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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

観戦ガイド 静学対明誠

2016年11月12日 09時18分17秒 | 高校サッカー・クラブユース
明日の選手権予選準決勝の静学対明誠の試合の当たり障りのない観戦ガイド

今季3試合対戦しており、1勝1敗1分という五分の戦績。

其々の試合レポートは以下のとおり


1月30日(新人戦中部地区大会準決勝)@島田工業G


静学 2ー2(PK3ー1)明誠

得点
前半27分 (静)18堤のクロスを9福原が頭で合わせる
前半40分 (明)11西澤のドリブルシュート
後半26分 (明)18西村のクロスを14津野が決める
後半27分 (静)23渡井のドリブルからのパスを受けた11白井のクロスを5島田が決める

得点には至らなかった決定機
前半10分 (静)18堤のクロスを9福原が頭で合わせるがオフサイドの判定
前半38分 (静)8稲葉がエリア内でPKゲット、9福原がPK蹴るがGJK1秋山がファインセーブ
後半15分 (静)18堤のクロスを8稲葉が合わせるが枠外

静学スタメン
      1山ノ井
13坂西 16山田 2尾崎 18堤
    10若山 5島田
 12天本       11白川
    9福原 8稲葉
交代
後半10分 天本→23渡井(稲葉の1トップ、福原が2列目、渡井トップ下)
後半28分 稲葉→6洪


明誠スタメン
      1秋山
14津野 4山下 13松浦 25八木
    6田口 10丹羽
 7中道  22山田  11西澤
      9遠野
交代
前半36分 山田→18西村
後半0分 田口→8時久
後半9分 中道→3鈴木(鈴木が右SB、津野がFW)
後半27分 八木→20小林(小林がFW、津野が左SB)

感想
2ー2の同点のまま延長戦なしの即PK戦で、山ノ井の2人連続PKストップにより静学が勝利した。
前半は静学が試合を優位に進めた。明誠は本来トップ下の10丹羽をボランチに下げて後ろから丁寧につなごうとしていたが、静学の前線からの守備がよくハマり、静学が高い位置でボールを奪い攻撃をする時間帯が続いた。前半27分に静学が先制した後も試合を優位に進めて前半終了間際に8稲葉がエリア内で倒されPKを獲得。このPKを決めて前半を2ー0で終えたかったところを、明誠GK1秋山が静学のPKをストップ。そこからのカウンターを11西澤がキレのあるドリブル突破で得点に結びつけ1ー1で前半終了。明誠は前半唯一のシュートを得点に結びつけた。
後半は明誠が後ろからつなぐ意識を弱め、10丹羽を2列目に上げどんどん前線にボールを配給。前半に追いついた勢いと前線の能力の高い個を活かして後半は明誠が流れを引き戻した。後半26分に数少ないシュートシーンを決めて明誠が勝ち越し。その直後に静学が23渡井がドリブルで相手を引きつけたところからの展開を5島田が決めてすかさず同点に追いついた。
明誠は、最終ラインからボールをつないで攻撃を組み立てる事をテーマに今日の試合に臨んでいるように感じたが、なかなかうまくいかなかった様子。前線には9遠野10丹羽11西澤といった能力の高い選手が揃っているので、いかにその前線までボールをうまく運ぶかということが今後もテーマになってきそう。また、1GK秋山のPKストップは見事だった。GKの存在感で接戦に持ち込んだ試合といっても良いと思う。
静学は8稲葉と9福原の2トップ気味のシステムが前半よく効いていた。2トップにすることで2列目が渋滞することがなくなり、ボールの受け渡しがだいぶスムーズになっていたし、前線に2人いることで1トップにかかる負担が減っていたし、2列目の渋滞がなくなることで、11白川や12天本の2列目の選手が仕掛けるスペースが生まれていた。2失点した守備は要所を抑えることが出来なかった。ボールを支配し試合のペースを握っていても明誠の前線の選手の個の能力はかなりのもの。それをピンポイントで抑えることが出来ていなかった。

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4月9日 プリンスリーグ東海 @清水総合

静学 2ー3 明誠

得点
前半13分 (明)10丹羽のフィード9遠野が折り返して5田口?が決める
前半14分 (静)11渡井のフィードを9福原が決める
前半24分 (明)14藤本がドリブルでDFとGKを抜き去りシュート
前半41分 (明)14藤本のドリブルシュート
後半42分 (静)10若山?のパスを受けた11渡井がドリブルで仕掛け、こぼれ玉を2坂西がシュート


得点には至らなかった決定機
後半ロスタイムに静学が押し込み、ゴール前の混戦から2回ほど決定機作るが決めきれず。

静学スタメン
      1山ノ井
2坂西 3尾崎 4嶋  20天本
    5島田 10若山
 11渡井  7橋本  14水津
      9福原   
交代
後半11分 島田→8稲葉(稲葉がトップ下、橋本がDH)
後半24分 天本→12鈴木
後半26分 橋本→19清水
後半26分 水津→13白川


明誠スタメン
       1秋山
4山下 6津野 2池谷 7中道
    5田口 8時久
 9遠野  10丹羽  18山田
      14藤本
交代
後半26分 藤本→13西村(遠野がFW、西村が2列目)
後半32分 山田→23石山
後半37分 遠野→11西澤
後半39分 時久→17上戸(上戸がトップ下、丹羽がDH)
後半45分 丹羽→16鈴木

感想
明誠が前半のリードを守りきり競り勝った試合。
試合は前半から両チームともハイプレスで運動量の多い試合展開。見応えのあるノーガードの叩き合いという感じだったが、明誠の前線の4人の攻撃力の高さが目立つ前半となった。今季の明誠の攻撃力は静岡県トップと言って良いと思う。10丹羽、9遠野、18山田は静学DF相手に競り勝ちしっかりボールキープをする事が出来ていた。そして今日の試合1トップに入っていた14藤本が2得点の大活躍。昨季はスーパーサブとして活躍していたが、新人戦はベンチ外、復帰戦となった今日のプリンス開幕戦でその能力の高さを見せつけた。明誠はこの攻撃陣に加え、ベンチに11西澤や17上戸がまだスーパーサブとして控えているわけで、今季の明誠の攻撃力はまだまだ進化しそうで末恐ろしい。
また、試合終盤の遠野と時久が後退してベンチに下がるシーンで、時間稼ぎをしそうな場面なのに、両選手共にしっかり走ってタッチラインに戻って来たシーンは高校生らしくて好印象だった。
後半は明誠の運動量がガクンと落ちて静学ペースの試合となったが、明誠の粘り強い守備を崩しきれず、1点差まで追い上げその後も決定機は作り出したが、同点に追いつくことは出来なかった。
静学にとっては前半の3失点が重くのしかかった試合だった。
この試合は、新人戦で最も良かった部分が出せていない試合でもあった。それは守備面でのプレス。新人戦はしっかり相手に体をぶつけ局面で闘っていたが、今日の試合はちょっと間を取って飛び込まないシーンが散見された。今年のチームの良さは守備面でしっかり闘えるというところなので、それが無くなってしまっては、今後どのチームと試合をしても勝つことは出来ないだろう。


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8月27日プリンスリーグ東海 @藤枝明誠G

静学 4ー3 明誠

得点
前半10分 (静)10渡井のスルーパスに抜けだした9福原のシュートを飛び出したGK1秋山がはじき、こぼれ玉を10渡井がミドルシュート
前半14分 (静)10渡井が相手GKからボールを奪い取りシュート
前半40分 (明)17上戸のパスを受けた14藤本のシュート
後半5分 (明)7中道CKを2池谷が頭で合わせる
後半12分 (静)13青島がエリア内ドリブルでしかけ倒されPKゲット、9福原がPK決める
後半24分 (静)6島田?からのパスを受けた7若山がエリア内切れ込みクロス9福原が決める
後半38分 (明)7中道がエリア内で倒されPKゲット、10丹羽がPK決める


得点には至らなかった決定機
前半12分 (明)10丹羽のパスを受けた17上戸がシュート放つが枠外
前半13分 (静)6島田のパスを10渡井がすらせて、9福原がシュート放つがGKセーブ
前半17分 (明)14藤本のシュートをGK1山ノ井がファインセーブ
前半24分 (明)7中道のFKを9遠野が頭で合わせるが枠外
後半4分 (明)14藤本がシュート放つがGK1山ノ井がファインセーブ
後半8分 (明)9遠野のクロスを18山田が頭で合わせるがGK1山ノ井がファインセーブ
後半19分 (静)11白川のドリブルシュートをGK1秋山がファインセーブ
後半42分 (明)10丹波が抜け出しシュート放つが枠外
後半43分 (明)FKから11西澤がシュート放つがGK1山ノ井がファインセーブ


静学スタメン
      1山ノ井
  4嶋  15森主 18水津
    6島田 14金冨
13青島         16伊藤
    7若山 10渡井
      9福原
交代
後半9分 伊藤→11白川


明誠スタメン
      1秋山
4山下 6津野 2池谷 7中道
    22小林 10丹羽
 14藤本  18山田  17上戸
      9遠野
交代
前半39分 山下→11西澤
後半30分 上戸→13西村
後半30分 藤本→5田口(田口がDH、丹羽がトップ下、山田が2列目右)


感想
乱打戦となった試合は、最後は静学が逃げ切り勝利した。
試合は前半からハイペースな展開。静学が早い時間帯に2得点挙げるが、明誠も持ち前の攻撃力を活かして後半5分に同点に追いつく。その後は前半のハイペースの影響で両チームとも運動量が落ちた。特に明誠は足が止まって中盤でのプレスが全くかからなくなり静学がボールを支配。後半10分以降は静学の試合展開となり後半12分にエリア内の仕掛けから得たPKで静学が勝ち越し。後半24分にはゆっくりしたボール回しからのチェンジオブペースで一気に明誠DFを切り裂き4点目。後半途中からペースを握った静学が後半の2得点で試合をほぼ決めた。
明誠は後半10分以降は運動量が落ちて良いところ無しだったが、後半38分にPKを得て1点差に詰め寄るとそこから息を吹き返し試合終了間際に静学ゴールを脅かしたが同点には追いつけなかった。
互いに守備に甘いところが出たが、持ち味をよく発揮していた試合だったと思う。明誠は攻撃陣がとにかく強力。9遠野のジャンプ力や14藤本の力強いドリブル、18山田の身体能力など1人1人の能力が非常に高く、それを抑える静学守備陣はかなり苦労していた。
静学は前半のオーバーペース後、後半にしっかり自分たちペースの時間を作って試合に勝ち切ったところが大きい。出来れば後半相手の足が止まっペースを握り4-2でリードした後、しっかりと試合をコントロールして明誠が息を吹き返すチャンスを与えず何事も無く4-2で試合を終わらせたかった。

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明誠は4山下、静学は3尾崎が怪我でここまで出場できていない。共に守備の主力を1人ずつ欠いた状態での試合となるか?

明誠の見所は間違いなく攻撃面。10丹羽、11西澤、18山田、9遠野、14藤本といった攻撃陣の顔ぶれは県内1.全国的にもトップレベル。特に14藤本のドリブルでの打開力は全国屈指と言って良いと思う。藤本については前半はスーパーなプレーを見せるが後半になると一気に運動量が落ちる試合が多かったが、最近は運動量がついてきたのか後半になってもガクンと運動量が落ちる試合が減ったように思う。
選手権ここまでの戦いを見ると、11西澤、9遠野、18山田の2列目の選手たちの動きがあまり目立たず藤本ばかりが目立っている状態が気になる。他に注目したい選手はここまでボランチでの出場が続いている10丹羽。元々トップ下の選手だが前線は駒が豊富な今年の明誠のチーム事情により中盤底でボールのつなぎ役のプレーが続いている。技術はチーム1なので状況によってはトップ下にポディション変更してくることが考えられる。
他には左足のキックの精度が高い7中道。FKで直接試合を決める力を持っている。2年生5田口も総合力の高い選手。攻撃力があるが中盤でバランスを取ることもできる来年の中心選手。

静学は春先の4バックから3バックに変更して試合を重ねるごとに守備の安定感が増してきた。全員がハードワークをこなすことが出来れば明誠の協力攻撃陣を抑えることは不可能ではないと思う。

日本対オマーン

2016年11月12日 09時11分24秒 | A代表
日本 4-0 オマーン

得点:大迫2、清武、小林

収穫は大迫だけ。大迫以外の収穫を見つけるのが難しい試合。
あえて収穫を言うなら、途中出場の小林が中盤が機能しない展開ながらも終了間際に1点もぎ取った事。永木が初先発ながらも良く動いていた事。

後半に見せた4トップ、ダブルボランチの小林を実質トップ下、山口のワンボランチというフォーメーションは、中盤がスカスカになり全く機能せず。完全に空振りに終わった。

大迫の収穫と、4トップの空振りで結果プラマイ0という試合だった。