半42分 三田尻→11赤間
後半43分 福岡→5日根野

感想
前半は京都が優位に試合を進めるも無得点。後半に京都が先制するがその後は東京ペース。後半30分に東京が追いつき試合は延長戦突入。延長戦は東京ペースの試合で最後は東京が地力の差を見せ2-1で接戦となった試合を東京が制した。
東京は個々に能力の高い選手がそろっているが、今日の試合はその中でも14内田の突破力が目を引いた試合だった。なお、久保はJ3出場のため不在。
京都は1年生の23福岡が中盤のボール回しでチームを落ち着かせ、後半6分には水から先制点となるミドルシュートを突き刺し存在感を示した。なお、6比嘉はアスルクラロ沼津U-15出身の選手。


広島Y 7-0 松本Y

得点
前半6分 15川井のFK直接
前半13分 19仙波が相手DFからボール奪取しシュート
前半16分 9満田からのパスを受けた10山根のシュート
後半19分 CKを2東野が頭で合わせる
後半25分 10山根のドリブルシュート
後半26分 9満田のドリブルシュート
後半42分 10山根のフィードに抜け出した9満田のシュート


広島Yスタメン
      21大迫
  2東野 3イヨハ4里岡
   7力安  17川村
15川井         30東
   9満田  19仙波
      10山根
交代
後半27分 里岡→8藤原
後半27分 川村→12松本
後半33分 川井→32渡部


松本Yスタメン
      21古瀬
 20手塚 13谷口 4丸山
   19岡本 10杉山
2細田        6河地
   7丸山 9髙井
     11小松
交代
確認せず

感想
ここまで快進撃を見せた松本だが今日の試合は主将の5賜は出場停止。プレミア西で首位を走る広島が序盤から攻め込み得点を重ね7-0で広島が大勝した。
松本は今日の試合10杉山がキャプテンマークを巻き中盤で体を張ったプレーを見せた。なお10杉山はFCヴァーデゥア三島の静岡県出身で他にも静岡出身の選手が松本に所属していた。
広島はさすがプレミア西の首位というだけあって、個々の能力の高さを感じさせるプレーを随所に見せていた。選手個々に個性があるのに、チームはトップチーム同様の広島らしさがしっかり出ているあたりは広島というクラブの一貫性についてさすがと言えるところだと感じた。

東西の両横綱が勝ち上がった決勝戦は、11月19日(土)13時よりヤマハスタジアムで行われる。

選手権予選準決勝 @エコパ

2016年11月13日 15時56分42秒 | 高校サッカー・クラブユース
エコパにて選手県予選準決勝を観戦

開誠館 5ー0 桜が丘

得点
前半11分 10今泉のFKを23高岡が頭で合わせる
後半5分 8鈴木が前線で落としたボールを10今泉がミドルシュート
後半20分 10今泉のFK直接
後半27分 13三浦のシュート
後半29分 8鈴木のスルーパスに抜け出した7中村が決める

得点には至らなかった決定機
前半6分 (桜)8白井のCKを9水野が頭で合わせるがGK1中村がファインセーブ
後半12分 (桜)8白井が抜け出しGKと1対1になるがGK1中村がファインセーブ
後半22分 (開)開誠館のクロスを桜が丘DFがハンドでPK。10今泉のPKがクロスバー直撃


開誠館スタメン
      1中村
18山田 14須貝 2内山 6坂東
      16松本
   10今泉   8鈴木
13三浦         11神田
      23高岡
交代
後半9分 神田→5中尾
後半15分 高岡→7中村
後半33分 板東→15岡島(岡島が2列目左、中尾が左SB)
後半41分 松本→9藤田


桜が丘スタメン
      1川窪
3上杉 4高橋 5鈴木晴2八木
    6山田 18山中
 15松下       11安部
    9水野 8白井
交代
後半23分 安部→22鈴木友
後半27分 山田→23大石


感想
開誠館はこれまで右SBで出場していた3河合が欠場。代わりにアンカーに入っていた6坂東が右SBに入り、アンカーには16松本が入った。
桜が丘は主将の7出水が不在。本来CBの18山中がDHに入り、山中が抜けたCBには新人戦、総体でレギュラーCBだった4高橋が入った。
試合は序盤は拮抗した展開も徐々に開誠館がペースをつかみボールを支配するようになる。ボールは支配するもののなかなかシュートの打てない展開だったが、前半の早い時間帯にセットプレーで先制点を奪えたことで開誠館にとっては楽な試合展開となった。
後半桜が丘の守備が不安定になったところを開誠館が見事について連続得点。最終的には5ー0の予想外の大差で開誠館が勝利した。
開誠館は大量得点が目立つ試合だったが、桜が丘に与えた決定機2つをGK1中村がファインセーブでシャットアウトしたことが大きかった。結果的には両チームのGKの差が試合結果に大きく影響した試合だったといえると思う。
応援については両チーム共によく声が出ていてとても良い雰囲気だった。(それだけに会場がガラガラ感の目立つエコパというのが残念)個人的には清桜サンバが好きで清桜サンバを会場に聞きに行っていると言っても過言ではないのだが、その清桜サンバが流れたのが3回だけだったのが残念であと2回位はやってほしかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

静学 1ー2 明誠

得点
前半26分 (明)ドリブルで抜け出した14藤本のクロスを9遠野が決める
後半15分 (明)14藤本のクロスを5田口が決める
後半20分 (静)12戸田の縦パスを受けた8稲葉がシュート

得点には至らなかった決定機
前半20分 (静)8稲葉が角度のないところからシュート放つがDFクリア
前半21分 (明)FKを?が合わせシュート放つが9福原がクリア
前半29分 (静)9福原のクロスを8稲葉が頭で合わせるが枠外
後半1分 (明)18山田のミドルシュートを1山ノ井がファインセーブ
後半22分 (静)12戸田のCKを9福原がシュート放つがDFブロック
後半25分 (静)2坂西のクロスを9福原が頭で合わせるが枠外


静学スタメン
      1山ノ井
  4嶋  3尾崎 5天本
    19清水 14金冨
7若山   7渡井   16伊藤
    9福原 8稲葉
交代
後半18分 清水→12戸田
後半20分 若山→2坂西
後半32分 伊藤→11白川


明誠スタメン
      1秋山
17萩原 6津野 2池谷 7中道
    5田口 10丹羽
 18山田  9遠野  11西澤
      14藤本
交代
後半20分 萩原→3西谷
後半30分 田口→24鈴木
後半40分 藤本→22小林


感想
慎重な戦い方になりやすい決勝トーナメント準決勝としては珍しいノーガードの叩き合い。静学明誠ともに信条とする攻撃サッカーを全面に出して試合に臨んだことで近年まれにみる攻撃の応酬の試合となった。
明誠が持ち前の攻撃力を活かし2得点、その後静学も1点返しさらに静学は同点に追いつこうと攻め込むが、最後は明誠が守りきり2ー1で明誠が勝利した。
明誠は攻撃のキープレーヤーである14藤本のドリブル突破からの2得点。14藤本がバッテリー切れを起こす前に2得点奪えたことで試合を優位に進めることが出来た。明誠は14藤本の他にも10丹羽が前半から積極的に攻撃に絡み、9遠野と18山田も個の強さを見せて静学DFを苦しめた。明誠は前半に個々の強さを発揮し、静学DFはファールでなければ明誠攻撃陣を止められない状況。前半22分の時点で3尾崎が14藤本の対応でイエローを1枚受けたことで、その後の局面のシーンで強く当たれず先制点につながった。
静学は個の力で明誠攻撃陣をシャットアウトすることが出来なかった。また中盤底の潰しが不十分で簡単に前線にボールを入れさせてしまい中盤が間延びしてしまう展開で最終ラインに負担がかかっていた。


観戦ガイド 静学対明誠

2016年11月12日 09時18分17秒 | 高校サッカー・クラブユース
明日の選手権予選準決勝の静学対明誠の試合の当たり障りのない観戦ガイド

今季3試合対戦しており、1勝1敗1分という五分の戦績。

其々の試合レポートは以下のとおり


1月30日(新人戦中部地区大会準決勝)@島田工業G


静学 2ー2(PK3ー1)明誠

得点
前半27分 (静)18堤のクロスを9福原が頭で合わせる
前半40分 (明)11西澤のドリブルシュート
後半26分 (明)18西村のクロスを14津野が決める
後半27分 (静)23渡井のドリブルからのパスを受けた11白井のクロスを5島田が決める

得点には至らなかった決定機
前半10分 (静)18堤のクロスを9福原が頭で合わせるがオフサイドの判定
前半38分 (静)8稲葉がエリア内でPKゲット、9福原がPK蹴るがGJK1秋山がファインセーブ
後半15分 (静)18堤のクロスを8稲葉が合わせるが枠外

静学スタメン
      1山ノ井
13坂西 16山田 2尾崎 18堤
    10若山 5島田
 12天本       11白川
    9福原 8稲葉
交代
後半10分 天本→23渡井(稲葉の1トップ、福原が2列目、渡井トップ下)
後半28分 稲葉→6洪


明誠スタメン
      1秋山
14津野 4山下 13松浦 25八木
    6田口 10丹羽
 7中道  22山田  11西澤
      9遠野
交代
前半36分 山田→18西村
後半0分 田口→8時久
後半9分 中道→3鈴木(鈴木が右SB、津野がFW)
後半27分 八木→20小林(小林がFW、津野が左SB)

感想
2ー2の同点のまま延長戦なしの即PK戦で、山ノ井の2人連続PKストップにより静学が勝利した。
前半は静学が試合を優位に進めた。明誠は本来トップ下の10丹羽をボランチに下げて後ろから丁寧につなごうとしていたが、静学の前線からの守備がよくハマり、静学が高い位置でボールを奪い攻撃をする時間帯が続いた。前半27分に静学が先制した後も試合を優位に進めて前半終了間際に8稲葉がエリア内で倒されPKを獲得。このPKを決めて前半を2ー0で終えたかったところを、明誠GK1秋山が静学のPKをストップ。そこからのカウンターを11西澤がキレのあるドリブル突破で得点に結びつけ1ー1で前半終了。明誠は前半唯一のシュートを得点に結びつけた。
後半は明誠が後ろからつなぐ意識を弱め、10丹羽を2列目に上げどんどん前線にボールを配給。前半に追いついた勢いと前線の能力の高い個を活かして後半は明誠が流れを引き戻した。後半26分に数少ないシュートシーンを決めて明誠が勝ち越し。その直後に静学が23渡井がドリブルで相手を引きつけたところからの展開を5島田が決めてすかさず同点に追いついた。
明誠は、最終ラインからボールをつないで攻撃を組み立てる事をテーマに今日の試合に臨んでいるように感じたが、なかなかうまくいかなかった様子。前線には9遠野10丹羽11西澤といった能力の高い選手が揃っているので、いかにその前線までボールをうまく運ぶかということが今後もテーマになってきそう。また、1GK秋山のPKストップは見事だった。GKの存在感で接戦に持ち込んだ試合といっても良いと思う。
静学は8稲葉と9福原の2トップ気味のシステムが前半よく効いていた。2トップにすることで2列目が渋滞することがなくなり、ボールの受け渡しがだいぶスムーズになっていたし、前線に2人いることで1トップにかかる負担が減っていたし、2列目の渋滞がなくなることで、11白川や12天本の2列目の選手が仕掛けるスペースが生まれていた。2失点した守備は要所を抑えることが出来なかった。ボールを支配し試合のペースを握っていても明誠の前線の選手の個の能力はかなりのもの。それをピンポイントで抑えることが出来ていなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4月9日 プリンスリーグ東海 @清水総合

静学 2ー3 明誠

得点
前半13分 (明)10丹羽のフィード9遠野が折り返して5田口?が決める
前半14分 (静)11渡井のフィードを9福原が決める
前半24分 (明)14藤本がドリブルでDFとGKを抜き去りシュート
前半41分 (明)14藤本のドリブルシュート
後半42分 (静)10若山?のパスを受けた11渡井がドリブルで仕掛け、こぼれ玉を2坂西がシュート


得点には至らなかった決定機
後半ロスタイムに静学が押し込み、ゴール前の混戦から2回ほど決定機作るが決めきれず。

静学スタメン
      1山ノ井
2坂西 3尾崎 4嶋  20天本
    5島田 10若山
 11渡井  7橋本  14水津
      9福原   
交代
後半11分 島田→8稲葉(稲葉がトップ下、橋本がDH)
後半24分 天本→12鈴木
後半26分 橋本→19清水
後半26分 水津→13白川


明誠スタメン
       1秋山
4山下 6津野 2池谷 7中道
    5田口 8時久
 9遠野  10丹羽  18山田
      14藤本
交代
後半26分 藤本→13西村(遠野がFW、西村が2列目)
後半32分 山田→23石山
後半37分 遠野→11西澤
後半39分 時久→17上戸(上戸がトップ下、丹羽がDH)
後半45分 丹羽→16鈴木

感想
明誠が前半のリードを守りきり競り勝った試合。
試合は前半から両チームともハイプレスで運動量の多い試合展開。見応えのあるノーガードの叩き合いという感じだったが、明誠の前線の4人の攻撃力の高さが目立つ前半となった。今季の明誠の攻撃力は静岡県トップと言って良いと思う。10丹羽、9遠野、18山田は静学DF相手に競り勝ちしっかりボールキープをする事が出来ていた。そして今日の試合1トップに入っていた14藤本が2得点の大活躍。昨季はスーパーサブとして活躍していたが、新人戦はベンチ外、復帰戦となった今日のプリンス開幕戦でその能力の高さを見せつけた。明誠はこの攻撃陣に加え、ベンチに11西澤や17上戸がまだスーパーサブとして控えているわけで、今季の明誠の攻撃力はまだまだ進化しそうで末恐ろしい。
また、試合終盤の遠野と時久が後退してベンチに下がるシーンで、時間稼ぎをしそうな場面なのに、両選手共にしっかり走ってタッチラインに戻って来たシーンは高校生らしくて好印象だった。
後半は明誠の運動量がガクンと落ちて静学ペースの試合となったが、明誠の粘り強い守備を崩しきれず、1点差まで追い上げその後も決定機は作り出したが、同点に追いつくことは出来なかった。
静学にとっては前半の3失点が重くのしかかった試合だった。
この試合は、新人戦で最も良かった部分が出せていない試合でもあった。それは守備面でのプレス。新人戦はしっかり相手に体をぶつけ局面で闘っていたが、今日の試合はちょっと間を取って飛び込まないシーンが散見された。今年のチームの良さは守備面でしっかり闘えるというところなので、それが無くなってしまっては、今後どのチームと試合をしても勝つことは出来ないだろう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

8月27日プリンスリーグ東海 @藤枝明誠G

静学 4ー3 明誠

得点
前半10分 (静)10渡井のスルーパスに抜けだした9福原のシュートを飛び出したGK1秋山がはじき、こぼれ玉を10渡井がミドルシュート
前半14分 (静)10渡井が相手GKからボールを奪い取りシュート
前半40分 (明)17上戸のパスを受けた14藤本のシュート
後半5分 (明)7中道CKを2池谷が頭で合わせる
後半12分 (静)13青島がエリア内ドリブルでしかけ倒されPKゲット、9福原がPK決める
後半24分 (静)6島田?からのパスを受けた7若山がエリア内切れ込みクロス9福原が決める
後半38分 (明)7中道がエリア内で倒されPKゲット、10丹羽がPK決める


得点には至らなかった決定機
前半12分 (明)10丹羽のパスを受けた17上戸がシュート放つが枠外
前半13分 (静)6島田のパスを10渡井がすらせて、9福原がシュート放つがGKセーブ
前半17分 (明)14藤本のシュートをGK1山ノ井がファインセーブ
前半24分 (明)7中道のFKを9遠野が頭で合わせるが枠外
後半4分 (明)14藤本がシュート放つがGK1山ノ井がファインセーブ
後半8分 (明)9遠野のクロスを18山田が頭で合わせるがGK1山ノ井がファインセーブ
後半19分 (静)11白川のドリブルシュートをGK1秋山がファインセーブ
後半42分 (明)10丹波が抜け出しシュート放つが枠外
後半43分 (明)FKから11西澤がシュート放つがGK1山ノ井がファインセーブ


静学スタメン
      1山ノ井
  4嶋  15森主 18水津
    6島田 14金冨
13青島         16伊藤
    7若山 10渡井
      9福原
交代
後半9分 伊藤→11白川


明誠スタメン
      1秋山
4山下 6津野 2池谷 7中道
    22小林 10丹羽
 14藤本  18山田  17上戸
      9遠野
交代
前半39分 山下→11西澤
後半30分 上戸→13西村
後半30分 藤本→5田口(田口がDH、丹羽がトップ下、山田が2列目右)


感想
乱打戦となった試合は、最後は静学が逃げ切り勝利した。
試合は前半からハイペースな展開。静学が早い時間帯に2得点挙げるが、明誠も持ち前の攻撃力を活かして後半5分に同点に追いつく。その後は前半のハイペースの影響で両チームとも運動量が落ちた。特に明誠は足が止まって中盤でのプレスが全くかからなくなり静学がボールを支配。後半10分以降は静学の試合展開となり後半12分にエリア内の仕掛けから得たPKで静学が勝ち越し。後半24分にはゆっくりしたボール回しからのチェンジオブペースで一気に明誠DFを切り裂き4点目。後半途中からペースを握った静学が後半の2得点で試合をほぼ決めた。
明誠は後半10分以降は運動量が落ちて良いところ無しだったが、後半38分にPKを得て1点差に詰め寄るとそこから息を吹き返し試合終了間際に静学ゴールを脅かしたが同点には追いつけなかった。
互いに守備に甘いところが出たが、持ち味をよく発揮していた試合だったと思う。明誠は攻撃陣がとにかく強力。9遠野のジャンプ力や14藤本の力強いドリブル、18山田の身体能力など1人1人の能力が非常に高く、それを抑える静学守備陣はかなり苦労していた。
静学は前半のオーバーペース後、後半にしっかり自分たちペースの時間を作って試合に勝ち切ったところが大きい。出来れば後半相手の足が止まっペースを握り4-2でリードした後、しっかりと試合をコントロールして明誠が息を吹き返すチャンスを与えず何事も無く4-2で試合を終わらせたかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

明誠は4山下、静学は3尾崎が怪我でここまで出場できていない。共に守備の主力を1人ずつ欠いた状態での試合となるか?

明誠の見所は間違いなく攻撃面。10丹羽、11西澤、18山田、9遠野、14藤本といった攻撃陣の顔ぶれは県内1.全国的にもトップレベル。特に14藤本のドリブルでの打開力は全国屈指と言って良いと思う。藤本については前半はスーパーなプレーを見せるが後半になると一気に運動量が落ちる試合が多かったが、最近は運動量がついてきたのか後半になってもガクンと運動量が落ちる試合が減ったように思う。
選手権ここまでの戦いを見ると、11西澤、9遠野、18山田の2列目の選手たちの動きがあまり目立たず藤本ばかりが目立っている状態が気になる。他に注目したい選手はここまでボランチでの出場が続いている10丹羽。元々トップ下の選手だが前線は駒が豊富な今年の明誠のチーム事情により中盤底でボールのつなぎ役のプレーが続いている。技術はチーム1なので状況によってはトップ下にポディション変更してくることが考えられる。
他には左足のキックの精度が高い7中道。FKで直接試合を決める力を持っている。2年生5田口も総合力の高い選手。攻撃力があるが中盤でバランスを取ることもできる来年の中心選手。

静学は春先の4バックから3バックに変更して試合を重ねるごとに守備の安定感が増してきた。全員がハードワークをこなすことが出来れば明誠の協力攻撃陣を抑えることは不可能ではないと思う。

日本対オマーン

2016年11月12日 09時11分24秒 | A代表
日本 4-0 オマーン

得点:大迫2、清武、小林

収穫は大迫だけ。大迫以外の収穫を見つけるのが難しい試合。
あえて収穫を言うなら、途中出場の小林が中盤が機能しない展開ながらも終了間際に1点もぎ取った事。永木が初先発ながらも良く動いていた事。

後半に見せた4トップ、ダブルボランチの小林を実質トップ下、山口のワンボランチというフォーメーションは、中盤がスカスカになり全く機能せず。完全に空振りに終わった。

大迫の収穫と、4トップの空振りで結果プラマイ0という試合だった。

選手権予選準々決勝 @草薙陸上

2016年11月05日 22時06分43秒 | 高校サッカー・クラブユース
草薙陸上にて選手県予選準々決勝を観戦

静学 2ー0 富士市立

得点
後半1分 16伊藤のクロスを9福原が体でつめる
後半8分 10渡井のドリブルからのクロスを7若山が合わせる

得点には至らなかった決定機
前半4分 (静)16伊藤?からのパスを受けた9福原のシュートが枠外
前半5分 (静)左サイドからのクロスを9福原が頭で合わせるが枠外
前半14分 (静)7若山のFKを4嶋がつめるが合わせられず
前半15分 (富)6青野が10石田とワンツーで抜け出しシュート放つが4嶋がブロック


静学スタメン
      17田原
  20岡野 4嶋  5天本
    14金冨 19清水
24水津   18橋本  16伊藤
    9福原 7若山
交代
後半0分 水津→8稲葉(稲葉がFW、若山が右サイド)
後半0分 橋本→10渡井

富士市立スタメン
      21中渡瀬
13山本 2鈴木洋4船山 5鈴木淳
    7豊島 6青野
 20平下  11望月  10石田
      8野村
交代
後半15分 平下→18上妻
後半20分位から石田がFW、野村がトップ下、望月が右サイドにポディションチェンジ
後半35分 望月→14三輪
後半36分 山本→3奈良

感想
共に持ち味を出し合った試合、静学が全体的に優位に試合を進め後半の2得点で静学が勝利した
富士市立は足下の技術に秀でた選手が多く、中盤でしっかりつなぐスタイル。今日の試合も静学相手に引いて守るようなことはなく、前線から積極的にプレスをかけて高い位置でボールを奪い、持ち味の技術を活かしたサッカーをやろうとしていた。全体的に静学にボールを支配され、押し込まれる展開の方が多かったが、富士市立は自分たちの攻撃の時間もしっかり作り決定機も作り出した。今日の試合は敗れたが、これまでの観戦経験上、相手に関わらず自分たちのスタイルを貫けるチームは、長い目で見たら今後まだまだ成長する可能性がある良いチーム。今日の富士市立の戦い方はそんな感じだった。
静学は優位に試合を進めるもなかなか決めきれない展開。後半速い時間帯に2得点奪いその後は相手にシュートを打たせず完封した。今日の試合でもっとも良かったのは、相手にほとんどシュートを打たせず無失点で終えたこと。今のチームは全試合しっかり無失点に抑える事が出来るチームだし、それが出来れば結果は自然と付いてくる。80分で1点取れれば得点の数は正直言ってどうでも良い。そういう訳でこの試合一番の課題は、前半に1つ決定機を作られたこと。そして後半にDFがお見合いしてロングボールをワンバウンドさせてしまったところからシュートを打たれたこと。中盤底の潰しもまだまだ弱い。今年ダブルトップチームで戦ってきた今年の選手層については、間違いなく県トップ。仮に今日スタメンで出た選手が明日5人怪我しても全く問題ない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

開誠館 2ー0 オイスカ

得点
前半16分 11神田のシュータリングのクリアを拾った8鈴木がミドルシュート
後半19分 13三浦のクロスを5中尾が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
前半6分 (オ)9渡辺をドリブルシュートをGkがはじきこぼれ玉を10松下がつめるがDFブロック
後半23分 (開)15岡島から10今泉、8鈴木とつなぎ8鈴木がシュート放つがGK1伊東がファインセーブ
後半38分 (開)クロスを11神田がボレーで合わせるがポスト直撃
後半40分 (開)15岡島のドリブルシュートをGK1伊東がファインセーブ


開誠館スタメン
      1中村
18山田 14須貝 2内山 3河合
      6板東
   10今泉   8鈴木
13三浦         11神田
      7中村
交代
後半9分 三浦→15岡島
後半9分 河合→5中尾
後半9分より以下の通りシステム変更
   1
18 14 2 5
   6
 11   10
   8
  15 7

後半35分 今泉→16松本


オイスカスタメン
      1伊東
2花井 4李  3沈  13植松
    22乗松 7吉田
 23伊藤  8武藤  9渡辺
      10松下
交代
後半0分 乗松→11金沢(金沢が右サイド、伊藤がDH)
後半20分 金沢→19鶴岡
後半25分 伊藤→16井口

感想
開誠館が自力の差を見せ勝利した試合。
開誠館の出来は前の試合に比べたら良くなかった。前の試合は前半が非常に良い出来で後半は息切れして丁重な出来だった。今日の試合は前半開始早々にオイスカが積極的に前に出てきたことで開誠館は出鼻をくじかれリズムをつかめなかった。クロスボールの跳ね返りを8鈴木がねじ込み開誠館が先制するが、その後は拮抗した試合展開のまま前半終了。
後半はハーフタイムに気合いを入れ直してきたオイスカが再び圧力を強めて開誠館ゴールを脅かすが、決定機は作れず。
1点リードするも、なかなかペースのつかめない開誠館は、後半9分に2人同時に選手交代。1点リードの開誠館が守備的に守るのではなく、より攻撃的な選手を投入し追加点を奪いにいく采配をみせた。
結果的には狙い通り交代で入った選手が追加点を奪い、2ー0で開誠館が勝利したが、駄目押しの3点目を奪うことが出来なかった事など、攻撃面でもう一押し迫力が足りなかった。
オイスカは8武藤9渡辺10松下を中心に開誠館ゴールを脅かした。前後半ともに開始15分は開誠館を押し込みペースを握っていた。後半に追加点を奪われ2ー0となった後、開誠館に押し込まれ集中が切れそうになった展開となったが、集中を切らすことなく走りきり3点目を奪われなかった事は見事だった。

高校サッカー選手権予選 決勝トーナメント1回戦

2016年11月03日 15時23分21秒 | 高校サッカー・クラブユース
藤枝市民Gにて選手県予選決勝トーナメント1回戦を観戦

明誠 4ー0 浜名

得点
前半19分 ペナルティーアーク付近でボールを受けた14藤本がドリブルで浜名DFをぶっこ抜きシュート
前半32分 9遠野がドリブルで仕掛け倒されFKゲット、7中道がFKを直接決める
後半6分 14藤本がドリブルでDFを1人抜きシュート
後半27分 18山田のスルーパスに抜けだした14藤本がクロス、11西澤が決める

得点には至らなかった決定機
前半6分 (明)14藤本がターンからのシュート放つが3鈴木がブロック
前半11分 (明)10丹羽からの展開、11西澤のクロスを14藤本がシュート放つがGK田島がファインセーブ
後半37分 (明)11西澤のミドルシュートをGKセーブ
後半38分 (浜)左からのクロスを8戸塚が合わせるが2池谷がブロック


明誠スタメン
      1秋山
17萩原 6津野 2池谷 7中道
    10丹羽 5田口
 18山田  9遠野  11西澤
      14藤本
交代
後半24分 萩原→3西谷
後半28分 山田→22小林
後半30分 遠野→15上戸
後半36分 津野→19村松
後半36分位 小林がトップ下、上戸が右サイドにポディションチェンジ

浜名スタメン
      12田島
2山口 4西尾 3鈴木 17杉本
    14松井 7前野
 10大澤       6竹中
    9守屋 8戸塚
交代
前半38分 松井→25岩崎
後半7分 竹中→11鈴木
後半16分 大澤→13伊藤
後半22分 岩崎が2枚目イエローで退場 鈴木がDH、守屋が2列目左、戸塚の1トップ
後半28分 守屋→15染葉

感想
明誠が大量得点で快勝した試合。
試合前半から明誠が決定機を作り出し、明誠ペースで試合が進んだ。
前半早々に14藤本がドリブル突破から決定機を作り出すと前半19分に14藤本が相手DFをドリブルで切り裂き先制。前半に9遠野のドリブルから得たFKを7中道が左足で直接決めて追加点。後半は明誠の攻撃がややペースダウンし決定機があまり作り出せなくなるも2点追加し4ー0で明誠が勝利した。
明誠は縦並びの2トップにボランチの10丹羽がトップ下の位置まであがってきてゲームを組み立てるシーンが多かった。また、14藤本がドリブルでの打開力で違いを見せて決定機を作り出すシーンが目立った。浜名DFは14藤本の突破を止めることが出来なかった。前半の明誠の攻撃は14藤本に当てるシーンがほとんど。両サイドの11西澤や18山田の所から作る決定機がほとんど無かった。
浜名は昨年2年生の頃からレギュラーで出ている選手がほとんどでスタメンはGK以外の10人が3年生。足下に技術のある選手が多く、いわゆる勝負の年だが、夏まで左SBでキャプテンマークを巻いていた野沢が不在。選手登録からも外れており怪我か?引退か?
浜名は明誠にボールを支配され持ち前の攻撃力を見せられるシーンは少なかった。後半に1人退場者を出し10人になったが、それで集中を切らして大量失点する事は無く、最後まで集中して闘っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

開誠館 ー 清水東 ※後半25分まで観戦

得点
前半7分 (開)スルーパスに抜けだした13三浦がクロス、8鈴木が決める
前半17分 (開)GKのキックミスを拾った5中尾のミドルシュート
前半26分 (清)10出口のFKをファーサイドで9永島が合わせる
前半31分 (開)10今泉のCKを23高岡が頭で合わせる
後半16分 (開)10今泉がドリブルで持ち上がりサイドへ展開、7中村のクロスを11神田が決める

得点には至らなかった決定機
後半3分 (開)10今泉のFKを13三浦が頭で合わせるがGKセーブ

開誠館スタメン
      1中村
18山田 14須貝 2内山 3河合
      6板東
   10今泉   8鈴木
13三浦         5中尾
      23高岡
交代
後半11分 高岡→7中村
後半11分 中尾→11神田
後半22分 板東→15岡島(今泉がアンカー、岡島がフロントボランチ)

清水東スタメン
      1岡本
23上原 5富岡 20良知 2伊藤
    7坂本 10出口
 13勝俣       3永島
    9松永 6小林
交代
前半21分 小林→16中澤
前半37分 出口→11鹿島
前半37分 良知→15新井(新井がDH、鹿島が2列目、永島が左SB、伊藤がCB)
後半19分 新井→8古島


感想
開誠館ぺースだった試合。
開誠館は最近のプリンスリーグで見た時と戦い方を変えていた。前見たときは6板東が1トップで10今泉と8鈴木のダブルボランチで「守備をしっかり」という感じだったが、今日は6板東がアンカーで10今泉と8鈴木はフロントボランチという位置取りで、全員攻撃全員守備のトータルフットボールという感じだった。前半は全員が連動した良い内容だったが、後半にはいると選手の集中が続かず開誠館はペースダウン。元々全員が連動しなければいけないレベルの高いことをやろうとして、前半はそれが表現できたけれど、後半まではもたなかったという感じ。
選手個人については14須貝がCBの位置から各選手に指示を出しチームの舵取り役をしている姿が印象的だった。今日の開誠館の戦い方はチーム全体のバランスを取るのが大変なので14須貝にかかる負担は大きかったと思った。
清水東はスタメンに3年生が3人、2年生が5人、1年生が3人という若い陣容。若い選手達が開誠館の試合運びに対応できないという感じだった。後半にはいると開誠館がペースダウンしたことにより清水東の攻撃の時間も生まれたが、決定機を作り出すには至らなかった。

選手権静岡県予選 展望

2016年11月03日 00時50分30秒 | 高校サッカー・クラブユース
選手権静岡県予選は3日から決勝トーナメントに突入する。
今年の静岡県予選の展望をザックリ予想してみる。(静学は贔屓目になってしまい偏った予想になってしまうので、静学を除いて予想する)

本命:開誠館
対抗:明誠
注目:藤枝東・桜が丘

守備の開誠館と攻撃の明誠が優勝を争うというのが今年の構図でそれを藤枝東と桜が丘が追いかける格好。

開誠館:トップ下タイプの今泉とFWの鈴木のチームの攻撃の主軸2人でダブルボランチを組ませて「まずは守備をしっかりと」という戦い方にして、選手権を取りに来た。守備の粘り強さは今静岡県で一番と言って良いと思う。ここ数年、目先の勝利を獲りにきてタイトルを取り逃している年が続いているが、結果最優先の戦い方で臨む今回の選手権で初タイトル獲得なるか注目。
※決勝トーナメント1回戦では守備的な戦い方ではなく、全員攻撃全員守備で戦っていました。難易度の高い戦術なので強豪相手にどこまでできるか不透明ですが、積極的にレベルの高い戦術にチャレンジすることには好感が持てました。

明誠:攻撃陣の破壊力は県トップで全国でも上位クラス。それに対して守備は不安が残る。2列目の人材が豊富という事もあって本来トップ下の丹波をボランチで起用しているが、中村俊輔をボランチで起用しているような感じで正直もったいない。ダブルボランチとDFの守備に不安は残るが、攻撃陣にそれを補って余りある爆発力があるので勢いに乗れば一気に優勝を決める力がある。

藤枝東:昨年の優勝メンバーが多く残り今年の優勝候補本命のはずだったが、選手権の初戦敗退からチームが自信喪失になりそれを引きずって1年が経ってしまった。さらにDFリーダーの久松が選手権を前に引退、本来ボランチの山口がCBに入り、FWで起用したい岩田もCBで起用。とにかく最終ラインではね返すチーム戦術で選手権に臨む形になりそう。攻撃は2トップの曽根2人が軸だが、スーパーサブで起用されるであろう1年生の平尾にも注目したい。

桜が丘:2年生に有望な選手が多く、来年に向けてチーム作りを進めている状態だが、隙あらば優勝を狙う姿勢で臨む選手権。今は、カウンター主体の「清商」スタイルから、パスサッカーの「桜が丘」へのスタイル変更作業3年計画の2年目の年。来年のスタイル変更完了に向けて作業はだいぶ進んでいる様子。