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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-22五輪代表アジア最終予選メンバー紹介 (続き)

2011年09月09日 22時11分15秒 | オリンピック代表
山本(磐田)
この選手のハイライトは3年次のクラブユース選手権準決勝(@ニッパツ)の広島Y戦だろう。4-3で磐田Yが勝利した結果、静学が繰り上げで高円宮杯出場権を獲得した試合。
山本はこの試合1人で全4得点をたたき出した。FK、ヘディング、右左足、得点の種類がワンパターンでなく全て異なった形からの得点だった。昔は福西2世などと呼ばれたが、磐田の黄金時代を振り返り若い選手に対してすぐに「○○2世」と呼ぶのはやめてほしい。いまは磐田で大型の器用貧乏になりつつある。ストロングポイントをハッキリさせてほしい選手。


清武(C大阪)
今やA代表で欠かせない存在になった。大分Y時代は、テクニックは一流だが体の使い方に課題があったが、持ち前のテクニックというストロングポイントを活かして課題をうまく克服した感じに見える。本田不在の今、日本で最も安定して全線でボールをキープできる選手だろう。


山村(流経大)
国見高校時代は大きな注目を集めなかったが、大学4年間で大きく評価を伸ばした。CBとDHで起用できるが、五輪代表ではDHでの起用となりそう。体が強く守備力があり、正確なフィードボールが蹴られる優等生。



山田(浦和)
U-17W杯の頃から常に代表に呼ばれ続けていたが、最近は怪我で長期離脱していた。センスがあり判断が早いのが特徴だと思う。ユース代表の頃はDHで出場していたが最近は2列目でのプレーが増えている。個人的には山村をCBに置き山田がDHに入る形を見てみたいのだが。


東(大宮)
大分Y出身でユース時代から注目されていたが、ユース代表にはあまり選ばれることがなかった。トップ昇格した後はJ2に落ちたチームで出場機会を得て五輪代表に選出されるようになりアジア大会優勝で関塚監督の信頼を得た。個人的には成り上がり者というイメージが強い。安定しているが消える時間も多いという印象が強い。


山口(C大阪)
ユース時代はピッチの中央に君臨していた存在感のある選手だった。C大阪Yの攻撃は全て山口が起点となり山口を経由して攻撃が作られていたと思うほど、チームの中心にいたという印象が強い。トップ昇格後は出場機会を得られずくすぶっている感じ。山本(磐田)同様にポテンシャルは非常に高い選手なので五輪代表での活躍を足掛かりに飛躍してほしい。


扇原(C大阪)
左足のキックの精度が魅力のCB。最近はDHでも起用されている。ユース代表の時はディフェンスの中心選手だったが、怪我の影響でアジア予選に出場できなかった。そして扇原を書いたチームはU-20W杯出場権を獲得することができなかった。昔どこかの雑誌の選手紹介文で「扇の要に位置する選手、最後尾でチームをしっかりまとめる」というような表現をしていてうまいことを言うと感じた。


永井(名古屋)
九州国際大付属高校で選手権に出場した時から「神速のFW」などと評価され、当時からそのスピードは高く評価されていた。U-19アジア最終予選の時は最後の最後までチームのエースが決まらない中で、予選が始まってからその試合の中で得点を量産しチームのエースとして活躍した。


山崎(磐田)
八千代高校で選手権に出場した時はゴン中山に「ギュンギュン」という愛称をつけられていた。長く公式戦に出られない日々が続いていたが、昨年くらいからようやく試合出場機会が増えてきた。独特のドリブルは前線での起点になりアジア大会優勝にも大きく貢献した。2列目左のポディションには宮市や香川、宇佐美などそうそうたる顔ぶれが海外に控えている一番レギュラー争いの厳しいポディション。



大迫(鹿島)
選手権での大迫フィーバーが今も記憶に新しい。やはりこの選手の一番の特徴はターンだろう。ゴールに背中を向けてトラップしてからのターンの早さは高校生の頃から別格だった。鹿島での現在の活躍についてはまだまだ。もっと活躍してほしい選手。


原口(浦和)
江南南の天才小学生が全小大会を騒がせてからもう約8年。トップチームに上がってからは持ち前のドリブルがなかなか通用せず壁に当たっていた感じだったが、今年ついにそのドリブルで壁を破った(かな?)。ジョーカーとしての起用になるだろうがどこまでもエゴイストにやってほしい選手。



【余談】
H18年度の高校選手権、当時のエルゴラに選手権出場選手の中で注目の選手3人をピックアップした特集記事があった。
その3人は、永井(九州国際大付属)、山崎(八千代)、杉浦(静学)。
記事の内容はうる覚えだが、おおよそ以下のような内容だった。

この3人の名前を聞いてすぐに共通点が分かった人はかなりの通だろう。
この3人の共通点は「早生まれ」であるということ。
つまりロンドン五輪に出場出来る選手の中で最も最年長となる選手達という事になる。
今回の選手権出場選手は、取り上げた3人のように能力の高い早生まれのアタッカーが多い。
約5年後、彼らが中心になってロンドン五輪を戦っているかもしれない。


その記事から4年経って、3人中2人が最終予選メンバー入り。杉浦にもまだまだチャンスはある!

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